JPH077737U - 共同乾燥施設における生籾の一時貯留装置 - Google Patents
共同乾燥施設における生籾の一時貯留装置Info
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- JPH077737U JPH077737U JP4112293U JP4112293U JPH077737U JP H077737 U JPH077737 U JP H077737U JP 4112293 U JP4112293 U JP 4112293U JP 4112293 U JP4112293 U JP 4112293U JP H077737 U JPH077737 U JP H077737U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 大容量の余剰生籾を直接収容した場合におい
ても、生籾を循環流動させることなく堆積状態のもとに
貯留室内を、中心部と側壁との間を往復移動しながら自
転する竪型中空移送螺旋体よりの通風作用および攪拌混
合作用とにより変質させることなく一時貯留作業を正確
に行うことができる。 【構成】 貯留室1に大容量の生籾を収容する貯留槽6
を設ける。貯留槽6内には、中央を公転回動の軸心とな
し、他端部は貯留槽1の側壁内周面に設けた環状案内レ
ール11に沿い公転する水平杆12と、水平杆12に沿
って中心部と側壁との間を往復移動しながら自転する複
数の多孔状を呈する竪型中空移送螺旋体17・・・・と
からなる攪拌混合通風装置18を配設するとともに、竪
型中空移送螺旋体17・・・・の上端側は通風装置21
に接続したものである。
ても、生籾を循環流動させることなく堆積状態のもとに
貯留室内を、中心部と側壁との間を往復移動しながら自
転する竪型中空移送螺旋体よりの通風作用および攪拌混
合作用とにより変質させることなく一時貯留作業を正確
に行うことができる。 【構成】 貯留室1に大容量の生籾を収容する貯留槽6
を設ける。貯留槽6内には、中央を公転回動の軸心とな
し、他端部は貯留槽1の側壁内周面に設けた環状案内レ
ール11に沿い公転する水平杆12と、水平杆12に沿
って中心部と側壁との間を往復移動しながら自転する複
数の多孔状を呈する竪型中空移送螺旋体17・・・・と
からなる攪拌混合通風装置18を配設するとともに、竪
型中空移送螺旋体17・・・・の上端側は通風装置21
に接続したものである。
Description
【0001】
本考案は、多量の高水分の生籾が一度に共同乾燥施設へ荷受された場合があっ ても、該生籾を変質させることなく一時貯留した後、乾燥装置へ供給処理するこ とができる共同乾燥施設における生籾の一時貯留装置に関する。
【0002】
従来、共同乾燥施設においては、次々と荷受した高水分(例えば25%〜30 %)の生籾を速やかに複数台の乾燥機にそれぞれ張込んで乾燥処理することが一 般に行われており、一時的に生籾の荷受量が乾燥処理量よりも多い場合には、過 剰の生籾は乾燥施設内に設置した複数台のコンテナーにそれぞれ収容し、常温風 の流通状態のもとに一時貯留して生籾が変質されるのを未然に防止し、乾燥の進 行により乾燥機内の生籾が減少した際にはコンテナーに一時貯留した生籾を乾燥 機に供給して、乾燥処理することができる空気補給装置付生穀物移送容器は、本 出願前例えば実公昭53−31256号公報に記載されて公知である。
【0003】 また、荷受した高水分の生籾を穀粒乾燥装置により約18%前後に予備乾燥し 、次いで予備乾燥された生籾を、下方より上方に向け流通する乾燥風の通風状態 のもとで複数本の竪軸オーガーにより攪拌混合せしめると同時に、循環流動せし めたことで、同一の穀槽を利用して規定水分まで乾燥させる乾燥行程と乾燥穀粒 の貯蔵行程とを併せて行えるようにした穀粒の乾燥方法も、本出願前例えば特公 昭63−40579号公報に記載されて公知である。
【0004】
ところで、前者の生穀物移送容器を利用して生穀物の一時貯留作業を行った場 合には、その収容量が少ないため余剰荷受量が一時的に多くなった場合処理する ことができないので、数多くの生穀物移送容器を用意することとなり、その結果 、広い設置場所を必要とし施設建物の増大、建設施設費の増大は勿論のこと、生 籾のローテーション作業に多くの労力が必要となる。
【0005】 また、後者における穀粒の乾燥方法を利用して、荷受した高水分の余剰生籾を 穀槽内に規定量収容し、これを一時貯留する作業を行わせた場合には、前記方法 自体が18%前後まで予備乾燥された生籾をゆっくりと攪拌混合通風作用で仕上 げ乾燥することを目的としたものであるから、25%〜30%前後の高水分の生 籾を直接穀槽に投入し、これを貯留させようとした場合には、通風量が極端に不 足し、呼吸熱によりムレたり、あるいは酸素不足により発酵して生籾が変質され るという重大な問題点があった。
【0006】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであっ て、その目的とするところは、大容量の余剰生籾を直接収容した場合においても 、前記生籾を循環流動させることなく堆積状態のもとに、貯留室内を、中心部と 側壁との間を往復移動しながら自転する複数の多孔状を呈する竪型中空移送螺旋 体よりの通風作用および攪拌混合作用とにより変質させることなく一時貯留作業 を正確に行うことができる共同乾燥施設における生籾の一時貯留装置を提供しよ うとするものである。
【0007】
上記目的を達成するために、本考案における共同乾燥施設における生籾の一時 貯留装置は、大容量の生籾を収容できる貯留室を備えた円筒状の貯留槽を設け、 前記貯留槽内には、中央を公転回動の軸心となし、他端部は貯留槽の側壁内周面 に設けた環状案内レールに沿い公転する水平杆と、水平杆に沿って中心部と側壁 との間を往復移動しながら自転する複数の多孔状を呈する竪型中空移送螺旋体と からなる攪拌混合通風装置を配設するとともに、前記竪型中空移送螺旋体の上端 側は通風装置に接続したものである。
【0008】
貯留室内に、乾燥機に収容することができない余剰の高水分(例えば25%〜 30%前後)の生籾を静置状態のもとに規定量収容する。 次いで、複数本の多孔状を呈する竪型中空移送螺旋体を自転させながら、公転 する水平杆に沿い中心部と側壁との間を往復移動させると同時にそれぞれの通風 装置を始動し、常温風を竪型中空移送螺旋体の周面に穿孔した多数の通風孔を介 し生籾に対し通風を行う。
【0009】 さすれば、静置状態のもとに堆積されていた高水分の生籾は、公転しながら自 転し、かつ中心部と側壁との間を往復移動する竪型中空移送螺旋体の攪拌混合移 送作用と攪拌混合状態の生籾への直接通風作用とにより満遍なく常温風を浴びて 、呼吸熱の発生でムレたり、あるいは酸素不足により発酵することなく、品質良 好な状態のもとに貯留される。
【0010】
実施例について図面を参照して説明する。 図1および図2において、1は、共同乾燥施設に荷受された余剰の高水分(例 えば25%〜30%前後)生籾を直接収容し、該生籾を変質させることなく一時 貯留した後、乾燥機(図示せず)へ供給することができる円筒状を呈する貯留槽 であって、該貯留槽1の底部側には通風床2を介して通風室3が設けられ、前記 通風室3の一側には圧送式あるいは吸引式の通風装置4を備えた導風路5が接続 されている。通風床2上には規定量の生籾を貯留できる貯留室6が設けられると ともに、通風床2の上方には通風床2の上面を自転しながら公転する横軸排出オ ーガー7を水平に設けて、貯留室6内の貯留生籾を通風床2の中心位置に開口し た排出口8へ向け搬送せしめるとともに、前記横軸排出オーガー7の下方位置に は横軸排出オーガー7により排出口8まで移送されてきた貯留生籾を受け継いで 乾燥機(図示せず)に搬送するためのコンベア式の搬送ベルト9が回転自在に懸 回されている。そして、前記貯留室6内の上部には、中央部に垂架した駆動モー タ10を公転回動の軸心となし、他端部は貯留槽1の側壁内周面に設けた環状案 内レール11に沿って公転しながら自転する水平杆12を装架し、この水平杆1 2に、該水平杆12上を往復移動する複数の支持機枠13・・・・を間隔をおい てそれぞれ支架し、その支持機枠13・・・・にはモータ14および減速機15 を装着するとともに、モータ軸16に竪型中空螺旋体17を直結して攪拌混合通 風装置18を構成し、生籾を上昇流通させるようにしたものである。 前記竪型中空移送螺旋体17は、全体を上下両端が開放された竪方向に長い中 空筒状に形成し、周面に多数の通風孔19を穿孔するとともに、外周面に移送螺 旋20を設けて構成したものである。 前述した竪型中空移送螺旋体17・・・・の上端側には圧送式あるいは吸引式 の通風装置21をそれぞれ配設して攪拌混合状態のもとに上昇流動される生籾に 対し多数の通風孔19を介し常温風を直接浴びせて生籾が呼吸熱によりムレたり 、あるいは酸素不足によって発酵するのを未然に防止し、生籾を変質させること なく貯留することがでいる。 22は、貯留槽1の天井中央位置に設けた生籾の供給装置であり、23は、貯 留槽1の天井部に下向きに設けた吸排気ダクトである。 なお、前述した竪型中空移送螺旋体17の下端開放側に多孔板24を配設して 、吸引通風時に生籾が吸い込まれるのを防止せしめるように構成してもよい。
【0011】
本考案は、上述のとおりに構成されているので、次に記載する効果を奏する。 共同乾燥施設へ、一時的に高水分の生籾が多く荷受された場合があっても、余 剰の生籾を速やかに貯留することができる許りか、貯留室内に貯留した高水分の 生籾は、中央を公転回動の軸心としながら公転する水平杆と、水平杆に沿って中 心部と周壁との間を往復移動しながら自転する複数本の竪型中空移送螺旋体によ る上昇流動作用で完全に攪拌混合せしめるとともに、上昇流動される攪拌混合状 態時に通風装置により起風された常温風を直接浴びるため、生籾が貯留中に呼吸 熱でムレたり、あるいは酸素不足によって発酵することで生ずる変質作用もなく 品質良好な状態のもとで貯留することができる。
【図1】一部を切欠した貯留槽の縦断正面図である。
【図2】一部を破断し、かつ一部を切欠した攪拌混合通
風装置の拡大正面図である。
風装置の拡大正面図である。
1 貯留槽 6 貯留室 11 環状案内レール 12 水平杆 17 竪型中空移送螺旋体 18 攪拌混合通風装置 19 通風孔 20 移送螺旋 21 通風装置
Claims (1)
- 【請求項1】 大容量の生籾を収容できる貯留室を備え
た円筒状の貯留槽を設け、前記貯留槽内には、中央を公
転回動の軸心となし、他端部は貯留槽の側壁内周面に設
けた環状案内レールに沿い公転する水平杆と、水平杆に
沿って中心部と側壁との間を往復移動しながら自転する
複数の多孔状を呈する竪型中空移送螺旋体とからなる攪
拌混合通風装置を配設するとともに、前記竪型中空移送
螺旋体の上端側は通風装置に接続したことを特徴とする
共同乾燥施設における生籾の一時貯留装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993041122U JP2595619Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 共同乾燥施設における生籾の一時貯留装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993041122U JP2595619Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 共同乾燥施設における生籾の一時貯留装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH077737U true JPH077737U (ja) | 1995-02-03 |
JP2595619Y2 JP2595619Y2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=12599653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993041122U Expired - Lifetime JP2595619Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 共同乾燥施設における生籾の一時貯留装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2595619Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116336771A (zh) * | 2023-03-27 | 2023-06-27 | 江西洪安化工有限公司 | 一种连二亚硫酸钠干燥送料装置 |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP1993041122U patent/JP2595619Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116336771A (zh) * | 2023-03-27 | 2023-06-27 | 江西洪安化工有限公司 | 一种连二亚硫酸钠干燥送料装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2595619Y2 (ja) | 1999-05-31 |
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