JPH0790436B2 - スリーブロールのキー溝と駆動側チャックコーンに設けられたキーとの自動嵌合方法 - Google Patents

スリーブロールのキー溝と駆動側チャックコーンに設けられたキーとの自動嵌合方法

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JPH0790436B2
JPH0790436B2 JP4203061A JP20306192A JPH0790436B2 JP H0790436 B2 JPH0790436 B2 JP H0790436B2 JP 4203061 A JP4203061 A JP 4203061A JP 20306192 A JP20306192 A JP 20306192A JP H0790436 B2 JPH0790436 B2 JP H0790436B2
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JP
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key
cone
side chuck
sleeve roll
chuck cone
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甫 平野
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Think Laboratory Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、極めて安価な方法でキ
ー溝とキーとの自動嵌合が実現できる,スリーブロール
のキー溝と駆動側チャックコーンに設けられたキーとの
自動嵌合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スリーブロールのキー溝と駆動側
チャックコーンに設けられたキーとの嵌合方法は、人為
的な嵌合操作が殆どである。キー溝とキーとの嵌合が自
動的に行われている例としては、キーの位置を駆動側チ
ャックコーンに設けられたロータリエンコーダにより検
出して所定位置に位置決めする一方、ハンドリングロボ
ットまたはスタッカクレーンでスリーブロールを支持す
る際に、ビジュアルなキー溝位置検出センサーにより検
出してスリーブロールを回動しキーに対応する所定位置
に位置決めする方法がとられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のキー溝とキーと
の自動嵌合方法は、高価な設備を必要としていた。
【0004】本発明は、上述した点に鑑み案出したもの
で、極めて安価な方法でキー溝とキーとの自動嵌合が実
現できる,スリーブロールのキー溝と駆動側チャックコ
ーンに設けられたキーとの自動嵌合方法を提供すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するための手段として、スリーブロール10の一端
のフランジ部10aに設けられている内方へ向かって縮
径する雌円錐面である被チャック孔10bと、該被チャ
ック孔10bに面対偶する雄円錐面を有しモータ21で
駆動される駆動側チャックコーン20とを相対的に接近
させて嵌合し、かつ該駆動側チャックコーン20に設け
られたキー22を被チャック孔10bに刻設されたキー
溝10cに嵌合してスリーブロール10の回転時に駆動
側チャックコーン20に対するチャックずれを無くすよ
うにしたスリーブロール10のキー溝10cと駆動側チ
ャックコーン20に設けられたキー22との自動嵌合方
法において、前記キー22を、ばね23の付勢により突
出させて、スリーブロール10と駆動側チャックコーン
20の相対接近時にキー溝10cとキー22との位置ず
れに基づき被チャック孔10bによりキー22をばね2
3の付勢に抗して駆動側チャックコーン内に沈み込ま
せ、被チャック孔10bと雄円錐面の未密着状態を維持
してモータ21を駆動し駆動側チャックコーン20を回
転してキー22をキー溝10cに位置合わせしてばね2
3の付勢によりキー溝10cに嵌合させ、その後、反駆
動側チャックコーン30に推力を与えて本チャックする
ことを特徴とするスリーブロールのキー溝と駆動側チャ
ックコーンに設けられたキーとの自動嵌合方法を提供す
るものである。
【0006】
【実施例】本発明のスリーブロールのキー溝と駆動側チ
ャックコーンに設けられたキーとの自動嵌合方法の実施
例を図1参照して簡単に説明する。この実施例は、図1
(a)に示すように一対のチャックアーム41,41を
備えたハンドリングロボット40(またはスタッカクレ
ーンでも良い)により、スリーブロール10の両端を挟
持し反駆動側チャックコーン30が駆動側チャックコー
ン20に対し離隔している状態において、該一対のチャ
ックコーン20,30の間に搬送し軸線を概ね一致さ
せ、スリーブロール10の被チャック孔10bを駆動側
チャックコーン20に接近し密着すれすれに嵌合させる
か、若干の隙間(例えば、1〜2mm)が開くように嵌
合させる。このとき、スリーブロール10のキー溝10
cと駆動側チャックコーン20に設けられたばね23に
よって沈み込むことができるキー22の位置がずれてい
れば、図2(a)に示すように、該キー22がスリーブ
ロール10の被チャック孔10bにより押され沈み込ま
される。キー22は、駆動側チャックコーン20の雄円
錐面の母線に沿った直線状の溝20aに埋め込まれ、キ
ー22と直行する方向からチャックコーン内に差し込ん
だピン24がキー22に開設された長孔22aを通って
いる。ピン24は、キー溝10cに嵌合する限度以上の
外方へのキー22の突出を制限するように突出自在に係
止している。キー22は、内方に付設されたばね23の
付勢により突出するようになっている。次いで、反駆動
側チャックコーン30を駆動側チャックコーン20の方
向へ移動させてスリーブロール10の反対側の被チャッ
ク孔10bに密着すれすれに嵌合させるか、若干の隙間
(例えば、1〜2mm)が開くように嵌合させる。次い
で、一対のチャックアーム41,41によるスリーブロ
ール10の挟持を解除し、一対のチャックアーム41,
41を上昇させ移動する。このようにすると、スリーブ
ロール10は、一対のチャックコーン20,30により
ガタツキがあるように両端が仮チャックされた状態にな
る。前記スリーブロール10の両端の被チャック孔10
b,10bは、肉厚端部であるフランジ部10aの中央
に内方へ向かって縮径するように開いた雌円錐面であ
り、前記チャックコーンは、スリーブロール10の被チ
ャック孔10bと面対偶する雄円錐面を有している。前
記一対のチャックアーム41,41は、図1(b)に示
すようにU字形の湾部41aがスリーブロール10の被
チャック孔10bから逃げてチャックコーンとの干渉を
避けるようにしてロール端面を挟持し得る。続いて、図
1(c)に示すように駆動側チャックコーン20の下側
に位置するようにフレーム25に設けられたプッシャー
50を伸長してプッシャーヘッド50aによってスリー
ブロール10の端面を押圧して、該スリーブロール10
を反駆動側チャックコーン30とプッシャーヘッド50
aによって両端支持する。このようにすることにより、
スリーブロール10の被チャック孔10bと駆動側チャ
ックコーン20との間に若干の隙間は一層大きく確保さ
れ、例えば、2〜4mmになり、この隙間が確保される
とキー22がばね23の背圧により被チャック孔10b
に当接するように突出する。次いで、モータ21を駆動
して駆動側チャックコーン20をゆっくりと一回転させ
ると、図2(b)に示すようにキー22が被チャック孔
10bを摺動しキー溝10cに合った所でキー22が大
きく突出して嵌合し、この時点以降、モータ21が駆動
停止するまでの間、図2(c)に示すようにスリーブロ
ール10は駆動側チャックコーン20によって回転され
ることになる。次いで、プッシャー50を縮小してプッ
シャーヘッド50aによるスリーブロール10の端面の
押圧を解除し、エアシリンダ31を伸長作動して反駆動
側チャックコーン30に推力を与え、一対のチャックコ
ーン20,30によりスリーブロール10を本チャック
する。キー溝とキーとの自動嵌合後は、駆動側チャック
コーンがいずれの方向に回転駆動されても良い。
【0007】なお、一対のチャックアームは、トルクモ
ータ42またはモータとトルクリミッタの組合せにより
回転駆動される駆動軸43の右ねじ43aと左ねじ43
bにそれぞれ螺合されかつ直線ガイド44に支持案内さ
れており、該駆動軸43の回転により互いに接近・離隔
されるようになっている。各チャックアーム41,41
は、張出端よりU字形の湾部41aが形成され、チャッ
ク側の側面に該湾部41aを取り巻いて添着されたゴム
パッド45でスリーブロール10の端面をチャックする
ようになっているとともに、前記湾部41aを通してス
リーブロール10を受渡しする相手方のロール処理装置
の前記一対のチャックコーン20,30がスリーブロー
ル10の被チャック孔10bに嵌合するようになってい
る。駆動側チャックコーン20は、モータ21で回転駆
動されるようになっており、反駆動側チャックコーン3
0は、サーボモータ32により往復動自在な可動フレー
ム33により摺動可能回転可能に枢支されかつエアシリ
ンダ31のピストンロッド31aに回転ジョイント34
を介して接続され該エアシリンダ31により推力が与え
られるようになっている。
【0008】図3は、キー22とキー溝10cの嵌合部
分を示す拡大図であり、キー22の突出部の形状は、片
側がコーナー部が切除された傾斜面22bとなっている
とともに反対の片側が直角のコーナー部22cが残った
形状である。コーナー部22cは、キー溝10cの片側
のコーナー部の溝側面に密着し、また反対の片側の傾斜
面22bは、キー溝10cの外端縁を受けるようになっ
ている。このように、キー22は、キー溝10cの大き
さが変わってもガタツキなく嵌合でき汎用性を備えてい
る。
【0009】なお、上記実施例のスリーブロールのキー
溝と駆動側チャックコーンに設けられたキーとの自動嵌
合方法は、一対のチャックアーム41,41によりスリ
ーブロール10の両端を挟持し、スリーブロール10を
駆動側チャックコーン20と反駆動側チャックコーン3
0に受渡してから、プッシャー50を伸長して該プッシ
ャー50と反駆動側チャックコーン30によりスリーブ
ロール10を支持してキー溝10cとキー22との自動
嵌合を行なうものであるが、本発明は、この実施例に限
定されるものでなく、一対のチャックアーム41,41
によりスリーブロール10の両端を挟持したままで、キ
ー溝10cとキー22との自動嵌合を行ない、その後に
反駆動側チャックコーン30をスリーブロール10の被
チャック孔10bに嵌合し、一対のチャックアーム4
1,41を移動して後、反駆動側チャックコーン30に
推力を与えて本チャックする場合を含む。また本発明
は、駆動側チャックコーン20と反駆動側チャックコー
ン30が間隔中央を基準として接近・離隔自在となって
おり、かつ反駆動側チャックコーン30の一部が電磁石
でできており、該駆動側チャックコーン20と該反駆動
側チャックコーン30によりスリーブロール10を仮チ
ャックしかつ反駆動側チャックコーン30にスリーブロ
ール10を磁気吸引力で固定し駆動側チャックコーン2
0とスリーブロール10をフリー回転可能な状態を確保
し、その状態で、キー溝10cとキー22との自動嵌合
を行ない、その後に本チャックする場合も含むものであ
る。
【0010】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のスリ
ーブロールのキー溝と駆動側チャックコーンに設けられ
たキーとの自動嵌合方法によれば、高価な装置を必要と
せず極めて安価な方法でキー溝とキーとの自動嵌合が実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスリーブロールのキー溝と駆動側チャ
ックコーンに設けられたキーとの自動嵌合方法を使用す
る自動チャック式ロール処理装置の一部断面した正面図
であって、(a)は未チャック状態を示す図、(b)は
(a)におけるIb −Ib 図、(c)はチャック状態を
示す図。
【図2】本発明のスリーブロールのキー溝と駆動側チャ
ックコーンに設けられたキーとの自動嵌合方法の,キー
溝とキーとの嵌合過程を示す行程図。
【図3】本発明の実施例に係り、キー溝の大きさの相違
に対応できる汎用性を有するキーの形状を説明するため
のキーの部分拡大断面図。
【符号の説明】
10 ・・・スリーブロール、 10a ・・・フランジ部、 10b ・・・被チャック孔、 10c ・・・キー溝、 20 ・・・駆動側チャックコーン、 21 ・・・モータ、 22 ・・・キー、 23 ・・・ばね、 30 ・・・反駆動側チャックコーン、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリーブロールの一端のフランジ部に設
    けられている内方へ向かって縮径する雌円錐面である被
    チャック孔と、該被チャック孔に面対偶する雄円錐面を
    有しモータで駆動される駆動側チャックコーンとを相対
    的に接近させて嵌合し、かつ該駆動側チャックコーンに
    設けられたキーを被チャック孔に刻設されたキー溝に嵌
    合してスリーブロールの回転時に駆動側チャックコーン
    に対するチャックずれを無くすようにしたスリーブロー
    ルのキー溝と駆動側チャックコーンに設けられたキーと
    の自動嵌合方法において、前記キーを、ばねの付勢によ
    り突出させて、スリーブロールと駆動側チャックコーン
    の相対接近時にキー溝とキーとの位置ずれに基づき被チ
    ャック孔によりキーをばねの付勢に抗して駆動側チャッ
    クコーン内に沈み込ませ、被チャック孔と雄円錐面の未
    密着状態を維持してモータを駆動し駆動側チャックコー
    ンを回転してキーをキー溝に位置合わせしてばねの付勢
    によりキー溝に嵌合させ、その後、反駆動側チャックコ
    ーンに推力を与えて本チャックすることを特徴とするス
    リーブロールのキー溝と駆動側チャックコーンに設けら
    れたキーとの自動嵌合方法。
JP4203061A 1992-07-06 1992-07-06 スリーブロールのキー溝と駆動側チャックコーンに設けられたキーとの自動嵌合方法 Expired - Lifetime JPH0790436B2 (ja)

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US9375330B2 (en) 1999-11-19 2016-06-28 Advanced Bio Prosthetic Surfaces, Ltd. Methods of making medical devices

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH0679548A (ja) 1994-03-22

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