JPH0784135B2 - 荷台用あおり戸の開閉補助装置 - Google Patents
荷台用あおり戸の開閉補助装置Info
- Publication number
- JPH0784135B2 JPH0784135B2 JP3105257A JP10525791A JPH0784135B2 JP H0784135 B2 JPH0784135 B2 JP H0784135B2 JP 3105257 A JP3105257 A JP 3105257A JP 10525791 A JP10525791 A JP 10525791A JP H0784135 B2 JPH0784135 B2 JP H0784135B2
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- JP
- Japan
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- loading platform
- tilting door
- rod
- force
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- Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
Description
おり戸に取付け、開閉に必要な力を軽減する開閉補助装
置に関する。
けられたバネとあおり戸とを、荷台の側端下部に設けら
れたリンク機構を介して結合した構造であり、このバネ
であおり戸の重量の一部を負担し開閉を軽く行えるよう
にするものである。このリンク機構は、バネが発生する
力を、略水平方向からあおり戸に加えるよう略上下方向
に方向変換し、同時にその大きさをあおり戸の開き角度
に応じて変化させる、すなわちあおり戸の開放又は閉鎖
時にはほぼゼロとなりほぼ水平まで開いたときに最大の
補助力を与えるようにするものであり、通常、ベルクラ
ンクを中心とする構成である(例えば、特開昭58−6
7570号公報参照)。
特に上下方向の寸法はバネ部分より大きくなり、低床車
について使用する場合は、荷台下部に設けられる燃料タ
ンクと干渉し、設置が困難となる。
ローラを用いる構成も知られている(特開昭51−12
9026号公報)。この構成では、べルクランクを用い
る場合に比して、上下方向の寸法を小さくすることが可
能となるが、ワイヤを用いるため、耐久性に難点がある
ほか、ローラ部分において力の大きさの変化をさせるこ
とができないという不都合がある。
置のリンク機構において、上下方向寸法を小さし、かつ
所望の力の大きさの変化を実現しうるようにすることを
目的としたものである。
設けられ、支点が荷台の側端縁からわずかに内側に位置
する回動リンクと、この回動リンクの先端とあおり戸の
外面とを、回動リンクの先端方向が、あおり戸の閉鎖時
に斜め上方に向き、開放時に斜め下方に向くよう結合す
る結合リンクと、荷台の下部の前記回動リンクより内側
に設けられるバネと、このバネにより、略水平、荷台の
内側方向に引かれるロッドと、このロッドの先端と前記
回動リンクの中間部とを結合する中間リンクと、この中
間リンクの下面を接触させ、中間リンクに、ロッドが加
える力の向き及び大きさを変えて伝達させ、回動リンク
に回動力を与えさせるローラとを有する荷台用あおり戸
の開閉補助装置である。また本発明は、上記装置におい
て、中間リンク下面とローラとの関係を逆転させ、中間
リンクにリンクローラを設け、これをレール体に接触さ
せるようにした装置を包含する。
する。
トラックの荷台11の側縁部下部に設けられる。この荷
台11の側縁部には、蝶番12であおり戸13が取付け
られている。
荷台11側端縁下面に取付けられ、荷台11の側端縁か
らわずかに内側位置に軸棒よりなる支点15を有し、こ
の支点15で回動リンク16を回動可能に支持する。回
動リンク16の先端には結合リンク17がピン18によ
り回動可能に取付けられ、この結合リンク17の先端は
あおり戸13の外面にピン19により回動可能に取付け
られている。この回動リンク16及び結合リンク17
は、あおり戸の閉鎖時には、図1に示すように、回動リ
ンク16の先端方向が斜め上方を向いて、結合リンク1
7があおり戸13の外面に接するようになり、あおり戸
13が開くにしたがい回動リンク16が回動し、あおり
戸の開放時には、図3に示すように、回動リンク16の
先端方向が斜め下方を向くよう設定されている。
びるコイルバネ20が、その一端を当接させて設けられ
る。このバネ20を貫通してロッド21が設けられ、そ
の一端に形成されたネジ22に螺合するナット23,2
3が、押さえ板24を介してバネ20の端を押さえ、こ
のためこのロッド21はバネ20により略水平、荷台内
側方向に引かれている。
ン26で回動可能に結合され、この中間リンク25の先
端にはピン27で回動リンク16の中間部が結合されて
いる。この中間リンク25はロッドよりの部分が直線
状、回動リンクよりの部分が弧状となり、直線状の部分
の下面には当て板28が設けられている。
れて設けられ、ここに中間リンク25の当て板28が接
触する。
るから、次のように作動する。
る。このとき、中間リンク25にバネ20が加える力F
1は、ピン26に作用し、略水平左方に向いている。こ
の力F1は、中間リンク25がローラ29に沿って移動
可能な方向と一致しているので、中間リンク25によ
り、そのままピン27に伝達され、回動リンク16に力
G1として作用する。この力G1の内、回動リンク16
を回動させる力GM1は図示のようになる。
す。このとき、中間リンク25にバネ20が加える力F
2は、ピン26に作用し、略水平左方に向いている。こ
の力F2の内、中間リンク25の直線状部分方向の成分
FT2は、中間リンク25がローラ29に沿って移動可
能な方向と一致しているので、中間リンク25により、
そのままピン27に伝達され、回動リンク16に力G
T2として作用する。力F2の他の成分、すなわち中間
リンク25の直線状部分に直交する方向に働く成分F
S2は、中間リンク25がローラ29にから反力(図示
しない)を受けることにより、この直線状部分方向に測
ったピン26、ローラ29間の距離とローラ29、ピン
27間の距離の逆比の大きさで反対方向を向く力GS2
となってピン27に伝達され、回動リンク16に作用す
る。したがって、回動リンク16に作用する力G2は、
これらの力GT2、GS2を合成したものである。この
力G2の内、回動リンク16を回動させる力GM2は図
示のようになる。
る。このとき、中間リンク25にバネ20が加える力F
3は、前記図2の場合と同様に、中間リンク25の直線
状部分方向の成分FT3と、これに直交する方向の成分
FS3に分解され、これらは回動リンク16に力
GT3、GS3として伝達され、合成されて力G3とな
る。この力G3は、支点15方向を向いているので、回
動リンク16を回動させる力は生じない。
3は、バネの変形によりそれぞれ異なるが、説明の都合
上、図には同一の大きさに表している。この大きさの相
違は、バネ20はロッド21取付け時に圧縮されている
ため、あまり大きなものではなく、後述の説明に影響を
及ぼすものではない。
5、ローラ29は、バネ20の力の方向及び大きさを変
化させて回動リンク16に伝達し、あおり戸13に補助
力を与えるものである。この例では、あおり戸13が開
くにしたがい徐々に回動リンク16に加わるモーメント
が減少するようになっている。一定の回動リンク16の
モーメントに対し、あおり戸に作用する補助力は、図よ
り明らかなように、あおり戸が水平まで開いたときに最
大となり、閉鎖時、開放時にはゼロとなる。したがっ
て、この例では、あおり戸に加わる補助力は、閉鎖時、
開放時にはゼロ、水平よりやや少なく開いたとき、すな
わちやや上向きとなったときに最大となる。あおり戸を
開閉操作するときに必要な力は、あおり戸が水平まで開
いたときに最大となり、閉鎖時、開放時にはゼロとなる
ものであるが、この特性は、実際に人が操作するときに
は、あおり戸の位置が高いと大きな力を出しにくいとい
う性質を考慮して、最も操作性が良好となるよう設定し
たものである。
みると、図から明らかなように、フレーム14は、支点
15より荷台内側の部分の上下方向の寸法をバネ20の
直径程度にまで減少させたものとなっている。図4に他
の実施例を示す。この荷台用あおり戸の開閉補助装置1
0’は、前記装置10とほぼ同様であるが、中間リンク
25下面の当て板28に代えてリンクローラ30、ロー
ラ29に代えてレール体31を設けたものである。この
装置10’も、前記装置19とほぼ同様の作用効果を有
することはいうまでもない。なお、この図において、前
記装置10の各部に対応する部分に前記図と同一の符号
を付している。
は、上述のように、リンク機構部分において、中間リン
クをローラ又はレール体に接触させてバネの力の方向を
変換するものであるので、荷台側端縁に極く近い回動リ
ンクの支点部分から荷台内側は、上下寸法をバネの直径
と同程度まで減少させることができ、低床車でも燃料タ
ンクと干渉することなく、設置することが可能となる。
くはレール体を用いた機構は、ワイヤ及びローラを用い
る場合と異なり、単に力の方向を変換させるだけでな
く、力の大きさを変化させることもできるので、あおり
戸に加える補助力の変化特性を、所望のものに設定する
上で、好都合である。
ある。
である。
面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 荷台の下部に設けられ、支点が荷台の側
端縁からわずかに内側に位置する回動リンクと、この回
動リンクの先端とあおり戸の外面とを、回動リンクの先
端方向が、あおり戸の閉鎖時に斜め上方に向き、開放時
に斜め下方に向くよう結合する結合リンクと、荷台の下
部の前記回動リンクより内側に設けられるバネと、この
バネにより、略水平、荷台の内側方向に引かれるロッド
と、このロッドの先端と前記回動リンクの中間部とを結
合する中間リンクと、この中間リンクの下面を接触さ
せ、中間リンクに、ロッドが加える力の向き及び大きさ
を変えて伝達させ、回動リンクに回動力を与えさせるロ
ーラとを有する荷台用あおり戸の開閉補助装置。 - 【請求項2】 荷台の下部に設けられ、支点が荷台の側
端緑からわずかに内側に位置する回動リンクと、この回
動リンクの先端とあおり戸の外面とを、回動リンクの先
端方向が、あおり戸の閉鎖時に斜め上方に向き、開放時
に斜め下方に向くよう結合する結合リンクと、荷台の下
部の前記回動リンクより内側に設けられるバネと、この
バネにより、略水平、荷台の内側方向に引かれるロッド
と、このロッドの先端と前記回動リンクの中間部とを結
合する中間リンクと、この中間リンクの下面に設けられ
るリンクローラを接触させ、中間リンクに、ロッドが加
える力の向き及び大きさを変えて伝達させ、回動リンク
に回動力を与えさせるレール体とを有する荷台用あおり
戸の開閉補助装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3105257A JPH0784135B2 (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | 荷台用あおり戸の開閉補助装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3105257A JPH0784135B2 (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | 荷台用あおり戸の開閉補助装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04292220A JPH04292220A (ja) | 1992-10-16 |
JPH0784135B2 true JPH0784135B2 (ja) | 1995-09-13 |
Family
ID=14402602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3105257A Expired - Lifetime JPH0784135B2 (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | 荷台用あおり戸の開閉補助装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0784135B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020169548A (ja) * | 2019-04-02 | 2020-10-15 | フラップ コンピテンス センター カー・エフ・テー.FLAP Competence Center Kft. | フラップ用金具 |
-
1991
- 1991-02-13 JP JP3105257A patent/JPH0784135B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020169548A (ja) * | 2019-04-02 | 2020-10-15 | フラップ コンピテンス センター カー・エフ・テー.FLAP Competence Center Kft. | フラップ用金具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04292220A (ja) | 1992-10-16 |
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