JPH0786955B2 - 伝送処理装置及び伝送処理方法 - Google Patents

伝送処理装置及び伝送処理方法

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JPH0786955B2
JPH0786955B2 JP1280737A JP28073789A JPH0786955B2 JP H0786955 B2 JPH0786955 B2 JP H0786955B2 JP 1280737 A JP1280737 A JP 1280737A JP 28073789 A JP28073789 A JP 28073789A JP H0786955 B2 JPH0786955 B2 JP H0786955B2
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秀人 雨宮
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司 奈良
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、中央監視制御装置との間で情報の伝送が行な
われる端末器などに用いられる伝送処理装置及び伝送処
理方法に関する。
〔従来の技術〕
一般に、防災システムや防犯システムなどの監視制御シ
ステムでは、主として建物の各所に配置された温度セン
サ,煙濃度センサ,防犯センサなどの各種検知機器や警
報器などの各種被制御機器を中央監視制御装置によって
集中監視制御するようにしている。この際に、各種検知
機器,各種被制御機器に対応させてそれぞれ端末器が設
けられており、中央監視制御装置は、各種検知機器,各
種被制御機器をそれぞれに対応した端末器を介して制御
するようになっている。すなわち中央監視制御装置は制
御用の各種の指令を端末器に送信し、また端末器はこれ
に応答して所定の情報を中央監視制御装置に返送するよ
うになっている。
各端末器には、中央監視制御装置との間で伝送される指
令,情報の処理,例えば検知機器からの情報を中央監視
制御装置に送出したりあるいは中央監視制御装置からの
指令を被制御機器に与えたりするなどの処理等を行なう
ために、伝送処理装置が設けられており、伝送処理装置
内には、中央監視制御装置からアドレスポーリングがな
されるよう物理アドレス,論理アドレスや伝送速度がそ
れぞれ設定されるようになっている。例えば論理アドレ
スの最初の設定を行なうには、中央監視制御装置は、先
ず物理アドレスを送出し、この物理アドレスをもつ端末
器を特定し、しかる後に物理アドレスのビット数(例え
ば23ビット)に比べてはるかに少ないビット数(例えば
8ビット)をもつ論理アドレスを送出することにより、
この端末器に論理アドレスを設定する。このようにして
論理アドレスが設定された後は、中央監視制御装置は物
理アドレスに比べてビット数の少ない論理アドレスを用
いて端末器に迅速にアドレスポーリングする。
ところで、論理アドレスや伝送速度を変更しようとする
ときには、中央監視制御装置は現在設定されている論理
アドレスを送出してこの論理アドレスをもつ端末器を特
定し、しかる後に新しい論理アドレスや伝送速度のデー
タを送出するが、従来の伝送処理装置では、新しい論理
アドレスや伝送速度が送られると、端末器ではこれを、
それまでの論理アドレスや伝送速度が格納されていた箇
所に直接格納するようになっていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
この結果、中央監視制御装置からの新しい論理アドレス
や伝送速度が誤まっている場合にも端末器にはこの新し
い論理アドレスや伝送速度が直接設定されてしまう。こ
のように新たな論理アドレスや伝送速度が設定されたと
きには、いままで設定されていた論理アドレスや伝送速
度が消されてしまうので、中央監視制御装置は、新しい
論理アドレスや伝送速度を端末器に送出して新しいデー
タが正しく設定されたか否かを確認するしかなく、新し
い論理アドレスや伝送速度が何らかの要因で誤まって設
定された場合には、この端末器内で中央監視制御装置か
ら送られる論理アドレスとの一致がとれず、この場合に
はこの端末器を割出すのに煩雑な操作,労力を費やさね
ばならないという問題があった。
本発明は、論理アドレスや伝送速度を変更する際に、中
央監視制御装置から送られる論理アドレスや伝送速度の
データが誤まっている場合にも、これを容易に確認する
ことができて、誤まった論理アドレスや伝送速度が設定
される確率を著しく軽減し信頼性を向上させることの可
能な伝送処理装置及び伝送処理方法を提供することを目
的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、中央監視制御装
置との間での伝送処理に必要な伝送処理用データに基づ
き、中央監視制御装置との間で伝送処理を行なう伝送処
理装置であって、該伝送処理装置は、伝送処理に関する
所定の制御を行なう制御手段と、記憶手段と、中央監視
制御装置と伝送処理装置との間での伝送処理に必要な伝
送処理用データが設定される伝送処理用データ設定手段
とを有しており、制御手段は、中央監視制御装置からデ
ータの書込指令を受けるとき、中央監視制御装置から送
られたデータを記憶手段に書き込み、また、中央監視制
御装置から第1の読出指令を受けるとき、記憶手段に書
き込まれ保持されているデータを読出して中央監視制御
装置に返送し、また、中央監視制御装置から第2の読出
指令を受けるとき、記憶手段に書き込まれ保持されてい
るデータを読出して伝送処理用データ設定手段に設定す
るように構成されていることを特徴としている。
さらに、伝送処理方法として、中央監視制御装置と伝送
処理装置との間での伝送処理に必要な伝送処理用データ
が伝送処理装置に設定されているときに、該伝送処理用
データを変更するために新たな伝送処理用データが中央
監視制御装置から送られると、伝送処理装置では新たな
伝送処理用データを一旦保持し、中央監視制御装置から
第1の読出指令が送られると、伝送処理装置に一旦保持
されている新たな伝送処理用データを中央監視制御装置
に返送し、また、中央監視制御装置から第2の読出指令
が送られると、伝送処理装置に一旦保持されている新た
な伝送処理用データを旧い伝送処理用データにかわって
設定して伝送処理用データの変更を行なうことを特徴と
している。
〔作用〕
上記のような構成の伝送処理装置では、中央監視制御装
置から論理アドレスや伝送速度を変更するための新しい
データが送られると、これを一時保持した後、中央監視
制御装置に返送する。中央監視制御装置では、例えば、
伝送処理装置に保持された新しいデータが正しいか否か
を確認し、これが正しいものであることを確認した上で
指令を出し、この指令により伝送処理装置では、保持し
た新しい論理アドレスや伝送速度のデータを旧いデータ
にかわって設定し、データを変更する。なお上記手順に
おいて、伝送処理装置には新しいデータが設定されるま
でいままでの論理アドレスや伝送速度が設定されている
ので、中央監視制御装置はこの論理アドレスで伝送処理
装置を特定し変更時の指令を出すことができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の伝送処理装置を適用した監視制御シス
テムの概略ブロック図である。第1図を参照すると、中
央監視制御装置1には、共通の伝送線路3を介して少く
とも1つの端末器2が接続されている。第2図は各端末
器2の構成図である。各端末器2は、温度センサ,煙濃
度センサ,防犯センサ等の検知機器4や警報器等の被制
御機器5の各々に対応させて設けられており、端末器2
内には検知機器4から情報を得てこれを中央監視制御装
置1に送る制御や中央監視制御装置1から送られた指令
を解析し検知機器4,被制御機器5に対し所定の制御など
を行なう伝送処理装置10と、伝送処理装置10から中央監
視制御装置1へ送出される情報TXを中央監視制御装置1
側に適した形に変換する処理や中央監視制御装置1から
送られる指令としの情報を伝送処理装置10に適した形の
情報RXに変換したりする処理を行なう入力出力回路11と
が設けられている。
第3図(a)は中央監視制御装置1から端末器2に対し
て送出される指令のフォーマットの一例を示した図であ
り、この指令にはヘッダHDと、伝送タイプMTと、アドレ
スADDRと、データDT1と、返送タイミングTMとが含まれ
ている。なお伝送タイプMTは後述するように、端末器2
へ種々の型式の指示を与えるための情報であり、またア
ドレスADDRとしては物理アドレスまたは論理アドレスを
指定することができる。また第3図(b)は中央監視制
御装置1からの指令に応答して端末器2から中央監視制
御装置1に送出される情報のフォーマットの一例を示す
図であって、この情報には返送タイミングTMに応答して
送出される返送データDT2が含まれている。
第4図は本実施例の伝送処理装置10のブロック図であっ
て、この伝送処理装置10内には、伝送処理に関する所定
の制御を行なう制御部20と、所定の情報を保持する書込
み可能な記憶手段(メモリ)21とが設けられている。
第5図は第4図に示す伝送処理装置10のより具体的な構
成例を示す図であって、第5図を参照すると、制御部20
は、中央監視制御装置1からの指令すなわち情報RXを受
信する受信インタフェース30と、中央監視制御装置1か
らの情報RXのうちで、ヘッダHDに続いて送られる伝送タ
イプMT,アドレスADDR(物理アドレスまたは論理アドレ
ス),データDT1それぞれ記憶する伝送タイプレジスタ3
1,アドレスレジスタ32,データレジスタ33と、伝送タイ
プレジスタ31に記憶されている伝送タイプMTを識別し、
伝送タイプMTに応じた制御を行なうタイプ識別部34と、
端末器2に固有の物理アドレスが設定される物理アドレ
スバッファ35と、端末器2に固有の論理アドレスが設定
される論理アドレスバッファ36と、アドレスレジスタ32
に物理アドレスが記憶されるときにこれを物理アドレス
バッファ35に設定されている物理アドレスと比較し、ま
たアドレスレジスタ32に論理アドレスが記憶されるとき
にこれを論理アドレスバッファ36に設定されている論理
アドレスと比較するアドレスコンパレータ37と、データ
レジスタ33に記憶されているデータDT1ラッチし検知機
器4,被制御機器5に対してデジタル信号D0として出力す
るラッチ回路38と、検知信号を内部で所定の値と比較し
てデジタル出力する感知器等が検知機器4として用いら
れる場合には、この検知機器4からのデジタル信号D1
入力しデジタル信号D1に対してサンプリング処理を施す
サンプリング回路39と、検知機器4としてアナログセン
サが用いられる場合に、この検知機器4からのアナログ
信号A1が入力し、これをデジタル信号に変換するA/D変
換器40と、サンプリング回路39またはA/D変換器40から
のデータF1あるいはメモリ21から読出された情報F2が返
送データDT2として記憶される返送データレジスタ41
と、返送データレジスタ41に記憶されている返送データ
DT2を情報TXとして中央監視制御装置1に送信する送信
インタフェース42と、所定の閾値THを記憶する閾値バッ
ファ43と、閾値バッファ43に記憶されている閾値THとA/
D変換器40からのデータF1との大きさを比較し、例えば
データF1が閾値THよりも大きいときに警報信号ALMを被
制御機器5に対して出力するマグニチュードコンパレー
タ44と、メモリ21から情報F2として伝送速度データが読
出されるときにこれを記憶する伝送速度バッファ46と、
伝送速度バッファ46のデータにより分周比が決定される
分周回路をもったクロック発生器45とを備えている。
また書込み可能なメモリ21は、例えばEEPROMであって、
メモリ21には、第6図に示すように中央監視制御装置1
から送られた変更用の新しい論理アドレスや伝送速度が
書込まれて記憶されるようになっている。なお、新しい
論理アドレスや伝送速度の他にも、閾値,保守点検用デ
ータ等が書込まれるようになっていても良い。メモリ21
に保持されている新しい論理アドレスや伝送速度は中央
監視制御装置1からの指令によって読出されて論理アド
レスバッファ36や伝送速度バッファ46に転送されそこに
記憶されるか、あるいは返送データレジスタ41に転送後
送信インタフェース42を介して中央監視制御装置1に返
送されるようになっている。このようなメモリ21への書
込み,読出しの切替制御は、タイプ識別部34において、
中央監視制御装置1からの伝送タイプMTを解析すること
によりなされるようなっており、またメモリ21への書込
み情報,読出した後に転送されるべきバッファ,レジス
タの指定,メモリ21の番地は、データレジスタ33に保持
されている中央監視制御装置1からのデータDT1に基づ
き指定されるようになっている。
次にこのような構成の伝送処理装置10を有する端末器2
と中央監視制御装置1との間での伝送処理手順について
説明する。
伝送処理装置10は、中央監視制御装置1から第3図
(a)に示すフォーマットの情報が送られることによっ
て動作し、そのときの動作モードは、中央監視制御装置
1から伝送タイプMTによって指示される。
端末器2に本実施例の伝送処理装置10を用いた場合に
は、中央監視制御装置1において伝送タイプMTとして、
既存のモードに加えて、伝送処理装置10のメモリ21の所
定番地ADに中央監視制御装置1からの情報を書込むモー
ドMD1と、伝送処理装置10のメモリ21の所定番地ADから
所定の情報を読出すモードMD2とを新たに規定すること
ができる。
第7図(a),(b)はモードMD1,MD2が指定される場
合の中央監視制御装置1からの指令のフォーマット例を
示す図であって、モードMD1,MD2ではアドレスADDRとし
て例えば論理アドレスバッファ36に設定されている論理
アドレスを指定する。またデータDT1としてモードMD1
は、メモリ21に書込まれるべき情報F2と、この情報が書
込まれるメモリ21の番地ADとを指定する一方で、モード
MD2では、メモリ21から読出された情報F2が転送される
バッファ(またはレジスタ)BUFFと、この情報F2が読出
されるメモリ21の番地ADとを指定する。
このようなモードMD1,MD2を新たに追加し、メモリ21を
用いて例えば論理アドレスを変更する場合の処理を第8
図のフローチャートを用いて説明する。なお、この処理
が行なわれるに先立って、物理アドレスバッファ35には
端末器2に固有の物理アドレスが予め設定され、またこ
の物理アドレスをもつ端末器2を中央監視制御装置1が
ポーリングにより特定することによって論理アドレスバ
ッファ36には中央監視制御装置から送られた所定の論理
アドレスが予め設定されているとする。
論理アドレスバッファ36に設定されている論理アドレス
を変更しようとする場合に、中央監視制御装置1は、新
しい論理アドレスを先ずメモリ21に保持させるため、第
7図(a)に示すようなメモリ書込み指令を端末器2に
送信する(ステップS1)。この際、伝送タイプMTはモー
ドMD1であり、アドレスADDRとして端末器2の論理アド
レスバッファ36に現在設定されている論理アドレスを指
定し、またデータDT1の情報F2には新しい論理アドレス
を指定し、番地ADにはこの新しい論理アドレスが書込ま
れるべきメモリ21の番地を指定する。このようなメモリ
書込み指令が送信されると、各端末器2では先ず、アド
レスADDRとして送られた論理アドレスと論理アドレスバ
ッファ36に現在設定されている論理アドレスとをアドレ
スコンパレータ37によって比較する。この結果が一致し
た場合にはその端末器2が中央監視制御装置1からアド
レスポーリングされたと判断し、この端末器2のメモリ
21の所定番地に新しい論理アドレスを書込む(ステップ
S2)。
次いで、中央監視制御装置1は、メモリ21に書込まれた
新しい論理アドレスが正しいものであるかを確認するた
め、第7図(b)に示すようなメモリ読出し指令を端末
器2に送信する(ステップS3)。この際、伝送タイプMT
はモードMD2であり、アドレスADDRとしてはステップS1
で指定したと同じ論理アドレスを指定し、またバッファ
BUFFとして返送データレジスタ41を指定し、番地ADには
新しいアドレスが書込まれているメモリ21の番地を指定
する。このようなメモリ読出し指令が送信されると、ア
ドレスADDRによってステップS2で特定されたと同じ端末
器2が特定され、この端末器2のメモリ21の所定番地に
書込まれている上記の新しい論理アドレスが読出されて
返送データレジスタ41に格納され、しかる後、この新し
い論理アドレスは、送信インタフェース42を介して中央
監視制御装置1に返送される(ステップS4)。
中央監視制御装置1では、返送された新しい論理アドレ
スが正しいものであるかを確認する(ステップS5)。こ
れが正しいものでない場合には、ステップS1での送信時
に新しい論理アドレスを例えば誤まって指定して送信し
たものと判断し、正しく指定した新しい論理アドレスを
再度送信するために再びステップS1に戻る。
このようにして、ステップS5において、メモリ21に書込
まれた新しい論理アドレスが正しいものであると確認し
た後、メモリ21に書込まれている新しい論理アドレスを
論理アドレスバッファ36に転送するため、第7図(b)
に示すようなメモリ読出し指令を端末器2に送信する
(ステップS6)。この際、伝送タイプMTはモードMD2
あり、アドレスADDRとしてはステップS1,S3で指定した
と同じ論理アドレスを指定し、またバッファBUFFとして
論理アドレスバッファ36を指定し、番地ADには新しいア
ドレスが書込まれているメモリ21の番地を指定する。こ
のようなメモリ読出し指令が送信されると、アドレスAD
DRによってステップS2,S4で特定されたと同じ端末器が
特定され、このメモリ21の所定番地に書込まれている新
しい論理アドレスが読出され、論理アドレスバッファ36
に格納される。これにより論理アドレスバッファ36にい
ままで設定されていた論理アドレスは、新しい論理アド
レスに変更され、論理アドレスが変更された後にはこの
端末器2は、中央監視制御装置1から新しい論理アドレ
スによってポーリングされる。
また伝送速度を変更しようとする場合にも上述したと同
様の処理手順によってこれを変更することができる。
このように、論理アドレスや伝送速度を変更しようとす
る場合に、本実施例では、中央監視制御装置1から送ら
れた新しい論理アドレスや伝送速度を論理アドレスバッ
ファ36や伝送速度バッファ46に直接転送して書込まず
に、一旦メモリ21に保持させ、メモリ21に保持されてい
る新しい論理アドレスや伝送速度を中央監視制御装置1
に返送してこれが正しいものであるかを確認した上で、
論理アドレスバッファ36や伝送速度バッファ46に書込ん
で変更するようにしているので、変更により論理アドレ
スバッファ36に誤まった論理アドレスが設定されたり、
変更により伝送速度バッファ46に誤まった伝送速度が設
定される確率を著しく低減することができて、監視制御
システムとしての信頼性を著しく高めることができる。
また中央監視制御装置1、端末器2側で受信された新し
い論理アドレスや伝送速度が正しいものであるか否かの
上記一連の確認手順を、論理アドレスバッファ36にいま
まで設定されていた論理アドレスで端末器をポーリング
することによって行なうことができるので、端末器2側
で受信した変更用の新しい論理アドレスや伝送速度が何
らかの要因で誤まっている場合にも、中央監視制御装置
1は、これに左右されずに特定の端末器をすぐに割出す
ことができて、いま送った新しい論理アドレスや伝送速
度が正しいか否かの確認を容易に行なうことができ、正
しくない場合には正しい論理アドレスや伝送速度をすぐ
に送り直すことができる。
このように伝送処理装置10にメモリ21を設けることによ
って論理アドレスや伝送速度の変更を確実にかつ容易に
行なわせることができる。この際にメモリ21としては書
込み可能なものであれば良く、上述したようなEEPROMで
なくとも論理アドレスや伝送速度のデータを保持するの
に必要なビット数をもつ通常のレジスタ等であっても良
い。但し、このようなメモリ21は、伝送処理装置自体を
小型のものにするため、制御部20と同一の基板上に実装
されるのが良い。また、端末器2の電源が何らかの要因
で断となったときにその内容が消されると不都合である
場合にはメモリ21として不揮発性のもの,例えば上述し
たようなEEPROMを用いるのが良く、これにより、システ
ムの安全性を著しく高めることができる。なお、従来の
伝送回路技術としてメモリを組込んだものもあるが、こ
の場合にはCPUとともに用いられ、またCPU等に対して外
付けの構成となっていたので小型化には適していなかっ
た。また上述したような構成の伝送処理装置10はワンチ
ップCPUを用いて実現することも可能である。
〔発明の効果〕 以上に説明したように本発明によれば、論理アドレスや
伝送速度を変更するための新しいデータが中央監視制御
装置から送られると、これを一時保持し、中央監視制御
装置からの指示があったときに旧いデータにかわって設
定してデータを変更するようにしているので、誤まった
データが設定される確率を著しく軽減して信頼性を向上
させることができるとともに、新しい論理アドレスが設
定されるまでは、中央監視制御装置は、変更前の論理ア
ドレスで伝送処理装置を特定できるので、変更用の新し
い論理アドレスが誤まって送られた場合にも中央監視制
御装置はこれに左右されずに特定の伝送処理装置をすぐ
に割出すことができて、上記のようにして伝送処理装置
に保持されている新しい論理アドレスや伝送速度が正し
いか否かを容易に確認することができる。
また伝送処理装置において、新しいデータを一時保持す
るためのメモリを制御部と同一の基板上に設けるように
すれば、装置の小型化を維持することができる。またメ
モリを不揮発性のものにすれば、システムの安全性を確
保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の伝送処理装置を適用した監視制御シス
テムの概略ブロック図、第2図は端末器の構成図、第3
図(a),(b)は中央監視制御装置から送出される指
令のフォーマット,中央監視制御装置からの指令に応答
して端末器から送出される情報のフォーマットをそれぞ
れ示す図、第4図は伝送処理装置のブロック図、第5図
は第4図に示す伝送処理装置の具体的な構成例を示す
図、第6図はメモリに保持される内容の一例を示す図、
第7図(a),(b)はモードMD1,MD2が指定される場
合の中央監視制御装置からの指令のフォーマットをそれ
ぞれ示す図、第8図は論理アドレスを変更する処理の流
れを示すフローチャートである。 1……中央監視制御装置、2……端末器、 2……伝送線路、10……伝送処理装置、 11……入出力回路、20……制御部、 21……メモリ、36……論理アドレスバッファ、 41……返送データレジスタ、 45……クロック発生器、 46……伝送速度バッファ
フロントページの続き (72)発明者 大内 浩司 東京都渋谷区幡ケ谷1丁目11番6号 ニッ タン株式会社内 (72)発明者 雨宮 秀人 東京都渋谷区幡ケ谷1丁目11番6号 ニッ タン株式会社内 (72)発明者 小林 孝次 神奈川県伊勢原市鈴川54番地 山武ハネウ エル株式会社伊勢原工場内 (72)発明者 勝亦 敦 神奈川県藤沢市川名1丁目12番2号 山武 ハネウエル株式会社藤沢工場内 (72)発明者 奈良 司 神奈川県伊勢原市鈴川54番地 山武ハネウ エル株式会社伊勢原工場内 (56)参考文献 特開 昭63−282559(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央監視制御装置との間での伝送処理に必
    要な伝送処理用データに基づき、中央監視制御装置との
    間で伝送処理を行なう伝送処理装置であって、該伝送処
    理装置は、伝送処理に関する所定の制御を行なう制御手
    段と、記憶手段と、中央監視制御装置と伝送処理装置と
    の間での伝送処理に必要な伝送処理用データが設定され
    る伝送処理用データ設定手段とを有しており、前記制御
    手段は、前記中央監視制御装置からデータの書込指令を
    受けるとき、前記中央監視制御装置から送られたデータ
    を前記記憶手段に書き込み、また、前記中央監視制御装
    置から第1の読出指令を受けるとき、前記記憶手段に書
    き込まれ保持されているデータを読出して前記中央監視
    制御装置に返送し、また、前記中央監視制御装置から第
    2の読出指令を受けるとき、前記記憶手段に書き込まれ
    保持されているデータを読出して前記伝送処理用データ
    設定手段に設定するように構成されていることを特徴と
    する伝送処理装置。
  2. 【請求項2】中央監視制御装置と伝送処理装置との間で
    の伝送処理に必要な伝送処理用データが伝送処理装置に
    設定されているときに、該伝送処理用データを変更する
    ための新たな伝送処理用データが中央監視制御装置から
    送られると、伝送処理装置では新たな伝送処理用データ
    を一旦保持し、中央監視制御装置から第1の読出指令が
    送られると、伝送処理装置に一旦保持されている新たな
    伝送処理用データを中央監視制御装置に返送し、また、
    中央監視制御装置から第2の読出指令が送られると、伝
    送処理装置に一旦保持されている新たな伝送処理用デー
    タを旧い伝送処理用データにかわって設定して伝送処理
    用データの変更を行なうことを特徴とする伝送処理方
    法。
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