JPH0781021B2 - 二軸配向ポリエステルフイルム - Google Patents

二軸配向ポリエステルフイルム

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JPH0781021B2
JPH0781021B2 JP63162050A JP16205088A JPH0781021B2 JP H0781021 B2 JPH0781021 B2 JP H0781021B2 JP 63162050 A JP63162050 A JP 63162050A JP 16205088 A JP16205088 A JP 16205088A JP H0781021 B2 JPH0781021 B2 JP H0781021B2
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polyester
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ポリエステルフイルム、更に詳しくは、包装
用、コンデンサー用、および磁気テープ用ベースフイル
ムなどとして好適なポリエステルフイルムに関するもの
である。
[従来の技術] 二軸配向ポリエステルフィルムとしては、ポリエステル
に不活性無機粒子を含有せしめたフィルム(例えば、特
開昭61−237623号公報など)が知られている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、フィルムの加工工程、たとえば各種用途
におけるスリット工程、包装用途における印刷工程、磁
気媒体用途における磁性層塗布・カレンダー工程などの
工程速度の増大にともない、フイルムに要求されるスリ
ット性、耐摩耗性は益々厳しくなっている。上述の如き
従来のポリエステルフイルムでは、スリット時、及びス
リット後のフィルム端面からの粒子及びポリマの脱落
(粉落ち)や、接触するロールなどでフィルムの表面が
削られるこにより、加工工程上、製品性能上のトラブル
となるという欠点が、最近、問題となってきている。
本発明の目的は、かかる課題を解消せしめ、スリット時
の粉落ちの少ない(以下粉落ち良好という)、耐摩耗性
(特に耐スクラッチ性)に優れたポリエステルフイルム
を提供せんとするものである。
[課題を解決するための手段] 真球度(長径/短径)が1.2を越え3.0以下の不活性有機
高分子粒子を0.01〜3重量%含有する二軸配向ポリエス
テルフイルムであって、該不活性高分子有機粒子の平均
粒径が0.1〜3μmであることを特徴とする二軸配向ポ
リエステルフイルム。
本発明のポリエステルは特に限定されないが通常ポリエ
チレンテレフタレート、ポリエチレンα,β−ビス(2
−クロルフェノキシ)エタン4,4′−ジカルボキシレー
ト、ポリエチレン2,6−ナフタレート、ポリブチレンテ
レフタレート等が用いられる。中でもポリエチレンテレ
フタレートが好ましい。
本発明フイルムに用いる不活性有機高分子粒子の真球度
(長径/短径)が1.2を越え3.0以下、好ましくは1.2を
越え2.0以下である場合に粉落ち良好となる。真球度が
上記範囲より小さいと粉落ちが不良となるので好ましく
ない。また真球度が上記範囲より大きいと耐スクラッチ
性が不良となるので好ましくない。また、粒子の片側に
凹凸がある場合、粉落ちがさらに良好となるので好まし
い。真球度を1.2を越え3.0以下とするのに適する不活性
有機高分子粒子としては、例えばシリコン粒子、ポリイ
ミド粒子、架橋スチレン−ジビニルベンゼン共重合体粒
子、架橋ポリエステル粒子、テフロン粒子などの有機高
分子粒子などが挙げられるが、なかでも架橋球状スチレ
ン−ジビニルベンゼン共重合体粒子などの高分子架橋重
合体粒子が好ましい。
本発明のポリエステルフイルムに用いる不活性粒子の平
均粒径は0.1〜3μm、好ましくは0.1〜1μm、さらに
好ましくは0.1〜0.48μmである必要がある。平均粒径
が上記範囲より大きいと粉落ちが不良となるので好まし
くない。また、平均粒径が上記範囲より小さいと耐スク
ラッチ性不良となるので好ましくない。
該不活性有機高分子粒子は、重合時に得られる一次粒子
の粒径が本発明の範囲であることが好ましい。粉砕処理
により得られた不活性有機高分子粒子では、真球度を本
発明の範囲とすることは非常に困難であり、本発明の効
果を得ることは難しい。
本発明のポリエステルフイルムには不活性有機高分子粒
子が0.01〜3重量%、好ましくは0.1〜1重量%含有さ
れている必要がある。含有量が上記範囲より多いと粉落
ちが不良となり、少ないと耐スクラッチ性が不良となる
ので好ましくない。
また、不活性有機高分子粒子の耐熱温度は380℃以上、
好ましくは390℃以上であることが、耐スクラッチ性を
良好とするのに特に有効である。
本発明のポリエステルフイルムに含有される不活性有機
高分子粒子の結晶化促進係数は、−10〜+10℃の範囲で
ある場合が、粉落ちを良好とするのに有効である。
本発明のポリエステルフィルムに用いる不活性有機高分
子粒子の粒度分布は特に限定されないが、重量平均粒子
直径と数平均粒子直径の比で1.1〜2.0の範囲の場合耐ス
クラッチ性を良好とするのに有効である。
また該粒子はポリエステルと実質的に反応しないほうが
好ましい。実質的に反応しない粒子とは、粒子がポリエ
ステル中に含有されているときにポリエステルと化学反
応を起こすことなく、かつ、粒子とポリエステルの間に
共有結合やイオン結合などの化学的結合を持たない粒子
のことを示す。粒子とポリエステルが反応する場合に
は、粒子同志の凝集も多くなり粗大粒子となって、粉落
ちが不良となるので好ましくない。
また粒子と共に分散剤を添加することは、粒子の凝集を
防ぎ、粉落ちをより一層良好とするのに好ましい。
尚、本発明で用いるポリエステルフイルムには、本発明
の目的を阻害しない範囲であれば、該不活性有機高分子
粒子以外の不活性粒子が含まれていてもかまわない。特
に極少量の無機粒子を同時に含有することにより耐スク
ラッチ性が良好となるので好ましい。この時無機粒子の
添加量は0.005〜0.5重量%の範囲で、かつ、有機高分子
粒子の含有量よりも少量である場合が耐スクラッチ性を
より一層良好とするために好ましい。また、該無機粒子
の平均粒径は0.4〜2.0μmの範囲であると耐スクラッチ
性がより良好となるので好ましく、この時、該無機粒子
の平均粒径が有機高分子粒子の平均粒径よりも大きいと
耐スクラッチ性がさらに良好となるので好ましい。無機
粒子の種類としては、例えば二酸化チタン、シリカ、炭
酸カルシウム、リン酸カルシウム、アルミナなどがある
が、シリカが好ましく、特にコロイダルシリカが好まし
い。
また、内部析出粒子を併用しても良い。
更に、本発明フィルムの平均表面粗さは特に限定されな
いが、少なくとも片面の平均表面粗さが0.003〜0.060μ
mの範囲にある場合に耐スクラッチ性がより一層良好と
なるので望ましい。
また本発明フィルムの静摩擦係数は、特に限定されない
が、少なくとも片面の静摩擦係数が0.2〜3.0の範囲にあ
る場合に耐スクラッチ性がより一層良好となるので望ま
しい。
次に本発明フイルムの製造方法を説明する。
まず、所定のポリエステルに不活性有機高分子粒子を含
有せしめる方法としては、重合前、重合中、重合後のい
ずれに添加してもよいが、ポリエステルのジオール成分
であるエチレングリコールなどに、スラリーの形で混
合、分散せしめて添加する方法を用いる。また、エチレ
ングリコールスラリーの段階で粒子に加熱処理を行なう
ことは本発明の効果を一層大きくするのに有効である。
また、粒子の含有量を調節する方法としては、高濃度の
マスターペレットを製膜時に希釈する方法を用いると本
発明の効果がいっそう大きくなるので好ましい。
次に、このポリエステルを十分乾燥した後、公知の溶融
押出機に供給し、濾過フィルターを経た後260〜320℃で
スリット状口金から溶融押出し、冷却固化せしめて未延
伸フイルムを作る。このとき濾過フィルター前、後の圧
力損失が60Kg/cm2以上である場合、本発明範囲の真球度
を得るのに有効である。
また、キャスト時のドラフト比(口金のスリット幅/未
延伸フィルムの厚み)は8〜30程度の高い値であること
が、本発明範囲の真球度を得るのに有効である。
次にこの未延伸フィルムを二軸延伸し、二軸配向せしめ
る。延伸方法としては、逐次二軸延伸法または同時二軸
延伸法を用いることができる。ただし、最初に長手方
向、次に幅方向の延伸を行なう逐次二軸延伸法を用いた
方が好適である。
長手方向の延伸は70〜120℃で、2段または3段に分け
て、4〜5倍延伸する方法を用いる。
幅方向の延伸は、80〜120℃で3〜4倍延伸するのが好
ましい。
また、一旦、二軸延伸したフイルムを少なくとも一方向
に更に延伸しても良い。
また必要に応じて、この延伸フイルムを熱処理すること
もできる。この場合の熱処理条件としては、定長下で15
0〜220℃、好ましくは170〜210℃の範囲で0.5〜30秒間
行なうことが好ましい。
[作用] 本発明フイルムは、含有する粒子の真球度(長径/短
径)を特定の範囲内とし、かつ粒子の粒径と添加量を所
定の範囲とすることにより、不活性有機高分子粒子の特
性が最大限に発揮され本発明の効果が得られたものと推
定される。
[特性の測定法] 本発明の特性値は次の測定法、評価基準によるものであ
る。
平均粒径 粒子をエチレングリコール中に均一に分散してスラリー
とし、これを測定に便利な濃度に希釈し、遠心沈降式粒
子径測定装置(島津製作所製SA−CP2型)で測定する。
得られた粒子径分布を対数確率紙にプロットし、積算通
過百分率が50%となった点のメジアン径を、その粒子の
平均粒径とした。
粒子含有量 析出粒子量の測定:ポリエステルを溶解させ、かつ粒子
を溶解させない溶媒にポリエステル100グラムを加えて
加熱し、完全にポリエステルを溶解させる。この溶液を
日立工機(株)製超遠心機55P−72を用い、30000rpmで4
0分間遠心分離を行ない、得られた粒子を真空乾燥す
る。該粒子を走査形差動熱量計にて測定した時、ポリエ
ステルに相当する融解ピークが認められる場合には該粒
子に再び溶媒を加え、加熱溶解後、遠心分離操作を行な
う。融解ピークが認められなくなった時、この粒子の重
量を測定する。この重量を100グロムで割り、パーセン
ト表示したものを含有量とした。
なお、通常遠心分離操作は3回程度で十分である。
また、必要に応じて熱分解ガスクロマトクラフィーや赤
外吸収、ラマン散乱、SEM−XMAなどを利用して定量す
る。
結晶化促進係数 パーキンエルマー社製のDSC(示差走査熱量計)II型を
用いて測定したポリマの冷結晶化温度Tccとガラス転移
点Tgの差(Tcc−Tg)をΔTcgと定義し、1重量%の粒子
を含有するポリエステルのΔTcg(I)、およびこれと
同粘度の粒子を含有しないポリエステルのΔTcg(II)
を測定し、ΔTcg(II)とΔTcg(I)の差[ΔTcg(I
I)−ΔTcg(I)]をもって、その粒子の結晶化促進係
数とした。
なお、DSCの測定条件は次の通りである。すなわち、試
料10mgをDSC装置にセットし、300℃の温度で5分間溶融
した後、液体窒素中に急冷する。この急冷試料を10℃/
分で昇温し、ガラス転移点Tgを検知する。さらに昇温を
続け、ガラス状態からの結晶化発熱ピーク温度をもって
冷結晶化温度Tccとした。
滑り性 フィルムを1/2インチにスリットし、テープ走行性試験
機TBT−300型((株)横浜システム研究所製)を使用
し、20℃、60%RH雰囲気で走行させ、初期のμkを下記
の式より求めた。
μk=0.733log(T1/T2) ここでT2は入側張力、T1は出側張力である。ガイド径は
6mmφであり、ガイド材質はSUS27(表面粗度0.2S)、巻
き付け角は180゜、走行速度は3.3cm/秒である。
上記μkが0.35以下であるものを滑り性良好とした。μ
kが0.35という値はフィルム加工時または、製品とした
ときの滑り性が極端に悪くなるかどうかの臨界の値であ
る。
耐スクラッチ性 フィルムを幅1/2インチのテープ状にスリットし、張力3
00g、走行速度200m/分で、ビデオカセットのテープガイ
ドピン(表面粗さがRtで2500nm程度の表面を持ったステ
ンレス製ガイドピン)上を巻き付け角90゜で走行させ、
その時につく傷の量を次の基準に従い目視で判定した。
まったく傷のないもの・・・・・5点 浅い傷のあるもの・・・・・・・3点 深い傷が多数あるもの・・・・・1点 また、5点と3点の中間を4点、3点と1点の中間を2
点とした。この時、3点以上を耐スクラッチ性良好、3
点未満を耐スクラッチ性不良とした。
この時の判定で3点未満のフイルムは、フイルムの加工
時や製品としたときの走行時にフィルム表面が摩耗して
深い傷が発生するため、製品の品質が著しく悪くなる。
粒子耐熱温度 島津製作所製TG−30Mを用いて、昇温速度10℃/分、窒
素中で熱重量分析を行ない、10%減量時の温度を熱分解
温度とした。尚、試料重量は5mgとした。
表面粗さ 小坂研究所製の高精度薄膜段差測定器ET−10を用いて測
定した。条件は下記のとおりであり、20回の測定の平均
値をもって表面粗さとした。
・触針先端半径:0.5μm ・触針荷重:5mg ・測定長:1mm ・カットオフ値:0.08mm 真球度 フィルムからポリエステルをプラズマ低温灰化処理法
(例えばヤマト科学製PR−503型)で除去し粒子を露出
させる。処理条件はポリエステルは灰化されるが、有機
高分子粒子はダメージを受けない条件を選択する。これ
をSEM(走査型電子顕微鏡)で観察し粒子の画像(粒子
によってできる光の濃淡)をイメージアナライザー(例
えばケンブリッジインストルメント製QTM900)に結び付
け、観察箇所を変えて粒子数5000個以上で次の数値処理
を行ない求めた長径短径の比である。
真球度=Σ(D1/D2)/N D1、D2は、それぞれ個々の粒子の長径(最大径)、短径
(最小径)、Nは総個数である。
粉落ち テスト用小型スリッターを用いて速度150m/分でフィル
ムをスリットする。このときスリット部から10cm離れた
箇所において、フィルムの両端面に市販の眼鏡ふき(東
レ製“トレシー”、黒色)を軽く触れる程度押しあて30
0m拭きとる。拭きとった後のトレシーを目視で観察し次
の基準で判定を行なった。
全く粉が付着していない 5点 やや粉が付着している 3点 多量に粉が付着している 1点 5点と3点の間を4点、3点と1点の間を2点とし、3
点より点数の高いものを粉落ち良好とした。
重量平均粒子直径、数平均粒子直径 電子顕微鏡にて粒子を観察し、イメージアナライザーに
て粒子の円相当径(Di)を500個について測定し、数平
均粒子直径(Dn)、重量平均粒子直径(Dw)を下式に基
づいて計算する。
Dn=ΣDi/500 (i/1〜500) Dw=(ΣDi3/500)(1/3) (i=1〜500) [実施例] 次に実施例に基づき、本発明の実施態様を説明する。
実施例1(第1表) 平均粒径0.30μm、粒子耐熱温度が420℃の架橋スチレ
ン−ジビニルベンゼン共重合体粒子をエチレングリコー
ル中に均一に分散させ、ジメチルテレフタレートと重合
して、ポリエチレンテレフタレートのペレットを得た。
ポリエステルに対する粒子の含有量は、0.30重量%であ
った。
このペレットを、180℃で3時間減圧乾燥(3Torr)した
後、押出機に供給し、高精度瀘過した後300℃で溶融押
出し、静電印加キャスト法を用いて表面温度30℃のキャ
スティングドラムに巻きつけて冷却固化し、厚さ約150
μmの未延伸フイルムを作った。この時の口金スリット
間隙/未延伸フィルム厚さの比(ドラフト比)は10.4で
あった。この時の瀘過前、後における圧力損失は90kg/c
m2という高い値であった。
この未延伸フイルムを90℃にて長手方向に3.4倍延伸し
た。この一軸フイルムをステンタを用いて100℃で幅方
向に3.6倍延伸し、定長下で210℃にて5秒間熱処理し、
厚さ12μmのフイルムを得た。
このフイルムの平均表面粗さは、0.0152μmであった。
またこのフィルム中の粒子の真球度を測定すると2.20で
あった。
次にこのフィルムの粉落ちを測定すると5点、であり非
常に良好であった。また耐スクラッチ性も4点で良好で
あった。
このように、含有粒子の真球度を特定の範囲とし、かつ
粒子の平均粒径と含有量を特定の範囲とすることによ
り、粉落ちと耐スクラッチ性を共に満足する優れたフイ
ルムとなり得ることが分る。
実施例2〜4、比較例1〜5(第1表) 含有する粒子の種類、真球度、平均粒径、含有量、製膜
条件などを変えて、実施例1と同様にポリエチレンテレ
フタレートの二軸配向フイルムとした。含有粒子の真球
度、粒子の平均粒径、含有量の全てが本発明の範囲内で
あるものは、粉落ちと耐スクラッチ性が共に良好であっ
た。また球状コロイダルシリカを併用した場合も耐スク
ラッチ、粉落ち共に良好となることがわかった。(実施
例2〜4) しかし含有粒子の真球度、粒子の平均粒径、含有量のい
ずれかが本発明外であるときは、粉落ちと耐スクラッチ
性を共に満足させることはできなかった(比較例1〜
5)。
[発明の効果] 本発明は、含有する不活性有機高分子粒子の真球度、平
均粒径、添加量を特定の範囲として、スリット時及びス
リット後のフィルム端面からの粉落ち、フィルム加工工
程等での耐摩耗性(特に耐スクラッチ性)の良好な二軸
配向ポリエステルフイルムとしたので、各種用途での苛
酷化する加工条件、使用条件に対応できるものである。
本発明フィルムの用途は特に限定されないが、加工工程
において表面及び端面の摩耗によるキズ、粉落ちが製品
性能上の問題となる磁気記録媒体用ベースフィルムとし
て有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 7:00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真球度(長径/短径)が1.2を越え3.0以下
    の不活性有機高分子粒子を0.01〜3重量%含有する二軸
    配向ポリエステルフイルムであって、該不活性有機高分
    子粒子の平均粒径が0.1〜3μmであることを特徴とす
    る二軸配向ポリエステルフイルム。
  2. 【請求項2】不活性有機高分子粒子が架橋球状スチレン
    −ジビニルベンゼン共重合体粒子である請求項1記載の
    二軸配向ポリエステルフイルム。
  3. 【請求項3】不活性有機高分子粒子の耐熱温度が380℃
    以上である請求項1又は2記載の二軸配向ポリエステル
    フイルム。
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