JPH078678A - 自動的に制御可能な洗濯機 - Google Patents

自動的に制御可能な洗濯機

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JPH078678A
JPH078678A JP6125088A JP12508894A JPH078678A JP H078678 A JPH078678 A JP H078678A JP 6125088 A JP6125088 A JP 6125088A JP 12508894 A JP12508894 A JP 12508894A JP H078678 A JPH078678 A JP H078678A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動的に制御可能な洗濯機において、洗濯機
内の供給水量を制御して、どうしても必要な水量は使用
するものの、夫々の過剰な水量を可能な限り省くことが
できるようにする。 【構成】 そのため洗剤溶液循環装置（９乃至１１）内
にセンサ装置（１２）が配置されており、該センサ装置
（１２）はポンプ（１０）の吐出方向での容積流の検出
に役立っており、また洗濯機の制御装置（８）は、容積
流の不足を表示するセンサ装置（１２）の信号があった
場合、新鮮水を供給する方向に弁（７）を制御すること
ができるように装備されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、洗剤溶液循環装置を備
えた自動的に制動可能な洗濯機であって、洗剤溶液が洗
濯処理室の底から排出され、かつポンプを備えた循環導
管を介し処理室内に存在する被洗濯物の上方で処理室に
再び供給されるようになっており、また制御可能な弁を
用いて開閉可能である少くとも１つの新鮮水供給導管を
備えている形式のものに関する。
【０００２】
【従来の技術】処理されるべき洗濯物で充填された洗濯
ドラムが洗剤溶液で充たされた容器内で回転している形
式の洗濯機の外に、被洗濯物を湿すために洗剤溶液循環
装置を有している形式の洗濯機も公知である（ヨーロッ
パ特許第１４６７１９号明細書）。この洗濯機は、所謂
自由染液―これは被洗濯物内に吸収される洗剤溶液では
ない―を、洗濯処理室内で可能な限り零に減少せしめる
ような意図を有している。そして洗剤溶液循環装置は自
由な染液のかなりの部分を包含している。しかしその容
積は最小化することができる。
【０００３】洗濯乃至洗浄のために必要な洗剤溶液量
は、洗剤溶液容器の下方部分に接続された圧力スイッチ
を介して制御されているのが普通である。このため洗剤
溶液レベルは、処理室の底部を充分に超えていて、洗濯
ドラムが洗剤溶液に漬ることができるように、制御され
ている。
【０００４】洗濯物自体を洗浄するためには、洗剤溶液
循環装置によって上方から洗濯物の上にもたらされる洗
濯液又は洗浄液によって被洗濯物を貫流せしめる必要が
ある。従って洗濯処理室内の洗剤溶液の状態は過剰気味
である。つまりどうしても必要である洗剤溶液量は、洗
濯機内で被洗濯物の循環及び貫流のために必要な洗濯液
乃至洗浄液だけで宜い。この状態は、被洗濯物がその吸
収能力に応じて洗濯液又は洗浄液を含有し、かつ循環装
置が完全に充填されて洗濯液又は洗浄液が被洗濯物の上
方のレベルまで吐出されうるような状態になるまで、洗
濯液及び洗浄液を滴下せしめた場合に初めて達成され
る。その場合洗濯処理室内にはアルカリ状態は発生しな
い。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、洗濯
機内の供給水量を制御して、どうしても必要な水量は使
用するものの、夫々の過剰な水量を可能な限り省くこと
ができるようにすることにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明では、洗剤溶液循
環装置内にセンサ装置が配置されており、該センサ装置
はポンプの吐出方向での容積流の検出に役立っており、
また洗濯機の制御装置は、容積流の不足を表示するセン
サ装置の信号があった場合、新鮮水を供給する方向に弁
を制御することができるように装備されていることによ
って、上記課題を解決することができた。これによって
新鮮水は、洗濯機内に存在する水量が洗剤溶液循環装置
を完全に充填するのに充分でないような場合にだけ、供
給されうることが確認された。このことは、少くとも被
洗濯物がその吸収能力に対応する程には洗剤溶液を受容
していない場合に相当する。
【０００７】本発明の別の有利な構成によれば、洗濯機
の制御装置は、所定の容積流を表示するセンサ装置の信
号があった場合、新鮮水を遮断する方向に弁を制御する
ことができるように装備されている。しかも容積流が不
足した場合における弁の開放は時間的に制限されてお
り、かつその再度の開放は遅延時間の終了後に再び自由
になる。しかし時間遅延のために不正確さが発生する。
この不正確さは、本発明の上述の別の構成によって除去
することができる。
【０００８】特に有利な形式にあっては、センサ装置が
ポンプの吐出側で循環導管に接続されており、その供給
開口は、ポンプ運転中完全に充填された循環導管内に堰
止め圧が存在していて、センサ装置がこの堰止め圧を感
知し得るように構成されている。この場合は有利な形式
でセンサ装置に対し市販の圧力スイッチを使用すること
ができる。
【０００９】全洗剤溶液循環装置の充填は、循環導管内
に流れが存在している場合に初めて達成されるので、有
利にはセンサ装置が循環導管内の流れを感知可能であ
る。
【００１０】この場合有利には、循環導管内の仮定の流
れに向ってラグの準備されたパドルスイッチを使用する
ことも可能である。この種のスイッチは、簡単な形式で
圧力スイッチよりも小さなヒステリシス公差で構成する
ことができる。
【００１１】加熱装置を用いて洗剤溶液を加熱できるよ
うに構成された洗濯機は、本発明の別の構成により有利
には、加熱装置がポンプの吐出側で循環導管内に配置さ
れている。
【００１２】
【実施例】次に本発明を、図面に図示された実施例に基
いて詳しく説明する。
【００１３】図面には概略図で、洗濯処理室としての洗
剤溶液容器１を備えた洗濯機が図示されており、該容器
１内には洗濯ドラム２が回転可能に水平方向に支承され
ている。該ドラム２内には被洗濯物が位置していて、ド
ラムの回転の際連行器４によって持ち上げられかつ再び
落下せしめられる。これによって被洗濯部分の積替えが
常時行われ、そのために被洗濯部分は、常に新しい方向
で―常に重力方向で―洗濯溶液又は洗浄溶液によって貫
流される。洗濯溶液又は洗浄溶液は、新鮮水供給導管５
及び洗濯媒体容器６を介して洗濯処理室１内へ供給され
る。新鮮水供給を制御するために新鮮水供給導管５内の
弁７が役立っている。この弁７はこの目的のために、洗
濯機の制御装置８によって制御されている。
【００１４】被洗濯物が洗濯溶液又は洗浄溶液によって
常に貫流せしめられるようにするため、洗剤溶液容器１
の底にリング状の導管９から成る洗剤溶液循環装置が接
続されており、該循環装置には洗剤溶液ポンプ１０、加
熱装置１１及びセンサ装置１２が配置されている。
【００１５】その際有利には、加熱装置１１がポンプ１
０の吐出側の循環導管９内に配置されていて、循環系９
内の容積流の維持のために必要な最小の水量が存在して
いる場合においても、１つ又は複数の加熱体１１が水で
確実に覆われうるようになっている。
【００１６】請求項に基いてセンサ装置は、洗剤溶液循
環系が完全に充たされかつ供給開口の前方の堰止め圧が
形成されているか又は導管９内の流れが確認された場合
には、正信号を発信する。このような場合は、被洗濯物
が（被洗濯物の種類及びその量に依存する）その比吸収
能力に応じて水を完全に吸収しかつ余剰の水が滴下し、
該余剰水が洗剤溶液循環系９によって捕捉されて圧送さ
れ、場合によっては加熱されかつセンサ装置１２によっ
てこれが検出されるような場合に相当する。センサ装置
１２が循環系内の洗剤溶液の流れを検出している限り、
制御装置８の正信号は、弁７を常時遮断し、ひいては新
鮮水の供給を遮断する。しかし―例へば湿し位相の間―
被洗濯物が、被洗濯物の上に供給されて循環している洗
剤溶液から未だ常に一定の洗剤溶液量を吸収しているよ
うな場合には、それによって循環系内に保持されている
洗剤溶液量は、洗剤溶液乃至流れが検出されなくなる迄
減少する。その場合はセンサ装置１２が負の信号を制御
装置８に発信し、該装置８は一方で開放信号を電磁弁７
に伝達する。これによって新鮮水の供給が開始されて、
不足する水量が補充されるようになる。
【００１７】本発明の対象が従来の技術のものに比較し
て特に有利な点は、水量が最小である（洗剤溶液容器内
に利用されない水が存在しない）という点と、洗剤溶液
容器内に存在する被洗濯物の（被洗濯物の種類とその量
との夫々に対応する）吸収能力に極めて良好に適合した
水量であるという点と、必要なセンサ装置のために最も
簡単な構造部材を使用することができるという点とであ
る。容積流を検出しているセンサ装置１２に関連して、
ポンプ１０の吐出側の循環系９内に配置された加熱装置
１１のために乾燥保護装置を設けることも可能である。
また加熱装置の運転は、洗剤溶液又はその容積流れの検
出に依存して、センサ装置１２によって制御可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の洗濯機の概略図である。
【符号の説明】
１ 洗剤溶液容器 ２ 洗濯ドラム ３ 被洗濯物 ４ 連行器 ５ 新鮮水供給導管 ６ 洗濯媒体容器 ７ 弁 ８ 制御装置 ９ 導管 １０ 洗剤溶液ポンプ １１ 加熱装置 １２ センサ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ホルスト ヴイーマー ドイツ連邦共和国 ベルリン ハーゼンハ イデ 49

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 洗剤溶液循環装置を備えた自動的に制動
    可能な洗濯機であって、洗剤溶液が洗濯処理室の底から
    排出され、かつポンプを備えた循環導管を介し処理室内
    に存在する被洗濯物の上方で処理室に再び供給されるよ
    うになっており、また制御可能な弁を用いて開閉可能で
    ある少くとも１つの新鮮水供給導管を備えている形式の
    ものにおいて洗剤溶液循環装置（９乃至１１）内にセン
    サ装置（１２）が配置されており、該センサ装置（１
    ２）はポンプ（１０）の吐出方向での容積流の検出に役
    立っており、また洗濯機の制御装置（８）は、容積流の
    不足を表示するセンサ装置（１２）の信号があった場
    合、新鮮水を供給する方向に弁（７）を制御することが
    できるように装備されていることを特徴とする、自動的
    に制御可能な洗濯機。
  2. 【請求項２】 洗濯機の制御装置（８）は、所定の容積
    流を表示するセンサ装置（１２）の信号があった場合、
    新鮮水を遮断する方向に弁(７)を制御することができる
    ように装備されていることを特徴とする、請求項１記載
    の洗濯機。
  3. 【請求項３】 センサ装置（１２）がポンプ（１０）の
    吐出側で循環導管(９）に接続されており、その供給開
    口（１３）は、ポンプ運転中完全に充填された循環導管
    （９）内に堰止め圧が存在していて、センサ装置がこの
    堰止め圧を感知し得るように構成されていることを特徴
    とする、請求項１又は２記載の洗濯機。
  4. 【請求項４】 センサ装置（１２）が循環導管（９）内
    の流れを感知可能であることを特徴とする、請求項１又
    は２記載の洗濯機。
  5. 【請求項５】 センサ装置（１２）が市販の圧力スイッ
    チであることを特徴とする、請求項３記載の洗濯機。
  6. 【請求項６】 センサ装置（１２）が、循環導管（９）
    内の仮定流れに向ってラグを配向させたパドルスイッチ
    であることを特徴とする、請求項４記載の洗濯機。
  7. 【請求項７】 洗剤溶液を加熱するための加熱装置を備
    えた洗濯機において、 加熱装置（１１）がポンプ（１
    ０）の吐出側で循環導管（９）内に配置されていること
    を特徴とする、請求項１から６までのいづれか１項記載
    の洗濯機。
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