JPH0793246B2 - 電子部品リード線の成形方法及び装置 - Google Patents

電子部品リード線の成形方法及び装置

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JPH0793246B2
JPH0793246B2 JP4257412A JP25741292A JPH0793246B2 JP H0793246 B2 JPH0793246 B2 JP H0793246B2 JP 4257412 A JP4257412 A JP 4257412A JP 25741292 A JP25741292 A JP 25741292A JP H0793246 B2 JPH0793246 B2 JP H0793246B2
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泰雄 森山
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ファーイーストエンジニアリング株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子部品リード線の成
形方法及び装置に係り、特にリード線の成形の際に電子
部品の本体の保持を一時的に解放して該電子部品の本体
の移動を自由にした状態でリード線を成形することによ
り、成形時にリード線と電子部品の本体との間に作用す
る引張力又は圧縮力を皆無として成形による電子部品へ
の悪影響をなくし、電子部品の性能の劣化を防止して信
頼性の高い電子部品が得られるようにした電子部品リー
ド線の成形方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図4において、コンデンサ、水晶
発振子等の電子部品1は、そのリード線1bが半田付け
に便利なように成形されて多数粘着テープにテーピング
されて供給される。
【0003】該電子部品リード線1bの成形は、図4に
おいて、保持アーム2を矢印A方向に作動させて電子部
品1の本体1aを保持した状態でシリンダ3を矢印B方
向に作動させ、ダイス4をリード線1bの間に挿入した
後、一対のシリンダ5を矢印C方向に作動させポンチ6
をダイス4に押圧し、該ダイス4とポンチ6とでリード
線1bを成形していた。
【0004】しかし該従来例によると、リード線1bの
成形中は本体1aが保持アーム2により保持されたまま
であるため、該成形に伴ないリード線1bが引っ張られ
て該リード線1bには矢印D方向の引張力が作用し、本
体1aを上方に引き上げようとするが、該本体1aは、
保持アーム2により保持されているので本体1aに内蔵
されている図示しないエレメントとリード線1bとを引
き離そうとする力が生じ、この結果エレメントとリード
線1bとの接続部の接続不良が生ずるという欠点があっ
た。
【0005】また接続部がモールドされた電子部品1に
あっては、該モールドにクラックが生じて電子部品1の
性能を劣化させるという欠点があった。
【0006】また電子部品リード線1bをプレスにより
成形する電子部品1にあっては、該プレス時に上記と逆
にリード線1bを本体1a方向に押圧する圧縮力が作用
してエレメント内に圧縮応力が生じ、やはり電子部品1
の性能を劣化させるという欠点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,上記した従
来技術の欠点を除くためになされたものであって、その
目的とするところは、電子部品の本体を保持アームで保
持すると共に、電子部品のリード線を成形する際に、保
持アームを作動させて電子部品の本体の保持を一時的に
解放した状態でリード線を成形することにより、成形時
に電子部品の本体を移動可能とすることであり、またこ
れによってリード線の成形中には、電子部品の本体には
引張力も圧縮力も全く作用しないようにし、リード線の
成形に起因するリード線の接続部の接続不良その他の電
子部品の性能劣化を防止することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】要するに本発明方法(請
求項1)は、電子部品の本体を保持アームにより保持し
た後、電子部品のリード線の成形装置を作動させて該リ
ード線を成形する電子部品のリード線の成形方法におい
て、前記成形装置による前記リード線の成形が行われる
際に前記保持アームを作動させて前記電子部品の本体の
保持を一時的に解放して該電子部品の本体の拘束を解除
した状態で前記リード線を成形することを特徴とするも
のである。
【0009】また本発明装置(請求項2)は、互いに接
近又は離脱する方向に移動して電子部品の本体を保持し
又は該保持を解放する保持アームと、押圧することによ
り電子部品のリード線を成形する成形装置と、該成形装
置による前記電子部品のリード線の成形の際に前記保持
アームを互いに離脱する方向に移動させて前記電子部品
の本体を一時的に解放する作動装置とを備えたことを特
徴とするものである。
【0010】
【実施例】以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明
する。図1から図3において、本発明に係る電子部品リ
ード線の成形装置10は、保持アーム11と、成形装置
12と、作動装置13とを備えている。
【0011】まず図1及び図2により、本発明の第1実
施例について説明すると、保持アーム11は、電子部品
14の本体14aを保持するためのものであって、中央
部11aが基台15に平行に設けられた2本の支点ピン
16に回動自在に嵌合した一対のアームとして構成され
ており、夫々の一端11bは、互いに対向したV字形に
形成され、他の一端11cには夫々ローラ18がナット
19により回動自在に装着されている。
【0012】一対の保持アーム11の間には圧縮ばね2
0が装着されていて、該保持アーム11を互いに離間す
る方向(矢印B方向)に付勢している。
【0013】保持アーム11のV字形部に対向する基台
15には、おねじが形成されたストッパ21がナット2
2によって高さ調節可能に固定されており、該ストッパ
21に載せた電子部品14の本体14aを保持アーム1
1を矢印A方向に回動させてV字形部で挟持するように
なっている。
【0014】成形装置12は、電子部品14のリード線
14bを成形するためのものであって、ストッパ21の
上方に配設されたダイス駆動シリンダ22と保持アーム
11の側方に配設された一対のポンチ駆動シリンダ23
とから構成されている。
【0015】ダイス駆動シリンダ22のピストンロッド
22aにはダイス24が固定され、該ダイス24を矢印
C方向に移動させて電子部品14の一対のリード線14
bの間に挿入するようになっている。
【0016】ポンチ駆動シリンダ23のピストンロッド
23aにはポンチ25が固定されており、該ポンチ25
を互いに接近する方向(矢印D方向)に移動させ、リー
ド線14bをダイス24とポンチ25とで挟持して成形
するように構成されている。
【0017】作動装置13は、一対の保持アーム11を
作動させるためのものであって、保持アーム11の一端
11cの後方の基台15に配設された流体圧シリンダで
あり、ピストンロッド13aの先端13bは円錐状に形
成されている。
【0018】ピストンロッド13aを矢印E方向に移動
させ、先端13bを一対のローラ18の間に進入させて
保持アーム11の一端11cを互いに離間する方向に作
動させることにより、V字形の一端11bを互いに接近
する方向に移動させて電子部品14の本体14aを保持
させ、またピストンロッド13aを矢印F方向に移動さ
せて一対のローラ18から離間させ、圧縮ばね20の作
用により保持アーム11の一端11bを互いに離間する
方向(矢印B方向)に移動させて本体14aの保持を解
放するようになっている。
【0019】次に、図3により本発明の第2実施例につ
いて説明する。保持アーム11及び作動装置13は、第
1実施例と全く同一であり、また成形装置12はダイス
駆動シリンダ22が除かれ、保持アーム11の側方に配
設された一対のポンチ駆動シリンダ23のみから構成さ
れていること以外は同一であるので、同一部分には図面
に同一の符号を付して説明を省略する。
【0020】ストッパ21は、小径部21aが基台15
に摺動自在に嵌合すると共に、該小径部21aの一端に
形成されたおねじにナット22が螺合し、基台15から
抜けないように構成されている。
【0021】また基台15と大径部21bとの間には圧
縮ばね26が装着されており、ストッパ21を常に上方
に付勢している。
【0022】ポンチ駆動シリンダ23のピストンロッド
23aには夫々プレス型28が装着されており、ピスト
ンロッド23aを矢印D方向に作動させてリード線14
bをプレスして成形するようになっている。
【0023】そして、本発明方法は、電子部品14の本
体14aを保持アーム11により保持した後、電子部品
14のリード線14bの成形装置12を作動させて該リ
ード線14bを成形する電子部品14のリード線14b
の成形方法において、成形装置12によるリード線14
bの成形が行われる際に保持アーム11を作動させて電
子部品14の本体14aの保持を一時的に解放して該電
子部品14の本体14aの拘束を解除した状態でリード
線14bを成形する方法である。
【0024】本発明は、上記のように構成されており、
以下その作用について説明する。まず図1及び図2によ
り本発明の第1実施例の作用について説明する。
【0025】作動装置13のピストンロッド13aが矢
印F方向に移動して保持アーム11の一端11bが互い
に離間した状態にあるとき、電子部品14のリード線1
4bを上方に向けて本体14aをストッパ21上に載置
する。
【0026】そして作動装置13を作動させてピストン
ロッド13aを矢印E方向に移動させ、先端13bを一
対のローラ18の間に進入させて離間させ、保持アーム
11のV字形の一端11bを互いに接近する方向に移動
させて電子部品14の本体14aを保持する。
【0027】ダイス駆動シリンダ22を作動させてピス
トンロッド22aに固定されたダイス24を矢印C方向
に移動させて電子部品14の一対のリード線14bの間
に該ダイス24を挿入する。
【0028】そして一対のポンチ駆動シリンダ23を作
動させ、ポンチ25を互いに接近する方向(矢印D方
向)に移動させてリード線14bをダイス24とポンチ
25とで挟持して成形するが、該ポンチ25がリード線
14bに接触する程度にまで接近したとき、図示しない
制御装置により作動装置13を作動させてピストンロッ
ド13aを矢印F方向に移動させ、保持アーム11の一
端11bを図2において仮想線で示す位置から実線で示
す位置までわずかに矢印B方向に移動させて本体14a
の保持を一時的に解放する。
【0029】そして更にポンチ駆動シリンダ23を作動
させ、ポンチ25を互いに接近する方向(矢印D方向)
に移動させてダイス24とポンチ25とでリード線14
bを挟持して成形する。
【0030】この際リード線14bの成形により、本体
14aは上方に引っ張られるが、本体14aの保持が解
放されており、移動が自由となっているので本体14a
は、ストッパ21から離間して矢印G方向に距離Lだけ
上昇した状態でリード線14bの成形が行われ、エレメ
ントとリード線14bとの間には何ら無理な力は作用せ
ず、電子部品14の性能が劣化することもない。
【0031】次に、図3も参照して、本発明の第2実施
例の作用について説明する。作動装置13のピストンロ
ッド13aが矢印F方向に移動して保持アーム11の一
端11bが互いに離間した状態にあるとき、電子部品1
4のリード線14bを上方に向けて本体14aをストッ
パ21上に載置する。
【0032】次いで作動装置13を作動させてピストン
ロッド13aを矢印E方向に移動させ、先端13bを一
対のローラ18の間に進入させて離間させ、保持アーム
11のV字形の一端11bを互いに接近する方向に移動
させて電子部品14の本体14aを保持する。
【0033】続いてポンチ駆動シリンダ23を作動させ
てプレス型28を矢印D方向に移動させ、該プレス型2
8がリード線14bに接触する程度にまで接近したと
き、図示しない制御装置により作動装置13を作動させ
てピストンロッド13aを矢印F方向に移動させ、保持
アーム11の一端11bを図3において仮想線で示す保
持位置から実線で示す解放位置までわずかに矢印B方向
に移動させ、本体14aの保持を一時的に解放する。
【0034】そして更にポンチ駆動シリンダ23を作動
させてプレス型28を矢印D方向にに移動させ、該プレ
ス型28でリード線14bをプレスして成形する。
【0035】該プレス操作によりリード線14bが伸ば
され、本体14aには矢印H方向の圧縮力が作用する
が、ストッパ21が圧縮ばね26を押圧しながら矢印I
方向に移動してこの圧縮力を逃がすので、電子部品14
のエレメント内に圧縮応力が生ずることはなく、電子部
品の性能に悪影響を与えることはない。
【0036】
【発明の効果】本発明は、上記のように電子部品の本体
を保持アームで保持すると共に、電子部品のリード線を
成形する際に、保持アームを作動させて電子部品の本体
の保持を一時的に解放した状態でリード線を成形するた
め、成形時に電子部品の本体を移動可能とすることがで
き、またこの結果リード線の成形中には、電子部品の本
体には引張力も圧縮力も全く作用しないこととなり、リ
ード線の成形に起因するリード線の接続部の接続不良そ
の他の電子部品の性能劣化を防止することができる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1及び図2は本発明の第1実施例に係り、図
1は電子部品リード線の成形装置の作動状態を示す斜視
図である。
【図2】電子部品リード線を成形する状態を示す部分縦
断面正面図である。
【図3】本発明の第2実施例に係り、図2と同様の部分
縦断面正面図である。
【図4】従来例に係り、図2と同様の部分縦断面正面図
である。
【符号の説明】
10 電子部品リード線の成形装置 11 保持アーム 12 成形装置 13 作動装置 14 電子部品 14a 電子部品の本体 14b 電子部品のリード線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品の本体を保持アームにより保持
    した後、電子部品のリード線の成形装置を作動させて該
    リード線を成形する電子部品のリード線の成形方法にお
    いて、前記成形装置による前記リード線の成形が行われ
    る際に前記保持アームを作動させて前記電子部品の本体
    の保持を一時的に解放して該電子部品の本体の拘束を解
    除した状態で前記リード線を成形することを特徴とする
    電子部品リード線の成形方法。
  2. 【請求項2】 互いに接近又は離脱する方向に移動して
    電子部品の本体を保持し又は該保持を解放する保持アー
    ムと、押圧することにより電子部品のリード線を成形す
    る成形装置と、該成形装置による前記電子部品のリード
    線の成形の際に前記保持アームを互いに離脱する方向に
    移動させて前記電子部品の本体を一時的に解放する作動
    装置とを備えたことを特徴とする電子部品リード線の成
    形装置。
JP4257412A 1992-08-31 1992-08-31 電子部品リード線の成形方法及び装置 Expired - Lifetime JPH0793246B2 (ja)

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