JP2697536B2 - クランプ式容器搬送装置 - Google Patents

クランプ式容器搬送装置

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JP2697536B2 JP4355976A JP35597692A JP2697536B2 JP 2697536 B2 JP2697536 B2 JP 2697536B2 JP 4355976 A JP4355976 A JP 4355976A JP 35597692 A JP35597692 A JP 35597692A JP 2697536 B2 JP2697536 B2 JP 2697536B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は容器を把持する一対のク
ランプアームを備えたクランプ式容器搬送装置に関し、
より詳しくは上記クランプアームで把持した容器を回転
体の回転に伴なって移送するようにしたクランプ式容器
搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、クランプ式容器搬送装置として、
回転自在に設けた回転体と、この回転体の円周方向等間
隔位置に配設されるとともに開閉可能に構成されて、容
器を把持して移送する各一対のクランプアームと、上記
各クランプアームの開閉位置を回転体の円周方向に移動
調整する開閉位置調整手段とを備え、上記回転体の回転
に伴って各クランプアームによって容器を把持するよう
にしたものは知られている(例えば、特開平2−147
516号公報)。また、従来、容器の外周部を3点で把
持して移送するようにしたクランプ式容器搬送装置とし
て、実公平4−20834号公報、実開平4−8842
7号公報も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のクランプ式容器搬送装置では、大きさの異なる容器
を処理できるように構成されているが、断面円形の丸び
んの処理だけを前提としたものであり、角びんや楕円び
ん等の変形容器は処理することができなかった。より詳
細には、上記特開平2−147516号公報の装置で
は、容器の外周部の前後2箇所をクランプアームで把持
するので、容器が角びんや楕円びん等の場合には、クラ
ンプアームによってそれら変形容器を把持しても、常に
一定方向を向けた状態で把持することができなかった。
また、容器の外周部3箇所を把持するようにした実公平
4−20834号公報および実開平4−88427号公
報の装置においては、容器の外周部を把持する3点は常
に同期して連動する様に構成されていた。そのため、処
理すべき丸びんの外径の違いに応じて常に上記3点の位
置が決まるので、そのような構成において角びんや楕円
びん等の変形容器を把持しても、それら変形容器を常に
一定方向を向けた状態で把持することはできなかった。
このように上述した従来の装置では、外径の異なる丸び
んについては兼用できるけれども、角びんや楕円びん等
の変形容器は処理できないという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した事情に鑑み、本
発明は、回転自在に設けた回転体と、この回転体の円周
方向等間隔位置に配設されるとともに開閉可能に構成さ
れて、容器を把持して移送する各一対のクランプアーム
と、上記各クランプアームの開閉位置を回転体の円周方
向に移動調整する開閉位置調整手段とを備え、上記回転
体の回転に伴って各クランプアームによって容器を把持
するようにしたクランプ式容器搬送装置において、上記
各クランプアームごとに上記回転体の半径方向に移動可
能な位置決め部材を設け、各クランプアームが把持した
容器における回転体の回転中心側の外周部を上記位置決
め部材に係合させて、各クランプアームが把持した容器
の回転体上における半径方向の位置決め行うとともに、
上記位置決め部材を、上記各クランプアームの開閉作動
とは独立して回転体の半径方向に移動させる支持位置調
整手段を設け、 さらに上記支持位置調整手段は、上記回
転体に回転可能に設けられて上記各位置決め部材に連動
するカム部材と、このカム部材を上記回転体に対して回
転させて各位置決め部材を回転体の半径方向に移動させ
る回転駆動手段とを備えることを特徴とするものであ
る。
【0005】
【作用】このような構成によれば、上記支持位置調整手
段の回転駆動手段によりカム部材を上記回転体に対して
回転させることにより、各位置決め部材を各クランプア
ームの開閉作動とは独立して回転体の半径方向に移動す
ることができる。そのため、外径の異なる丸びんの把持
は勿論、大きさの異なる角びんや楕円びん等の変形容器
であっても、それらの回転体の回転中心側の外周部の位
置に合わせて上記位置決め部材を所要の位置に位置させ
ることができる。これにより、角びんや楕円びんの回転
体の回転中心側の外周部に位置決め部材が係合し、かつ
その状態において各クランプアームによって変形容器に
おける移送方向の前後外周部が把持されるので、角びん
や楕円びん等の変形容器であっても常に一定方向を向け
た状態で把持し、移送することができる。したがって、
従来に比較してクランプ式容器搬送装置の汎用性を向上
させることができる。
【0006】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図1において1はクランプ式容器搬送装置であり、
容器2がコンベヤ3によってこのクランプ式容器搬送装
置1まで搬送されて来ると、各容器2はタイミングスク
リュウ4によってクランプ式容器搬送装置1の反時計方
向の回転に同期して搬送され、コンベヤ3上における所
定の把持位置Xにおいてクランプ式容器搬送装置1が備
える各一対のクランプアーム5A、5Bによって順次把
持されるようになっている。後に詳述するが、クランプ
式容器搬送装置1は、円周方向等間隔位置に上記各一対
のクランプアーム5A、5Bを備えるとともに、各一対
のクランプアーム5A、5Bごとに位置決め部材6を備
えている。そして、上記各一対のクランプアーム5A、
5Bによって各容器2の搬送方向の前後外周部を把持す
ると同時に、上記位置決め部材6によって搬送方向にお
ける内方側の外周部を支持されるようになっている。そ
して、そのようにして上記把持位置Xにおいて各一対の
クランプアーム5A、5Bと位置決め部材6とによって
支持された各容器2は、クランプ式容器搬送装置1を構
成する回転体7の回転に伴って搬送され、次に回転式充
填装置8への受渡位置となる解放位置Yで各クランプア
ーム5A、5Bによる把持状態を解放されるので、回転
式充填装置8における図示しない各充填ノズルの直下位
置に容器2が搬入される。
【0007】上記クランプ式容器搬送装置1は、図3に
示すように、フレーム11に鉛直方向に向けて固定した
円筒部材12を備えており、この円筒部材12に上下一
組の軸受13を介して駆動軸14を回転自在に軸支して
いる。駆動軸14の上端部は、円筒部材12の上端部か
ら突出させるとともに、上記回転体7の下面中央部に連
結してあり、他方、駆動軸14の下端部は、円筒部材1
2の下端部から突出させて図示しないモータに連動させ
ている。そしてこのモータが駆動されると回転体7は、
図1において反時計方向に回転されるようになってい
る。上記回転体7の外周部等間隔位置には、2本一組の
クランプ軸15A、15Bを回転自在に設けてあり、こ
れらクランプ軸15A、15Bの上方側の外周部に上記
各クランプアーム5A、5Bの基部を嵌装すると同時
に、連結部材16によって各クランプアーム5A、5B
とクランプ軸15A、15Bとを一体に連結している。
また、各クランプ軸15A、15Bの外周部には、それ
ぞれ歯車17を嵌着するとともに、それら歯車17、1
7を相互に噛合させている。したがって、一方のクラン
プ軸15Aを後述するカム機構18によって正逆方向に
回転させることにより、上記歯車17、17を介して各
一対のクランプアーム5A、5Bを開閉作動させること
ができる。そして、このクランプアーム5A、5Bの開
閉作動によって、クランプアーム5A、5Bの対向位置
形成した係合凹部5a,5bが容器2の外周部に当接し
て、該容器2を把持するようになっている。
【0008】上記クランプ軸15Aの下端部には揺動レ
バー21の一端を固定してあり、該揺動レバー21の他
端に上述したカム機構18を構成するカムフォロワ22
を取付けている。そして回転体7と揺動レバー21との
間に設けたリターンスプリング23によって該クランプ
軸15Aを閉じる方向に回転付勢させ、それによって上
記カムフォロワ22を、上下に重合させて配設した2枚
のカム部材24、25における外周部のカム面に共通に
係合させている。図4に示すように、上記カム部材2
4、25は、それぞれ同一形状の大径円弧状カム面24
a、25aと小径円弧状カム面24b、25bとを備え
ており、大径円弧状カム面24a、25aにより上記リ
ターンスプリング23に抗してカムフォロワ22を半径
方向外方に変位させてクランプアーム5A、5Bを開放
させ、また小径円弧状カム面24b、25bでは上記リ
ターンスプリング23の弾撥力によってクランプアーム
5A、5Bを閉じさせるようにしている。そして、上下
一対の2枚のカム部材24、25は円周方向に所定量だ
け位置を異ならせて配置してあり、上記カムフォロワ2
2が少なくともいずれか一方の大径円弧状カム面24
a、25aに係合している限り、クランプアーム5A、
5Bを開放状態に維持することができるようにしてい
る。
【0009】上記2枚のカム部材24、25は、フレー
ム11に固定した上記円筒部材12の外周にそれぞれ回
転自在に設けてあり、上方のカム部材24に固定した鉛
直方向の連結杆26を下方のカム部材25に穿設した円
弧状溝25cを貫通させて下方に突出させ、その下端部
にカムフォロワ27を設けている。また、下方のカム部
材25に固定した鉛直方向の連結杆28の下端部にも、
上記カムフォロワ27と同一高さでカムフォロワ29を
設けている。なお、上記カムフォロワ27とカムフォロ
ワ29とは図4に示すように略隣接する位置に設けてい
るが、図3においては説明の都合上それらを中心線を挟
んだ左右対称位置に表示している。そして上記2枚のカ
ム部材24、25における相互に重合した摺動面の所定
位置にそれぞれ円弧状溝30を形成し、両円弧状溝30
内に圧縮ばね31を弾装して両カム部材24、25を互
いに逆方向に回転するよう付勢してあり、それによって
自由状態では上記カムフォロワ27、29が互いに当接
するようにしている。
【0010】また、上記フレーム11に固定した円筒部
材12には板状部材34を水平方向に連結してあり、該
板状部材34上にガイド部材35を設けている。上記ガ
イド部材35には、図5に示すように、半径方向に溝3
5aを形成してあり、この溝35a内に先端断面が三角
形状のカム部材36を摺動可能に係合させ、その先端部
を上記一対のカムフォロワ27、29の間に圧入介在さ
せている。上記ガイド部材35に回転自在に軸支したね
じ軸37を上記カム部材36に螺合させている。上記ね
じ軸37は、モータ38に連動して正逆に回転されるよ
うになっており、その回転によって上記カム部材36を
半径方向に変位させて、そのカム部材36の半径方向位
置に応じて2枚のカム部材24、25を相互に逆方向に
回転変位させることができる。すなわち、上記カム部材
36を半径方向内方に変位させてカムフォロワ27、2
9の間隔を広げて上下2枚のカム部材24、25を図4
の実線Aで示す位置に位置させると、カムフォロワ22
と摺接する大径円弧状カム面24a,25aの総延長が
大きくなり、したがって、その大径円弧状カム面24
a,25aの領域において各クランプアーム5A、5B
を開放させることができる。これに対してカム部材36
を半径方向外方に変位させ、それによってカム部材36
に係合する一対のカムフォロワ27、29の間隔を狭め
させ、上下2枚のカム部材24、25を図3の想像線で
示す位置Bに位置させると、カムフォロワ22と摺接す
る大径円弧状カム面24a,25aの総延長が短くな
り、したがって、その短い領域において各クランプアー
ム5A、5Bを開放させることになる。このように、上
記カム部材36を介して2枚のカム部材24、25を相
対回転させることによって、各クランプアーム5A、5
Bの開閉位置を調整することができるようになってお
り、上記カム部材24、25を実線Aに位置させた際に
は、各クランプアーム5A、5Bによって大きな容器2
を把持する一方、カム部材24、25を実線Bに位置さ
せた際には、各クランプアーム5A、5Bによって小さ
な容器2を把持するようにしている。
【0011】しかして、本実施例は上述した各クランプ
アーム5A、5Bおよびそれらの開閉位置を調整するカ
ム機構18を備えた構成を前提として、位置決め部材6
およびそれを各クランプアーム5A、5Bの作動とは独
立して移動させる支持位置調整手段を設けたものであ
る。そのような構成により、外径の異なる丸びんは勿論
のこと、角びん、楕円びん等の変形容器をも処理できる
ようにしたものである。図1ないし図3に示すように、
位置決め部材6は合成樹脂によって板状に形成して、上
記各一対のクランプアーム5A、5Bごとに配設してい
る。すなわち、図2に示すように回転体7の上面には、
上記各クランプ軸15A,15B間の中央位置を通る半
径方向のガイド溝7aをそれぞれ形成してあり、これら
各ガイド溝7aに、スライド部材39を摺動自在に係合
させ、さらにこのスライド部材39の外方側の端部に位
置決め部材6を直交させて固定している。したがって、
位置決め部材6は、回転体7の接線方向に維持された状
態において、回転体7の半径方向に移動可能になってい
る。また、図3に示すように、回転体7の上面中央には
円形の突出部7bを形成してあり、その突出部7bにカ
ップ状のカム部材40の底面中央部に穿設した貫通孔を
嵌装すると同時に、カム部材40の底面を回転体7の上
面に載置している。上記カム部材40の底面には、位置
決め部材6の数だけ螺旋状のカム溝40aが形成してあ
り、それらカム溝40aに、上記スライド部材39の内
方側の端部上面に立設した係合ピン41を係合させてい
る。
【0012】さらに上記カム部材40の上端外周部に
は、大径歯車42を形成してあり、その大径歯車42の
近接する外方位置には、回転駆動手段としてのモータ4
3の駆動軸に連結した小径歯車44を位置させている。
上記モータ43は、可動フレーム45に固定されて同一
高さ位置に維持されるとともに、可動フレーム45の水
平方向の進退動によって、モータ43は上記小径歯車4
4がカム部材40の大径歯車42と噛合する前進端と、
小径歯車44がカム部材40の大径歯車42から離隔す
る後退端とに移動されるようになっている。なお、回転
体7の回転中においては、上記モータ43は後退端に位
置している。したがって、上記モータ43を前進端に位
置させて小径歯車44を大径歯車42に噛合させた状態
において、上記モータ43を所要量だけ正逆に回転させ
ると、カム部材40は回転体7に対して正逆に相対回転
されるようになる。これによって、上記各位置決め部材
6は、カム部材40のカム溝40aに係合した係合ピン
41を介して、クランプアーム5A、5Bの作動とは独
立して一斉に半径方向に移動することができる。このよ
うに本実施例では、上記係合ピン41、カム部材40、
モータ43等によって、位置決め部材6を進退させるた
めの支持位置調整手段を構成している。なお、本実施例
では、上位カム部材40の底面と回転体7の上面とを固
定するための特別な固定手段は採用しておらず、カム部
材40の底面と回転体7の上面との摩擦力のみによって
回転体7の回転中において回転体7とカム部材40とが
相対回転しないようになっている。
【0013】上述した構成によれば、容器2が外径の異
なる丸びんの場合だけでなく、大きさが異なる角びんや
楕円びん等の変形容器であってもクランプ式容器処理装
置1によって把持して搬送することができる。つまり、
外径が異なる丸びんの場合には、上記開閉位置調整手段
としてのカム機構18によってクランプアーム5A,5
Bの開閉位置を調整すると同時に、カム機構18による
調整とは独立して丸びんの外径に合わせて上記カム部材
40によって全ての位置決め部材6の半径方向の位置を
一斉に調整する。このようにクランプアーム5A,5B
の開閉位置および位置決め部材6の半径方向の停止位置
を調整することで、図1に想像線で示すように、丸びん
における搬送方向の前後外周部がクランプアーム5A,
5Bに把持され、かつ丸びんにおける搬送方向の一側外
周部が位置決め部材6によって支持されるようになり、
その状態において、上記コンベヤ3から回転式充填装置
8に受け渡される。
【0014】次に、処理すべき容器2が断面方形の角び
んの場合には、該角びんの大きさに合わせて、上記開閉
位置調整手段としてのカム機構18によってクランプア
ーム5A,5Bの開閉位置を調整すると同時に、上記カ
ム部材40によって位置決め部材6の半径方向の位置を
調整する。このとき、既に上述したように、カム部材4
0による位置決め部材6の半径方向への移動は、上記ク
ランプアーム5A,5Bの作動とは独立して行なうこと
ができるので、位置決め部材6を角びんの外周部の一平
坦面に当接する位置まで確実に移動させることができ
る。このようにしてクランプアーム5A,5Bの開閉位
置および位置決め部材6の半径方向の停止位置を調整す
ることにより、図1に想像線で示すように、角びんはそ
の搬送方向の前後となる平坦な外周面をクランプアーム
5A,5Bに把持されると同時に、角びんの搬送方向の
内方側の平坦な外周面は位置決め部材6によって支持さ
れるようになり、角びんはその状態においてコンベヤ3
から回転式充填装置8に受け渡される。したがって、ク
ランプアーム5A,5Bと位置決め部材6とによって角
びんは常に一定方向を維持した状態で搬送されるように
なる。
【0015】さらに、図1に想像線で示すように、角び
んだけではなく容器2が楕円びんであっても、その断面
の長軸方向の前後外周部をクランプアーム5A、5Bで
把持し、かつその断面の短軸方向における回転体7の回
転中心側の外周部を上記位置決め部材6で支持すること
により、このような楕円びんであっても常に一定の方向
を維持して搬送することができる。上述のように、本発
明においては、位置決め部材6がカム部材40によって
クランプアーム5A、5Bの開閉作動とは独立して半径
方向に移動できるので、外径の異なる丸びんの処理は勿
論のこと、大きさの異なる角びん、楕円びん等の変形容
器であっても常に一定方向を維持して搬送することがで
きる。したがって、外径の異なる丸びんの処理だけしか
出来なかった従来に比較すると、クランプ式容器搬送装
置1の汎用性を高めることができる。
【0016】(第2実施例) 図6は本発明の第2実施例を示したものであり、この第
2実施例では、第1実施例における両歯車42,44の
代わりに従来公知の電磁クラッチ146を用いて、カム
部材146と回転駆動手段としてのモータ143とを連
動させるようにしたものである。すなわち、電磁クラッ
チ146は、回転体107の回転中にはスイッチが切れ
ており、したがって、その際にはモータ143の駆動軸
とカム部材146は連動しておらず、位置決め部材10
6が移動することはない。これに対して、電磁クラッチ
146のスイッチが入ると、該電磁クラッチ146を介
してモータ143の駆動軸とカム部材146とが連動す
るようになり、その状態において、モータ143を正逆
に所要量だけ回転させることによって、位置決め部材1
06を進退させることができる。そのほかの構成は、上
記第1実施例と同じであり、第1実施例と対応する部材
にはそれぞれ100を加算した部材番号を付している。
このような第2実施例の構成であっても上記第1実施例
と同様の作用、効果を得ることができる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来に比
較してクランプ式容器搬送装置の汎用性を向上させるこ
とができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略の平面図
【図2】図1に示す構成部材の平面図
【図3】図1のIII−III線に沿う断面図
【図4】図3図に示した部材の構成を示す平面図
【図5】図3のV−V線に沿う要部の断面図
【図6】本発明の第2実施例を示す断面図
【符号の説明】
1 クランプ式容器搬送装置 2 容器 5A,5B クランプアーム 7 回転体 18 カム機構(開閉位置調整手段) 40 カム部材(支持位置調整手段) 41 係合ピン(支持位置調整手段) 43 モータ(支持位置調整手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在に設けた回転体と、この回転体
    の円周方向等間隔位置に配設されるとともに開閉可能に
    構成されて、容器を把持して移送する各一対のクランプ
    アームと、上記各クランプアームの開閉位置を回転体の
    円周方向に移動調整する開閉位置調整手段とを備え、上
    記回転体の回転に伴って各クランプアームによって容器
    を把持するようにしたクランプ式容器搬送装置におい
    て、 上記各クランプアームごとに上記回転体の半径方向に移
    動可能な位置決め部材を設け、各クランプアームが把持
    した容器における回転体の回転中心側の外周部を上記位
    置決め部材に係合させて、各クランプアームが把持した
    容器の回転体上における半径方向の位置決め行うととも
    に、上記位置決め部材を、上記各クランプアームの開閉
    作動とは独立して回転体の半径方向に移動させる支持位
    置調整手段を設け、 さらに上記支持位置調整手段は、上記回転体に回転可能
    に設けられて上記各位置決め部材に連動するカム部材
    と、このカム部材を上記回転体に対して回転させて各位
    置決め部材を回転体の半径方向に移動させる回転駆動手
    段とを備えるこ とを特徴とするクランプ式容器搬送装
    置。
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