JPH0777380A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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Publication number
JPH0777380A
JPH0777380A JP5223300A JP22330093A JPH0777380A JP H0777380 A JPH0777380 A JP H0777380A JP 5223300 A JP5223300 A JP 5223300A JP 22330093 A JP22330093 A JP 22330093A JP H0777380 A JPH0777380 A JP H0777380A
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JP
Japan
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deodorizing
duct
refrigerator
air
damper
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Application number
JP5223300A
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English (en)
Inventor
Tamaki Aoki
環 青木
Atsuko Ito
温子 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、冷蔵庫において冷気の循環量の低
下による脱臭能力低下を改善し、且つ、触媒の吸着能力
そのものが有効利用されるような構造を有する冷蔵庫を
提供することを目的とする。 【構成】 冷蔵室3内に上下方向に設けられた脱臭用ダ
クト16と、脱臭用ダクト16内に設置され低温で臭気
成分を酸化分解する低温活性脱臭触媒20と、脱臭用ダ
クト16内を通風孔17a、b、およびcから内部ダン
パ18a、bへと下から上に送風する送風手段19と、
内部ダンパ18a、bと送風手段19を制御する臭気セ
ンサーと、冷却器6からの冷気を脱臭用ダクト16へ導
く外部ダンパ23と、外部ダンパ23を制御する温度セ
ンサー22とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、庫内の臭気成分を除去
する機能を備えた冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、脱臭機能は冷蔵庫の基本機能とし
ての位置づけを確立しつつある。冷蔵庫の脱臭装置とし
ては、活性炭などの吸着材を用いて庫内の臭気成分を物
理的に吸着させるもの、触媒に吸着させた臭気成分をオ
ゾンや紫外線、あるいは加熱により酸化分解させて脱臭
と同時に触媒の吸着機能を再生させるものなどがある。
【0003】これらのうち、触媒吸着−加熱酸化分解構
造をもつ脱臭装置が、酸化分解効率に優れ、脱臭装置の
ためのスペースが少なくて済み、かつコストメリットも
高いなど他の脱臭方式に比べて有利な点が多い。このよ
うな構造をもつ脱臭装置については、例えば、実開平1
−128826号公報にその一例が紹介されている。
【0004】以下に、それについて図面を参照して説明
する。図7において、1は冷蔵庫本体であり、2、3は
その内部に形成された冷凍室および冷蔵室、4、5は各
々扉である。6は冷凍室2背部の冷却器室7内に配設さ
れた冷却器、8は冷却器6の上方に配設されたファンで
ある。9は、冷却器6により冷却された空気を冷凍室2
内に供給する供給口であり、10は冷凍室2内の空気を
前記冷却器室7に戻すためのリターンダクトである。
【0005】また、11は、冷却器6により冷却された
空気を冷蔵室3内に供給するための供給ダクトであり、
12は冷蔵室3内の空気を冷却器室7に戻すためのリタ
ーンダクトである。
【0006】13は冷却器室7の下部において冷却器6
の下方に配設された除霜ヒータを兼用するヒータで、例
えばガラス管ヒータからなり、前記ヒータ13の上部に
は下側が開放されたカバー14が設けられている。ヒー
タ13は、冷却器6の除霜時にのみ通電され、それ以外
は断電されるというように通断電制御される。15は、
前記カバー14の内面に設けた吸着型熱分解触媒で、こ
れは、例えば活性炭などの吸着材と、白金系の熱分解触
媒とを混合したものからなる。
【0007】上記構成において、冷却運転時には、ファ
ン8の送風作用により、庫内の空気が冷却器室7、冷凍
室2およびリターンダクト10を介して循環されると共
に、冷却器室7、供給ダクト11、冷蔵室3およびリタ
ーンダクト12を介して循環される。
【0008】この際、冷却器室7内を通る空気が吸着系
熱分解触媒15と接触し、空気中の臭気成分が触媒15
に吸着される。一方、除霜運転が再開されると、冷却器
6の冷却作用およびファン8の運転が停止される一方、
ヒータ13が通電されて発熱する。
【0009】このヒータ13の発熱により、冷却器6が
加熱されて除霜が行われ、かつ、触媒15が同時に加熱
されて吸着された臭気成分が分解除去され、吸着機能が
再生される。そして、除霜運転が終了して冷却運転が再
開され、触媒15の温度が低下すると、上述と同様に庫
内の空気に含まれた臭気成分が再び触媒15に吸着さ
れ、これらの繰り返しにより庫内の脱臭が行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成では、触媒15がカバー14の内面に設置されている
ため、リターンダクト10、12からの空気が触媒15
に接するのにカバー14が妨げとなり、その結果、触媒
15の吸着機能を有効に生かすことが難しい。また、例
えば低外気温時のときのように、冷蔵庫の運転率および
冷蔵室のダンパ装置の開口時間が低下すると、空気の循
環量が減少し、脱臭に関しては条件がますます悪化する
という問題点を有する。なお、外気温度と冷蔵庫の運転
率および冷蔵室のダンパ装置の開口率(ドア開閉なし・
1日平均)との関係を(表1)に示す。
【0011】
【表1】
【0012】本発明は上記の問題点を解決するもので、
空気の循環量の低下による脱臭能力低下を改善し、且
つ、触媒の吸着能力そのものが有効利用されるような構
造を有する冷蔵庫を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の冷蔵庫は、冷蔵室内に上下方向に設けた脱
臭用ダクトと、前記脱臭用ダクトに下から上に送風する
送風手段と、前記脱臭用ダクト内に配設し、低温で臭気
成分を酸化分解する低温活性脱臭触媒と、前記低温活性
脱臭触媒の風上に設置したフィルターとを設けたもので
ある。
【0014】また前記低温活性脱臭触媒、および前記フ
ィルターを前記脱臭用ダクトに対し斜めに設置する。
【0015】また前記脱臭用ダクトの吐出口を冷蔵庫本
体に対し左右方向に向けて設ける。また冷蔵庫本体に脱
臭ランプと脱臭ボタンとを設け、前記脱臭ボタンをON
することにより前記送風手段が一定時間働く様にする。
【0016】また前記送風手段を前記脱臭用ダクト内に
設けた臭気センサーによって制御する。
【0017】また前記冷蔵室に設けた温度センサーと、
前記温度センサーにより開閉制御され、冷却器からの冷
気を前記脱臭用ダクトへ導く外部ダンパと、前記脱臭用
ダクトの上部吐出口に設置し前記外部ダンパの開閉に逆
連動する内部ダンパとを有し、前記送風手段を前記内部
ダンパと連動制御する。
【0018】
【作用】この構成によると、冷蔵室内の冷気を脱臭用ダ
クトを通じ触媒に強制的に通過させることにより、触媒
の吸着能力を有効に生かすことができる。
【0019】また、脱臭用ダクトに送風する送風手段を
備えているため、低外気温時の冷蔵庫の運転率および冷
蔵室のダンパ装置の開口時間の低下等の外的条件に左右
されず優れた脱臭能力を得ることができる。
【0020】また、冷蔵室内の冷気を脱臭用ダクトに下
から上方向に循環し脱臭するので、空気より重く下に沈
みがちな臭気成分を効率良く脱臭することができる。
【0021】あるいは、低温活性脱臭触媒、およびフィ
ルターを脱臭用ダクトに対し斜めに設置した場合、臭気
成分が低温活性脱臭触媒と接する機会が増し、より効率
的に脱臭できると共に、脱臭用ダクトの幅も狭くなり庫
内容積も増加する。
【0022】あるいは、脱臭用ダクトの吐出口を冷蔵庫
本体に対し左右方向に向けて設けた場合、冷蔵室内を覗
き込んだ場合にも顔面に庫内空気があたらず臭気を感じ
難くすることができる。
【0023】あるいは、冷蔵庫本体に脱臭ボタンを設
け、脱臭ボタンをONすることにより送風手段が一定時
間働く様にした場合、臭気を感じたときなど必要な時の
み脱臭するので電力消費量および送風手段の消耗が最小
限に抑えられる。また、臭気を感じた時のみならず、臭
いの強い食品を投入する場合など、予め冷蔵室内に悪臭
が発生すると予測できる場合に、食品を投入すると同時
に脱臭ボタンをONし、悪臭の発生を予防することもで
きる。
【0024】あるいは、送風手段を脱臭用ダクト内に設
けた臭気センサーによって制御した場合、ある一定以上
の臭気強度になった場合にのみ脱臭されるので、自動的
に電力消費量および送風手段の消耗を最小限に抑え、し
かも手間をかけずに脱臭することができる。
【0025】あるいは、冷蔵室に設けた温度センサー
と、温度センサーにより開閉制御され、冷却器からの冷
気を脱臭用ダクトへ導く外部ダンパと、脱臭用ダクトの
上部吐出口に設置し外部ダンパの開閉に逆連動する内部
ダンパとを有し、送風手段を内部ダンパと連動制御した
場合、冷気が対流している時にはその流れを利用して脱
臭し、冷気が滞った場合のみ送風手段で積極的に流れを
起こし脱臭するため効率的に脱臭することができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明による冷蔵庫の第1の実施例に
ついて、図1、図2及び図3を参照しながら説明する。
なお、従来例と重複する場合は、同一番号を付し、詳細
な説明を省略する。
【0027】図1は、本発明の第1の実施例による冷蔵
庫の縦断面図である。図2は、同実施例の冷蔵庫の正面
図である。
【0028】図1および図2において、16は、冷蔵室
3内に上下方向に設けられた脱臭用ダクトであり、17
a、b、およびcは、冷蔵室3の下部を含む数箇所に設
置された冷蔵室3と脱臭用ダクト16との通風孔で、1
8a、bは、脱臭用ダクト16の吐出口に冷蔵庫本体1
に対し左右方向に向け設けられた内部ダンパである。
【0029】19は、脱臭用ダクト16に下から上に送
風する、例えばファンモータなどの送風手段である。2
0は、脱臭用ダクト16内の通風孔a、b、およびcと
内部ダンパ18a、bの間に脱臭用ダクト16に対し斜
めに設けられたハニカム状の低温活性脱臭触媒であり、
酸化マンガン等を主成分とし、低温で臭気成分を酸化分
解する。21a、bは、低温活性脱臭触媒21の上下に
設けられたフィルターである。22は、冷蔵室3内に設
けられた温度センサーである。23は脱臭用ダクト16
上部に設けられた供給ダクト11へ通じる外部ダンパで
ある。
【0030】また、24は、例えば冷凍室2の扉4など
冷蔵庫本体1に設けられた脱臭ランプであり、25は脱
臭ランプ24の近傍に設置された脱臭ボタンである。
【0031】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下その動作を説明する。図3は、実施例1における冷
蔵庫の動作を示すフローチャート図である。
【0032】図3に示すように、まず温度判定手段が温
度センサー22からの信号により冷蔵室3内の温度を判
定する(ステップS1)。もし、冷蔵室3内の温度が一
定の値(例えば5℃)以上である時は、外部ダンパ23
が開かれ、冷気が供給ダクト11から供給される。また
同時に、脱臭ランプ24が緑色になり、脱臭ボタン25
が作動しないようにロックされると共に、内部ダンパ1
8a、bが閉となり送風手段19がOFFされる(ステ
ップS2)。
【0033】その結果、供給ダクト11から供給された
冷気は、脱臭用ダクト16を上から下方向に流れ、フィ
ルター21a、低温活性脱臭触媒20、およびフィルタ
ー21bを通ることにより臭気成分を除去し、通風孔1
7a、b、およびcから悪臭の低下した冷気として供給
され冷蔵室3を冷却する。冷蔵室3を冷却し温度が上昇
した空気は、リターンダクト12から冷却室7に送り返
され、以下同様に循環される。
【0034】一方、冷蔵室3内の温度が一定の値(例え
ば5℃)未満である場合には、外部ダンパ23が閉とな
り冷気の供給は止まる。同時に、脱臭ランプ24が赤色
になり脱臭ボタン25のロックが解かれ作動待機の状態
となる(ステップS3)。
【0035】次に、脱臭ボタン25がONされたかどう
かが判定される(ステップS4)。脱臭ボタン25がO
Nされた場合、脱臭ランプ24が再び緑色となり、脱臭
ボタン25がロックされると同時に、内部ダンパ18
a、bが開かれ、送風手段19が作動する(ステップS
5)。その結果、冷蔵室3内の冷気を、通風孔17a、
b、およびcより吸い込み、脱臭用ダクト16内を下か
ら上に流しフィルター21b、低温活性脱臭触媒20、
およびフィルター21aを通ることにより臭気成分を除
去し、通風孔18a、bより再び冷蔵室3内に悪臭の低
下した冷気として吐出され、以下同様に循環される。
【0036】その間、温度判定手段が温度センサー22
からの信号により冷蔵室3内の温度を判定(ステップS
6)し、冷蔵室3内の温度が一定の値(例えば5℃)以
上である時は、内部ダンパ18a、bが閉となり送風手
段19がOFFされる(ステップS7)。また同時に、
外部ダンパ23が開かれ、冷気が供給ダクト11から供
給される。この時、脱臭ランプ24は緑色、脱臭ボタン
25は作動しないようにロックされたままである(ステ
ップS2)。
【0037】一方、冷蔵室3内の温度が一定の値(例え
ば5℃)未満である場合は、次にタイマーにより脱臭ボ
タンがONされてからの時間が検知される(ステップS
8)。検知された時間が一定時間(例えば1時間)以上
である場合には、送風手段19がOFFされ、内部ダン
パ18a、bが閉となる(ステップS9)。
【0038】以上のように本実施例では、冷気が対流し
ている時にはその流れを利用して脱臭し、冷気が滞った
場合のみ送風手段で積極的に流れを起こし脱臭するため
効率的に脱臭することができ、また低外気温時の冷蔵庫
の運転率および冷蔵室のダンパ装置の開口時間の低下等
の外的条件に左右されず優れた脱臭能力を得ることがで
きる。
【0039】また、冷蔵室3内の冷気を脱臭用ダクト1
6を通じ低温活性脱臭触媒20に強制的に通過させるこ
とにより、触媒の吸着能力を有効に生かすことができ
る。
【0040】また、冷蔵室3内の冷気を脱臭用ダクト1
6に下から上に循環し脱臭するので、空気より重く下に
沈みがちな臭気成分を効率良く脱臭することができる。
【0041】また、低温活性脱臭触媒20、およびフィ
ルター21a、bを脱臭用ダクト16に対し斜めに設置
しているので、臭気成分が低温活性脱臭触媒20と接す
る機会が増し、より効率的に脱臭できると共に、脱臭用
ダクト16の幅も狭くなり冷蔵室3の庫内容積も増加す
る。
【0042】また、脱臭用ダクト16の吐出口である内
部ダンパ18a、bを冷蔵庫本体1に対し左右方向に向
けて設けたので、冷蔵室3内を覗き込んだ場合にも顔面
に庫内冷気があたらず臭気を感じ難くすることができ
る。
【0043】また、臭気を感じたときなど必要な時のみ
脱臭するので電力消費量および送風手段の消耗が最小限
に抑えられる。
【0044】また、冷蔵庫本体1に脱臭ボタン25を設
け、ONすることにより脱臭用ダクト16に一定時間送
風される様にした為、臭気を感じた時のみならず、臭い
の強い食品を投入するなど、予め冷蔵室3内に悪臭が発
生すると予測できる場合に、食品を投入すると同時に脱
臭ボタン25をONし、悪臭の発生を予防することもで
きる。
【0045】次に、本発明による冷蔵庫の第2の実施例
について、図4、図5及び図6を参照しながら説明す
る。なお、第1の実施例と同一構成については、同一番
号を付し、詳細な説明を省略する。
【0046】図4は、本発明の第2の実施例による冷蔵
庫の縦断面図である。図5は、同実施例の冷蔵庫の正面
図である。
【0047】図4および図5において、26は、脱臭用
ダクト16の下部に設けられた臭気センサーである。
【0048】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下その動作を説明する。図6は、実施例2における冷
蔵庫の動作を示すフローチャート図である。
【0049】図6に示すように、まず温度判定手段が温
度センサー22からの信号により冷蔵室3内の温度を判
定する(ステップS1)。もし、冷蔵室3内の温度が一
定の値(例えば5℃)以上である時は、外部ダンパ23
が開かれ、冷気が供給ダクト11から供給される。また
同時に、内部ダンパ18a、bが閉となり送風手段19
がOFFされる(ステップS10)。
【0050】その結果、供給ダクト11から供給された
冷気は、脱臭用ダクト16を上から下方向に流れ、フィ
ルター21a、低温活性脱臭触媒20、およびフィルタ
ー21bを通ることにより臭気成分を除去し、通風孔1
7a、b、およびcから悪臭の低下した冷気として供給
され冷蔵室3を冷却する。冷蔵室3を冷却し温度が上昇
した空気は、リターンダクト12から冷却室7に送り返
され、以下同様に循環される。
【0051】一方、冷蔵室3内の温度が一定の値(例え
ば5℃)未満である場合には、外部ダンパ23が閉とな
り、冷気の供給は止まる。(ステップS11)。
【0052】次に、臭気判定手段が臭気センサー26か
らの信号により冷蔵室3内の臭気強度を判定する(ステ
ップS12)。もし冷蔵室3内の臭気強度が一定の値以
上の場合は、内部ダンパ18a、bが開かれ送風手段1
9が作動する(ステップS13)。
【0053】その結果、冷蔵室3内の冷気を、通風孔1
7a、b、およびcより吸い込み、脱臭用ダクト16を
下から上に流しフィルター21b、低温活性脱臭触媒2
0、およびフィルター21aを通ることにより臭気成分
を除去し、通風孔18a、bより再び冷蔵室3内に悪臭
の低下した冷気として吐出され、以下同様に循環され
る。
【0054】一方、冷蔵室3内の臭気強度が一定の値未
満になった場合には、内部ダンパ18a、bは閉とな
り、送風手段19もOFFされる(ステップS14)。
【0055】以上のように本実施例では、第1の実施例
と同様に、冷気が対流している時にはその流れを利用し
て脱臭し、冷気が滞った場合のみ送風手段で積極的に流
れを起こし脱臭するため効率的に脱臭することができ、
また低外気温時の冷蔵庫の運転率および冷蔵室のダンパ
装置の開口時間の低下等の外的条件に左右されず優れた
脱臭能力を得ることができる。
【0056】また、冷蔵室3内の冷気を脱臭用ダクト1
6を通じ低温活性脱臭触媒20に強制的に通過させるこ
とにより、触媒の吸着能力を有効に生かすことができ
る。
【0057】また、冷蔵室3内の冷気を脱臭用ダクト1
6に下から上に循環し脱臭するので、空気より重く下に
沈みがちな臭気成分を効率良く脱臭することができる。
【0058】また、低温活性脱臭触媒20、およびフィ
ルター21a、bを脱臭用ダクト16に対し斜めに設置
しているので、臭気成分が低温活性脱臭触媒20と接す
る機会が増し、より効率的に脱臭できると共に、脱臭用
ダクト16の幅も狭くなり冷蔵室3の庫内容積も増加す
る。
【0059】また、脱臭用ダクト16の吐出口である内
部ダンパ18a、bを冷蔵庫本体1に対し左右方向に向
けて設けたので、冷蔵室3内を覗き込んだ場合にも顔面
に庫内冷気があたらず臭気を感じ難くすることができ
る。
【0060】また、第1の実施例と異なり、臭気センサ
ー26からの情報をもとに、冷蔵室3の臭いの強さに応
じて脱臭するものであるから、自動的に電力消費量およ
び送風手段の消耗が最小限に抑え、しかも手間をかけず
に脱臭することができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、冷蔵室内
に上下方向に設けた脱臭用ダクトと、脱臭用ダクトに下
から上に送風する送風手段と、脱臭用ダクト内に配設
し、酸化マンガン等を主成分としハニカム状に成型し
た、低温で臭気成分を酸化分解する低温活性脱臭触媒
と、低温活性脱臭触媒の風上に設置したフィルターとを
設けたものであるから、冷蔵室内の冷気を脱臭用ダクト
を通じ強制的に通過させることにより、低温活性脱臭触
媒の吸着能力を有効に生かすことができる。
【0062】また、脱臭用ダクトに送風する送風手段を
備えているため、低外気温時の冷蔵庫の運転率および冷
蔵室のダンパ装置の開口時間の低下等の外的条件に左右
されず優れた脱臭能力を得ることができる。
【0063】また、冷蔵室内の冷気を脱臭用ダクトに下
から上方向に循環し脱臭するので、空気より重く下に沈
みがちな臭気成分を効率良く脱臭することができる。
【0064】さらに、低温活性脱臭触媒、およびフィル
ターを脱臭用ダクトに対し斜めに設置することにより、
臭気成分が低温活性脱臭触媒と接する機会が増しより効
率的に脱臭できると共に、脱臭用ダクトの幅も狭くなり
庫内容積も増加する。
【0065】さらに、脱臭用ダクトの吐出口を冷蔵庫本
体に対し左右方向に向けて設けることにより、冷蔵室内
を覗き込んだ場合にも顔面に庫内空気があたらず臭気を
感じ難くすることができる。
【0066】さらに、冷蔵庫本体に脱臭ボタンを設け、
脱臭ボタンをONすることにより、送風手段が一定時間
働く様にすることにより、臭気を感じたときなど必要な
時のみ脱臭するので電力消費量および送風手段の消耗が
最小限に抑えられる。また、臭気を感じた時のみなら
ず、臭いの強い食品を投入する場合など、予め冷蔵室内
に悪臭が発生すると予測できる場合に、食品を投入する
と同時に脱臭ボタンをONし、悪臭の発生を予防するこ
ともできる。
【0067】さらに、送風手段を脱臭用ダクト内に設け
た臭気センサーによって制御することにより、ある一定
以上の臭気強度になった場合にのみ脱臭されるので、自
動的に電力消費量および送風手段の消耗を最小限に抑
え、しかも手間をかけずに脱臭することができる。
【0068】さらに、冷蔵室に設けた温度センサーと、
温度センサーにより開閉制御され、冷却器からの冷気を
脱臭用ダクトへ導く外部ダンパと、脱臭用ダクトの上部
吐出口に設置し外部ダンパの開閉に逆連動する内部ダン
パとを有し、送風手段を内部ダンパと連動制御すること
により、冷気が対流している時にはその流れを利用して
脱臭し、冷気が滞った場合のみ送風手段で積極的に流れ
を起こし脱臭するため効率的に脱臭することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷蔵庫の第1の実施例の縦断面図
【図2】同実施例の冷蔵庫の正面図
【図3】同実施例の冷蔵庫の動作を示すフローチャート
【図4】本発明による冷蔵庫の第2の実施例の縦断面図
【図5】同実施例の冷蔵庫の正面図
【図6】同実施例の冷蔵庫の動作を示すフローチャート
【図7】従来の冷蔵庫の縦断面図
【符号の説明】
16 脱臭用ダクト 17a、b、c 通風孔 18a、b 内部ダンパ 19 送風手段 20 低温活性脱臭触媒 21a、b フィルター 22 温度センサー 23 外部ダンパ 24 脱臭ランプ 25 脱臭ボタン 26 臭気センサー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵室内に上下方向に設けた脱臭用ダク
    トと、前記脱臭用ダクトに下から上に送風する送風手段
    と、前記脱臭用ダクト内に配設し、低温で臭気成分を酸
    化分解する低温活性脱臭触媒と、前記低温活性脱臭触媒
    の風上に設置したフィルターとを有する冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 低温活性脱臭触媒およびフィルターを脱
    臭用ダクトに対し斜めに設置したことを特徴とする請求
    項1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 脱臭用ダクトの吐出口を冷蔵庫本体に対
    し左右方向に向けて設けたことを特徴とする請求項1記
    載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 冷蔵庫本体に脱臭ランプと脱臭ボタンと
    を設け、前記脱臭ボタンをONすることにより送風手段
    が一定時間働く様にすることを特徴とする請求項1記載
    の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 送風手段を脱臭用ダクト内に設けた臭気
    センサーによって制御することを特徴とする請求項1記
    載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 冷蔵室に設けた温度センサーと、前記温
    度センサーにより開閉制御され、冷却器からの冷気を脱
    臭用ダクトへ導く外部ダンパと、前記脱臭用ダクトの上
    部吐出口に設置し前記外部ダンパの開閉に逆連動する内
    部ダンパとを有し、送風手段を前記内部ダンパと連動制
    御することを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
JP5223300A 1993-09-08 1993-09-08 冷蔵庫 Pending JPH0777380A (ja)

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JP5223300A JPH0777380A (ja) 1993-09-08 1993-09-08 冷蔵庫

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