JPH0794487A - 処理装置及びそのクリーニング方法 - Google Patents

処理装置及びそのクリーニング方法

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JPH0794487A
JPH0794487A JP25650593A JP25650593A JPH0794487A JP H0794487 A JPH0794487 A JP H0794487A JP 25650593 A JP25650593 A JP 25650593A JP 25650593 A JP25650593 A JP 25650593A JP H0794487 A JPH0794487 A JP H0794487A
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初雄 長田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クリーニングガスの装置内壁や処理ガス供給
系の内壁等への付着を防止した処理装置を提供する。 【構成】 処理容器22と処理ガス供給手段40とを有
する処理装置において、上記供給手段とは別に、ClF
系ガスを含むクリーニングガスを供給するクリーニング
ガス供給手段56を独立させて接続する。これにより、
クリーニング時に処理ガス供給手段から不活性ガスを流
し、クリーニングガスが処理ガス供給手段に逆流してこ
の内壁に付着することを防止する。これにより、引き続
いて行われる成膜時に成膜中にClF系ガスが入ること
を阻止することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クラスタツール或いは
複数の処理容器を統合した処理装置等に適用することが
できる処理装置及びそのクリーニング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体集積回路を製造するため
にはウエハに対して成膜、エッチング処理等の各種の処
理が施される。例えば1枚毎のウエハ表面に成膜するC
VD装置においては、ウエハ載置台(サセプタ)上に半
導体ウエハを載置し、これを所定の温度に加熱しながら
ウエハ表面に成膜用の処理ガスを供給し、このガスの分
解生成物或いは反応生成物をウエハ上に堆積させるよう
になっている。
【0003】このようにしてウエハ表面に成膜を行った
場合、成膜が必要とされるウエハ表面の他に、ウエハ載
置台、処理容器の内側表面、処理ガスの供給ヘッダ等の
不要な部分にまでも膜が付着してしまう。このような不
要な部分における成膜は、パーティクルとなって浮遊
し、半導体集積回路の欠陥の原因となることから、この
成膜を除去するために真空処理装置は定期的に或いは不
定期的にクリーニング処理が施される。
【0004】従来のクリーニング方法としては、クリー
ニングガスとしてNF3 を含むガスを処理容器内へ導入
し、このクリーニングガスで載置台や処理容器内面等に
付着した成膜を除去する方法が知られている。このクリ
ーニング方法では、使用するNF3 自体の分解性があま
り良好でないので、プラズマを利用している。すなわ
ち、処理容器内に載置台と対向する位置に電極板を配置
し、この載置台と電極間に高周波電圧を印加してプラズ
マを発生させ、これによってNF3 を励起させて活性化
し、クリーニングを促進させるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したN
3 プラズマ方式のクリーニング方法にあってはプラズ
マが分布する載置台表面やウエハの周辺部の成膜は効果
的に除去することはできるが、プラズマの及ばない部
分、例えば処理容器の内面や特に処理ガスの供給ヘッド
内面に付着した成膜、ウエハ搬送時に剥がれ落ちて容器
底部に付着した膜片等を効果的に除去することができな
かった。
【0006】そこで、より効果的に成膜等をクリーニン
グ除去するために、特開昭64−17857号公報や特
開平2−77579号公報等に開示されているようにク
リーニングガスとしてClF系のガスを用いることが提
案されている。このClF系のガスを用いたクリーニン
グ方式によればプラズマを用いることなく載置台表面は
勿論のこと処理ガス供給ヘッダの内面等の隅々まで効率
的に成膜を除去することができるが、例えばClF3
スは沸点が+17℃程度のため常温で液化しやすく、ま
た、容器内壁や処理ガス供給ヘッダの内壁面等に付着し
やすい。このため、クリーニングガスの供給系において
液化して供給系を閉塞したり或いはクリーニング操作後
に行われる成膜処理において、壁面に付着したClF系
ガスが分離して成膜中にこのClF系ガスが取り込まれ
ると素子の欠陥の原因となってしまう問題点があった。
そして、一担供給系がガス液化により閉塞するとこれを
復帰させるために例えば半日程度、供給系を真空引きし
なければならず、装置の稼働率を低下させてしまう。
【0007】このような不具合は、特に、同一真空処理
装置或いは異なる処理装置を複数個結合してウエハを大
気に晒すことなく各種工程の連続処理を可能としたクラ
スタ装置において大きな障害となっている。すなわち、
クラスタ装置化により、再現性の高い被成膜表面の維
持、コンタミネーションの防止、処理時間の短縮化等を
図ることができるが、高微細化、高集積化により64M
から256MDRAMに移行する場合に不良原因の80
%以上が主として成膜装置内におけるパーティクルや金
属汚染に依って生じることが判明しており、そのため、
装置内のパーティクルを効率的に除去し、且つクリーニ
ングガスの影響もない真空処理装置及びそのクリーニン
グ方法の開発が強く望まれている。
【0008】本発明は、以上のような問題点に着目し、
これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明
の目的はClF系のクリーニングガスにより装置内壁等
へ付着したパーティクルをクリーニングする処理装置及
びそのクリーニング方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、上記問題
点を解決するために、処理容器と、前記この処理容器内
へ処理ガスを供給する処理ガス供給手段とからなる処理
装置において、前記処理容器に設けられた前記処理ガス
供給手段とは別に、ClF系ガスを含むクリーニングガ
スを供給するクリーニングガス供給手段を接続するよう
に構成したものである。
【0010】第2の発明は、上記問題点を解決するため
に、真空処理容器と、この真空処理容器内へ処理ガスを
供給する処理ガス供給手段とからなる処理装置におい
て、前記真空処理容器に前記処理ガス供給手段とは別に
独立させて接続された、ClF系ガスを含むクリーニン
グガスを供給するクリーニングガス供給手段と、少なく
とも前記処理ガス供給手段に設けられて、クリーニング
操作時に前記処理ガス供給手段を加熱する手段とを備え
るようにしたものである。
【0011】第3の発明は、上記問題点を解決するため
に、被処理体が設けられる真空処理容器と、この真空処
理容器内へ処理ガスを供給する処理ガス供給手段とから
なる処理装置において、ClF系ガスを含むクリーニン
グガスを供給するクリーニングガス供給系を前記処理ガ
ス供給手段とは独立させて接続し、前記クリーニングガ
ス供給系に、これに流れる前記ClF系ガスを含むクリ
ーニングガスの液化を阻止するための液化防止用加熱手
段を設けると共に液化が発生しやすい液化容易化部分に
加熱手段を設けるようにしたものである。
【0012】第4の発明は、上記問題点を解決するため
に、真空処理容器と、この真空処理容器内へ処理ガスを
供給する処理ガス供給手段と、前記処理ガス供給手段と
は独立させて前記真空処理容器に接続された、ClF系
ガスを含むクリーニングガスを供給するクリーニングガ
ス供給手段とからなる処理装置をクリーニングするに際
し、このクリーニングガス供給手段を介してクリーニン
グガスを供給してクリーニング操作を行うと同時に、前
記処理ガス供給手段から不活性ガスを供給するようにし
たものである。
【0013】
【作用】第1の発明は、上述のように構成したので、ク
リーニング操作を行う場合には、処理ガス供給手段とは
別個独立に形成されたクリーニングガス供給手段を介し
てClF系のクリーニングガスが供給され、処理ガス供
給手段内や処理容器内の成膜等が除去される。そして、
クリーニング操作後には、処理ガス供給手段を介して処
理容器内へ処理ガスが供給されるが、この場合、クリー
ニングガス供給手段は処理ガス供給手段に対して独立に
形成されて共用部分がないので、処理ガスを流した時に
これに管壁等に付着したClF系ガスが混入することが
ない。
【0014】第2の発明は、上述のように構成したの
で、クリーニング操作を行う場合には、クリーニングガ
ス供給手段からClF系のクリーニングガスを真空処理
容器内へ供給する。この場合、処理ガス供給手段は、加
熱手段により所定の温度まで加熱されているので、内壁
にクリーニングガスが付着することを阻止することがで
き、従って、引き続いて行われる成膜処理時に処理ガス
中に欠陥の原因となるClF系のガスが混入することを
防止することができる。この場合、処理容器内壁等もク
リーニング時に加熱するようにすればClF系ガスがそ
こに付着することを阻止することができ、一層その効果
を向上させることが可能となる。
【0015】第3の発明は、上述のように構成したの
で、クリーニング操作を行う場合には、クリーニングガ
ス供給手段に設けた液化防止用加熱手段によりクリーニ
ングガス供給手段を加熱する。これにより供給手段を通
るClF系のクリーニングガスの液化を防止することが
でき、円滑なガス供給を行うことが可能となる。この場
合、クリーニングガス供給源から真空処理容器側に向け
て次第に温度が高くなるように供給手段に温度勾配を設
け且つガスの液化現象が生じやすい液化容易化部分、例
えば継手部等を加熱手段により個別に加熱することによ
り、クリーニングガスの液化を略完全に阻止することが
可能となる。
【0016】第4の発明は、上述のように構成したの
で、クリーニング操作時には、別個独立に設けたクリー
ニングガス供給手段からはClF系のクリーニングガス
を流し、これと同時に処理ガス供給手段からは例えばN
2 (窒素)等の不活性ガスを例えば処理ガスシャワーヘ
ッドに流す。これにより、クリーニングガス操作時にク
リーニングガスが処理ガス供給手段の供給端側の内壁に
付着することがなくなり、クリーニング操作終了後に引
き続いて行われる成膜処理時に成膜中に欠陥の原因とな
るClF系ガスが取り込まれることを阻止することが可
能となる。
【0017】
【実施例】以下に、本発明に係る処理装置とそのクリー
ニング方法の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
図1は本発明に係る処理装置を複数個集合させたクラス
タ装置を示す概略平面図、図2は図1に示すクラスタ装
置を示す概略斜視図、図3は本発明に係る処理装置の一
例を示す断面図、図4は図3に示す装置に用いるヘッダ
加熱手段を示す構成図、図5は図3に接続されるクリー
ニングガス供給系を示す構成図、図6は搬送アーム等の
移載手段を示す側面図である。
【0018】本実施例においては3つの第1〜第3の処
理装置、例えば真空処理装置2A、2B、2Cを共通の
移載室4に接続し、この移載室4に対して共通に連設さ
れた第1及び第2の予備真空室6A、6Bを介して他の
移載室8を設け、更にこの移載室8に対して第1及び第
2のカセット室10A、10Bを連設して、いわゆるク
ラスタ装置化した構造を例にとって説明する。
【0019】上記各真空処理装置2A、2B、2Cは、
被処理体である半導体ウエハ表面に連続的に処理する時
に必要とされる装置の集合体であり、第1の真空処理装
置2Aは例えば微細パターンにタングステン層をCVD
により形成するものであり、第2の真空処理装置2Bは
例えば微細パターンが形成されたウエハ上に400〜5
00℃の温度下でチタン膜をスパッタリングにより成膜
するものであり、また、第3の真空処理装置2Cはタン
グステン層をエッチバックするためのものである。これ
ら各種処理装置は、この数量及び種類には限定されな
い。
【0020】まず、このクラスタ装置全体について説明
すると、第1の移載室8の両側にはそれぞれゲートバル
ブG1、G2を介して第1のカセット室10A及び第2
のカセット室10Bがそれぞれ接続されている。これら
カセット室10A、10Bはクラスタ装置のウエハ搬出
入ポートを構成するものであり、それぞれ昇降自在なカ
セットステージ12(図2参照)を備えている。
【0021】第1の移載室8及び両カセット室10A、
10Bはそれぞれ気密構造に構成され、両カセット室1
0A、10Bには、外部の作業室雰囲気との間を開閉す
るようにそれぞれゲートドアG3、G4が設けられると
共に、コ字形の保持部材を有する搬出入ロボット15が
設けられる(図2参照)。この搬出入ロボット15は、
図2に示すように外部で前向きにセットされたウエハカ
セット14を両カセット室10A、10B内に搬入して
横向きにセットするように構成されており、ウエハカセ
ット14はカセット室10A、10B内に搬入された
後、カセットステージ12により突き上げられて所定の
位置まで上昇する。
【0022】第1の移載室8内には、例えば多関節アー
ムよりなる搬送アームとしての第1の移載手段16と、
被処理体としての半導体ウエハWの中心及びオリフラ
(オリエンテーションフラット)を位置合わせするため
の回転ステージ18とが配設されており、この回転ステ
ージ18は図示しない発光部と受光部とにより位置合わ
せ手段を構成する。
【0023】この第1の移載手段16は、上記両カセッ
ト室10A、10B内のカセット14と予備真空室6
A、6Bとの間でウエハを移載するためのものであり、
ウエハ保持部であるアームの先端部の両側には、ウエハ
Wを真空吸着するための吸引孔16Aが形成されてい
る。この吸引孔16Aは図示しない通路を介して真空装
置に接続されている。
【0024】上記第1の移載室8の後方側には、それぞ
れゲートバルブG5、G6を介して第1の予備真空室6
A及び第2の予備真空室6Bが接続されており、これら
第1及び第2の予備真空室6A、6Bは同一構造に構成
されている。これらの予備真空室6A、6Bは内部に、
ウエハ載置具と、これに保持したウエハを加熱する加熱
手段とウエハを冷却する冷却手段とを備えており、必要
に応じてウエハを加熱或いは冷却するようになってい
る。そして上記第1及び第2の予備真空室6A、6Bの
後方側には、ゲートバルブG7、G8を介して第2の移
載室4が接続されている。
【0025】前記第2の移載室4内には、第1及び第2
の予備真空室6A、6Bと3つの真空処理装置2A〜2
Cとの間でウエハWを移載するための例えば多関節アー
ムよりなる搬送アームとしての第2の移載手段20が配
置されている。この第2の移載室4には、それぞれゲー
トバルブG9〜G11を介して左右及び後方の三方に上
記3つの真空処理装置2A〜2Cが接続されている。
【0026】次に、真空処理装置として第1の真空処理
装置2Aを例にとって説明する。前述のようにこの第1
の真空処理装置2Aは、金属膜として例えばタングステ
ン膜をCVDにより成膜するものであり、図3に示すよ
うに真空処理容器22は、例えはアルミニウムにより略
円筒状に成形されて内部に真空処理室24が形成され、
処理容器22の一側壁にはゲートバルブG9を介して第
2の移載室4が接続される。
【0027】この処理容器22内にはウエハWをその上
に載置するための例えばアルミニウム等よりなるウエハ
載置台26が容器底部より起立した支持筒28により支
持されて設置されている。ウエハ載置台26の上面に
は、図示しない直流電圧源に接続された静電チャック3
0が設けられており、この上にウエハWを静電力により
吸着保持するようになっている。
【0028】上記ウエハ載置台26の下方の容器底部は
開口され、この開口部にはクオーツウィンドウ32が気
密に取り付けられ、この下方には加熱用のハロゲンラン
プ34が配設されている。そして、成膜工程時にはこの
ハロゲンランプ34からの光はクオーツウィンドウ32
を通って載置台26の裏面を照射し、この光エネルギで
ウエハWを所定の処理温度まで間接加熱するようになっ
ている。上記処理容器22の底部には、真空ポンプ36
に接続された排気通路38が接続されており、必要に応
じて処理容器22内を真空引きするようになっている。
【0029】一方、処理容器22の天井部には、シャワ
ーヘッド40を装着するための例えば円形の装着孔42
が設けられており、この装着孔42には例えばアルミニ
ウムにより円筒状に成形されたシャワーヘッド40が挿
入され、その周辺部に形成したフランジ部42を、Oリ
ング44を介して天井部の円周縁に支持させて気密に取
り付け固定している。
【0030】このシャワーヘッド40の上部には処理ガ
スを供給するための処理ガス供給手段としての処理ガス
供給系54と、ClF、ClF3 、ClF5 等のClF
系のガスをクリーニングガスとして供給するためのクリ
ーニングガス供給手段としてのクリーニングガス供給系
56がそれぞれ別個独立させて接続されている。尚、シ
ャワーヘッド40は、クリーニングガス供給手段の一部
として構成される。このシャワーヘッド40内には、図
示例にあっては水平に配置させてその上方より仕切板4
6、拡散板48及び整流板50が順次設けられて3つの
部屋52A、52B、52Cに区画されている。
【0031】仕切板46の中央部には1つの連通孔46
Aが形成され、拡散板48には、多数の拡散孔48Aが
その全面に渡って分散させて形成され、更に整流板50
には多数の整流孔50Aがその全面に渡って分散させて
形成されている。この場合、拡散孔48Aの直径は0.
2〜1.5mm程度の範囲に設定されて少ない密度で分
散されているに対して整流孔50Aの直径は拡散孔48
Aよりも大きい0.5〜2.0mm程度の範囲に設定さ
れて大きな密度で分散されている。また、連通孔46A
の直径は0.5〜3.0mm程度の範囲に設定されてい
る。従って、孔径と孔の分布を変化させることによって
上下の各部屋に渡って差圧を持たせ、局所的に導入した
複数の処理ガスを均等に混合し、且つウエハ表面上に均
等に供給するようになっている。そのために、ウエハW
の直径が約200mmである場合には、整流板50の直
径はこれよりも少し大きい値、例えば220〜230m
m程度に設定される。尚、これら拡散板48或いは整流
板50は、更に数を増やして多段に設けるようにしても
よい。
【0032】上記シャワーヘッド40の内外面、仕切板
46、拡散板48、整流板50及び処理容器22の内面
は、クリーニング時にClF系ガスが吸着することを防
止するための表面研磨処理が施されている。
【0033】上記処理ガス供給系54は、本実施例にお
いてはタングステン膜を形成することから2種類の処理
ガスを導入するためにシャワーヘッド40に接続された
第1及び第2の処理ガス導入ポート58、60を有して
おり、これら各ポートにはそれぞれ第1及び第2のポー
ト開閉弁58A、60Aが介設されている。この際、開
閉弁58A、60Aからガスシャワーヘッド40までの
距離をでき得る限り短くすることで、配管内壁に付着す
る残留ガスの悪影響を取り除くことができる。第1及び
第2の処理ガス導入ポート58、60にそれぞれ接続さ
れる第1及び第2の処理ガス導入通路62、64は、途
中にそれぞれ流量調整弁としての第1及び第2のマスフ
ローコントローラ66A、66B及び第1及び第2の開
閉弁68A、68Bを介して第1及び第2の処理ガス源
70A、70Bにそれぞれ接続されている。本実施例に
おいては、第1の処理ガスとしてWF6 が、第2の処理
ガスとしてH2 、SiH4 及びSiH2 Cl2 のいずれ
かが使用される。図示例にあってはSiH4 が示され
る。
【0034】また、上記第1及び第2の処理ガス導入通
路62、64にはそれぞれ途中で分岐路72A、72B
が形成されており、各分岐路72A、72Bにはそれぞ
れ第3及び第4のマスフローコントローラ66C、66
D及び第3及び第4の開閉弁68C、68Dが介設され
て、それぞれ不活性ガス源として第1の窒素源74Aに
共通に接続され、後述するようにクリーニング時に不活
性ガスを流すようになっている。
【0035】一方、上記クリーニンガス供給系56は、
シャワーヘッド40に接続されたクリーニングガス導入
ポート76を有しており、このポート76にはクリーニ
ングガスポート開閉弁76Aが介設されている。このク
リーニングガス導入ポート76に接続されるクリーニン
グガス導入通路78は途中に流量調整弁としての第5の
マスフローコントローラ66E及び第5の開閉弁68E
を介してクリーニングガス源80に接続されており、ク
リーニングガスとしてClF系のガス、例えばClF3
ガスを気化させて供給し得るようになっている。上記ク
リーニングガス導入通路78は途中で分岐路72Cが形
成されており、この分岐路72Cには第6のマスフロー
コントローラ66F及び第6の開閉弁68Fを介して第
2の窒素源74Bが接続され、必要に応じてクリーニン
グガスを希釈して濃度を制御し得るように構成される。
そして、上記各マスフローコントローラ、開閉弁等は、
例えばマイクロプロセッサ等よりなる制御部82により
予め記憶されたプログラムに基づいて制御される。
【0036】ところで、前述のようにクリーニングガス
として用いるClF系ガス、例えばClF3 は沸点が+
17℃程度であり、室温(+10℃)では液化してしま
う。従って、場合によっては供給系路において断熱膨張
等によってこのガスが再液化することがある。そこで、
このクリーニングガスの液化を防止するために図5に示
すようにクリーニングガス導入通路78には液化防止用
加熱手段84と個別加熱手段86が設けられている。
【0037】まず、液化防止用加熱手段84は、クリー
ニングガス導入通路78の全長に渡って設けられるもの
であり、その長さ方向に複数、図示例にあっては3つの
ゾーンに分割されてそれぞれ導入通路78に沿って第1
のヒーティングテープ84A、第2のヒーティングテー
プ84B及び第3のヒーティングテープ84Cを巻回し
て構成されている。このヒーティングテープは、例えば
線状の抵抗発熱線をテフロンテープで挟み込んで形成さ
れたものであり、所望する部位に容易に巻き付けること
ができる。
【0038】そして、各ゾーンのヒーティングテープ8
4A〜84Cの各温度T1、T2、T3は処理容器22
側へ向かうに従って次第に高くなるように温度勾配が設
けられており、例えばT1が20℃、T2が30℃及び
T3が40℃になるように設定されて、クリーニングガ
スの液化を防止するようになっている。
【0039】このように液化防止用加熱手段84を設け
ても、前述のようにClF3 ガスは非常に液化し易いの
で流路面積が変われる部分、例えば第5のマスフローコ
ントローラ66Eや第5の開閉弁68E或いは僅かな隙
間が発生する配管のジョイント部88A、88B、88
Cなどの液化容易化部分には液化が発生し易いのでこの
部分にはそれぞれ個別に個別加熱手段86を設ける。各
個別加熱手段86は同様に形成され、例えばジョイント
部88A〜88C、第5のマスフローコントローラ66
E、第5の開閉弁68E等の各液化容易化部分を例えば
セラミックヒータ90を内蔵した金属性ボックス92で
全体的に被い、一種の恒温室を形成する。そして、制御
部82からの指令により各金属性ボックス92内を比較
的高めの温度、例えば50℃程度に設定しておくことに
より、各部におけるクリーニングガスの液化を完全に阻
止するように構成する。尚、ゾーン数は3つに限定され
ず、必要に応じて減少或いは増加させることができる。
【0040】一方、処理容器22の内壁面や処理ガスシ
ャワーヘッド40の内外壁面は、ClF3 ガスの付着を
防止するために表面研磨処理されているとはいえ、付着
を完全に防止し得るものではない。そこで、本実施例に
おいてはClF3 ガスの付着を略完全に防止するため
に、図1及び図4に示すように処理ガスシャワーヘッド
40にはヘッド加熱手段94が設けられている。このヘ
ッド加熱手段94はヘッド側壁全体に渡って形成した媒
体通路96とセラミックヒータ98とにより形成されて
おり、媒体通路96には最高温度で100℃の温水を流
し、それ以上の温度に加熱したい場合にはセラミックヒ
ータ98に通電することにより例えば100℃〜200
℃程度の範囲まで加熱するようになっている。
【0041】また、この媒体通路96は導入側で温水側
と冷水側に2つに分岐され、制御部82からの指令によ
り切替弁100、102を操作することにより温水と冷
水を必要に応じて択一的に流し得るように構成されてお
り、成膜時には冷水を流すことによりシャワーヘッド4
0を冷却してこれに成膜されることを防止している。ま
た、処理容器22の壁部にも、上記したと同様な構成の
セラミックヒータ104及び媒体通路106が設けられ
ており、この内壁面への成膜及びクリーニング時のCl
3 ガスの付着を阻止するようになっている。
【0042】また、本実施例にあっては、クリーニング
ガスとしてClF系のガスを使用することからこのガス
に晒される部分、例えば処理容器22や、処理容器22
内のウエハ載置台26や静電チャック30等は、ClF
系ガス耐腐食性材料で構成し、耐腐食性温度で用いなけ
ればならない。
【0043】このような材料としては、ポリイミド、シ
リコンゴムは、使用することはできず、SiC、セラミ
ック系材料、テフロン、アルミナセラミック、石英ガラ
ス(200℃以下)、カーボン(300℃以下)等を使
用することができる。上記材料、例えば石英ガラスで静
電チャックを形成する場合には導電膜を石英ガラスによ
りサンドイッチ状に挟み込むように形成する。また、こ
の他の材料としては表1に示すような材料も使用するこ
とができる。
【0044】
【表1】
【0045】そして、図1に示すように他の真空処理装
置2B、2Cも第1の真空処理装置2Aと略同様に構成
され、すなわち処理ガス供給系108とクリーニングガ
ス供給系110が別個に設けられ、ガスシャワーヘッド
にはヘッド加熱手段が、処理容器には同様な加熱手段が
それぞれ設けられている。尚、112は真空排気系であ
る。
【0046】ところで、クリーニング操作を行う場合に
は、各真空処理装置2A〜2Cのみならずクラスタ装置
全体、すなわち第1及び第2移載室8、4、第1及び第
2の予備真空室6A、6B及び第1及び第2のカセット
室10A、10Bも同様に或いは個別に行うことから各
室にも第1の真空処理装置2Aに接続されたクリーニン
グガス供給系52と同様に構成されたクリーニングガス
供給系114や真空排気系116がそれぞれ接続されて
いる。また、各室には、図示されないが、不活性ガスを
室内へ供給するためのガス供給管も接続されている。
【0047】また、各室を区画する壁面や特に、第1及
び第2の移載室8、4内のアーム状の第1及び第2の移
載手段16、20にも加熱ヒータ(図示せず)が埋め込
まれて、クリーニング時のClF系ガスの付着を防止し
ている。そして、これら各室における部材もClF系ガ
スに耐腐食性のある前述した材料により構成する。例え
ば、搬送アームなどはセラミックヒータを埋め込んだテ
フロンにより構成される。
【0048】次に、以上のように構成された本実施例の
動作について説明する。まず、ウエハWを例えば25枚
収容したカセット14が搬出入ロボット15により第1
のカセット室10A内のカセットステージ12上に載置
され、続いてゲートドアG3を閉じて室内を不活性ガス
雰囲気にする。
【0049】次に、ゲートバルブG1を開き、カセット
14内のウエハWが第1の移載手段16のアームに真空
吸着され、予め不活性ガス雰囲気にされている第1の移
載室8内にウエハを搬入する。ここで回転ステージ18
によりウエハWのオリフラ合わせ及び中心位置合わせが
行われる。
【0050】位置合わせ後のウエハWは、予め大気圧の
不活性ガス雰囲気になされている第1の予備真空室6A
内に搬入された後、ゲートバルブ5を閉じ、例えばこの
真空室6A内を10-3〜10-6Torrまで真空引き
し、これと共に30〜60秒間で500℃程度にウエハ
Wを予備加熱する。また、続いて搬入されてきた未処理
のウエハWは、同様にして第2の予備真空室6Bに搬入
され、予備加熱される。
【0051】予備加熱後のウエハWは、ゲートバルブG
7を開いて予め10-7〜10-8Toor程度の真空度に
減圧された第2の移載室4の第2の移載手段20のアー
ムにより保持されて取り出され、所望の処理を行うべく
予め減圧雰囲気になされた所定の真空処理装置内へロー
ドされる。
【0052】また、一連の処理が完了した処理済みのウ
エハWは、第2の移載手段20により保持されて真空処
理装置から取り出され、空き状態となった第1の予備真
空室6A内に収容される。そして、この処理済みのウエ
ハWは、この真空室6A内で所定の温度まで冷却された
後、前述したと逆の操作により処理済みのウエハを収容
する第2のカセット室10B内のウエハカセット14に
収容する。
【0053】そして、上記予備加熱されたウエハWは、
予めプログラムされた所望の順序に従って順次、成膜処
理やエッチング処理が行われる。例えば、まず、第2の
真空処理装置2Bにて例えばチタンの成膜を行い、次
に、第1の真空処理装置2Aにて例えばタングステン膜
の成膜を行い、更に、第3の真空処理装置2Cにてタン
グステン膜のエッチバックを行い、全体の処理を完了す
る。
【0054】ここで、第1の真空処理装置2Aにおける
タングステン膜の成膜操作について図3も参照しつつ説
明する。まず、ハロゲンランプ34からの光エネルギに
よりウエハ載置台26を加熱することによりこの上に載
置されているウエハWを所定の処理温度に維持し、これ
と同時に真空ポンプ36により真空処理室24内を真空
引きしつつ第1の処理ガス源70Aから第1の処理ガス
を、第2の処理ガス源70Bから第2の処理ガスを、そ
れぞれ流量制御しながら処理室24内へ導入して内部雰
囲気を所定の処理圧力に維持し、成膜処理を行う。
【0055】本実施例では、例えば第1の処理ガスとし
てWF6 が、第2の処理ガスとしてSiH4 が使用さ
れ、第1の窒素源74からの窒素ガスにより所定の濃度
に希釈された或いは希釈されないWF6 、SiH4 がそ
れぞれシャワーヘッド40の最上段の混合室内へ導入さ
れる。混合室内へ導入された2種類の処理ガスはここで
混合されつつ仕切板46の連通孔46Aを介してその下
段の拡散室へ導入される。この混合ガスは、拡散板48
の拡散孔48Aを介してその下段の整流室へ導入され、
その後、整流板50の整流孔50Aを介してウエハ表面
全体に渡って均一に処理ガスを供給する。この場合、シ
ャワーヘッドに導入された処理ガスを複数の室で徐々に
膨張させつつ混合させるようにしたので、2種類の処理
ガスを均一に混合することができ、しかも最下端の整流
板50の直径をウエハWの直径よりも僅かに大きく設定
しているので、ウエハ表面全域に渡って混合処理ガスを
均一に供給することができる。
【0056】成膜処理時にシャワーヘッド40の温度や
処理容器22の内壁の温度が高くなると、反応生成物が
ウエハ表面以外のこの壁面等にも成膜してしまう。これ
を防止するために、プロセス中においてシャワーヘッド
40に設けた媒体通路96と処理容器22の壁部に設け
た媒体通路104にそれぞれ約15℃程度の冷水よりな
る冷媒を流してシャワーヘッド40や処理容器の壁部を
冷却し、これらに膜が形成されないようにしている。こ
のような冷却操作は、他の処理装置2B、2Cにおいて
もプロセス中、同様に行われており、不要部分への膜の
付着を防止している。
【0057】さてこのようにウエハWの一連の処理を、
所定枚数、例えば1ロット(25枚)行ったならば、各
処理装置内には僅かではあるが成膜が付着し、また、ウ
エハWの搬送ルートにおいても処理済みウエハWの受け
渡し時等に成膜が剥がれてパーティクルとなって浮遊し
ていたり底部に沈殿する傾向となる。従って、このよう
な欠陥の原因となる不要部分への成膜や成膜片を除去す
るために、クリーニング操作が行われる。このクリーニ
ング操作は、クラスタ装置全体を一度に行ってもよい
し、または、特定の真空処理装置や搬送ルートの特定の
部屋を個別に行うようにしてもよい。
【0058】このクリーニング操作を図3に基づいて説
明すると、成膜処理の終了により処理ガス供給系54の
第1及び第2の開閉弁68A、68Bは閉じられて第1
の処理ガス及び第2の処理ガスの供給は停止されてい
る。まず、真空ポンプを駆動して真空引きした状態でク
リーニングガス源80からClF系ガス、例えばClF
3 ガスを発生させ、これを第5のマスフローコントロー
ラ66Eにより流量制御しつつクリーニング導入通路7
8へ流し、クリーニングガス導入ポート76からシャワ
ーヘッド40内へ供給する。このクリーニングガスはシ
ャワーヘッド40内を流下して処理容器22を流れ、ヘ
ッダ壁面や処理容器の内壁或いはウエハ載置台26等に
付着している成膜や膜片と反応してこれを除去しつつ排
気通路38から排気される。この場合、ClF3 ガスの
流量は例えば5リットル/分以下に設定され、必要に応
じて第2の窒素源74Bから窒素ガスを流量制御しつつ
供給し、クリーニングガスを希釈する。また、処理容器
内の圧力は例えば0.1〜100Torrの範囲内に維
持する。
【0059】ここで、ClF3 ガスがヘッドや処理容器
内壁面等に付着していると、クリーニング処理後に引き
続いて行われる成膜時に壁面から分離したClF3 ガス
が成膜中に取り込まれ、欠陥の原因となる。
【0060】そこで、ClF3 ガスの壁面への付着を防
止するために各部分は加熱される。すなわち、シャワー
ヘッド40に設けたヘッド加熱手段94の媒体通路96
及び処理容器24の壁部に設けた媒体通路104に例え
ば80℃程度の温水よりなる熱媒体を流し、シャワーヘ
ッド40や処理容器22を加熱する。この場合、更に加
熱する時にはヘッドに設けたセラミックヒータ98や処
理容器の壁部に設けたセラミックヒータ106に通電
し、クリーニング温度を高く設定する。また、ウエハ載
置台26及びこの近傍はウエハを加熱するのに用いるハ
ロゲンランプ34を駆動することにより、載置台26及
びこの近傍を所定の温度まで加熱することができる。こ
の時のクリーニング温度は、例えばClF3 ガスの沸点
温度である+17℃〜+700℃の範囲内で設定する。
また、ウエハ載置台26をクリーニング時に加熱する場
合には、載置台自体及び静電チャック30は、表1等に
示すようなClF3 ガスに対して耐腐食性の大きな材料
により構成され、且つ耐腐食性を発揮する範囲内の温度
に設定されるので、腐食の問題は生ずることがない。
【0061】このようにクリーニング操作中にシャワー
ヘッドや処理容器壁面等を加熱するようにしたので、ク
リーニングガスがその壁面に吸着することがなくなり、
従って、クリーニング終了後に再開される成膜処理にお
いて成膜中に欠陥の原因となるClF3 ガスが取り込ま
れることがなく、歩留まりを大幅に向上させることが可
能となる。
【0062】また、このクリーニングガスを流すと同時
に、処理ガス供給系54に設けた第1の窒素源74から
不活性ガスとして窒素ガスを第1及び第2の処理ガス導
入通路62、64の相方を介してシャワーヘッド40内
へ供給する。この場合、窒素ガスの供給圧力は、クリー
ニングガスの供給圧力よりも僅かに高く設定し、クリー
ニングガスが第1及び第2の処理ガス導入ポート58、
60に逆流してこないようにする。このように、クリー
ニング処理中に処理ガス供給系54に不活性ガスを流す
ことにより、クリーニングガスが第1及び第2の処理ガ
ス導入ポート58、60の内面或いはそれ以上逆流して
処理ガス導入通路62、64の内面に付着することを防
止することができる。従って、クリーニング終了後に再
開される成膜処理時において成膜中にClF3 ガスが取
り込まれることがなく、上記した理由と相俟って歩留ま
りを一層向上させることができる。
【0063】また、クリーニングガス供給系52のクリ
ーニングガスを流すと同時に図5に示すようにクリーニ
ングガス供給系52のクリーニングガス導入通路78に
設けた液化防止用加熱手段84及び複数の個別加熱手段
86を駆動し、供給途中のClF3 ガスの液化を防止す
る。すなわち、3つのゾーンに分割されている液化防止
用加熱手段84の各ヒーティングテープ84A、84
B、84Cに通電し、各ゾーンの温度T1、T2、T3
をそれぞれ20℃、30℃、40℃に設定し、クリーニ
ングガスの下流方向に沿って次第に温度が高くなるよう
に温度勾配を持たせ、これにより通路途中におけるCl
3 ガスの液化を防止する。
【0064】この場合、通路途中において流路面積が変
わる部分やジョイントのために僅かな隙間が生ずる部分
においてはヒーティングテープによる加熱では不十分で
ClF3 ガスの液化が生ずる恐れがある。そこで、本実
施例においては、これらの液化容易化部分、例えば第5
のマスフローコントローラ66E、第5の開閉弁68E
やジョイント部にこの容易化部分を被う金属ボックス9
2とセラミックヒータ90よりなる個別加熱手段86を
設けて例えば50℃程度に加熱するようにしたので、ク
リーニングガス供給系52におけるClF3 ガスの液化
を略完全に防止することができ、装置の稼働率を大幅に
向上させることができる。
【0065】上記したようなクリーニング操作は、各処
理装置毎に上記したと同様な構造の処理ガス供給系10
8、クリーニングガス供給系110及び真空排気系11
2を有しているので、各処理装置2B、2C毎に独立し
て行うことができ、同様な作用効果を達成することが可
能となる。
【0066】更に、ウエハ搬送路である第1及び第2の
移載室8、4、第1及び第2の予備真空室6A、6B及
び第1及び第2のカセット室10A、10Bにもそれぞ
れ個別に上記したと同様な構成のクリーニングガス供給
系114、真空排気系116を有しているので、必要に
応じて個別に独立してクリーニング操作を行うことがで
き、同様な作用効果を達成することができる。この場
合、各室を区画する区画壁や第1及び第2の移載手段1
6、20のアームにも加熱手段が設けられているので、
クリーニング時にこれらを加熱することによりClF3
ガスが付着することを防止することができ、その後のウ
エハ搬送時においてClF3 ガスがウエハ表面に付着す
る可能性を排除することが可能となる。
【0067】このようにウエハ搬送路をクリーニングす
ることにより、処理済みのウエハWを移載手段により受
け渡しする際にウエハより剥離して落下或いは浮遊して
いる膜片を排除してパーティクルをなくすことができ、
製品の歩留まりも一層向上させることができる。
【0068】また、図6に示すように回転稼働部分を有
する第1及び第2の移載手段16、18の全体、例えば
アームや歯車等は、前記表1等に示されたClF3 ガス
に対して耐腐食性を有する材料により構成される。クリ
ーニングガス供給系は、従来の成膜用の真空処理装置に
別個独立させて設ければよいので、最小限の設計変更で
容易に採用することができる。
【0069】また、上記実施例においては、各真空処理
装置及び各室において別個独立させてクリーニング処理
を行うようにしたが、これに限定されず、特定の複数の
装置や室を区画するゲートベンを開にして複数の装置や
室を共通にクリーニングしたり、或いはクラスタ装置全
体の内部を連通状態として全体を一度にクリーニングす
るようにしてもよい。このように、本発明をクラスタ装
置に適用することによりスループット及び歩留まりの大
幅な向上を達成することができ、256MDRAM等の
高微細化、高集積化に対応することができる。
【0070】また、上記実施例にあっては、金属タング
ステン膜のクリーニングについて説明したが、クリーニ
ングすべき膜はこれに限定されず、MoSi2 、WSi
2 、TiN、TiW、Mo、SiO2 、Poly−Si
等にも適用することができ、処理ガスとしてはこの成膜
に対応したものが使用される。例えば、タングステン膜
の場合には、WF6 +SiH4 の組み合わせの外に、W
6 +H2 、WF6 +Si26 の組み合わせ等が使用
され、WSixの成膜の場合には、WF6 +SiH4
組み合わせ、WF6 +Si26 の組み合わせ、WF6
+SiH2 Cl2 の組み合わせ等が使用できる。
【0071】更には、使用する不活性ガスとしてはN2
ガスに限定されず、他の不活性ガス、例えばHe、Ar
等も使用することができる。また本発明は、CVD装置
のみならず、スパッタ装置、LCD装置、拡散装置等に
も適用可能である。また、上記実施例にあっては真空処
理装置を例にとって説明したが、本発明は常圧の処理装
置にも適用し得る。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば次の
ように優れた作用効果を発揮することができる。第1の
発明によれば、クリーニングガス供給手段を処理ガス供
給手段に対して独立させて設けて処理容器に接続されて
いるので、クリーニングガスが処理ガス供給手段の配管
内に付着することがなく、従って、引き続いて行われる
成膜処理時に成膜中にクリーニングガスが含まれること
を阻止することができ、歩留まりを向上させることがで
きる。第2の発明によれば、処理ガス供給手段に加熱手
段を設け、クリーニング時に処理ガス供給手段を加熱す
ることにより前記処理ガス供給手段に処理ガスが付着し
て目詰まりするのを防止し、クリーニングガスが処理ガ
ス供給手段を介して加熱されクリーニング効果を高める
ことができる。第3の発明によれば、クリーニングガス
供給手段に液化防止用加熱手段と個別な加熱手段を設け
て、これに流れるクリーニングガスが液化することを防
止することができるので、液化によるクリーニングガス
供給の低下を防止して装置の稼働率を大幅に向上させる
ことができる。第4の発明によれば、クリーニング操作
を行うと同時に処理ガス供給手段から不活性ガスを供給
するようにしたので、クリーニングガスが処理ガス供給
手段内に逆流してこの配管内に付着することを阻止で
き、従って、このクリーニング操作後の成膜時において
成膜中にクリーニングガスが取り込まれることを防止す
ることができ、歩留まりを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る処理装置を複数個集合させたクラ
スタ装置を示す概略平面図である。
【図2】図1に示すクラスタ装置を示す概略斜視図であ
る。
【図3】本発明に係る処理装置の一例を示す断面図であ
る。
【図4】図3に示す装置に用いるヘッダ加熱手段を示す
構成図である。
【図5】図3に接続されるクリーニングガス供給系を示
す構成図である。
【図6】搬送アーム等の移載手段を示す側面図である。
【符号の説明】
2A〜2C 真空処理装置(処理装置) 22 真空処理容器 24 真空処理室 26 ウエハ載置台 40 シャワーヘッド 54 処理ガス供給系(手段) 56 クリーニングガス供給系(手段) 62,64 処理ガス導入通路 66A〜66F マスフローコントローラ 70A,70B 処理ガス源 74A,74B 窒素源 84 液化防止用加熱手段 86 個別加熱手段(加熱手段) 90 セラミックヒータ 92 金属ボックス 94 ヘッダ加熱手段 96 媒体通路 98 セラミックヒータ W 半導体ウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/205

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理容器と、前記この処理容器内へ処理
    ガスを供給する処理ガス供給手段とからなる処理装置に
    おいて、前記処理容器に設けられた前記処理ガス供給手
    段とは別に、ClF系ガスを含むクリーニングガスを供
    給するクリーニングガス供給手段を接続するように構成
    したことを特徴とする処理装置。
  2. 【請求項2】 真空処理容器と、この真空処理容器内へ
    処理ガスを供給する処理ガス供給手段とからなる処理装
    置において、前記真空処理容器に前記処理ガス供給手段
    とは別に独立させて接続された、ClF系ガスを含むク
    リーニングガスを供給するクリーニングガス供給手段
    と、少なくとも前記処理ガス供給手段に設けられて、ク
    リーニング操作時に前記処理ガス供給手段を加熱する手
    段とを備えたことを特徴とする処理装置。
  3. 【請求項3】 被処理体が設けられる真空処理容器と、
    この真空処理容器内へ処理ガスを供給する処理ガス供給
    手段とからなる処理装置において、ClF系ガスを含む
    クリーニングガスを供給するクリーニングガス供給系を
    前記処理ガス供給手段とは独立させて接続し、前記クリ
    ーニングガス供給系に、これに流れる前記ClF系ガス
    を含むクリーニングガスの液化を阻止するための液化防
    止用加熱手段を設けると共に液化が発生しやすい液化容
    易化部分に加熱手段を設けたことを特徴とする処理装
    置。
  4. 【請求項4】 真空処理容器と、この真空処理容器内へ
    処理ガスを供給する処理ガス供給手段と、前記処理ガス
    供給手段とは独立させて前記真空処理容器に接続され
    た、ClF系ガスを含むクリーニングガスを供給するク
    リーニングガス供給手段とからなる処理装置をクリーニ
    ングするに際し、このクリーニングガス供給手段を介し
    てクリーニングガスを供給してクリーニング操作を行う
    と同時に、前記処理ガス供給手段から不活性ガスを供給
    するようにしたことを特徴とする処理装置のクリーニン
    グ方法。
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