JPH0781861A - エレベータの巻上機装置 - Google Patents

エレベータの巻上機装置

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JPH0781861A
JPH0781861A JP22873693A JP22873693A JPH0781861A JP H0781861 A JPH0781861 A JP H0781861A JP 22873693 A JP22873693 A JP 22873693A JP 22873693 A JP22873693 A JP 22873693A JP H0781861 A JPH0781861 A JP H0781861A
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JP
Japan
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sheave
machine
hoisting
mounting plate
elevator
Prior art date
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Pending
Application number
JP22873693A
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English (en)
Inventor
Katsumi Nagashima
克実 永島
Yoshio Nishida
善雄 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Elevator Technos KK
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Publication date
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Publication of JPH0781861A publication Critical patent/JPH0781861A/ja
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  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、エレベータの本設機器を用
いた据付け工法を行う際、釣合重りの揚重作業時にチェ
ーンブロックを用いて揚重作業の簡易化を図ることので
きるエレベータの巻上機装置を提供することにある。 【構成】 本発明は、エレベータの機械室14に巻上機8
を設け、この巻上機8を巻上機ベース24に載置し、この
巻上機ベース24をマシンベット20により支持するととも
に、その下面に巻上げシーブ9側に移動可能な取付板23
を取付け、この取付板23を取付板23と前記マシンベッド
20間に設けられた位置調整装置により位置を調整できる
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータの据付工事
に関係し、特にエレベータの巻上機装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】まず、図7を用いてエレベータの据付工
法について説明する。最近では、エレベータの本設機器
を利用した据付け工法がとられる様になってきている。
その工法では、ピアノ線1を基準にして立設し、専用治
工具により芯出し作業を行い、レールブラケット2によ
り建屋壁と固定した乗カゴ側と釣合重り側の最下段ガイ
ドレール3、4の上に、昇降路高さ分の連結一体化した
それぞれのガイドレール5を立設し、それぞれの直上部
において適正な張力を与え仮に固定している。
【0003】次に乗カゴ6及び釣合重り7を、既に固定
してあるガイドレール即ち最下段ガイドレール3、4部
分で組立て、巻上機8の巻上げシーブ9とそらせシーブ
10を介して主ロープ11掛けを行い、低速運転で乗カゴ6
を動かし、作業員がそれに乗りガイドレール5の芯出し
固定、出入り口装置の取付等を行う。
【0004】主ロープ11掛けの際、つるべ式の形にする
ために乗カゴ6又は釣合重り7のどちらか一方を揚重す
ることになるが、ガイドレール5が正式に固定されてい
ないため、乗カゴ6を揚重すると、その後の作業におい
て不安定な状態で乗カゴ6を運転しなければならず、そ
れに乗る作業員に危険が及ぶことになるので、釣合重り
7をウインチ12で揚重していた。
【0005】ウインチ12とは回転ドラムにワイヤーロー
プ13が巻き付けてあり、電気的にドラムを回転させるこ
とによりワイヤーロープ13を出し入れして荷の上げ下げ
を行うもので釣合重り7揚重の時は機械室14床面にアン
カーボルト等で固定して、機械室14天井の釣合重り7の
吊り芯となる位置に返し車15を取付ることによりワイヤ
ーロープ13をとり回し、巻上機8のそらせシープ10に沿
わせて昇降路16を降ろし釣合重り7と連結して揚重して
いた。しかしながらウインチ12は、機械室14のレイアウ
ト上設置するスペースがない場合が多く、設置できたと
しても手間がかかるという欠点があり、この作業にはあ
まり適していない。
【0006】そこで図1(本発明の実施例の図)に示す
ような揚重機を使用することも考えられ、その構成は、
機械室14天井の釣合重り7の吊り芯位置に吊り元17を設
け、それに引っかけるだけで設置できるチェーンブロッ
ク18というチェーンの駆動により釣合重り7を揚重でき
るものである。これを使用することにより揚重機設置の
簡易化が実現できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、チェー
ンブロック18はウインチ12と異なり、チェーンで荷を吊
り上げる構造になっており、チェーンの先端にフック19
が付いているが、このフック19は巻上げ機8のそらせシ
ーブ10とマシンベッド20の間を通せないサイズになって
いる。現状そらせシーブとマシンベッドの間の寸法は、
主ロープと釣合重りとを連結するためのシャッフルロッ
ド21を通過させるのにギリギリの寸法で40mm程度しか
ないため、まずこの寸法を広げ、フック19が通過できる
ようにしなければならないが、機械室壁22とマシンベッ
ド20は機械室を有効に利用するため近接しているのが普
通であり、マシンベッド20を巻上げシーブ9と反対側へ
移動することは不可能なことがほとんどである。
【0008】又、釣合重り7の吊り芯に位置するそらせ
シーブ10の外周面とチェーンブロック18のチェーンが接
触することによる機器の破損についての対策をとらなけ
ればならない。
【0009】そこで、本発明の目的は、エレベータの本
設機器を用いた据付け工法を行う際、釣合重りの揚重作
業時にチェーンブロックを用いて揚重作業の簡易化を図
ることのできるエレベータの巻上機装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の目的を達
成するために、エレベータの機械室に設けられ、乗カゴ
を昇降させるための巻上機と、この巻上機を載置する巻
上機ベースと、この巻上機ベースを支持するマシンベッ
ドと、前記巻上機べースの下面に巻上げシーブ側に移動
可能に設けられ、そらせシーブを取付ける取付板と、こ
の取付板と前記マシンベッド間に設けられ前記取付板の
位置を調整する位置調整装置とを備えたエレベータの巻
上機装置を提供する。
【0011】
【作用】以上の構成により本発明は、エレベータの機械
室に巻上機を設け、この巻上機を巻上機ベースに載置
し、この巻上機ベースをマシンベッドにより支持すると
ともに、その下面に巻上げシーブ側に移動可能な取付板
を取付け、この取付板を取付板と前記マシンベッド間に
設けられた位置調整装置により位置を調整できるように
する。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
図1は、本発明のエレベータの巻上機装置の全体構成を
示す図であり、機械室14内には、エレベータの乗カゴ6
を昇降させるための巻上機8が設置されており、巻上機
8は主に、モータ31とモータ31の駆動力を減速機(図示
せず)を介して受けることによって回転する巻上げシー
ブ9により構成されている。又、巻上機8は、形鋼を溶
接により組立た巻上機ベース24に乗せボルトにより固定
されていて、巻上機ベース24の下面にはそらせシーブ10
を取付けるための取付板23がボルト30で縫いつけられて
いる。マシンベッド20及び巻上機ベース24等よりなるユ
ニットをかさ上げるために、形鋼を加工して作ったマシ
ンベッド20を両端で支持するように取付けボルトで固定
されており、建屋の梁間を渡し溶接にて固定されたマシ
ンビーム33に乗せクリップで固定されている。
【0013】上記において、そらせシーブ10の取付部す
なわち巻上機ベース24又はそらせシーブ10の取付板23の
縫いつけ穴はそらせシーブ軸25と直交する方向に長穴26
になっており、そらせシーブ10装置を水平移動できる構
造になっている。長穴26のサイズは40mm以上とし、巻
上げシーブ9側へ移動することによりそらせシーブ10の
外周とマシンベッド20の間を釣合重り7揚重時に使用す
るチェーンブロック18のフック19を通過させることがで
き、巻上げシーブ9と反対側へ長穴26分だけ移動すると
そらせシーブ10の外周が釣合重り7の吊り芯にセットで
きるようになっている。そらせシーブ10装置を釣合重り
7の吊り芯すなわち正規の位置にセットするために、そ
らせシーブ10の取付板23とマシンベッド20の間には、そ
らせシーブ10の位置を調整するための位置調整装置32が
設けられている。この位置調整装置32は、左ネジ棒28の
先にボルト34にてそらせシーブ10の取付板23と連結でき
るよう穴加工した平板35を溶接したものと、片端に左、
他端に右のネジ加工をしたフレーム29と右ネジボルト27
からなる装置を、そらせシーブ10の取付板23の軸線より
上に加工してある取付穴とマシンベッド20に加工してあ
る前記取付穴と水平高さのネジ穴でそらせシーブ10の両
端にそれぞれ取付けられている。
【0014】図2、3に示すそらせシーブ10は、2点鎖
線が巻上げシーブ9側へ仮に移動した状態を示し、実線
が正規の位置に設置した状態を示す。そらせシーブ10装
置取付部すなわちそらせシーブ10の取付板23又は巻上機
ベース24にはそらせシーブ軸25と直交する方向へ長穴26
があけられているので、そらせシーブ10装置は水平移動
可能である。そらせシーブ10外周面とマシンベッド20の
間の寸法は40mm程度であり、チェーンブロック18のフ
ック19取付部の幅が80mm程度のため、長穴26は40mm
以上の水平移動が可能なサイズになっている。
【0015】このように構成された巻上機装置におい
て、チェーンブロック18により釣合重り7の揚重作業を
する際には、そらせシーブ10を巻上げシーブ9側に装置
しておき、すなわちそらせシーブ10外周面とマシンベッ
ド20間に80mm程度の隙間を確保する。そして、この隙
間にフック19及びチェーンを通して釣合重り7の揚重作
業を行う。揚重作業が完了したら、そらせシーブ10を正
規の位置に引き戻すために、取付板23とマシンベッド20
との間に設けられた位置調整装置32により位置の調整を
行う。位置調整作業が終了したら位置調整装置32は取外
されるが、必要に応じて取外さなくても良い。
【0016】以上、本実施例によれば、巻上機ベース24
の下面にそらせシーブ10取付用の取付板23を移動自在に
設け、かつ取付板23の位置調整装置32をマシンベッド20
との間に設けるといった簡単な構成で着脱自在に設ける
ようにしたので、機械室機器の搬入据付作業を煩雑にす
ることなく、そらせシーブ10の位置調整作業を行うこと
ができる。
【0017】尚、本実施例において、図4及び図5に示
すように、そらせシーブ10の取付板23の長穴26を多少余
裕のあるサイズとし、芯出し時の移動量とするととも
に、そらせシーブ10の取付板23と巻上機ベース24には製
作時に正規の設置位置にマーキング36しておくようにす
れば、そらせシーブ10の芯出し作業が容易に行えるよう
になる。
【0018】又、図6に示した巻上機装置は、本発明の
他の実施例であり、そらせシーブ10の取付板23と中間ベ
ース24を蝶板39で連結し、縫いつけボルト30を外すこと
により巻上げシーブ9側へ回転可能とし、そらせシーブ
10とマシンベッド20の間を広げ釣合重り7揚重時のスペ
ースを確保するようにしたものである。
【0019】
【発明の効果】以上本発明によれば、そらせシーブを巻
上げシーブ側の移動可能にしたことによって釣合重りの
揚重作業時にチェーンブロックを使用することができる
ので、ウィンチの使用と異なり揚重機の設置位置を限定
することができるので、段取り作業が標準化できる上、
段取り作業の標準化を図ることができる。又、そらせシ
ーブの芯出し作業も容易に行え、簡単な構成にて部品点
数・コスト・労力の削減等多大な効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の巻上機装置の全体構成図である。
【図2】本発明の取付板の要部拡大図である。
【図3】本発明の取付板の要部拡大図である。
【図4】本発明の取付板の要部拡大図である。
【図5】本発明の取付板の要部拡大図である。
【図6】本発明の巻上機装置の他の実施例の構成図であ
る。
【図7】従来一般のエレベータの据付工法の動作説明図
である。
【符号の説明】
6…乗カゴ、8…巻上機、9…巻上げシーブ、10…そら
せシーブ、14…機械室、20…マシンベッド、23…取付
板、24…巻上機ベース。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータの機械室に設けられ、乗カゴ
    を昇降させるための巻上機と、この巻上機を載置する巻
    上機ベースと、この巻上機ベースを支持するマシンベッ
    ドと、前記巻上機べースの下面に巻上げシーブ側に移動
    可能に設けられ、そらせシーブを取付ける取付板とを備
    えたエレベータの巻上機装置。
  2. 【請求項2】 エレベータの機械室に設けられ、乗カゴ
    を昇降させるための巻上機と、この巻上機を載置する巻
    上機ベースと、この巻上機ベースを支持するマシンベッ
    ドと、前記巻上機ベースの下面に巻上げシーブ側に移動
    可能に設けられ、そらせシーブを取付ける取付板と、こ
    の取付板と前記マシンベッド間に設けられ前記取付板の
    位置を調整する位置調整装置とを備えたエレベータの巻
    上機装置。
  3. 【請求項3】 前記位置調整装置を着脱自在に構成した
    ことを特徴とする請求項2記載のエレベータの巻上機装
    置。
JP22873693A 1993-09-14 1993-09-14 エレベータの巻上機装置 Pending JPH0781861A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013179423A1 (ja) * 2012-05-30 2013-12-05 三菱電機株式会社 エレベーターの巻上機台及びエレベーター装置
CN114906700A (zh) * 2021-02-09 2022-08-16 三菱电机株式会社 曳引机座

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US10266375B2 (en) 2012-05-30 2019-04-23 Mitsubishi Electric Corporation Traction machine base of elevator and elevator device
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