JPH03184733A - ツェッパジョイントの部品の回転位置決め装置 - Google Patents

ツェッパジョイントの部品の回転位置決め装置

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JPH03184733A
JPH03184733A JP32404989A JP32404989A JPH03184733A JP H03184733 A JPH03184733 A JP H03184733A JP 32404989 A JP32404989 A JP 32404989A JP 32404989 A JP32404989 A JP 32404989A JP H03184733 A JPH03184733 A JP H03184733A
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聖 福島
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白神 康久
Teruaki Hamabe
浜辺 照明
Yuichi Hazaki
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、ツェッパジョイントの自動組立機等において
、ツェッパジョイントの部品であるケージあるいは外輪
等のワークを所定の位置まで回転させるための回転位置
決め装置に関する。
(従来の技術) 自動車の駆動力伝達系の等速継手部に、第10図および
第11図に示されるようなツェッパジョイント1が使わ
れている。ツェッパジョイント1は、軸部2と椀状部3
を有する外輪4と、外輪4の内側に揺動自在に収容され
るケージ5と、ケージ5の内側に揺動自在に収容される
内輪6と、6個のボール7を備えて構成されている。ボ
ール7は、外輪4に設けられたボール溝8と、ケージ5
に設けられた開口窓9と、内輪6に設けられたボール溝
10に嵌合させられる。
(発明が解決しようとする課題) 上記のような外輪4.ケージ5.内輪6等からなるツェ
ッパジョイント1を組立てるには、ある種の「こっ」が
必要であるため、機械による自動組立は困難であると考
えられていた。従って従来は人手によって組立作業を行
っていたが、本発明者らはツェッパジョイント1の組立
てを自動的に行える自動組立機を開発した。この自動組
立機においては、組立工程の途中でケージ5や外輪4を
ワークホルダによって保持するとともに、ケージ5の開
口窓9や外輪4のボール溝8が所定の位置にくるように
ワークの回転方向(周方向)の位置を正確に規制する必
要があるが、従来はこのような要望を満たす適当な装置
がなく、その開発が望まれていた。
従って本発明の目的は、ツェッパジョイントのケージお
よび外輪等のワークを扱う自動組立機等において、開口
窓やボール溝が所定の位置にくるようにワークを回転さ
せることができるような回転位置決め装置を提供するこ
とにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を果たすために開発された本発明は、基体と、
この基体に垂直軸回りに回転可能に設けられた中空のス
ピンドルと、上記スピンドルを所定の角度範囲で回転さ
せるアクチュエータと、上記スピンドルの下方に設けら
れていてワークの内側に上方から挿入されかつワークの
開口窓あるいはボール溝に嵌合可能な方向に動く可動爪
と、上記スピンドルに対し昇降可能に保持されていて降
下した状態において上記可動爪を上記ワークの開口窓あ
るいはボール溝に係合させる方向に駆動するロッド部と
、上記ロッド部を上昇させる方向に付勢する第1のばね
と、上記基体に対し回転不能に設けられかつ上記ワーク
の端面に接する方向に付勢される摩擦部材と、上記スピ
ンドル内において上記ロッド部の上方に昇降自在に設け
られていて上記ロッド部の上端に接離する下端部を有す
るスライダと、上記第1のばねよりも強い弾力を有して
いて上記スライダを下方に向って付勢する第2のばねと
、上記スライダを上記第2のばねの弾力に抗して押上げ
る方向に駆動可能なスライダ駆動手段とを具備している
(作用) 本発明の回転位置決め装置がワークの上方から降下させ
られると、ワークの上端面に摩擦部材の下端が接する。
また、スライダ駆動手段によるスライダの押上げ力が解
除されることにより、第2のばねの弾力によってスライ
ダとロッド部が一体となって降下し、可動爪がワークの
内面に接する方向に動くこの状態でスピンドルが所定角
度まで回転させられることにより、可動爪がスピンドル
と同じ方向に回転する。摩擦部材は静止しており、摩擦
部材とワークの端面とが互いに摩擦係合しているため、
可動爪が上記方向に回転しても、可動爪がワークの開口
窓あるいはボール溝に嵌合するまではワークは停止状態
を保つ。可動爪が上記開口窓あるいはボール溝に嵌合し
たのちは、ワークは可動爪と一緒にスピンドルの回転に
伴って所定角度まで回転させられる。
(実施例) 以下に本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。第1図および第2図に示されるように、ケージ5用
の回転位置決め装置12と外輪4用の回転位置決め装置
13が共通の昇降体ユニット15に取付けられている。
昇降体ユニット15は、固定ベース16に設けられた左
右一対の垂直方向のガイド部材17(一方のみ図示する
)に沿って、エアシリンダ等の直動アクチュエータ18
によって昇降動させられるようになっている。昇降体ユ
ニット15の下限側ストロークエンドはストッパ19に
よって規制される。
まず、ケージ5月の回転位置決め装置12について第1
図ないし第6図を参照して説明する。
昇降体ユニット15に水平方向に延びる上下−対の基体
25.26が設けられている。基体25゜26に、ラジ
アル方向とスラスト方向の荷重を受ける軸受アセンブリ
27.28が設けられており、この軸受アセンブリ27
.28によって中空のスピンドル31が垂直軸回りに回
転自在に支持されている。
スピンドル31は、回転形のアクチュエータ32の出力
軸33に連結されている。このアクチュエータ32はス
ピンドル31を垂直軸回りに60°以上の角度、例えば
1.80 ”の角度範囲で往復回動させるようになって
いる。図示例のスピンドル31は、その側面に取着され
た突起34と、この突起34の回動軌跡上にある一対の
ストッパ35(第2図に片側のみ図示)とによって上記
角度範囲内で回動するようになっている。但し上記以外
の手段によってスピンドル31の回動範囲を規制するよ
うにしてもよい。
スピンドル31の下部に爪ユニット40が設けられてい
る。爪ユニット40は、キー41によって回り止めされ
ている円筒状のリテーナ42と、このリテーナ42の下
部に設けられた一対の可動爪43.44と、垂直方向に
延びるロッド部45と、このロッド部45の上端付近に
取着されたばね座46などを備えて構成されている。リ
テーナ42の下部には周方向に連続する溝47が設けら
れている。
可動爪43.44は、水平方向の軸50.51によって
回動自在に支持されている。可動爪43゜44の下端側
はケージ5の内部に挿入できるようになっている。可動
爪43.44の下端に接触子52.53が設けられてい
る。接触子52.53はケージ5の開口窓9に保合可能
な形状に作られている。また、可動爪43.44に第1
のカム受は部54.55が互いに対向する方向に突出し
ている。可動爪43.44の上端部には第2のカム受は
部56.57が互いに対向する方向に突出している。
ロッド部45の下端に上記第1のカム受は部54.55
に摺接する先細テーパ状の第1のカム面60が設けられ
ている。ロッド部45の軸線方向中間部には、上記第2
のカム受は部56.57に摺接するテーバ状の第2のカ
ム面61が設けられている。更に第2のカム面61の上
方にフランジ部62が設置すられている。リテーナ42
に対するロッド部45の上昇側ストロークエンドは、上
記フランジ部62がリテーナ42に突き当たることによ
って規制される。
ばね座46とリテーナ42との間に第1の圧縮コイルば
ね63が圧縮された状態で設けられている。第1のばね
63はロッド部45を常時上昇させる方向に付勢する。
基体26の下面側に、上下両端が開口する円筒状のハウ
ジング65が取付けられている。このハウジング65は
スピンドル31およびリテーナ42と同心状に設けられ
ており、係止機構66によってリテーナ42に対し係脱
可能としである。
この係止機構66は、リテーナ42の溝47に係脱可能
な突子67と、手指でつまむことのできる操作子68と
を備えており、操作子68を使って突子67を溝47か
ら抜く方向に移動させることができるようになっている
。突子67を溝47から抜いた状態では、ハウジング6
5を取外すことが可能となる。
ハウジング65の下端開口側に、ハウジング65と同心
状の摩擦部材70が昇降自在に設けられている。この摩
擦部材70も円筒状をなしており、圧縮コイルばね71
によって下向きに付勢されている。摩擦部材70の下端
面70aの径は、ケージ5の端面5aに接することので
きる寸法としである。
スピンドル31の軸線方向中間部に中空のスライダ75
が内蔵されている。スライダ75はスピンドル31の内
部において軸線方向に昇降自在である。スライダ75の
径方向にピン76が貫通した状態で固定されている。ビ
ン76の両端部は、スピンドル31に設けられた上下方
向の長孔77゜78を貫通してスピンドル31の外面側
に突出している。スライダ75の下端部79は、ロッド
部45の上端80に対向している。
スライダ75とばね座85との間に、第2のばね86が
圧縮された状態で設けられている。第2のばね86はス
ライダ75を下方に向って付勢している。第2のばね8
6のばね定数は第1のばね63のばね定数よりも大きい
フランジ90を有する環状部材91がピン76によって
スライダ75に取付けられている。環状部材91はビン
76を介してスライダ75と一体に昇降するものであり
、フランジ90の下面側をローラ92によって支持可能
としである。第2図に示されるように、ローラ92は揺
動アーム93に取付けられている。この揺動アーム93
は水平方向の軸94によって上下方向に回動可能に支持
されており、アクチュエータ95によって第2図に実線
で示す位置と2点鎖線で示す位置とにわたって駆動され
る。上記アクチュエータ95やアーム93.ローラ92
等はスラ゛イダ駆動手段96を構成する。フランジ90
の近傍に、このフランジ90が所定位置まで降下したこ
とを検出するセンサ97が設けられている。
ケージ5はワークホルダ98によって爪ユニ・ソト40
の真下に保持される。ワークホルダ98は上面側が開口
しており、ケージ5の端面5aを上に向けた状態でケー
ジ5を垂直軸回りに回転可能に底台保持するようになっ
ている。
次に上記構成の一実施例装置12の作用について説明す
る。
ケージ5は、図示しない移送機構によってワークホルダ
98と一緒に爪ユニット40の真下にまで移送されてく
る。昇降用アクチュエータ18によって昇降体ユニット
15が所定位置まで降下させられると、第3図に示され
るように可動爪43゜44の下端部がケージ5の内部に
進入するとともに、摩擦部材70の下端面70aがケー
ジ5の端面5aに接する。
そののち、第4図に示されるように、ローラ92がフラ
ンジ90の下面から離れる方向に駆動されることにより
、スライダ75が自由状態になると、第2のばね86の
弾力によってスライダ75が降下させられ、スライダ7
5の下端部79がロッド部45の上端80に当たる。第
2のばね86の弾力は第1のばね63の弾力よりも強い
ため、第2のばね86の弾力が第1のばね63の弾力に
打ち勝ち、スライダ75と一緒にロッド部45が降下す
るようになる。この時、可動爪43゜44の接触子52
.53がケージ5の開口窓9゜9に対向していれば、接
触子52.53はそのまま開口窓9,9に嵌合する。接
触子52.53が開口窓9,9に対向していなければ、
接触子52゜53がケージ5の内面に接したところでロ
ッド部45が止まる。
回転用アクチュエータ32が作動させられることにより
、スピンドル31が回転する。スピンドル31が回転す
ると、リテーナ42と可動爪43゜44がスピンドル3
1・と一体に回転する。
摩擦部材70は固定側のハウジング65に対し回転不能
に保持されており、この摩擦部材70によってケージ5
の端面5aが押さえられているため、可動爪43.44
が上記方向に回転しても、接触子52.53が開口窓9
,9に嵌合するまではケージ5は静止状態に保持される
。このため接触子52.53はケージ5の内面を滑りな
がら回転し、回転の途中で接触子52.53が開口窓9
゜9に嵌合する。第5図および第6図に示されるように
接触子52.53が開口窓9,9に嵌合すると、ケージ
5に作用するトルクがケージ5と摩擦部材70との間の
摩擦力に打ち勝つようになるため、ケージ5は可動爪4
3.44と一体に回転する。
第6図に示されるように、開口窓9はケージ5の周方向
に80eずつ等間隔で6箇所に設けられているので、爪
ユニット40が少なくともBO″回転する間に、可動爪
43.44の接触子52.53が開口窓9.9に嵌合す
る。こうして爪ユニット40が所定位置Pまで回転し、
停止することによって、ケージ5が所定の回転位置に止
まる。なお、ワークホルダ98の内部において、ケージ
5の外周部2箇所に予めグリスが供給されているから、
上記のようにケージ5が180°回転させられることに
より、グリスがケージ5の周方向に塗り広げられる。
上記工程を経ることによってケージ5が所定の回転位置
に保持されたのち、ローラ92が上昇させられることに
より、スライダ75が第2のばね86の弾力に抗して押
し上げられる。このためロッド部45が第1のばね63
の弾力によって再び上昇位置に待機するようになり、接
触子52゜53が閉方向に動くことによって開口窓9,
9から外れる。また、昇降用アクチュエータ18が作動
することによって昇降体ユニット15がガイド部材17
に沿って上昇し、回転位置決め装置12がケージ5から
離れる。
次に、外輪4用の回転位置決め装置13について、第1
図と第7図ないし第9図を参照して説明する。
前述した昇降体ユニット15に、水平方向に延びる上下
一対の基体125,126が設けられている。基体12
5.126に、ラジアル方向とスラスト方向の荷重を受
ける軸受アセンブリ127゜128が設けられており、
この軸受アセンブリ127.128によって中空のスピ
ンドル131が垂直軸回りに回転自在に支持されている
スピンドル131は、回転形のアクチュエータ132の
出力軸133に連結されている。このアクチュエータ1
32はスピンドル131を垂直軸回りに60°以上の角
度、例えば180°の角度範囲で往復回動させるように
なっている。図示例のスピンドル131は、側面に取着
された突起134と、この突起134の回動軌跡上にあ
る一対のストッパ(図示せず)とによって上記角度範囲
内で回動するようになっている。
スピンドル131の下部に爪ユニット140が設けられ
ている。爪ユニット140は、キー141によって回り
止めされている円筒状のりテーナ142と、このリテー
ナ142の下部に設けられた一対の可動爪143,14
4と、垂直方向に延びるロッド部145と、このロッド
部145の上端付近に取着されたばね座146などを備
えて構成されている。リテーナ142の下部には周方向
に連続する溝147が設けられている。
可動爪143,144は、水平方向の軸150゜151
によって回動自在に支持されている。可動爪143,1
44の下端側は外輪4の内部に挿入できるようになって
おり、可動爪143,144の下端に接触子152,1
53が設けられている。
接触子152,153は外輪4のボール溝8に保合可能
な形状に作られている。可動爪143゜144に第1の
カム受は部154,155が互いに対向する方向に突出
している。可動爪143゜144の上端部には第2のカ
ム受は部156゜157が互いに対向する方向に突出し
ている。
ロッド部145の下端に上記第1のカム受は部154.
155に摺接する先細テーパ状の第1のカム面160が
設けられている。ロッド部145の軸線方向中間部には
、上記第2のカム受は部156.157に摺接するテー
バ状の第2のカム面161が設けられている。更に第2
のカム面161の上方にフランジ部162が設けられて
いる。リテーナ142に対するロッド部145の上昇側
ストロークエンドは、上記フランジ部162がリテーナ
142に突き当たることによって規制される。
ばね座146とリテーナ142との間に第1の圧縮コイ
ルばね163が圧縮された状態で設けられている。第1
のばね163はロッド部145を常時上昇させる方向に
付勢する。
基体126の下面側に、上下両端が開口する円筒状のハ
ウジング165が取付けられている。このハウジング1
65はスピンドル131およびリテーナ142と同心状
に設けられており、係止機構166によってリテーナ1
42に対し係脱可能としである。この係止機構166は
、リテーナ142の溝147に係脱可能な突子167と
、手指でつまむことのできる操作子168とを備えてお
り、操作子168を使って突子167を溝147から抜
く方向に移動させることができるようになっている。突
子167を溝147から抜いた状態では、ハウジング1
65を取外すことが可能となる。
ハウジング165の下端開口側に、ハウジング165と
同心状の摩擦部材170が昇降自在に設けられている。
この摩擦部材170も円筒状をなしており、圧縮コイル
ばね171によって下向きに付勢されている。摩擦部材
170の下端面170aの径は、外輪4の端面4aに接
することのできる寸法としである。
スピンドル131の軸線方向中間部に中空のスライダ1
75が内蔵されている。スライダ175はスピンドル1
31の内部において軸線方向に昇降自在である。スライ
ダ175の径方向にピン176が貫通した状態で固定さ
れている。ピン176の両端部は、スピンドル131に
設けられた上下方向の長孔177.178を貫通してス
ピンドル131の外面側に突出している。スライダ17
5の下端部179は、ロッド部145の上端180に対
向している。
スライダ175とばね座185との間に、第2のばね1
86が圧縮された状態で設けられている。
第2のばね186はスライダ175を下方に向って付勢
している。第2のばね186のばね定数は第1のばね1
63のばね定数よりも大きい。
フランジ190を有する環状部材191がピン176に
よってスライダ175に取付けられている。環状部材1
91はピン176を介してスライダ175と一体に昇降
するものであり、フランジ190の下面側をローラ19
2によって支持可能としである。ローラ192は揺動ア
ーム193や図示しないアクチュエータなどからなるス
ライダ駆動手段196によって上下方向に駆動されるよ
うになっている。
外輪4はワークホルダ198によって爪ユニット140
の真下に保持される。ワークホルダ198は上面側が開
口しており、外輪4の端面4aを上に向けた状態で外輪
4を垂直軸回りに回転可能に嵌合保持するようになって
いる。
上記回転位置決め装置13の基本的動作は、前述したケ
ージ用回転位置決め装置12と同様である。すなわち、
昇降体ユニット15が降下させられることによって、第
8図に示されるように摩擦部材170が外輪4の端面4
aに接する。また、ローラ192がフランジ190の下
面から離れる方向に駆動されることにより、第2のばね
186の弾力によってスライダ175が降下させられ、
スライダ175と一緒にロッド部145が降下する。こ
れにより、可動爪143,144が開く方向に動く。
そして回転用アクチュエータ132が作動させられてス
ピンドル131が回転すると、爪ユニット140がスピ
ンドル131と一体に回転し、接触子152,153が
ボール溝8,8に嵌合するまで外輪4は静止状態に保持
される。第8図に示されるように接触子152,153
がボール溝8゜8に嵌合すると、外輪4は可動爪143
,144と一体に垂直軸回りに回転する。
第9図に示されるよ、うに、ボール溝8は外輪4の周方
向に60°ずつ等間隔で6箇所に設けられているので、
爪ユニット140が少なくとも60°回転する間に、可
動爪143,144の接触子152.153がボール溝
8,8に嵌合する。こうして爪ユニット140が所定位
置Pまで回転し、停止することによって、外輪4が所定
の回転位置に止まる。
[発明の効果] 本発明によれば、ツェッパジョイントのケージあるいは
外輪等のワークに設けられている開口窓あるいはボール
溝を利用してワークを所定の周方向位置まで回転させる
ことができる。そして本発明の装置は摩擦部材によって
ワークを保持した状態で、爪ユニットを回転させつつば
ねの弾力を利用して可動爪を開口窓あるいはボール溝に
嵌合させるようにしているため、ワークの表面に無理な
力が加わらず、ワークが損傷するようなことがない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図はケージ用回転位
置決め装置と外輪用回転位置決め装置の縦断面図、第2
図はケージ用回転位置決め装置を一部断面で示す側面図
、第3図ないし第5図はそれぞれケージ用回転位置決め
装置の互いに異なる作動状態を示すそれぞれ断面図、第
6図はケージと可動爪との関係を示す平面図、′!87
図は外輪用回転位置決め装置の一部を示す断面図、第8
図は外輪用回転位置決め装置の可動爪がボール溝に係合
した状態を示す断面図、第9図は外輪と可動爪との関係
を示す平面図、第10図はツェッパジョイントの斜視図
、第11図はツェッパジョイントの分解斜視図である。 1・・・ツェッパジョイント、4・・・ワーク(外輪)
、5・・・ワーク(ケージ) 8・・・ボール溝、9・
・・開口窓、]2・・・ケージ用回転位置決め装置、1
3・・・外輪用回転位置決め装置、25.26・・・基
体、31・・・スピンドル、32・・・アクチュエータ
、40・・・爪ユニット、43.44・・・可動爪、4
5・・・ロッド部、63・・・第1のばね、70・・・
摩擦部材、75・・・スライダ、86・・・第2のばね
、96・・・スライダ駆動手段、125,126・・・
基体、131・・・スピンドル、132・・・アクチュ
エータ、140・・・爪ユニット、143,144・・
可動爪、145・・・ロッド部、163・・・第1のば
ね、170・・・摩擦部材、175・・・スライダ、1
86・・・第2のばね、196・・・スライダ駆動手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 基体と、この基体に垂直軸回りに回転可能に設けられた
    中空のスピンドルと、上記スピンドルを所定の角度範囲
    で回転させるアクチュエータと、上記スピンドルの下方
    に設けられていてワークの内側に上方から挿入されかつ
    ワークの開口窓あるいはボール溝に嵌合可能な方向に動
    く可動爪と、上記スピンドルに対し昇降可能に保持され
    ていて降下した状態において上記可動爪を上記ワークの
    開口窓あるいはボール溝に係合させる方向に駆動するロ
    ッド部と、上記ロッド部を上昇させる方向に付勢する第
    1のばねと、上記基体に対し回転不能に設けられかつ上
    記ワークの端面に接する方向に付勢される摩擦部材と、
    上記スピンドル内において上記ロッド部の上方に昇降自
    在に設けられていて上記ロッド部の上端に接離する下端
    部を有するスライダと、上記第1のばねよりも強い弾力
    を有していて上記スライダを下方に向って付勢する第2
    のばねと、上記スライダを上記第2のばねの弾力に抗し
    て押上げる方向に駆動可能なスライダ駆動手段とを具備
    したことを特徴とするツェッパジョイントの部品の回転
    位置決め装置。
JP32404989A 1989-12-15 1989-12-15 ツェッパジョイントの部品の回転位置決め装置 Expired - Fee Related JPH0822489B2 (ja)

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CN105935895A (zh) * 2016-06-30 2016-09-14 吴中区横泾博尔机械厂 电磁阀阀盖加工设备的移位机械手
JP2020534171A (ja) * 2018-01-04 2020-11-26 華南理工大学 薄肉管状部品回転加工時の内外挟持方法及び装置
CN113714780A (zh) * 2021-08-25 2021-11-30 范娟 一种铝合金关节连接器组装机

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