JPH0794646B2 - 接着性組成物 - Google Patents

接着性組成物

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JPH0794646B2
JPH0794646B2 JP62147212A JP14721287A JPH0794646B2 JP H0794646 B2 JPH0794646 B2 JP H0794646B2 JP 62147212 A JP62147212 A JP 62147212A JP 14721287 A JP14721287 A JP 14721287A JP H0794646 B2 JPH0794646 B2 JP H0794646B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、接着性組成物に関し、より詳しくは反応型ア
クリル系接着性組成物に関する。
[従来の技術] 一般に反応型アクリル系接着剤は取り扱い易く、短時間
で優れた接着性を示すことより嫌気性接着剤、放射線硬
化型接着剤、SGA系接着剤等として広く用いられてい
る。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、高性能が要求される構造用接着剤等の分
野においては、従来の反応型アクリル系接着剤では接着
強度等の面でまだ十分であるとは言えない。
接着強度を向上させる方法としては(メタ)アクリル酸
等のカルボン酸を添加する方法がよく知られているが、
この場合臭気、皮膚刺激性、金属の腐蝕性等が大きな問
題となり、その改善が望まれている。
本発明者らは、上記のごとき問題点を改善し、接着強度
に優れた反応型アクリル系接着剤を開発すべく鋭意研究
を重ねた結果、3,4−ジカルボキシ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロ−1−ナフタレンコハク酸(以下「TDA」と略称す
る。)に例示される特定のポリカルボン酸又はその酸無
水物から誘導される特定の化合物を必須の硬化性成分と
することにより、他の物性を損なうことなく、接着強度
を大きく向上させることが可能であり、更には耐熱性を
も改善し得ることを見い出し、同時に特定の重合性化合
物を硬化性成分として併用することにより作業性が大幅
に改善されることを見いだし、かかる知見に基づいて本
発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、接着強度に優れ、且つ作業性の良好な
新規な反応型アクリル系接着性組成物を提供することを
目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明に係る接着性組成物は、 (a)一般式(1)又は一般式(2)で表される(メ
タ)アクリレート系化合物と(b)エチレン性不飽和基
を有する重合性化合物とを硬化性成分とし、(b)成分
100重量部に対する(a)成分が5〜100重量部であるこ
とを特徴とする。
[式中、R1、R2は同一又は異なって、水素原子又は炭素
数1〜8のアルキル基を表す。R3、R4、R5、R6は同一又
は異なって、カルボキシル基又は基−COOR7(OOC−C
(−R8)=CH2)nを表す。但し、R3、R4、R5及びR6
うち、少なくとも1つの基はカルボキシル基であり、且
つ少なくとも1つの基は、基−COOR7(OOC−C(−R6
=CH2)nでなければならない。R7は水酸基を有する
(メタ)アクリレート残基を表す。R8は水素原子又はメ
チル基を表す。nは1〜3の整数を表す。] [式中、R3、R4、R5、R6、R7、R8及びnは、一般式
(1)で記載したとおりである。] 本発明に係る接着性組成物は、更に(c)重合開始剤及
び必要に応じて、(d)重合促進剤を含有する。
一般式(1)で表される(メタ)アクリレート系化合物
は、一般式(I)又は(II)で表されるポリカルボン酸
無水物又はその有水酸からなる群から選ばれる1種若し
くは2種以上と、水酸基を有する(メタ)アクリレート
化合物との反応生成物である。
(式中、R1、R2は水素又は炭素数1〜8のアルキル基を
表わす。) 即ち、一般式(I)又は(II)で表されるポリカルボン
酸に由来する4個のカルボキシル基に対し、水酸基を有
する(メタ)アクリレート化合物を1モル、2モル又は
3モル縮合反応せしめることにより、一般式(1)にお
いてR3、R4、R5及びR6のいずれか1個、2個又は3個が
夫々基−COOR7(OOC−C(−R8)=CH2)nであり、残
りがカルボキシル基である本発明に係る硬化性成分
(a)が生成する。
(a)成分である(メタ)アクリレート系化合物は、例
えば、TDA又はその酸無水物と、水酸基を有する(メ
タ)アクリレート化合物とを公知のエステル化触媒及び
熱重合禁止剤の存在下、無溶媒又は溶媒中にて50〜150
℃で数時間反応させることにより工業的に容易に合成す
ることができる。
又、TDAには種々のアルキル置換体(例えば1−メチ
ル、7−メチル等)が知られており、上記反応において
TDAに代えて当該アルキル置換体を用いても同様に(メ
タ)アクリレート系化合物を合成することができる。
更に、TDAの製造時において副生するTDAの構造異性体で
ある5,6,9,10−テトラカルボキシトリシクロー(6.2.2.
02,7)−ドデカ−2,11−ジエン[一般式(II)で表わさ
れる。]も原料として有効である。
水酸基を有する(メタ)アクリレート化合物としては、
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、ポリエチレング
リコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレング
リコールモノ(メタ)アクリレート、トリメチロールプ
ロパンジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール
トリ(メタ)アクリレート等が例示され、これらの化合
物は単独で用いても2種以上混合して用いてもよい。
又、この水酸基を有する(メタ)アクリレート化合物が
低粘度の液体の場合には、過剰に仕込んで未反応分を反
応溶媒とすることも可能である。この場合、未反応物は
生成物と同様に重合性化合物であり、接着性組成物中に
残存しても何ら問題はない。
この反応は無触媒でも可能であるが、工業的には適当な
触媒を用いることが好ましい。用いられるエステル化触
媒としては、硫酸、リン酸、p−トルエンスルホン酸等
の酸触媒、トリエチルアミン、トリエタノールアミン、
N,N−ジメチルアニリン等の第3級アミン、ジメチルア
ミン塩酸塩、ジエチルアミン酢酸塩、ジメチルアミン硫
酸塩等のアミン塩等が例示され、その使用量は0.01〜10
重量%、好ましくは0.05〜5重量%の範囲であることが
望ましい。
好ましい熱重合禁止剤としては、ベンゾキノン、ナフト
キノン等のキノン類、ヒドロキノン、ヒドロキノンモノ
メチルエーテル、p−tert−ブチルカテコール等のフェ
ノール類、ナフテン酸銅等の金属塩等が例示され、その
添加量は0.001〜0.1重量%好ましくは0.005〜0.03重量
%の範囲であることが望ましい。
重合を抑えるためには、更に反応系へ、例えば空気等の
酸素を含有するガスを少量ずつ連続的に又は間欠的に供
給しながら反応を行なう方法も有効である。
溶媒を使用する場合には、ベンゼン、トルエン、クロル
ベンゼン、1,4−ジオキサン等の不活性溶媒を用いて反
応後当該溶媒を留去する方法、トリメチロールプロパン
トリ(メタ)アクリレート等の水酸基を有さない重合性
化合物を用いて反応後も除去せず、そのまま接着性組成
物とする方法等が挙げれる。
(b)成分であるエチレン性不飽和基を有する重合性化
合物は、接着性組成物の粘度を調整するために、必須の
硬化性成分として併用される。具体的には、メチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチ
ル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)
アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、2−ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メ
タ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)ア
クリレート、メトキシエチル(メタ)アクリレート、フ
ェノキシエチル(メタ)アクリレート等の単官能(メ
タ)アクリレートモノマー、 エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、1,3−ブタンジオールジ(メタ)ア
クリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレ
ート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、
トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペ
ンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート等の多官
能(メタ)アクリレートモノマー、 エポキシ(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アク
リレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、ポリオ
ール(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリルオリゴ
マー、 ビニルトルエン、酢酸ビニル、アクリロニトリル等のビ
ニルモノマー等が挙げられる。
これらの重合性化合物は単独で用いても2種以上混合し
て用いてもよい。
本発明に係る接着性組成物における硬化性成分の組成
は、(b)成分100重量部に対し(a)成分が5〜100重
量部の比率で構成されている。
(c)成分である重合開始剤としては、ベンゾイルパー
オキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、tert−ブ
チルハイドロパーオキサイド、メチルエチルケトンパー
オキサイド、ジクミルパーオキサイド、ジ−tert−ブチ
ルパーオキサイド、tert−ブチルパーベンゾエート等の
各種有機過酸化物、アゾビスイソブチロニトリル、フェ
ニルアセトアルデヒド等の熱重合開始剤、ベンゾインエ
チルエーテル、ベンゾフェノン、2,2−ジエトキシアセ
トフェノン、ベンジルジメチルケタール、2−エチルア
ンスラキノン、ミヒラーズケトン等の光重合開始剤が挙
げられる。
これらの重合開始剤は単独で用いても2種以上併用して
もよく、その配合量は硬化性成分100重量部に対して0.0
1〜20重量部、好ましくは0.1〜10重量部の範囲であるこ
とが望ましい。
(d)成分である重合促進剤としては、嫌気硬化、常温
硬化の場合にはo−ベンズスルフイミド等の有機スルフ
イミド、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメチル−p−
トルイジン等の芳香族第3級アミン、ブチルアルデヒド
/アニリン縮合体等のアルデヒドと第1級又は第2級ア
ミンの縮合生成物、1,2,3,4−テトラヒドロキノリン等
の複素環状2級アミン、チオ尿素、エチレンチオ尿素等
のチオ尿素類、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸マンガ
ン等の金属塩類等が挙げられ、光硬化の場合にはトリエ
チルアミン、トリエチレンテトラミン等のアミン類、ア
リルチオ尿素等の尿素類、ナトリウムジエチルジチオホ
スフェート等の硫黄化合物、N,N−ジメチル−p−アミ
ノベンゾニトリル等のニトリル類、トリ−n−ブチルホ
スフィン等の燐化合物等が挙げられる。
これらの重合促進剤は単独で用いても2種以上併用して
もよく、その配合量は硬化性成分100重量部に対して0.0
1〜20重量部、好ましくは0.1〜10重量部の範囲であるこ
とが望ましい。
本発明に係る接着性組成物には、上記の(a)乃至
(d)成分の他に、必要に応じて接着性、柔軟性を付与
するためのゴム、エラストマー、保存安定性を向上させ
るための安定剤、粘度調整のための充填剤、可溶性ポリ
マー、その他染料、顔料、可塑剤等を適宜配合すること
ができる。
適当なゴム、エラストマーとしてはアクリロニトリル−
ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、イソプレ
ンゴム、クロロプレンゴム等のジエン系ゴム、クロロス
ルホン化オリエチレン、塩化ゴム、アクリルゴム、ウレ
タンゴム、エピクロルヒドリンゴム、塩素化ポリエチレ
ン、ポリ酢酸ビニル等が例示されるが、なかでもジエン
系ゴムやクロロスルホン化ポリエチレン等の接着性組成
物中の硬化性成分とグラフトを形成するものがより好ま
しい。
その配合量は硬化性成分100重量部に対して1〜90重量
部、好ましくは5〜50重量部の範囲であることが望まし
い。
安定剤としてはベンゾキノン、ナフトキノン、ヒドロキ
ノン、ヒドロキノンモノメチルエーテル、2,6−ジ−ter
t−ブチル−p−クレゾール等のラジカル補捉剤、エチ
レンジアミン四酢酸四ナトリウム、シュウ酸等の金属キ
レート封鎖剤等が挙げられる。
本発明に係る接着性組成物の硬化方法は、特に制限され
るものではなく、光硬化、嫌気硬化、プライマー硬化、
二液混合硬化、放射線硬化等が可能である。
[実施例] 以下に実施例並びに比較例を示し、本発明を詳しく説明
する。
尚、各例で示した部数はすべて重量部である。
合成例1 TDA二無水物300g(1.0モル)、2−ヒドロキシエチルメ
タクリレート(以下「HEMA」と略称する。)400g(3.1
モル)、トリエチルアミン0.7g、ヒドロキノンモノメチ
ルエーテル(以下「EMHQ」と略称する。)0.1gを反応容
器中に仕込み、75℃で5時間反応を行ない、無色透明な
液状の反応生成物[I]を得た。
合成例2 合成例1のHEMA400gを2−ヒドロキシプロピルメタアク
リレート(以下「HPMA」と略称する。)435g(3.0モ
ル)におきかえ、以下合成例1と同様にして、無色透明
な液状の反応生成物[II]を得た。
合成例3 TDA二無水物300g(1.0モル)、HEMA273g(2.1モル)、
トリエチレングリコールジメタクリレート(以下「TEGD
MA」と略称する。)360g、トリエチルアミン0.9g、MEHQ
0.1gを反応容器中に仕込み、75℃で7時間反応を行な
い、無色透明な液状の反応生成物[III]を得た。
合成例4 合成例3のTEGDMAをトリメチロールプロパントリメタク
リレート(以下「TMPTMA」と略称する。)におきかえ、
以下合成例3と同様にして無色透明な液状の反応生成物
[IV]を得た。
合成例5 合成例1のHEMA400gを2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト(以下「HEA」と略称する)365g(3.1モル)におきか
え、以下合成例1と同様にして無色透明な液状の反応生
成物[V]を得た。
実施例1〜4,比較例1〜3 第1表に示す各種組成物にクメンヒドロパーオキサイド
(以下「CHPO」と略称する)1部、2,6−ジ−tert−ブ
チル−p−クレゾール(以下「BHT」と略称する。)0.5
部を加えてプライマー型接着剤の主剤組成物を得た。得
られた主剤組成物及びプライマーとしてブチルアルデヒ
ド/アニリン縮合体を用いて、鉄製被着体どうしを接着
した。室温下24時間放置後の各種接着強度を測定し、第
1表に示した。
接着強度は、JIS K−6850、JIS K−6854、JIS K
−6855に準拠して測定した。
実施例5〜8,比較例4〜6 第2表に示す各種組成物を2つに分け、一方にCHPOを2
部、BHTを0.5部加えてA液とし、他の一方にエチレンチ
オ尿素1部を加えてB液を調製した。
得られたA液とB液とを等量ずつ混合して得た二液混合
型接着性組成物を用いて実施例1と同様にして接着強度
を測定し、第2表に示した。
実施例9〜14,比較例7〜10 第3表に示す各種組成物にCHPOを2部、o−ベンゾイッ
クスルフイミドを1部、N,N−ジメチル−p−トルイジ
ン1部、ベンゾキノン0.1部、シュウ酸0.01部を加えて
嫌気性接着剤組成物を調製した。得られた組成物を用い
て貯蔵安定性、硬化速度、接着強度の諸特性を測定し、
第3表に示した。尚、各特性は下記の方法により測定し
た。
[貯蔵安定性(ゲル化時間)] ガラス製試験管に所定量の組成物を入れ、80℃の恒温槽
中で資料がゲル化するまでの時間を測定した。尚、80℃
でのゲル化時間が60分以上であれば、室温で1年以上安
定であると云われている。
[硬化速度(セットタイム)] 脱脂したJIS2級M10鋼ボルト・ナットに組成物を塗布し
て組立てたものを25℃の恒温室中に放置し、ナットが手
で多動くかなくなるまでの時間(約10Kg/cmのトルクが
発生した時)を測定した。
[接着強度(破壊トルク,脱出トルク)] 上記のボルト・ナットに組成物を塗布して組立てたもの
を25℃の恒温室中に24時間放置し、日本接着剤工業会規
格(JAI6−1979)に基づいて破壊トルク及び脱出トルク
を測定した。
実施例15 反応生成物(V)50重量部、HEA50重量部及び2,2−ジエ
トキシアセトフェノン3重量部を配合して紫外線硬化型
接着剤組成物を調製し、得られた組成物を用いてアクリ
ル樹脂どうしを接着したときの曲げ接着強度を測定した
ところ、2.4kgfであった。
尚、接着強度は次の方法により測定した。
巾20mm、長さ100mm、厚さ1mmのアクリル樹脂試験片に組
成物を塗布し、接着面積が200mm2となるように接着を行
ない、100Wの高圧水銀灯を用いて10cmの距離から60秒間
紫外線を照射した。得られた試験片を用いてJIS K−6
856に準拠して曲げ接着強度を測定した。
比較例11 エポキシアクリレート80重量部、HEA20重量部及び2,2−
ジエトキシアセトフェノン3重量部を配合して紫外線硬
化型接着剤組成物を調製し、実施例15と同様にしてアク
リル樹脂どうしを接着したときの曲げ接着強度を測定し
たところ、0.3kgfであった。
[発明の効果] 本発明に係る(メタ)アクリレート系化合物は、刺激臭
がなく皮膚刺激性も極めて小さく、重合開始剤や重合促
進剤を加えることにより速やかに硬化させることができ
る。かくして得られた本発明に係る接着性組成物は、引
張り剪断、剥離、衝撃等の接着強度に優れ、かつ従来の
反応型アクリル系接着性組成物に比べて刺激臭、皮膚刺
激性も極めて少なく、更には接着後の耐久性、耐熱性に
も優れるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−16449(JP,A) 特開 昭61−155421(JP,A) 特開 昭57−188581(JP,A) 特開 昭63−132912(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)一般式(1)又は一般式(2)で表
    される(メタ)アクリレート系化合物と(b)エチレン
    性不飽和基を有する重合性化合物とを硬化性成分とし、
    (b)成分100重量部に対する(a)成分が5〜100重量
    部であることを特徴とする接着性組成物。 [式中、R1、R2は同一又は異なって、水素原子又は炭素
    数1〜8のアルキル基を表す。R3、R4、R5、R6は同一又
    は異なって、カルボキシル基又は基−COOR7(OOC−C
    (−R8)=CH2)nを表す。但し、R3、R4、R5及びR6
    うち、少なくとも1つの基はカルボキシル基であり、且
    つ少なくとも1つの基は、基−COOR7(OOC−C(−R6
    =CH2)nでなければならない。R7は水酸基を有する
    (メタ)アクリレート残基を表す。R8は水素原子又はメ
    チル基を表す。nは1〜3の整数を表す。] [式中、R3、R4、R5、R6、R7、R8及びnは、一般式
    (1)で記載したとおりである。]
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