JPH0521308Y2 - - Google Patents

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JPH0521308Y2
JPH0521308Y2 JP1987089186U JP8918687U JPH0521308Y2 JP H0521308 Y2 JPH0521308 Y2 JP H0521308Y2 JP 1987089186 U JP1987089186 U JP 1987089186U JP 8918687 U JP8918687 U JP 8918687U JP H0521308 Y2 JPH0521308 Y2 JP H0521308Y2
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rack member
toothed
positioning
toothed part
brake hub
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、側周面にスプライン等の多数の歯が
形成されている円筒状の歯付部品の所定部位を加
工するための位置決め装置に関するものである。
(従来技術) スプライン等の歯を有する歯付部品、例えば第
4図および第5図図示の自動変速機用ブレーキハ
ブ1に油逃がし穴3を加工する場合、ブレーキハ
ブ1の側周面に形成された歯2の歯底部2a,2
a……に的確に小孔3,3……を穿設する必要が
あるところから、ブレーキハブ1の歯底部2a,
2a……が常に一定の方向に向くように位置決め
した状態で穿孔機にセツトすることが要求され
る。ところが、上記ブレーキハブのような歯付部
品を所望の如く位置決めするには、非常な困難が
伴うところから、一般に作業者の手作業に頼るこ
とが多かつたが、作業能率の向上および作業者の
労働軽減等の観点から、上記位置決め作業の自動
化の要求が高くなつている。
なお、車両用ブレーキドラムのような円筒状部
品を、プレス型の上下動に連動して進退作動する
位置決めプレートを用いて基準金上に自動的にセ
ツトするようにしたものは、実開昭58−179947号
公報に開示されている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記公知例のものでは、同一外径の部品を位置
決めする場合にしか適用できず、外径の異なる部
品には対応できないという問題がある。一方、自
動変速機用ブレーキハブ等の歯付部品の場合、外
径の異なるものを同一個所にて加工する必要があ
るため、上記公知例の位置決め装置をそのまま適
用することは難しい。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、
外径の異なる歯付部品の位置決めを同一個所で容
易且つ正確に行い得るようにすることを目的とす
るものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案では、上記問題点を解決するための手段
として、側周面に軸方向に延びる多数の歯が形成
されている円筒状の歯付部品が供給される位置決
めステーシヨンに、前記歯付部品の歯に噛合する
ラツク部材と、該ラツク部材に対向して配置さ
れ、前記歯付部品を前記ラツク部材側に圧接すべ
く作用する板バネと、前記位置決めステーシヨン
に供給された歯付部品を前記ラツク部材と付勢部
材との間に押し込む押圧手段と、該押圧手段と対
向する位置に設けられ、前記歯付部品とラツク部
材とが噛合した状態において歯付部品の移動を停
止させるべく作用する移動停止部材とを付勢する
とともに、前記ラツク部材と移動停止部材とを連
結プレートに対して90°の位相差をもつて配設固
定し且つ該連結プレートを、外径の異なる歯付部
品の位置決めが可能なように該歯付部品の移動方
向に対して45°の方向に移動調整可能となしてい
る。
(作用) 本考案では、上記手段によつて次のような作用
が得られる。
即ち、位置決めステーシヨンに供給された歯付
部品は、押圧手段によりラツク部材と付勢部材と
の間に押し込まれて、ラツク部材と噛合した状態
の下に移動停止部材によつて自動的に位置決めさ
れるが、ラツク部材および移動停止部材が90°の
位相差をもつて配設固定されている連結プレート
を、歯付部品の移動方向に対して45°の方向に移
動させることにより、小径の歯付部品の位置決め
にも、大径の歯付部品の位置決めにも自在に対応
せしめることができるのである。
(実施例) 以下、添付の図面を参照して、本考案の好適な
実施例を説明する。
本実施例にかかる歯付部品の位置決め装置は、
第4図および第5図図示の自動変速機用ブレーキ
ハブ1に対して油逃がし用の小孔3を穿設する工
程に先立つて、ブレーキハブ1側周面の歯2,2
……の歯底部2a,2a……が一定方向を向くよ
うに位置決めするためのものであり、第3図図示
の如く、穿孔ステーシヨンBに隣接する位置決め
ステーシヨンAに設けられている。そして、両ス
テーシヨンA,B間には、ワーク搬送手段Cが付
設されている。該ワーク搬送手段Cは、位置決め
ステーシヨンAにおいて位置決めされたブレーキ
ハブ1を穿孔ステーシヨンBの穿孔治具(図示省
略)にセツトすべく搬送する第1アーム4と、穿
孔ステーシヨンBにおいて穿孔加工されたブレー
キハブ1を搬送ステーシヨン(図示省略)へ搬送
する第2アーム5とを有する回転体6と、該回転
体6を回転駆動させる駆動手段7とからなつてい
る。前記第1アーム4の先端部には、位置決めス
テーシヨンAにおいて位置決めされたブレーキハ
ブ1をクランプするための第1クランパー8が付
設され、前記第2アーム5の先端部には、穿孔ス
テーシヨンBにおいて穿孔加工されたブレーキハ
ブ1をクランプするための第2クランパー9が付
設されている。
前記駆動手段7は、エアシリンダー10と、該
エアシリンダー10の伸縮作動に伴つて進退する
ラツク11と、該ラツク11および該ラツク11
と対向する位置に配置されたラツク12との間に
噛合されたピニオン13と、該ピニオン13の外
周縁に一端がピン結合され、他端が前記回転体6
に突設された連結アーム14にピン結合されたリ
ンク15とによつて構成されており、エアシリン
ダー10の伸張作動によるラツク11の矢印P方
向への移動に伴い、ピニオン13が自転しつつ同
方向へ移動することにより、回転体6が矢印M方
向へ回動せしめられるようになつている。そし
て、回転体6の矢印M方向への回動により、位置
決めステーシヨンAにおいて第1アーム4の第1
クランパー8にクランプされたブレーキハブ1が
穿孔ステーシヨンBへ搬送されると同時に、穿孔
ステーシヨンBにおいて第2アーム5の第2クラ
ンパー9にクランプされたブレーキハブ1が搬出
ステーシヨンへ搬送されるようになつている。な
お、第1および第2アーム4,5の復帰は、エア
シリンダー10の収縮作動による回転体6の前記
と逆の作動によつてなされる。
しかして、本実施例の位置決め装置は、第1図
および第2図図示の如く、前記位置決めステーシ
ヨンAにあつて前記ブレーキハブ1の歯2,2…
…(第4図および第5図参照)に噛合するラツク
部材16と、該ラツク部材16に対向して配置さ
れ、前記ブレーキハブ1を前記ラツク部材16側
に圧接する付勢部材として作用する板バネ17
と、前記位置決めステーシヨンAに供給されたブ
レーキハブ1を前記ラツク部材16と板バネ17
との間に押し込む押圧手段として作用するT字状
の押圧部材18と、該押圧部材18と対向する位
置に設けられ、前記ブレーキハブ1とラツク部材
16とが噛合した状態においてブレーキハブ1の
移動を停止させるべく作用する移動停止部材19
とを備えている。そして、前記位置決めステーシ
ヨンAへのブレーキハブ1の供給は、ワーク供給
シユート20により行なわれるようになつてい
る。また、前記ラツク部材16は、小径用ラツク
部材16bと大径用ラツク部材16aとからなつ
ており、L字状の連結プレート21の長辺21a
に固定されている。一方、該連結プレート21の
短辺21bには、前記移動停止部材19が固定さ
れている。つまり、本実施例の場合、ラツク部材
16と移動停止部材19とは、連結プレート21
を介して90°の位相差を以つて配置されているの
である。さらに、前記連結プレート21は、位置
決めステーシヨンA上において、第1図実線図示
の位置と鎖線図示の位置との間を、位置決めステ
ーシヨンA側に立設されたガイドピン22,2
2,22と連結プレート21側に形成されたガイ
ド溝23,23,23との係合によりブレーキハ
ブ1の移動方向に対して45°の角度で移動し得る
ように構成されている。つまり、ラツク部材16
と移動停止部材19とは90°の位相差を保持した
状態で前記ブレーキハブ1の半径方向に相対移動
可能となつているのである。
前記押圧部材18は、エアシリンダー24によ
つて進退作動せしめられるようになつており、前
記板バネ17はスプリング25によつてバツクア
ツプされている。
図面中、符号26は位置決めされたブレーキハ
ブ1を第1アーム4の第1クランパー8にクラン
プさせるべく上方へ押し上げるための押し上げロ
ツド、27は該押し上げロツド26を上動させる
ためのエアシリンダー、28は連結プレート21
の作動を規制するためのストツパーである。
ついで、図示の歯付部品の位置決め装置の作用
を説明する。
ワーク供給シユート20から位置決めステーシ
ヨンAへ供給されたブレーキハブ1は、エアシリ
ンダー24の伸張作動により突出せしめられる押
圧部材18によりラツク部材16と板バネ17と
の間に押し込まれて、移動停止部材19に当接さ
れて停止せしめられ、この位置においてラツク部
材16と噛合せしめられ、所望の位置決め状態に
位置決めされる。かくして、位置決めされたブレ
ーキハブ1は、押し上げロツド26により押し上
げられた後、ワーク搬送手段Cの第1アーム4に
おける第1クランパー8にクランプされて穿孔ス
テーシヨンBへ搬送されるのである。
なお、ブレーキハブ1には、小径のもの(符号
1で示す実線図示のもの)と大径のもの(符号
1′で示す鎖線図示のもの)との2種類があるが、
このように外径の異なるワークを位置決めするに
は次のようにして対応する。
即ち、小径のブレーキハブ1を位置決めする場
合、連結プレート21を第1図実線図示の位置に
位置せしめて行い、この時ブレーキハブ1は小径
用ラツク部材16bに噛合せしめられて位置決め
される。この時、板バネ17は、ブレーキハブ1
の移動を円滑ならしめるガイドとして作用すると
ともに、ブレーキハブ1に対して付勢力を作用さ
せ、ブレーキハブ1の位置決めに寄与することと
なる。一方、大径のブレーキハブ1′を位置決め
する場合、連結プレート21をガイドピン22と
ガイド溝23との係合により、第1図鎖線図示の
位置に移動せしめて行い、この時ブレーキハブ
1′は大径用ラツク部材16aに噛合せしめられ
て位置決めされる。この時、板バネ17は、ブレ
ーキハブ1′の移動を円滑ならしめるガイドとし
て作用するとともに、鎖線図示の位置にてブレー
キハブ1′に対して付勢力を作用させ、ブレーキ
ハブ1′の位置決めに寄与することとなる。上記
した如く、本実施例によれば、連結プレート21
の移動により、小径のブレーキハブ1にも、大径
のブレーキハブ1′にも自在に対応して位置決め
が行えるのである。
本考案は、上記実施例の構成に限定されるもの
ではなく、考案の要旨を逸脱しない範囲におい
て、適宜設計変更可能なことは勿論である。
(考案の効果) 叙上の如く、本考案によれば、側周面に軸方向
に延びる多数の歯が形成されている円筒状の歯付
部品が供給される位置決めステーシヨンに、前記
歯付部品の歯に噛合するラツク部材と、該ラツク
部材に対向して配置され、前記歯付部品を前記ラ
ツク部材側に圧接すべく作用する板バネと、前記
位置決めステーシヨンに供給された歯付部品を前
記ラツク部材と付勢部材との間に押し込む押圧手
段と、該押圧手段と対向する位置に設けられ、前
記歯付部品とラツク部材とが噛合した状態におい
て歯付部品の移動を停止させるべく作用する移動
停止部材とを付設するとともに、前記ラツク部材
と移動停止部材とを連結プレートに対して90°の
位相差をもつて配設固定し且つ該連結プレート
を、外径の異なる歯付部品の位置決めが可能なよ
うに該歯付部品の移動方向に対して45°の方向に
移動調整可能となしたので、位置決めステーシヨ
ンに供給された歯付部品は、押圧手段によりラツ
ク部材と板バネとの間に押し込まれた後、ラツク
部材と噛合した状態の下に移動停止部材によつて
自動的に位置決めされるとともに、連結プレート
を、歯付部品の移動方向に対して45°の方向に移
動させることにより、小径の歯付部品の位置決め
にも、大径の歯付部品の位置決めにも自在に対応
せしめることができるという実用的な効果があ
る。
また、ラツク部材に対向する位置に、歯付部品
をラツク部材側に圧接する板バネを配置するよう
にしているため、押圧手段により押し込まれる歯
付部品を、板バネによりガイドしつつ位置決め位
置に円滑に移動させることができるという効果も
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかる歯付部品の位
置決め装置を示す平面図、第2図は第1図図示の
位置決め装置の−縦断面図、第3図は本考案
の実施例にかかる位置決め装置を備えた穿孔装置
の要部平面図、第4図は本実施例にかかる位置決
め装置で位置決めされる歯付部品であるブレーキ
ハブの横断平面図、第5図は第4図の−断面
図である。 1……歯付部品(ブレーキハブ)、2……歯、
16……ラツク部材、17……付勢部材(板バ
ネ)、18……押圧手段、19……移動停止部材、
A……位置決めステーシヨン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 側周面に軸方向に延びる多数の歯が形成されて
    いる円筒状の歯付部品が供給される位置決めステ
    ーシヨンと、該位置決めステーシヨンにあつて前
    記歯付部品の歯に噛合するラツク部材と、該ラツ
    ク部材に対向して配置され、前記歯付部品を前記
    ラツク部材側に圧接すべく作用する板バネと、前
    記位置決めステーシヨンに供給された歯付部品を
    前記ラツク部材と付勢部材との間に押し込む押圧
    手段と、該押圧手段と対向する位置に設けられ、
    前記歯付部品とラツク部材とが噛合した状態にお
    いて歯付部品の移動を停止させるべく作用する移
    動停止部材とを備え、前記ラツク部材と移動停止
    部材とが連結プレートに対して90°の位相差をも
    つて配設固定されており、該連結プレートは、外
    径の異なる歯付部品の位置決めが可能なように該
    歯付部品の移動方向に対して45°の方向に移動調
    整可能とされていることを特徴とする歯付部品の
    位置決め装置。
JP1987089186U 1987-06-09 1987-06-09 Expired - Lifetime JPH0521308Y2 (ja)

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JPS63197033U JPS63197033U (ja) 1988-12-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60178532U (ja) * 1984-05-10 1985-11-27 豊精密工業株式会社 円筒歯車自動位相合せ装置

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