JPH0790088B2 - 衣類乾燥機の制御装置 - Google Patents

衣類乾燥機の制御装置

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JPH0790088B2
JPH0790088B2 JP61171260A JP17126086A JPH0790088B2 JP H0790088 B2 JPH0790088 B2 JP H0790088B2 JP 61171260 A JP61171260 A JP 61171260A JP 17126086 A JP17126086 A JP 17126086A JP H0790088 B2 JPH0790088 B2 JP H0790088B2
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JP
Japan
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drying
heat
dryness
temperature
clothes
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JP61171260A
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JPS6329698A (ja
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裕行 道端
雅人 井上
俊雄 吉田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は温度検知により乾燥度合を判定し運転終了時間
を決定する衣類乾燥機の制御装置に関するものである。
従来の技術 従来、この種の衣類乾燥機の制御装置は乾燥室からの排
気温度TH1と、この排気温度TH1が除湿器を通った後の温
度TH2とを検知し、両温度TH1,TH2の温度差により乾燥室
内の衣類の乾燥度合を求めていた。通常は第3図に示す
ように、時間経過に対し、両温度TH1,TH2の温度差が平
衡状態になったのち、乾燥度合が90%程度に近づく頃
(T1時間経過後)から、再び大きな温度差を持ち始める
ことを利用して100%の乾燥度合になる時間(T2時間)
を予想しており、特殊な例として乾燥室内の衣類が少な
い場合等には、第4図に示すように、温度TH1,TH2の温
度差は経過時間とともに大きくなり、そのため乾燥度合
が100%となる以前に通常コースのような平衡状態を保
つ時間経過がなく、乾燥度合100%の終了時間の予想を
別の要素から検討しなくてはならない。その例として、
温度TH1,TH2の温度差の開きが所定温度以上になった場
合には、乾燥室内の衣類が少ないものとみなし、前記の
所定温度以上になった時点からある一定時間強制的に乾
燥運転を続けることによって衣類の乾燥度合をほぼ100
%に近づけるようとするもの等がある。しかし、この構
成では、一旦少量衣類等の特殊な乾燥度合検知を行なう
ようになった場合、仮りに同時に通常の乾燥検知が行な
える状態であっても、その判断を無視するようなシーケ
ンスとなっていたため、両者のいずれの判断を選択する
かについては特殊なケースを優先するものが多かった。
発明が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、製品として乾燥度合を検知
する制御装置を備えていながら、衣類が少ない場合等の
乾燥検知性能は完全なものではなかった。温度差の平衡
状態が起こらない場合を確実に検知しようとすると、少
量か否かを判断する温度差の判断値が大きくなる。この
ような設定をすると、非常に少量の衣類を乾燥した場
合、設定温度差に到達しないうちに100%の乾燥がなさ
れてしまい、過乾燥、叉は衣類が焦げるといった現象が
生ずる。この現象を避けるべく衣類の量を判断する温度
差の設定を小さくすると、通常のコースでの乾燥条件を
満たすものであっても前記の特殊なコースとして判断さ
れ、逆に未乾燥という現象を引き起こす。
本発明はこのような問題点を解決するもので、少量の衣
類の過乾燥を確実に防止し、適正な乾燥を行い、温度差
の平衡状態の発生する衣類の量の場合は、この平衡状態
を利用して適正な乾燥を行うことを目的とするものであ
る。
問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために本発明の衣類乾燥機の制御
装置は、衣類を収容して攪拌させる回転ドラムと、この
回転ドラムにヒータにより加熱された熱風を導入するフ
ァンと、このファン及び回転ドラムと駆動するモータ
と、回転ドラムからの排気温度を検知する第1の感熱素
子と、回転ドラムへの吸気温度を検知する第2の感熱素
子と、第1と第2の感熱素子の温度差が定常状態を経過
し再上昇するのを確認した後に加熱乾燥を終了すること
を決定する第1の乾燥度合判断部と、第1と第2の感熱
素子の温度差が所定時間内に所定の値を越えた場合その
時点からの遅延時間を設定し加熱乾燥を終了することを
決定する第2の乾燥度合判断部と、第1または第2の感
熱素子の検知温度に基づいて運転を制御する制御部とを
備え、前記制御部は、第2の乾燥度合判断部によって加
熱乾燥終了時が決定しても、その乾燥終了時間が経過す
るまで第1の乾燥度合判断部による判断を継続し、その
時間内に第1と第2の感熱素子の温度差が定常状態にな
るのを確認した場合は、第1の乾燥度合判断部による乾
燥終了決定に切り替えるように構成したものである。
作用 この構成により、乾燥室内の衣類の量に応じた適切な乾
燥度合いの判断を行なうことが可能となり、また、少量
の衣類を乾燥させる場合に、必要以上の乾燥を行わない
ので、衣類のいたみ等の問題を解消でき、かつエネルギ
ーの節約を図ることができる。
実施例 以下、本発明の実施例について第1図〜第4図を参照し
て説明する。第1図において、1,2は乾燥室内から除湿
器に排気される空気の温度TH1と、除湿器を通過した後
の温度TH2を測定するための第1,第2の感熱素子であ
り、両感熱素子1,2の温度差等を利用して乾燥室内の衣
類の乾燥度合を第1,第2の乾燥度合の判断部3,4が判定
する。第1の乾燥度合いの判断部3は、第1と第2の感
熱素子の温度差が定常状態を経過し再上昇するのを確認
した後に加熱乾燥を終了することを決定し、第2の乾燥
度合いの判断部4は、第1と第2の感熱素子の温度差が
所定の値を越えた場合その時点からの遅延時間を設定し
加熱乾燥を終了することを決定する。これら第1及び第
2の判断部による判断を比較するのは比較部5であり、
それらの一連の動作を司るのが制御部6である。第2図
にには第1図に示す感熱素子などの乾燥室内の位置関係
を示しており、7,8は、各々第1図の第1,第2の感熱素
子1,2に相当するものであり、乾燥用の箱9の中に設け
られたドラム10からの排気の温度を測定している。11は
除湿器を示しており、ここで湿気をとった空気が循環風
路であるパイプ12を通って再び、乾燥室10内に循環され
ることになる。
第3図,第4図に、両感熱素子1,2の乾燥工程中の時間
に対する温度経過を示している。通常の乾燥検知(第3
図)に対して、乾燥室内の衣類が少量の場合等における
特殊な温度の開き方が第4図に示されている。
乾燥室10内の湿気は、乾燥工程の初期にはかなり大であ
るため両感熱素子1,2の温度差は、除湿器を通過する前
と後では、あまり差のつきにくい状態となっている(第
3図のT1)。ところが、乾燥工程の終盤、あるいは、乾
燥室10内の衣類が少量の場合には、除湿器に冷却効果も
含まれることもあって両感熱素子1,2の温度差が第3図
のT2及び第4図のように大きな開き方をする傾向があ
る。そのため第4図のような特性を示した場合、これを
乾燥室10内の衣類が少量であるものと判断し、例えば両
感熱素子1,2の温度差がTer1のようになったとき、強制
的に時間T3、乾燥工程を続行しようとするものである
が、これは逆に言えば、少量衣類の場合、第3図のよう
な時間T1の期間がないため適格な判断がしにくく、その
ため強制的な遅延時間T3を設定しているのであって、こ
れが中間的な布量等の場合には、第4図のTer1の温度差
が発生した場合でも第3図のような特性を示す場合もあ
り、このため、第4図のTer1の時点で終了時間を決定し
てしまうのは適切とは言えず、さらに乾燥工程を第3図
に示した方法で検知する必要がある。そのため第4図の
Ter1の温度差が生じた場合、乾燥終了までの時間を遅延
モードとしてしまうのではなく、片方がその遅延時間を
記憶しておく一方、もう片方では第4図のような乾燥検
知を続行させるものである。
発明の効果 以上のように本発明によれば、通常の乾燥工程を行なわ
ない特殊な場合でも、通常の乾燥検知も行なうことが可
能であるため、乾燥時間の短縮とそれに伴う電気代等の
節約を図ることができ、また少量の衣類の過乾燥を確実
に防止し、衣類の傷み、焦げ等を防止することができ、
適正な乾燥を行うことができる。さらに、いったん少量
と判断しても中間の衣類の量の場合、乾燥途中で、温度
差の平衡状態を利用した乾燥制御コースに切り換えるこ
とができるので、どのような衣類の量に対しても適正な
乾燥を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例における衣類乾燥機の制御装置
のブロック図、第2図は同衣類乾燥機本体を示した構成
図、第3図および第4図は感熱素子の時間に対する変化
を示した図である。 1……第1の感熱素子、2……第2の感熱素子、3……
第1の乾燥度合の判断部、4……第2の乾燥度合の判断
部、5……比較部、6……制御部、11……除湿器、12…
…パイプ(循環風路)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】衣類を収容して攪拌させる回転ドラムと、
    この回転ドラムにヒータにより加熱された熱風を導入す
    るファンと、このファン及び回転ドラムと駆動するモー
    タと、回転ドラムからの排気温度を検知する第1の感熱
    素子と、回転ドラムへの吸気温度を検知する第2の感熱
    素子と、第1と第2の感熱素子の温度差が定常状態を経
    過し再上昇するのを確認した後に加熱乾燥を終了するこ
    とを決定する第1の乾燥度合判断部と、第1と第2の感
    熱素子の温度差が所定の値を越えた場合その時点からの
    遅延時間を設定し加熱乾燥を終了することを決定する第
    2の乾燥度合判断部と、第1または第2の感熱素子の検
    知温度に基づいて運転を制御する制御部とを備え、前記
    制御部は、第2の乾燥度合判断部によって加熱乾燥終了
    時が決定しても、その乾燥終了時間が経過するまで第1
    の乾燥度合判断部による判断を継続し、その時間内に第
    1と第2の感熱素子の温度差が定常状態になるのを確認
    した場合は、第1の乾燥度合判断部による乾燥終了決定
    に切り替える衣類乾燥機の制御装置。
JP61171260A 1986-07-21 1986-07-21 衣類乾燥機の制御装置 Expired - Lifetime JPH0790088B2 (ja)

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JPS6329698A JPS6329698A (ja) 1988-02-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60174200A (ja) * 1984-03-19 1985-09-07 三洋電機株式会社 衣類乾燥機の制御装置

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JPS6329698A (ja) 1988-02-08

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