JP3294622B2 - 使用検出機能付き大便器 - Google Patents

使用検出機能付き大便器

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JP3294622B2
JP3294622B2 JP20250891A JP20250891A JP3294622B2 JP 3294622 B2 JP3294622 B2 JP 3294622B2 JP 20250891 A JP20250891 A JP 20250891A JP 20250891 A JP20250891 A JP 20250891A JP 3294622 B2 JP3294622 B2 JP 3294622B2
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英彦 桑原
驛  利男
孝則 松野
武徳 福島
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東陶機器株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使用状態を自ら検出す
る使用検出機能付き大便器に関し、特に、入力操作等の
特定の操作を要することなく、また、使用者検出センサ
等の付属機器を要することなく、使用状態を自ら自動的
に検出することができる使用検出機能付き大便器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】便器の洗浄水制御を始め、換気、照明そ
の他のトイレット内の機器の多様化によって衛生環境が
改善されるとともに、それらの機器の操作において操作
部に触れたくないという衛生感覚面からの要求への対処
の問題と、また、指令操作の煩わしさへの対処の問題と
が生じている。
【0003】これらの問題解決のために、トイレット内
機器の運転制御の指令方法について、操作スイッチによ
る方法に代えて各種の方法が提案されている。たとえ
ば、壁面に設置した非接触センサにより操作部に手を触
れずに指令操作する方法(実開平2−97463号)、
弁座に加わる体重で作動する着座スイッチによって自動
的に機器を運転制御する方法(特公昭59−52259
号)、壁面に設置した接近センサにより使用者を自動検
出し関連機器を運転制御する方法(実開平2−1361
73号)等が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、非接触
センサによる方法は、意識的に手等をセンサ部に近づけ
て所定の操作をする煩わしさがあり、また、着座スイッ
チによる方法は、弁座に体重を掛けることにより作動す
るので、男子小用の時は別途検出手段を要す。さらに、
接近センサによる場合には、接近センサの取付けのため
の施工コストを要す。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る検出機能付き大便器は、便器本体の上
に配置されかつ便器本体に対して開閉自在に設けられた
座と、この座の上側位置でこの座に重なるように配置さ
れかつ便器本体に開閉自在に設けられた蓋を備えてな
り、座と蓋は別々に開閉されるように構成され、さら
に、信号波の発射と反射検知を行う手段、および反射し
た信号波によって蓋または座の開閉動作による変動を検
出して当該変動開始からその回復までに要する時間を検
出する手段からなる接近検出手段と、この接近検出手段
から出力される開閉動作による変動開始から回復までに
要する時間を、予め設定された大小用判別の基準時間と
比較して、大便使用であるかまたは小便使用であるかを
判別する時間判別手段とを備えるように構成されてい
る。
【0006】
【作用】大便器の蓋、座等の開閉動作を検出するように
使用検出機能付き大便器の接近検出手段の位置を設定
し、また、時間判別手段に大小用判別の基準時間を予め
設定すれば、使用検出機能付き大便器に備えられた接近
検出手段は、大便器の使用に伴う変動を検出し、また、
時間判別手段によって大便器使用の終了に伴う原状の回
復を検出した時に、予め設定された大小用判別の基準時
と比較して大便使用であるかまたは小便使用であるか
について経過を判別する。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を添付図面に基づいて以下に
説明する。図1は本発明に係る第1実施例を示す使用検
出機能付き大便器の側面図、図2は同じく第2実施例を
示す図1と同様の図、図3は同じく第3実施例を示す図
1と同様の図、図4は同じく第4実施例を示す図1と同
様の図、図5は同じく第5実施例を示す図1と同様の
図、図6は本発明に係る使用検出機能付き大便器の使用
検出機能に関するブロック回路図である。
【0008】図1において、大便器1は、反射光線等に
よって物体までの距離の変動および回復を検出する接近
検出手段2と、この接近検出手段2が回復を検出した時
に、変動検出時からの所定時間の経過を判別する時間判
別手段3とを備える。
【0009】第1実施例に係る使用検出機能付き大便器
Aは、その蓋1aの上面に接近検出手段2を備える。使
用検出機能付き大便器Aの使用に対応してその蓋1aが
開けられると、接近検出手段2はその正面に臨まれるタ
ンク1b等の物体までの距離の変動を検出する。
【0010】使用検出機能付き大便器Aの使用の終了に
対応してその蓋1aが閉じられた時には、原状に復帰す
るので変動の回復を検出する。
【0011】図2において、第2実施例に係る使用検出
機能付き大便器Bは、その蓋1aの下面中央に接近検出
手段2を備える。使用検出機能付き大便器Bの使用に対
応してその蓋1aが開けられると、接近検出手段2はそ
の正面に臨まれていた便器本体1c等の物体までの距離
の変動を検出する。また、蓋1aと座1dが共に開けら
れた場合も同様である。
【0012】使用検出機能付き大便器Bの使用の終了に
対応してその蓋1aが閉じられた時には、原状に復帰す
るので変動の回復を検出する。
【0013】図3において、第3実施例に係る使用検出
機能付き大便器Cは、その座1dの上面に接近検出手段
2を備える。使用検出機能付き大便器Cの使用に対応し
てその蓋1aが開けられると、接近検出手段2はその正
面に臨まれる蓋1a等の物体までの距離の変動を検出す
る。また、蓋1aの開き角度は座1dの開き角度より大
きく設定することにより、両者が共に開けられた場合も
同様に検出が行われる。
【0014】使用検出機能付き大便器Cの使用の終了に
対応してその蓋1aが閉じられると、原状に復帰するの
で変動の回復を検出する。
【0015】図4において、第4実施例に係る使用検出
機能付き大便器Dは、便器本体1cの上方に弾性的に保
持された座1eを備え、この座1eの下面に接近検出手
段2を設ける。使用検出機能付き大便器Dの使用に対応
してその蓋1aが開けられ、使用者の体重が加わること
により座1eが下降すると、接近検出手段2はその正面
に臨まれる便器本体1c等の物体までの距離の変動を使
用状態として検出する。蓋1aと座1dの両者が共に開
けられた場合も同様に検出が行われる。
【0016】また、使用検出機能付き大便器Dの使用の
終了に対応してその蓋1aが閉じられると、原状に復帰
するので変動の回復を検出する。
【0017】図5において、第5実施例に係る使用検出
機能付き大便器Eは、その局部洗浄用ノズル1fの上面
に接近検出手段2を備える。使用検出機能付き大便器E
の使用に対応してその蓋1aが開けられると、接近検出
手段2は蓋1a等の物体までの距離の変動を検出する。
また、使用検出機能付き大便器Eの使用の終了に対応し
てその蓋1aが閉じられると、原状に復帰するので変動
の回復を検出する。
【0018】図6において、接近検出手段2の内部構成
は、投光部2a、受光部2b、増幅部2c、波形整形部
2d、立上げ検出部2e、立下げ検出部2f等からな
る。
【0019】投光部2a、受光部2bは、それぞれ信号
発射と反射検知を行う。信号は一般に、赤外線、可視光
線、超音波等のパルス波が用いられる。投光部2aから
発射された信号波は光束方向に有る物体によって反射さ
れ、受光部2bに達して電気信号に変換される。
【0020】増幅部2c、波形整形部2dは、それぞ
れ、信号処理のための増幅と、基準強度に基づき所定の
継続条件下における信号強度の二値判断とを行う。立上
げ検出部2e、立下げ検出部2fは、信号強度の変動と
回復のタイミングを検出する。
【0021】接近検出手段2の受光部2bの正面に臨ま
れる物体の状態が変化した場合は、受光部2bに達した
反射光線等の強度が物体の状態、物体までの距離に応じ
て変化し、増幅された電気信号の強度変化が所定の継続
条件と信号強度基準を満たす時は、波形整形部2dによ
り所定の矩形波を生じ、また、原状回復と共にその矩形
波を停止する。
【0022】この矩形波について、立上げ検出部2eお
よび立下げ検出部2fは、その立上げと立下げのタイミ
ングを検出することにより、それぞれ、物体の状態の変
動およびその回復に対応する開始タイミングおよび終了
タイミングにおいて開始信号、終了信号として出力す
る。
【0023】時間判別手段3は、遅延部3a、基準設定
部3b、転送部3c、出力保持部3d等から構成され、
接近検出手段2から開始信号および終了信号を、開始タ
イミングと終了タイミングにおいてそれぞれ受ける。
【0024】遅延部3aは、開始信号を受けて所定時間
経過後に遅延信号を出力する。基準設定部3bは操作入
力された大小用の判別基準となる所定の時間を遅延部3
aに設定する。転送部3cは、終了信号を受けた時に、
遅延部3aの出力を出力保持部3dに送る。
【0025】時間判別手段3が開始信号を受けると、遅
延部3aによって所定時間経過後にその遅延信号が転送
部3cに送られる。この転送部3cが終了信号を受ける
と、既に遅延信号を受けていれば遅延信号が出力保持部
3dに転送され、時間経過判別信号として出力される。
【0026】上記構成により、接近検出手段2の受光部
2bの正面に臨まれる物体の状態の変動と回復に応じ
て、接近検出手段2から開始信号および終了信号がそれ
ぞれ出力され、物体の状態の回復時において時間判別手
段3が出力する時間経過判別信号により所定時間経過の
判別が行われる。
【0027】なお、信号感度の調整によって大便器の使
用者の進退動作に基づく開始および終了の判別を行うこ
とも可能である。
【0028】
【発明の効果】以上に説明したごとく、信号波発射とそ
の反射検知、この反射信号波を利用した蓋または座の開
閉動作の変動検出と変動開始・回復時間の検出に基づい
て、大便器の蓋または座の開閉動作を検出する接近検出
手段を設け、また、時間判別手段に大小用判別の基準時
間を予め設定これにより大便器に備えられた接近検
出手段は、大便器使用に伴う変動を検出し、大便器使用
の終了に伴う原状の回復を検出した時に、その経過に要
する時間に基づき時間判別手段によって変動検出時から
の所定時間の経過内容、すなわち大便使用かまたは小便
使用かを判別することができる。
【0029】このように、本発明に係る使用検出機能付
き大便器は、利用者の特別の操作を要することなく、使
用の開始と終了を検出し、その大小用の利用形態を自動
的に判別することができる。
【0030】また、使用検出機能付き大便器の使用検出
機能は、大便器の本体に一体化されているので、付属物
の取付け等の付帯工事を要せず、施工コストを抑えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例を示す使用検出機能付
き大便器の側面図
【図2】同じく第2実施例を示す図1と同様の図
【図3】同じく第3実施例を示す図1と同様の図
【図4】同じく第4実施例を示す図1と同様の図
【図5】同じく第5実施例を示す図1と同様の図
【図6】本発明に係る使用検出機能付き大便器の使用検
出機能部のブロック回路図
【符号の説明】
1……大便器 1a…蓋 1d…座 1e…座 1f…局部洗浄用ノズル 2……接近検出手段 3……時間判別手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松野 孝則 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 福島 武徳 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−146330(JP,A) 実公 昭49−30687(JP,Y2) 実願 昭57−56117号(実開 昭58− 160975号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U) 実願 昭63−122403号(実開 平2− 42978号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03D 5/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器本体の上に配置されかつ前記便器本
    体に対して開閉自在に設けられた座と、この座の上側位
    置でこの座に重なるように配置されかつ前記便器本体に
    開閉自在に設けられた蓋を備えてなり、前記座と前記蓋
    は別々に開閉される大便器において、 信号波の発射と反射検知を行う手段と、反射した信号波
    によって前記蓋または座の開閉動作による変動を検出し
    て当該変動開始からその回復までに要する時間を検出す
    る手段と、からなる接近検出手段と、 前記接近検出手段から出力される前記開閉動作による変
    動開始から回復までに要する前記時間を、予め設定され
    た大小用判別の基準時間と比較して、大便使用であるか
    または小便使用であるかを判別する時間判別手段を備え
    てなる ことを特徴とする検出機能付き大便器。
JP20250891A 1991-07-17 1991-07-17 使用検出機能付き大便器 Expired - Lifetime JP3294622B2 (ja)

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WO2004097123A1 (en) * 2003-04-25 2004-11-11 Kelim Entech Co., Ltd. Water closet having automatic water saving system

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