JP2560605Y2 - スピーカの配線構造 - Google Patents

スピーカの配線構造

Info

Publication number
JP2560605Y2
JP2560605Y2 JP1990018917U JP1891790U JP2560605Y2 JP 2560605 Y2 JP2560605 Y2 JP 2560605Y2 JP 1990018917 U JP1990018917 U JP 1990018917U JP 1891790 U JP1891790 U JP 1891790U JP 2560605 Y2 JP2560605 Y2 JP 2560605Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damper
conductive
network
speaker
wiring structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990018917U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03111095U (ja
Inventor
良雄 坂本
弘幸 熊倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kenwood KK filed Critical Kenwood KK
Priority to JP1990018917U priority Critical patent/JP2560605Y2/ja
Publication of JPH03111095U publication Critical patent/JPH03111095U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2560605Y2 publication Critical patent/JP2560605Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ダンパーに導電部を装着したスピーカにお
いて、該ダンパー上の導電部とネットワーク部との接続
配線を簡略化するようにした配線構造に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来より、第5図に示すように、ボイスコイル3を磁
気回路2における磁気ギャップの中心に保持するための
ダンパー5として、同心円状の波形のコルゲーションを
有する織布、不織布からなるダンパー5上に上記コルゲ
ーションの形状に沿った形態で導電部4を設けたスピー
カユニット1がある。
この場合の導電部4とスピーカキャビネット内に設置
したネットワーク部8とを接続する配線構造としては、
上記導電部4の外端部をフレーム7に取り付けた入力端
子19に接続し、該入力端子19と上記ネットワーク部8の
ネットワーク基板11とを導電ケーブル20で接続してい
た。
なお、図中、6は振動板、13はボイスコイルボビン、
12はバッフル板、18はネットワーク素子を示している。
[考案が解決しようとする課題] ところが上記した従来のスピーカの配線構造にあって
は、入力端子や導電ケーブル等の部品を必要として部品
点数が増加するのは勿論、ハンダ付け等の配線工程が増
加することからコストアップとなる欠点がある。
また、ダンパーに通常の形態で銅箔等の導電材を貼着
したものにおいては導電材の剥離や断線等のために実用
に耐えないし、導電材を織り込んだものにおいてはダン
パーの柔軟性や応動性に欠ける等の欠点があるために実
用上実施できない欠点があった。
特に、このような通常の形態の導電材を装着せしめた
ダンパーとキャビネット内部のネットワーク部等とを接
続するに際して、例えば、ダンパーの外周部に導出部を
設けて該導出部上に導電材を這わせたとしても導電材の
外端部に端子金具等を設けないと配線接続が困難であ
り、導電材の端部とネットワーク部とを直接接続したり
することはできず、ハンダ付け工程の自動化等は困難で
あった。
我々は先に、熱硬化性樹脂を含浸させた織布、不織布
等からなるダンパーに平網状に編んだ錦糸線を縫着して
該ダンパーを熱圧成型することによりダンパーのコルゲ
ーションに沿って導電部を設けた導電ダンパーを提案し
(特開平2-134100号公報)、実用に耐え得るものとして
製品化している。
そしてこのような導電ダンパーを採用することにより
導電部とキャビネット内部のネットワーク部とを直接接
続することが可能となった。
従って、本考案の目的は、上記した従来の配線構造の
欠点を解消し、部品点数を削減できると共に導電ダンパ
ーにおける導電部とキャビネット内部のネットワーク部
とを直接接続することができて配線工程を著しく簡略化
できスピーカの配線構造を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために本考案においては、熱硬
化性樹脂を含浸させた織布、不織布等からなるダンパー
に平網状に編んだ錦糸線を繊維で縫着して該ダンパーを
熱圧成型することによりダンパーのコルゲーションに沿
って導電部を設けてなる導電ダンパーを組み込んだスピ
ーカであって、ダンパーの外周部には帯状の延設部を一
体成型すると共にダンパー上に装着された導電部を上記
延設部上に延出し、該延設部をスピーカキャビネット内
部に配置されたネットワーク部まで導出して該延設部上
の導電部の端部とネットワーク部とを直接接続したもの
である。
[作用] 熱硬化性樹脂を含浸させた織布、不織布等からなるダ
ンパーに平網状に編んだ錦糸線を繊維で縫着して該ダン
パーを熱圧延型することによりダンパーのコルゲーショ
ンに沿って導電部を設けて導電ダンパーを構成し、これ
をスピーカに組み込む。
ダンパーの外周部には帯状の延設部が一体成型される
と共にダンパー上に装着された導電部が上記延設部上に
延出して装着されているから、ダンパー外周部の貼り代
部をフレームのダンパー取付部(ダンパー座)に接着
し、該ダンパー外周部から延びている延設部をスピーカ
キャビネット内部に配置されたネットワーク部に導いて
該延設部上の導電部の端部とネットワーク部とをハンダ
付け接続する。
導電部端部とネットワーク部との接続に際しては、該
導電部端部をプリント基板からなるネットワーク基板に
接続してもよく、或はネットワーク素子の端子脚をネッ
トワーク基板の下面から突出したままの状態としておい
てこの端子脚に接続してもよい。
このような配線構造とすることにより入力端子や配線
コード等は不要となり、部品点数が少なくなり、従来の
ような各部のハンダ付け作業を省略できる。
[実施例] 本考案のスピーカの配線構造の実施例を第1図乃至第
4図に基づいて説明するが、第5図に基づいて説明した
従来の配線構造と同一部分については同一符号を付して
その説明を省略する。
第1図は導電部4を装着したダンパー5の平面図であ
り、我々が先に提案した前記特開平2-134100号公報に示
す方法で製造される。即ち、織布、不織布等の布に溶剤
で希釈したフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸さ
せ、その溶剤を揮発させて樹脂タック性を除去し、平網
状からなる錦糸線を該布に2本平行に繊維で縫着するこ
とにより導電部4として装着し、この導電部付きの布を
熱成形加工することにより、同心円状の波形コルゲーシ
ョン51、外周部の貼り代部52及びその外側に放射方向に
延びる帯状の延設部15等を一体成型し、これをトリミン
グ加工して導電部4を装着したダンパー5を得る。
貼り代部52をフレーム7のダンパー取付部(ダンパー
座)に接着し、上記延設部15をスピーカキャビネット内
部に配置されたネットワーク部8に導いて該延設部15上
の導電部4の端部14とネットワーク部8とをハンダ付け
接続する。
導電部端部14とネットワーク部8との接続に際して
は、第2図(A),(B)のように、導電部端部14をプ
リント基板からなるネットワーク基板11の端子ボス9に
接続してもよく、第3図(A),(B)のように、ネッ
トワーク素子18の端子脚81をネットワーク基板11の下面
から突出したままの状態としてこの端子脚11に接続して
もよい。或は、第4図(A),(B)のように、延設部
15及び導電部端部14を折返してアイレット91でネットワ
ーク基板11にカシメ付けてもよい。
この構造によれば、端子板やネットワーク、スピーカ
間のリード線等が必要なくなるので、製造上組み立てが
極めて容易になる。従って自動化が容易になり省力化
が、可能で、尚且つ部品点数および工数も減るので経済
上も優位になる。
[考案の効果] 本考案のスピーカの配線構造によれば、導電ダンパー
を組み込んだスピーカにおいて、ダンパーの導電部の剥
離や断線がないのは勿論、ダンパーの外周部に帯状に一
体成型された延設部に延出して装着された導電部の端部
とスピーカキャビネット内部に配置されたネットワーク
部とを直接接続することができる。
これにより配線作業は容易となり、入力端子やリード
線等が必要なくなるから、部品点数およびハンダ付け工
程などが少なくなり、コストダウンが可能となる。
また、リード線を引き回したりすることがないから配
線の自動化が可能であり、しかも、接続箇所が少なくな
ることから音の劣化が少なくなり、信頼性および品質を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案に係るスピーカの配線構造の
実施例を示し、第1図は導電部を装着したダンパーの平
面図、第2図(A)は配線状態を示す断面図、第2図
(B)は導電部端部とネットワーク部との接続部の拡大
断面図、第3図(A)は他の構成例を示す断面図、第3
図(B)は同上導電部端部とネットワーク部との接続部
の拡大断面図、第4図(A)は更に他の構成例を示す断
面図、第4図(B)は同上導電部端部とネットワーク部
との接続部の拡大断面図である。 第5図は従来のスピーカの配線構造の一例を示す断面図
である。 1:スピーカユニット、4:導電部 14:導電部端部、5:ダンパー、15:延設部 52:貼り代部、8:ネットワーク部 18:ネットワーク素子、81:端子脚 11:ネットワーク基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭55−162496(JP,U) 実開 平2−895(JP,U) 実開 昭64−33294(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱硬化性樹脂を含浸させた織布、不織布等
    からなるダンパーに平網状に編んだ錦糸線を繊維で縫着
    して該ダンパーを熱圧成型することによりダンパーのコ
    ルゲーションに沿って導電部を設けてなる導電ダンパー
    を組み込んだスピーカであって、ダンパーの外周部には
    帯状の延設部が一体成型されると共にダンパー上に装着
    された導電部が上記延設部上に延出して装着されてお
    り、該延設部がスピーカキャビネット内部に配置された
    ネットワーク部まで導出されていて該延設部上の導電部
    の端部とネットワーク部とが直接接続されていることを
    特徴とするスピーカの配線構造。
  2. 【請求項2】ネットワーク部におけるネットワーク素子
    の端子脚がネットワーク基板の下面から突出したままの
    状態となっており、延設部上の導電部の端部が上記端子
    脚に直接接続されていることを特徴とする請求項1記載
    のスピーカの配線構造。
JP1990018917U 1990-02-28 1990-02-28 スピーカの配線構造 Expired - Lifetime JP2560605Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990018917U JP2560605Y2 (ja) 1990-02-28 1990-02-28 スピーカの配線構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990018917U JP2560605Y2 (ja) 1990-02-28 1990-02-28 スピーカの配線構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03111095U JPH03111095U (ja) 1991-11-14
JP2560605Y2 true JP2560605Y2 (ja) 1998-01-26

Family

ID=31522056

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990018917U Expired - Lifetime JP2560605Y2 (ja) 1990-02-28 1990-02-28 スピーカの配線構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2560605Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5557582B2 (ja) 2010-04-09 2014-07-23 クラリオン株式会社 ボイスコイルスピーカー
JP5841639B2 (ja) * 2014-06-02 2016-01-13 クラリオン株式会社 ボイスコイルスピーカー

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55162496U (ja) * 1979-05-08 1980-11-21
JPH0453112Y2 (ja) * 1987-08-24 1992-12-14

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03111095U (ja) 1991-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR970007296B1 (ko) 스피커 배선 구조
JPH08186893A (ja) スピーカとその製造方法
JP3478466B2 (ja) スピーカ
JP3331908B2 (ja) スピーカ用サスペンション装置の製造方法及びスピーカ用サスペンション製造用金型
JP2560605Y2 (ja) スピーカの配線構造
JPH09307992A (ja) 蝶ダンパ
JP3011826B2 (ja) スピーカ
JP3456819B2 (ja) スピーカ及びその製造方法
JP2673026B2 (ja) スピーカの配線構造
JP3431459B2 (ja) スピーカの構造
JP3443032B2 (ja) 平面型スピーカ
JPH01897A (ja) スピ−カ
JP2001054190A (ja) 導電ダンパおよび導電ダンパ型スピーカ
JPH08163692A (ja) スピーカの配線構造及び配線方法
JP3942053B2 (ja) スピーカ用ダンパおよびその製造方法
JP2553450Y2 (ja) スピーカ用ダンパーの配線構造
JPH079514Y2 (ja) ダンパー上の導電部への配線構造
JP2549659Y2 (ja) ダンパー上の導電部への配線構造
JP3247980B2 (ja) スピーカ用ダンパー
JP3290107B2 (ja) 導電ダンパー
JPH0749907Y2 (ja) スピーカの配線構造
JPS6397097A (ja) スピ−カ用ダンパ−
JPH10341491A (ja) コアキシャルスピーカ
JPH11136797A (ja) スピーカの配線材及び配線構造
JP2572286Y2 (ja) スピーカ用ダンパー

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term