JPH1026457A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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Publication number
JPH1026457A
JPH1026457A JP18460496A JP18460496A JPH1026457A JP H1026457 A JPH1026457 A JP H1026457A JP 18460496 A JP18460496 A JP 18460496A JP 18460496 A JP18460496 A JP 18460496A JP H1026457 A JPH1026457 A JP H1026457A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
air circulation
blower
compressor
refrigerator
Prior art date
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Pending
Application number
JP18460496A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Koda
篤志 甲田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP18460496A priority Critical patent/JPH1026457A/ja
Publication of JPH1026457A publication Critical patent/JPH1026457A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/28Quick cooling

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷気を冷凍室および冷蔵室に強制通風させる
送風機とともに冷蔵室の温度分布を平均化するための空
気循環用送風機を設けた冷蔵庫において、急冷動作によ
る冷却効果の促進とともに、圧縮機、送風機および空気
循環用送風機の運転により発生する騒音を低減する冷蔵
庫を提供することを目的とする。 【解決手段】 空気吐出口33に対面して急冷ゾーン3
4を設け、空気循環用送風機31の回転数を制御する回
転数切替手段44によって急冷動作時に圧縮機22の運
転状態に応じて空気循環用送風機31の回転数を変化さ
せることにより、急冷ゾーン34の冷却を促進するとと
もに、圧縮機及び空気循環用送風機31の運転による騒
音を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は強制通風方式で、冷
却用の送風機の他に空気循環用の送風機を備えた冷蔵庫
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、強制通風方式の冷蔵庫であって、
冷却用の送風機以外に空気循環用の送風機を庫内に設け
た冷蔵庫については、例えば特開平7−35466号公
報にその一例が示されている。図7に従来の強制通風方
式の冷蔵庫であって、冷却用の送風機以外に空気循環用
の送風機を庫内に設けた冷蔵庫の構造を示す。
【0003】1は断熱材2によって構成された冷蔵庫本
体で、区画壁3により上部に冷凍室4、下部に冷蔵室5
が区画形成されている。6は冷凍サイクルの冷却器、7
は前記冷却器6で冷却された冷気を前記冷凍室4、冷蔵
室5に強制通風させるための送風機であり、通常冷凍サ
イクルの圧縮機(図示せず)と同期して運転するよう構
成されている。
【0004】また、8は前記冷却器6の下方に備えられ
て過熱除霜作用を行うガラス管型の除霜ヒータであり、
ガラス管の表面に吸着型熱分解触媒層が塗布されてい
る。9は前記冷却器6で冷却された冷気を送風機7によ
って冷蔵室5に通風させるための冷気吐出ダクトであ
る。
【0005】10は前記冷蔵室5内に設けた空気循環ダ
クトであり、その最上部に空気循環用送風機11を備
え、さらには前記空気循環用送風機11の風上側に酸化
マンガン等を主成分としたハニカム状の低温活性触媒1
2を備えている。
【0006】また、前記空気循環用送風機11は圧縮機
及び送風機7の停止時に運転するように構成されてい
る。
【0007】以上のように構成された冷蔵庫についてそ
の動作を説明する。圧縮機及び送風機7が運転中は空気
循環用送風機11には通電されず、冷凍室4、冷蔵室5
が所定の温度に冷却される。
【0008】そして、この間除霜ヒータ8の吸着型熱分
解触媒層には室内の臭気成分が吸着される。その後、圧
縮機の運転時間が所定時間積算されると除霜ヒータ8に
通電され、冷却器6の除霜作用を行うとともに吸着型熱
分解触媒層が加熱されて、吸着した臭気成分が加熱分解
される。このようにして脱臭作用が行われる。
【0009】一方圧縮機及び送風機7が停止中は除霜ヒ
ータ8への冷気循環が無くなるため前記脱臭効果が発揮
できなくなるが、冷蔵室内の空気循環用送風機11が運
転されるため、室内の臭気成分が強制的に空気循環ダク
ト内の低温活性触媒12に循環吸着し、低温で酸化分解
されて脱臭作用が行われる。
【0010】このように圧縮機、送風機の運転、停止に
関わらず脱臭作用を行うため、外気温度の変化などの条
件変動に対しても安定して脱臭効果が発揮できるもので
ある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成では、冷却用の送風機とは別に空気循環用ダクト及び
空気循環用送風機を設けて、その循環風路中に脱臭手段
を備えることによって脱臭効果を高めることは示されて
いるが、空気循環ダクト及び空気循環用送風機を設ける
他の目的や効果については言及されていなかった。
【0012】本発明は上記課題に鑑み、空気循環ダクト
及び空気循環用送風機の適用効果を高め、コストパフォ
ーマンスの高い機能を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、冷蔵室内の奥中央部に上下方向に設けた空
気循環ダクトと、前記空気循環ダクト内の一部に備えた
空気循環用送風機と、前記空気循環用送風機に対面する
冷蔵室の最下段に構成した急冷ゾーンと、前記急冷ゾー
ンに開口した空気吐出口と、上方各段に設けた空気吸入
口と、前記空気循環ダクトと所定の間隔をおいて奥両端
部に上方向に設けられ前記送風機からの冷機を吐出する
冷気吐出ダクトと、前記冷気吐出ダクトと前記冷却器の
間に設けられたフラップの開閉により風量を制御するダ
ンパ装置と、前記冷蔵室の温度を検知する温度検知手段
と、前記空気循環用送風機の回転数を可変する回転数切
替手段とで構成され、前記空気循環用送風機は、通常時
には圧縮機の停止時に運転させるとともに急冷時には一
定時間連続運転させ、さらに急冷動作中の圧縮機停止時
には前記空気循環用送風機を高速回転させる制御手段を
備えたものである。
【0014】また、急冷動作中に風量制御用のダンパ装
置が閉状態となった時に、空気循環用送風機を低速回転
させる制御手段を備えたものである。
【0015】これにより、圧縮機及び送風機の運転中は
冷蔵室内の各段奥両端部より冷気が吐出されて、断熱壁
に近いために分布的に温度の高くなる両端部が優先的に
冷却され冷蔵室内各段の左右方向の温度分布が平均化さ
れる。加えて空気循環用送風機による撹拌作用により、
空気循環ダクトを通じて上下の空気が交換され冷蔵室内
上下方向の温度分布も平均化される。また、空気循環ダ
クト内に設けた脱臭手段によって、臭気成分が効率よく
回収、吸着される。
【0016】さらに最下段の空気循環用送風機に対面す
る急冷ゾーンはもともと冷気が澱みやすく低温になりや
すいことと併せて、急冷動作時において、圧縮機の停止
時は空気循環用送風機を通常より高速回転することによ
り、急冷ゾーンに開口した空気吐出口を介して上方の各
段に設けた空気吸入口より冷蔵室内の冷気を集中して送
り込み、さらに圧縮機の運転時は冷却器から供給される
冷気を、空気循環用送風機の通常回転によって空気循環
ダクトを経由して急冷ゾーンに吐出することにより、急
冷ゾーンの冷却を促進するとともに圧縮機及び空気循環
用送風機による騒音を低減することができる。
【0017】また、急冷動作中の圧縮機動作時に冷蔵室
内温度が低下しダンパ装置が閉状態となった時、空気循
環用送風機の回転数を低下させ、風路抵抗増による送風
機の騒音増加による影響を低減する。
【0018】これにより、急冷動作において急冷ゾーン
の冷却を促進するとともに圧縮機、送風機及び空気循環
用送風機による騒音を低減することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、断熱材で構成した本体及び扉と、前記本体内に形成
した冷凍室、冷蔵室と、圧縮機、凝縮器、冷却器等より
なる冷凍サイクルと、前記冷却器で冷却した冷気を前記
冷凍室及び冷蔵室に強制通風させる送風機と、前記冷蔵
室内の奥中央部に上下方向に設けた空気循環ダクトと、
前記空気循環ダクト内の一部に備えた脱臭手段と、前記
循環ダクト最下段に設けた空気循環用送風機と、前記空
気循環用送風機に対面する冷蔵室の最下段に構成した急
冷ゾーンと、前記急冷ゾーンに開口した空気吐出口と、
上方各段に設けた空気吸入口と、前記空気循環ダクトと
所定の間隔をおいて奥両端部に上下方向に設けられ前記
送風機からの冷気を吐出する冷気吐出ダクトと、前記冷
気吐出ダクトと前記冷却器の間に設けられたフラップの
開閉により風量を制御するダンパ装置と、前記冷蔵室の
温度を検知する温度検知手段とで構成され、前記空気循
環用送風機を通常時には圧縮機の停止時に運転させると
共に急冷時には一定時間連続運転させ、且つ急冷動作中
の圧縮機停止時には高速回転させる制御装置を備えた冷
凍冷蔵庫としたものであり、圧縮機及び送風機の運転中
は冷蔵室内の各段奥両端部より冷気が吐出されて、断熱
壁に近いために分布的に温度の高くなる両端部が優先的
に冷却され冷蔵室内各段の左右方向の温度分布が平均化
される。加えて空気循環用送風機による撹拌作用によ
り、空気循環ダクトを通じて上下の空気が交換され冷蔵
室内上下方向の温度分布も平均化される。また、空気循
環ダクト内に設けた脱臭手段によって、臭気成分が効率
よく回収、吸着される。
【0020】さらに最下段の空気循環用送風機に対面す
る急冷ゾーンはもともと冷気が澱みやすく低温になりや
すいことと併せて、急冷動作時において、圧縮機の停止
時は空気循環用送風機を通常より高速回転することによ
り、急冷ゾーンに開口した空気吐出口を介して上方の各
段に設けた空気吸入口より冷蔵室内の冷気を集中して送
り込み、さらに圧縮機の運転時は冷却器から供給される
冷気を、空気循環用送風機の通常回転によって空気循環
ダクトを経由して急冷ゾーンに吐出することにより、急
冷ゾーンの冷却を促進するとともに圧縮機及び空気循環
用送風機による騒音を低減することができる。
【0021】請求項2に記載の発明は、空気循環用送風
機は、急冷動作中に風量制御用のダンパ装置が閉状態と
なった時に低速回転させる制御装置を備えたものであ
り、急冷動作中の圧縮機動作時に冷蔵室内温度が低下し
ダンパ装置が閉状態となった時、空気循環用送風機の回
転数を低下させ、風路抵抗増による送風機の騒音増加に
よる影響を低減することができる。
【0022】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図6を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の一実施例の冷蔵庫の断
面図を示し、図1は本発明の一実施例の冷蔵庫の正面図
を示す。
【0023】図1、図2において、13は断熱材14に
よって構成された冷蔵庫の本体で、区画壁15、16に
より上部に冷蔵室17、中部に冷凍室18、下部に野菜
室19が区画形成されている。
【0024】20は冷凍サイクルの冷却器、21は前記
冷却器20で冷却された冷気を前記各室に強制通風させ
るための送風機、22は本体底部に設けた圧縮機であ
り、前記送風機21と圧縮機22は同期して運転するよ
うに構成されている。
【0025】23は前記送風機21により強制通風され
る冷気を冷蔵室17内に吐出するための冷気吐出ダクト
であり、冷蔵室17内の奥面両端部近傍に上下に設けら
れている。24は前記冷気吐出ダクト23に設けた複数
の冷気吐出口であり、棚25により区画された冷蔵室1
7内の複数の段にそれぞれ対応するように開口されてい
る。
【0026】26は冷却器20と冷気吐出ダクト23の
間に設けられたダンパ装置でフラップ27の開閉により
風量を制御する作用を有する。28は冷蔵室17の奥面
に設けられた冷蔵温度検知手段で冷蔵室17の温度を検
知する。
【0027】29は前記冷蔵室温度検知手段28により
検出された冷蔵室内温度が、設定温度範囲内かどうかを
判断する冷蔵室内温度判定手段である。
【0028】30は冷蔵室17内の奥面中央部に上下に
設けた空気循環ダクトであり、前記冷気吐出ダクト23
とは所定の間隔をおいて配置されている。
【0029】31は前記空気循環ダクト30内の最下部
に設けた空気循環用送風機であり、上方の各段に対応す
るよう前記空気循環ダクト30に開口した複数の空気吸
入口32より冷蔵室内空気を吸入し、全面に開口した空
気吐出口33より吐出するように構成されている。
【0030】また、34は前記空気循環用送風機31に
対面して冷蔵室17の最下段に構成された急冷ゾーンで
ある。また、36は空気循環ダクト30内で空気循環用
送風機31の風上(上方)に設けた、例えば酸化マンガ
ン等を主成分としたハニカム状の低温活性触媒により成
る脱臭手段である。
【0031】37は冷凍室18の一画に設けられた冷凍
室温度検知手段で冷凍室18の温度を検知する。38は
前記冷凍室温度検知手段37により検出された冷凍室内
温度が設定温度範囲内かどうかを判断する冷凍室内温度
判定手段である。
【0032】39は前記空気循環用送風機31を強制運
転させるための急冷スイッチであり、40は急冷運転時
間T1を計測する制御時間計測手段である。
【0033】そして、41は前記冷蔵室温度判定手段2
9、冷凍室温度判定手段38、制御時間計測手段40、
急冷スイッチ39の出力に基づいてダンパ装置26の開
閉を指令するダンパ装置制御手段である。
【0034】42は前記冷凍室温度判定手段38の出力
に基づいて圧縮機の運転を指令する圧縮機制御手段であ
り、43は冷凍室温度判定手段38、制御時間計測手段
40、急冷スイッチ39の出力に基づいて空気循環用送
風機31の運転を指令する空気循環用送風機制御手段で
ある。さらに、44は空気循環用送風機31の回転数を
決定する回転数切替手段である。
【0035】かかる構成において、次に図3のフローチ
ャート、図4のタイミングチャートをもとにその動作に
ついて説明する。
【0036】まず、急冷スイッチ39が投入されている
か判断する(ステップ1)。急冷スイッチ39が投入さ
れていなければ、回転数切替手段44によって空気循環
用送風機31は通常回転数にセットされ(ステップ
2)、次に冷凍室内温度検出手段37が冷凍室内の温度
を検出する(ステップ3)。
【0037】すると冷凍室内温度判定手段38は冷凍室
内の温度がON/OFF設定温度に対して高いか低いか
を判断する(ステップ4)。
【0038】即ち、冷凍室内の温度がON設定温度より
高ければ、圧縮機制御手段42によって圧縮機が運転さ
れて(ステップ5)、次に空気循環用送風機制御手段4
3によって空気循環用送風機31の運転が停止される
(ステップ6)。
【0039】一方、冷凍室内の温度がOFF設定温度よ
り低ければ、圧縮機制御手段42によって圧縮機を停止
させる(ステップ7)。その次に空気循環用送風機制御
手段43によって空気循環用送風機31が運転される
(ステップ8)。次に冷蔵室内温度判定手段28は冷蔵
室17内の温度を検出する(ステップ9)。
【0040】すると冷蔵室内温度判定手段29は冷蔵室
17内の温度が開/閉設定温度に対して高いか低いかを
判断する(ステップ10)。
【0041】即ち、冷蔵室内の温度が開設定温度より高
ければ、ダンパ装置制御手段43によってダンパ装置2
6が開状態にされる(ステップ11)。一方冷蔵室内温
度が閉設定温度より低ければ、ダンパ装置26は閉状態
にされる。(ステップ12)。
【0042】このように、圧縮機22の運転中は同時に
送風機21も運転され、冷却機20で冷却された冷気
が、冷気吐出ダクト23を介して冷気吐出口24より冷
蔵室17内の両端部付近に吐出される。
【0043】このため、通常断熱壁近くの外気との熱収
支による温度分布の悪さが問題となる室内の両端部付近
の冷却が促進されて、複数の棚24で区画された格段の
左右方向の温度が平均化される。
【0044】一方圧縮機22の停止時は空気循環用送風
機31が運転され、冷蔵室17の最下段を除く各段に設
けた空気吸入口32より冷蔵室内空気を吸入して空気循
環ダクト30内を下方へ通風し、脱臭手段36を介して
最下段に開口した空気吐出口33より急冷ゾーンに集中
して吐出するという循環作用を繰り返す。
【0045】このため、脱臭手段36への吸着効率が高
まり、低温活性触媒の酸化分解作用によって脱臭促進さ
れると同時に直面する急冷ゾーン34内に少ない抵抗で
冷蔵室内空気を吐出し、任意の位置の収容した食品を広
範囲に冷却促進する。
【0046】また、空気循環用送風機31による冷蔵室
内空気循環作用は、このように主として圧縮機22の停
止時に行われるため、圧縮機運転中に行われる冷却作用
の妨げにはならず、冷蔵室内の上下左右にわたって温度
の平均化が図れ、食品の保存品質を安定して維持させる
ことができる。
【0047】一方ステップ1で急冷スイッチ39が投入
されていれば圧縮機の運転状態に関わらずに制御時間計
測手段40が時間計測を始め(ステップ13)、一定時
間T1に対する残り時間の有無を判断する(ステップ1
4)。そして、残り時間があるうちは圧縮機制御手段4
2によって圧縮機が運転されているかどうかを調べ(ス
テップ15)、圧縮機22が運転されていない場合は、
回転数切替手段44によって空気循環用送風機31の回
転数が高回転にセットされ(ステップ16)、空気循環
用送風機制御手段43によって空気循環用送風機31を
連続運転させる(ステップ17)。
【0048】また、圧縮22が運転されている場合は、
空気循環用送風機31の回転数は通常回転にセットされ
(ステップ18)、同様に空気循環用送風機31を連続
運転させる。以降は、急冷スイッチ39が投入されてい
ない場合と同様にステップ9〜ステップ12の制御を行
う。
【0049】このため、圧縮機運転中に急冷動作を開始
することにより、圧縮機22の運転音に加えて、空気循
環用送風機31の運転音が重畳されることによる騒音の
増加を抑え、一方圧縮機停止中の急冷動作については空
気循環用送風機31を高速回転させることにより冷却効
果を高めることができる。
【0050】(実施の形態2)本発明の請求項2の構成
は、本発明の請求項1と同様であり、構成についての詳
細な説明を省き、動作について図5のフローチャートと
図6のタイミングチャートを用いて説明する。
【0051】まず、急冷スイッチ39が投入されている
か判断する(ステップ1)。急冷スイッチ39が投入さ
れていない場合は、前記本発明の請求項1と全く同様の
制御を行う。一方、ステップ1で急冷スイッチ39が投
入されている場合、圧縮機22の運転状態に関わらずに
制御時間計測手段40が時間計測を始め(ステップ1
3)、一定時間T1に対する残り時間の有無を判断する
(ステップ14)。
【0052】そして、残り時間があるうちは圧縮機制御
手段42によって圧縮機が運転されているかどうかを調
べ(ステップ15)、圧縮機22が運転されていない場
合は、回転数切替手段44によって空気循環用送風機3
1の回転数が高回転にセツトされ(ステップ16)、空
気循環用送風機制御手段43によって空気循環用送風機
31を連続運転させる(ステップ17)。
【0053】また、圧縮機22が運転されている場合
は、ダンパ装置制御手段41によってダンパ装置26の
開閉状態を調べ(ステップ19)、ダンパ装置26が開
状態の場合は、回転数切替手段44によって空気循環用
送風機31の回転数は通常回転にセットされ(ステップ
18)、空気循環用送風機31を連続運転させる(ステ
ップ17)。
【0054】一方、ダンパ装置26が閉状態の場合は、
回転数切替手段44によって空気循環用送風機31の回
転数は低回転にセットされ(ステップ20)、空気循環
用送風機31を低速で連続運転させる(ステップ1
7)。以降は急冷スイッチ39が投入されていない場合
と同様にステップ9〜ステップ12の制御を行う。
【0055】このように急冷時の圧縮機22運転時に風
量制御用のダンパ装置26が閉状態となった時に、空気
循環用送風機31を低速回転させることにより空気循環
用送風機31の運転音を低下させ、フラップが閉じるこ
とにより冷気吐出ダクト23の風路抵抗が増加し送風機
の騒音が増加することによる影響を低減することができ
る。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、空気循環
用送風機を通常時には圧縮機の停止時に運転させると共
に急冷時には一定時間連続運転させ、かつ急冷動作中の
圧縮機停止時には高速回転させることにより、圧縮機及
び送風機の運転中は冷蔵室内の各段奥両端部より冷気が
吐出されて、断熱壁に近いために分布的に温度の高くな
る両端部が優先的に冷却され冷蔵室内各段の左右方向の
温度分布が平均化される。加えて空気循環用送風機によ
る撹拌作用により、空気循環ダクトを通じて上下の空気
が交換され冷蔵室内上下方向の温度分布も平均化され
る。
【0057】さらに最下段の空気循環用送風機に対面す
る急冷ゾーンはもともと冷気が澱みやすく低温になりや
すいことと併せて、急冷動作時において、圧縮機の停止
時は、空気循環用送風機を通常より高速回転することに
より、急冷ゾーンに開口した空気吐出口を介して上方の
各段に設けた空気吸入口より冷蔵室内の冷気を集中して
送り込み、さらに圧縮機の運転時は冷却器から供給され
る冷気を、空気循環用送風機の通常回転によって空気循
環ダクトを経由して急冷ゾーンに吐出することにより、
急冷ゾーンの冷却を促進するとともに圧縮機及び空気循
環用送風機による騒音を低減することができる。
【0058】また、空気循環用送風機は、急冷動作中に
風量制御用のダンパ装置が閉状態となった時に低速回転
させることにより、急冷動作中の圧縮機動作時に冷蔵室
内温度が低下しダンパ装置が閉状態となった時、空気循
環用送風機の回転数を低下させ、風路抵抗増による送風
機の騒音増加による影響を低減することができる。
【0059】これにより、急冷動作において急冷ゾーン
の冷却を促進するとともに圧縮機、送風機及び空気循環
用送風機による騒音を低減した冷蔵庫を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す冷蔵庫の縦断面図およ
び制御ブロック図
【図2】本発明の一実施例を示す冷蔵庫の正面図
【図3】本発明の請求項1の一実施例を示す冷蔵庫の制
御フローチャート
【図4】本発明の請求項1の一実施例を示す冷蔵庫のタ
イミングチャート
【図5】本発明の請求項2の一実施例を示す冷蔵庫の制
御フロートチャート
【図6】本発明の請求項2の一実施例を示す冷蔵庫のタ
イミングチャート
【図7】従来の冷蔵庫の縦断面図
【符号の説明】
13 本体 14 断熱材 17 冷蔵室 18 冷凍室 20 冷却器 21 送風機 22 圧縮機 23 冷気吐出ダクト 24 冷気吐出口 26 ダンパ装置 27 フラップ 28 冷蔵室温度検知手段 30 空気循環ダクト 31 空気循環用送風機 32 空気吸入口 33 空気吐出口 34 急冷ゾーン 36 脱臭手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱材で構成した本体と、前記本体内に
    形成した冷凍室、冷蔵室と、圧縮機、凝縮器、冷却器等
    よりなる冷凍サイクルと、前記冷却器で冷却した冷気を
    前記冷凍室及び冷蔵室に強制通風させる送風機と、前記
    冷蔵室内の奥中央部に上下方向に設けた空気循環ダクト
    と、前記空気循環ダクト内の一部に備えた脱臭手段と、
    前記循環ダクト最下部に設けた空気循環用送風機と、前
    記空気循環用送風機に対面する冷蔵室の最下段に構成し
    た急冷ゾーンと、前記急冷ゾーンに開口した空気吐出口
    と、上方各段に設けた空気吸入口と、前記空気循環ダク
    トと所定の間隔をおいて奥両端部に上下方向に設けられ
    前記送風機からの冷気を吐出する冷気吐出ダクトと、前
    記冷気吐出ダクトと前記冷却器の間に設けられたフラッ
    プの開閉により風量を制御するダンパ装置と、前記冷蔵
    室の温度を検知する温度検知手段とで構成され、前記空
    気循環用送風機を通常時には圧縮機の停止時に運転させ
    ると共に急冷時には一定時間連続運転させ、かつ急冷動
    作中の圧縮機停止時には高速回転させる制御装置を備え
    た冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 空気循環用送風機は、急冷動作中に風量
    制御用のダンパ装置が閉状態となった時に低速回転させ
    る制御装置を備えた請求項1記載の冷蔵庫。
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