JP4935465B2 - 油圧エレベータの主ロープ交換方法及びそれに用いる主ロープ交換用滑車治具 - Google Patents

油圧エレベータの主ロープ交換方法及びそれに用いる主ロープ交換用滑車治具 Download PDF

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この発明は、油圧サイドプランジャー方式と呼ばれる油圧エレベータの主ロープ交換方法及びそれに用いる主ロープ交換用滑車治具に関するものである。
従来、油圧サイドプランジャー方式と呼ばれる油圧エレベータの主ロープ交換作業は、かごを最上階付近に固定し、乗場に新主ロープを設置した状態で、既設のかご側主ロープ端末部分でワイヤーロープを切断し、新主ロープと旧主ロープをジョイントさせる。そして、この状態からはピット作業者が1本の新主ロープを全周に亘って巻き終わるまで、かご上作業者が手で新主ロープを保持しておかなければならず、大変な労力が必要であった。また、新旧主ロープのジョイント部分が、かご下に設けられたかご下回転車の外れ止め部分で、最もロープ外れが起こり易い。そのため、かご上の作業者が目視で確認しながら、手で主ロープをコントロールしなければならない。しかし、かご上の作業者が手で主ロープをコントロールするのは、極めて困難なことである。
また、従来技術として、安価な費用で、かつ効率良く主ロープ交換作業を行える油圧エレベータの主ロープ交換方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−128456号公報
従来の油圧サイドプランジャー方式と呼ばれる油圧エレベータの主ロープ交換作業では、1本の新主ロープを全周に亘って巻き終わるまで、かご上作業者が手で新主ロープを保持する必要があり、大変な労力がいるという課題があった。また、新旧主ロープのジョイント部分が、かご下に設けられたかご下回転車の外れ止め部分を通過する時、ロープ外れが起こらないように、かご上の作業者が目視確認しながら、手で主ロープをコントロールする必要があり、困難な作業になるという課題があった。また、万一新主ロープがかご下回転車から外れた時は、作業者がかご下に降りて、ロープ外れを直す必要があるため、安全性にも課題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、かごに近傍する位置に主ロープ交換用滑車治具を取り付け、新旧主ロープをジョイントした後は、主ロープ交換用滑車治具の滑車のロープ溝に新主ロープを入れて、ピット作業者に巻き取らせるようにし、安全性を向上させた油圧エレベータの主ロープ交換方法及びそれに用いる主ロープ交換用滑車治具を提供するものである。
この発明に係る油圧エレベータの主ロープ交換方法においては、昇降路内に設置され、上部にプーリが設けられた油圧ジャッキと、油圧ジャッキの動作により昇降路内を昇降し、下部にかご下回転車が設けられたかごと、一端が昇降路の頂部に取り付けられ、中間部がかご下回転車及び油圧ジャッキの上部プーリに巻き掛けられて、他端が昇降路底部に取り付けられた主ロープと、新主ロープが巻かれた新主ロープドラムと、昇降路ピットに設置され、旧主ロープを巻き取るための巻き取りドラムと、かごの上梁に着脱自在に取り付けられる主ロープ交換用滑車治具とを備え、主ロープ交換用滑車治具は、新主ロープドラムから繰り出される新主ロープを支持案内するロープ溝を有する滑車と、滑車を回転可能に軸支する滑車取付基台と、滑車及び滑車取付基台をかご上梁に着脱自在に取り付けるT型取付金具とから構成されているものであって、かごを最上階付近で停止させて、かごを昇降路頂部に吊り下げ固定する工程と、最上階乗場に新主ロープドラムを設置する工程と、かごの上梁の所定位置に主ロープ交換用滑車治具を着脱自在に取り付け固定し、主ロープ交換用滑車治具の滑車のロープ溝から垂下する主ロープ垂下線上にかご下回転車のロープ溝の位置を一致させる工程と、かご側主ロープ端末部分で旧主ロープを切断し、最上階に設置された新主ロープドラムから繰り出される新主ロープの端部と旧主ロープの切断端部をジョイントする工程と、新旧主ロープをジョイントした後、新主ロープを主ロープ交換用滑車治具の滑車のロープ溝に入れる工程と、新主ロープを繰り出しながら新旧主ロープのジョイント部をかご下回転車に向かって垂下させるとともに、旧主ロープを昇降路ピットに設置した巻き取りドラムに巻き取とっていく工程とを備えたものである。
また、主ロープ交換用滑車治具は、滑車の取付角度を任意に首振り調整できるものである。
また、主ロープ交換用滑車治具は、T型取付金具のかごに近傍する位置への取付高さを任意に調整できるものである。
また、この発明に係る油圧エレベータの主ロープ交換方法に用いる主ロープ交換用滑車治具おいては、昇降路内に設置され、上部にプーリが設けられた油圧ジャッキと、油圧ジャッキの動作により昇降路内を昇降し、下部にかご下回転車が設けられたかごと、一端が昇降路の頂部に取り付けられ、中間部がかご下回転車及び油圧ジャッキの上部プーリに巻き掛けられて、他端が昇降路底部に取り付けられた主ロープと、新主ロープが巻かれた新主ロープドラムと、昇降路ピットに設置され、旧主ロープを巻き取るための巻き取りドラムと、かごの上梁に着脱自在に取り付けられる主ロープ交換用滑車治具とを備え、主ロープ交換用滑車治具は、新主ロープドラムから繰り出される新主ロープを支持案内するロープ溝を有する滑車と、滑車を回転可能に軸支する滑車取付基台と、滑車及び滑車取付基台をかご上梁に着脱自在に取り付けるT型取付金具とから構成されてい油圧エレベータの主ロープ交換方法に用いられる主ロープ交換用滑車治具であって、滑車取付基台は、断面L型アングルの上端部に滑車を回転可能に軸支するための貫通孔が設けられ、下端底面部にT型取付金具に取り付けるための貫通孔が設けられ、T型取付金具は、取付時に水平配置される中央脚部が断面L型アングルで構成され、取付時に垂直配置される左右両腕部が断面L型アングルで構成され、左右両腕部の両端面の側面部のどちらか一方に貫通孔を設け、この貫通孔を滑車取付基台の底面部の貫通孔に合致させて締結具で締結固定するものである。
また、滑車を木製とし、木製の滑車に穴を形成したものである。
この発明によれば、かごに近傍する位置に主ロープ交換用滑車治具を取り付け、新旧主ロープをジョイントした後、主ロープ交換用滑車治具の滑車のロープ溝に新主ロープを入れて、ピット作業者に巻き取らせる時、かご上の作業員はロープジョイント部がかご下回転車を通過する時だけ、チェックしておけばよく、後は手を添えておくだけで主ロープの全周交換が行えるので、かご上作業員の負担を著しく軽減することができる。また、新主ロープがかご下回転車から外れることは殆ど無く、作業者がかご下に降りて、ロープ外れを直す必要がなくなり、安全性を著しく向上できる効果がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における油圧エレベータの主ロープ交換方法を説明するための概略構成図、図2はこの発明の実施の形態1における油圧エレベータの主ロープ交換方法に用いる主ロープ交換用滑車治具をかごの上梁に取り付けた状態を示す斜視図、図3は主ロープ交換用滑車治具をかごの上梁に取り付けるためのT型取付金具を示す正面図、図4は同じくT型取付金具の側面図、図5は同じくT型取付金具の平面図、図6は主ロープ交換用滑車を取り付けるための滑車取付基台を示す正面図、図7は同じく滑車取付基台の側面図、図8は同じく滑車取付基台の底面図、図9は主ロープ交換用滑車の溝を示す部分拡大図、図10はこの発明による主ロープ交換用滑車治具を乗用エレベータに適用してかごの上梁に取り付けた状態を示す説明図、図11はこの発明による主ロープ交換用滑車治具を荷物エレベータに適用してかごの上梁に取り付けた状態を示す説明図である。
図において、1は新主ロープ2が巻かれた新主ロープドラム、3は新主ロープドラム1が設置された最上階乗場、4は油圧エレベータのかご、5はかご上梁4aに設置されるこの発明による主ロープ交換用滑車治具、6はかご4の下部に設けられたかご下回転車、7は昇降路内に設置され、上部にプーリが設けられた油圧サイドプランジャー方式の油圧ジャッキ、8は昇降路ピット9に設置された旧主ロープ10を巻き取るための巻き取りドラム、11は昇降路頂部に設けられたかご側主ロープ端末、12は昇降路下部に設けられたジャッキ側主ロープ端末、13は昇降路頂部に設けられた玉掛けワイヤーで、かご上梁を引っ掛けて吊り下げるものである。主ロープは、一端が昇降路の頂部のかご側主ロープ端末11に取り付けられ、中間部がかご下回転車6及び油圧ジャッキ7の上部プーリに巻き掛けられて、他端が昇降路底部のジャッキ側主ロープ端末12に取り付けられる。
次に、この発明による主ロープ交換用滑車治具5の具体的構成について、図2〜図9により詳細に説明する。
主ロープ交換用滑車治具5は、最上階乗場3に設置された新主ロープドラム1から繰り出される新主ロープ2を支持案内する木製の滑車51と、この滑車51を軸ピン52を介して回転可能に軸支する滑車取付基台53と、滑車51及び滑車取付基台53をかご上梁4aに取り付けるためのT型取付金具54とから構成されている。上記木製の滑車51は、外周に設けられ、径の大きなワイヤーロープでも入るように斜めにカットされたロープ溝51aと、出来るだけ軽量化を図るために、4個の大きな穴51bが設けられている。また、上記滑車取付基台53は、断面L型アングルの上端部一側面に軸ピン52が挿通固定される貫通穴53aが設けられており、更に断面L型アングルの下端部は底面部53bにより塞がれており、その底面部53bに貫通穴53cが設けられている。また、上記T型取付金具54は、取付時に水平配置される中央脚部54aが断面L型アングルで構成され、この中央脚部54aと直交して左右に延び、取付時に垂直配置される左右両腕部54bが断面L型アングルで構成され、その両側端面部は側面部54cによりそれぞれ塞がれている。そして、左右両腕部54bの延長方向と直交する中央脚部54aの断面L型アングルの片側辺の中央付近には、長穴54dが設けられている。また、左右両腕部54bの両側端面の側面部54cには、それぞれ貫通穴54eが設けられている。この貫通穴54eのどちらか一方を、上記滑車取付基台53の底面部53bの貫通穴53cに合致させてボルト、ナット等からなる締結具55で締結固定する。なお、この時の締結具55による固定位置の角度は、360度変更調整ができるので、滑車51の取付角度(首振り角度)を任意に調整することができるので、昇降路機器類等との干渉を避けることができる。また、左右両腕部54bの中央脚部54aの取付側辺の左腕部中央付近(図3参照)には、長穴54fが設けられている。
次に、この発明による油圧エレベータの主ロープ交換方法について説明する。
先ず、かご4を最上階付近で停止させ、玉掛けワイヤー13をかご4の上梁4aに引っ掛けて吊り下げ固定する。次に、かご4上で作業者が主ロープ交換用滑車治具5をかご上梁4aの所定位置に取り付ける作業を実施する。主ロープ交換用滑車治具5は、新主ロープ2を支持案内する木製の滑車51と、この滑車51を軸ピン52を介して回転可能に軸支する滑車取付基台53と、滑車51及び滑車取付基台53をかご上梁4aに取り付けるためのT型取付金具54とから構成されている。図2では、T型取付金具54の左右両腕部54bを垂直に、またT型取付金具54の中央脚部54aを水平になるように配置した状態である。T型取付金具54の上端部となる左右両端部54bの左腕部の側面部54c上には、木製の滑車51が取り付けられた滑車取付基台53が締結具55により締結固定されている。締結具55による固定位置の角度は、360度変更調整ができるので、滑車51の取付角度(首振り角度)を任意に調整することにより、昇降路機器類等との干渉を避ける。また、T型取付金具54の水平配置された中央脚部54aが上梁4aの水平辺の下面に接触するように、また、T型取付金具54の垂直配置された左右両腕部54bの左腕部が上梁4aの垂直辺の外側面に接触するように、T型取付金具54がかご上梁4aに取り付けられる。そして、それぞれの長穴54d、54fに対してレールクリップ56により頑丈かつ強固に固定される。この長穴54d、54fの存在により、かご上梁4aの大きさの変化に追従させることができる。これにより、主ロープ交換用滑車治具5のかご上梁4aの所定位置への取り付け作業が完了する。この時、主ロープ交換用滑車治具5の滑車51のロープ溝51aから垂下する主ロープの垂下直線上にかご下回転車6のロープ溝の位置が一致するようになっている。次に、最上階乗場4に新主ロープドラム1を設置した状態で、既設のかご側主ロープ端末部分で旧主ロープ10を切断し、新主ロープ2の端部と旧主ロープ10の切断端部をジョイント14させる。滑車51はロープ溝51aにより新旧主ロープのジョイント部分14が、かご下に設けられた回転車6の外れ止め部分を通過する時でも、簡単に外れないようになっており、回転も円滑に行われるものである。新旧主ロープをジョイントした後は、そっと主ロープ交換用滑車治具5の滑車51のロープ溝51aに新主ロープ2入れて、後はピット作業者が旧主ロープ巻き取りドラム8に巻き取らせる。この時、かご上の作業員はロープジョイント部14がかご下回転車6を通過する時だけ、チェックしておけば、後は手を添えておくだけで主ロープの全周交換が行えるので、かご上作業員の負担を著しく軽減することができる。また、最後のロープ端末まで出てくると、ロープ取り付けチャックを取り付け、かご側主ロープ端末11へ新主ロープ2を取り付けることにより、1本分が終了する。この作業を主ロープ本数分繰り返す。
また、図10は図2と同様に主ロープ交換用滑車治具5を乗用エレベータのかごの上梁(上向きアングル)に取り付けた状態を示しているのに対し、図11は主ロープ交換用滑車治具5を荷物エレベータのかごの上梁(下向きアングル)に取り付けた状態を示している。荷物エレベータでは、T字型取付金具54の左右両腕部54bを構成する断面L型アングルを上下逆に取り付け、下向きアングルからなるかご上梁4a上に取り付けている。
以上述べたように、この発明によれば、かごの上梁に主ロープ交換用滑車治具を取り付け、新旧主ロープをジョイントした後、主ロープ交換用滑車治具の滑車のロープ溝に新主ロープを入れて、ピット作業者に巻き取らせる時、かご上の作業員はロープジョイント部がかご下回転車を通過する時だけ、チェックしておけばよく、後は手を添えておくだけで主ロープの全周交換が行えるので、かご上作業員の負担を著しく軽減することができる。また、新主ロープがかご下回転車から外れることは殆ど無く、作業者がかご下に降りて、ロープ外れを直す必要がなくなり、安全性を著しく向上させることができる。
この発明の実施の形態1における油圧エレベータの主ロープ交換方法を説明するための概略構成図である。 この発明の実施の形態1における油圧エレベータの主ロープ交換方法に用いる主ロープ交換用滑車治具をかごの上梁に取り付けた状態を示す斜視図である。 主ロープ交換用滑車治具をかごの上梁に取り付けるためのT型取付金具を示す正面図である。 主ロープ交換用滑車治具をかごの上梁に取り付けるためのT型取付金具を示す側面図である。 主ロープ交換用滑車治具をかごの上梁に取り付けるためのT型取付金具を示す平面図である。 主ロープ交換用滑車を取り付けるための滑車取付基台を示す正面図である。 主ロープ交換用滑車を取り付けるための滑車取付基台を示す側面図である。 主ロープ交換用滑車を取り付けるための滑車取付基台を示す底面図である。 主ロープ交換用滑車の溝を示す部分拡大図である。 この発明による主ロープ交換用滑車治具を乗用エレベータに適用してかごの上梁に取り付けた状態を示す説明図である。 この発明による主ロープ交換用滑車治具を荷物エレベータに適用してかごの上梁に取り付けた状態を示す説明図である。
符号の説明
1 新主ロープドラム
2 新主ロープ
3 最上階乗場
4 かご
4a かご上梁
5 主ロープ交換用滑車治具
6 かご下回転車
7 油圧ジャッキ
8 巻き取りドラム
9 昇降路ピット
10 旧主ロープ
11 かご側主ロープ端末
12 ジャッキ側主ロープ端末
13 玉掛けワイヤー
51 滑車
51a ロープ溝
51b 穴
52 軸ピン
53 滑車取付基台
53a 貫通穴
53b 底面部
53c 貫通穴
54 T字型取付金具
54a 中央脚部
54b 左右両腕部
54c 側面部
54d 長穴
54e 貫通穴
54f 長穴
55 締結具
56 レールクリップ

Claims (6)

  1. 昇降路内に設置され、上部にプーリが設けられた油圧ジャッキと、前記油圧ジャッキの動作により昇降路内を昇降し、下部にかご下回転車が設けられたかごと、一端が昇降路の頂部に取り付けられ、中間部が前記かご下回転車及び油圧ジャッキの上部プーリに巻き掛けられて、他端が昇降路底部に取り付けられた主ロープと、新主ロープが巻かれた新主ロープドラムと、昇降路ピットに設置され、旧主ロープを巻き取るための巻き取りドラムと、前記かごの上梁に着脱自在に取り付けられる主ロープ交換用滑車治具とを備え、前記主ロープ交換用滑車治具は、前記新主ロープドラムから繰り出される新主ロープを支持案内するロープ溝を有する滑車と、前記滑車を回転可能に軸支する滑車取付基台と、前記滑車及び滑車取付基台を前記かご上梁に着脱自在に取り付けるT型取付金具とから構成されている油圧エレベータの主ロープ交換方法であって、
    前記かごを最上階付近で停止させて、かごを昇降路頂部に吊り下げ固定する工程と、
    前記最上階乗場に前記新主ロープドラムを設置する工程と、
    前記かごの上梁の所定位置に前記主ロープ交換用滑車治具を着脱自在に取り付け固定し、前記主ロープ交換用滑車治具の滑車のロープ溝から垂下する主ロープ垂下線上に前記かご下回転車のロープ溝の位置を一致させる工程と、
    かご側主ロープ端末部分で旧主ロープを切断し、前記最上階に設置された新主ロープドラムから繰り出される新主ロープの端部と旧主ロープの切断端部をジョイントする工程と、
    新旧主ロープをジョイントした後、新主ロープを前記主ロープ交換用滑車治具の滑車のロープ溝に入れる工程と、
    前記新主ロープを繰り出しながら新旧主ロープのジョイント部を前記かご下回転車に向かって垂下させるとともに、旧主ロープを昇降路ピットに設置した前記巻き取りドラムに巻き取とっていく工程と、
    を備えたことを特徴とする油圧エレベータの主ロープ交換方法。
  2. 主ロープ交換用滑車治具は、滑車の取付角度を任意に首振り調整できるように構成したことを特徴とする請求項1記載の油圧エレベータの主ロープ交換方法。
  3. 主ロープ交換用滑車治具は、T型取付金具のかご上梁への取付高さを任意に調整できるように構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の油圧エレベータの主ロープ交換方法。
  4. 昇降路内に設置され、上部にプーリが設けられた油圧ジャッキと、前記油圧ジャッキの動作により昇降路内を昇降し、下部にかご下回転車が設けられたかごと、一端が昇降路の頂部に取り付けられ、中間部が前記かご下回転車及び油圧ジャッキの上部プーリに巻き掛けられて、他端が昇降路底部に取り付けられた主ロープと、新主ロープが巻かれた新主ロープドラムと、昇降路ピットに設置され、旧主ロープを巻き取るための巻き取りドラムと、前記かごの上梁に着脱自在に取り付けられる主ロープ交換用滑車治具とを備え、前記主ロープ交換用滑車治具は、前記新主ロープドラムから繰り出される新主ロープを支持案内するロープ溝を有する滑車と、前記滑車を回転可能に軸支する滑車取付基台と、前記滑車及び滑車取付基台を前記かご上梁に着脱自在に取り付けるT型取付金具とから構成されている油圧エレベータの主ロープ交換方法に用いられる主ロープ交換用滑車治具であって、前記滑車取付基台は、断面L型アングルの上端部に前記滑車を回転可能に軸支するための貫通孔が設けられ、下端底面部に前記T型取付金具に取り付けるための貫通孔が設けられ、前記T型取付金具は、取付時に水平配置される中央脚部が断面L型アングルで構成され、取付時に垂直配置される左右両腕部が断面L型アングルで構成され、左右両腕部の両端面の側面部のどちらか一方に貫通孔を設け、この貫通孔を前記滑車取付基台の底面部の貫通孔に合致させて締結具で締結固定することを特徴とする油圧エレベータの主ロープ交換方法に用いる主ロープ交換用滑車治具。
  5. 滑車を木製としたことを特徴とする請求項記載の油圧エレベータの主ロープ交換方法に用いる主ロープ交換用滑車治具。
  6. 木製の滑車に穴を形成したことを特徴とするた請求項記載の油圧エレベータの主ロープ交換方法に用いる主ロープ交換用滑車治具。
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