JPH0784040B2 - パネル構造体 - Google Patents

パネル構造体

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JPH0784040B2
JPH0784040B2 JP61233478A JP23347886A JPH0784040B2 JP H0784040 B2 JPH0784040 B2 JP H0784040B2 JP 61233478 A JP61233478 A JP 61233478A JP 23347886 A JP23347886 A JP 23347886A JP H0784040 B2 JPH0784040 B2 JP H0784040B2
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JP61233478A
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JPS6387227A (ja
Inventor
孝人 丹羽
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日本中芯販売株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 本発明はフラッシュパネル等のパネル構造体に関する。
(2) 従来技術とその問題点 従来のコアを第4図に示すが、このコア60は一対の向か
い合う帯状のコアウエブ61〜66を互いに屈曲させ、これ
ら屈曲部の中の互いに隣接する屈曲部70、71、72、73を
接着剤等の適宜な接合手段により接合して複数のコア列
81、82、83を形成し、これらコア列を更に接合すること
によって構成されていた。
勿論、上述のように一旦コア列を形成することなく、適
宜な方法によりコアウエブを接合してこれらコアウエブ
の間にセル85、86、87が形成されるようにして、コアを
形成することも可能である。
このようにして形成されたコアは、第5図に示すよう
に、面材90、91の間にサンドイッチ状態にして挟まれ、
第6図に示すように各コアウエブの上側縁部92および下
側縁部93を接着剤96等の適宜な接合手段により画材90、
91に接合されていわゆるフラッシュパネル95を構成して
いた。
しかしながら、このような従来技術のコアは、第4図の
B−B線に対応する位置において第5図の部分断面を示
す第6図から明らかなように、各コアウエブの上側縁部
および下側縁部のそのほぼ厚み方向の長さが接着代とし
て有効に作用するのみで、コアと面材との間の接合力に
欠けるという欠点を有していた。
(3) 発明の目的 したがって、本発明の目的は、上述のように面材との間
の接合力が比較的弱いという従来技術のコアにおける欠
点を解消し、各コアウエブの厚みを実質的に増すことな
く、面材との接合力を増加することのできるパネル構造
体を提供することである。
(4) 発明の構成および効果 本発明は、コアと、コアの両面に夫々貼着された面材と
を備え、コアは接合された複数枚のコアウエブから成る
と共に、コアウエブ間に多数個のセルが画成され、面材
はセルの延材方向と略々直交する方向からコアの両面に
貼着され、更にコアウエブは各々少なくとも2枚のコア
ウエブ素子から形成され、該少なくとも2枚のコアウエ
ブ素子は離間して延在することを特徴とするパネル構造
体を提供する。
このように、各コアウエブを複数のコアウエブ素子から
形成したことにより、各コアウエブ素子の上側縁部ある
いは下側縁部の厚み方向の長さの合計はほぼ一定ではあ
るが、各コアウエブ素子間の空隙に接着剤が侵入し、こ
れによって接着剤と各コアウエブとの間の接触面積が増
加し、したがって面材に接合した場合により大きな接合
力をもたらすパネル構造体が提供されるのである。
(5) 実施例 次に図面を参照しながら本発明の実施例につき説明す
る。
第1図は本発明の複コアウエブ素子から成るコア1の平
面図であって、この実施例においては各一対のコアウエ
ブ11、12;13、14;および15、16から形成されるコア列
2、3、4から構成されており、各コア列の中および各
コア列の間に多数のセル5、6、7が画成されている。
各コア列の屈曲部の中の互いに隣接する屈曲部20、21、
22は接着材等の適宜な接合手段により、互いに接合され
ている。
更に第1図を参照すると、各コアウエブ11〜16は、それ
ぞれ3つのコアウエブ素子30、31、32あるいは33、34、
35から構成されており、それぞれのコアウエブ素子もま
た、屈曲部あるいは他の適宜な部分において互いに部分
的に接合されている。素子の接合される部分の長さを変
えることにより、コアウエブ素子30、31、32あるいは3
3、34、35の相互の間隔を変えることができ、接合部分
の長さを小さくすることによって、コアウエブ素子相互
の間隔を素子の厚みの数倍にすることもできる。
次に、第5図と同様にして、面材の間に充填した状態の
本発明のコアを、第1図のA−A線にほほ対応する位置
において部分断面で示す第2図を参照すると、コア1は
面材40および41の間にサンドイッチ状態にして挟まれて
おり、それぞれコアウエブ素子30、31、32および33、3
4、35から成るコアウエブ11、12の上側縁部および下側
縁部から面材40および41の下面および上面にそれぞれ接
合されている。
第2図から明らかなように、各コアウエブ素子の間には
空隙が存在し、したがって接着剤42がこれら空隙部のな
かに侵入し、これによって、接着剤とコアウエブ間の接
触面積を増加している。
低粘性の接着剤を用いた場合には、接着剤はコアウエブ
素子の間の空隙内を毛細管現象により浸透し、また高粘
度の接着剤を用いた場合にはこの接着剤の中にコアウエ
ブ素子が圧入した状態で、いずれの場合においても第2
図に示すようにコアウエブ素子の接合部の回りに肉付
(フィレット)が形成される。
このようなコアウエブと接着剤との間の接触面積の増大
は、第6図に示すような従来技術の単一のコアウエブか
ら成るコアと比較すると尚一層明瞭となる。
すなわち、従来技術のコアを面材に充填した状態を第2
図と同様の部分断面でしめす第6図を参照すると、コア
ウエブ61および62の上側縁部および下側縁部が面材90お
よび91に接着剤96により接合されているが、これらコア
ウエブと接着材との間の接触面積は各コアウエブの厚み
方向の長さに相当するのであって、本願発明のコアのよ
うに、各コアウエブ素子の間の空隙を利用して接着剤と
コアウエブとの間の接触面積を増加することは期待しえ
ないのである。
尚、用途によっては、接着強度を多少犠牲にしても、吸
音性を備えたコアすなわち防音効果を備えたコアが望ま
れることがあるが、本発明のように複数のコアウエブ素
子でコアウエブを構成するコアにおいては、コアウエブ
素子の一部を面材に接合することなく両側すなわち上下
の側縁部を固定せずにおくことによって、この固定され
ないコアウエブ素子が振動することを利用してコアに吸
音作用を付与することもできる。
このようにするために、コアウエブ素子の材質として外
側の2層を坪量100g/m2のクラフト紙から形成し、また
中央の1層を坪量15g/m2のナイロン不織布から形成し、
その後これらにより構成されたコアを約100℃程度の温
度で加熱して、不織布を収縮せしめこれにより異なる寸
法のコアウエブ素子から成るコアを製造することもでき
る。
また、外側の2層は30μ厚みのアルミ箔で、中央の1層
は50μ厚みのポリエステルフィルムで形成し、その後10
0〜120℃で積層方向に加熱加圧してポリエステルフィル
ムをにじり出し、サンドイッチ構造体の接着力を増加せ
しめることもできる。
このように寸法の異なるコアウエブ素子を有する実施例
が第3図に示されており、この図から明らかなように、
面材40′,41′の間に挟まれたコアウエブ11′、12′の
コアウエブ素子の中のコアウエブ素子31′、34′のみが
その高さ方向の寸法が小さくなされ、画材の間で自由支
持となっている。
上述したコアのコアウエブ素子は、同じ坪量または異な
った坪量の同質あるいは異質のもので、薄ダンボールな
どの複合シート、クラフト紙などの単層の紙質材料、シ
ート状、布状、網状のプラスチック材料、および可撓性
を有する金属材料、セラミックスペーパなどの無機質材
料から形成することができる。
また、コアウエブ素子と面材の接合には、接着剤のみな
らず、コアウエブ素子の上側縁部および下側縁部に熱融
解する高分子材料をあらかじめ塗布あるいは含侵させて
ホットメルトにより接合することも可能である。
更に、素子の中間の1層をフィルム状接着剤や蝋付剤と
すると更に強力なサンドイッチ構造体を形成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のコアを示す平面図、第2図は本発明の
コアを面材に充填した状態を第1図のA−A線にほぼ対
応する位置において示す部分断面図、第3図は本発明の
他の実施例を第2図と同様の状態で示す部分断面図、第
4図は従来技術のコアを示す平面図、第5図は第4図の
コアを面材の間に充填した状態を示す側面図、および第
6図は従来技術のコアの面材に対する接着状態を第4図
のB−B線にほぼ対応する位置において示す第2図と同
様な部分断面図である。 1:コア 2、3、4:コア列 5、6、7:セル 11〜16:コアウエブ 30、31、32:コアウエブ素子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コアと、該コアの両面に夫々貼着された面
    材とを備えるパネル構造体であって、 前記コアは接合された複数枚のコアウエブから成ると共
    に、該コアウエブ間に多数個のセルが画成され、前記面
    材は前記セルの延在方向と略々直交する方向から前記コ
    アの両面に貼着され、更に前記コアウエブは各々少なく
    とも2枚のコアウエブ素子から形成され、該少なくとも
    2枚のコアウエブ素子は離間して延在することを特徴と
    するパネル構造体。
  2. 【請求項2】前記コアウエブは3枚以上のコアウエブ素
    子から成り、最も外側に位置する2枚を除く少なくとも
    中間位置の1枚は該外側のコアウエブ素子よりも前記セ
    ルの延在方向の長さが短い、請求項1に記載のパネル構
    造体。
JP61233478A 1986-10-01 1986-10-01 パネル構造体 Expired - Lifetime JPH0784040B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP61233478A JPH0784040B2 (ja) 1986-10-01 1986-10-01 パネル構造体

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JP61233478A JPH0784040B2 (ja) 1986-10-01 1986-10-01 パネル構造体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6387227A JPS6387227A (ja) 1988-04-18
JPH0784040B2 true JPH0784040B2 (ja) 1995-09-13

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ID=16955636

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61233478A Expired - Lifetime JPH0784040B2 (ja) 1986-10-01 1986-10-01 パネル構造体

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6294210U (ja) * 1985-12-04 1987-06-16

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JPS6387227A (ja) 1988-04-18

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