JP2001139253A - エレベーター - Google Patents

エレベーター

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JP2001139253A
JP2001139253A JP32126099A JP32126099A JP2001139253A JP 2001139253 A JP2001139253 A JP 2001139253A JP 32126099 A JP32126099 A JP 32126099A JP 32126099 A JP32126099 A JP 32126099A JP 2001139253 A JP2001139253 A JP 2001139253A
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JP
Japan
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rope
pulley
hoistway
elevator
car
Prior art date
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Pending
Application number
JP32126099A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Tadokoro
俊之 田所
Toshihiro Nakagawa
敏博 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Building Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Building Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロープ伸び調整に裕度をもち、保守費の増大
を抑えたエレベーターを提供する。 【解決手段】 昇降路101下部に巻上機106を備
え、巻上機106に駆動されるロープ104を昇降路1
01上部に設けた転向プーリ110、111を介して、
昇降路101内に設けられた乗りかご102とつり合い
おもり103とを懸架して昇降させるようにしたエレベ
ーターにおいて、転向プーリ110はプーリビーム12
3に高さ方向に変位可能に取り付けられた構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロープによって駆
動されるエレベーターで、巻上機を昇降路下部に設けた
エレベーターに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建物スペースの有効利用の観点か
ら、エレベーターの巻上機を設置するための機械室を不
要としたエレベーターが提案されている。
【0003】この機械室不要のエレベーターの従来技術
として、特開平9−165163号公報に示すような巻
上機を昇降路下部に設けて、ロープによって駆動される
エレベーターを図3を用いて説明する。
【0004】図3は、従来のエレベーターの全体概要図
である。
【0005】図3において、1は昇降路、2は昇降路1
内に立設された乗りかご用ガイドレール7に沿って昇降
する乗りかご、3は昇降路1内に立設されたつり合いお
もり用ガイドレール8に沿って昇降するつり合いおも
り、4は乗りかご2とつり合いおもり3を懸垂するロー
プ、5はロープ4を巻き掛けて乗りかご2とつり合いお
もり3を昇降させるシーブ、6はシーブ5が装着される
巻上機である。
【0006】巻上機6は昇降路1の下部に設置してあ
る。また、昇降路1の頂部には乗りかご2用の転向プー
リ10と、つり合いおもり3用の転向プーリ11とが設
けられている。これらの転向プーリ10、11は図3に
示すように、例えば乗りかご用ガイドレール7の上部に
取り付けられている。乗りかご2及びつり合いおもり3
に対するロープ4の巻き掛けは、乗りかご2に対しては
シーブ5から転向プーリ10を介して、乗りかご2の下
部に設けたプーリ12を通って、昇降路1上部に設けた
かご側のロープ固定端14に固定されている。同様につ
り合いおもり3へはシーブ5から転向プーリ11を介し
て、つり合いおもり3の上部に設けたプーリ13を通っ
て、昇降路1上部に設けたつり合いおもり側のロープ固
定端15に固定されている。
【0007】このロープ固定端14、15については、
ロープ4の長さ調整が可能なようにロープ4端部は高さ
方向に変位可能に図示しない連結ロッド等で吊り下げて
固定されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
構成では、機械室が上部にある通常のエレベーターと比
べて、エレベータのロープが長いため、ロープの伸びも
かなり発生することから、ロープ固定端14、15の調
整のみでは、調整しきれなくなる可能性がある。この場
合、ロープを一旦ロープ固定端14、15から取り外
し、ロープ4を適切な長さに切断した後、再度ロープ固
定端14、15に固定するという作業が発生し、保守費
の増大を招くという問題があった。
【0009】本発明は、上記のような問題点を鑑みてな
されたもので、本発明の目的は、ロープ伸び調整に裕度
をもち、保守費の増大を抑えた機械室不要のエレベータ
ーを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、昇降路下部
に巻上機を備え、前記巻上機に駆動されるロープを前記
昇降路上部に設けた転向プーリを介して、前記昇降路内
に設けられた乗りかごとつり合いおもりとを懸架して昇
降させるようにしたエレベーターにおいて、前記転向プ
ーリは前記転向プーリの支持部に高さ方向に変位可能に
取り付けられたことにより達成される。
【0011】上記のような構成としたことにより、ロー
プ伸び調整代として転向プーリの高さ方向の変位分も付
加されることから、ロープ伸び調整に裕度をもち、保守
費の増大を抑えた機械室不要のエレベーターを提供する
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1、図2を用いて説明する。
【0013】図1は本発明の一実施形態を示すエレベー
ターの全体概要図、図2は本発明の一実施形態を示すエ
レベーターの部分拡大図である。
【0014】図1、図2において、101は昇降路、1
02は昇降路101内に立設された乗りかご用ガイドレ
ール107に沿って昇降する乗りかごで、乗りかご10
2の下部には乗りかご用プーリ121が設けられてい
る。つり合いおもり103は昇降路101内に立設され
たつり合いおもり用ガイドレール108に沿って昇降す
るように設けられ、つり合いおもり103の上部にはつ
り合いおもり用プーリ122が設けられている。104
は乗りかご102とつり合いおもり103を懸垂して駆
動するロープ、106はロープ104を巻き掛けて乗り
かご102とつり合いおもり103を昇降させるように
駆動する巻上機、110は巻上機106からくるロープ
104を巻き掛けて乗りかご102側へ落とす第1の転
向プーリ、111は巻上機106からくるロープ104
を巻き掛けてつり合いおもり103側へ落とす第2の転
向プーリである。第1の転向プーリ110と第2の転向
プーリ111は昇降路上部に支持されたプーリビーム1
23に取り付けられている。
【0015】この第1の転向プーリ110には、吊りボ
ルト140が取り付けられており、吊りボルト140が
プーリビーム123の取付け穴に挿入され、座141、
ナット142により支持されている。すなわち、吊りボ
ルト140に螺合したナット142を締めることによ
り、転向プーリ110の取付高さは上方に変位し、その
結果、転向プーリ110に巻き掛けられたロープ104
が引き上げられ、転向プーリ110の変位量の2倍の長
さのロープ伸び分を吸収することができる。
【0016】ロープ104の乗りかご用プーリ121側
の端部は、昇降路上部に設けた第1のロープ固定端12
5に固設され、つり合いおもり用プーリ122側の端部
は、昇降路上部に設けた第2のロープ固定端126に固
設されている。
【0017】巻上機106は昇降路101の下部に設置
され、シーブ(図示せず)の位置は乗りかご102とつ
り合いおもり103の水平投影面に干渉しない位置に配
設される。尚、巻上機106を制御する制御装置(図示
せず)は巻上機106に近接した昇降路101内に設置
されている。
【0018】このように構成したことによって、ロープ
伸び調整代として転向プーリの高さ方向の変位分も付加
されることから、ロープ伸び調整に裕度をもち、保守費
の増大を抑えた機械室不要のエレベーターを提供するこ
とができる。
【0019】本実施形態では、かご側の転向プーリを高
さ方向変位可能に構成したが、つり合いおもり側の転向
プーリであっても同様の効果が得られ、また、両方の転
向プーリ共に同様の構成としても本発明に含まれる。
【0020】本実施形態では、転向プーリの高さ方向変
位手段として吊りボルトを使ったが、高さ方向変位可能
であればこれに限るものではない。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、ロープ伸び調整代とし
て転向プーリの高さ方向の変位分も付加されることか
ら、ロープ伸び調整に裕度をもち、保守費の増大を抑え
た機械室不要のエレベーターを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すエレベーターの全体
概要図である。
【図2】本発明の一実施形態を示すエレベーターの部分
拡大図である。
【図3】従来のエレベーターの全体概要図である。
【符号の説明】
101 昇降路 102 乗りかご 103 つり合いおもり 104 ロープ 106 巻上機 110、111 転向プーリ 123 プーリビーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路下部に巻上機を備え、前記巻上機
    に駆動されるロープを前記昇降路上部に設けた転向プー
    リを介して、前記昇降路内に設けられた乗りかごとつり
    合いおもりとを懸架して昇降させるようにしたエレベー
    ターにおいて、前記転向プーリは前記転向プーリの支持
    部に高さ方向に変位可能に取り付けられたことを特徴と
    するエレベーター。
  2. 【請求項2】 前記転向プーリは前記転向プーリの前記
    支持部に吊りボルトにより吊り下げられて高さ方向に変
    位可能に取り付けられたことを特徴とする請求項1記載
    のエレベーター。
JP32126099A 1999-11-11 1999-11-11 エレベーター Pending JP2001139253A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006027903A (ja) * 2004-07-17 2006-02-02 Inventio Ag エレベータ設備におけるケージまたは釣り合いおもりの懸架のための装置、および懸架手段の取り付けおよび保守のための方法
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WO2018201712A1 (zh) * 2017-05-02 2018-11-08 中国矿业大学 一种超深立井提升容器端钢丝绳张力调节装置及方法

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