JPH0725454A - クランプ式容器搬送装置 - Google Patents
クランプ式容器搬送装置Info
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- JPH0725454A JPH0725454A JP5194110A JP19411093A JPH0725454A JP H0725454 A JPH0725454 A JP H0725454A JP 5194110 A JP5194110 A JP 5194110A JP 19411093 A JP19411093 A JP 19411093A JP H0725454 A JPH0725454 A JP H0725454A
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- JP
- Japan
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- cam
- clamp arms
- container
- pair
- rotating body
- Prior art date
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G47/00—Article or material-handling devices associated with conveyors; Methods employing such devices
- B65G47/74—Feeding, transfer, or discharging devices of particular kinds or types
- B65G47/84—Star-shaped wheels or devices having endless travelling belts or chains, the wheels or devices being equipped with article-engaging elements
- B65G47/846—Star-shaped wheels or wheels equipped with article-engaging elements
- B65G47/847—Star-shaped wheels or wheels equipped with article-engaging elements the article-engaging elements being grippers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G2201/00—Indexing codes relating to handling devices, e.g. conveyors, characterised by the type of product or load being conveyed or handled
- B65G2201/02—Articles
- B65G2201/0235—Containers
- B65G2201/0244—Bottles
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Manipulator (AREA)
- Specific Conveyance Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 各一対のクランプアーム３Ａ，３Ｂの末端に
は、それぞれカムフォロワ１８を設けてあり、それらは
ばねによって相互に近接する方向に付勢されている。そ
して、上記両カムフォロワ１８の間に回転体２に固定し
た楔状カム２０が圧入されている。回転体２が回転され
ると、図示しない駆動機構に連動して各クランプアーム
３Ａ，３Ｂは回転体２の半径方向に進退動されるので、
各クランプアーム３Ａ，３Ｂが開閉されて、各クランプ
アーム３Ａ，３Ｂの係合部材２４によって容器４が把持
される。そして、本発明では、楔状カム２０のカム面を
適切に調整しているので、把持すべき容器４の外径の異
なっても、上記係合部材２４は同一の移動軌跡上を開閉
作動する。 【効果】 容器４を回転体２の半径方向に位置決めする
位置決め手段を設ける必要がないので、構成を簡略化す
ることができる。
は、それぞれカムフォロワ１８を設けてあり、それらは
ばねによって相互に近接する方向に付勢されている。そ
して、上記両カムフォロワ１８の間に回転体２に固定し
た楔状カム２０が圧入されている。回転体２が回転され
ると、図示しない駆動機構に連動して各クランプアーム
３Ａ，３Ｂは回転体２の半径方向に進退動されるので、
各クランプアーム３Ａ，３Ｂが開閉されて、各クランプ
アーム３Ａ，３Ｂの係合部材２４によって容器４が把持
される。そして、本発明では、楔状カム２０のカム面を
適切に調整しているので、把持すべき容器４の外径の異
なっても、上記係合部材２４は同一の移動軌跡上を開閉
作動する。 【効果】 容器４を回転体２の半径方向に位置決めする
位置決め手段を設ける必要がないので、構成を簡略化す
ることができる。
Description
【産業上の利用分野】本発明は、各一対のクランプアー
ムによって容器を把持して搬送するクランプ式容器搬送
装置に関し、より詳しくは、外径の異なる容器であって
も中心を同一位置に位置させて把持することが可能なク
ランプ式容器搬送装置に関する。
ムによって容器を把持して搬送するクランプ式容器搬送
装置に関し、より詳しくは、外径の異なる容器であって
も中心を同一位置に位置させて把持することが可能なク
ランプ式容器搬送装置に関する。
【従来の技術】従来、外径の異なる容器であっても中心
を同一位置に位置させて把持することが可能なクランプ
式容器搬送装置として、次のようなものが知られてい
る。すなわち、回転自在に設けた回転体と、この回転体
の円周方向等間隔位置に配設されるとともに開閉可能に
構成されて、容器を把持して移送する各一対のクランプ
アームとを備え、上記回転体の回転に伴って各クランプ
アームによって容器を把持するようにしたクランプ式容
器搬送装置は知られている（例えば、実開平４−８８４
２７号公報、特開平２−１３５１５号公報）。
を同一位置に位置させて把持することが可能なクランプ
式容器搬送装置として、次のようなものが知られてい
る。すなわち、回転自在に設けた回転体と、この回転体
の円周方向等間隔位置に配設されるとともに開閉可能に
構成されて、容器を把持して移送する各一対のクランプ
アームとを備え、上記回転体の回転に伴って各クランプ
アームによって容器を把持するようにしたクランプ式容
器搬送装置は知られている（例えば、実開平４−８８４
２７号公報、特開平２−１３５１５号公報）。
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の装置においては、容器を把持する際の各クランプア
ームは回転体に固定したピンを中心に揺動するようにな
っている。そのため、このような構成においては、外径
の異なる容器の中心を回転体の半径方向所定位置に位置
させるために、各クランプアームを開閉させる駆動手段
とは別に、容器を回転体の半径方向所定位置に位置させ
る位置決め手段が必要になり、その分だけ装置全体の構
成が複雑になるという欠点があった。
来の装置においては、容器を把持する際の各クランプア
ームは回転体に固定したピンを中心に揺動するようにな
っている。そのため、このような構成においては、外径
の異なる容器の中心を回転体の半径方向所定位置に位置
させるために、各クランプアームを開閉させる駆動手段
とは別に、容器を回転体の半径方向所定位置に位置させ
る位置決め手段が必要になり、その分だけ装置全体の構
成が複雑になるという欠点があった。
【課題を解決するための手段】上述した事情に鑑み、本
発明は、回転自在に設けた回転体と、この回転体の円周
方向等間隔位置に配設されるとともに開閉可能に構成さ
れて、容器を把持して移送する各一対のクランプアーム
とを備え、上記回転体の回転に伴って各クランプアーム
によって容器を把持するようにしたクランプ式容器搬送
装置において、上記各一対のクランプアームを回転体の
半径方向に移動可能に設けるとともに、回転体の回転に
伴って各一対のクランプアームを回転体の半径方向に所
要量だけ進退させる駆動手段を設け、さらに、上記各一
対のクランプアームに設けたカムフォロワと係合し、上
記駆動手段によって各一対のクランプアームが半径方向
に進退される際に、各一対のクランプアームを開閉させ
るカム部材を上記回転体に設けたものである。
発明は、回転自在に設けた回転体と、この回転体の円周
方向等間隔位置に配設されるとともに開閉可能に構成さ
れて、容器を把持して移送する各一対のクランプアーム
とを備え、上記回転体の回転に伴って各クランプアーム
によって容器を把持するようにしたクランプ式容器搬送
装置において、上記各一対のクランプアームを回転体の
半径方向に移動可能に設けるとともに、回転体の回転に
伴って各一対のクランプアームを回転体の半径方向に所
要量だけ進退させる駆動手段を設け、さらに、上記各一
対のクランプアームに設けたカムフォロワと係合し、上
記駆動手段によって各一対のクランプアームが半径方向
に進退される際に、各一対のクランプアームを開閉させ
るカム部材を上記回転体に設けたものである。
【作用】このような構成によれば、外径の異なる容器を
把持するに当たって容器の中心を回転体の回転中心に対
する所定位置に位置させたい場合には、上記カム部材の
カム曲線を次のように設定すればよい。つまり、各一対
のクランプアームにおける容器の把持部が、容器の中心
となる上記所定位置を通る接線上を開閉作動するよう
に、上記カム部材のカム曲線を設定すればよい。そのよ
うにカム部材のカム曲線を設定することにより、回転体
が回転されることに伴って各一対のクランプアームが回
転体の半径方向に進退される際には、各一対のクランプ
アームの把持部は上記接線上を開閉作動するようにな
る。これによって、外径の異なる容器であっても、その
中心を上記所定位置に位置させて把持することができ
る。そのため、上述した従来のような回転体の半径方向
に容器を位置決めする位置決め手段を設ける必要がな
い。したがって、従来の装置が必要としていた位置決め
手段を省略できる分だけ従来よりも構成を簡略化するこ
とができる。
把持するに当たって容器の中心を回転体の回転中心に対
する所定位置に位置させたい場合には、上記カム部材の
カム曲線を次のように設定すればよい。つまり、各一対
のクランプアームにおける容器の把持部が、容器の中心
となる上記所定位置を通る接線上を開閉作動するよう
に、上記カム部材のカム曲線を設定すればよい。そのよ
うにカム部材のカム曲線を設定することにより、回転体
が回転されることに伴って各一対のクランプアームが回
転体の半径方向に進退される際には、各一対のクランプ
アームの把持部は上記接線上を開閉作動するようにな
る。これによって、外径の異なる容器であっても、その
中心を上記所定位置に位置させて把持することができ
る。そのため、上述した従来のような回転体の半径方向
に容器を位置決めする位置決め手段を設ける必要がな
い。したがって、従来の装置が必要としていた位置決め
手段を省略できる分だけ従来よりも構成を簡略化するこ
とができる。
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図１ないし図２において１はクランプ式容器搬送装
置であり、このクランプ式容器搬送装置１は回転体２の
円周方向等間隔位置に各一対のクランプアーム３Ａ，３
Ｂを備えている。そして、回転体２が時計方向に回転さ
れることに伴って各一対のクランプアーム３Ａ，３Ｂが
開閉されるようになっており、それによって図示しない
搬送コンベヤ上の容器４を把持して移送した後に、図示
しない充填装置に容器４を受け渡すことができるように
なっている。クランプ式容器搬送装置１は、フレームに
固定した円筒部材５を備えており、円筒部材５の内方に
軸受６を介して回転軸７を回転自在に軸支している。回
転軸７の上端には上記回転体２を取り付けてあり、回転
軸７が図示しない駆動源によって回転駆動されると、上
述したように回転体２が時計方向に回転するようになっ
ている。回転体２の円周方向等間隔位置には、上下一対
のガイド軸８を回転体２の半径方向を向けて水平に取り
付けてあり、それら各一対のガイド軸８に可動ブロック
９を摺動自在に嵌装している。回転体２の外周部と可動
ブロック９とにわたっては２本の圧縮ばね１０が弾装し
てあり、これら圧縮ばね１０の弾撥力によって可動ブロ
ック９は回転体２の半径方向内方に向けて付勢されてい
る。可動ブロック９の下端内方部にはカムフォロワ１３
を回転自在に設けてあり、このカムフォロワ１３は上記
圧縮ばね１０の弾撥力によって円筒部材５に設けたカム
機構１４のカム部材１５，１６に圧接させている。これ
により、回転体２が回転されると、各可動ブロック９は
上記カム部材１５，１６のカム面のカム曲線に基づいて
回転体２の半径方向に進退動されるようになっている。
図３にも示すように、可動ブロック９には、一対のクラ
ンプ軸１７を鉛直方向に貫通させてあり、それら各クラ
ンプ軸１７の上下両端部にそれぞれ左右一対のクランプ
アーム３Ａ，３Ｂの基部を嵌着している。上方側に位置
するクランプアーム３Ａ，３Ｂの基部の先端は、所定量
だけ突出させた突出部３ａとしてあり、それら各突出部
３ａの上面にカムフォロワ１８を取り付けている。これ
らの突出部３ａにわたっては引張りばね１９が取り付け
てあるので、この引張りばね１９によって各突出部３ａ
のカムフォロワ１８が相互に近接する方向に付勢されて
いる。また、それと同時にクランプアーム３Ａ，３Ｂの
先端部は、常時開放する方向に付勢されている。他方、
回転体２におけるガイド軸８の上方となる箇所には、そ
れぞれ半径方向外方に向けて楔状カム２０を固定してあ
り、この楔状カム２０のカム面を、上述したクランプア
ーム３Ａ，３Ｂ側のカムフォロワ１８、１８の間に圧入
させている。さらに、本実施例のクランプアーム３Ａ，
３Ｂの先端には、ピン２３を回転中心として揺動するＶ
字形の係合部材２４を取り付けている。係合部材２４は
ピン２３を中心に水平方向に揺動可能となっており、そ
のＶ型の一端とクランプアーム３Ａ，３Ｂとにわたって
圧縮ばね２５が弾装されている。圧縮ばね２５を連結し
た上記一端の上面には円弧状溝２４ａを形成してあり、
その円弧状溝２４ａに、クランプアーム３Ａ，３Ｂ側に
固定したストッパピン２６を係合させている。したがっ
て、係合部材２４は圧縮ばね２５の弾撥力によってピン
２３を回転中心として、そのＶ字形の他端部が半径方向
外方に移動するように付勢されており、図１の中央位置
に示すように容器４を把持していないときには、係合部
材２４は上記円弧状溝２４ａの一端にストッパピン２３
が係合する位置で停止されている。これら係合部材２４
は、各クランプアーム３Ａ，３Ｂが開閉されることに伴
って容器４の外周部に当接して該容器４の外周部を両側
から把持する一方、把持した容器４を解放するようにな
っている。そして、後述するように、係合部材２４によ
って外径が異なる容器４を把持する際には、上記圧縮ば
ね２５が伸縮されることで、各係合部材２４の中央部が
容器４の中心４Ａを向けた状態で、容器４の外周部を把
持するようになっている。上述した構成において、回転
体２が時計方向に回転されると、それに伴って可動ブロ
ック９のカムフォロワ１３がカム機構１４のカム部材１
５，１６のカム曲線に基づいて回転体２の半径方向に進
退動される。そのため、可動ブロック９に取り付けた各
クランプアーム３Ａ，３Ｂも回転体２の半径方向に進退
動されるので、上記カムフォロワ１８、１８に対する楔
状カム２０の相対的な圧入量が変化して、この楔状カム
２０のカム面のカム曲線に基づいて両カムフォロワ１８
の間隔が近接あるいは離隔される。これによって、クラ
ンプアーム３Ａ，３Ｂが開閉作動される様になり、図示
しない搬送コンベヤの位置において、容器４はクランプ
アーム３Ａ，３Ｂの係合部材２４によって外周部を把持
されて移送された後、充填装置の位置で上記係合部材２
４による把持状態を解放されて、充填装置が備える充填
ノズルの直下位置に受け渡されるようになっている。次
に上記カム機構１４について説明すると、図５に平面図
で示すように、上記カム部材１５，１６は、それぞれ同
一形状の大径円弧状カム面１５ａ、１６ａと小径円弧状
カム面１５ｂ、１６ｂとを備えている。そして、大径円
弧状カム面１５ａ、１６ａにより上記圧縮ばね１０に抗
してカムフォロワ１３（可動ブロック９）を半径方向外
方に変位させ、それによって上述のとおりクランプアー
ム３Ａ，３Ｂを開放させるようにしてあり、また小径円
弧状カム面１５ｂ、１６ｂでは上記圧縮ばね１０の弾撥
力によってカムフォロワ１３（可動ブロック９）を半径
方向内方に変位させてクランプアーム３Ａ，３Ｂを閉じ
させるようにしている。そして、上下の２枚のカム部材
１５，１６は円周方向に所定量だけ位置を異ならせて配
置してあり、上記可動ブロック９に設けたカムフォロワ
１３が少なくともいずれか一方の大径円弧状カム面１５
ａ、１６ａに係合している限り、クランプアーム３Ａ，
３Ｂを開放状態に維持することができるようにしてい
る。上記２枚のカム部材１５，１６は、円筒部材５の外
周にそれぞれ回転自在に設けてあり、上方のカム部材１
５に固定した図示しない連結軸を下方のカム部材１６に
穿設した円弧状溝１６ｃを貫通させて下方に突出させ、
その下端部にカムフォロワ２７を設けている。また、下
方のカム部材１６に固定した図示しない鉛直方向の連結
軸の下端部にも上記カムフォロワ２７と同一高さでカム
フォロワ２８を設けている。そして上記２枚のカム部材
１５，１６における相互に重合した摺動面の所定位置に
それぞれ円弧状溝２９を形成し、両円弧状溝２９内に圧
縮ばね３０を弾装して両カム部材１５，１６が互いに逆
方向に回転するように付勢してあり、それによって自由
状態では上記カムフォロワ２７、２８が互いに当接する
ようにしている。また、図６に示すように、上記円筒部
材５には図示しない板状部材を水平方向に連結してあ
り、該板状部材上にガイド部材３３を設けている。上記
ガイド部材３３には半径方向に溝３３ａを形成してあ
り、この溝３３ａ内に先端断面が三角形状のカム部材３
４を摺動可能に係合させ、その先端部を上記一対のカム
フォロワ２７、２８の間に圧入介在させている。上記ガ
イド部材３３に回転自在に軸支したねじ軸３５を上記カ
ム部材３４に螺合させている。上記ねじ軸３５は、図示
しないモータに連動して正逆に回転されるようになって
おり、その回転によって上記カム部材３４を半径方向に
変位させて、そのカム部材３４の半径方向位置に応じて
２枚のカム部材１５，１６を相互に逆方向に回転変位さ
せることができる。このようにしてカム部材３４を介し
て２枚のカム部材１５，１６を相対回転させることによ
って、上記各クランプアーム３Ａ，３Ｂの円周方向にお
ける開閉位置を調整することができる。そして、図５に
示すように、例えば上記カム部材１５，１６を実線Ａの
位置に位置させた際には、各クランプアーム３Ａ，３Ｂ
によって大きな容器４を把持する一方、カム部材１５，
１６を想像線Ｂの位置に位置させた際には、各クランプ
アーム３Ａ，３Ｂによって小さな容器４を把持するよう
にしている。なお、上記可動ブロック９のカムフォロワ
１３はカム部材１５，１６の大径円弧状カム面１５ａ、
１６ａの領域では、それに圧接した状態が維持されて各
クランプアーム３Ａ，３Ｂが開放されるが、可動ブロッ
ク９のカムフォロワ１３が大径円弧状カム面１５ａ、１
６ａの領域から小径円弧状カム面１５ｂ、１６ｂの領域
に移動した時点で上記各クランプアーム３Ａ，３Ｂの係
合部材２４によって容器４が把持されると、その時点以
降の小径円弧状カム面１５ｂ、１６ｂの領域では可動ブ
ロック９のカムフォロワ１３は小径円弧状カム面１５
ｂ、１６ｂから離隔するようになっている。しかして、
本実施例は、上述した構成を前提とした上で、各クラン
プアーム３Ａ，３Ｂに連動した上記楔状カム１８のカム
面のカム曲線を次のように設定することによって、容器
４の中心４Ａを回転体２の回転中心に対する同一位置に
位置させて外径の異なる容器４を把持できるようにした
ものである。すなわち、各クランプアーム３Ａ，３Ｂに
よって把持すべき容器４の中心４Ａの円周方向の移動軌
跡に接する接線Ｘ上において、各クランプアーム３Ａ，
３Ｂに設けた係合部材１５の中央が開閉作動を行うよう
に、上記楔状カム１８のカム面のカム曲線を調整してい
る。換言すると、本実施例では、図４に示すように、大
径の容器４を把持するときも小径の容器４を把持する際
にも各クランプアーム３Ａ，３Ｂの係合部材１５の中央
部は、上記接線Ｘ上を開閉作動するようになっている。
このような構成によれば、各クランプアーム３Ａ，３Ｂ
によって容器４を把持する際には、該容器４の外径が異
なっても、上記各クランプアーム３Ａ，３Ｂの係合部材
１５の中央部は上記接線Ｘ上を開閉作動するので、外径
が異なる容器４であっても、その中心４Ａを回転体２の
所定位置に位置させて把持することができる。このよう
に本実施例では、上記楔状カム１８のカム曲線を上述の
ように設定しているので、上記各クランプアーム３Ａ，
３Ｂの係合部材１５によって容器４の外周部を両側から
把持するだけでよく、したがって、容器４を回転体の半
径方向所定位置に位置決めするための位置決め手段を必
要としない。これに対して従来では、各クランプアーム
３Ａ，３Ｂは、容器４を把持する際には回転体２に対し
てその半径方向に移動できない構成となっていた。その
ため、外径の異なる容器４の中心４Ａが半径方向所定位
置で把持されるように、容器４を回転体２の半径方向に
位置決めする位置決め手段を設けていたので、その分だ
け構成が複雑になっていたものである。このような従来
に対して、本実施例によれば、容器４を回転体２の半径
方向に位置決めする位置決め手段が必要ないので、上記
従来のものと比較して構成を簡略化することができる。
なお、上記実施例における楔状カム２０と両カムフォロ
ワ１８の代わりに、次のような構成であっても良い。つ
まり、クランプ軸１７に設けた一対のギヤでクランプア
ーム３Ａ，３Ｂを連動して開閉できるように構成し、ク
ランプアーム３Ａ，３Ｂの一方に設けたカムフォロワを
引張りばねによって回転体２側の楔カム２０に係合させ
るようにしても良い。また、上記実施例では、カム機構
１４の２枚のカム部材１５，１６によって回転体２の円
周方向におけるクランプアーム３Ａ，３Ｂの開閉位置を
調整できるようにしているが、カム部材１５，１６のう
ちの一方を省略して、他方を円筒部材５に固定するよう
にしても良い。
と、図１ないし図２において１はクランプ式容器搬送装
置であり、このクランプ式容器搬送装置１は回転体２の
円周方向等間隔位置に各一対のクランプアーム３Ａ，３
Ｂを備えている。そして、回転体２が時計方向に回転さ
れることに伴って各一対のクランプアーム３Ａ，３Ｂが
開閉されるようになっており、それによって図示しない
搬送コンベヤ上の容器４を把持して移送した後に、図示
しない充填装置に容器４を受け渡すことができるように
なっている。クランプ式容器搬送装置１は、フレームに
固定した円筒部材５を備えており、円筒部材５の内方に
軸受６を介して回転軸７を回転自在に軸支している。回
転軸７の上端には上記回転体２を取り付けてあり、回転
軸７が図示しない駆動源によって回転駆動されると、上
述したように回転体２が時計方向に回転するようになっ
ている。回転体２の円周方向等間隔位置には、上下一対
のガイド軸８を回転体２の半径方向を向けて水平に取り
付けてあり、それら各一対のガイド軸８に可動ブロック
９を摺動自在に嵌装している。回転体２の外周部と可動
ブロック９とにわたっては２本の圧縮ばね１０が弾装し
てあり、これら圧縮ばね１０の弾撥力によって可動ブロ
ック９は回転体２の半径方向内方に向けて付勢されてい
る。可動ブロック９の下端内方部にはカムフォロワ１３
を回転自在に設けてあり、このカムフォロワ１３は上記
圧縮ばね１０の弾撥力によって円筒部材５に設けたカム
機構１４のカム部材１５，１６に圧接させている。これ
により、回転体２が回転されると、各可動ブロック９は
上記カム部材１５，１６のカム面のカム曲線に基づいて
回転体２の半径方向に進退動されるようになっている。
図３にも示すように、可動ブロック９には、一対のクラ
ンプ軸１７を鉛直方向に貫通させてあり、それら各クラ
ンプ軸１７の上下両端部にそれぞれ左右一対のクランプ
アーム３Ａ，３Ｂの基部を嵌着している。上方側に位置
するクランプアーム３Ａ，３Ｂの基部の先端は、所定量
だけ突出させた突出部３ａとしてあり、それら各突出部
３ａの上面にカムフォロワ１８を取り付けている。これ
らの突出部３ａにわたっては引張りばね１９が取り付け
てあるので、この引張りばね１９によって各突出部３ａ
のカムフォロワ１８が相互に近接する方向に付勢されて
いる。また、それと同時にクランプアーム３Ａ，３Ｂの
先端部は、常時開放する方向に付勢されている。他方、
回転体２におけるガイド軸８の上方となる箇所には、そ
れぞれ半径方向外方に向けて楔状カム２０を固定してあ
り、この楔状カム２０のカム面を、上述したクランプア
ーム３Ａ，３Ｂ側のカムフォロワ１８、１８の間に圧入
させている。さらに、本実施例のクランプアーム３Ａ，
３Ｂの先端には、ピン２３を回転中心として揺動するＶ
字形の係合部材２４を取り付けている。係合部材２４は
ピン２３を中心に水平方向に揺動可能となっており、そ
のＶ型の一端とクランプアーム３Ａ，３Ｂとにわたって
圧縮ばね２５が弾装されている。圧縮ばね２５を連結し
た上記一端の上面には円弧状溝２４ａを形成してあり、
その円弧状溝２４ａに、クランプアーム３Ａ，３Ｂ側に
固定したストッパピン２６を係合させている。したがっ
て、係合部材２４は圧縮ばね２５の弾撥力によってピン
２３を回転中心として、そのＶ字形の他端部が半径方向
外方に移動するように付勢されており、図１の中央位置
に示すように容器４を把持していないときには、係合部
材２４は上記円弧状溝２４ａの一端にストッパピン２３
が係合する位置で停止されている。これら係合部材２４
は、各クランプアーム３Ａ，３Ｂが開閉されることに伴
って容器４の外周部に当接して該容器４の外周部を両側
から把持する一方、把持した容器４を解放するようにな
っている。そして、後述するように、係合部材２４によ
って外径が異なる容器４を把持する際には、上記圧縮ば
ね２５が伸縮されることで、各係合部材２４の中央部が
容器４の中心４Ａを向けた状態で、容器４の外周部を把
持するようになっている。上述した構成において、回転
体２が時計方向に回転されると、それに伴って可動ブロ
ック９のカムフォロワ１３がカム機構１４のカム部材１
５，１６のカム曲線に基づいて回転体２の半径方向に進
退動される。そのため、可動ブロック９に取り付けた各
クランプアーム３Ａ，３Ｂも回転体２の半径方向に進退
動されるので、上記カムフォロワ１８、１８に対する楔
状カム２０の相対的な圧入量が変化して、この楔状カム
２０のカム面のカム曲線に基づいて両カムフォロワ１８
の間隔が近接あるいは離隔される。これによって、クラ
ンプアーム３Ａ，３Ｂが開閉作動される様になり、図示
しない搬送コンベヤの位置において、容器４はクランプ
アーム３Ａ，３Ｂの係合部材２４によって外周部を把持
されて移送された後、充填装置の位置で上記係合部材２
４による把持状態を解放されて、充填装置が備える充填
ノズルの直下位置に受け渡されるようになっている。次
に上記カム機構１４について説明すると、図５に平面図
で示すように、上記カム部材１５，１６は、それぞれ同
一形状の大径円弧状カム面１５ａ、１６ａと小径円弧状
カム面１５ｂ、１６ｂとを備えている。そして、大径円
弧状カム面１５ａ、１６ａにより上記圧縮ばね１０に抗
してカムフォロワ１３（可動ブロック９）を半径方向外
方に変位させ、それによって上述のとおりクランプアー
ム３Ａ，３Ｂを開放させるようにしてあり、また小径円
弧状カム面１５ｂ、１６ｂでは上記圧縮ばね１０の弾撥
力によってカムフォロワ１３（可動ブロック９）を半径
方向内方に変位させてクランプアーム３Ａ，３Ｂを閉じ
させるようにしている。そして、上下の２枚のカム部材
１５，１６は円周方向に所定量だけ位置を異ならせて配
置してあり、上記可動ブロック９に設けたカムフォロワ
１３が少なくともいずれか一方の大径円弧状カム面１５
ａ、１６ａに係合している限り、クランプアーム３Ａ，
３Ｂを開放状態に維持することができるようにしてい
る。上記２枚のカム部材１５，１６は、円筒部材５の外
周にそれぞれ回転自在に設けてあり、上方のカム部材１
５に固定した図示しない連結軸を下方のカム部材１６に
穿設した円弧状溝１６ｃを貫通させて下方に突出させ、
その下端部にカムフォロワ２７を設けている。また、下
方のカム部材１６に固定した図示しない鉛直方向の連結
軸の下端部にも上記カムフォロワ２７と同一高さでカム
フォロワ２８を設けている。そして上記２枚のカム部材
１５，１６における相互に重合した摺動面の所定位置に
それぞれ円弧状溝２９を形成し、両円弧状溝２９内に圧
縮ばね３０を弾装して両カム部材１５，１６が互いに逆
方向に回転するように付勢してあり、それによって自由
状態では上記カムフォロワ２７、２８が互いに当接する
ようにしている。また、図６に示すように、上記円筒部
材５には図示しない板状部材を水平方向に連結してあ
り、該板状部材上にガイド部材３３を設けている。上記
ガイド部材３３には半径方向に溝３３ａを形成してあ
り、この溝３３ａ内に先端断面が三角形状のカム部材３
４を摺動可能に係合させ、その先端部を上記一対のカム
フォロワ２７、２８の間に圧入介在させている。上記ガ
イド部材３３に回転自在に軸支したねじ軸３５を上記カ
ム部材３４に螺合させている。上記ねじ軸３５は、図示
しないモータに連動して正逆に回転されるようになって
おり、その回転によって上記カム部材３４を半径方向に
変位させて、そのカム部材３４の半径方向位置に応じて
２枚のカム部材１５，１６を相互に逆方向に回転変位さ
せることができる。このようにしてカム部材３４を介し
て２枚のカム部材１５，１６を相対回転させることによ
って、上記各クランプアーム３Ａ，３Ｂの円周方向にお
ける開閉位置を調整することができる。そして、図５に
示すように、例えば上記カム部材１５，１６を実線Ａの
位置に位置させた際には、各クランプアーム３Ａ，３Ｂ
によって大きな容器４を把持する一方、カム部材１５，
１６を想像線Ｂの位置に位置させた際には、各クランプ
アーム３Ａ，３Ｂによって小さな容器４を把持するよう
にしている。なお、上記可動ブロック９のカムフォロワ
１３はカム部材１５，１６の大径円弧状カム面１５ａ、
１６ａの領域では、それに圧接した状態が維持されて各
クランプアーム３Ａ，３Ｂが開放されるが、可動ブロッ
ク９のカムフォロワ１３が大径円弧状カム面１５ａ、１
６ａの領域から小径円弧状カム面１５ｂ、１６ｂの領域
に移動した時点で上記各クランプアーム３Ａ，３Ｂの係
合部材２４によって容器４が把持されると、その時点以
降の小径円弧状カム面１５ｂ、１６ｂの領域では可動ブ
ロック９のカムフォロワ１３は小径円弧状カム面１５
ｂ、１６ｂから離隔するようになっている。しかして、
本実施例は、上述した構成を前提とした上で、各クラン
プアーム３Ａ，３Ｂに連動した上記楔状カム１８のカム
面のカム曲線を次のように設定することによって、容器
４の中心４Ａを回転体２の回転中心に対する同一位置に
位置させて外径の異なる容器４を把持できるようにした
ものである。すなわち、各クランプアーム３Ａ，３Ｂに
よって把持すべき容器４の中心４Ａの円周方向の移動軌
跡に接する接線Ｘ上において、各クランプアーム３Ａ，
３Ｂに設けた係合部材１５の中央が開閉作動を行うよう
に、上記楔状カム１８のカム面のカム曲線を調整してい
る。換言すると、本実施例では、図４に示すように、大
径の容器４を把持するときも小径の容器４を把持する際
にも各クランプアーム３Ａ，３Ｂの係合部材１５の中央
部は、上記接線Ｘ上を開閉作動するようになっている。
このような構成によれば、各クランプアーム３Ａ，３Ｂ
によって容器４を把持する際には、該容器４の外径が異
なっても、上記各クランプアーム３Ａ，３Ｂの係合部材
１５の中央部は上記接線Ｘ上を開閉作動するので、外径
が異なる容器４であっても、その中心４Ａを回転体２の
所定位置に位置させて把持することができる。このよう
に本実施例では、上記楔状カム１８のカム曲線を上述の
ように設定しているので、上記各クランプアーム３Ａ，
３Ｂの係合部材１５によって容器４の外周部を両側から
把持するだけでよく、したがって、容器４を回転体の半
径方向所定位置に位置決めするための位置決め手段を必
要としない。これに対して従来では、各クランプアーム
３Ａ，３Ｂは、容器４を把持する際には回転体２に対し
てその半径方向に移動できない構成となっていた。その
ため、外径の異なる容器４の中心４Ａが半径方向所定位
置で把持されるように、容器４を回転体２の半径方向に
位置決めする位置決め手段を設けていたので、その分だ
け構成が複雑になっていたものである。このような従来
に対して、本実施例によれば、容器４を回転体２の半径
方向に位置決めする位置決め手段が必要ないので、上記
従来のものと比較して構成を簡略化することができる。
なお、上記実施例における楔状カム２０と両カムフォロ
ワ１８の代わりに、次のような構成であっても良い。つ
まり、クランプ軸１７に設けた一対のギヤでクランプア
ーム３Ａ，３Ｂを連動して開閉できるように構成し、ク
ランプアーム３Ａ，３Ｂの一方に設けたカムフォロワを
引張りばねによって回転体２側の楔カム２０に係合させ
るようにしても良い。また、上記実施例では、カム機構
１４の２枚のカム部材１５，１６によって回転体２の円
周方向におけるクランプアーム３Ａ，３Ｂの開閉位置を
調整できるようにしているが、カム部材１５，１６のう
ちの一方を省略して、他方を円筒部材５に固定するよう
にしても良い。
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来に比
較して構成を簡略化することができるという効果が得ら
れる。
較して構成を簡略化することができるという効果が得ら
れる。
【図１】本発明の一実施例を示す要部の平面図
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線に沿う断面図
【図３】図２の要部の左側面図
【図４】クランプアーム３Ａ，３Ｂによって外径の異な
る容器４を把持した状態を示す平面図
る容器４を把持した状態を示す平面図
【図５】図１に示したカム機構１４の平面図
【図６】図５に示した構成部材の断面図
１ クランプ式容器搬送装置 ２ 回転体 ３Ａ，３Ｂ クランプアーム ４ 容器 ４Ａ 容器の中心 ３Ａ，３Ｂ クランプアーム １８ カムフォロワ ２０ 楔状カム
Claims (1)
- 【請求項１】 回転自在に設けた回転体と、この回転体
の円周方向等間隔位置に配設されるとともに開閉可能に
構成されて、容器を把持して移送する各一対のクランプ
アームとを備え、上記回転体の回転に伴って各クランプ
アームによって容器を把持するようにしたクランプ式容
器搬送装置において、 上記各一対のクランプアームを回転体の半径方向に移動
可能に設けるとともに、回転体の回転に伴って各一対の
クランプアームを回転体の半径方向に所要量だけ進退さ
せる駆動手段を設け、 さらに、上記各一対のクランプアームに設けたカムフォ
ロワと係合し、上記駆動手段によって各一対のクランプ
アームが半径方向に進退される際に、各一対のクランプ
アームを開閉させるカム部材を上記回転体に設けたこと
を特徴とするクランプ式容器搬送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5194110A JPH0725454A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | クランプ式容器搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5194110A JPH0725454A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | クランプ式容器搬送装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0725454A true JPH0725454A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=16319093
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5194110A Withdrawn JPH0725454A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | クランプ式容器搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0725454A (ja) |
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-
1993
- 1993-07-09 JP JP5194110A patent/JPH0725454A/ja not_active Withdrawn
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|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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