JP2011098800A - 物品移載装置及び物品収納設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の形状の物品に対してその物品の側周部に当接して挟持作用することができ、複数の形状の物品を移載することができる物品移載装置の提供。
【解決手段】物品Bを載置支持自在な本体載置部と、水平方向に接近離間自在で且つ本体載置部側に引退させた引退位置と本体載置部から移載対象箇所側に突出させた突出位置とに出退自在な一対の挟持体20と、一対の挟持体20を接近作動させて物品Bを両横から挟持する挟持状態と一対の挟持体20を離間作動させて物品Bに対する挟持を解除する解除状態とに切換自在な挟持状態切換手段と、一対の挟持体20を引退位置と突出位置とに出退駆動させる出退駆動手段とが設けられ、一対の挟持体20の夫々には、挟持状態において異なる形状の複数種類の物品B1,B2の夫々に対してその物品B1,B2の側周部に当接して挟持作用する挟持作用部38が複数箇所備えられている。
【選択図】図7

Description

本発明は、物品を載置支持自在な本体載置部と、水平方向に接近離間自在で且つ前記本体載置部側に引退させた引退位置と前記本体載置部から移載対象箇所側に突出させた突出位置とに出退自在な一対の挟持体と、前記一対の挟持体を接近作動させて物品を両横から挟持する挟持状態と前記一対の挟持体を離間作動させて物品に対する挟持を解除する解除状態とに切換自在な挟持状態切換手段と、前記一対の挟持体を前記引退位置と前記突出位置とに出退駆動させる出退駆動手段とが設けられている物品移載装置、及び、その物品移載装置を備えた物品搬送装置を有する物品収納設備に関する。
上記のような物品移載装置は、例えば、スタッカークレーン等の物品搬送装置に備えられている。物品移載装置は、物品搬送装置の移動により移載対象箇所に対する移載用位置に移動され、その移載用位置において本体載置部と移載対象箇所との間で物品を移載している。そして、移載対象箇所から本体載置部に物品を移載するときには、一対の挟持体を解除状態に維持して引退位置から突出位置に突出作動させたのち、一対の挟持体を解除状態から挟持状態に切り換えている。その後、挟持状態に切り換えた一対の挟持体を挟持状態に維持して突出位置から引退位置に引退作動させる。また、本体載置部から移載対象箇所に物品を移載するときには、一対の挟持体を挟持状態に維持して引退位置から突出位置に突出作動させたのち、一対の挟持体を挟持状態から解除状態に切り換えている。その後、解除状態に切り換えた一対の挟持体を解除状態に維持して突出位置から引退位置に引退作動させる(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載の装置では、一対の挟持体を挟持状態に切り換えたときに、物品の側周部に当接して挟持作用する挟持作用部が挟持体に備えられており、一対の挟持体の夫々に備えられた挟持作用部を物品の側周部に当接させて挟持作用することで、物品を適正に挟持することができる。そして、特許文献1に記載の装置では、移載対象の物品を直方体形状の物品としており、挟持作用部として、直方体形状の物品の側周部に形成された被係合部に係合自在な係合式の挟持作用部(爪部)が備えられている。
特開2004−224484号公報
特許文献1に記載の装置では、移載対象の物品が直方体形状の物品となっており、移載対象の物品の形状が1種類となっているが、例えば、物品移載装置を備えたスタッカークレーンでは、物品収納棚に異なる形状の物品を収納することが求められており、その要求に対応するために、物品移載装置として、異なる形状の物品を収納部との間で移載できることが求められる。
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、挟持作用部が、直方体形状の物品の側周部に形成された被係合部に係合自在な係合式の挟持作用部(爪部)となっているので、係合式の挟持作用部にて適正に挟持できる物品の形状が直方体形状で被係合部を有するもの等に限られてしまい、異なる形状の物品を移載することができない。例えば、移載対象の物品の形状として、直方体形状の物品以外に、ロール紙を軸部の周りに巻回させた円筒形状の物品も考えられるが、この円筒形状の物品に対して係合式の挟持作用部がその物品の側周部に当接して挟持作用することができず、円筒形状の物品を適正に移載することができない。
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、複数の形状の物品に対してその物品の側周部に当接して挟持作用することができ、複数の形状の物品を移載することができる物品移載装置を提供する点にある。
この目的を達成するために、本発明に係る物品移載装置の第1特徴構成は、物品を載置支持自在な本体載置部と、水平方向に接近離間自在で且つ前記本体載置部側に引退させた引退位置と前記本体載置部から移載対象箇所側に突出させた突出位置とに出退自在な一対の挟持体と、前記一対の挟持体を接近作動させて物品を両横から挟持する挟持状態と前記一対の挟持体を離間作動させて物品に対する挟持を解除する解除状態とに切換自在な挟持状態切換手段と、前記一対の挟持体を前記引退位置と前記突出位置とに出退駆動させる出退駆動手段とが設けられている物品移載装置において、
前記一対の挟持体の夫々には、前記挟持状態において異なる形状の複数種類の物品の夫々に対してその物品の側周部に当接して挟持作用する挟持作用部が複数箇所備えられている点にある。
本特徴構成によれば、挟持状態切換手段により一対の挟持体を接近作動させて挟持状態に切り換えられた状態で出退駆動手段が一対の挟持体を出退作動させることで、本体載置部と移載対象箇所との間で物品を移載する。一対の挟持体を挟持状態に切り換えると、一対の挟持体の夫々に備えられた挟持作用部が物品の側周部に当接して挟持作用する。そして、挟持作用部は、1箇所ではなく、複数箇所備えられており、それら複数箇所の挟持作用部の少なくとも1つ以上により異なる形状の複数種類の物品の夫々に対してその物品の側周部に当接して挟持作用することになる。よって、複数箇所の挟持作用部の少なくとも1つ以上により、各形状の物品に対して的確に挟持作用を発揮させることができる。したがって、複数の形状の物品の夫々に対して的確に挟持作用を発揮させて、複数の形状の物品を移載することができる物品移載装置を実現できる。
本発明に係る物品移載装置の第2特徴構成は、前記挟持作用部として、直方体形状の物品の側周部に形成された被係合部に係合自在な第1挟持作用部と、円筒形状の物品の側周部に当接する第2挟持作用部とが備えられている点にある。
本特徴構成によれば、直方体形状の物品を移載するときには、一対の挟持体を挟持状態に切り換えると、第1挟持作用部が直方体形状の物品の側周部に形成された被係合部に係合してその物品の側周部に当接して挟持作用することができる。また、円筒形状の物品を移載するときには、一対の挟持体を挟持状態に切り換えると、第2挟持作用部が円筒形状の物品の側周部に当接して挟持作用することができる。よって、直方体形状の物品であっても、円筒形状の物品であっても、その物品に対して的確に挟持作用を発揮させて移載することができる。
本発明に係る物品移載装置の第3特徴構成は、前記第2挟持作用部は、前記挟持体の出退方向における中央部ほど前記一対の挟持体の接近離間方向の離間側に凹入する一対の傾斜面部を有する凹入溝状に形成されている点にある。
本特徴構成によれば、円筒形状の物品を移載するときには、一対の挟持体を挟持状態に切り換えると、第2挟持作用部の一対の傾斜面部が円筒形状の物品の側周部に当接することになる。よって、円筒形状の物品の中心が挟持状態としたときの一対の挟持体の中心からずれていても、傾斜面部の当接により物品が一対の挟持体の接近離間方向だけでなく、一対の挟持体の出退方向にも移動されて、挟持状態としたときの一対の挟持体の中心と円筒形状の物品の中心とが一致するように調心することができる。このようにして、挟持状態としたときの一対の挟持体の中心と円筒形状の物品の中心とが一致するように調心することができながら、円筒形状の物品の側周部に当接して挟持作用することができる。
本発明に係る物品移載装置の第4特徴構成は、前記第1挟持作用部は、前記挟持体の出退方向において前記第2挟持作用部を挟んで並ぶ状態で一対設けられ、且つ、前記第2挟持作用部の前記傾斜面部に連なる連続傾斜部が備えられている点にある。
本特徴構成によれば、第1挟持作用部には、第2挟持作用部の傾斜面部に連なる連続傾斜部が備えられているので、第2挟持作用部の傾斜面部及び第1挟持作用部の連続傾斜部の傾斜角度や配置位置等を調整することで、円筒形状の物品の外周部に沿って連なるように第2挟持作用部の傾斜面部及び第1挟持作用部の連続傾斜部を配置することができる。よって、円筒形状の物品を移載するときには、第2挟持作用部が円筒形状の物品の側周部に当接することに加えて、第1挟持作用部の連続傾斜部も円筒形状の物品の側周部に当接することになる。その結果、円筒形状の物品に対してより的確に挟持作用を発揮することができ、その円筒形状の物品を確実に移載することができる。
本発明に係る物品移載装置の第5特徴構成は、移載対象箇所から前記本体載置部に物品を移載するときには、前記一対の挟持体を前記解除状態に維持して前記引退位置から前記突出位置に突出作動させたのち、前記一対の挟持体を前記解除状態から前記挟持状態に切り換え、その後前記一対の挟持体を前記挟持状態に維持して前記突出位置から前記引退位置に引退作動させるべく、前記挟持状態切換手段の作動及び前記出退駆動手段の作動を制御し、且つ、前記本体載置部から移載対象箇所に物品を移載するときには、前記一対の挟持体を前記挟持状態に維持して前記引退位置から前記突出位置に突出作動させたのち、前記一対の挟持体を前記挟持状態から前記解除状態に切り換え、その後前記一対の挟持体を前記解除状態に維持して前記突出位置から前記引退位置に引退作動させるべく、前記挟持状態切換手段の作動及び前記出退駆動手段の作動を制御する移載制御手段が備えられ、前記移載制御手段は、前記本体載置部から移載対象箇所に物品を移載するときに、前記突出位置に突出作動させた前記一対の挟持体を前記挟持状態から前記解除状態に切り換えるに当たり、物品の形状に応じて定められた設定距離だけ前記一対の挟持体を物品から離間させて前記挟持状態から前記解除状態に切り換えるべく、前記把持状態切換手段の作動を制御する点にある。
本特徴構成によれば、移載対象箇所から本体載置部に物品を移載するときには、移載制御手段が挟持状態切換手段の作動及び出退駆動手段の作動を制御することで、一対の挟持体を解除状態に維持して引退位置から突出位置に突出作動させたのち、一対の挟持体を解除状態から挟持状態に切り換えることにより、挟持作用部にて物品の側周部に当接して挟持作用を発揮することができる。よって、一対の挟持体にて物品を的確に挟持することができ、その後、移載制御手段が挟持状態切換手段の作動及び出退駆動手段の作動を制御することで、挟持状態に切り換えた一対の挟持体を挟持状態に維持して突出位置から引退位置に引退作動させることにより、移載対象箇所から本体載置部に物品を移載することができる。
また、本体載置部から移載対象箇所に物品を移載するときには、移載制御手段が挟持状態切換手段の作動及び出退駆動手段の作動を制御することで、一対の挟持体を挟持状態に維持して引退位置から突出位置に突出作動させることにより、挟持作用部にて物品の側周部に当接して挟持作用を発揮して、一対の挟持体にて物品を的確に挟持しながら、一対の挟持体を突出位置に突出させることができる。そして、移載制御手段が挟持状態切換手段の作動を制御することで、一対の挟持体を挟持状態から解除状態に切り換えることにより、本体載置部から移載対象箇所に物品を移載することができる。
そして、本体載置部から移載対象箇所に物品を移載するときに、突出位置に突出作動させた一対の挟持体を挟持状態から解除状態に切り換えるに当たり、一対の挟持体を物品から離間させるために必要な距離(解除状態において一対の挟持体と物品とが接触せずに一対の挟持体を引退できる位置まで挟持状態における位置から移動させる距離)が物品の形状により異なる。よって、物品の形状に応じて異なる必要な距離の最大距離に設定された一定距離だけ一対の挟持体を物品から離間させると、必要以上に一対の挟持体を移動させることになる場合もあり、物品移載にかかる時間が長くなる虞がある。そこで、本特徴構成によれば、突出位置に突出作動させた一対の挟持体を挟持状態から解除状態に切り換えるに当たり、一定の距離だけ一対の挟持体を物品から離間させるのではなく、物品の形状に応じて定められた設定距離だけ一対の挟持体を物品から離間させて挟持状態から解除状態に切り換えるべく、移載制御手段が把持状態切換手段の作動を制御する。よって、一対の挟持体を物品から離間させる設定距離として、物品の形状の夫々に対応した必要最低限の距離を設定することができ、必要以上に一対の挟持体を移動させることを防止でき、物品移載にかかる時間を短くできる。
本発明に係る物品収納設備の第1特徴構成は、物品収納棚の棚横幅方向に沿って走行自在な走行台車とその走行台車に立設された昇降マストに沿って昇降駆動される昇降台とを備えた物品搬送装置の前記昇降台に、上記本発明に係る物品移載装置の第1〜5特徴構成の何れかに記載の物品移載装置が備えられ、前記物品収納棚に棚横幅方向及び上下方向に並ぶ状態で備えられた複数の収納部、入庫用荷受部、及び、出庫用荷受部の夫々を移載対象箇所として前記物品搬送装置の作動を制御する搬送制御手段が備えられている点にある。
本特徴構成によれば、物品移載装置を備えた物品搬送装置により、入庫用荷受部の物品を物品収納棚の複数の収納部の何れかに入庫することができ、収納部に収納されている物品を出庫用荷受部に出庫することができる。そして、上述の本発明に係る物品移載装置で述べた如く、物品搬送装置に備えられた物品移載装置は、複数の形状の物品の夫々に対して的確に挟持作用を発揮させて、複数の形状の物品を移載することができるので、複数の形状の物品を入庫用荷受部から収納部に入庫したり、複数の形状の物品を収納部から出庫用荷受部に出庫することができる。したがって、物品収納棚に異なる形状の物品を収納したいという要求に対応することができる有用な物品収納設備を実現できる。
物品収納設備の平面図 物品収納設備の側面図 物品移載装置の平面図 物品移載装置の側面図 物品移載装置の側面図 物品移載装置の側面図 第1形状物品及び第2形状物品に対して一対の挟持体を挟持状態とした状態を示す平面図 第1形状物品に対する一対の挟持体の動作を示す平面図 第2形状物品に対する一対の挟持体の動作を示す平面図 別実施形態における把持作用部を示す平面図
本発明に係る物品移載装置を備えた物品収納設備の実施形態について図面に基づいて説明する。
この物品収納設備は、図1及び図2に示すように、物品を出し入れする前面が互いに対向するように間隔を隔てて設置した2つの物品収納棚1と、2つの物品収納棚1同士の間に形成した走行通路2を自動走行するスタッカークレーン3(物品搬送装置に相当する)とを備えて構成されている。
各物品収納棚1は、棚横幅方向(水平方向)に間隔を隔てて立設した複数の支持体1aと、棚横幅方向に並ぶ支持体1a同士に亘って設けられた物品載置板1bとを備えて構成されている。そして、物品収納棚1は、物品載置板1bにて物品Bを載置支持する形態で物品Bを収納するように構成され、各物品Bを収納する収納部4が棚横幅方向及び上下方向に複数並ぶように設けられている。
物品収納棚1に対する物品Bの収納については、物品載置板1b上で棚横幅方向に複数の物品Bを並べる形態で物品Bを収納するように構成されている。そして、物品Bについては、バケット等の直方体形状の第1形状物品B1と、ロール紙を軸部の周部に巻回したもの等の円筒形状の第2形状物品B2との2種類の形状の物品Bが収納対象となっている。また、第2形状物品B2については、径方向での大きさが異なるものがある。
走行通路2には、その床側に走行レール5が棚横幅方向に沿って設置され、その天井側にガイドレール6が棚横幅方向に沿って設置されている。図示は省略するが、物品収納棚1に入庫する物品Bや物品収納棚1から出庫する物品Bを載置支持する荷載置部(入庫用荷受部及び出庫用荷受部に相当する)が棚横幅方向において物品収納棚1の側部に配置されている。そして、スタッカークレーン3は、走行レール5及びガイドレール6により棚横幅方向で物品収納棚1の全長及び荷載置部に亘って移動自在に構成されている。
スタッカークレーン3は、図2に示すように、走行レール5に沿って走行自在な走行台車8と、その走行台車8に立設された昇降マスト9に沿って昇降自在な昇降台10と、その昇降台10に装備された物品移載装置11(本発明に係る物品移載装置に相当する)とを備えて構成されている。この実施形態では、物品移載装置11が2つ設けられており、2つの物品移載装置11は棚横幅方向に隣接して並ぶ状態で配置されている。
昇降マスト9は、走行台車8の前端部と後端部の夫々に1つずつ前後一対設けられている。昇降マスト9の上端部には、一対の昇降マスト9の上端部同士を連結し且つガイドレール6に案内される上部フレーム12が設けられている。
昇降台10は、走行台車8に立設した一対の昇降マスト9にて昇降自在に案内支持されており、その左右両側に一端部が連結された昇降用チェーン13にて吊下げ支持されている。昇降用チェーン13は、複数の回転案内体(図示省略)に巻き掛けられ、複数の回転案内体にて案内されて配置されており、昇降用チェーン13の他端部が走行台車10の一端に装備した巻き取りドラム(図示省略)に連結されている。巻き取りドラムをインバータ式モータである昇降用電動モータ16を正逆に駆動回転させて、昇降用チェーン13の繰り出し操作や巻き取り操作を行うことで、昇降台10が昇降自在となっている。
走行台車8には、走行レール5上を走行自在な車輪17が前端部及び後端部の夫々に1つずつ設けられ、2つの車輪17のうちの一方側の車輪が、インバータ式モータである走行用電動モータ18にて駆動される駆動輪17aとして構成され、他方側の車輪が、遊転自在な従動輪17bとして構成されている。走行用電動モータ18の作動により駆動輪17aを回転駆動させることで、走行台車8が走行レール5に沿って走行自在となっている。
走行レール5上での走行台車8の走行位置を検出するために、走行台車8には、走行用レーザ測距計(図示省略)が備えられている。この走行用レーザ測距計から走行レール5の端部に設置された反射体に対して測定用光を投光し、走行用レーザ測距計が反射体にて反射された測定用光を受光して、走行台車8から反射体までの距離を検出することで走行台車8の走行位置を検出している。
また、昇降経路上での昇降台10の昇降位置を検出するために、走行台車8には、昇降用レーザ測距計(図示省略)が備えられている。この昇降用レーザ測距計は、昇降台10の下端部に配置された反射体に対して上下方向に沿って測定用光を投光し、昇降用レーザ測距計が反射体にて反射された測定用光を受光して、走行台車8から昇降台10までの距離を検出することで昇降台10の昇降位置を検出している。
図3〜図6に基づいて、物品移載装置11の構成について説明する。ここで、上述の如く、昇降台10には2つの物品移載装置11が備えられているが、2つの物品移載装置11は同様の構成であるので、1つの物品移載装置11についてのみ説明する。そして、物品移載装置11は、物品Bを移載方向に沿って搬送することで、収納部4や荷載置部の移載対象箇所との間で物品Bを移載するが、このときの移載方向は、棚前後幅方向となっており、移載方向に水平に直交する水平直交方向は、棚横幅方向となっている。
図3は、物品移載装置11の平面図を示しており、図4は、移載方向(図中X方向)での物品移載装置11の断面図を示しており、図5及び図6は、移載方向に水平に直交する水平直交方向(図中Y方向)での物品移載装置11の断面図を示している。
物品移載装置11は、物品Bを載置支持する本体載置部19と、水平直交方向(図中Y方向)に接近離間自在で且つ本体載置部19側に引退させた引退位置と移載対象箇所側に突出させた突出位置とに出退自在な一対の挟持体20と、一対の挟持体20を接近作動させて物品Bを両横から挟持する挟持状態と一対の挟持体20を離間作動させて物品Bに対する挟持を解除する解除状態とに切換自在な挟持状態切換手段21と、一対の挟持体20を引退位置と突出位置とに出退駆動させる出退駆動手段22とを備えている。そして、物品移載装置11は、一対の挟持体20にて物品Bを両横から挟持して出退することにより、本体載置部19と収納部4や荷載置部の移載対象箇所との間で物品Bを移載するサイドクランプ式にて構成されている。
本体載置部19は、水平直交方向(図中Y方向)に沿う軸心周りで遊転自在に支持されて移載方向(図中X方向)に並ぶ複数のローラ23を備えている。そして、複数のローラ23は、水平直交方向の長さの異なる2種類のローラから構成されており、長さの短いローラが、移載方向の中央部に配置され、長さの長いローラが、長さの短いローラの移載方向で両側に配置されている。
一対の挟持体20を接近作動及び離間作動させるための構成について説明する。
一対の挟持体20は、図3及び図4に示すように、水平直交方向(図中Y方向)の両側に振り分けて配置された一対の可動体24に支持されている。そして、一対の挟持体20は、水平直交方向(図中Y方向)で一対の可動体24と一体的に移動自在に設けられている。一対の可動体24の夫々は、図3及び図4に示すように、本体載置部19の移載方向(図中X方向)の中央部分において水平直交方向(図中Y方向)に沿って配置された一対のガイドレール25にスライド移動自在に設けられている。
挟持状態切換手段21は、一対の挟持体20を接近作動及び離間作動させるべく、一対の可動体24を水平直交方向(図中Y方向)に接近移動及び離間移動させる接近離間用電動モータ26を備えている。一対の可動体24の一方側には、接近離間用電動モータ26の出力軸に設けられた上下軸心周りに回転自在な駆動輪体27が配置され、一対の可動体24の他方側には、上下軸心周りに回転自在な受動輪体28が遊転自在に配置されている。駆動輪体27と受動輪体28とに亘ってワイヤ状の無端回転体29が巻き掛けられており、この無端回転体29の途中部分が、一対の可動体24の夫々に振り分けて連結されている。
これにより、接近離間用電動モータ26を回転駆動させると、無端回転体29が上下軸心周りに回転駆動され、一対の可動体24がガイドレール25にて案内支持される状態で水平直交方向に移動される。よって、接近離間用電動モータ26を一方側に回転駆動させることで、一対の可動体24を接近移動させて一対の挟持体20を接近作動させ、一対の挟持体20にて物品Bを両横から挟持する挟持状態に切り換え自在となっている。また、接近離間用電動モータ26を他方側に回転駆動させることで、一対の可動体24を離間移動させて一対の挟持体20を離間作動させ、一対の挟持体20による物品Bに対する挟持を解除する解除状態に切り換え自在となっている。ちなみに、図4では、一対の挟持体20の間の距離が最大になるように一対の挟持体20を離間させた状態を実線にて示しており、一対の挟持体20の間の距離が最小になるように一対の挟持体20を接近させた状態を点線にて示している。
一対の挟持体20を引退位置と突出位置とに出退作動させるための構成について説明する。
一対の挟持体20は、一対の可動体24に対して移載方向(図中X方向)に出退自在に支持されている。出退駆動手段22は、一対の挟持体20の夫々を一対の可動体24の夫々に対して突出移動及び引退移動させる出退用電動モータ30を備えている。出退用電動モータ30の出力軸には、図4及び図5に示すように、巻き掛け連動機構31を介して出退駆動軸32が連動連結されている。出退駆動軸32は、スプライン軸にて構成され、本体載置部19の移載方向(図中X方向)の中央部分において、水平直交方向(図中Y方向)に沿って一対の可動体24を貫通する状態で配置されている。一対の可動体24の夫々には、図6に示すように、出退駆動軸32にスプライン嵌合されて出退駆動軸32の回転駆動に伴って回転自在な第1歯輪33、その第1歯輪33に噛み合って第1歯輪33の回転により回転自在な第2歯輪34、及び、その第2歯輪34に噛み合って第2歯輪34の観点により回転自在な一対の第3歯輪35が備えられている。
そして、移載方向に延びる出退案内部36が可動体24に対してローラ等の支持部により移載方向に出退自在に支持されている。出退案内部36の下端部には、可動体24に備えられた一対の第3歯輪35に噛み合うラック37が形成されている。挟持体20は、出退案内部36に対してローラ等の支持部により移載方向に出退自在に支持されている。また、図示は省略するが、一端部が可動体24に固定され且つ他端部が挟持体20に固定されて、中間部が出退案内部36の端部に備えられた回転案内体に巻き掛けられたワイヤ等の索状体が2本設けられており、出退案内部36が可動体24に対して移載方向に出退移動するに伴って、挟持体20が出退案内部36に対して移載方向に出退移動するようになっている。
これにより、出退用電動モータ30を回転駆動させると、巻き掛け連動機構31を介して出退駆動軸32を回転駆動され、その回転駆動に伴って第1歯輪33及び第2歯輪34を介して一対の第3歯輪35が回転される。そして、第3歯輪35がラック37と噛み合った状態で回転することにより出退案内部36を可動体24に対して移載方向に出退移動させ、その出退移動に伴って挟持体20が出退案内部36に対して移載方向に出退移動される。よって、出退用電動モータ30を一方側に回転駆動させることで、一対の挟持体20を引退位置から突出位置に突出作動させ、出退用電動モータ30を他方側に回転駆動させることで、一対の挟持体20を突出位置から引退位置に引退作動させる。
本発明に係る物品移載装置11は、一対の挟持体20を接近作動させて物品Bを両横から挟持する挟持状態に切り換えることで、図7に示すように、物品Bの側周部に当接して挟持作用している。本発明に係る物品移載装置11は、移載対象の物品Bを、図7(a)に示す直方体形状の第1形状物品B1と図7(b)及び(c)に示す円筒形状の第2形状物品B2との形状の異なる複数種類の物品Bとしている。図7は、一対の挟持体20を挟持状態に切り換えた状態を示す平面図である。図7(b)は、径方向での大きさが大きい第2形状物品B2を示しており、図7(c)は、径方向での大きさが小さい第2形状物品B2を示している。
そこで、本発明に係る物品移載装置11では、第1形状物品B1及び第2形状物品B2の双方を適正に移載するために、一対の挟持体20の夫々には、挟持状態において異なる形状の複数種類の物品Bの夫々に対してその物品Bの側周部に当接して挟持作用する挟持作用部38が複数箇所備えられている。
一対の挟持体20の夫々は、水平直交方向(図中Y方向)において互いに接近する側である物品Bに対向する対向面を有する板状体にて構成されており、把持作用部38は、挟持体20の対向面に配置されている。そして、挟持作用部38として、第1形状物品B1の側周部に形成された被係合部41に係合自在な第1挟持作用部39と、第2形状物品B2の側周部に当接する第2挟持作用部40とが備えられている。
直方体形状の第1形状物品B1には、その側周部に外方側に突出するリブ等の被係合部41が形成されており、第1挟持作用部39には、被係合部41が係合自在な凹入状の係合溝42が形成されている。第2挟持作用部40は、板状体を折り曲げて形成されており、移載方向(図中X方向)の中央部ほど一対の挟持体20の接近離間方向(水平直交方向(図中Y方向))の離間側に凹入する一対の傾斜面部43を有する凹入溝状に形成されている。そして、第1挟持作用部39は、第2挟持作用部40を形成する板状体に取り付けられており、移載方向(図中X方向)において第2挟持作用部40を挟んで並ぶ状態で一対設けられている。また、第1挟持作用部39には、第2挟持作用部40の傾斜面部43に連なる連続傾斜部44が備えられている。ここで、傾斜面部43及び連続傾斜部44の双方は、直線状に傾斜するように形成されているが、一対の挟持体20の出退方向(図中X方向)に対する傾斜角度が異なっている。つまり、連続傾斜部44は、傾斜面部43よりも傾斜角度が大きくなっており、連続傾斜部44が、傾斜面部43よりも物品Bに近づく側に傾斜している。これにより、第2形状物品B2の外周部に沿って連なるように傾斜面部43及び連続傾斜部44を配置することができる。これにより、図7(b)に示すように、第2形状物品B2については、第2挟持作用部40だけでなく、第1挟持作用部39の連続傾斜部44によっても、物品Bの側周部に当接して挟持作用することができる。ちなみに、傾斜面部43及び連続傾斜部44の配置位置や形状を調整することによって、第2形状物品B2の外周部に沿って連なるように傾斜面部43及び連続傾斜部44を配置することもできる。
以下、上述のように構成されたスタッカークレーン3の運転について説明する。
図示は省略するが、スタッカークレーン3には、スタッカークレーン3の運転を制御するクレーン制御装置(搬送制御手段、移載制御手段に相当する)が備えられている。クレーン制御装置は、地上側に設置された地上側コントローラからの指令に基づいて、荷載置部に入庫された物品Bを物品収納棚1の収納部4に収納する入庫動作や、物品収納棚1の収納部4に収納されている物品Bを荷載置部に搬送する出庫動作を行うべく、スタッカークレーン3の運転を制御する。このようにして、クレーン制御装置は、複数の収納部4、及び、荷載置部の夫々を移載対象箇所として、スタッカークレーン3の運転を制御する。
クレーン制御装置は、入庫動作及び出庫動作において、走行台車8の走行作動及び昇降台10の昇降作動を制御することにより、移載対象箇所となる収納部4又は荷載置部に対して設定された移載用位置に物品移載装置11を移動させ、移載用位置に物品移載装置11を位置させた状態において物品移載装置11の移載作動を制御することにより、移載対象箇所となる収納部4又は荷載置部との間で物品Bを移載する。
入庫動作及び出庫動作におけるスタッカークレーン3の動作を具体的に説明すると、スレーン制御装置は、走行用レーザ測距計の検出情報に基づいて、走行台車8の走行位置を管理しており、その走行台車8の走行位置に基づいて走行用電動モータ18の作動を制御して走行台車8の走行作動を行うことで、棚横幅方向で移載用位置に物品移載装置11を移動させている。また、クレーン制御装置は、昇降用レーザ測距計の検出情報に基づいて、昇降台10の昇降位置を管理しており、その昇降台10の昇降位置に基づいて昇降用電動モータ16の作動を制御して昇降台10の昇降作動を行うことで、上下方向で移載用位置に物品移載装置11を移動させている。
このようにして、クレーン制御装置が、走行台車8の走行作動及び昇降台10の昇降作動を行うことで移載用位置に物品移載装置11を位置させると、把持状態切換手段21及び出退駆動手段22の作動を制御することで物品移載装置11の移載作動を行い、物品移載装置11の本体載置部19と収納部4又は荷載置部との間で物品Bを移載する。
つまり、収納部4又は荷載置部から本体載置部19に物品Bを移載するときには、クレーン制御装置が、一対の挟持体20を解除状態に維持して引退位置から突出位置に突出作動させたのち、一対の挟持体20を解除状態から挟持状態に切り換えるべく、把持状態切換手段21及び出退駆動手段22の作動を制御する。その後、クレーン制御装置は、挟持状態に切り換えた一対の挟持体20を挟持状態に維持して突出位置から引退位置に引退作動させるべく、把持状態切換手段21及び出退駆動手段22の作動を制御する。
ここで、本発明に係る物品移載装置11は、移載対象の物品Bが、形状の異なる第1形状物品B1と第2形状物品B2になっているが、第1形状物品B1と第2形状物品B2のどちらを移載対象の物品Bとしているか及び第2形状物品B2であれば径方向での大きさを示す移載対象物品情報が地上側コントローラからクレーン制御装置に指令されている。よって、クレーン制御装置は、地上側コントローラからの移載対象物品情報に基づいて、第1形状物品B1と第2形状物品B2のどちらを移載対象の物品Bとしているか及び第2形状物品B2であれば径方向での大きさを把握している。
そして、クレーン制御装置は、突出位置に突出作動させた一対の挟持体20を解除状態から挟持状態に切り換えるに当たり、予め定められた接近距離だけ一対の挟持体20を接近作動させる。ここで、接近距離については、第1形状物品B1と第2形状物品B2との形状の異なる夫々の物品Bに対して定められており、第2形状物品B2の場合には、その径方向での大きさに応じて定められている。よって、クレーン制御装置は、予め定められた接近距離だけ一対の挟持体20を接近作動させることで、一対の挟持体20を解除除隊から挟持状態に切り換えることができる。また、クレーン制御装置は、接近距離だけ一対の挟持体20を接近作動させたときの接近離間用電動モータ26のトルク値を監視しており、そのトルク値が設定トルク値以上となっていると、一対の挟持体20を適正に挟持状態に切り換えていると判別して、一対の挟持体20を挟持状態に維持して突出位置から引退位置への引退作動を開始している。
また、本体載置部19から収納部4又は荷載置部に物品Bを移載するときには、クレーン制御装置が、一対の挟持体20を挟持状態に維持して引退位置から突出位置に突出作動させたのち(図8(a)及び図9(a)参照)、一対の挟持体を挟持状態から解除状態に切り換えるべく(図8(b)及び図9(b)参照)、把持状態切換手段21及び出退駆動手段22の作動を制御する。その後、クレーン制御装置は、解除状態に切り換えた一対の挟持体を解除状態に維持して突出位置から引退位置に引退作動させるべく、把持状態切換手段21及び出退駆動手段22の作動を制御する。
ここで、クレーン制御装置は、突出位置に突出作動させた一対の挟持体20を挟持状態から解除状態に切り換えるに当たり、物品Bの形状に応じて定められた設定距離だけ一対の挟持体20を物品Bから離間させて挟持状態から解除状態に切り換えるべく、把持状態切換手段21の作動を制御する。つまり、把持作用部38と物品Bとが接触することなく一対の挟持体20を突出位置から引退位置に適正に引退させるために、一対の挟持体20を物品Bから離間させなければならない距離が第1形状物品B1と第2形状物品B2とで異なるので、挟持状態から解除状態に切り換える際に、一対の挟持体20を物品Bから離間させる距離として物品Bの形状に応じて設定距離が設定されている。
第1形状物品B1については、図8(b)に示すように、第1挟持作用部39の係合溝42と第1形状物品B1の被係合部41とが一対の挟持体20を引退させるときに当たらない位置まで一対の挟持体20を第1形状物品B1から離間させるまでの距離D1を設定距離として設定されている。それに対して、第2形状物品B2については、図9(b)に示すように、第1挟持作用部39と第2形状物品B1の側周部とが一対の挟持体20を引退させるときに当たらない位置まで一対の挟持体20を第2形状物品B2から離間させるまでの距離D2(距離D1よりも長い距離)を設定距離として設定されている。ここで、第2形状物品B2については、図7(b)及び(c)に示すように、径方向の大きさが大きいものと小さいものがあるが、径方向の大きさが大きいものも小さいものも、距離D1よりも長い距離である同一の距離D2を設定距離として設定されている。また、第1挟持作用部39と第2形状物品B1の側周部とが一対の挟持体20を引退させるときに当たらない位置まで一対の挟持体20を第2形状物品B2から離間させるまでの距離D2が径方向の大きさによって異なる場合には、径方向の大きさに応じて設定距離を変更して設定することもできる。ちなみに、図9(b)において点線は図9(a)の挟持状態における挟持体20の位置を示している。
これにより、クレーン制御装置は、本体載置部19から収納部4又は荷載置部に第1形状物品B1を移載するときには、一対の挟持体20を挟持状態に維持して引退位置から突出位置に突出作動させたのち(図8(a)参照)、第1形状物品B1に対して設定された設定距離D1だけ一対の挟持体20を第1形状物品B1から離間させて一対の挟持体を挟持状態から解除状態に切り換えるべく(図8(b)参照)、把持状態切換手段21及び出退駆動手段22の作動を制御する。
また、クレーン制御装置は、本体載置部19から収納部4又は荷載置部に第2形状物品B2を移載するときには、一対の挟持体20を挟持状態に維持して引退位置から突出位置に突出作動させたのち(図9(a)参照)、第2形状物品B2に対して設定された設定距離D2だけ一対の挟持体20を第2形状物品B2から離間させて一対の挟持体を挟持状態から解除状態に切り換えるべく(図9(b)参照)、把持状態切換手段21及び出退駆動手段22の作動を制御する。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態において、第1挟持作用部39及び第2挟持作用部40の構成や形状等については適宜変更が可能である。
例えば、図10に示すように、第2挟持作用部40は、上記実施形態と同様に、板状体を折り曲げて形成されており、移載方向(図中X方向)の中央部ほど一対の挟持体20の接近離間方向(水平直交方向(図中Y方向))の離間側に凹入する一対の傾斜面部43を有する凹入溝状に形成する。そして、第1挟持作用部39を、第1形状物品B1の側周部に形成された被係合部41に係合自在な凹入形状(U字状)の部材にて構成することができる。
(2)上記実施形態では、物品Bの形状として、直方体形状の第1形状物品B1と円筒形状の第2形状物品B2とを例示しているが、これらの形状に限らず、三角柱状の物品も適応可能であり、その他各種の形状の物品を適応することができる。そして、物品の形状を適宜変更した場合には、例えば、把持作用部として、各形状の物品の側周部に当接して挟持作用する形状毎の把持作用部を備えることができる。
(3)上記実施形態では、本発明に係る物品移載装置を装備した物品搬送装置として、スタッカークレーン3に適応した例を示したが、物品移載装置を装備して、複数の物品移載箇所にわたる走行経路を走行する走行車体を設けている物品搬送車に適応することも可能であり、各種の物品搬送装置に適応することが可能である。また、物品搬送装置を備えずに、本発明に係る物品移載装置を載置台等の移載対象箇所に隣接する設置箇所に固定状態で設置して移載対象箇所との間で物品を移載するように用いることもできる。
1 物品収納棚
3 物品搬送装置
4 収納部
8 走行台車
9 昇降マスト
10 昇降台
11 物品移載装置
19 本体載置部
20 挟持体
21 挟持状態切換手段
22 出退駆動手段
38 把持作用部
39 第1挟持作用部
40 第2挟持作用部
41 被係合部
42 係合溝
43 傾斜面部
44 連続傾斜部
B 物品
B1 直方体形状の物品
B2 円筒形状の物品

Claims (6)

  1. 物品を載置支持自在な本体載置部と、水平方向に接近離間自在で且つ前記本体載置部側に引退させた引退位置と前記本体載置部から移載対象箇所側に突出させた突出位置とに出退自在な一対の挟持体と、前記一対の挟持体を接近作動させて物品を両横から挟持する挟持状態と前記一対の挟持体を離間作動させて物品に対する挟持を解除する解除状態とに切換自在な挟持状態切換手段と、前記一対の挟持体を前記引退位置と前記突出位置とに出退駆動させる出退駆動手段とが設けられている物品移載装置であって、
    前記一対の挟持体の夫々には、前記挟持状態において異なる形状の複数種類の物品の夫々に対してその物品の側周部に当接して挟持作用する挟持作用部が複数箇所備えられている物品移載装置。
  2. 前記挟持作用部として、直方体形状の物品の側周部に形成された被係合部に係合自在な第1挟持作用部と、円筒形状の物品の側周部に当接する第2挟持作用部とが備えられている請求項1に記載の物品移載装置。
  3. 前記第2挟持作用部は、前記挟持体の出退方向における中央部ほど前記一対の挟持体の接近離間方向の離間側に凹入する一対の傾斜面部を有する凹入溝状に形成されている請求項2に記載の物品移載装置。
  4. 前記第1挟持作用部は、前記挟持体の出退方向において前記第2挟持作用部を挟んで並ぶ状態で一対設けられ、且つ、前記第2挟持作用部の前記傾斜面部に連なる連続傾斜部が備えられている請求項3に記載の物品移載装置。
  5. 移載対象箇所から前記本体載置部に物品を移載するときには、前記一対の挟持体を前記解除状態に維持して前記引退位置から前記突出位置に突出作動させたのち、前記一対の挟持体を前記解除状態から前記挟持状態に切り換え、その後前記一対の挟持体を前記挟持状態に維持して前記突出位置から前記引退位置に引退作動させるべく、前記挟持状態切換手段の作動及び前記出退駆動手段の作動を制御し、且つ、前記本体載置部から移載対象箇所に物品を移載するときには、前記一対の挟持体を前記挟持状態に維持して前記引退位置から前記突出位置に突出作動させたのち、前記一対の挟持体を前記挟持状態から前記解除状態に切り換え、その後前記一対の挟持体を前記解除状態に維持して前記突出位置から前記引退位置に引退作動させるべく、前記挟持状態切換手段の作動及び前記出退駆動手段の作動を制御する移載制御手段が備えられ、
    前記移載制御手段は、前記本体載置部から移載対象箇所に物品を移載するときに、前記突出位置に突出作動させた前記一対の挟持体を前記挟持状態から前記解除状態に切り換えるに当たり、物品の形状に応じて定められた設定距離だけ前記一対の挟持体を物品から離間させて前記挟持状態から前記解除状態に切り換えるべく、前記把持状態切換手段の作動を制御する請求項1〜4の何れか1項に記載の物品移載装置。
  6. 物品収納棚の棚横幅方向に沿って走行自在な走行台車とその走行台車に立設された昇降マストに沿って昇降駆動される昇降台とを備えた物品搬送装置の前記昇降台に、請求項1〜5の何れか1項に記載の物品移載装置が備えられ、
    前記物品収納棚に棚横幅方向及び上下方向に並ぶ状態で備えられた複数の収納部、入庫用荷受部、及び、出庫用荷受部の夫々を移載対象箇所として前記物品搬送装置の作動を制御する搬送制御手段が備えられている物品収納設備。
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