JP3478466B2 - スピーカ - Google Patents

スピーカ

Info

Publication number
JP3478466B2
JP3478466B2 JP14703797A JP14703797A JP3478466B2 JP 3478466 B2 JP3478466 B2 JP 3478466B2 JP 14703797 A JP14703797 A JP 14703797A JP 14703797 A JP14703797 A JP 14703797A JP 3478466 B2 JP3478466 B2 JP 3478466B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voice coil
diaphragm
speaker
wiring
suspension
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14703797A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10327491A (ja
Inventor
良雄 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kenwood KK filed Critical Kenwood KK
Priority to JP14703797A priority Critical patent/JP3478466B2/ja
Publication of JPH10327491A publication Critical patent/JPH10327491A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3478466B2 publication Critical patent/JP3478466B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線材を効率的に
配線したスピーカに係り、特に、薄型化されたスピーカ
への適用に優れるスピーカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近プラズマディスプレイパネル(以
下、PDPと記す。)等を用いた薄型テレビジョン(以
下、薄型TVと記す。)が実用化されている。
【0003】該薄型TVに用いられるスピーカも当然の
ごとく薄型形状が求められている。しかも該薄型TVの
画面がワイド化されており、その上にコンパクト化が訴
求されているため、該TV画面の両脇等に配置されるス
ピーカの設置スペースが極力省かれて、正面から見たス
ピーカ形状が極力細長い形状であることが要求されてい
る。
【0004】しかも、該薄型TVはその薄型形状の特徴
を生かして壁掛けテレビジョンとしての展開も予想され
るため、用いられるスピーカの重量が極力軽量であるこ
とも必要条件となっている。つまり薄、細長型でなおか
つ軽量なスピーカが求められている。
【0005】上記の薄、細長型でなおかつ軽量なスピー
カ構造に対応するために、前回我々がすでに提案してい
る薄型化と軽量化に適した反発磁気回路を用いたスピー
カ構造(特願平8−151859号:本出願時、未出願
公開)を用い、なおかつ極端な細長形状に対応にするた
め、これも前回我々が提案したスピーカ構造である反発
磁気回路を用いた多点駆動型(1枚の振動板に対して複
数個所にボイスコイル及び磁気回路の組が設けられ、1
枚の振動板が複数の個所で駆動されるスピーカタイプ)
のスピーカ構造を採用した。
【0006】一方、従来のTV等に用いられるトラック
型、あるいは長円型と称されているスピーカは、図9に
示すように一般的にムービングコイル型と称され、強磁
性材からなるマグネットM、及び鉄等の軟磁性材からな
るヨークY、及びプレートP等を組み立てて磁気回路を
構成し、該磁気回路中に設けた磁気ギャップGに磁束を
得、該磁気ギャップGにボイスコイル3を配置して該ボ
イスコイル3に音声電流を引加し、磁気に反応したボイ
スコイル3の動きをボイスコイルボビン31を介して振
動板1(コーン)に伝達する構造である。
【0007】したがって、振動板1(コーン)凹部の中
央に設けられた穴、一般的にネック部12と称される箇
所にボイスコイルボビン31が接着され、さらに該ボイ
スコイルボビン31を支持するスパイダ6、あるいはダ
ンパ6等と称されているサスペンションがコーンネック
12の下部に配置され接着されるが、薄型化を要求され
た際は、該振動板1(コーン)の深さ寸法に加え、前記
ダンパ6の下方部に配置されたボイスコイルボビン31
のストローク寸法分が薄型化の障害となっていることは
周知の事実である。
【0008】さらに、従来の一般的なスピーカは、前記
のごとく一枚の振動板1(コーン)の中心にボイスコイ
ル3装着用の穴(ネック部12)を設け、該ネック部1
2にボイスコイルボビン31の外周部を接着し、一個の
ボイスコイル3で駆動するいわゆる単点駆動の構造であ
る。したがって薄型化を促進させるには振動板1(コー
ン)の深さを可能な限り浅く、理想的には平面状にしな
ければならない。
【0009】しかし、浅くした振動板1(コーン)、い
わゆる浅型コーンはネック12からの単点(局所)的な
加振に対する強度は、通常一般的に使用されている深型
コーンより構造的に弱い。したがって、該浅型コーン1
をボイスコイル3にて加振すると該コーンが特定周波数
において共振し、不要な節運動を起こすため特性上にピ
ーク及びディップが発生し、性能の低下を招くことは周
知のところである。
【0010】しかも、薄型TVに用いられるスピーカ
は、前記のごとく正面から見た形状が極端な細長形状で
あることも追加要求され、該要求に対応すると、該浅型
コーン形状へさらに細長形状を付加することとなる。し
たがって、振動板1(コーン)の深さ寸法が同じとする
と、短辺側の振動板1の斜度は大きくなり加振に対する
強度が増える変わりに、長辺側の振動板1の斜度がさら
に緩くなり、該部分が従来の浅型振動板1より更なる浅
型となり、なおかつ該長辺側浅部の占有率が大きくなる
ので加振に対する強度がより一層不足することになる。
【0011】つまり、振動板1(コーン)の強度は振動
板1の一部が向上しても、他の箇所から共振を起こすた
め、前記のごとく浅型形状に細長形状を付加すると、浅
型コーン形状のみで不要な節運動を起こし易くなってい
る形状に、更なる不適切な形状を付加することとなり、
特性上に極めて大きなピーク、ディップが発生し易くな
り、性能の低下をさらに増すことも周知のところであ
る。
【0012】そこで、該細長形状に適したスピーカ構造
とするため、種々のスピーカ構造が提案されている。例
えば、図10に示すように振動板1、及びボイスコイル
3を一般的にトラック形状と称される長円形にし、該長
円形の一辺の長さを極力長くした細長型スピーカで、例
えば蒲鉾型の振動板1を長円形のボイスコイル3で駆動
する細長型スピーカ、あるいは、図11に示すよう従来
の長円形スピーカの振動板1を2枚連なった形状で一体
成型し、該一体成型つまり1枚の振動板1を2個のボイ
スコイル3、及び磁気ギャップGを有した磁気回路にて
駆動する多点駆動型のスピーカ等である。
【0013】これらの細長型スピーカは従来の一般的な
スピーカと同様に、何らかの手法で磁気ギャップGを構
成し、該磁気ギャップGに設置されたボイスコイル3の
動きをボイスコイルボビン31を介して振動板1に伝達
する構造である。したがって、前記のごとく該ボイスコ
イルボビン31を支持するスパイダ6、あるいはダンパ
6等と称されているサスペンションが必要で、薄型化を
要求された際、該ダンパ6に支えられたボイスコイルボ
ビン31のストローク、又はダンパ6のストローク分が
薄型化の障害となる基本的な形態は何等変わらない欠点
を有している。
【0014】また、図11に示す従来型の多点駆動型ス
ピーカの配線構造は2個のボイスコイル3及び磁気回路
で駆動する構造が限界である事は直ちに理解できる。つ
まり入力端子ラグが2個のボイスコイル3の中間、すな
わち該スピーカのほぼ中央に配置され、ボイスコイル3
への入力用配線材2(紐状錦糸線2s)が該入力端子ラ
グ5とボイスコイルボビン31間に配置されている。つ
まり紐状錦糸線2sが該スピーカ中央部近傍から対称形
に配置され、振動板1に対しての重量分布、及びコンプ
ライアンス等のバランスを巧妙に保っている。
【0015】しかし、ボイスコイル3及び磁気回路が3
個以上になると、入力用配線材2(紐状錦糸線)の配置
バランスが崩れるし、バランスを重視すると新たな入力
端子ラグ5が必要な状況等も発生し、入力用端子ラグ5
及びボイスコイル3間の配線が一層複雑化し極めて繁雑
なものとなる。我々がすでに提案した細長トラック形状
の多点駆動型スピーカは、厚さ寸法の削減、すなわち薄
型化においては、従来例のスピーカより約35%〜50
%の削減が可能であることが判明している。しかし、我
々が提案したスピーカも多点駆動型であることから、入
力用端子ラグ5及びボイスコイル3間の配線構造が当然
のことながら単点駆動型スピーカのものより繁雑化する
要素を含んでいる。
【0016】また、細長形状を極限までに細長型にする
と、幅方向の寸法が規制されているため、入力端子ラグ
5の配置は当然のごとくスピーカフレームFの長辺側に
配置する余地がなくなり短辺側に配置箇所を求められる
こととなる。しかも幅(短辺側)を狭めることにより、
幅寸法におけるボイスコイル3の径寸法とエッジ4の幅
寸法の占める比率が大きくなる。
【0017】該比率の増大は必然的に振動板1寸法にも
及ぶため、配線スペースも大きな影響を与える。すなわ
ち我々の提案した多点駆動型スピーカの配線は、ボイス
コイル線(端末線)32や錦糸線2等の配線材2を振動
板1上(表面)に這わせて、あるいは貼り付けて成り立
つものであるから、前記入力用端子ラグ5及びボイスコ
イル3間との振動板1上での配線スペースが極めて限ら
れたものとなる。
【0018】また、このような配線スペースが限られた
状態に対応して、従来例の配線方法を応用して紐状の錦
糸線2を振動板1とフレームF間に配置するようにする
と、該錦糸線2が振幅し、なおかつ該錦糸線2が跳躍現
象を起こしても振動板1に当たらない寸法を確保しなけ
ればならなくなり、結果的に深さ方向の寸法が増大し薄
型化に貢献しない構造となり、さらには配線の繁雑性が
大幅に増大する欠点を有する。
【0019】本発明の目的は、ボイスコイル接続用の配
線材の配設に有利なスピーカを提供することであり、特
に、薄型、細長、多点駆動型スピーカへの適用に利点の
多いスピーカを提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、振動板
(1)をその周縁部(11a,11b)において支持体
(F)に支持しているスピーカにおいて、振動板(1)
とサスペンション(4)との貼り代部(11b,41
b)に着目した。貼り代部(11b,41b)は振動板
(1)の振幅に対してサスペンション(4)が剥離しな
いよう、最低限度の接着強度が必要なため、振動板
(1)の周縁部(11a,11b)に幅寸法が一般的に
3〜10mm程度の貼り代寸法が必要である。該貼り代
部(11b,41b)は特に振動板(1)を細長化した
場合等においては振動板(1)に占める面積の割合が多
いにかかわらず、本来のエッジ4の装着(貼り付け)以
外に使用目的が無く、振動板(1)上の配線設計から見
ると完全に無駄なデッドスペースとなっていた。本発明
は該貼り代部(11b,41b)を有効に利用するた
め、振動板(1)に装着されたボイスコイル(3)への
入力信号供給用の配線材(2)が該貼り代部(11b,
41b)に沿った状態で装着してなる配線構造とした。
【0021】本発明のスピーカは次の(a)〜(d)を
有している。 (a)周縁部(11a,11b)においてサスペンショ
ン(4)を介して支持体(F)に支持されボイスコイル
用取付け孔を備える振動板(1) (b)振動板(1)とサスペンション(4)との貼り代
部(11b,41b)に沿って延在して貼り代部(11
b,41b)に取付けられている配線材(2) (c)外周側においてボイスコイル用取付け孔に取付け
られ両端(32)において貼り代部(11b,41b)
の方へ引き出されて配線材(2)に接続されているボイ
スコイル(3) (d)ボイスコイル(3)の内周側との間に間隙を開け
てボイスコイル用取付け孔の内側に配設される磁気回路
(RM)
【0022】配線材(2)が、振動板(1)とサスペン
ション(4)との貼り代部(11b,41b)に沿って
貼り代部(11b,41b)に取付けられ、ボイスコイ
ル(3)の両端(32)は、引き出されて、配線材
(2)へ接続されることにより、配線材(2)のために
特に専用の配置スペースを用意することなく、配線材
(2)の配置を行うことができる。また、配線材(2)
は貼り代部(11b,41b)に取付けられているの
で、配線材(2)の跳躍現象を回避できる。
【0023】本発明のスピーカは次の(a)〜(d)を
有している。 (a)周縁部(11a,11b)においてサスペンショ
ン(4)を介して支持体(F)に支持され複数個のボイ
スコイル用取付け孔をほぼ一列に備える振動板(1) (b)ボイスコイル用取付け孔の列に沿ってその列の両
側に延在する1対の配線材(2) (c)外周側において各ボイスコイル用取付け孔に取付
けられ両端(32)において貼り代部(11b,41
b)の方へ引き出されて配線材(2)に接続されている
ボイスコイル(3) (d)ボイスコイル(3)の内周側との間に間隙を開け
てボイスコイル用取付け孔の内側に配設される磁気回路
(RM)
【0024】1対の配線材(2)は、磁気回路(RM)
及びボイスコイル(3)の組の列の両側においてその列
に沿って延び、各ボイスコイル(3)の両端(32)
は、両側の配線材(2)に接続される結果、磁気回路
(RM)及びボイスコイル(3)の複数の組に対して配
線材(2)は1対で足り、構造が簡単化される。また、
さらに、配線材(2)の取付け場所を、振動板(1)と
サスペンション(4)との貼り代部(11b,41b)
であってかつ磁気回路(RM)及びボイスコイル(3)
の組の列方向へ延在する方の貼り代部(11b,41
b)とすれば、配線材(2)専用の配置スペースの省略
及び配線材(2)の跳躍現象回避を図ることができる。
【0025】本発明のスピーカによれば、さらに、配線
材(2)は繊維に銅箔線を巻き付けてなる導電線を任意
の本数で平編状に編んだ配線材である。
【0026】本発明の他のスピーカによれば、さらに、
配線材(2)は、振動板(1)及びサスペンション
(4)の貼り代部(11b,41b)、並びにサスペン
ション(4)のロール部(4)を連続して延び、かつサ
スペンション(4)に縫付けにより固定されている。
【0027】本発明の他のスピーカによれば、さらに、
振動板(1)は、その縦横寸法比が少なくとも3:2以
上の縦長となる形状であり、配線材(2)は、縦方向に
延在する貼り代部(11b,41b)に沿って延在して
いる。
【0028】配線材(2)は縦が横よりも長い縦長形状
とされ、縦:横の比は最小3:2であり、さらに、それ
よりも縦を横に対して長くし得る。配線材(2)を、縦
方向に延在する貼り代部(11b,41b)に沿って延
在させることにより、配線材(2)とボイスコイル
(3)との接続を円滑にできる。
【0029】本発明の他のスピーカによれば、さらに、
ボイスコイル(3)及び磁気回路(RM)の組は、振動
板(1)の縦方向の中心線上に、2組以上、配設されて
いる。
【0030】ボイスコイル(3)及び磁気回路(RM)
の組を縦方向の中心線上に配置することにより、対称構
造となる。
【0031】本発明の他のスピーカによれば、さらに、
磁気回路(RM)は、軟磁性材から成るセンタプレート
(P)と、同極同士を対峙させてセンタプレート(P)
の両側に固定されるマグネット(M)とを備え、磁気回
路(RM)は、その軸方向へセンタプレート(P)をボ
イスコイル(3)と等しい位置にしている。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1〜図8
にて説明するが、共通部品の符号は従来例と同じにして
ある。本実施の形態におけるスピーカの概略を図1にて
説明すると、最大外形寸法は幅49.6mm、長さ22
8mm、奥行き(深さ)15mmの細長形状を有し、ほ
ぼ平面状で細長形状を有した振動板1を3個のボイスコ
イル3及び反発磁気回路RMで駆動する薄、細長形状の
多点駆動型スピーカである。
【0033】該スピーカ用のエッジ4(図4)は外周
部に配置されたロール42等に沿った状態で導電体を装
着してなるエッジ(以下、導電エッジ4eと記す。)で
り、後述されるように、振動板1を支持体としてのス
ピーカフレームFに支持するサスペンションとなってい
。詳細を記すと、導電エッジ4eの基材となる織布は
経糸、緯糸共に30番手一本撚りの綿糸を用い、織り密
度が縦、横共60本/インチで織り、重量100g〜1
10g/m∧2(∧2は二乗を意味する。すなわち、m∧
2は平方mの意である。)の綿布を得、該綿布にフェノ
ール濃度24%の樹脂溶液を含浸し、さらにNBR、S
BR等の合成ゴムを混合した溶液をコートし、さらに該
ゴムコート綿布を温風乾燥を施した後、該ゴムコート綿
布をスリッタで約80mm幅に切断し、一般的に多用さ
れているロール状のゴムコートエッジ基材Bを得る。
【0034】該基材の所定位置に導電材として繊維に銅
線箔を巻き付けてなる通称錦糸線2と称される導電線を
任意の本数で、なおかつ平編状に編んだ錦糸線(以下、
平編錦糸線2hと記す。)を図2に記したようにコーネ
ックス#40と称される糸wにて該織布の中心線から1
3mm(ピッチ約26mm)に振り分けた位置に2本
(2ha、2hb)平行に縫い付けた。前記平編錦糸線
2hは母線径0.1mmの錫合金銅線を巾0.32mm
厚さ0.027mmの箔に加工し、太さ200デニール
のパラ系アラミド繊維に22±2回/cmで1層にて巻
き付けた錦糸線とし、さらに該錦糸線を7本組にし編組
ピッチ27.45±0.82mm/回にて平編状に編ん
だものである。
【0035】該導電体(平編錦糸線2h)縫着済みの基
材の中心線を図2のように成型金型の中心線に合わせて
設置し、約200℃に加熱した成型金型Dにて圧力約6
00Kg(軸出力)プレス時間は約5秒で熱圧プレスす
ると、該基材に含浸したフェノール樹脂等が硬化し該基
材の所定位置に所定のロール42形状を成型し、縫い付
けられた平編錦糸線2ha、2hbも当然のごとくロー
ル42に沿った状態にて整形されており、該平編錦糸線
2h付きのロール成型品をトリミング工程に移行し、内
形部及び外形部の不要部分を切除して導電エッジ4eを
得た(図3)。
【0036】トリミング工程を経て得た導電エッジ4e
の外径寸法は長さ202mm、幅48mmで、長辺及び
幅を半径24mmの円弧で結んだトラック形状となって
おり、さらに最外側部から内側に向かって該エッジ4e
をフレームFに接着するための、約3mm幅からなる貼
り代部41(図4)が円弧部(以下、外側円弧貼り代部
41cと記す。)及び直線部(以下、外側直線貼り代部
41dと記す。)に夫々設けられており、貼り代部41
より内側に向かって6mm幅で断面半径3mmのロール
部42が成型され、さらに内側に向かって振動板1に接
着するための幅3mmの貼り代部41が円弧部に(以
下、内側円弧貼り代部41aと記す。)、幅4mmの貼
り代部41が直線部に(以下、内側直線貼り代部41b
と記す。)設けられている。
【0037】前記のごとく平編錦糸線2hが所定間隔の
寸法(約26mm)で2本平行に縫着されているため、
図3、図4に示すように平編錦糸線2ha、2hbが夫
々の内側直線貼り代部41bの表面に、直線状で各々1
本づつ装着されることとなり、各々の平編錦糸線2h
a、2hbは内側直線貼り代部41bから内側円弧貼り
代部41aの端部、及びロール部42を経て外側円弧貼
り代部41cに達し、一方の外側円弧貼り代部41cに
及んだ平編錦糸線2hの端部2hae、2hbe、のみ
が長さ約6mmで延出した状態にし、該平編錦糸線2h
a、2hbがボイスコイルへ3の入力信号供給用の配線
材2となる。
【0038】該導電エッジ4eを振動板1に装着する
が、振動板1の詳細を記すと、外形寸法は幅29.4m
m、長さ183.4mm、厚さ(深さ)3mmで、長辺
の端部を半径14.7mmの円弧で結び、正面から見て
一般的に称されているトラック形状となっており、振動
板材質はパルプを主原料としており、図4のように該振
動板1の中心線上にボイスコイル装着用の穴12を設け
てあり、該穴12の直径は17mmで位置は振動板の中
心に1カ所と該穴よりセンタ振り分け60mmの位置に
2カ所、計3カ所設け、さらに振動板1の裏面側外周部
には図4に示すようにエッジを装着するための幅約4m
mの貼り代部11を設けてある。
【0039】振動板1への装着方法は従来の振動板1と
エッジ4の装着方法と同様で、振動板のエッジ貼り代部
11に接着剤h(図4で示す斜線部)を塗布し、エッジ
4及び振動板1双方の貼り代部11、41、を熱プレス
等の手法にて接着し装着する。該導電エッジ4eの内側
直線貼り代部41bには、前記のごとく平編錦糸線2h
を縫着してあるので、結果的に振動板1の直線貼り代部
11bに沿った状態で、ボイスコイル3への入力信号供
給用の配線材2(平編錦糸線2ha、2hb)が2本平
行に装着された状態になる。
【0040】つまり本実施の形態の場合、振動板1の裏
面側にエッジ貼り代部11を設けてあるので、当然のご
とくエッジ4の貼り代部41が振動板1の裏面側に接着
され、該接着時に平編錦糸線2hが縫い付けられた反対
側の面を接着するので、図4に示すように振動板1の裏
面側で、しかも振動板1の各々の直線部のエッジ貼り代
部11bに前記2本の平編錦糸線2ha、2hbが振り
分けられて、なおかつ該直線貼り代部11bに沿った状
態で装着される。
【0041】該導電エッジ付4e付きの振動板1にボイ
スコイル3を装着するが、本実施の形態の場合、該振動
板1、及びボイスコイル3の装着にあたり、装着治具J
を用いてボイスコイル3を装着した。以下、説明すると
ボイスコイル3の装着治具Jには図5のように所定位置
の3カ所にボイスコイル3設置用のポール部J1が配置
されているので、まず各々のポール部J1の外周部にボ
イスコイル3内径部を挿入して、図5のように夫々のボ
イスコイル線の端部32(巻き始め32a、巻き終り部
32b)を所定の方向に合わせて設置する。
【0042】さらに、該振動板1のボイスコイル3装着
用の穴12を図5、図6に示すようにボイスコイル3の
外周部に入れて設置すると、当然のことながらボイスコ
イルは2本平行に配置した配線材2(平編錦糸線2h)
の内側に配置される状態となる。さらに前記振動板1設
置後、夫々のボイスコイル線端部32a、32bを振動
板1上に這わせて、なおかつ図6に示すように振動板1
貼り代部11bに配置した平編錦糸線2hの所定位置ま
で導き、夫々の端部32a、32bを半田付けして接続
配線を行うが、本実施の形態の場合、夫々のコイル線端
部の一方32aをプラス側平編錦糸線2haへ、他方の
端部32bをマイナス側平編錦糸線2hbへとパラ接続
配線した。
【0043】また、振動板1にはボイスコイル3装着用
の穴12の周囲に外側に向けで約45度の斜面部からな
る接着剤溜まり部13を設けてあるので、各々の接着剤
溜まり部13、及びコイル線32の這わせ部、及び半田
部sに接着剤hを塗布し、さらに該接着剤hが硬化し必
要強度に達した後、該組み立て治具Jより振動板1を取
り出すと、ボイスコイル3及び振動板1が接着結合さ
れ、なおかつボイスコイル3、及び入力信号供給用の配
線材2(平編錦糸線2h)との配線が完了したボイスコ
イル3、及び導電エッジ付4e付きの振動板1が完成す
る。
【0044】該ボイスコイル3、導電エッジ4e付きの
振動板1を図7に示すようにフレームFに接着した。本
実施の形態のフレームFはガラス繊維入りのABS樹脂
製で外径寸法は長さ228mm、幅49.6mm、奥行
き(深さ)15mmでフレームFの底部には該フレーム
の中心、及び該中心から長さ方向に60mmに振り分け
た計3カ所に直径5mm、高さ14mmのポール部F1
が一体で設けてある。
【0045】さらに、該フレームFの短辺側に設けたフ
レームF取付け用の一方のフランジ部F2に図に示すよ
うな入力端子ラグ取付け用の穴F3が2カ所設設けてあ
る。該穴は一辺が2.5mm角穴がフランジ部表面より
裏面まで貫通しており、なおかつフランジ部表面側は直
径8mmで深さ1mmのザグリ部が前記角穴の同芯で設
けてあり、該穴のピッチ寸法は導電エッジに装着した平
編錦糸線2hの縫い付けピッチ寸法(26mm)と同様
にしてある。
【0046】図7に示すようにフレームFのエッジ接着
部に接着剤hを塗布し、説明図には記してないが、ポー
ル部にコイル位置出し治具を挿入した後、前記ボイスコ
イル3及び導電エッジ付4eき振動板1のボイスコイル
3内周部を治具の外周部に挿入するが、挿入時に図7に
示すように該振動板1を裏返して、前記ボイスコイル3
及び配線材2(平編錦糸線2h)との配線部をフレーム
底部側に向け、導電エッジ4eのロール部42がアップ
ロール状態で、なおかつ外側円弧貼り代部41cの外側
に配置された平編錦糸線2hの端部2hae、2hb
e、が入力端子ラグ5取付け用の穴F3のある方向に合
わせて挿入する。
【0047】該状態にてボイスコイル3内周部を治具の
外周部に挿入すると、エッジ4の外周部に設けた貼り代
部41b、41cが接着剤に接触し、該貼り代部41
b、41cを圧定(圧力をかけ、固定する意と定義す
る。)すると、ボイスコイル3がフレームFの所定位置
に配置されつつ該導電エッジ4eがフレームFに接着さ
れ、貼り代部に41c及んだ平編錦糸線2hの一部はフ
レームFに接着されるが、図7に示すように入力用端子
ラグ5と接続するための平編錦糸線端部2hae、2h
beは入力端子ラグ5の取付け用穴F3のザグリ部を半
分程塞ぐ状態で配置される。本実施の形態の平編錦糸線
端部2hae、2hbeの表面及び裏面とも銅箔が露出
した状態にしてある。
【0048】該状態で入力端子ラグ5を取付けるが、該
端子ラグ5は従来の一般的なスピーカに多用されている
入力端子ラグであって、通称ファストン端子ラグと称さ
れており、板厚0.5mmの真鍮をプレス加工しニッケ
ルメッキ等を施したもので、図に示すようラグの所定位
置に2.5mm角で長さが約3.5mm、一辺の肉厚が
約0.5mmの角筒状のカシメ部を設けられており、図
で示すところの一方がプラス側のラグで他方がマイナス
側のラグである。
【0049】カシメ方法も従来の端子基板に端子ラグ5
を取付ける方法と全く同様の手法であって、カシメ部を
図7に示すようにフレームF裏面部より前記取付け用の
角穴に挿入し、フレームFの表面側に出たカシメ部51
の頂部の角部を割りつつ夫々の辺を図のように外側方向
に4等分するように折り曲げて、該入力用端子ラグをフ
レームFにカシメて取付ける方法である。
【0050】入力端子ラグの前記4等分されたカシメ部
51の一部に平編錦糸線端部2ha、2hbを半田付け
して端子ラグ5と平編錦糸線2h端部の接続配線が完了
し、当然のことながらボイスコイル3への接続配線も完
了する。さらに説明図に記していない前記コイル位置出
し治具を抜き取り、図8に示すように振動板1、ボイス
コイル3、導電エッジ4e、端子ラグ装着完了状態にお
けるフレームFのポール部に3個の反発磁気化回路RM
を所定の方法にて取付け多点駆動型のスピーカとして完
成させた。
【0051】本実施の形態では、従来使用していなかっ
た振動板1(エッジ4)の貼り代部11(41)のスペ
ースを有効利用することになり、しかも導電エッジ4e
構造であるためスピーカの厚さを増やすこと無く、なお
かつ振動板1の幅が狭くなることで、極めて限られた振
動板上に充分信頼性に富んだ配線材2の配置スペースを
確保しつつ、なおかつ簡便な配線作業で済む配線構造と
なる。
【0052】しかも、振動板1上に2本平行に配置した
配線材2の内側にボイスコイル3を配置することによ
り、多数のボイスコイル3が配置されても、例えば一つ
の振動板1に3個以上のボイスコイルが配置されても、
配線材2の配置を変えることなく容易にボイスコイル線
の端部32a、32bと配線材2との接続配線が可能と
なるため、従来例のように配線材2の配置バランスが崩
れたり、新たな入力端子ラグ5が必要となる等の欠点は
皆無となり、さらには本実施の形態以上にボイスコイル
3が増えても容易に対応することが可能である。
【0053】つまり、本実施の形態の場合は一つの振動
板1に3個のボイスコイル3が配置されて前記のごとく
パラ接続配線構造としたが、さらに振動板1の長さを延
長した細長形状のスピーカを要求された場合に対応し、
例えば、4個以上のボイスコイル3を振動板1に配置し
たとして、本実施の形態のようにパラ配線構造としての
対応も一向に構わない。
【0054】また、配線材2が平編錦糸線2hで、なお
かつエッジロール部42より該エッジ4の振動板の貼り
代部41bに連なって、なおかつ該貼り代部41bに沿
った構造にすることにより、従来我々が発明し、改良発
展させてきた縫着導電エッジの技術を容易に応用するこ
とが可能で、しかも直線的な貼り代部41bに縫着する
構造であることから、ミシンにて行う配線材2(平編錦
糸線2h)装着作業には一層好都合であって、狭い貼り
代部に配線材2(平編錦糸線2h)を配置し装着するこ
とが極めて容易となる。
【0055】本実施の形態の場合、振動板1が細長形状
を有し、なおかつ反発磁気回路を複数以上使用した多点
駆動型スピーカであるが、一般的に多用されている磁気
ギャップGを構成した磁気回路を用い、なおかつスピー
カの振動板1が細長形状を有したスピーカにも応用可能
で、多点駆動型スピーカへの応用は勿論、単点駆動型の
スピーカへの応用も可能である。
【0056】前記のごとく細長形状の多点駆動型スピー
カで、特に本実施の形態のように複数のボイスコイル3
をほぼ直線的に配置してなるスピーカにおいては、配線
材2を平行に配置することが極めて容易に行えるので一
層の効果があり、しかも入力信号供給用の配線材2(平
編錦糸線2h)及びボイスコイル線端末部32a、32
b共に振動板1の表面側、又は裏面側のいずれか一方の
面側に配置することにより配線作業の簡便化が計れ、該
作業工数を大幅に軽減する効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配線構造を用いた、薄、細長形状の多
点駆動型スピーカの正面図、及び断面図である。
【図2】本発明のスピーカに使用する導電エッジ作製過
程におけるエッジ基材に平編錦糸線を縫着した状態、及
び金型にて成型した状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の導電エッジ作製過程におけるエッジ成
型後、及びトリミング後の状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の導電エッジを振動板に装着し、振動板
貼り代部に沿った状態で、配線材を装着した状態を示す
斜視図である。
【図5】本発明の導電エッジ付き振動板、及びボイスコ
イル、及びボイスコイル装着治具との相互の状態を示す
斜視図である。
【図6】本発明の導電エッジ付き振動板、及びボイスコ
イルを、ボイスコイル装着治具上で組み立て、ボイスコ
イル及び導電エッジ付き振動板の組立て完了状態を裏面
側から示す斜視図である。
【図7】本発明のボイスコイル及び導電エッジ付き振動
板の組立て完了状態を表面側から示し、該振動板をフレ
ームに接着する直前の状態、及び接着後を示す斜視図で
ある。
【図8】本発明のボイスコイル及び導電エッジ付き振動
板の組立て完了の振動板をフレームに接着後、反発磁気
回路をフレームに設けたガイドポール部に取付ける直前
の状態、及び取付け完了を示す斜視図である。
【図9】TV等に使用されている従来例の細長型スピー
カの正面図、及び断面図である。
【図10】従来の別例の細長型スピーカの正面図、及び
断面図である。
【図11】従来の別例の細長型スピーカの正面図、及び
断面図である。
【符号の説明】
1 振動板 11 振動板貼り代部 11a 円弧貼り代部 11b 直線貼り代部(貼り代部、周縁部) 12 ネック部 2 配線材 2h 平編錦糸線 2ha 平編錦糸線プラス側 2hb 平編錦糸線マイナス側 2hae 平編錦糸線プラス側端部 2hbe 平編錦糸線マイナス側端部 2s 紐状錦糸線 3 ボイスコイル 31 ボイスコイルボビン 32 ボイスコイル線端部(両端) 32a ボイスコイル線端部プラス側(巻き初め
側) 32b ボイスコイル線端部マイナス側(巻き終り
側) 4 エッジ(サスペンション) 41 エッジ貼り代部 41a 内側円弧貼り代部 41b 内側直線貼り代部(貼り代部) 41c 外側円弧貼り代部 41d 外側直線貼り代部 42 ロール部 4e 導電エッジ 5 入力端子ラグ 51 ラグカシメ部 6 ダンパ B エッジ基材 D 成型金型 F スピーカフレーム(支持体) F1 ポール部 F2 フランジ部 F3 入力端子ラグ取付け用穴 G 磁気ギャップ J ボイスコイル装着治具 J1 ボイスコイル設置用ポール部 M マグネット P プレート Y ヨーク RM 反発磁気回路(磁気回路) h 接着剤 s 半田付け部 w 糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04R 9/06 H04R 9/06 Z (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 1/06 310 H04R 7/02 H04R 7/04 H04R 7/12 H04R 9/02 102 H04R 9/06

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)周縁部(11a,11b)におい
    てサスペンション(4)を介して支持体(F)に支持さ
    れボイスコイル用取付け孔を備える振動板(1)、
    (b)前記振動板(1)と前記サスペンション(4)と
    の貼り代部(11b,41b)に沿って延在して前記貼
    り代部(11b,41b)に取付けられている配線材
    (2)、(c)外周側において前記ボイスコイル用取付
    け孔に取付けられ両端(32)において前記貼り代部
    (11b,41b)の方へ引き出されて前記配線材
    (2)に接続されているボイスコイル(3)、及び
    (d)前記ボイスコイル(3)の内周側との間に間隙を
    開けて前記ボイスコイル用取付け孔の内側に配設される
    磁気回路(RM)、を有していることを特徴とするスピ
    ーカ。
  2. 【請求項2】 (a)周縁部(11a,11b)におい
    てサスペンション(4)を介して支持体(F)に支持さ
    れ複数個のボイスコイル用取付け孔をほぼ一列に備える
    振動板(1)、(b)前記ボイスコイル用取付け孔の列
    に沿ってその列の両側に延在する1対の配線材(2)、
    (c)外周側において前記各ボイスコイル用取付け孔に
    取付けられ両端(32)において前記貼り代部(11
    b,41b)の方へ引き出されて前記配線材(2)に接
    続されているボイスコイル(3)、及び(d)前記ボイ
    スコイル(3)の内周側との間に間隙を開けて前記ボイ
    スコイル用取付け孔の内側に配設される磁気回路(R
    M)、を有していることを特徴とするスピーカ。
  3. 【請求項3】 前記配線材(2)は繊維に銅箔線を巻き
    付けてなる導電線を任意の本数で平編状に編んだ配線材
    であることを特徴とする請求項1又は2記載のスピー
    カ。
  4. 【請求項4】 前記配線材(2)は、前記振動板(1)
    及び前記サスペンション(4)の貼り代部(11b,4
    1b)、並びに前記サスペンション(4)のロール部
    (4)を連続して延び、かつ前記サスペンション(4)
    に縫付けにより固定されていることを特徴とする請求項
    3記載のスピーカ。
  5. 【請求項5】 前記振動板(1)は、その縦横寸法比が
    少なくとも3:2以上の縦長となる形状であり、前記配
    線材(2)は、縦方向に延在する貼り代部(11b,4
    1b)に沿って延在していることを特徴とする請求項4
    記載のスピーカ。
  6. 【請求項6】 前記ボイスコイル(3)及び前記磁気回
    路(RM)の組は、前記振動板(1)の縦方向の中心線
    上に、2組以上、配設されていることを特徴とする請求
    項1〜5のいずれかに記載のスピーカ。
  7. 【請求項7】 前記磁気回路(RM)は、軟磁性材から
    成るセンタプレート(P)と、同極同士を対峙させて前
    記センタプレート(P)の両側に固定されるマグネット
    (M)とを備え、前記磁気回路(RM)は、その軸方向
    へ前記センタプレート(P)を前記ボイスコイル(3)
    と等しい位置にしていることを特徴とする請求項1〜6
    のいずれかに記載のスピーカ。
JP14703797A 1997-05-22 1997-05-22 スピーカ Expired - Fee Related JP3478466B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14703797A JP3478466B2 (ja) 1997-05-22 1997-05-22 スピーカ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14703797A JP3478466B2 (ja) 1997-05-22 1997-05-22 スピーカ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10327491A JPH10327491A (ja) 1998-12-08
JP3478466B2 true JP3478466B2 (ja) 2003-12-15

Family

ID=15421104

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14703797A Expired - Fee Related JP3478466B2 (ja) 1997-05-22 1997-05-22 スピーカ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3478466B2 (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6720708B2 (en) * 2000-01-07 2004-04-13 Lewis Athanas Mechanical-to-acoustical transformer and multi-media flat film speaker
EP1750477B1 (en) 2004-05-27 2015-04-29 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Loudspeaker
JP4598435B2 (ja) * 2004-05-31 2010-12-15 フォスター電機株式会社 スピーカ
JP4694176B2 (ja) * 2004-10-29 2011-06-08 フォスター電機株式会社 スピーカ
KR101061519B1 (ko) * 2008-07-24 2011-09-02 주식회사 진영지앤티 장방형 박막스피커
KR101134612B1 (ko) * 2009-02-12 2012-04-09 주식회사 진영지앤티 장방형 스피커 모듈
US8189851B2 (en) 2009-03-06 2012-05-29 Emo Labs, Inc. Optically clear diaphragm for an acoustic transducer and method for making same
KR101061550B1 (ko) 2010-03-08 2011-09-02 주식회사 진영지앤티 장방형 서스펜션 및 이를 채용한 스피커 모듈
KR200459708Y1 (ko) 2010-11-30 2012-05-04 강미례 스피커용 서스펜션
JP4981186B1 (ja) * 2011-09-30 2012-07-18 義和 江口 スピーカー、その製造方法及びその駆動ユニット
DE112012007188T5 (de) * 2012-11-30 2015-08-13 Tymphany Hong Kong Limited Lautsprecher mit zwei Antrieben und einer Aufhängung
WO2014143821A2 (en) 2013-03-15 2014-09-18 Emo Labs, Inc. Acoustic transducers having a connector between an actuator and a diaphragm
USD733678S1 (en) 2013-12-27 2015-07-07 Emo Labs, Inc. Audio speaker
USD741835S1 (en) 2013-12-27 2015-10-27 Emo Labs, Inc. Speaker
USD748072S1 (en) 2014-03-14 2016-01-26 Emo Labs, Inc. Sound bar audio speaker
CN105959848B (zh) * 2016-05-13 2023-06-30 杨金粘 耳机震动器的制作工艺及其制得的耳机震动器
KR102534918B1 (ko) 2018-06-08 2023-05-19 이은호 서스펜션 및 이를 포함하는 스피커 조립체
KR102534922B1 (ko) 2018-06-08 2023-05-19 이은호 진동판 조립체 및 이를 포함하는 스피커 조립체
KR102534923B1 (ko) 2018-06-08 2023-05-19 이은호 프레임 및 이를 이용한 스피커 조립체
KR102534921B1 (ko) 2018-06-08 2023-05-19 이은호 서스펜션 및 이를 포함하는 스피커 장치
JP7281665B2 (ja) * 2019-03-26 2023-05-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 スピーカ装置
CN110708643A (zh) * 2019-09-28 2020-01-17 歌尔股份有限公司 发声装置及电子设备

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10327491A (ja) 1998-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3478466B2 (ja) スピーカ
JP3148520B2 (ja) スピーカ構造
JP4581150B2 (ja) ボイスコイル組立体およびこれを用いたスピーカー
CN209787376U (zh) 磁感应耳机喇叭及耳机
JP3118363B2 (ja) スピーカシステム
CN216775018U (zh) 扬声器和发声设备
JPH06284499A (ja) スピーカ構造
JP2012109669A (ja) スピーカ
JP4000793B2 (ja) 角形スピーカ
CN216491031U (zh) 发声单体及终端
JP5311053B2 (ja) 動電型スピーカー
EP0610769B1 (en) Loudspeaker
JP3443032B2 (ja) 平面型スピーカ
CN109413553A (zh) 一种等磁式扬声器
JP2592066Y2 (ja) スピーカ
JP2004128840A (ja) スピーカエッジ及びその製造方法
CN101370324B (zh) 大动态匀力驱动条形平板扬声器
JP3431459B2 (ja) スピーカの構造
JP2003299188A (ja) スピーカ用ダンパー及びスピーカ
JP3491569B2 (ja) 導電ダンパおよび導電ダンパ型スピーカ
JP3514652B2 (ja) スピーカの配線構造
CN216930311U (zh) 微型扬声器及终端设备
JP3942053B2 (ja) スピーカ用ダンパおよびその製造方法
JP2015088825A (ja) ボイスコイル、動電型スピーカー、ボイスコイルの製造方法及び動電型スピーカーの製造方法
CN113079445B (zh) 一种弹性部件及发声装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081003

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081003

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091003

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees