JPH0893026A - 洗浄式トイレ - Google Patents

洗浄式トイレ

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JPH0893026A
JPH0893026A JP23328994A JP23328994A JPH0893026A JP H0893026 A JPH0893026 A JP H0893026A JP 23328994 A JP23328994 A JP 23328994A JP 23328994 A JP23328994 A JP 23328994A JP H0893026 A JPH0893026 A JP H0893026A
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toilet
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Tsutomu Yamashita
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HOTSUTO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 用を足しているものに注意を促すことによ
り、突然便器内に流れ出る水に驚いたり、使用後注意を
忘れることのない洗浄式トイレの提供にある。 【構成】 所定の位置に形成される検出エリアと、この
検出エリア内に、人体、或いは、人体を構成する一部分
が位置しているかどうかを検出して検出信号を出力する
人体検出手段1と、この人体検出手段1からの検出信号
aを受けて注意音を発生する音発生手段4と、人体検出
手段1からの検出信号aを受けて水を便器内に流す出水
制御手段6とを備えたことにある。又、検出エリアが用
便位置に形成されたことにもある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使用後に水を流し便器
内を洗浄する洗浄式トイレに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、洗浄式トイレは、便器の隣接した
位置に排水操作レバーが備えられており、この排水操作
レバーを操作することによって、水を便器内に流してい
る。又、別の洗浄式トイレは、用便位置の人体に感応し
て便器内に水を流す自動洗浄機能が備えられている。さ
らに、別の洗浄式トイレは、排便、排尿時に発生する用
便音を覆い隠して消去する用便消去音発生機能が備えら
れている。
【0003】尚、感応とは、人体等の検出物に非接触
(触れない状態)で反応することをいう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の排水操作
レバーが備えられている洗浄式トイレにおいて、排水操
作レバーが以前に誰がどのようにして使ったのかわから
ないために、使用しずらいといった問題点があった。
又、自動洗浄機能を備えた洗浄式トイレは、使用する者
が用便位置から退くと突然便器内に水が流れだすので、
使用する者は、これに驚いてしまうことがしばしばであ
った。又、これに加えて、使用する者は、不注意から、
トイレ内に財布、鞄等の忘れ物をしたり、或いは、便器
内に水不溶性の物を流してしまうこともしばしばであっ
た。
【0005】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであって、用を足しているものに注意を促すことに
より、突然便器内に流れ出る水に驚いたり、又、不注意
から生じるトラブルを回避させることのできる洗浄式ト
イレの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明が採用する手段は、人体、又は、人体を構成
する一部分に感応して検出信号を出力する人体検出手段
と、人体検出手段からの検出信号を受けて注意音を発生
する音発生手段と、人体検出手段からの検出信号を受け
て水を便器内に流す出水制御手段とを備えた構成にあ
る。
【0007】又、人体検出手段が、便器の用便位置にあ
る人体に感応して検出信号を出力する構成にある。
【0008】尚、感応とは、人体等の検出物に非接触
(触ない状態)で反応することをいう。
【0009】
【作用】本発明に係る洗浄式トイレによれば、人体検出
手段は、人体、又は、人体を構成する一部分に感応して
検出信号を音発生手段および出水制御手段へ出力する。
検出信号を受けた音発生手段は注意音を発生し、人体検
出手段は水を便器内に流す。
【0010】又、人体検出手段が、用便位置の人体に感
応して検出信号を出力する場合には、人体検出手段が、
用便位置の人体に感応して検出信号を音発生手段および
出水制御手段へ出力する。検出信号を受けた音発生手段
は注意音を発生し、人体検出手段は水を便器内に流す。
【0011】
【実施例】
実施例1 以下、本発明のその実施例1に基づいて説明する。図1
乃至図3は本発明に係る洗浄式トイレの実施例1を表し
ている。図1乃至図3に示すように、図中符号1は焦電
型赤外線センサからなる人体検出部(人体検出手段の一
例)であり、人(図外)が便器9にしゃがむと、人体か
ら放射される赤外線に感応して人体検出信号aを出力す
る。この人体検出部1の検知エリアは便器9の上部の空
間、即ち、用便する人がしゃがんだときに占める空間に
設定されている。
【0012】2は第1の制御回路であり、第1のラッチ
部21と第1のバファ部22とから構成されている。第
1のラッチ部21は第1の制御回路2の入力側を構成
し、人体検出部1からの人体検出信号aを受ける。
【0013】又、第1のバファ部22は、第1のラッチ
部21のラッチ信号bを受けて次段を作動させるのに充
分な大きさの安定した作動信号cを出力するとともに、
所定の時間が経過した後、リセット信号dを第1のラッ
チ部21のリセット側へ送る。これにより、第1のラッ
チ部21のラッチ信号bは所定の時間が経過した後に初
期の状態に戻される。尚、リセット信号dの発生するタ
イミングは第1のバファ部22の一端に接続されている
抵抗(図外)とコンデンサ(図外)の値によって決ま
る。
【0014】3はメロディ信号発振部であり、第1のバ
ファ部22の次段に設けられている。このメロディ信号
発振部3は快いメロディを合成出力する半導体音合成装
置を備えており、第1の制御回路2からの作動信号cを
受けてメロディ出力を次段へ送る。又、4はスピーカ部
であり、メロディ信号発振部3の次段に設けられてい
る。そして、メロディ信号発振部3のメロディ出力で注
意音を鳴らす。
【0015】尚、音発生手段は第1の制御回路2と、メ
ロディ信号発振部3と、スピーカ部4とを備えて構成さ
れている。
【0016】1Aは遅延部であり、第1の制御回路2と
並列に設けられている。そして、遅延部1Aは、人体検
出信号aを受けて、所定時間が経過した後に人体検出信
号aと同波形の信号を次段へ送る。この遅延時間は遅延
部1Aに設けられている可変抵抗1bの値によって予め
調整されている。尚、実施例1ではスピーカ部4が鳴り
止んでから略2秒後に出力するように設定されている。
【0017】5は第2の制御回路であり、第2のラッチ
部51と、第2のバファ部52とから構成されている。
第2のラッチ部51は第2の制御回路5の入力側を構成
し、遅延部1Aからの遅延信号a1を受ける。
【0018】又、第2のバファ部52は、第2のラッチ
部51からのラッチ信号eを受けて次段を作動させるの
に充分な大きさと安定した作動信号fを出力するととも
に、所定の時間が経過した後にはリセット信号gを第2
のラッチ部51のリセット側に送りラッチ信号eを初期
の状態に戻す。
【0019】尚、リセット信号gの発生のタイミングは
第2のバファ部52に接続されている抵抗(図外)とコ
ンデンサ(図外)の値によって決まる。又、7aはプッ
シュ型スイッチであり、抵抗7bおよびコンデンデンサ
7cと並列となる位置に備えられている。このプッシュ
型スイッチ7aを押すと、便器9内に流れ出している水
を一時的に停止させることができ、予め設定された時間
が経過した後に再び水が流れ始める。この停止時間は抵
抗7bとコンデンサ7cの値によって所望の時間に設定
されている。
【0020】6は、開閉出力部であり、第2の制御回路
5からの作動信号fを受け、電磁弁7を開閉させるのに
充分な出力を出して電磁弁7を開閉させる。
【0021】図3に示すように、上記各部はケース8に
収納され、洗浄式トイレの壁面に固定される。ケース8
の面にはスピーカ部4および人体検出部1の焦電素子が
固定されている。そして、開閉出力部6の出力端は、洗
浄式トイレの床面に埋設されている電磁弁7に接続され
る。尚、出水制御手段は、遅延部1Aと、第2の制御回
路5と、開閉出力部6と、電磁弁7とを備えて構成され
ている。
【0022】図1乃至図3に示すように、実施例1の洗
浄式トイレにおいて、人が時刻t0に便器9にしゃがむ
と、人体検出部1の焦電型赤外線センサは人の動きによ
って生じる赤外線の変化を検出する。そして、これによ
って、人体検出信号aはLからHへ変化する。次に、用
を足している者は、用を足した後に時刻t1に用便位置
から立ち去ると、人体検出信号aは再びLにもどる。即
ち、人体検出信号aは、時刻t0にLからHに、時刻t
1にHからLに変化する。
【0023】尚、人体検出部1に使用されている焦電型
赤外線センサ自体は、人体の移動を検知するので、用便
位置にしゃがみ、その後、立ち去ると、それぞれの動作
に対応してそれぞれ1つずつパルスが出力される。即
ち、用便位置に位置し、そこから立ち去るといった動作
により2つのパルスが出力される。この2つのパルスは
内設されている信号処理機能の働きにより、より明確で
安定した1つの方形波形に処理されて人体検出信号aと
して出力される。
【0024】第1のラッチ部21には人体検出信号aが
入力される。第1のラッチ部21に入力される人体検出
信号aは時刻t1にHからLに変化するので、これを受
けた第1のラッチ部21の出力であるラッチ信号bは、
時刻t1にLからHに変化してHの状態を維持する。そ
して、リセット信号dが時刻t2に入力されると、ラッ
チ信号bはHからLに変化する。
【0025】第1のバファ部22にはラッチ信号bが入
力される。そして、第1のバファ部22の出力である作
動信号cはラッチ信号bをより安定させた同波形の信号
として出力される。
【0026】メロディ信号発振部3には第1のバファ部
22からの出力である作動信号cが入力される。作動信
号cがHの状態、即ち、メロディ信号発振部3は、時刻
t1からt3の区間にメロディ出力を発振する。そし
て、このメロディ出力によりスピーカ部4は注意音を発
する。
【0027】又、第1のバファ部22のパルス発生機能
により発生したパルスを第1のラッチ部21のリセット
側にリセット信号dとして入力する。このリセット信号
dは、時刻t2に立ち上がり、その後、時刻t3に立ち
下がる。この立ち下がり時刻t3に第1のラッチ部21
は、これを読み取り、出力を初期の状態に戻す。これに
より、メロディ信号発振部3はメロディ信号を出力する
のを停止する。
【0028】人体検出部1の人体検出信号aは遅延部1
Aに出力される。この人体検出信号aを受けた遅延部1
Aは所定時間遅れて人体検出信号aと同じ波形の遅延信
号a1を出力する。
【0029】この遅延信号a1は第2のラッチ部51の
入力側へ出力される。この遅延された遅延信号a1は時
刻t0aにLからHに変化し、時刻t4にHからLに変
化する。この時刻t4にHからLに立ち下がる時点で、
第2のラッチ部51のラッチ信号eはHに反転する。こ
れにより、ラッチ信号eは時刻t4にLからHに変化
し、そして、リッセト信号gにより時刻t6にHからL
に変化する。
【0030】第2のバファ部52には第2のラッチ部5
1の出力であるラッチ信号eが入力される。そして、第
2のバファ部52の出力である作動信号fはラッチ信号
eを充分に安定させた同じ波形として出力される。
【0031】開閉出力部6には第2のバファ部52から
の出力である作動信号fが入力される。作動信号fがH
の状態である時刻t4からt6の区間は開閉出力部6の
接点が閉じられ、これにより、電磁弁7は開放された状
態となり、便器9内に水を流す。
【0032】又、第2のバファ部52のパルス発生機能
により発生したパルスを第2のラッチ部51のリセット
側にリセット信号gとして入力する。所定の時刻t5に
リセット信号gが立ち上がり時刻t6に立ち下がる。こ
の立ち下がり時刻t6に第2のラッチ部51は初期の状
態に戻り、電磁弁7は閉鎖され、水は流れなくなる。
【0033】洗浄式トイレは、用便位置にしゃがみ、用
を足した後に、用便位置から退くと、人体検出部1から
の人体検出信号aが第1の制御回路2、または、第2の
制御回路5を介して、スピーカ部4が注意音を所定の時
間発生させるとともに、所定時間が経過した時刻t4
に、電磁弁7を開放し、便器9内に水を流す。
【0034】即ち、便器9内に水が流れるまでの時間的
な余裕を注意音で知ることができ、便を視認し健康状態
を判断したり、又、便器9内に落としてしまったもの拾
うことができる。尚、出水制御手段は遅延部1Aと第2
の制御回路5と開閉出力部6と電磁弁7とを備えて構成
されている。又、音発手段は、第1の制御回路2と、ス
ピーカ部4と、メロディ信号発振部3とを備えて構成さ
れている。
【0035】用便位置から退いた後、水が流れ出すまで
の予備時間を延長させたいときには、手動の操作用スイ
ッチを設け、注意音の発生時間を所望の時間に延長する
ことも可能である。又、メロディ信号発振部3に人の声
を合成させ、便器内に水を流し終わった後に、例えば
「忘れものはありませんか」というような声を発生する
ようにしてもよい。
【0036】この場合に、用を足している者は、「忘れ
ものはありませんか」と言う注意音で、身のまわりを点
検し、傘、鞄等の持ち物を置き忘れるのを防止すること
ができる。
【0037】更に、便器9内に落としたものを拾うのに
時間がかかる場合のために、水が流れるのを停止させる
ことができる停止ボタン(図外)を設けてもよいことは
いうまでもない。加えて、手動で強制的に電磁弁7を開
放し、便器内に水を流す出水スイッチを設けてもよい。
この場合には、便器内に水を流した後に、便器内に、汚
物等が付着しているときには手動で再び水を流し、便器
内を充分に洗浄することができる。
【0038】次に、人体検出部1として、焦電型赤外線
センサに限定されるものではなく、便器(図外)の左右
の一方の壁に発光素子(図外)を設けるとともに、他方
の壁に受光素子(図外)を設けて、便器上の人体を検出
するようにしても良い。一方の壁に発光素子と受光素子
とを設け、他方の壁には単なる反射鏡を設けても良い。
【0039】引き続き、様式便器(図外)においては、
便座にマイクロスイッチ(図外)を設けて人体検出部1
としても良い。いずれにしても、便器にしゃがんだ状態
を検出して人体検出信号を出力するものであれば他方の
方式でも良いことは無論である。
【0040】又、音源として半導体音合成装置としたが
磁気テープ式のものを使用することも可能である。
【0041】更に、人体検出部と便器との位置関係は、
便器の左右に人体検出部を配設しても良く、又、便器の
天井等に配設しても良いことはいうまでもない。いずれ
にせよ、便器に人が用便位置にいるか否かの状態を検出
するために、所定の検出エリヤをもっていれば良いので
ある。
【0042】実施例1では、注意音の発生と水を流す時
間的関係は注意音が発生し終わってから所定時間経過後
に水を流しているが、必ずしも注意音が鳴り終わってか
ら水を流すものとは限られず、使用条件に応じて設定す
ることが好ましい。例えば、注意音が鳴り始めてからし
ばらくたった後に、この注意音のメロディを変化させ、
この後に水を流してもよい。
【0043】実施例2 以下、本発明のその実施例2に基づいて説明する。図4
乃至図6は本発明に係る洗浄式トイレの実施例2を表し
ている
【0044】図4,図6に示すように、図中符号10A
は、発光素子および受光素子と、これらを所望の信号形
状に変換する処理機構を備えた人体検出部(人体検出手
段の一例)である。そして、用を足している者が、手を
検知エリア8A内にさしのべると、発光素子から発する
光を手が遮り、人体検出部10Aから人体検出信号10
aが出力される。この人体検出部10Aの検知エリア8
0Aはトイレの壁面に沿った空間、即ち、用便する人が
手を伸ばしたときに届くる場所に設定されている。
【0045】図中符号20Aは第1のバファ部であり、
人体検出部10Aの人体検出信号10aを受けて次段を
作動させるのに充分な大きさの安定した作動信号20a
として出力する。
【0046】30Aは、メロディ信号発振部であり、第
1のバファ部20Aの次段に設けられている。このメロ
ディ信号発振部30Aは快いメロディを合成出力する半
導体音合成装置を備えており、第1のバファ部20Aの
作動信号20aを受け、メロディ出力30aを次段に送
る。
【0047】又、40Aは、スピーカ部であり、メロデ
ィ信号発振部30Aの次段に設けられている。そして、
メロディ信号発振部30Aのメロディ出力30aを受け
て注意音を鳴らす。
【0048】尚、音発生手段は、第1のバファ部20A
と、メロディ信号発振部30Aと、スピーカ40Aとを
備えて構成されている。
【0049】50Aは、制御回路であり、ラッチ部50
Bと第2のバファ部50Cとから構成されている。ラッ
チ部50Bは制御回路50Aの入力側を構成し、第1の
バファ部20Aから分岐して出力される作動信号20a
を受ける。
【0050】第2のバファ部50Cは、ラッチ部50B
からのラッチ信号50aを受けて次段を作動させるのに
充分な大きさと安定した作動信号50bを出力するとと
もに、所定の時間が経過した後に、リセット信号50c
をラッチ部50Bのリセット側に送りラッチ信号50a
を初期の状態に戻す。尚、リセット信号50cの発生の
タイミングは第2のバファ部50Cに接続されている抵
抗(図外)とコンデンサ(図外)の値によって決まる。
【0051】60は、開閉出力部であり、制御回路50
Aからの作動信号50bを受け、電磁弁70を開閉させ
るのに充分な出力を出し、電磁弁70を開閉させる。
【0052】尚、出水制御手段は、制御回路50Aと、
開閉出力部60と、電磁弁70とから構成されている。
【0053】図6に示すように、上記各部はケース80
に収納され、洗浄式トイレの壁面に固定される。ケース
80の面にはスピーカ部40が設けられるとともに、断
面コの字状に形成された取り付けフレーム80cの突出
する板面に対向するように、発光素子80aと受光素子
80bが設けられている。
【0054】図4乃至図6に示すように、上記構成の洗
浄式トイレにおいて、人が時刻t0に用便位置から検知
エリア80A内に手を伸ばすと、発光素子80aからの
光が遮られる。これに感応して人体検出信号10aはL
からHに変化する。次に、時刻t1に手を検出エリア8
0A内から退けると、人体検出信号10aは再びLにも
どる。即ち、人体検出信号10aは、時刻t0にLから
Hに、時刻t1にHからLに変化する。
【0055】第1のバファ部20Aには人体検出部10
Aの出力である人体検出信号10aが入力される。そし
て、第1のバファ部20Aの出力である作動信号20a
は人体検出信号10aをより安定させた同波形の信号と
して出力される。
【0056】メロディ信号発振部30Aには第1のバフ
ァ部20Aからの出力である作動信号20aが入力され
る。作動信号20aがHの状態である時刻t1からt2
の間、即ち、検出エリア80A内を手が遮っている間は
メロディ信号発振部3からメロディ出力が発振される。
このメロディ出力30aによりスピーカ部40Aは注意
音を発する。
【0057】第1のバファ部20Aの作動信号20aは
分岐されて、その一部は第2のラッチ部50Bの入力側
に出力される。この分岐された作動信号20aは時刻t
0にLからHに変化し、時刻t2にHからLに変化す
る。
【0058】第2のバファ部50Cには第2のラッチ部
50Bの出力であるラッチ信号50aが入力される。そ
して、第2のバファ部50Cの出力である作動信号50
bはラッチ信号50aを充分に安定させた同じ波形の信
号として出力される。
【0059】開閉出力部60には第2のバファ部50C
からの出力である作動信号50bが入力される。作動信
号50bがHの状態である時刻t1からt3の区間は開
閉出力部6の接点が閉じられ、これにより、電磁弁7は
開放された状態となり、便器90内に水を流す。
【0060】又、第2のバファ部50Cのパルス発生機
能により発生したパルスを第2のラッチ部50Bのリセ
ット側にリセット信号50cとして入力する。所定の時
刻t2にリセット信号gが立ち上がり時刻t3に立ち下
がる。この立ち下がり時刻t3に第2のラッチ部50B
は初期の状態に戻り、電磁弁70は閉鎖され、水は流れ
なくなる。
【0061】洗浄式トイレは、トイレの壁面にある検出
エリア80Aに手を伸ばすと、人体検出部10Aからの
人体検出信号10aが第1のバファ20A、または、メ
ロディ信号発振部30Aを介して、スピーカ部40Aが
発生させるとともに、手が検出エリア80A内から退か
せると、注意音がなりやむと同時に、電磁弁70を開放
し、便器90内に所定の時間水が流れる。
【0062】尚、発光素子80aと受光素子80bとの
区間を略50cmに設定しているが、10cm程度の狭
いものにしてもよい。この場合には、検知感度が高くな
る。
【0063】上記のように構成された洗浄式トイレは、
トイレの壁面に形成されている検出エリア80A内に手
を伸ばすことにより、注意音を発生させるとともに、検
出エリア80A内からから手を退けて便器90内に水を
流すことができる。
【0064】即ち、排水操作レバーを触ることなく、便
器90内に水を流すことができる。加えて、注意音の発
生によって、水が流れ出す時期を正確に知ることができ
る。加えて、排水前に注意すべきことを注意音として発
生させることもできる。例えば、「水を流しますのでご
注意下さい」というようなものを注意音として発生させ
ても良い。
【0065】尚、例1,2では大便用便器に使用してい
るが、大便器に限られず、男性用小便器に使用しても良
い。
【0066】
【発明の効果】本発明に係る洗浄式トイレによれば、人
体検出手段が人体、或いは、人体を構成する一部分に感
応して検出信号を出力するので、排水用操作レバー等に
触れて操作することなく、便器内に水を流すことがで
き、使うものにとって衛生的で扱い易い。これに加え
て、注意音を発生させることができるので、不注意で生
じるトラブルを避けることができる。尚、上記注意音と
して、(「ナイロン類は流さないで下さい。」、或い
は、「持ち物のお忘れはありませんか。」)というよう
なものが考えられる。
【0067】人体検出手段が、用便位置の人体に感応す
る場合には、用を足した後に、便器内から人体が退いた
ことを人体検出手段が感知し、自動的に便器内に水を流
すことができる。これに加えて、所定のタイミングで、
音発生手段が注意音を発生させることができる。例え
ば、注意音を発生させた後に、便器内に水を流すように
作動するタイミングを設定すると、少なくとも注意音が
発生している間は、便器内に水が流れないので、便器内
への水の流れ出しを予め知ることができる。これによっ
て、万が一にも、使用する者は突然便器内に流れ出す水
に驚くことなく、又、大便を充分に視認することができ
るとともに、便器内に落とした持ち物等を拾う時間的な
余裕を得ることができる。
【0068】又、出水制御手段が便器内へ水を流し始め
た後に、音発生手段が注意を促す注意音を発生させるよ
うに作動させるタイミングを設定すると、例えば、注意
音として、わすれものに注意するような音を発生させれ
ば、使用する者は忘れ物に注意し、忘れ物によるトラブ
ルを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る洗浄式トイレを説明す
るブロック図である。
【図2】本発明の実施例1に係る洗浄式トイレを説明す
る動作チャート図である。
【図3】本発明の実施例1に係る洗浄式トイレの設置状
態を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施例2に係る洗浄式トイレを説明す
るブロック図である。
【図5】本発明の実施例2に係る洗浄式トイレを説明す
る動作チャート図である。
【図6】本発明の実施例2に係る洗浄式トイレの設置状
態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,10A 人体検出部 1A 遅延部 2 第1の制御回路 20A 第1のバファ部 21 第1のラッチ部 22 第1のバファ部 3,30A メロディ信号発振部 4,40A スピーカ部 5 第2の制御回路 50A 制御回路 6,60 開閉出力部 7,70 電磁弁 8,80 ケース 9,90 便器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体、或いは、人体を構成する一部分に
    感応して検出信号を出力する人体検出手段と、人体検出
    手段からの検出信号を受けて注意音を発生する音発生手
    段と、人体検出手段からの検出信号を受けて水を便器内
    に流す出水制御手段とを備えたことを特徴とする洗浄式
    トイレ。
  2. 【請求項2】 人体検出手段が便器の用便位置にある人
    体に感応して検出信号を出力する請求項1に記載の洗浄
    式トイレ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106120996A (zh) * 2016-08-22 2016-11-16 李子文 一种ZigBee感应灯控节水器

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