JP2545363Y2 - スピーカの配線構造 - Google Patents

スピーカの配線構造

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JP2545363Y2
JP2545363Y2 JP1989045072U JP4507289U JP2545363Y2 JP 2545363 Y2 JP2545363 Y2 JP 2545363Y2 JP 1989045072 U JP1989045072 U JP 1989045072U JP 4507289 U JP4507289 U JP 4507289U JP 2545363 Y2 JP2545363 Y2 JP 2545363Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ダンパーにボイスコイルへの入力用導電部
を設けたスピーカの配線構造に係り、特にダンパー外周
部の導電部端部とフレームに取り付けられる入力端子と
の結合手段を改良した配線構造に関するものである。
[従来の技術] 従来より第9図及び第10図に示すように、ボイスコイ
ル5を磁気ギャップ6の中心に保持するためのダンパー
1は、織布、不織布等にフェノール樹脂等の熱硬化型樹
脂を含浸させ、同芯円状の波型コルゲーション11を熱成
形加工等で一体成型したものが一般的であり、スピーカ
の配線構造を簡略化するために、ダンパー1の表面側又
は裏面側にコルゲーション11の形状に沿って銅箔等の導
電材を接着等の手段で装着することにより2本の導電部
2を形成し、該導電部2の内周側端部をリード部51を介
してボイスコイル5に接合すると共に外周側端部21をス
ピーカフレーム7に取り付けた入力用端子4に接続する
ことによりボイスコイル5への入力信号経路としたスピ
ーカの配線構造がある。
上記導電部2の端部21と入力端子4との結合構造とし
ては、第9図に示す構造のものと第10図に示す構造のも
のとがあり、第9図の構造においては、上記導電部2の
端部21はダンパー外周部12から更に延ばされて導電部だ
けがフリーの状態となっており、このフリー部22の端部
23と入力端子4の端子ラグ3の端部31とをハンダで結合
したものであり、第10図の構造においては、導電部2の
端部21はダンパー外周部12の外径と同一にし、上記端子
ラグ3の端部31を延長して上記導電部端部21とハンダ付
けしたものである。
[考案が解決しようとする課題] しかるに、従来の第9図に示すものにおいては、上記
導電部2は、ダンパー1の外周部21からフリー部22が形
成されていてこれを端子ラグ3の端部31に結合する形式
であるため、フリーの状態のものを端子ラグ3の端部31
に固定してハンダ付けしなければならず、この作業工程
を自動化するのは極めて困難であるという欠点があっ
た。
また、第10図に示すものにあっては、周知の如くダン
パー外周部12が本来的に反り返り易くなっていることか
ら、このダンパー外周部12と一体的になっている導電部
端部21を安定した状態で端子ラグ3に接触させてハンダ
付けすることは困難であり、しかもダンパー外周部12は
フレーム7に取り付けられる部分でもあり、接着剤がハ
ンダ付部に及ぶおそれがあることからもハンダ付けが困
難となり、第9図に示すものと同様、ハンダ付け作業の
自動化は困難性を伴なう。
更に、ダンパー1は上記のようにフェノール樹脂等を
含浸させた織布、不織布等で成形されていることから極
めて良好な絶縁性を備えており、このダンパー1上に導
電部2が配置されると共に該ダンパー1の下方に端子ラ
グ3の端部31が位置しているから、導電部2と端子ラグ
3をハンダ付けする場合に、第10図(B)の拡大図で示
すように、本来的にハンダHが付着しない良好な絶縁性
を備えている織布の切断部12aを覆う状態でハンダ付け
しなければならず、従って、この状態におけるハンダ付
けは、いわゆる「いもハンダ」が多くなり、結合状態の
安定性が極めて悪くなって品質の向上を図ることができ
ない。
本考案の目的は、上記した従来の欠点を解消し、配線
作業の自動化が可能であり、しかも品質の安定性を確保
することができるスピーカの配線構造を提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] 本考案に係るスピーカの配線構造は、同芯円状の波型
コルゲーションを備えたダンパーの内周部から外周部方
向にコルゲーション形状に沿って導電部を設けると共に
該導電部とフレーム側に取り付けられた入力端子とを電
気的に結合してボイスコイルへの信号入力経路としたス
ピーカの配線構造において、ダンパー外周部にはフレー
ムへの貼り代部から上記入力端子の端子基板上まで延び
る舌片を延設すると共に上記導電部端部を舌片上に貼り
付いた状態で延ばし、上記端子基板には上記舌片と反対
側の面に端子ラグをそのカシメ部の一部を残した状態で
カシメ止めすると共にカシメ残存片を端子基板から起立
状態で突出させ、該カシメ残存片と上記導電部端部とを
ハンダ付け固定したものである。
この場合、導電部端部に穴又は切欠部からなる係合部
を形成して該係合部にカシメ残存片を係合させた状態で
ハンダ付けしたり、カシメ残存片を折り曲げることによ
り導電部端部と固定した状態でハンダ付けすることがで
きる。
[作用] ダンパー外周部にはフレームへの貼り代部から入力端
子の端子基板上まで延びる舌片が延設されると共に導電
部端部が舌片上に貼り付いた状態で延びている。
一方、端子基板に端子ラグをカシメ止めする場合に、
端子ラグのカシメ部の一部を残してカシメるとカシメ残
存片が端子基板上に起立状態で突出する。このように構
成した入力端子をフレームに取り付ける。
振動系の組み込みに際して上記ダンパー外周の貼り代
部をフレームのダンパー座に配置するとダンパー外周部
の舌片が端子基板上に配置され、該舌片上の導電部端部
と端子基板上の端子ラグとを結合する。このとき導電部
端部はダンパー材と一体となっていてフリーの状態にな
っていないから導電部端部と端子ラグとの位置出しが簡
単であり、ハンダ付け作業の自動化が極めて容易とな
る。
また、端子ラグのカシメ残存片は端子基板から起立状
態で突出するからダンパー外周部の反りによる寸法誤差
を吸収でき、導電部端部を端子ラグに容易且つ安定した
状態で接触させてハンダ付けすることができる。
[実施例] 本考案に係るスピーカの配線構造の実施例を第1図乃
至第8図に基づいて説明するが、従来例として第9図及
び第10図で説明した部分と同一部分については同一符号
を付してその詳細な説明を省略する。
織布、不織布等からなるダンパー素材に溶剤にて希釈
したフェノール樹脂等の熱硬化型樹脂を含浸させ、溶剤
を揮発させて樹脂タック性を除去したのち、導電部2と
して平網状にした錦糸線をダンパー素材上に2本平行に
縫着し、この状態で熱成形加工して波型コルゲーション
11を同芯円状に設けると共にダンパー外周部12に舌片13
を一体成形して第1図に示すようなダンパー1とする。
舌片13は後に説明するようにフレームに取り付けられる
入力端子4の端子基板41上まで延びる長さとし、上記導
電部2の端部24は舌片13上に貼り付いた状態で延びてそ
の先端は舌片13の外径と同一になっている。
一方、入力端子4は、第2図(A),(B)に示すよ
うに、端子ラグ3をファイバー等からなる端子基板41に
カシメ止めすることにより構成されるが、そのカシメ止
め時に端子ラグ3に絞り加工などにて設けたカシメ部32
を端子基板41に設けたカシメ穴42に矢示A方向に挿入
し、プレスに取り付けたカシメ用パンチPを矢示B方向
に下降してカシメ止めする。このカシメ用パンチPの先
端部P1の形状を適宜に設定することにより、カシメ部32
の一部を残した状態でカシメることができ、これによっ
てカシメ残存片32aが起立状態で残って端子基板41上に
突出し、カシメ片32bが折れ曲がって端子基板41にカシ
メられる。
第3図(A),(B)に示すように、上記のようにし
てプラス側3+とマイナス側3−の端子ラグ3を端子基
板41に取り付け、この部品状態で取付穴43を介して第4
図に示すように角ハトメ、ビス等にてフレーム7に取り
付けたのち、上記した構成のダンパー1をその外周部12
をフレーム7のダンパー座71に貼着して所定の位置に設
置すると上記舌片13が端子ラグ3のカシメ残存片32aま
で及ぶから導電部2の端部24がカシメ残存片32aと接触
する。従って、その接触部分をハンダ付けすることによ
り配線作業が完了する。
第4図の例では舌片13の先端、即ち、導電部端部24の
先端をカシメ残存片32aに当接させるようにしたが、第
5図(A),(B)及び第6図に示すように、舌片13で
カシメ残存片32aを覆うようにすると共に舌片13及び導
電部端部24の近傍に穴9a又は切欠部9b等からなる係合部
8を設け、この係合部8にカシメ残存片32aを挿入して
係合させる構造にすることにより導電部2の端部24とカ
シメ残存片32aとの接触面積が増え、ハンダ付けの信頼
性が向上する。なお、カシメ残存片32aや係合部8の形
状、位置等の設定は自由に設定することができる。
第7図はカシメ残存片32aを折り曲げて導電部端部24
と結合させた例であり、この状態でハンダ付けする。
第8図は車載スピーカ専用の入力端子CTとの結合に応
用した例である。
[考案の効果] 本考案に係るスピーカの配線構造によれば、ダンパー
外周部にはフレームに取り付けられた入力端子の端子基
板上まで延びる舌片が延設されると共に導電部端部が該
舌片上に貼り付いた状態で配置されていてフリーの状態
ではないから、いわゆるソリッド状態に近くなってお
り、従って、導電部端部と端子ラグとの位置出しが容易
であってハンダ付け等の結合作業を自動化することが可
能である。
また、端子ラグのカシメ部にカシメ残存片を設けてこ
れを端子基板上に起立状態で突出させ、該カシメ残存片
と導電部端部とをハンダ付けするようにしたから、ダン
パー外周部の反りによる寸法誤差に対処することがで
き、導電部端部と端子ラグとの接触を容易且つ確実なも
のとすることができる。しかも従来のようにダンパー外
周端縁に跨ってハンダ付けするのではなく、導電部端部
と端子ラグとを直接ハンダ付けするものであるからハン
ダ付け部が極めて安定したものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は本考案に係るスピーカの配線構造の
実施例を示し、第1図はダンパーの平面図、第2図
(A)は端子ラグの端子基板へのカシメ過程を示す斜視
図、第2図(B)は同上カシメられた状態を示す斜視
図、第3図(A)は入力端子の平面図、第3図(B)は
同上側面図、第4図は導電部と入力端子との配線構造の
断面図及び局部拡大図、第5図(A)は導電部と入力端
子との配線構造の他の例を示す平面図、第5図(B)は
同上断面図、第6図は更に他の例を示す平面図、第7図
はカシメ残存片を折り曲げて結合する形態の断面図及び
局部拡大図、第8図は導電部と車載スピーカ専用端子と
の配線構造の断面図である。 第9図及び第10図は従来のスピーカの配線構造を示し、
第9図は断面図、第10図(A)は他の例を示す要部の断
面図、第10図(B)は同上ハンダ付け部を示す拡大断面
図である。 1:ダンパー、11:コルゲーション、12:ダンパー外周部、
13:舌片、2:導電部、24:導電部の端部、3:端子ラグ、3
2:カシメ部、32a:カシメ残存片、32b:カシメ片、4:入力
端子、41:端子基板、42:カシメ穴、43:取付孔、5:ボイ
スコイル、7:フレーム、71:ダンパー座、8:係合部、CT:
車載スピーカ専用端子、H:ハンダ、P:カシメ用パンチ、
P1:パンチの先端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭55−162496(JP,U) 実開 昭61−88397(JP,U) 実開 昭55−150593(JP,U)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】同芯円状の波型コルゲーションを備えたダ
    ンパーの内周部から外周部方向にコルゲーション形状に
    沿って導電部を設けると共に該導電部とフレーム側に取
    り付けられた入力端子とを電気的に結合してボイスコイ
    ルへの信号入力経路としたスピーカの配線構造におい
    て、 ダンパー外周部には上記入力端子の端子基板上まで延び
    る舌片が延設されると共に上記導電部端部が舌片上に貼
    り付いた状態で延びており、上記端子基板には上記舌片
    と反対側の面に端子ラグがそのカシメ部の一部を残した
    状態でカシメ止めされると共にカシメ残存片が端子基板
    から起立状態で突出していて、該カシメ残存片と上記導
    電部端部とがハンダ付け固定されていることを特徴とす
    るスピーカの配線構造。
  2. 【請求項2】導電部端部に穴又は切欠部からなる係合部
    が形成されていて該係合部にカシメ残存片が係合した状
    態でハンダ付けされていることを特徴とする請求項1記
    載のスピーカの配線構造。
  3. 【請求項3】カシメ残存片を折り曲げて導電部端部と固
    定した状態でハンダ付けされていることを特徴とする請
    求項2記載のスピーカの配線構造。
JP1989045072U 1989-04-19 1989-04-19 スピーカの配線構造 Expired - Lifetime JP2545363Y2 (ja)

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JPS55162496U (ja) * 1979-05-08 1980-11-21
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