JPH10153372A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH10153372A
JPH10153372A JP31163496A JP31163496A JPH10153372A JP H10153372 A JPH10153372 A JP H10153372A JP 31163496 A JP31163496 A JP 31163496A JP 31163496 A JP31163496 A JP 31163496A JP H10153372 A JPH10153372 A JP H10153372A
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JP
Japan
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air
blower
temperature
air circulation
refrigerator
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Pending
Application number
JP31163496A
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English (en)
Inventor
Sachiko Kanehara
幸子 金原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Publication of JPH10153372A publication Critical patent/JPH10153372A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/28Quick cooling
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2700/00Means for sensing or measuring; Sensors therefor
    • F25D2700/12Sensors measuring the inside temperature

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷気を冷凍室および冷蔵室に強制通風させる
送風機とともに冷蔵室の温度分布を平均化するための空
気循環用送風機を設けた冷蔵庫において、空気循環ダク
トおよび空気循環用送風機の適用効果を高め、コストパ
フォーマンスの高い機能を有する冷蔵庫を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 空気吐出口33に対面して急冷ゾーン3
4を設け、空気循環用送風機31を通常時には圧縮機2
2の停止時に運転させると共に、急冷時には一定時間連
続運転させ、さらに急冷開始後、冷蔵室の温度検知手段
28の出力に基づいて冷蔵室17の温度が設定温度より
低いと判断された場合、空気循環用送風機31を通常時
の運転に復帰させる制御手段を備えることにより、庫内
の既存の食品を過冷却することなく、急冷ゾーン34の
食品の冷却を促進することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は強制通風方式で、冷
却用の送風機の他に空気循環用の送風機を備えた冷蔵庫
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、強制通風方式の冷蔵庫であって、
冷却用の送風機以外に空気循環用の送風機を庫内に設け
た冷蔵庫については、例えば特開平7−35466号公
報にその一例が示されている。図5に従来の強制通風方
式の冷蔵庫であって、冷却用の送風機以外に空気循環用
の送風機を庫内に設けた冷蔵庫の構造を示す。
【0003】1は断熱材2によって構成された冷蔵庫本
体で、区画壁3により上部に冷凍室4、下部に冷蔵室5
が区画形成されている。6は冷凍サイクルの冷却器、7
は前記冷却器6で冷却された冷気を前記冷凍室4、冷蔵
室5に強制通風させるための送風機であり、通常冷凍サ
イクルの圧縮機(図示せず)と同期して運転するよう構
成されている。また、8は前記冷却器6の下方に備えら
れて加熱除霜作用を行うガラス管型の除霜ヒータであ
り、ガラス管の表面に吸着型熱分解触媒層が塗布されて
いる。9は前記冷却器6で冷却された冷気を送風機7に
よって冷蔵室5に通風させるための冷気吐出ダクトであ
る。10は前記冷蔵室5内に設けた空気循環ダクトであ
り、その最上部に空気循環用送風機11を備え、さらに
は前記空気循環用送風機11の風上側に酸化マンガン等
を主成分としたハニカム状の低温活性触媒12を備えて
いる。またここで、前記空気循環用送風機11は圧縮機
及び送風機7の停止時に運転するように構成されてい
る。
【0004】以上のように構成された冷蔵庫についてそ
の動作を説明する。圧縮機及び送風機7が運転中は空気
循環用送風機11には通電されず、冷凍室4、冷蔵室5
が所定の温度に冷却される。そして、この間除霜ヒータ
8の吸着型熱分解触媒層には室内の臭気成分が吸着され
る。その後、圧縮機の運転時間が所定時間積算されると
除霜ヒータ8に通電され、冷却器6の除霜作用を行うと
ともに吸着型熱分解触媒層が加熱されて、吸着した臭気
成分が加熱分解される。このようにして脱臭作用が行わ
れる。
【0005】一方圧縮機及び送風機7が停止中は除霜ヒ
ータ8への冷気循環が無くなるため前記脱臭効果が発揮
できなくなるが、冷蔵室5内の空気循環用送風機11が
運転されるため、室内の臭気成分が強制的に空気循環ダ
クト内の低温活性触媒12に循環吸着し、低温で酸化分
解されて脱臭作用が行われる。このように圧縮機、送風
機7の運転、停止にかかわらず脱臭作用を行うため、外
気温度の変化などの条件変動に対しても安定して脱臭効
果が発揮できるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成では、冷却用の送風機7とは別に空気循環用ダクト1
0及び空気循環用送風機11を設けて、その循環風路中
に脱臭手段を備えることによって脱臭効果を高めること
は示されているが、空気循環ダクト10及び空気循環用
送風機11を設ける他の目的や効果については言及され
ていなかった。
【0007】本発明は上記課題に鑑み、空気循環ダクト
及び空気循環用送風機の適用効果を高め、コストパフォ
ーマンスの高い機能を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、冷蔵室内の奥中央部に上下方向に設けた空
気循環ダクトと、前記空気循環ダクト内の一部に備えた
脱臭手段と、前記循環ダクト最下部に備えた空気循環用
送風機と、前記空気循環用送風機に対面する冷蔵室の最
下段に構成した急冷ゾーンと、前記急冷ゾーンに開口し
た空気吐出口と、上方各段に設けた空気吸入口と、前記
空気循環ダクトと所定の間隔をおいて奥両端部に上方向
に設けられ前記送風機からの冷気を吐出する冷気吐出ダ
クトと、前記冷気吐出ダクトと前記冷却器の間に設けら
れたフラップの開閉により風量を制御するダンパ装置
と、前記冷蔵室の温度を検知する温度検知手段とで構成
され、前記空気循環用送風機を通常時には圧縮機の停止
時に運転させると共に、急冷時には一定時間連続運転さ
せ、さらに急冷開始後、冷蔵室の温度検知手段の出力に
基づいて冷蔵室の温度が設定温度より低いと判断された
場合、空気循環用送風機を通常時の運転に復帰させる制
御手段を備えたものである。
【0009】これにより、圧縮機及び送風機の運転中は
冷蔵室内の各段奥両端部より冷気が吐出されて、断熱壁
に近いために分布的に温度の高くなる両端部が優先的に
冷却され、冷蔵室内各段の左右方向の温度分布が平均化
される。加えて空気循環用送風機による攪拌作用によ
り、空気循環ダクトを通じて上下の空気が交換され、冷
蔵室内上下方向の温度分布も平均化される。また、空気
循環ダクト内に設けた脱臭手段によって、臭気成分が効
率よく回収、吸着される。
【0010】さらに最下段の空気循環用送風機に対面す
る急冷ゾーンはもともと冷気が澱みやすく低温になりや
すいことと併せて、圧縮機の停止時は、冷蔵室内の冷気
が急冷ゾーンに開口した空気吐出口を介して上方の各段
に設けた空気吸入口より集中して送り込まれ、圧縮機の
運転時は、冷却器から供給される冷気が空気循環用送風
機によって空気循環ダクトを経由して急冷ゾーンに吐出
されることにより、急冷ゾーンの冷却を促進することが
できる。
【0011】また、急冷時には空気循環用送風機を一定
時間連続運転させることにより急冷ゾーンの冷気流入量
が増大し、食品の冷却をさらに促進する。この時、冷蔵
室の温度検知手段の出力に基づいて冷蔵室の温度が設定
温度より低いと判断された場合、空気循環用送風機を通
常時の運転に復帰させるため、急冷ゾーン以外の冷蔵室
各段の食品の過冷却を防止することができる。
【0012】これにより、空気循環ダクトおよび空気循
環用送風機の適用効果を高め、コストパフォーマンスの
高い機能を有する冷蔵庫が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、断熱材で構成した本体及び扉と、前記本体内に形成
した冷凍室、冷蔵室と、圧縮機、凝縮器、冷却器等より
なる冷凍サイクルと、前記冷却器で冷却した冷気を前記
冷凍室及び冷蔵室に強制通風させる送風機と、前記冷蔵
室内の奥中央部に上下方向に設けた空気循環ダクトと、
前記空気循環ダクト内の一部に備えた脱臭手段と、前記
循環ダクト最下部に設けた空気循環用送風機と、前記空
気循環用送風機に対面する冷蔵室の最下段に構成した急
冷ゾーンと、前記急冷ゾーンに開口した空気吐出口と、
上方各段に設けた空気吸入口と、前記空気循環ダクトと
所定の間隔をおいて奥両端部に上下方向に設けられ前記
送風機からの冷気を吐出する冷気吐出ダクトと、前記冷
気吐出ダクトと前記冷却器の間に設けられたフラップの
開閉により風量を制御するダンパ装置と、前記冷蔵室の
温度を検知する温度検知手段とで構成され、前記空気循
環用送風機を通常時には圧縮機の停止時に運転させると
共に、急冷時には一定時間連続運転させ、さらに急冷開
始後、冷蔵室の温度検知手段の出力に基づいて冷蔵室の
温度が設定温度より低いと判断された場合、空気循環用
送風機を通常時の運転に復帰させる制御装置を備えた冷
凍冷蔵庫としたものであり、圧縮機及び送風機の運転中
は冷蔵室内の各段奥両端部より冷気が吐出されて、断熱
壁に近いために分布的に温度の高くなる両端部が優先的
に冷却され、冷蔵室内各段の左右方向の温度分布が平均
化される。加えて空気循環用送風機による攪拌作用によ
り、空気循環ダクトを通じて上下の空気が交換され、冷
蔵室内上下方向の温度分布も平均化される。また、空気
循環ダクト内に設けた脱臭手段によって、臭気成分が効
率よく回収、吸着される。
【0014】さらに最下段の空気循環用送風機に対面す
る急冷ゾーンはもともと冷気が澱みやすく低温になりや
すいことと併せて、圧縮機の停止時は、急冷ゾーンに開
口した空気吐出口を介して上方の各段に設けた空気吸入
口より冷蔵室内の冷気が集中して送り込まれ、さらに圧
縮機の運転時は、冷却器から供給される冷気が空気循環
用送風機によって空気循環ダクトを経由して急冷ゾーン
に吐出されることにより、急冷ゾーンの冷却を促進する
ことができる。
【0015】また、急冷時には空気循環用送風機を一定
時間連続運転させることにより急冷ゾーンの冷気流入量
が増大し、食品の冷却をさらに促進する。この時、冷蔵
室の温度検知手段の出力に基づいて冷蔵室の温度が設定
温度より低いと判断された場合、空気循環用送風機を通
常時の運転に復帰させるため、急冷ゾーン以外の冷蔵室
各段の食品の過冷却を防止するという作用を有する。
【0016】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図4を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1の冷蔵庫
の断面図を示し、図2は本発明の実施の形態1の冷蔵庫
の正面図を示す。
【0017】図1、2において、13は断熱材14によ
って構成された冷蔵庫の本体で、区画壁15、16によ
り上部に冷蔵室17、中部に冷凍室18、下部に野菜室
19が区画形成されている。20は冷凍サイクルの冷却
器、21は冷却器20で冷却された冷気を前記各室に強
制通風させるための送風機、22は本体底部に設けた圧
縮機であり、送風機21と圧縮機22は同期して運転す
るように構成されている。23は送風機21により強制
通風される冷気を冷蔵室17内に吐出するための冷気吐
出ダクトであり、冷蔵室17内の奥面両端部近傍に上下
に設けられている。
【0018】24は冷気吐出ダクト23に設けた複数の
冷気吐出口であり、棚25により区画された冷蔵室17
内の複数の段にそれぞれ対応するように開口されてい
る。26は冷却器20と冷気吐出ダクト23の間に設け
られたダンパ装置でフラップ27の開閉により風量を制
御する作用を有する。28は冷蔵室17の奥面に設けら
れた冷蔵室温度検知手段で冷蔵室17の温度を検知す
る。29は前記冷蔵室温度検知手段28により検出され
た冷蔵室内温度が、設定温度範囲内かどうかを判断する
冷蔵室内温度判定手段である。
【0019】30は冷蔵室17内の奥面中央部に上下に
設けた空気循環ダクトであり、冷気吐出ダクト23とは
所定の間隔をおいて配置されている。31は空気循環ダ
クト30内の最下段に設けた空気循環用送風機であり、
上方の各段に対応するよう空気循環ダクト30に開口し
た複数の空気吸入口32より冷蔵室17内空気を吸入
し、全面に開口した空気吐出口33より吐出するように
構成されている。また、34は空気循環用送風機31に
対面して冷蔵室17の最下段に構成された急冷ゾーンで
ある。また、35は空気循環ダクト30内で空気循環用
送風機31の風上(上方)に設けた、例えば酸化マンガ
ン等を主成分としたハニカム状の低温活性触媒より成る
脱臭手段である。
【0020】36は冷凍室18の一画に設けられた冷凍
室温度検知手段で、冷凍室18の温度を検知する。37
は冷凍室温度検知手段36により検出された冷凍室18
内温度が設定温度範囲内かどうかを判断する冷凍室内温
度判定手段である。38は空気空気循環用送風機31を
強制運転させるための急冷スイッチであり、39は急冷
運転時間TIを計測する制御時間計測手段である。
【0021】そして、40は冷蔵室温度判定手段29、
冷凍室温度判定手段37、制御時間計測手段39、急冷
ステッチ38の出力に基づいてダンパ装置26の開閉を
指令するダンパ装置制御手段である。また、41は冷凍
室温度判定手段37の出力に基づいて圧縮機22の運転
を指令する圧縮機制御手段であり、42は冷凍室温度判
定手段37、制御時間計測手段39、急冷スイッチ38
の出力に基づいて空気循環用送風機31の運転を指令す
る空気循環用送風機制御手段である。
【0022】かかる構成において、次に図3のフローチ
ャート、図4のタイミングチャートをもとにその動作に
ついて説明する。
【0023】まず、急冷スイッチ38が投入されている
か判断する(ステップ1)。急冷スイッチ38が投入さ
れていなければ、冷凍室内温度検知手段36が冷凍室1
8内の温度を検出する(ステップ2)。すると冷凍室内
温度判定手段37は冷凍室18内の温度がON/OFF
設定温度に対して高いか低いかを判断する(ステップ
3)。即ち、冷凍室18内の温度がON設定温度より高
ければ、圧縮機制御手段41によって圧縮機22が運転
されて(ステップ4)、次に空気循環用送風機制御手段
42によって空気循環用送風機31の運転が停止される
(ステップ5)。一方、冷凍室18内の温度がOFF設
定温度より低ければ、圧縮機制御手段41によって圧縮
機22を停止させる(ステップ6)。その次に空気循環
用送風機制御手段42によって空気循環用送風機31が
運転される(ステップ7)。次に冷蔵室内温度検出手段
28が冷蔵室17内の温度を検出する(ステップ8)。
すると冷蔵室内温度判定手段29は冷蔵室17内の温度
が開/閉設定温度に対して高いか低いかを判断する(ス
テップ9)。即ち、冷蔵室17内の温度が開設定温度よ
り高ければ、ダンパ装置制御手段40によってダンパ装
置26が開状態にされる(ステップ10)。一方、冷蔵
室17内温度が閉設定温度より低ければ、ダンパ装置2
6は閉状態にされる(ステップ11)。
【0024】このように、圧縮機22の運転中は同時に
送風機21も運転され、冷却器20で冷却された冷気
が、冷気吐出ダクト23を介して冷気吐出口24より冷
蔵室17内の両端部付近に吐出される。このため、通常
断熱壁近くの外気との熱収支による温度分布の悪さが問
題となる室内の両端部付近の冷却が促進されて、複数の
棚24で区画された各段の左右方向の温度が平均化され
る。
【0025】一方、圧縮機22の停止時は空気循環用送
風機31が運転され、冷蔵室17の最下段を除く各段に
設けた空気吸入口32より、冷蔵室17内空気を吸入し
て空気循環ダクト30内を下方へ通風し、脱臭手段35
を介して最下段に開口した空気吐出口33より急冷ゾー
ンに集中して吐出するという循環作用を繰り返す。この
ため脱臭手段35への吸着効率が高まり、低温活性触媒
の酸化分解さようによって脱臭促進されると同時に、直
面する急冷ゾーン34内に少ない抵抗で冷蔵室17内空
気を吐出し、任意の位置の収容した食品を広範囲に冷却
促進する。
【0026】また、空気循環用送風機31による冷蔵室
内空気循環作用は、このように主として圧縮機22の停
止時に行われるため、圧縮機22運転中に行われる冷却
作用の妨げにはならず、冷蔵室17内の上下左右にわた
って温度の平均化が図れ、食品の保存品質を安定して維
持させることができる。
【0027】一方、ステップ1で急冷スイッチ38が投
入されていれば圧縮機22の運転状態に関わらず制御時
間計測手段39が時間計測を始め(ステップ12)、一
定時間T1に対する残り時間の有無を判断する(ステッ
プ13)。そして、残り時間があるうちは冷蔵室内温度
検知手段28が冷蔵室17内の温度を検出する(ステッ
プ14)。すると冷蔵室内温度判定手段29が設定温度
t1℃に対してどれだけ高いか低いかを判断する(ステ
ップ15)。即ち、冷蔵室17内の温度が設定温度t1
℃より高いと判断された場合、空気循環用送風機制御手
段42によって空気循環用送風機31が連続運転を行い
(ステップ16)、その後再びステップ1に戻る。一
方、ステップ15で冷蔵室17内の温度がt1℃より低
いと判断された場合、ステップ2に戻り、空気循環用送
風機31は通常制御に切り替わる。なお、この時のタイ
ミングチャートは図4の破線を示す。
【0028】このように、急冷時には空気循環用送風機
31を一定時間連続運転させることで、急冷ゾーン34
の冷気流入量が増大し、食品の冷却をさらに促進する。
この時、冷蔵室内温度検知手段28の出力に基づいて冷
蔵室17内の温度が設定温度より低いと判断された場
合、空気循環用送風機31は通常の運転に戻るため、急
冷ゾーン以外の冷蔵室各段の食品の過冷却を防止するこ
とができるという作用を有する。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、圧縮機及
び送風機の運転中は冷蔵室内の各段奥両端部より冷気が
吐出されて、断熱壁に近いために分布的に温度の高くな
る両端部が優先的に冷却され、冷蔵室内各段の左右方向
の温度分布が平均化される。加えて空気循環用送風機に
よる攪拌作用により、空気循環ダクトを通じて上下の空
気が交換され、冷蔵室内上下方向の温度分布も平均化さ
れる。さらに最下段の空気循環用送風機に対面する急冷
ゾーンはもともと冷気が澱みやすく低温になりやすいこ
とと併せて、圧縮機の停止時は、冷蔵室内の冷気が急冷
ゾーンに開口した空気吐出口を介して上方の各段に設け
た空気吸入口より集中して送り込まれ、さらに圧縮機の
運転時は、冷却機から供給される冷気が空気循環用送風
機によって空気循環ダクトを経由して急冷ゾーンに吐出
されることにより、急冷ゾーンの冷却を促進することが
できる。
【0030】また、急冷時には空気循環用送風機を一定
時間連続運転させることにより、急冷ゾーンの冷気流入
量が増大し、食品の冷却をさらに促進する。この時、冷
蔵室の温度検知手段の出力に基づいて冷蔵室の温度が設
定温度より低いと判断された場合、空気循環用送風機を
通常時の運転に復帰できるため、急冷ゾーン以外の冷蔵
室各段の食品の過冷却を防止することができる。
【0031】これにより、温度のよる食品の品質の劣化
が抑制されるほか、食品に迅速に対応でき、食品の粗熱
取りなどの調理の下ごしらえにも利用できるなどの実用
効果をきわめて高めることとなり、空気循環ダクトおよ
び空気循環用送風機の適用効果を高め、コストパフォー
マンスの高い機能を有する冷蔵庫を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示す冷蔵庫の縦断面図
および制御ブロック図
【図2】本発明の実施の形態1を示す冷蔵庫の正面図
【図3】本発明の実施の形態1を示す冷蔵庫の制御フロ
ーチャート
【図4】本発明の実施の形態1を示す冷蔵庫のタイミン
グチャート
【図5】従来の冷蔵庫の縦断面図
【符号の説明】
13 冷蔵庫本体 14 断熱材 17 冷蔵室 18 冷凍室 20 冷却器 21 送風機 22 圧縮機 23 冷気吐出ダクト 24 冷気吐出口 26 ダンパ装置 27 フラップ 28 冷蔵室温度検知手段 30 空気循環ダクト 31 空気循環用送風機 32 空気吸入口 33 空気吐出口 34 急冷ゾーン 35 脱臭手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱材で構成した冷蔵庫本体と、前記本
    体内に形成した冷凍室、冷蔵室と、圧縮機、凝縮器、冷
    却器等よりなる冷凍サイクルと、前記冷却器で冷却した
    冷気を前記冷凍室及び冷蔵室に強制通風させる送風機
    と、前記冷蔵室内の奥中央部に上下方向に設けた空気循
    環ダクトと、前記空気循環ダクト内の一部に備えた脱臭
    手段と、前記循環ダクト最下部に設けた空気循環用送風
    機と、前記空気循環用送風機に対面する冷蔵室の最下段
    に構成した急冷ゾーンと、前記急冷ゾーンに開口した空
    気吐出口と、上方各段に設けた空気吸入口と、前記空気
    循環ダクトと所定の間隔をおいて奥両端部に上下方向に
    設けられ前記送風機からの冷気を吐出する冷気吐出ダク
    トと、前記冷気吐出ダクトと前記冷却器の間に設けられ
    たフラップの開閉により風量を制御するダンパ装置と、
    前記冷蔵室の温度を検知する温度検知手段とで構成さ
    れ、前記空気循環用送風機を通常時には圧縮機の停止時
    に運転させると共に、急冷時には一定時間連続運転さ
    せ、さらに急冷開始後、冷蔵室の温度検知手段の出力に
    基づいて冷蔵室の温度が設定温度より低いと判断された
    場合、前記空気循環用送風機を通常時の運転に復帰させ
    る制御装置を備えた冷蔵庫。
JP31163496A 1996-11-22 1996-11-22 冷蔵庫 Pending JPH10153372A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10563899B2 (en) 2016-09-19 2020-02-18 Midea Group Co., Ltd. Refrigerator with targeted cooling zone
US10627150B2 (en) 2016-09-19 2020-04-21 Midea Group Co., Ltd. Refrigerator with targeted cooling zone

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US10563899B2 (en) 2016-09-19 2020-02-18 Midea Group Co., Ltd. Refrigerator with targeted cooling zone
US10627150B2 (en) 2016-09-19 2020-04-21 Midea Group Co., Ltd. Refrigerator with targeted cooling zone

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