JPH0453112Y2 - - Google Patents

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JPH0453112Y2
JPH0453112Y2 JP12874987U JP12874987U JPH0453112Y2 JP H0453112 Y2 JPH0453112 Y2 JP H0453112Y2 JP 12874987 U JP12874987 U JP 12874987U JP 12874987 U JP12874987 U JP 12874987U JP H0453112 Y2 JPH0453112 Y2 JP H0453112Y2
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circuit
frame
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magnetic
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、増幅器あるいは分波回路等の電気
回路を内蔵している動電型のスピーカの、これら
電気回路の取付構造に関する。
[従来の技術] 従来から、例えば専用の増幅器の如き電気回路
を本体に取付けて一体構造としたスピーカの代表
的な構造の一例を第6図により説明すると、プリ
ント基板21a上に組立てられた電気回路21
は、スピーカ本体の磁気回路22の後背面(外磁
型磁気回路にあつては下部プレートの後背面)
に、複数箇所にネジ孔を形成し、スペーサ23を
介して小ネジ24によつて取付けた構造、又、他
の従来例として第7図に示すように電気回路のプ
リント基板21aに磁気回路22が貫通する孔を
穿設し、当該孔に磁気回路22を挿通してプリン
ト基板21aをフレーム26の背面に当接させ、
当接部で接着固定した構造が存在する。
[解決しようとする問題点] この様な構造を有する従来のスピーカは、第6
図に示す前者の構造のものでは磁気回路22の後
背面に電気回路21が存在し、このままで着磁す
るときは、磁気回路22と着磁機の磁極とが離れ
ていて着磁不完全となるので、製造工程に於ては
電気回路取付前に着磁する必要があり、磁気回路
の吸引力で以降の作業が困難となること、更に、
磁気回路22の後背面に露出している回路部品2
1bを保護するため、保護カバー25が必要であ
り、部品と取付け作業経費を要するという問題が
あり、第7図に示す後者の構造に於ては、組み立
て工程に於て接着に伴う乾燥時間を必要とし、更
に接着状態が良くない場合には、振動とか衝撃に
よつて脱落し易く、信頼性に乏しい問題があつ
た。
そこで本考案は、磁気回路とフレームによつて
電気回路の保持するとともに、回路部品が破損す
るほど外方に突出しないような構造とすることで
上記従来例の有する問題点を解決することを目的
とする。
[問題点を解決するための手段] 上記した目的を達成するための本考案に係る電
気回路一体型のスピーカの構造を、実施例を示す
第1図〜第3図を用いて説明すると、本考案は、
増幅器あるいは分波回路等を電気回路を内蔵して
いる動電型のスピーカに於て、電気回路1のプリ
ント基板1aが、磁気回路2及びフレーム4の両
方、若しくはこれらのうちいずれか一方の当接面
に段部を設けることによつて磁気回路2とフレー
ム4との接合境界面の外周に形成された隙間3に
嵌合・挟持されることで前記電気回路1が磁気回
路2に取付けられていることを特徴とするスピー
カである。
[作用] そして、此の様な構成のスピーカでは、プリン
ト基板1aをリング形とし、磁気回路2の組立時
にプリント基板1a内周部を、例えば上部プレー
ト2aとフレーム4との境界面に形成された隙間
3に嵌合、挟持させて磁気回路2とフレーム4と
の接着工程で同時に接着し、回路部品1bはフレ
ーム4の周囲に、スピーカ前方に向けて取付けれ
ば、磁気回路2の後背面ならびに電気回路1の外
周には何物も突出することはないので、組立作業
が全て完了してから着磁することができ、包装や
運搬などの時、回路部品が外部の物体に触れて破
損することがないので保護カバーが不要となると
ともに、電気回路取り付けのための工程作業を不
要とすることが出来る。
又、スピーカ本体のボイスコイル6に信号電流
を供給する錦糸線9をプリント基板1aに接続す
ることで、従来から使用されていた端子板を省略
することが出来る。
更に、プリント基板上の回路部品をフレーム4
の窓の近傍に配置することにより、振動板の振動
に伴なつて発生する風を回路部品の冷却に利用す
ることも可能である。
[実施例] 第1図により、本考案の第1実施例として外磁
型磁気回路を有するスピーカについてその構造を
詳述すると、スピーカ本体は従来と同様に、振動
板5とボイスコイル6とからなる振動系がエツジ
8とダンパ7とによつてフレーム4の内部に振動
可能に保持され、当該フレーム4の背面には、上
部プレート2aと下部プレート2b及びリング状
の磁石2cからなる磁気回路2が取付けられてい
る。
当該フレーム4の背面、上部プレート2aとの
接着面の外周近傍に、電気回路1のプリント基板
1aが嵌合される段部4aが形成され、磁気回路
2が組立られてフレーム4に取付けられた状態で
は、フレーム4との間に隙間3が形成される。
尚、上記段部4aは、磁気回路の外形、段部の
直径と高さ等の寸法関係が適当であれば本実施例
のようにダンパ7を貼着する段部をそのまま利用
することが出来る。
電気回路1は、本実施例ではリング型のプリン
ト基板1aに回路部品1bが配置されて組立てら
れ、上記磁気回路2をフレーム4に取付ける工程
に於て、その内周部が前記隙間3に嵌合され、磁
気回路2がフレーム4にスポツト溶接されるとと
もに同時に係止されて組込まれる。この時共振防
止の為に接着剤を併用することが望ましい。
本実施例では回路部品1bはプリント基板1a
の前面に配置されるように取付けられるが、上記
回路部品のうち、IC等の発生しやすい部品をフ
レーム4の窓に近接して配置することにより、振
動板5の振動に伴つて窓を流出、入する風をこれ
ら発熱部品の冷却に利用することが出来る。
ボイスコイル6に信号電流を導入する錦糸線9
は、前記プリント基板1aの所定の導体部分に接
続される。
第2図、第3図は第1実施例の変形例で、第2
図は前記隙間3を形成するために利用するフレー
ム4のダンパ貼着用の段部の高さが、プリント基
板の厚さより大きい場合、プリント基板とフレー
ム段部との間にスペーサ10を介在させた構造で
ある。この変形例ではスペーサ10をフレームと
プリント基板との間に介在させているが、磁気回
路上面とプリント基板との間に挿入してもよい
(図面省略)。
更に第3図は前記隙間3を形成するのに磁気回
路2の上部プレート2aに段部を形成した構造で
ある。この変形例は底面が広く且つ平面状である
フレームを使用するとき好都合な構造である。
第4図は第2実施例で、内磁型磁気回路を有す
るスピーカについて応用例である。
円柱状の磁石2gを内蔵する磁気回路2のヨー
ク2dの上面にフレーム4かしめ用の段部2fの
外側にプリント基板嵌合用の段部2eを形成し、
プリント基板1aを該段部2eに嵌合してからフ
レーム4を段部2fに載置し、ヨーク2d上端部
のフレーム内に突出した部位を押圧変形してフレ
ーム4をかしめ付けると同時にプリント基板1a
を固定する。 本実施例に於ても、錦糸線の接
続、発熱部品の冷却効果等については第1実施例
と同様である。
第5図は第2実施例の変形例で、ヨーク2dの
前記段部2eをヨーク後端近傍まで延長し、間に
スペーサ11を挿入した状態で2個の電気回路
1,1′が取り付けられている構造である。
以上、本考案に係るスピーカについて代表的と
思われる実施例を基に詳述したが、本考案による
スピーカは上記実施例の構造に限定されるもので
はなく、例えば電気回路として、増幅器以外にも
通常のデバイデイングネツトワーク応用すること
喪可能である等、電気回路と一体化したスピーカ
に於て、前記クレーム記載の構成要件を具備し、
本考案にいう作用を呈し、以下に述べる効果を有
する限りにおいて、適宜改変して実施しうるもの
である。
[効果] 本考案に係るスピーカは以下に述べる効果を有
する。
(1) 電源と入力リード線を接続するだけで、1個
の部品として手軽に使用できる。
(2) 電気回路の取付けが簡単で、且つ取付けの為
のネジ等の部品を必要としないので、材料費、
作業費とも節減し得る。従つてスピーカ製造価
格が低廉となる。
(3) プリント基板がフレームの後部近傍に存在し
ているので、従来の端子板に代つて錦糸線を直
接に接続することにより、端子板及び該端子板
と増幅器との接続作業が不要となり、上記(2)の
利点と相まつて尚一層スビーカ製造価格を引下
げることが出来る。
(4) 包装具やキヤビネツト等に収納するとき、外
部の物体に当接する部分に電気回路の重要な部
品が突出していないので、スビーカ背面の保護
カバーが不要となつて尚一層材料費を節減しう
るだけでなく、運搬、他の機器への組込作業に
於て取扱が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の側面半断面図、
第2図、第3図は第1実施例の変形例2種類につ
いての要部断面図、第4図は第2実施例の側面半
断面図、第5図は第2実施例の変形例の要部断面
図、第6図は従来例の一部切欠側面図、第7図は
他の従来例の側面半断面図である。 1は電気回路、2は磁気回路、3は隙間、4は
フレームである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 増幅器あるいは分波回路等の電気回路を内蔵し
    ている動電型のスピーカに於て、電気回路1のプ
    リント基板1aが、磁気回路2及び、若しくはフ
    レーム4の夫々の当接面に段部を設けることによ
    つて磁気回路2とフレーム4との接合境界面の外
    周に形成された隙間3に嵌合・挟持されること
    で、前記電気回路1が磁気回路2に取付けられて
    いることを特徴とするスピーカ。
JP12874987U 1987-08-24 1987-08-24 Expired JPH0453112Y2 (ja)

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JP12874987U JPH0453112Y2 (ja) 1987-08-24 1987-08-24

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JPS6433294U JPS6433294U (ja) 1989-03-01
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JP2560605Y2 (ja) * 1990-02-28 1998-01-26 株式会社ケンウッド スピーカの配線構造
WO2011007441A1 (ja) * 2009-07-16 2011-01-20 株式会社三和電機 加振音源器およびこれを用いたスピーカ装置

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