JPH077987A - Pwmモータ駆動回路 - Google Patents

Pwmモータ駆動回路

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JPH077987A
JPH077987A JP5145268A JP14526893A JPH077987A JP H077987 A JPH077987 A JP H077987A JP 5145268 A JP5145268 A JP 5145268A JP 14526893 A JP14526893 A JP 14526893A JP H077987 A JPH077987 A JP H077987A
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JP
Japan
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motor
drive
circuit
motor current
pulse
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JP5145268A
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Takahiro Nakayama
貴裕 中山
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 PWMモータ駆動回路に関し、微小電流制御
時におけるスイッチングノイズを防止することを目的と
し、 【構成】 モータ電流検出回路(38)と、モータ電流値と
モータ電流指示値との差を演算する演算回路(31)と、該
演算回路からの差出力に応じたデューティのパルス列を
発生するPWMコンバータ(32)と、該パルス列に基づ
き、駆動モード用の駆動パルスを発生する第1の駆動パ
ルス発生回路(33)、および回生モード用の駆動パルスを
発生する第2の駆動パルス発生回路(34)と、駆動モード
動作または回生モード動作を行うモータ駆動回路(39)と
を備えるPWMモータ駆動回路であって、該モータ電流
値と該モータ電流指示値とを比較する比較回路(35)と、
前記駆動モード時で、且つ該モータ電流値が該モータ電
流指令値より所定値以上大きい期間、回生モードに切替
える切替回路(36)とを有するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PWMモータ駆動回路
の改良に関する。サーボモータ駆動用の電流帰還型PW
Mモータ駆動回路はよく知られている。このPWMモー
タ駆動回路は、駆動用トランジスタ(またはFET)を
飽和領域で使用するため、損失が少なく回路の小型化に
有効である反面、スイッチングノイズ(可聴音)の発生
が問題となる。このため、PWM周期を20kHz 以上の可
聴周波数外に設定しているが、素子の遅れや、トランジ
スタ,FETのスイッチング速度の問題から、微小電流
駆動時にはパルス抜けが発生しやすく、PWM周期が整
数倍になってスイッチングノイズが発生する。このた
め、微小電流駆動時におけるスイッチングノイズの発生
を防止することが必要とされる。
【0002】
【従来の技術】図4は全体構成図、図5は従来例のPW
Mモータ駆動回路、図6は駆動モード時の動作を表す
図、図7は回生モード時の動作を表す図、図8は駆動モ
ード時の動作タイムチャート図、図9は回生モード時の
動作タイムチャート図である。
【0003】PWM(パルス幅変調)モータ駆動は、一
定周期のパルス列によってモータを駆動し、そのパルス
列のデューティを変化させることにより回転制御を行う
もので、その1例として、図4に、モータ電流をモータ
電流指令値と一致させるように制御する電流帰還型PW
Mモータ駆動回路の全体構成を示す。
【0004】図4において、タコメータ8は、モータM
6の回転速度に応じた数のパルスを出力し、カウンタ9
は、このタコメータ8の出力パルス数をカウントする。
プロセッサユニットCPU1は、このカウンタ9の値を
一定時間間隔で読み取ることにより、モータM6の回転
速度(および位置制御における移動距離)を検出し、加
速域−定速域(移動距離により変わる)−減速域に対応
する速度パターンと比較し、速度エラーが発生している
場合は、速度エラーが"0" になるようなモータ電流指令
値をPWMモータ駆動回路に出力する。
【0005】PWMモータ駆動回路は、ディジタル−ア
ナログ変換器DAC2,加算器16,PWMコンバータ
3,スイッチングパルス出力回路4,モータ駆動回路
5,モータ電流検出回路7等より構成されており、モー
タ電流指令値がDAC2によりアナログ変換された電圧
Vdac と、モータ電流Imがモータ電流検出回路7によっ
て変換された電圧Vcur (負信号)とを加算器16で加算
した値Vadd が"0" となるように、PWMコンバータ3
から出力されるパルス列のデューティが制御されて、モ
ータ電流Imがモータ電流指令値に追従する。
【0006】図5は、モータM6を正方向(FOWARD),ま
たは逆方向(BACK)に回転制御するPWMモータ駆動回路
例を示したもので、図示モータ電流Imの方向, スイッチ
S1の設定位置は、逆方向回転の場合を示している。
【0007】いま、モータM6にモータ電流Imが図示方
向に流れると、アンプAMP 10の出力Vcurrは、 Vcurr=−〔(RF×RB/RA)/(1+sCB ×RB) 〕Im となる。モータ電流Imが図示とは逆方向に流れるとVcu
rrは正符号となるから、符号判別回路12でVcurrの符号
を判別し、正符号と判別された場合は、スイッチS1を切
り替えて、反転アンプ11からVcurrを取り出す。つま
り、スイッチS1を通した出力Vcur は Vcur =−|〔(RF×RB/RA)/(1+sCB ×RB) 〕Im| (1) で、常に負である。ここで||は絶対値を表す。従っ
て、正逆回転方向に係わらずDAC2の出力Vdac の極
性を正とすれば、モータ電流Imに対応する電圧Vcur の
極性は正逆回転方向に係わらず負であるから、負帰還が
かかることになる。なお、符号判別回路12からはモータ
電流Imの方向を表す信号DIR3が出力される。
【0008】この極性の異なるVdac とVcur とを抵抗
R1, R2, R3、アンプAMP13 等で構成される加算器(図4
の加算器16) で加算した結果の出力Vadd は、Vdac と
Vcur との偏差であり、 Vadd =−[R3/(1+sC3×R3)]×[(Vdac /R1)+ (Vcur/R2)] の関係がある。このVadd の値が"0" になるように、全
体の系が働くので、結果として Vdac :|Vcur |=R1:R2 (2) となり、(1),(2) 式から、Vdac の値によりモータ電流
Imの値が決まることが判る。
【0009】PWMコンバータ3は、パルス周期が一定
で、且つAMP 13の出力Vadd のレベルに対応したパルス
幅のパルス列CNTを発生する。例えば、一定の周期
(PWM周期)で一様な傾斜を持つ正極性のランプ波形
を発生し、同じ正極性のVaddをスレッショルドレベル
として、そのレベル以下の期間が"H" , そのレベル以上
の期間が"L" のパルス列を発生する。従って、Vdac と
Vcur との差が大きい程、"H" の部分の長いパルス列、
即ちデューティの大きいパルス列が発生する。ここで、
Vadd が負極性の場合は、符号判別部15による判別信号
DIR2により、反転アンプ14の出力*Vadd をスレショー
ルドレベルとして使用する。通常は、Vcur <Vdac で
あるから、Vadd は負極性となり、反転アンプ14の出力
*Vadd が用いられる。
【0010】DEC ROM 4aは、後述するスイッチング素子
Q1,Q2,Q3,Q4に対するスイッチングパルスを
発生するデコーダ用のROMで、前述したPWMコンバ
ータ3の出力CNT(スイッチングパルスの基準とな
る)、DIR2(実際の回転方向),DIR3(Vadd
の極性),CPU1より出力される制御信号MTEN
(モータ制御イネーブル),DIR(指令回転方向),
SINK(駆動/回生)をアドレスとして、スイッチン
グパルスのパターンが格納されており、スイッチング素
子Q1,Q2,Q3,Q4に対する4組のスイッチング
パルスを、ドライバDV4bを経由して、それぞれ出力す
る。なお、図4のスイッチングパルス出力回路4は、図
5のDEC ROM 4aとDV4bに対応する。
【0011】図4のモータ駆動回路5は、図示のごと
く、スイッチング素子(トランジスタ,またはFET)
Q1,Q2,Q3,Q4およびダイオードD1,D2,
D3,D4で構成される。
【0012】この図に示す構成は、正転,逆転、および
それぞれ、駆動モード,回生モードで動作させるように
構成されたものである。図6,図8は、加速時,定速時
等において、モータM6にトルクを発生させるときに使
用される駆動モード(CPU1の指令による)の逆回転
時における動作を示したもので、Q1の入力信号(BU-G)
として、CNTと同一パルス列のスイッチングパルス信
号が、Q4の入力信号(BL-G)として"H" 信号が、Q2,
Q3の入力信号(FU-G,FL-G) として、"L" が、それぞれ
DV4bより入力される。
【0013】この結果、Q2,Q3は常にオフとなり、
モータ電流Imは図示方向に流れる。ここで、Q1,Q4
が共にオンの期間T1は、モータ電流Im(Iq1)は増大し
てモータM6は回転駆動され、Q1がオフの期間T2
は、モータM6は慣性で回転するとともに、モータM6
駆動時に発生した逆起電力により、D3→モータM6→
Q4を通してモータ電流Im(Id3) が流れる。このQ1オ
フ時のImは、モータM6のインダクタンスと内部抵抗+
電流検出用の抵抗RFによる時定数により減少する。一般
に、PWMの周期、即ちCNTの周期はこの時定数より
十分短く設定されるため、Im(図8のa部分)の減衰量
は少ない。なお、Iq1 とId3 とを加えたものがモータ電
流Imとして検出される。
【0014】図7,図9は、減速時等においてブレーキ
をかける目的等で使用される回生モードの逆回転時の動
作を示したもので、Q1,Q4には、CNTと同一パル
ス列のスイッチングパルス信号が入力され、Q2,Q3
には"L" が入力される。この回生モードでは、Q1,Q
4オン時には、図8で示した駆動モードと同様な傾斜を
持つ電流Im(Iq1) が流れるが、Q1,Q4オフ時には、
電流Im(Id3 , 図9のbの部分)はD3,D2を通して
流れることにより逆起電力が吸収される。このオフ時の
電流Imは、+24v、−24vの電源に抗して流れるの
で、急速に減少する。
【0015】この駆動結果が抵抗RFによって、モータ
電流Imとして検出され、前述による負帰還制御が行われ
る。この結果、モータ電流指令値と、モータ電流Imとが
一致するようにモータM6が駆動されることになる。
【0016】なお、Vadd は通常負極性であり、この場
合は、Q1は所定のPWM周期を持つCNTのタイミン
グでオン/オフ制御される。また、Vadd が正極性のと
きは、CNTの"H" の期間、BU-Gが"L" となるパターン
がDEC ROM 4aに格納(DIR3の"1" ,"0" による)さ
れており、Vadd が正極性のときは、パルス抜けさせて
モータ電流Imを低下させ、次のサイクルで元の周期に回
復させる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したPWMモ
ータ駆動回路によって位置制御を行う場合、目標位置に
接近したとき等、モータM6を微小電流で駆動して精密
な位置制御を行う場合がある。モータ電流Imを微小に制
御するためには、モータM6をデューティの小さいパル
ス列(Q1のオン時間が短いパルス列)でオン/オフす
る必要があるが、スイッチング素子Q1等の制御系の素
子の応答が遅いと、PWMコンバータ3で発生したパル
ス幅より長い時間Q1がオンとなり、オフ時にこの駆動
によるモータ電流が落ち切らないので、さらにデューテ
ィを小さくするように作用し、終にはモータ電流指令値
より大きくなってパルス抜けが発生する。
【0018】前述したように、パルス抜けが発生する
と、次の周期でモータ電流Imが減少して元の周期に戻る
ことが期待されるが、微小電流の場合は、このパルス抜
けの状態、つまり、PWMの周期が2倍とか3倍で系が
安定して動作するようになり、スイッチングノイズが発
生する。
【0019】本発明は、上記課題に鑑み、素子等の応答
遅れによるパルス抜けによるスイッチングノイズの発生
を防止するPWMモータ駆動回路を提供することを目的
とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のPWMモータ駆動制御回路は、図1の本発
明の原理図に示すように、モータ電流検出回路(38)と、
検出したモータ電流値とモータ電流指示値との差を演算
する演算回路(31)と、該演算回路からの差出力に対応し
たデューティのパルス列を発生するPWMコンバータ(3
2)と、該パルス列に基づき、モータ(37)に発生する逆起
電力を負荷に消費させる駆動モード用の駆動パルスを発
生する第1の駆動パルス発生回路(33)、および前記逆起
電力を電源に回収させる回生モード用の駆動パルスを発
生する第2の駆動パルス発生回路(34)と、前記駆動モー
ド用の駆動パルスまたは回生モード用の駆動パルスによ
り、それぞれ駆動モードまたは回生モードとして該モー
タを駆動するように構成されたモータ駆動回路(39)とを
備えるPWMモータ駆動回路であって、該モータ電流値
と該モータ電流指示値とを比較する比較回路(35)と、前
記駆動モード時で、且つ該比較回路の差出力が所定値以
下の期間、該モータを駆動する前記駆動パルスを第2の
駆動パルス発生回路から取り出す切替回路(36)とを有す
るように構成する。
【0021】
【作用】回生モードでは、モータ駆動オフ時におけるモ
ータ電流の落ちる速度が駆動モード時より速いことを利
用し、モータ電流値がモータ電流指示値より所定値以上
の期間は回生モードとする。
【0022】このため、比較回路35でモータ電流値とモ
ータ電流指令値とを比較し、切替回路36は、モータ電流
がモータ電流指令値より所定値以上の期間は、回生モー
ド用の駆動パルスを発生する第2の駆動パルス発生回路
34より駆動パルスを取り出してモータ駆動パルス回路39
に渡し、回生モードにする。具体的には、図5のQ4
(またはQ3)の入力信号を、Q1(またはQ2)がオ
フで、且つモータ電流が所定値以上モータ電流指令値よ
り大きい期間、"L" とする。
【0023】以上により、スイッチング素子の応答が遅
くても、所定のPWM周期で微小電流をモータ37に流す
ことができ、スイッチングノイズの発生が防止できる。
【0024】
【実施例】図2は一実施例の構成図、図3は動作タイム
チャート図、図10は磁気テープライブラリ装置の斜視
図、図11は磁気テープライブラリ装置内部の平面図であ
る。
【0025】本実施例は、磁気テープライブラリ装置に
おいて、保管セルの駆動, アクセッサの上下移動, 回動
のために使用されるモータの制御に適用したものであ
る。この磁気テープライブラリ装置の外観は図10のよう
になっていて、その表側には、オペレータパネル41, 42
が設けられており、オペレータが操作できるようになっ
ている。また表側には、カートリッジ投入排出機構の投
入口43および排出口44が設けられている。
【0026】上記磁気テープライブラリ装置40の内部に
は、複数の磁気テープ装置(MTU)48、複数のカート
リッジ(磁気テープカートリッジ) 51を収納できるカー
トリッジ保管セル49、カートリッジ51の運搬を行うアク
セッサ機構部46、アクセッサの制御部47、装置全体の制
御を行うコントロールユニット50、モータ52、53、54、
カートリッジ投入排出機構45等が設けてある。
【0027】上記モータのうち、モータ52はカートリッ
ジ保管セル49を所定位置まで回転させるモータ(CELL DR
IVE MOTOR)であり、モータ53はアクセッサ機構部46を、
軸の回りに所定角度回転させるモータ(SWIVEL MOTOR)で
あり、モータ54はアクセッサ機構部46を上下方向に所定
位置まで駆動するモータ(ELEVATOR MOTOR)である。
【0028】そして、これらのモータ52, 53, 54は、D
C(直流)サーボモータで構成されており、PWMモー
タ駆動回路により駆動制御される。以下、上記のような
DCサーボモータを対象としたPWMモータ駆動回路に
ついて説明する。
【0029】図2は、本発明を図5の従来例に適用した
例を示したもので、モータ電流Imを負帰還してPWM制
御を行う動作は、従来例で説明した通りである。図2に
おいて、20は1.5 倍アンプで、モータ電流ImをAMP 10に
より、前述の(1) 式に基づき変換した電圧Vcur を1.5
倍アンプし、且つ極性を反転する。21は比較器で、モー
タ電流指令値をDAC2で変換した電圧値Vadd と、1.
5 倍アンプ20の出力と比較し、 1.5 倍アンプの出力>Vdac ならば、CNT2として"L" を出力し、 1.5 倍アンプの出力≦Vdac ならば、CNTとして"H" を出力する。
【0030】なお、1.5 倍アンプ20のゲインである1.5
倍は、R1:R2が2:1のとき、実験的に求めたもの
である。つまり、使用した素子に対して、必要最小限の
微小電流がパルス抜けせず流すことのできるアンプゲイ
ンが1.5 倍であった。
【0031】22はデコーダ用のROM(DEC ROM )で、
駆動モード(SINK が"H" ) で、且つ比較器21の出力CN
T2が"H" の期間は、図6で示した駆動モードの駆動パ
ルスを出力するパターンが格納され、駆動モードで、比
較器21の出力CNT2が"L"、且つCNTが"L" のと
き、BL-G(正転のときはFL-G) に対応する出力を"L" に
するパターンが格納されている。
【0032】その他、図5と同一符号は同一対象物を表
す。従来例で説明したように、図2に示す電流帰還型P
WMモータ駆動回路は、モータ電流指令値を電圧に変換
したVdac と、モータ電流Imを電圧に変換したVcur と
の差Vadd が"0" となるような制御が行われる。
【0033】いま、R1:R2が2:1であるから、通
常の制御状態ではVdac :Vcur は2:1となってい
る。ここでVdac が低下(モータ電流指令値を小さくす
る) し、Vcur が下がり切らずに相対的に大きくなっ
て、Vdac :Vcur が3:2となった時点で、比較器21
の出力CNT2は"L" となり、その後CNTが"L" にな
った時点で、BL-Gが"L" となる回生モードのパターン、
即ち、BU-Gが"L", FU-G, FL-G が共に"L" ,BL-Gが"L"
となるパターンがDEC ROM 22より出力されて、駆動モー
ド動作から回生モード動作に切り替わる。
【0034】この模様を示したものが図3で、従来例で
動作する場合は、Vadd が正極性の場合は、モータ電流
Imは曲線aに従って低下して、パルスpが抜けて周期が
例えば2倍になるところ、回生モードにすることによ
り、T期間の間、モータ電流Imは回生モードの減衰曲線
bに従って低下し、その後は元の駆動モードの曲線cに
戻る。この結果、次の周期でVdac :Vcur が2:1
(CNT2は"H" で駆動モード)で、且つVadd が負極
性となり、パルス抜けが発生しないようになる。
【0035】以上のごとく、駆動モードで、微小電流駆
動する場合、スイッチング素子等の系の特性に応じて回
生モードに所定期間切替えることにより、パルス抜けに
よるスイッチングノイズの発生が防止できる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電流帰還
型PWMモータ駆動回路は、駆動モードにおいて、モー
タ電流値がモータ電流指令値より所定値以上大きい期間
は回生モード動作にするもので、スイッチング素子の応
答速度の遅れ等に基づくモータ電流の流れ過ぎを防止す
ることができ、特に微小電流制御時におけるパルス抜け
により発生する可聴域のスイッチングノイズを防止でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理図
【図2】 一実施例の構成図
【図3】 動作タイムチャート図
【図4】 全体構成図
【図5】 従来例のPWMモータ駆動回路
【図6】 駆動モード時の動作を表す図
【図7】 回生モード時の動作を表す図
【図8】 駆動モード時の動作タイムチャート図
【図9】 回生モード時の動作タイムチャート図
【図10】 磁気テープライブラリ装置の斜視図
【図11】 磁気テープライブラリ装置内部の平面図
【符号の説明】
1 プロセッサユニットCPU 2 ディジタ
ル−アナログ変換器 3 PWMコンバータ 4 スイッチ
ングパルス出力回路 4a デコーダ・ロムDEC ROM 4b ドライバ
DV 5 モータ駆動回路 6 モータ 7 モータ電流検出回路 8 タコメー
タ 9 カウンタ 10 アンプA
MP 11 反転アンプ 12 符号判別
回路 13 アンプAMP 14 反転アン
プ 15 符号判別回路 20 1.5倍
アンプ 21 比較器 22 デコーダ
・ロムDEC ROM 31 演算回路 32 PW
Mコンバータ 33 第1の駆動パルス発生回路 34 第2の駆
動パルス発生回路 35 比較回路 36 切替回路 37 モータ 38 モータ電
流検出回路 39 モータ駆動回路 40 磁気テー
プライブラリ装置 41,42 オペレータパネル 43 投入口 44 排出口 45 カートリ
ッジ投入排出機構 46 アクセッセ機構部 47 制御部 48 磁気テープ装置MTU 49 カートリ
ッジ保管セル 50 コントロールユニット 51 カートリ
ッジ 52,53,54 モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ電流検出回路(38)と、検出した
    モータ電流値とモータ電流指示値との差を演算する演算
    回路(31)と、該演算回路からの差出力に対応したデュー
    ティのパルス列を発生するPWMコンバータ(32)と、該
    パルス列に基づき、モータ(37)に発生する逆起電力を負
    荷に消費させる駆動モード用の駆動パルスを発生する第
    1の駆動パルス発生回路(33)、および前記逆起電力を電
    源に回収させる回生モード用の駆動パルスを発生する第
    2の駆動パルス発生回路(34)と、前記駆動モード用の駆
    動パルスまたは回生モード用の駆動パルスにより、それ
    ぞれ駆動モード動作または回生モード動作により該モー
    タを駆動するように構成されたモータ駆動回路(39)とを
    備えるPWMモータ駆動回路であって、 該モータ電流値と該モータ電流指示値とを比較する比較
    回路(35)と、 前記駆動モード時で、且つ該モータ電流値が該モータ電
    流指令値より所定値以上大きい期間、該駆動パルスを第
    2の駆動パルス発生回路から取り出して回生モードに切
    替える切替回路(36)とを有することを特徴とするPWM
    モータ駆動回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5631817A (en) * 1994-06-13 1997-05-20 Fujitsu Limited Load current control of pulse width modulated drive signal including calibration and correction coefficient
JP2007245855A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Imasen Electric Ind Co Ltd 車両のシートベルト制御装置

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