JPH0779665B2 - かに足肉状かまぼこ及びその製造方法 - Google Patents
かに足肉状かまぼこ及びその製造方法Info
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- JPH0779665B2 JPH0779665B2 JP61067937A JP6793786A JPH0779665B2 JP H0779665 B2 JPH0779665 B2 JP H0779665B2 JP 61067937 A JP61067937 A JP 61067937A JP 6793786 A JP6793786 A JP 6793786A JP H0779665 B2 JPH0779665 B2 JP H0779665B2
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- shaped
- crab
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- fibrous
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- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23L—FOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
- A23L13/00—Meat products; Meat meal; Preparation or treatment thereof
- A23L13/50—Poultry products, e.g. poultry sausages
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Polymers & Plastics (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、かに足肉状かまぼこ、より詳しくは、たらば
がにの第一関節部分(棒肉)や、大型のずわいがに、は
なさきがにをコピーした、かに足肉状かまぼこ及びその
製造方法に関する。
がにの第一関節部分(棒肉)や、大型のずわいがに、は
なさきがにをコピーした、かに足肉状かまぼこ及びその
製造方法に関する。
魚肉のすり身を主原料とする練り物を短冊状の繊維状に
成形した、所謂、かに足肉状かまぼこが広く販売され、
大量に食べられている。
成形した、所謂、かに足肉状かまぼこが広く販売され、
大量に食べられている。
従来、かに足肉状かまぼことして、特公昭55−42826号
公報に開示されているように、短冊状に成形した繊維状
物を束ね、フィルムにより包装して蒸煮するものがあ
る。この場合に、内面を赤色に着色したフィルムにより
包装して出荷し、または着色したフィルムに包んだまま
加熱して着色料をかまぼこの表面に転写した後、フィル
ムを外して出荷している。これらのかまぼこは、販売時
にはかに足肉の感じが出ているが、繊維状物の結合は非
常に緩く、このかまぼこを料理に使用する場合には簡単
に繊維状物がバラバラの状態となる。そのため、このか
に足肉状かまぼこは主にサラダや混ぜ御飯等に使用され
ている。
公報に開示されているように、短冊状に成形した繊維状
物を束ね、フィルムにより包装して蒸煮するものがあ
る。この場合に、内面を赤色に着色したフィルムにより
包装して出荷し、または着色したフィルムに包んだまま
加熱して着色料をかまぼこの表面に転写した後、フィル
ムを外して出荷している。これらのかまぼこは、販売時
にはかに足肉の感じが出ているが、繊維状物の結合は非
常に緩く、このかまぼこを料理に使用する場合には簡単
に繊維状物がバラバラの状態となる。そのため、このか
に足肉状かまぼこは主にサラダや混ぜ御飯等に使用され
ている。
また、特開昭60−43362号公報に記載されているよう
に、魚肉練り製品をシート状に延ばし、該シート全体を
細幅に間隔をおいて平行に、且つ不完全に裁断した後で
該シートを紙撚り状に丸めてかに足肉状かまぼこを製造
する方法が提案されている。このかまぼこは紙撚り状に
丸めることにより、先に記載したかに足肉状かまぼこよ
りはバラバラになり難いが、しかし、不完全に裁断する
ことにより部分的につながった部分により細幅の繊維状
物が互いに連結されているだけであるので、やはり比較
的簡単にバラバラになり易い。
に、魚肉練り製品をシート状に延ばし、該シート全体を
細幅に間隔をおいて平行に、且つ不完全に裁断した後で
該シートを紙撚り状に丸めてかに足肉状かまぼこを製造
する方法が提案されている。このかまぼこは紙撚り状に
丸めることにより、先に記載したかに足肉状かまぼこよ
りはバラバラになり難いが、しかし、不完全に裁断する
ことにより部分的につながった部分により細幅の繊維状
物が互いに連結されているだけであるので、やはり比較
的簡単にバラバラになり易い。
上述のように従来のかに足肉状かまぼこは繊維状物が非
常に簡単にバラバラに別れるために、サラダや混ぜ御飯
のように別れた状態でしか使用できず、例えば、かに足
肉状ステーキのように焼いたり、または鍋物の具に使用
した場合には崩れてしまい形状を維持し得ないという問
題がある。
常に簡単にバラバラに別れるために、サラダや混ぜ御飯
のように別れた状態でしか使用できず、例えば、かに足
肉状ステーキのように焼いたり、または鍋物の具に使用
した場合には崩れてしまい形状を維持し得ないという問
題がある。
また、従来のかに足肉状かまぼこは比較的外周面が平坦
であり、天然のかにの中でも外観および風味面から最も
高級とされているたらばがにの第一関節部分に見られる
ようなとげ状の突起がなく、このため、高級感が欠ける
という問題点もある。
であり、天然のかにの中でも外観および風味面から最も
高級とされているたらばがにの第一関節部分に見られる
ようなとげ状の突起がなく、このため、高級感が欠ける
という問題点もある。
以上の問題点に鑑み、本発明は、天然のたらばがにの第
一関節部分のようなとげ状の突起を有しており高級感に
溢れ、しかも、たらばがにの第一関節部分と同様に、か
に足肉ステーキとして焼いたり、または鍋物の具に使用
した場合にも崩れることがない、かに足肉状かまぼこ及
びその製造方法を提供することを主な目的とする。
一関節部分のようなとげ状の突起を有しており高級感に
溢れ、しかも、たらばがにの第一関節部分と同様に、か
に足肉ステーキとして焼いたり、または鍋物の具に使用
した場合にも崩れることがない、かに足肉状かまぼこ及
びその製造方法を提供することを主な目的とする。
本発明においては、魚肉のすり身を主原料とした繊維状
練り物からなり、長手方向に延びる薄肉部により実質的
に互いに連結され、棒状に形成されている中心部と、魚
肉のすり身を主原料とし外周面にとげ状突起を有し、前
記中心部の周囲を包むシート状物とからなり、かにの足
状に形成されているかに足肉状かまぼこが提供される。
練り物からなり、長手方向に延びる薄肉部により実質的
に互いに連結され、棒状に形成されている中心部と、魚
肉のすり身を主原料とし外周面にとげ状突起を有し、前
記中心部の周囲を包むシート状物とからなり、かにの足
状に形成されているかに足肉状かまぼこが提供される。
更に、このような、かに足肉状かまぼこを製造する方法
として、表面にとげ形成用凹部を有する型部材に、魚肉
を主原料とするすり身をシート状に拡げて、とげ状突起
を有するシート状物を形成する工程、魚肉を主原料とす
るすり身をシート状に拡げ、長さ方向に延びる切込みを
入れ、該切込みにより薄肉部が形成され、該薄肉部によ
り繊維状部が実質的に互いに連結されている繊維状部を
形成する工程、および該繊維状部をまとめて棒状にし、
該棒状をした繊維状部を中にして周囲をとげ状突起を有
するシート状物により包む工程からなるかに足肉状かま
ぼこの製造方法が提供される。
として、表面にとげ形成用凹部を有する型部材に、魚肉
を主原料とするすり身をシート状に拡げて、とげ状突起
を有するシート状物を形成する工程、魚肉を主原料とす
るすり身をシート状に拡げ、長さ方向に延びる切込みを
入れ、該切込みにより薄肉部が形成され、該薄肉部によ
り繊維状部が実質的に互いに連結されている繊維状部を
形成する工程、および該繊維状部をまとめて棒状にし、
該棒状をした繊維状部を中にして周囲をとげ状突起を有
するシート状物により包む工程からなるかに足肉状かま
ぼこの製造方法が提供される。
本発明のかに足肉状かまぼこにおいては、外周面にとげ
状突起があり、とげ状突起が大きい場合には天然のかに
の中でも最も高級とされているたらばがにに似ており、
また小さなとげ状突起を多数形成することにより、大型
のずわいがにやはなさきがにに似たかに足肉状かまぼこ
が得られ、高級感に溢れ、かに足肉状ステーキとしてそ
のまま焼いたり、またはそのまま鍋物の具に使用した場
合に非常に料理を引き立てることができる。
状突起があり、とげ状突起が大きい場合には天然のかに
の中でも最も高級とされているたらばがにに似ており、
また小さなとげ状突起を多数形成することにより、大型
のずわいがにやはなさきがにに似たかに足肉状かまぼこ
が得られ、高級感に溢れ、かに足肉状ステーキとしてそ
のまま焼いたり、またはそのまま鍋物の具に使用した場
合に非常に料理を引き立てることができる。
しかも、本発明のかに足肉状かまぼこは、繊維状物の外
側を、裁断されていないシート状物により包んでいるの
で、かに足肉状ステーキとしてそのまま焼いたり、また
はそのまま鍋物の具に使用した場合にも、バラバラに崩
れることがなく、その豪華な形状が維持される。
側を、裁断されていないシート状物により包んでいるの
で、かに足肉状ステーキとしてそのまま焼いたり、また
はそのまま鍋物の具に使用した場合にも、バラバラに崩
れることがなく、その豪華な形状が維持される。
また、シート状物に入れる長さ方向に延びる切込みの深
さをシート状物の厚さより浅くして薄肉部とし、繊維状
部が該薄肉部により互いに連結状態としておくので、該
繊維状部を海苔巻のように、または紙撚りのように、丸
めることにより簡単に棒状にまとめることができる。
さをシート状物の厚さより浅くして薄肉部とし、繊維状
部が該薄肉部により互いに連結状態としておくので、該
繊維状部を海苔巻のように、または紙撚りのように、丸
めることにより簡単に棒状にまとめることができる。
本発明の方法においては、表面にとげ形成用凹部を有す
る型部材に、魚肉を主原料とするすり身をシート状に拡
げて、とげ状突起を有するシート状物を形成する工程、
魚肉を主原料とするすり身をシート状に拡げ、長さ方向
に延びる切込みを入れ、該切込みにより薄肉部が形成さ
れ、該薄肉部により繊維状部が実質的に互いに連結され
ている繊維状部を形成する工程、および該繊維状部をま
とめて棒状にし、該棒状をした繊維状部を中にして周囲
をとげ状突起を有するシート状物により包む工程によ
り、上記のかに足肉状かまぼこが製造できる。
る型部材に、魚肉を主原料とするすり身をシート状に拡
げて、とげ状突起を有するシート状物を形成する工程、
魚肉を主原料とするすり身をシート状に拡げ、長さ方向
に延びる切込みを入れ、該切込みにより薄肉部が形成さ
れ、該薄肉部により繊維状部が実質的に互いに連結され
ている繊維状部を形成する工程、および該繊維状部をま
とめて棒状にし、該棒状をした繊維状部を中にして周囲
をとげ状突起を有するシート状物により包む工程によ
り、上記のかに足肉状かまぼこが製造できる。
また、シート状物に入れる長さ方向に延びる切込みの深
さをシート状物の厚さより浅くして薄肉部とし、繊維状
部が該薄肉部により互いに連結状態としておくので、該
繊維状部を海苔巻のように、または紙撚りのように、丸
めることにより簡単に棒状にまとめることができる。
さをシート状物の厚さより浅くして薄肉部とし、繊維状
部が該薄肉部により互いに連結状態としておくので、該
繊維状部を海苔巻のように、または紙撚りのように、丸
めることにより簡単に棒状にまとめることができる。
更に、とげ状突起および切込みを同じシート状物の異な
る部分に形成し、とげ状突起を有するシート状物と繊維
状部とを実質的に連続した1枚のシート状物とし、該1
枚のシート状物を繊維状部から、順次海苔巻のように、
または紙撚りのように、丸める作業により、一工程で、
繊維状部をまとめて棒状にし、該棒状をした繊維状部を
中にして周囲をとげ状突起を有するシート状物により、
簡単に包むことができ、好ましい。
る部分に形成し、とげ状突起を有するシート状物と繊維
状部とを実質的に連続した1枚のシート状物とし、該1
枚のシート状物を繊維状部から、順次海苔巻のように、
または紙撚りのように、丸める作業により、一工程で、
繊維状部をまとめて棒状にし、該棒状をした繊維状部を
中にして周囲をとげ状突起を有するシート状物により、
簡単に包むことができ、好ましい。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明す
る。
る。
第2図において、成型機11はスケトウタラ等の魚肉に、
適宜、澱粉、食塩、調味料を加えてすり潰し、かまぼこ
材料のすり身2とする。なお、すり身2にかに等の甲殻
類の屑肉をフレーク状として混入してもよい。更に、甲
殻をペースト状にすり潰して3%〜5%程度まですり身
2に混ぜてもよく、このようにするとかにの風味、香
り、色をすり身に付けることができる。また、かにのフ
レーバーやカルシウムをすり身2に添加してもよい。
適宜、澱粉、食塩、調味料を加えてすり潰し、かまぼこ
材料のすり身2とする。なお、すり身2にかに等の甲殻
類の屑肉をフレーク状として混入してもよい。更に、甲
殻をペースト状にすり潰して3%〜5%程度まですり身
2に混ぜてもよく、このようにするとかにの風味、香
り、色をすり身に付けることができる。また、かにのフ
レーバーやカルシウムをすり身2に添加してもよい。
該成型機11はすり身2を、ベルトコンベア12の幅方向に
延びる1個又は複数個の細長いスリット状口金11bとし
たホース11aの先端から、押圧ローラ13の手前側のベル
トコンベア12の上に拡開状態で供給する。
延びる1個又は複数個の細長いスリット状口金11bとし
たホース11aの先端から、押圧ローラ13の手前側のベル
トコンベア12の上に拡開状態で供給する。
前記押圧ローラ13によりすり身2を押圧して、ベルトコ
ンベア12上に、例えば厚さが0.5〜2.5mm程度のシート状
に拡げる。ベルトコンベア12および押圧ローラ13には
水、油等を付けて、すり身がベルトコンベア12又は押圧
ローラ13に粘着することを防止することが好ましい。
ンベア12上に、例えば厚さが0.5〜2.5mm程度のシート状
に拡げる。ベルトコンベア12および押圧ローラ13には
水、油等を付けて、すり身がベルトコンベア12又は押圧
ローラ13に粘着することを防止することが好ましい。
なお、各スリット口金11bの大きさ、各スリット口金11b
からのすり身2の供給量、押圧ローラ13とベルトコンベ
ア12間の隙間等をベルト12の幅方向に変化させて、すり
身2の厚みを幅方向に一様でない状態としてもよい。例
えば、後述するとげ状突起3が形成される部分のすり身
の厚さを薄くして天然のかにに近付けてもよいし、逆に
厚くして繊維状部がばらけ難くしてもよい。
からのすり身2の供給量、押圧ローラ13とベルトコンベ
ア12間の隙間等をベルト12の幅方向に変化させて、すり
身2の厚みを幅方向に一様でない状態としてもよい。例
えば、後述するとげ状突起3が形成される部分のすり身
の厚さを薄くして天然のかにに近付けてもよいし、逆に
厚くして繊維状部がばらけ難くしてもよい。
前記ベルトコンベア12は、後述する加熱装置14による加
熱処理に耐えるようシリコンゴム、テフロン等の耐高温
性の材質で作られており、一対のプーリ12a,12b間に掛
渡されている。該ベルトコンベア12は本発明の型部材で
あり、第4図に示すように幅方向の一部表面に多数のと
げ形成用凹部12cを有し、該とげ形成用凹部12cを有さな
い部分12dは平坦になっている。
熱処理に耐えるようシリコンゴム、テフロン等の耐高温
性の材質で作られており、一対のプーリ12a,12b間に掛
渡されている。該ベルトコンベア12は本発明の型部材で
あり、第4図に示すように幅方向の一部表面に多数のと
げ形成用凹部12cを有し、該とげ形成用凹部12cを有さな
い部分12dは平坦になっている。
なお、とげ状形成用凹部を金属板に穿ち、その上にシリ
コン、テフロン等をコーティングし、このようにして製
作した多数個の金属板を無端状に連結してベルトコンベ
ア12を形成してもよい。
コン、テフロン等をコーティングし、このようにして製
作した多数個の金属板を無端状に連結してベルトコンベ
ア12を形成してもよい。
とげ形成用凹部12cは第3図に示すようにほぼ円錐形を
している。好ましくは、コンベア12の表面に対してコン
ベア12の進行方向(矢印)と反対方向にやや傾斜して形
成して、押圧ローラ13によるすり身2の充填が確実に行
えるようにするとよい。
している。好ましくは、コンベア12の表面に対してコン
ベア12の進行方向(矢印)と反対方向にやや傾斜して形
成して、押圧ローラ13によるすり身2の充填が確実に行
えるようにするとよい。
とげ形成用凹部12cの大きさおよび数は、コピー対象の
かにの大きさに合せて適宜選定する。例えば、たらばが
に風かに足肉状かまぼこでは3〜20mmの高さとし、比較
的小数のとげ状突起を形成し、一方、ずわいがに、はな
さきがににあっては高さが1mm程度の比較的小さなとげ
を多数形成する。
かにの大きさに合せて適宜選定する。例えば、たらばが
に風かに足肉状かまぼこでは3〜20mmの高さとし、比較
的小数のとげ状突起を形成し、一方、ずわいがに、はな
さきがににあっては高さが1mm程度の比較的小さなとげ
を多数形成する。
また、とげ形成用凹部12cに空気抜き用貫通孔12eを連通
して、すり身2が該凹部12cに押込まれる際に該凹部12c
内の空気が抜けるようにしている。
して、すり身2が該凹部12cに押込まれる際に該凹部12c
内の空気が抜けるようにしている。
ベルトコンベア12の入口から所定の長さに亙り坐り領域
12fを設けて、該坐り領域12fではすり身2の両側から例
えばプロパンガス形式の加熱装置25等で少し加熱してす
り身2の表面の水分を取り、色艶を良くする。
12fを設けて、該坐り領域12fではすり身2の両側から例
えばプロパンガス形式の加熱装置25等で少し加熱してす
り身2の表面の水分を取り、色艶を良くする。
坐り領域12fの下流でベルトコンベア12を、例えば蒸し
形式又は焼き形式の公知の構造の加熱装置24が覆ってお
り、すり身2を、80℃以上の温度、例えば、90〜95℃で
5〜8分程度加熱して薄板状のかまぼこ8とする。
形式又は焼き形式の公知の構造の加熱装置24が覆ってお
り、すり身2を、80℃以上の温度、例えば、90〜95℃で
5〜8分程度加熱して薄板状のかまぼこ8とする。
ベルトコンベア12の出口側プーリ12b部の直ぐ上方に剥
離コンベア14の下部プーリ14aが位置しており、第2図
及び第5図に示すように、該下部プーリ14aからベルト
コンベア12に対して鋭角を成して剥離コンベア14が立上
がっており、更にベルトコンベア12の上方を逆向きに延
在している。
離コンベア14の下部プーリ14aが位置しており、第2図
及び第5図に示すように、該下部プーリ14aからベルト
コンベア12に対して鋭角を成して剥離コンベア14が立上
がっており、更にベルトコンベア12の上方を逆向きに延
在している。
前記ベルトコンベア12上に拡げられ加熱装置24により製
造されたとげ状突起3付きの薄板状かまぼこ8を、第5
図に示すように、剥離コンベア14の下部プーリ14aに沿
って接線状に持上げて、ベルトコンベア12のとげ状凹部
12aからとげ状突起3をスムーズに引きはがし、とげ状
突起3が上向きになった状態で薄板状かまぼこ8を剥離
コンベア14により上方へ移送する。前述のように、ベル
トコンベア12をシリコンゴム、テフロン等のすり身2の
粘着し難い材質とすることにより、引きはがしが容易に
行えるので好ましい。
造されたとげ状突起3付きの薄板状かまぼこ8を、第5
図に示すように、剥離コンベア14の下部プーリ14aに沿
って接線状に持上げて、ベルトコンベア12のとげ状凹部
12aからとげ状突起3をスムーズに引きはがし、とげ状
突起3が上向きになった状態で薄板状かまぼこ8を剥離
コンベア14により上方へ移送する。前述のように、ベル
トコンベア12をシリコンゴム、テフロン等のすり身2の
粘着し難い材質とすることにより、引きはがしが容易に
行えるので好ましい。
なお、前記したように剥離コンベア14をベルトコンベア
12と逆向きに設置すると大きなとげ状突起3でも形を崩
さずに剥離できるので好ましい。しかし、とげ状突起3
が小さい場合は剥離コンベア14をベルトコンベア12と同
方向に延在させてもよい。
12と逆向きに設置すると大きなとげ状突起3でも形を崩
さずに剥離できるので好ましい。しかし、とげ状突起3
が小さい場合は剥離コンベア14をベルトコンベア12と同
方向に延在させてもよい。
剥離コンベア14の上方に位置するプーリ15aから他方の
プーリ15bの間に、コンベア15がほぼ水平に掛渡されて
いる。剥離コンベア14からコンベア15に薄板状かまぼこ
8を受け渡すことによりとげ状突起3は下向きとなる。
プーリ15bの間に、コンベア15がほぼ水平に掛渡されて
いる。剥離コンベア14からコンベア15に薄板状かまぼこ
8を受け渡すことによりとげ状突起3は下向きとなる。
剥離コンベア14及びコンベア15上で搬送されるうちに薄
板状かまぼこ8は冷却し、そして結着すり身充填機23か
ら結着剤として適量のすり身をコンベア15上の薄板状か
まぼこ8上に供給する。すり身に代えて他の結着剤を用
いてもよく、また、場合によっては結着剤を省略するこ
ともできる。
板状かまぼこ8は冷却し、そして結着すり身充填機23か
ら結着剤として適量のすり身をコンベア15上の薄板状か
まぼこ8上に供給する。すり身に代えて他の結着剤を用
いてもよく、また、場合によっては結着剤を省略するこ
ともできる。
更に、コンベア15からネットコンベア26へ移送され、ネ
ットコンベア26の下方に設置した着色料噴射機16から、
薄板状かまぼこ8のとげ状突起3部分およびその近傍
に、赤色の着色料を吹き付け、ネットコンベア28上で電
気ヒータ27等により着色料を乾燥させて、かにの表面と
同様な色とする。なお、成型機11において、とげ状突起
3部分となるすり身2に予め着色料を練り込み、着色料
噴射機16を省略することもできる。
ットコンベア26の下方に設置した着色料噴射機16から、
薄板状かまぼこ8のとげ状突起3部分およびその近傍
に、赤色の着色料を吹き付け、ネットコンベア28上で電
気ヒータ27等により着色料を乾燥させて、かにの表面と
同様な色とする。なお、成型機11において、とげ状突起
3部分となるすり身2に予め着色料を練り込み、着色料
噴射機16を省略することもできる。
着色料噴射機16の前又は後に冷風装置(図示せず)が設
けられており、薄板状かまぼこ8冷却用の冷風が吹出す
ようになっている。
けられており、薄板状かまぼこ8冷却用の冷風が吹出す
ようになっている。
ネットコンベア28の後に一対のローラ17a、17bからなる
ローラ型裁断装置17、所謂、麺切り機が設置されてい
る。
ローラ型裁断装置17、所謂、麺切り機が設置されてい
る。
第6図に示すように、ローラ17aは平坦な円筒型をして
おり、一方、ローラ17bはすり身からなる薄板状かまぼ
こ8のとげ状突起3を有する部分6に対応するローラ部
分17dが小径の円筒部となっており、残りのローラ部
分、すなわち、すり身からなる薄板状かまぼこのとげ状
突起3のない部分に対応するローラ部分には多数の円形
刃物17cがほぼ等間隔に植設されている。
おり、一方、ローラ17bはすり身からなる薄板状かまぼ
こ8のとげ状突起3を有する部分6に対応するローラ部
分17dが小径の円筒部となっており、残りのローラ部
分、すなわち、すり身からなる薄板状かまぼこのとげ状
突起3のない部分に対応するローラ部分には多数の円形
刃物17cがほぼ等間隔に植設されている。
両ローラ17aおよび17bの間隙を調節することにより、第
8図に示すように、ローラ型裁断機17により形成される
切れ目5が薄板状かまぼこ9の底まで達しないようにし
て、切れ目5により形成される繊維状部4が薄肉部4aに
より実質的に互いに連結した状態の繊維状薄板かまぼこ
9となるようにしている。
8図に示すように、ローラ型裁断機17により形成される
切れ目5が薄板状かまぼこ9の底まで達しないようにし
て、切れ目5により形成される繊維状部4が薄肉部4aに
より実質的に互いに連結した状態の繊維状薄板かまぼこ
9となるようにしている。
ローラ型裁断機17の後には、繊維状薄板状かまぼこの幅
方向に適宜の長さの切れ目7(第7図)を形成するカッ
タ(図示せず)が設けられている。
方向に適宜の長さの切れ目7(第7図)を形成するカッ
タ(図示せず)が設けられている。
第8図に示されるように、幅方向の一部の裏面にとげ状
突起3が形成され、残りの部分に長手方向に延びる薄肉
部5により互いに連結された繊維状部4からなり、食べ
るのに好適なように長手方向に適宜間隔で切れ目7を有
する薄板状かまぼこ9が得られる。
突起3が形成され、残りの部分に長手方向に延びる薄肉
部5により互いに連結された繊維状部4からなり、食べ
るのに好適なように長手方向に適宜間隔で切れ目7を有
する薄板状かまぼこ9が得られる。
この薄板状かまぼこ9を、結束用コンベアベルト19の上
で適宜なガイド(図示せず)を用いて繊維状部4からと
げ状突起3を有する部分6に向けて海苔巻状に又は紙撚
り状に巻込み結束し、ついで一対のローラ21により自動
切断機20へ移送し、そのカッタにより適宜長さに切断し
て、第1図に示すように、魚肉のすり身を主原料とした
繊維状練り物4が棒状に束ねられ、魚肉のすり身を主原
料とし外周面にとげ状突起3を有するシート状物6によ
り、前記棒状をした繊維状練り物4の周囲が包まれ、か
にの足状に形成されている本発明に係るたらばがに風か
に足肉状かまぼこ1が得られる。
で適宜なガイド(図示せず)を用いて繊維状部4からと
げ状突起3を有する部分6に向けて海苔巻状に又は紙撚
り状に巻込み結束し、ついで一対のローラ21により自動
切断機20へ移送し、そのカッタにより適宜長さに切断し
て、第1図に示すように、魚肉のすり身を主原料とした
繊維状練り物4が棒状に束ねられ、魚肉のすり身を主原
料とし外周面にとげ状突起3を有するシート状物6によ
り、前記棒状をした繊維状練り物4の周囲が包まれ、か
にの足状に形成されている本発明に係るたらばがに風か
に足肉状かまぼこ1が得られる。
この場合に、とげ状突起3を、シート状物の外周面の周
方向の一部に形成して、より天然のかに足肉に近付ける
ことが美観上好ましい。
方向の一部に形成して、より天然のかに足肉に近付ける
ことが美観上好ましい。
以上の説明にあっては、1枚のシート状物にとげ状突起
および長さ方向に切込みが入れられた繊維状部を形成し
ているので、繊維状部からシート状物を巻き込むことに
より棒状に束ねられた繊維状練り物の周囲をとげ状突起
を有するシート状物で包めばよく、生産性が高められ、
また、同一シートを用いるので加熱時の繊維状部とシー
ト状部との収縮率を調整する作業も不要となり、好まし
い。
および長さ方向に切込みが入れられた繊維状部を形成し
ているので、繊維状部からシート状物を巻き込むことに
より棒状に束ねられた繊維状練り物の周囲をとげ状突起
を有するシート状物で包めばよく、生産性が高められ、
また、同一シートを用いるので加熱時の繊維状部とシー
ト状部との収縮率を調整する作業も不要となり、好まし
い。
なお、本発明は、切込みが入れられた繊維状部ととげ状
突起を有するシート状部を別個に作り、組合せてもよ
い。しかし、この場合には、繊維状部ととげ状突起を有
するシート状部とを別個に作るために、それぞれ機械お
よび作業者が必要であり、更に組合せの作業が必要であ
るが、各作業設備単体を小形化できる。
突起を有するシート状部を別個に作り、組合せてもよ
い。しかし、この場合には、繊維状部ととげ状突起を有
するシート状部とを別個に作るために、それぞれ機械お
よび作業者が必要であり、更に組合せの作業が必要であ
るが、各作業設備単体を小形化できる。
更に、第7図に示した繊維状薄板かまぼこ9ではとげ状
突起3が幅方向の端部に形成されているが、別の態様と
しては、とげ状突起3を中央部に形成し、その両側を繊
維状部4とし、両側から中央に向かって巻込み結束する
ようにしてもよい。
突起3が幅方向の端部に形成されているが、別の態様と
しては、とげ状突起3を中央部に形成し、その両側を繊
維状部4とし、両側から中央に向かって巻込み結束する
ようにしてもよい。
また、本発明では上記実施例のように、繊維状練り物
は、長手方向の切れ目によりたとえ切れている部分が一
部あったとしても、殆どの部分は長手方向に延びる薄肉
部により実質的に互いに連結されている方が、シート状
物と同様にして巻込むことができ、作業性が高く好まし
い。
は、長手方向の切れ目によりたとえ切れている部分が一
部あったとしても、殆どの部分は長手方向に延びる薄肉
部により実質的に互いに連結されている方が、シート状
物と同様にして巻込むことができ、作業性が高く好まし
い。
また、上記の実施例においては、連続シート状のすり身
と該すり身から得た薄板状かまぼこを連続的に移送しつ
つ加工していたが、所定長さに切断したシートを用いて
本発明の各工程を実施するようにしてもよい。
と該すり身から得た薄板状かまぼこを連続的に移送しつ
つ加工していたが、所定長さに切断したシートを用いて
本発明の各工程を実施するようにしてもよい。
本発明のかに足肉状かまぼこにおいては、外周面にとげ
状突起があり、このとげ状突起が比較的大きく、しかも
かまぼこが太いものは、天然のかにの中でも最も高級と
されているたらばがにに似ており高級感に溢れ、かに足
肉状ステーキとしてそのまま焼いたり、またはそのまま
鍋物の具に使用した場合に非常に料理を引き立てること
ができる。また、比較的小さなとげ状突起を多数形成し
て、かまぼこの太さを細めとしたものは、天然のはなさ
きがにやずわいがににそっくりなものとなり、同じく焼
いたり、煮たりして使用したり、またサラダの彩として
丸のまま載せたりしても見栄えがない。
状突起があり、このとげ状突起が比較的大きく、しかも
かまぼこが太いものは、天然のかにの中でも最も高級と
されているたらばがにに似ており高級感に溢れ、かに足
肉状ステーキとしてそのまま焼いたり、またはそのまま
鍋物の具に使用した場合に非常に料理を引き立てること
ができる。また、比較的小さなとげ状突起を多数形成し
て、かまぼこの太さを細めとしたものは、天然のはなさ
きがにやずわいがににそっくりなものとなり、同じく焼
いたり、煮たりして使用したり、またサラダの彩として
丸のまま載せたりしても見栄えがない。
しかも、本発明のかに足肉状かまぼこは、繊維状物の外
側を、裁断されていないシート状物により包んでいるの
で、かに足肉状ステーキとしてそのまま焼いたり、また
はそのまま鍋物の具に使用した場合にも、バラバラに崩
れることがなく、その豪華な形状が維持される。
側を、裁断されていないシート状物により包んでいるの
で、かに足肉状ステーキとしてそのまま焼いたり、また
はそのまま鍋物の具に使用した場合にも、バラバラに崩
れることがなく、その豪華な形状が維持される。
また、シート状物に入れる長さ方向に延びる切込みの深
さをシート状物の厚さより浅くして薄肉部とし、繊維状
部が該薄肉部により互いに連結状態としておくので、該
繊維状部を海苔巻のように、または紙撚りのように、丸
めることにより簡単に棒状にまとめることができる。
さをシート状物の厚さより浅くして薄肉部とし、繊維状
部が該薄肉部により互いに連結状態としておくので、該
繊維状部を海苔巻のように、または紙撚りのように、丸
めることにより簡単に棒状にまとめることができる。
本発明の方法においては、表面にとげ形成用凹部を有す
る型部材に、魚肉を主原料とするすり身をシート状に拡
げて、とげ状突起を有するシート状物を形成し、また、
魚肉を主原料とするすり身をシート状に拡げ、長さ方向
に延びる切込みを入れ、該切込みにより薄肉部が形成さ
れ、該薄肉部により繊維状部が実質的に互いに連結され
ている繊維状部を形成し、該繊維状部をまとめて棒状に
し、該棒状をした繊維状部を中にして周囲をとげ状突起
を有するシート状物により包むことにより、上記のかに
足肉状かまぼこが製造できる。
る型部材に、魚肉を主原料とするすり身をシート状に拡
げて、とげ状突起を有するシート状物を形成し、また、
魚肉を主原料とするすり身をシート状に拡げ、長さ方向
に延びる切込みを入れ、該切込みにより薄肉部が形成さ
れ、該薄肉部により繊維状部が実質的に互いに連結され
ている繊維状部を形成し、該繊維状部をまとめて棒状に
し、該棒状をした繊維状部を中にして周囲をとげ状突起
を有するシート状物により包むことにより、上記のかに
足肉状かまぼこが製造できる。
第1図は本発明に係るたらばがに風かに足肉状かまぼこ
の実施例の斜視図、第2図は本発明方法を実施する一装
置の概略正面図、第3図は第2図のベルトコンベアの拡
大長手方向断面図、第4図は第2図のベルトコンベアの
一部平面図、第5図はベルトコンベアからの薄板状かま
ぼこの剥離状態を示す拡大正面図、第6図は第2図のロ
ーラ型裁断機の側面図、第7図は薄板状かまぼこの平面
図、第8図は第7図の一部拡大断面図である。 1…かに足肉状かまぼこ、2、30…シート状すり身、
3、33…とげ状突起、4…繊維状部、4a…薄肉部、5…
長手方向切り込み、6…とげ状突起のない部分、8…薄
板状かまぼこ、9…繊維状部が形成された薄板状かまぼ
こ、12…ベルトコンベア、12a…とげ状突起形成用凹
部、17…ローラ型裁断機、24…加熱装置。
の実施例の斜視図、第2図は本発明方法を実施する一装
置の概略正面図、第3図は第2図のベルトコンベアの拡
大長手方向断面図、第4図は第2図のベルトコンベアの
一部平面図、第5図はベルトコンベアからの薄板状かま
ぼこの剥離状態を示す拡大正面図、第6図は第2図のロ
ーラ型裁断機の側面図、第7図は薄板状かまぼこの平面
図、第8図は第7図の一部拡大断面図である。 1…かに足肉状かまぼこ、2、30…シート状すり身、
3、33…とげ状突起、4…繊維状部、4a…薄肉部、5…
長手方向切り込み、6…とげ状突起のない部分、8…薄
板状かまぼこ、9…繊維状部が形成された薄板状かまぼ
こ、12…ベルトコンベア、12a…とげ状突起形成用凹
部、17…ローラ型裁断機、24…加熱装置。
Claims (11)
- 【請求項1】魚肉のすり身を主原料とした繊維状練り物
からなり、長手方向に延びる薄肉部により実質的に互い
に連結され、棒状に形成されている中心部と、魚肉のす
り身を主原料とし外周面にとげ状突起を有し、前記中心
部の周囲を包むシート状物とからなり、かにの足状に形
成されていることを特徴とするかに足肉状かまぼこ。 - 【請求項2】前記とげ状突起が、シート状物の外周面の
周方向の一部に形成されている特許請求の範囲第1項に
記載のかに足肉状かまぼこ。 - 【請求項3】前記中心部の繊維状練り物とシート状物と
がつながっている特許請求の範囲第1項または第2項に
記載のかに足肉状かまぼこ。 - 【請求項4】前記とげ状突起が赤色に着色されている特
許請求の範囲第1項から第3項までの何れか1項に記載
のかに足肉状かまぼこ。 - 【請求項5】前記シート状物に甲殻類の肉を含んでいる
特許請求の範囲第1項から第4項までの何れか1項に記
載のかに足肉状かまぼこ。 - 【請求項6】表面にとげ形成用凹部を有する型部材に、
魚肉を主原料とするすり身をシート状に拡げて、とげ状
突起を有するシート状物を形成する工程、魚肉を主原料
とするすり身をシート状に拡げ、長さ方向に延びる切込
みを入れ、該切込みにより薄肉部が形成され、該薄肉部
により繊維状部が実質的に互いに連結されている繊維状
部を形成する工程、および該繊維状部をまとめて棒状に
し、該棒状をした繊維状部を中にして周囲をとげ状突起
を有するシート状物により包む工程からなることを特徴
とするかに足肉状かまぼこの製造方法。 - 【請求項7】幅方向の一部表面にとげ形成用凹部を有す
る型部材に、魚肉を主原料とするすり身をシート状に拡
げ、該シート状物を加熱して前記とげ形成用凹部により
前記とげ状突起を形成した後、該とげ状突起を有しない
部分に長さ方向に切込みを入れて前記繊維状部を形成
し、該繊維状部を中にして周囲を前記とげ状突起を有す
るシート状物により包む特許請求の範囲第6項記載のか
に足肉状かまぼこの製造方法。 - 【請求項8】表面にとげ形成用凹部を有するコンベア
を、前記型部材として用いる特許請求の範囲第7項記載
のかに足肉状かまぼこの製造方法。 - 【請求項9】前記コンベアの幅方向端部表面にとげ形成
用凹部が形成されており、前記シート状物の幅方向の端
部にとげが形成される特許請求の範囲第8項記載のかに
足肉状かまぼこの製造方法。 - 【請求項10】前記ベルトコンベア上にすり身を供給
し、該すり身を押圧ローラにより該ベルトコンベアに押
圧してシート状に拡げる特許請求の範囲第9項記載のか
に足肉状かまぼこの製造方法。 - 【請求項11】前記すり身をスリット状口金から前記ベ
ルトコンベア上に膜状に押出す特許請求の範囲第7項か
ら第10項までの何れか1項に記載のかに足肉状かまぼこ
の製造方法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CA000519922A CA1294485C (en) | 1985-10-15 | 1986-10-06 | Fabricated meat products like crab leg meat and process for manufacturing the same |
EP86113894A EP0219051B1 (en) | 1985-10-15 | 1986-10-07 | Fabricated meat products like crab leg meat and process for manufacturing the same |
DE8686113894T DE3680984D1 (de) | 1985-10-15 | 1986-10-07 | Fleischprodukte in form von krabbenbeinen und verfahren zu ihrer herstellung. |
US06/918,007 US4814191A (en) | 1985-10-15 | 1986-10-10 | Fabricated meat products like crab leg meat |
KR1019860008602A KR870003722A (ko) | 1985-10-15 | 1986-10-14 | 게족육상(足肉狀)생선묵 및 그의 제조방법 |
US07/194,887 US4824687A (en) | 1985-10-15 | 1988-05-17 | Process for manufactring fabricated crab leg meat |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22956685 | 1985-10-15 | ||
JP60-229566 | 1985-10-15 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61085585A Division JPS62181759A (ja) | 1985-10-15 | 1986-04-14 | かに足肉状かまぼこ及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62259565A JPS62259565A (ja) | 1987-11-11 |
JPH0779665B2 true JPH0779665B2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=16894179
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61067937A Expired - Fee Related JPH0779665B2 (ja) | 1985-10-15 | 1986-03-26 | かに足肉状かまぼこ及びその製造方法 |
JP61085585A Pending JPS62181759A (ja) | 1985-10-15 | 1986-04-14 | かに足肉状かまぼこ及びその製造方法 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61085585A Pending JPS62181759A (ja) | 1985-10-15 | 1986-04-14 | かに足肉状かまぼこ及びその製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JPH0779665B2 (ja) |
KR (1) | KR870003722A (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63137662A (ja) * | 1986-11-28 | 1988-06-09 | Fumihiko Masuda | かにもどき食品の製造方法 |
JPH0453276Y2 (ja) * | 1986-11-28 | 1992-12-15 | ||
JPS63137660A (ja) * | 1986-11-28 | 1988-06-09 | Fumihiko Masuda | たらばかにもどき食品ならびにその製造方法 |
JPS63137661A (ja) * | 1986-11-28 | 1988-06-09 | Fumihiko Masuda | かにもどき食品の製造方法ならびにその製造装置 |
JPH01309659A (ja) * | 1988-06-03 | 1989-12-14 | Ichimasa Kamaboko Kk | 帆立貝風魚肉練製品及びその製造方法 |
KR100396290B1 (ko) * | 2001-02-16 | 2003-08-27 | 주식회사 환공식품 | 내부충진물을 주입한 어묵 및 그 제조방법 |
FR2912603B1 (fr) * | 2007-02-16 | 2011-01-07 | Fleury Michon | Procede de fabrication de produits alimentaires, produit obtenu et chaine de fabrication correspondante |
FR3080522B1 (fr) * | 2018-04-25 | 2021-12-03 | Fleury Michon | Procede de fabrication d'un produit alimentaire a base de pate alimentaire se presentant sous la forme d'un batonnet, produit et chaine de fabrication correspondants |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51130557A (en) * | 1975-05-08 | 1976-11-12 | Osaki Suisan Kk | Method of producing fish meat paste product |
JPS5846314B2 (ja) * | 1981-12-29 | 1983-10-15 | マルヤス水産食品株式会社 | 繊維状かまぼこ製品の製造法 |
JPS5911164A (ja) * | 1982-07-10 | 1984-01-20 | Yasuno Keiko | 人工甲殻の製造方法 |
JPS60119289U (ja) * | 1984-01-23 | 1985-08-12 | 坂本 義晴 | 蟹のはさみ形かまぼこ |
JPS61289861A (ja) * | 1985-06-14 | 1986-12-19 | Fujitou Chinmi Kamabokoten:Kk | 練製品 |
-
1986
- 1986-03-26 JP JP61067937A patent/JPH0779665B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1986-04-14 JP JP61085585A patent/JPS62181759A/ja active Pending
- 1986-10-14 KR KR1019860008602A patent/KR870003722A/ko not_active Application Discontinuation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62259565A (ja) | 1987-11-11 |
KR870003722A (ko) | 1987-05-04 |
JPS62181759A (ja) | 1987-08-10 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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