JP2513305B2 - 衣類乾燥機の制御方法 - Google Patents

衣類乾燥機の制御方法

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JP2513305B2
JP2513305B2 JP1070978A JP7097889A JP2513305B2 JP 2513305 B2 JP2513305 B2 JP 2513305B2 JP 1070978 A JP1070978 A JP 1070978A JP 7097889 A JP7097889 A JP 7097889A JP 2513305 B2 JP2513305 B2 JP 2513305B2
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義雄 吉田
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は乾燥室からの排気を熱交換して除湿し、再加
熱して乾燥室に帰還させる衣類乾燥機の制御方法に関す
る。
[従来の技術] 従来のこの種の衣類乾燥機の一例として、1つの回転
ドラム内で洗濯、すすぎ並びに乾燥を行うドラム式洗濯
乾燥機を掲げることができる。
そして、前記衣類乾燥機における制御は、例えば特公
昭62-6840号公報に示されるように乾燥開始(ヒータ動
作開始)と同時に除水機能(除湿機能)を動作させてい
る。
第4図はこのような制御方法による乾燥工程をX軸に
乾燥時間、Y軸に排気温度をとって示している。図にお
いて乾燥開始時(0)から所定時間t1までの間は乾燥工
程のうち、乾燥室内の温度が上昇する予熱期間であり、
排気温度が徐々に上昇する。この期間では、消費電力に
対する乾燥対象物からの蒸発水量の割合である乾燥効率
も徐々に上昇する。
そして経過時間t1の後、排気温度が所定温度まで上昇
した後(予熱期間経過後)は、ほぼ安定した乾燥効率で
乾燥を行うことができ排気温度も安定する恒率期間とな
る。そして更に経過時間t2の後、乾燥対象物の水分がほ
ぼ除かれると、乾燥効率が徐々に低下していく減率期間
となり、排気温度は上昇する。
前記排気温度が恒率期間における温度に比して所定温
度以上高くなったことを検出して、乾燥の終了とし、乾
燥機におけるファン、ヒータ等の動作を停止させ、運転
の自動終了を行うようにしている。
[発明が解決しようとする課題] 従来の乾燥機の制御方法は上述のように、乾燥開始と
同時に除水(除湿)を開始し、また乾燥の終了検知を恒
率期間における排気温度と減率期間における排気温度と
の比較により行っていた。
従って、第5図に示すようにヒータ入力(a,b,c)が
増して大容量のヒータになるほど乾燥期間は短くなる
が、変化曲線が急となり恒率期間(排気温度がほぼ一定
になる期間)が不明確となる。このため、乾燥を終了さ
せるための基準温度となる恒率期間の温度検知が困難と
なる問題があった。
また、第6図に示すように負荷量(洗濯物量)
(a′,b′,c′)によっても予熱期間における排気温度
特性が異なる。すなわち、負荷量が小さい(洗濯物が少
ない)場合、乾燥も短時間で行われるため変化曲線が急
になる。従って、明確な恒率期間が生じないため、ヒー
タ入力が大容量の場合同様、終了のための基準温度の検
知が困難となるという問題があった。
更には、第7図に示すように除水機能(除湿機能)の
動作の有無(a″,b″)によって加温状態は異なる。す
なわち、除水のための冷却によって温風を冷却する結果
となり、排気温風の温度上昇を遅らせる。
従って、乾燥と同時に除水機能を動作させると、予熱
期間の排気温度上昇が緩やかになり、乾燥効率も悪くな
るという問題もあった。
発明の目的 本発明は上述の問題点を解決することを課題としてな
されたものであり、ヒータの容量や負荷量の相違にかか
わらず、安定した乾燥終了検知を行うことができ、かつ
効率的な乾燥を行うことのできる衣類乾燥機の制御方法
に関する。
[課題を解決するための手段] 本発明は上述の目的を達成するため、乾燥室からの排
気を冷却部にて熱交換して水分を除去し、この後にヒー
タで再加熱して前記乾燥室に帰還させることによって乾
燥を行う衣類乾燥機の制御方法において、前記ヒータお
よび前記ヒータで加熱された空気を乾燥室に送り込むフ
ァンを動作させる加温工程と、該加温工程の開始後前記
乾燥室からの排気温度が所定温度まで上昇した後、前記
加熱された空気を冷却、除水するため冷却部を動作させ
る除水工程と、該除水工程が開始された後、所定設定時
間だけ乾燥室からの排気温度の変化率検出を禁止する温
度検出禁止工程と、前記温度検出禁止工程の終了後、前
記乾燥室からの排気温度の変化率を検出する温度検出手
段の動作を開始させる温度検出工程と、前記温度検出手
段によって検出された情報によって乾燥の終了を判定
し、前記ファン、ヒータ等を停止させる終了検知工程と
を含むことを特徴とする。
[作用] 本発明は、加温工程開始後、排気温度が所定温度まで
上昇した後に、初めて冷却部の除水動作(除水工程)を
開始することにより、予熱期間の排気温度上昇率を向上
させることができ、かつ開始を基に安定した恒率期間を
作り出すことができる。そして、この除水工程開始の
後、恒率期間に入ってから所定設定時間後に排気温度の
変化率の検出を開始するので、除水開始による一時的温
度変化を誤って乾燥終了と判断することがない。従っ
て、乾燥終了の基準となる温度を誤認することなく検知
できるとともに、効率的な乾燥を行うことができる。
[実施例] 本発明の一実施例を第1図乃至第3図に基づいて説明
する。
本発明に用いられる衣類乾燥機としては、例えば第2
図に示すような構成のものがある。
図において(1)は洗濯乾燥機本体機構を収納するケ
ーシング、(2)はケーシング(1)内に設置された外
槽であり、洗濯、すすぎ時における水の貯溜を行うもの
である。(3)はこの外槽(2)内において、回転可能
に軸支され、小孔(3a)が多数設けられた回転ドラムで
あり、回転動作によりその内部で洗濯および乾燥作用を
行うものである。
(4)は乾燥作用時において回転ドラム(3)内に温
風を吹き込む、または排出するために設けられた空気循
環経路である。(5)は空気循環経路(4)の途中に設
けられたファンであり、ヒータ(7)によって加熱され
た温風を経路(4)内循環させている。(6)は空気循
環経路(4)の途中に設けられた冷却除水部(6)であ
って、湿気を含んだ温風を冷却し除水するものである。
なお、冷却除水部(6)には冷却水を供給し、また冷
却除水部(6)から流れてくる水は外部へ排出される。
次に、除水(除湿)作用は、まずファン(5)から送
り出され、ヒータ(7)にて加熱された温風は回転ドラ
ム(3)内で湿った洗濯物に当たり、小孔(3a)、経路
(4)を通って湿った温風は冷却除水部(6)に導か
れ、冷却される。冷却除水部(6)には水が供給され、
温風が冷却される。この冷却により温風の飽和水蒸気圧
が低下し、過飽和分の水分が凝縮し、外部へ排出される
ものである。
そして、冷却除水された空気は再度ファン(5)に引
き込まれ、ヒータ(7)によって加熱され回転ドラム
(3)内に送り込まれる。
本発明は、この様な機能を備えた乾燥機において、乾
燥工程の制御を行い、排気温度に基づいて終了時の判定
を行い自動的に各機能を停止させるものである。
本発明の一実施例にあっては、この制御過程において
除水動作開始時点に特徴を有する。
即ち、第1図に示すように、まず脱水等の所定動作終
了後、乾燥機能を動作させる(S1)。この乾燥動作はフ
ァン(5)およびヒータ(7)を動作させ、温風を回転
ドラム(3)内に流入させることによって行われる。す
なわち、加温工程の開始を意味する。
そして、(S2)にて設定温度、例えば排気温度が70度
程度になったときに初めて除水(除湿)機能を動作させ
る(S3)。
尚、第3図は、本実施例における排気温度特性を示し
ており、図中、a、b、cの特性は、第6図a′、
b′、c′の特性と同様に負荷量がa<b<cという大
小関係にある場合を表わしている。
また、図示のように、排気温度が70度程度となるまで
の時間は、ヒータ入力が小さくなるにつれ T1→T2→T3
と徐々に長くなっている。
前記排気温度は空気循環経路(4)中に設けられた排
気温度検出用サーミスタ(8)によって、検知される。
除水(除湿)機能の動作開始は、冷却除水部(6)に
水の供給を開始することによってなされる。この除水
(除湿)機能の動作開始によって、温風は冷却されるた
め、除水されると共に、第3図に示すように温風が一時
的に低下する(各曲線のA部分)。
そのため、この温度低下すなわち、所定値以上の温度
変化率を検知して、乾燥終了と誤判断しないようにする
ため、一定時間(マスク時間)を設定し(S4)、乾燥終
了を判定するための温度変化率計測の開始を見合わせ
る。この一定時間(TM)(マスク時間)は、温度低下時
間を予測してあらかじめ設定された時間である。
このマスク時間が経過すると第3図に示すように、恒
率期間(各曲線のB部分)が明確に表出される。ここで
乾燥終了温度の計測、すなわち、温度変化率の算出を開
始する(S5)。
これにより、恒率期間から減率期間への変化も明瞭と
なり、排気温度の変化率を検知し、所定値以上の温度上
昇率となったときに乾燥工程の終了の判定を行うことに
よって(S6)終了検知工程の確実性が得られる。
上記実施例によれば、負荷量の少ないaの場合でも恒
率期間から減率期間への変化を明瞭ならしめることがで
きる結果、誤った終了判定、あるいは終了の検知不能状
態が生じることを防止することができる。
[発明の効果] 本発明は上述のような制御方法によるため、ヒータが
大容量の場合、負荷量が小さい場合であっても、明確な
恒率期間が表出すると共に、冷却開始直後の温度変化率
の検出を禁止することによって、乾燥終了の判断を容易
かつ正確に行うことができる。
また、乾燥工程開始時の予熱期間の排気温度を急激に
上昇させることができ、効率的な乾燥を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかるフローチャート図、
第2図は本発明に用いられる衣類乾燥機の側面断面図、
第3図は本発明における排気温度−乾燥時間特性図、第
4図、第5図、第6図は排気温度−乾燥時間特性図であ
って、第4図は一般的な特性図、第5図はヒータ入力の
大小による特性図、第6図は負荷量の大小による場合を
示す特性図、第7図は除湿機能の動作、非動作の場合の
排気温度上昇特性を示す図である。 図において、(1)はケーシング、(2)は外槽、
(3)は回転ドラム、(3a)は小孔、(4)は空気循環
経路、(5)はファン、(6)は冷却除水部、(7)は
ヒータ、(8)は排気温度検出サーミスタである。 なお、図中、同一記号は、同一または相当部分を示す。
フロントページの続き (72)発明者 瀧川 浩良 神奈川県鎌倉市大船2丁目14番40号 三 菱電機株式会社生活システム研究所内 (56)参考文献 特開 昭59−118196(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乾燥室からの排気を冷却部にて熱交換して
    水分を除去し、この後にヒータで再加熱して前記乾燥室
    に帰還させることによって乾燥を行う衣類乾燥機の制御
    方法において、 前記ヒータおよび前記ヒータで加熱された空気を乾燥室
    に送り込むファンを動作させる加温工程と、 該加温工程の開始後前記乾燥室からの排気温度が所定温
    度まで上昇した後、前記加熱された空気を冷却、除水す
    るための冷却部を動作させる除水工程と、 該除水工程が開始された後、所定設定時間だけ乾燥室か
    らの排気温度の変化率検出を禁止する温度検出禁止工程
    と、 前記温度検出禁止工程の終了後、前記乾燥室からの排気
    温度の変化率を検出する温度検出手段の動作を開始させ
    る温度検出工程と、 前記温度検出手段によって検出された情報によって乾燥
    の終了を判定し、前記ファン、ヒータ等を停止させる終
    了検知工程とを含むことを特徴とする衣類乾燥機の制御
    方法。
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