JPH0781294B2 - 水洗便所用の擬音発生装置 - Google Patents

水洗便所用の擬音発生装置

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JPH0781294B2
JPH0781294B2 JP4033737A JP3373792A JPH0781294B2 JP H0781294 B2 JPH0781294 B2 JP H0781294B2 JP 4033737 A JP4033737 A JP 4033737A JP 3373792 A JP3373792 A JP 3373792A JP H0781294 B2 JPH0781294 B2 JP H0781294B2
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JP4033737A
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Inventor
憲二 沖松
Original Assignee
アサヒアドバンストオートメーション株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水洗便所用の擬音発生
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水洗便所において排尿する場合、便器内
に水があるため、排尿時に音が発生する。従って、使用
者が特に女性の場合には、排尿前又は排尿と同時に水洗
装置を作動させて便器に水を流し、その音によって排尿
時の発生音を打消す方法を採っている。
【0003】しかし、これでは水を無駄に流すことにな
り、極めて不経済であって、節水上好ましくない。そこ
で、近時では、水洗時の音を同様の擬音を発生させる擬
音発生部を備え、使用者が装置本体の表側にある押ボタ
ン式等のスイッチを操作した時に、擬音発生部が作動し
て水洗音と同様の擬音を発生させるようにした水洗便所
用の擬音発生装置が商品化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の擬音発生装置
は、使用者が人為的にスイッチを操作した時に始めて擬
音が発生するようになっているため、操作が煩わしく、
また不特定の人が使用する公衆用その他の便所に設置し
た場合、特に潔癖な使用者はスイッチを操作すること自
体に嫌悪感を懐き、スイッチを操作しないことがある。
【0005】更に一般に擬音発生装置の利用方法は、シ
ール等で見易い箇所に表示しているが、使用者によって
はその表示を見ずに水洗装置を作動させ、無駄に水を流
すことがある。本発明は、このような従来の課題に鑑
み、使用者が便器上に座われば、自動的に擬音発生部が
作動して擬音を発生させるようにし、操作の煩わしさを
なくすると共に、水の無駄な消費を防止することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、そのための手
段として、排尿時の発生音を打消す擬音を発生させるよ
うにした水洗便所用の擬音発生装置において、便器8 上
における立ち上がった姿勢と座った姿勢とが識別可能
なるように使用者の姿勢を検出する姿勢検出器18と、こ
の姿勢検出器18の出力により、使用者が便器8 上に座わ
った時に擬音発生部23を作動させる制御部19とを備え、
水槽6 内の水を便器8 に流すための電磁弁12と、姿勢検
出器18の出力により、使用者が立上がった時に擬音発生
部23を停止させると共に、前記電磁弁12を一定時間だけ
開放させる制御部19を備え、 手動によっては水槽6 内の
水を便器8 に流せないようにすためのロック手段15を備
えたものである。
【0007】
【作用】使用者Aが便器8 上に立った後、排尿姿勢に座
わると、姿勢検出器18がその姿勢を検出し、制御部19が
働いて擬音発生部23が作動する。これによって擬音が自
動的に発生する。また排尿後、使用者が立上がれば、姿
勢検出器18がそれを検出し、制御部19が働いて擬音発生
部23が自動的に停止する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図3及び図4は、和式の水洗便所を示し、前壁1
、左右一対の側壁2,3 及びドアー4 により区画された
室5 内において、その前壁1 に水槽6 が、床7 に便器8
が夫々設けられている。ドアー4 はヒンジ9 により内側
に向かって開閉自在に枢支されている。
【0009】水槽6 には、図1に示すようにレバー10に
より開操作可能な手動弁11及びこれに並列に接続された
電磁弁12等から成る水洗装置13が設けられ、水槽6 内の
水を便器8 の後部側から流すようになっている。レバー
10は枢軸14廻りに回動操作自在であって、電磁ロック手
段15により通常はロックされている。左右一対の側壁2,
3 の内、その一方の側壁2 には、赤外線型、超音波型等
の無接触式の上検出器16及び下検出器17が取付けられて
いる。各検出器16,17 は便器8の上方を経て水平方向に
赤外線等を反射して使用者の有無を検出するものであ
り、これら検出器16,17 により、便器8 上における使用
者Aの有無及び姿勢を検出する姿勢検出器18が構成され
ている。
【0010】図1において、19は制御部であって、この
制御部19には姿勢検出器18を構成する各検出器16,17 の
他、テストスイッチ20、停電検出器21、第1擬音発生部
22、第2擬音発生部23が接続されている。第1擬音発生
部22は小鳥のさえずり音、谷川のせせらぎ音等のように
比較的小さな心地の良い擬音を発生させるためのもの
で、スピーカ24に接続されている。第2擬音発生部23は
排尿時の発生音を打削し得るだけの水洗音等の大きな擬
音を発生させるためのもので、スピーカ25に接続されて
いる。なお、スピーカ24,25は1個で兼用しても良い。
【0011】テストスイッチ20はテスト時に電磁ロック
手段15を解除するためのものであり、また停電検出器21
は商用電源の停電時に、電磁ロック手段15を解除するた
めのものである。そして、これらにより電磁ロック手段
15が解除された時には、レバー10を手動操作して手動弁
11を開き、水槽6 から便器8 に水洗用の水を流し得るよ
うになっている。
【0012】制御部19は、図2に示すように、AND素
子26〜29,36 、NOT素子30,31,35、メモリー32、タイ
マー33等から構成され、検出器16,17 が便器8 上の使用
者Aを検出して共にオンとなった時に第1擬音発生部22
を作動させ、使用者Aが座わり下検出器17のみがオンと
なった時に第2擬音発生部23を作動させ、更にその後に
使用者Aが立上がって両検出器16,17 がオンとなった時
に第2擬音発生部23を停止させると共に、電磁弁12を一
定時間だけ開放させるようになっている。
【0013】次に動作を説明する。使用者Aがドアー4
を開けて室5 内に入り、便器8 の上に立つと、上下の各
検出器16,17 が使用者Aを検出してオンになる。すると
制御部19のAND素子26がオンする。この時、AND素
子29がオフであるため、AND素子28がオンし、第1擬
音発生部22が作動し、スピーカ24から小鳥のさえずり等
の小さい擬音が発生する。そして、この小さな擬音によ
って使用者Aにある種の注意を喚起する。
【0014】次に使用者Aから便器8 上で排尿姿勢(図
4の二点鎖線)に座わると、上検出器16がオフになる
が、NOT素子30があり、また下検出器17がオンである
ため、AND素子27がオンし、メモリー32がそれを記憶
すると共に、第2擬音発生部23が作動し、スピーカ25か
ら大きな擬音が発生する。従って、この時に使用者Aが
排尿すれば、その発生音を擬音によって打消すことがで
きる。
【0015】一方、この時にはAND素子28がオフし、
第1擬音発生部22は停止している。続いて使用者が立上
がり上検出器16が再度オンすると、AND素子26がオン
になり、またメモリー32が記憶状態にあるので、AND
素子29がオンする。そしてタイマー33が作動し、一定時
間だけ電磁弁12が開放して水槽6 から便器8 へと水を流
す。このため水洗忘れがない。
【0016】この時には、NOT素子30があり、AND
素子27がオフとなるので、第2擬音発生部23が停止す
る。従って、個人差によって排尿時間に長短があって
も、排尿時間中は必ず擬音を発生させることができる。
メモリー32は、検出器16,17 がオフによりNOT素子3
5、AND素子36を介してリセットされる。なお、上記
実施例では、制御部19内にタイマー33を設け、使用者A
が立上がればタイマー33により一定時間だけ電磁弁12を
開放して自動的に水を流すようにしているが、これに限
定されるものではなく、例えば図5に示すようにタイマ
ー33、電磁弁12等を省いて擬音の発生のみとし、水洗は
使用者の操作によって行うようにしても良い。
【0017】また擬音発生部22,23 、スピーカ24,25 等
を組込んだ本体ケース34に、図6に示すように各検出器
16,17 を取付け、この各検出器16,17 から斜め方向に赤
外線等を発射して使用者Aの姿勢を検出するようにして
も良い。更に姿勢検出器18等の取付位置は、側壁2 に限
らず、天井側その他の部位であっても良く、また姿勢検
出器18は使用者Aの姿勢を判別できるものであれば、2
個の検出器16,17 を組合わせる他、1個であっても良
い。
【0018】また、使用者が便座に座わる洋式便所でも
同様に実施できることは云うまでもない。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、便器8 上における立ち
上がった姿勢と座った姿勢とが識別可能となるように使
用者の姿勢を検出する姿勢検出器18と、この姿勢検出器
18の出力により、使用者が便器8 上に座わった時に擬音
発生部23を作動させる制御部19とを備え、姿勢検出器18
の出力により、使用者が立上がった時に擬音発生部23を
停止させると共に、前記電磁弁12を一定時間だけ開放さ
せる制御部19を備えているので、使用者Aが便器8 上で
座わるだけで自動的に擬音を発生させると共に、使用者
が立上がった時に擬音発生部23を自動的に停止させるこ
とができ、従って、使用者Aの排尿時間の長短に関係な
く、排尿中は確実に擬音を発生させることができ、排尿
時の発生音を打ち消すための便器に水を流す必要が全く
なくなり、節水効果を著しく向上させることができる。
しかも、擬音発生のための押しボタン等のスイッチ操作
の必要もなくなり、操作の煩わしさがなくなる。
【0020】また、水槽6 内の水を便器8 に流すための
電磁弁12と、姿勢検出器18の出力により、使用者が立上
がった時に擬音発生部23を停止させると共に、前記電磁
弁12を一定時間だけ開放させる制御部19を備え、手動に
よっては水槽6 内の水を便器8 に流せないようにすため
のロック手段15を備えているので、水洗に必要な時には
水を便器8 に自動的に流すことができ、実際の水洗の際
にもスイッチやレバー等の操作が全く不要になり、操作
の煩わしさが全くなくなると共に、衛生的になる。しか
も、手動によっては水槽6 内の水を便器8 に流せないよ
うにロック手段15にてロックすることにより、使用者が
不注意や誤操作によっても水を無駄に流せないようにす
ることができ、確実に節水することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す構成図である。
【図2】同回路図である。
【図3】同和式水洗便所の平面断面図である。
【図4】同和式水洗便所の正面断面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す回路図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す正面断面図である。
【符号の説明】
6 水槽 8 便器 13 水洗装置 16 検出器 17 検出器 18 姿勢検出器 19 制御部 22 第1擬音発生部 23 第2擬音発生部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排尿時の発生音を打消す擬音を発生させ
    るようにした水洗便所用の擬音発生装置において、 便器(8) 上における立ち上がった姿勢と座った姿勢とが
    識別可能となるように使用者の姿勢を検出する姿勢検出
    器(18)と、この姿勢検出器(18)の出力により、使用者が
    便器(8) 上に座わった時に擬音発生部(23)を作動させる
    制御部(19)とを備え、水槽(6) 内の水を便器(8) に流すための電磁弁(12)と、
    姿勢検出器(18)の出力により、使用者が立上がった時に
    擬音発生部(23)を停止させると共に、前記電磁弁(12)を
    一定時間だけ開放させる制御部(19)を備え、 手動によっては水槽(6) 内の水を便器(8) に流せないよ
    うにすためのロック手段(15)を備えた ことを特徴とする
    水洗便所用の擬音発生装置。
JP4033737A 1992-02-20 1992-02-20 水洗便所用の擬音発生装置 Expired - Lifetime JPH0781294B2 (ja)

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JPH05230852A JPH05230852A (ja) 1993-09-07
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