JPH0774070B2 - エレベ−タの群管理制御方法 - Google Patents
エレベ−タの群管理制御方法Info
- Publication number
- JPH0774070B2 JPH0774070B2 JP60259440A JP25944085A JPH0774070B2 JP H0774070 B2 JPH0774070 B2 JP H0774070B2 JP 60259440 A JP60259440 A JP 60259440A JP 25944085 A JP25944085 A JP 25944085A JP H0774070 B2 JPH0774070 B2 JP H0774070B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- car
- elevator
- hall call
- hall
- assigned
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Elevator Control (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は複数台のエレベータの群管理制御に係わり、特
に発生した共通のホール呼び(乗場呼び)に対し、割当
かごを選択するための評価方法に関するものである。
に発生した共通のホール呼び(乗場呼び)に対し、割当
かごを選択するための評価方法に関するものである。
[発明の技術的背景] マイクロコンピュータの出現によって、エレベータ制御
装置は大きく変貌してきた。すなわち、従来のエレベー
タ制御装置はリレー制御回路を多く用いていたため、エ
レベータ制御機能が増大してくるとリレーの数が多くな
り、制御装置の軽量化,低価格化,省電力化などの見地
から好ましくない点が多かった。しかし、小形かつ高性
能であることを特徴とするマイクロコンピュータをエレ
ベータ制御装置に導入することにより前記問題点を解消
したばかりでなく、制御機能の設計及び開発の容易さに
よって設計者を支援し、結果としてエレベータ制御の多
様化及び多彩化をもたらすなど、多大な貢献をしてい
る。
装置は大きく変貌してきた。すなわち、従来のエレベー
タ制御装置はリレー制御回路を多く用いていたため、エ
レベータ制御機能が増大してくるとリレーの数が多くな
り、制御装置の軽量化,低価格化,省電力化などの見地
から好ましくない点が多かった。しかし、小形かつ高性
能であることを特徴とするマイクロコンピュータをエレ
ベータ制御装置に導入することにより前記問題点を解消
したばかりでなく、制御機能の設計及び開発の容易さに
よって設計者を支援し、結果としてエレベータ制御の多
様化及び多彩化をもたらすなど、多大な貢献をしてい
る。
マイクロコンピュータはエレベータ制御装置の中でも、
エレベータ号機を専用に制御する個別制御装置と、複数
台のエレベータを総合的に管理する群管理装置各々に用
いられている。上記群管理装置とは周知のように複数基
のエレベータを並設した場合にエレベータの運転効率向
上およびエレベータ利用者へのサービス向上を図るため
に、各階床のホールからのホール呼びに対する応答機を
マイクロコンピュータを用いて合理的に且つすみやかに
そのホール呼びに対処するのに最適なエレベータを選定
し、早期にそのホール呼びに対応させるエレベータを割
当てるホール呼びの割当制御および火災や地震時等の管
理運転制御,出勤時のサービス向上を促す出勤時制御等
を行なうものである。
エレベータ号機を専用に制御する個別制御装置と、複数
台のエレベータを総合的に管理する群管理装置各々に用
いられている。上記群管理装置とは周知のように複数基
のエレベータを並設した場合にエレベータの運転効率向
上およびエレベータ利用者へのサービス向上を図るため
に、各階床のホールからのホール呼びに対する応答機を
マイクロコンピュータを用いて合理的に且つすみやかに
そのホール呼びに対処するのに最適なエレベータを選定
し、早期にそのホール呼びに対応させるエレベータを割
当てるホール呼びの割当制御および火災や地震時等の管
理運転制御,出勤時のサービス向上を促す出勤時制御等
を行なうものである。
群管理装置における上記応答エレベータの決定は各個別
制御装置よりそのエレベータのかご状態及び乗場(ホー
ル)状態の各種信号を得て、総合評価式の演算をマイク
ロコンピュータに行わせ、この総合評価式の演算結果で
ある評価値の最も良好なエレベータを対象ホール呼びに
対する最適号機とするようにしている。
制御装置よりそのエレベータのかご状態及び乗場(ホー
ル)状態の各種信号を得て、総合評価式の演算をマイク
ロコンピュータに行わせ、この総合評価式の演算結果で
ある評価値の最も良好なエレベータを対象ホール呼びに
対する最適号機とするようにしている。
評価式は種々のものが用いられるが、例えば次式で表さ
れるものがある。
れるものがある。
E=F(Xd,Cd,Hd,Wd)+Td …(1) (但しEは評価式の値(評価値)、Fは関数の意を示す
ものであり、Xdは計算対象乗場と計算対象かごとの乗り
降り方向別相対階床差、Cdは計算対象乗場到達までの間
にかご呼のみによって停止する数、Hdは計算対象乗場到
達までの間において、途中階のホール呼びに割付けられ
て停止する数、Wdはかご荷重、Tdは評価値を計算する時
までに経過した乗場待時間を示す。) その他、発生したホール呼びに各かごを仮割当てし、そ
の時の予測待時間の最大値が最小となるかごを該ホール
呼びを発生させた階に割当てる方法や、すべての登録さ
れているホール呼びの待ち時間の合計が最小となるかご
に割当てる方法等がある。
ものであり、Xdは計算対象乗場と計算対象かごとの乗り
降り方向別相対階床差、Cdは計算対象乗場到達までの間
にかご呼のみによって停止する数、Hdは計算対象乗場到
達までの間において、途中階のホール呼びに割付けられ
て停止する数、Wdはかご荷重、Tdは評価値を計算する時
までに経過した乗場待時間を示す。) その他、発生したホール呼びに各かごを仮割当てし、そ
の時の予測待時間の最大値が最小となるかごを該ホール
呼びを発生させた階に割当てる方法や、すべての登録さ
れているホール呼びの待ち時間の合計が最小となるかご
に割当てる方法等がある。
いずれの評価式もその目的とするところは乗場で待つ乗
客の待時間の短縮と均等化であり、これらを期待して複
数号機あるエレベータのうち最適なものを割当てるよう
にしていた。
客の待時間の短縮と均等化であり、これらを期待して複
数号機あるエレベータのうち最適なものを割当てるよう
にしていた。
しかしながら、このような従来の群管理制御のための評
価方式に基づく割当て方法を用いた場合においては、ホ
ール呼びが多発し、各かごが発生したホール呼びに次々
と応答して停止すると後方に位置するかごが前方に位置
するかごに追いついていわゆるだんご運転となってしま
う。そのため、次に発生したホール呼びに短時間で応答
できるかごがなくなってしまい、サービス低下や輸送
力,輸送効率の低下を招く欠点があった。また、予報灯
付の群管理においては競い合うかごの先着等により、予
報精度が低下すると言う問題も残った。
価方式に基づく割当て方法を用いた場合においては、ホ
ール呼びが多発し、各かごが発生したホール呼びに次々
と応答して停止すると後方に位置するかごが前方に位置
するかごに追いついていわゆるだんご運転となってしま
う。そのため、次に発生したホール呼びに短時間で応答
できるかごがなくなってしまい、サービス低下や輸送
力,輸送効率の低下を招く欠点があった。また、予報灯
付の群管理においては競い合うかごの先着等により、予
報精度が低下すると言う問題も残った。
[発明の目的] 本発明は上記の事情に鑑みて成されてものであり、その
目的とするところはホール呼びが多発してもだんご運転
を防止することができ、且つ待ち時間の短縮及び予報精
度の向上を計ることができて乗客へのサービス向上を計
ることのできるようにしたエレベータの群管理制御方法
を提供することにある。
目的とするところはホール呼びが多発してもだんご運転
を防止することができ、且つ待ち時間の短縮及び予報精
度の向上を計ることができて乗客へのサービス向上を計
ることのできるようにしたエレベータの群管理制御方法
を提供することにある。
[発明の概要] すなわち上記目的を達成するため本発明は、複数の階床
に対し複数台のエレベータを就役させ、発生した乗場呼
びに対して各々のエレベータにおけるその乗場呼びの応
答に要する待ち時間等に関連した所定の評価演算を行な
い、これにより得た評価値を比較して上記乗場呼びに応
答させるに最適なエレベータを決定し、乗場呼びの発生
した乗場に割付けるようにしたエレベータの群管理制御
において、最適なエレベータを決定する際、発生した乗
場呼びを各エレベータに仮割当てし、この仮割当時の各
エレベータの特定階での予測到着時間間隔と平均運転間
隔との偏差を示す指標を各エレベータ毎に求め、対応す
るエレベータにおける上記評価値に加え総合評価値とす
ると共にこの総合評価値が良好な値を示すエレベータを
優先して前記発生した乗場呼びに割付けることを特徴と
するもので、各機の特定階床へ予測到着時刻が現在の時
間帯での平均運転間隔に応じた均等な時間間隔で分散す
るように乗場呼びに対するかごの割当制御を行なうよう
にするものである。
に対し複数台のエレベータを就役させ、発生した乗場呼
びに対して各々のエレベータにおけるその乗場呼びの応
答に要する待ち時間等に関連した所定の評価演算を行な
い、これにより得た評価値を比較して上記乗場呼びに応
答させるに最適なエレベータを決定し、乗場呼びの発生
した乗場に割付けるようにしたエレベータの群管理制御
において、最適なエレベータを決定する際、発生した乗
場呼びを各エレベータに仮割当てし、この仮割当時の各
エレベータの特定階での予測到着時間間隔と平均運転間
隔との偏差を示す指標を各エレベータ毎に求め、対応す
るエレベータにおける上記評価値に加え総合評価値とす
ると共にこの総合評価値が良好な値を示すエレベータを
優先して前記発生した乗場呼びに割付けることを特徴と
するもので、各機の特定階床へ予測到着時刻が現在の時
間帯での平均運転間隔に応じた均等な時間間隔で分散す
るように乗場呼びに対するかごの割当制御を行なうよう
にするものである。
すなわち、乗場呼び発生時に、この呼びを各号機に仮割
当して、その時の各号機の特定階床への予測到着時間間
隔と平均運転間隔との偏差の増加関数であるだんご率を
求め、これを通常の群管理制御の評価演算に用いる一般
的な評価式に加えた総合評価式を演算してその結果であ
る総合評価値が最小となる号機を優先して上記乗場呼び
を割当てるようにするものである。従って、これによ
り、各号機の特定階到着が平均化され、均等に近い時間
間隔で到着するようになっている。
当して、その時の各号機の特定階床への予測到着時間間
隔と平均運転間隔との偏差の増加関数であるだんご率を
求め、これを通常の群管理制御の評価演算に用いる一般
的な評価式に加えた総合評価式を演算してその結果であ
る総合評価値が最小となる号機を優先して上記乗場呼び
を割当てるようにするものである。従って、これによ
り、各号機の特定階到着が平均化され、均等に近い時間
間隔で到着するようになっている。
そのため、本発明によれば、群管理制御において乗場呼
びが多発してもだんご運転を防止することができ、乗客
のフロアでの待ち時間が短縮でき、且つこれにより輸送
効率向上を計ることができると共にだんご運転とならな
いことにより予報灯を点灯した号機より先に他の号機が
その予報灯点灯フロアに到着すると云ったこともなくな
り、従って予報精度も向上するなど、サービスの飛躍的
な向上を図ることができるようになる。
びが多発してもだんご運転を防止することができ、乗客
のフロアでの待ち時間が短縮でき、且つこれにより輸送
効率向上を計ることができると共にだんご運転とならな
いことにより予報灯を点灯した号機より先に他の号機が
その予報灯点灯フロアに到着すると云ったこともなくな
り、従って予報精度も向上するなど、サービスの飛躍的
な向上を図ることができるようになる。
更に具体的に説明すると本発明は、複数の階床に対し複
数台のエレベータを就役させ、発生した乗場呼びに対し
てエレベータの運行を決定する総合評価式を用いて最適
なエレベータを決定し、乗場呼びの発生した乗場に割付
けるようにしたエレベータの群管理制御において、最適
なエレベータを決定する際、発生した乗場呼びを各エレ
ベータに仮割当てし、各かごの主階床への予測到着時間
間隔と平均到着間隔との偏差の増加関数であるところの
だんご率を導入し、だんご率を仮割当した各エレベータ
毎に求め各エレベータの総合評価式に係数倍して加算
し、この総合評価式が最小となるかごをホール呼びに割
当てる。
数台のエレベータを就役させ、発生した乗場呼びに対し
てエレベータの運行を決定する総合評価式を用いて最適
なエレベータを決定し、乗場呼びの発生した乗場に割付
けるようにしたエレベータの群管理制御において、最適
なエレベータを決定する際、発生した乗場呼びを各エレ
ベータに仮割当てし、各かごの主階床への予測到着時間
間隔と平均到着間隔との偏差の増加関数であるところの
だんご率を導入し、だんご率を仮割当した各エレベータ
毎に求め各エレベータの総合評価式に係数倍して加算
し、この総合評価式が最小となるかごをホール呼びに割
当てる。
エレベータのだんご率とは各号機間の時間的距離のばら
つきを示す指標であるべきであり、各号機間の時間的距
離の2乗の和の平方根で与えられる数値がだんご率とし
て好ましい。
つきを示す指標であるべきであり、各号機間の時間的距
離の2乗の和の平方根で与えられる数値がだんご率とし
て好ましい。
また、この時間的距離が等間隔にばらついている場合に
はだんご率は零であるべきであり、時間的距離が零すな
わち、だんご運転している場合はだんご率1(100%)
であるべきである。また単位は無次元である。
はだんご率は零であるべきであり、時間的距離が零すな
わち、だんご運転している場合はだんご率1(100%)
であるべきである。また単位は無次元である。
従って群N台の各機(X=1,2,…,N)の現時間帯の一周
時間の予測値RTTxは RTTx=(主階床出発後の経過時間)+(主階床への予測
到着時間) とし、平均一周時間RTTは となる。従って理想平均到着時間間隔はRTT/Nである。
時間の予測値RTTxは RTTx=(主階床出発後の経過時間)+(主階床への予測
到着時間) とし、平均一周時間RTTは となる。従って理想平均到着時間間隔はRTT/Nである。
ここでだんご率Dは 但しATiは予測到着間隔時間 と定義する。従って発生したホール呼びにかごXを仮割
当した時の総合評価式はだんご率D(x)を求めること
より E(x)=E0(x)+K・D(x) 但しKは定数 とする。このE(x)を仮割当した各かご毎に求め、E
(x)の最小のかごをホール呼びに割当てるようにす
る。
当した時の総合評価式はだんご率D(x)を求めること
より E(x)=E0(x)+K・D(x) 但しKは定数 とする。このE(x)を仮割当した各かご毎に求め、E
(x)の最小のかごをホール呼びに割当てるようにす
る。
[発明の実施例] 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。
明する。
第1図は本発明を実施する群管理システムの構成を示す
ブロック図である。図において2は各ホール(乗場)か
らの呼びを登録する乗場呼び登録装置である。また5A〜
5Dはエレベータ各号機(単体)のかごの動きを制御する
個別制御装置であり、号機別にA〜Dの添字を付してA
〜D号機を区別している。30は群管理装置であり、ホー
ル呼び(乗場呼び)と各号機の情報に基づいて各号機の
動きを制御したり、また、ドア開閉制御等をするもので
ある。また、これらを結ぶ信号線は複数の並列信号線が
用いられる場合でも図では1本の信号線として示してい
る。
ブロック図である。図において2は各ホール(乗場)か
らの呼びを登録する乗場呼び登録装置である。また5A〜
5Dはエレベータ各号機(単体)のかごの動きを制御する
個別制御装置であり、号機別にA〜Dの添字を付してA
〜D号機を区別している。30は群管理装置であり、ホー
ル呼び(乗場呼び)と各号機の情報に基づいて各号機の
動きを制御したり、また、ドア開閉制御等をするもので
ある。また、これらを結ぶ信号線は複数の並列信号線が
用いられる場合でも図では1本の信号線として示してい
る。
群管理装置30はかご状態情報テーブル22、ホール・コン
ディション情報テーブル(以下、HCTと称する)、演算
装置26等を有し、乗場呼び登録回路2によりホール呼び
が登録されると群管理装置30内のHCT24(メモリーの一
部に形成され保持されている)の各ホール呼びに対応す
るインデックスのうち該当するインデックスのデータの
ビット<11>(各ビット位置とその意味は予め定めてあ
る)をセットし、群管理装置30内の演算装置(入出装置
も含む)26がこれをサーチして、この場合、4基(A〜
D号基)のエレベータの中から評価演算に基づく最適機
を選択して該最適機における前記制御装置5内の準かご
呼び登録回路13A〜13Dに割付出力を与える。このとき、
ホール・ランターンすなわち、予報灯を点灯させる。ま
た同時にHCT24の割付対象ホール呼びのインデックスの
ビット<10>及び号機に対応する割当ビット<0>〜<
3>をセットする。そしてこの割当てを受けかごが乗場
割当てに応答して減速すると、かご位置セレクタ14A〜1
4Dからのかご位置信号によりホール呼び登録は消去さ
れ、HCT24のビート<11>もリセットすると云った動作
を行なう。
ディション情報テーブル(以下、HCTと称する)、演算
装置26等を有し、乗場呼び登録回路2によりホール呼び
が登録されると群管理装置30内のHCT24(メモリーの一
部に形成され保持されている)の各ホール呼びに対応す
るインデックスのうち該当するインデックスのデータの
ビット<11>(各ビット位置とその意味は予め定めてあ
る)をセットし、群管理装置30内の演算装置(入出装置
も含む)26がこれをサーチして、この場合、4基(A〜
D号基)のエレベータの中から評価演算に基づく最適機
を選択して該最適機における前記制御装置5内の準かご
呼び登録回路13A〜13Dに割付出力を与える。このとき、
ホール・ランターンすなわち、予報灯を点灯させる。ま
た同時にHCT24の割付対象ホール呼びのインデックスの
ビット<10>及び号機に対応する割当ビット<0>〜<
3>をセットする。そしてこの割当てを受けかごが乗場
割当てに応答して減速すると、かご位置セレクタ14A〜1
4Dからのかご位置信号によりホール呼び登録は消去さ
れ、HCT24のビート<11>もリセットすると云った動作
を行なう。
また、この割当てかごが減速してドアを開き、乗場にサ
ービスし終ると前記かご位置セレクタ14A〜14Dからのか
ご位置信号によりホール・ランターンを消灯し、同時に
割当てビットすなわちHCT24のビット<10>もリセット
して、号機に対応するビット<0>〜<3>もクリアす
るようになっている。
ービスし終ると前記かご位置セレクタ14A〜14Dからのか
ご位置信号によりホール・ランターンを消灯し、同時に
割当てビットすなわちHCT24のビット<10>もリセット
して、号機に対応するビット<0>〜<3>もクリアす
るようになっている。
11A〜11Dはかご呼び登録回路であり、かご内に設けられ
ていて、かご呼び、すなわち、目的と停止階の入力やド
ア開閉指示などを与えるかご内操作盤の階床別かご呼び
登録スイッチ15A〜15Dがオン操作されると、かご呼び登
録が成され、かご呼び状態情報テーブルKCT23の該当号
機に対応するビット(ビット<0>〜ビット<3>のい
ずれか)をセットし、かご呼びが登録された階をサービ
スし終えるとかご位置セレクタ14A〜14Dからのかご位置
記号を得てかご呼び登録を消去し、KCT23の該当号機に
対応するビットもリセットすると云った機能を有する。
ていて、かご呼び、すなわち、目的と停止階の入力やド
ア開閉指示などを与えるかご内操作盤の階床別かご呼び
登録スイッチ15A〜15Dがオン操作されると、かご呼び登
録が成され、かご呼び状態情報テーブルKCT23の該当号
機に対応するビット(ビット<0>〜ビット<3>のい
ずれか)をセットし、かご呼びが登録された階をサービ
スし終えるとかご位置セレクタ14A〜14Dからのかご位置
記号を得てかご呼び登録を消去し、KCT23の該当号機に
対応するビットもリセットすると云った機能を有する。
12A〜12Dはかご状態バッファであり、セレクタ14A〜14D
からのかご位置信号をはじめ、ドア開示に閉じるリレー
等の接点16A〜16D、無方向状態になると閉じるリレー接
点17A〜17D、かご走行中に閉じる接点20A〜20D、群制御
可能時に閉じるリレーの接点21A〜21D等の信号が入力さ
れ、これらをかご状態信号として各号機毎に群管理装置
30内のかご状態情報テーブル(以下、CCTと称する)22
(メモリー内に保持されている)に与えるためのもので
ある。かご状態バッファ12A〜12Dの保持する上記かご状
態信号はCCT22内に格納され、保持される。
からのかご位置信号をはじめ、ドア開示に閉じるリレー
等の接点16A〜16D、無方向状態になると閉じるリレー接
点17A〜17D、かご走行中に閉じる接点20A〜20D、群制御
可能時に閉じるリレーの接点21A〜21D等の信号が入力さ
れ、これらをかご状態信号として各号機毎に群管理装置
30内のかご状態情報テーブル(以下、CCTと称する)22
(メモリー内に保持されている)に与えるためのもので
ある。かご状態バッファ12A〜12Dの保持する上記かご状
態信号はCCT22内に格納され、保持される。
第2図(a)に群管理装置30内の演算装置26で実行させ
る本発明の制御方法のジェネラルフローチャートを、ま
た第2図(b)に第2図(a)におけるシンボルB1〜C1
間のルーチンの詳細を示すフローチャートをそれぞれ示
す。
る本発明の制御方法のジェネラルフローチャートを、ま
た第2図(b)に第2図(a)におけるシンボルB1〜C1
間のルーチンの詳細を示すフローチャートをそれぞれ示
す。
第2図(a)において、プログラムがスタートするとRA
M(ランダム・アクセス・メモリ;ここでは演算装置26
の記憶部が構成するメモリを指し、CCT22,KCT23,HCT24
等もここに置かれる)及び入出力のイニシャルクリアを
行ない、リピートスタートRSのルーチンに入る。リピー
トスタートRSのルーチンではかご状態情報テーブル(CC
T)22とかご状態情報テーブル(KCT)23を入力し、全号
機群外なら何ら処理せず、また、1台でも群中かごがあ
るならばかご状態に伴う処理(方向変化時の処理や満員
割当変更等)を行ない、ホール・インデックス(ホール
・インデックスは各階床を上昇、下降の方向別にまとめ
て0からnまでのインデックスに割り振った番号のこと
であり、例えば10d,9d,8d,7d,…8u,9u(d,uは方向で下
降,上昇を、また数字は階床を指す)と云う具合に方向
別ホール呼びのテーブルがあるとすれば「10d」のイン
デックスは「0」,「9d」は「1」,「8d」は「2」と
云うように予めテーブル位置対応の番号を割り振ったも
の)を0にして各ホール呼び状態を保持するテーブルで
あるホール・コンデンション・テープル(HCT)24の中
のそのホール・インデックスに対応するワード(1語長
分の情報)を読み込み、ホール呼び割当処理(第2図
(b))の実行に入る。次にホール・インデックスを1
プラス(インクリメント)して次の乗場に対して同様の
処理を行なう。そして、全乗場の処理を終了すると分散
待機処理,先発指令処理,その他の処理を実行してリピ
ートスタートRSのルーチンに戻り、再びこれらの処理を
繰り返す。
M(ランダム・アクセス・メモリ;ここでは演算装置26
の記憶部が構成するメモリを指し、CCT22,KCT23,HCT24
等もここに置かれる)及び入出力のイニシャルクリアを
行ない、リピートスタートRSのルーチンに入る。リピー
トスタートRSのルーチンではかご状態情報テーブル(CC
T)22とかご状態情報テーブル(KCT)23を入力し、全号
機群外なら何ら処理せず、また、1台でも群中かごがあ
るならばかご状態に伴う処理(方向変化時の処理や満員
割当変更等)を行ない、ホール・インデックス(ホール
・インデックスは各階床を上昇、下降の方向別にまとめ
て0からnまでのインデックスに割り振った番号のこと
であり、例えば10d,9d,8d,7d,…8u,9u(d,uは方向で下
降,上昇を、また数字は階床を指す)と云う具合に方向
別ホール呼びのテーブルがあるとすれば「10d」のイン
デックスは「0」,「9d」は「1」,「8d」は「2」と
云うように予めテーブル位置対応の番号を割り振ったも
の)を0にして各ホール呼び状態を保持するテーブルで
あるホール・コンデンション・テープル(HCT)24の中
のそのホール・インデックスに対応するワード(1語長
分の情報)を読み込み、ホール呼び割当処理(第2図
(b))の実行に入る。次にホール・インデックスを1
プラス(インクリメント)して次の乗場に対して同様の
処理を行なう。そして、全乗場の処理を終了すると分散
待機処理,先発指令処理,その他の処理を実行してリピ
ートスタートRSのルーチンに戻り、再びこれらの処理を
繰り返す。
第2図(b)はホール呼び割当方法を示すフローチヤー
トであり、前記ホール・インデックスに対応する第1図
HCT(i)のビット<11>をチェックし、ホール呼びが
あればHCTのビット<10>をチェックし、未割当であれ
ばカー・インデックスj(かごインデックス)に対応す
る乗場到着時間を前記HCT,KCT,CCT等の各テーブル格納
情報をもとに評価値を演算し、この求めた評価値より最
適かごを選択し、割当出力する。
トであり、前記ホール・インデックスに対応する第1図
HCT(i)のビット<11>をチェックし、ホール呼びが
あればHCTのビット<10>をチェックし、未割当であれ
ばカー・インデックスj(かごインデックス)に対応す
る乗場到着時間を前記HCT,KCT,CCT等の各テーブル格納
情報をもとに評価値を演算し、この求めた評価値より最
適かごを選択し、割当出力する。
この際の評価値を求める方法に本願発明の特徴がある。
本発明では発生したホール呼びに対し、最適かごの割当
てを行なうに際し、各エレベータの運行状況や登録され
た応答階の情報等をもとに最も速く応答できるかごの評
価値を求めるための通常用いられている所定の評価式に
だんご率を加味した総合評価式を用い、この総合評価式
による評価値を用いるようにする。
本発明では発生したホール呼びに対し、最適かごの割当
てを行なうに際し、各エレベータの運行状況や登録され
た応答階の情報等をもとに最も速く応答できるかごの評
価値を求めるための通常用いられている所定の評価式に
だんご率を加味した総合評価式を用い、この総合評価式
による評価値を用いるようにする。
本発明ではそのために予測到着時間を用いるがここで用
いるホールi(乗場i)での予測到着時間Tiの計算式の
一例を次に示す。
いるホールi(乗場i)での予測到着時間Tiの計算式の
一例を次に示す。
但し、f(xk)はxk階床走行時間,nは計算対象ホール呼
び階(i階)到達までに停止する予測停止階数,Tdoはド
ア開閉に要する予想時間(簡単のためにホール呼び停止
とがこ呼び停止各々で同一であるものとした)である。
び階(i階)到達までに停止する予測停止階数,Tdoはド
ア開閉に要する予想時間(簡単のためにホール呼び停止
とがこ呼び停止各々で同一であるものとした)である。
上記予測到着時間はホール呼び(乗場呼び)を仮割当て
するかごにより異なる。また、各かごXが主階床を出発
してからの経過時間T′xを計測する。これは群管理装
置30内の演算装置26におけるRAM内に第3図(b)の如
く格納され、演算装置26のタイマ割込みによってカウン
トアップさせることにより行なう。
するかごにより異なる。また、各かごXが主階床を出発
してからの経過時間T′xを計測する。これは群管理装
置30内の演算装置26におけるRAM内に第3図(b)の如
く格納され、演算装置26のタイマ割込みによってカウン
トアップさせることにより行なう。
また、前述した主階床到着時間TxとかごXが主階床を出
発してからの経過時間T′xから各機の予測一周時間RT
Txを求める。これは両者を加算すれば良い。即ち、RTTx
=T′x+Txで求められる。但し本発明は上式による制
限を受けることなく実施できる(第3図(a))。
発してからの経過時間T′xから各機の予測一周時間RT
Txを求める。これは両者を加算すれば良い。即ち、RTTx
=T′x+Txで求められる。但し本発明は上式による制
限を受けることなく実施できる(第3図(a))。
本発明はホール呼びが多数発生することにより各かごが
だんご運転となることを解消すべく、次のような演算を
実施してホール呼びに対する割当てを行なうようにす
る。
だんご運転となることを解消すべく、次のような演算を
実施してホール呼びに対する割当てを行なうようにす
る。
すなわち、各かごの主階床へ予測到着間隔時間と平均到
着間隔との偏差の増加関数であるところのだんご率と云
う考え方を導入し、このだんご率を仮割当した各エレベ
ータ毎に求め各エレベータ毎の総合評価式に係数倍して
加算し、この総合評価式により求められた値である評価
値が最小となるかごを最適かごとして選定し、ホール呼
びに割当てる。
着間隔との偏差の増加関数であるところのだんご率と云
う考え方を導入し、このだんご率を仮割当した各エレベ
ータ毎に求め各エレベータ毎の総合評価式に係数倍して
加算し、この総合評価式により求められた値である評価
値が最小となるかごを最適かごとして選定し、ホール呼
びに割当てる。
ところでエレベータのだんご率とは各号機間の時間的距
離のばらつきを示す指標であるべきであり、従って、統
計的手法が適用できるので各号機間の時間的距離の2乗
の和の平方根で与えられる数値がだんご率として好まし
い。
離のばらつきを示す指標であるべきであり、従って、統
計的手法が適用できるので各号機間の時間的距離の2乗
の和の平方根で与えられる数値がだんご率として好まし
い。
また、この時間的距離が等間隔にばらついている場合に
はだんご率は零であるべきであり、時間的距離が零すな
わち、だんご運転している場合はだんご率は1(100
%)であるべきである。また、単位は無次元である。
はだんご率は零であるべきであり、時間的距離が零すな
わち、だんご運転している場合はだんご率は1(100
%)であるべきである。また、単位は無次元である。
ここで現時刻に於ける平均一周時間の予測値は例えば により求める。ここでNは群中台数(群中のエレベータ
台数)である。
台数)である。
またRTTは過去5分間の平均値として求めたり、学習等
による前日迄の同時間帯の平均により求めてもよい。
による前日迄の同時間帯の平均により求めてもよい。
従って主階床へ理想的な平均到着間隔はRTT/Nとなる。
ここに各かごの主階床への予測到着間隔と平均到着間隔
との偏差の増加関数であるところのだんご率Dを次式で
定義する。
ここに各かごの主階床への予測到着間隔と平均到着間隔
との偏差の増加関数であるところのだんご率Dを次式で
定義する。
但し、AVxは各かごの主階床到着間隔時間であり、次式
により求める。
により求める。
X番目に主階床へ到着するかごXの主階床予測到着時刻
TIxは TIx=(現時刻)+(主階床への予測到着時間Tx) …
(5) ここで、Txは(2)式により求める。これによりAVxは AVx=TIx−TIx−1 …(6) 各かごの主階床到着の様子と各かごの主階床到着間隔の
時間的な関係の一例を第3図(a)に示す。
TIxは TIx=(現時刻)+(主階床への予測到着時間Tx) …
(5) ここで、Txは(2)式により求める。これによりAVxは AVx=TIx−TIx−1 …(6) 各かごの主階床到着の様子と各かごの主階床到着間隔の
時間的な関係の一例を第3図(a)に示す。
上式の主階床到着時間Txは、Xかごを発生したホール呼
びに仮割当するときの予測値としてTx(X)と表わす
と、発生したホール呼びにXかごを仮割当てした時の主
階床予測到着時刻は TIx(X)=現時刻+Tx(X) …(7) で表わされ、主階床到着間隔時間AVx(X)は AVx(X)=TIx(X)−TIx−1(X) …(8) となる。従って、Xかごを発生したホール呼びに仮割当
した時のだんご率もD(X)は で表わされる。Nは群中台数を示す。
びに仮割当するときの予測値としてTx(X)と表わす
と、発生したホール呼びにXかごを仮割当てした時の主
階床予測到着時刻は TIx(X)=現時刻+Tx(X) …(7) で表わされ、主階床到着間隔時間AVx(X)は AVx(X)=TIx(X)−TIx−1(X) …(8) となる。従って、Xかごを発生したホール呼びに仮割当
した時のだんご率もD(X)は で表わされる。Nは群中台数を示す。
上述のD(X)はXかごを割当てた場合の総合評価値に
加算する。
加算する。
E(X)=E0(X)+K・D(X) …(10) 但し、Kは定数(K>0),E0(X)はXかごにおける
従来の群管理制御で利用されている評価式に基づく評価
値である。
従来の群管理制御で利用されている評価式に基づく評価
値である。
上式のE(X)を各かご毎に計算する。即ち、X=A,B,
Cと台数分変化させ発生したホール呼びをAかごに仮割
当した評価値E(A),E(B),E(C)を求める。この
評価値E(X)が最小なかごを、発生したホール呼びに
割当てる。また、上式のKを大にとればだんご運転防止
の作用が強く働く。従って、これによりだんご運転防止
効果が得られることになる。
Cと台数分変化させ発生したホール呼びをAかごに仮割
当した評価値E(A),E(B),E(C)を求める。この
評価値E(X)が最小なかごを、発生したホール呼びに
割当てる。また、上式のKを大にとればだんご運転防止
の作用が強く働く。従って、これによりだんご運転防止
効果が得られることになる。
第3図(c)はだんご率の値が示す意味の傾向を示すタ
イムチャートである。この図に従いだんご率の意味を考
えてみると、各機の一周時間が120秒であるとしてCASE1
では各機が30秒間隔で主階床へ到着(予定)するかたち
となっており、理想的な到着間隔RTT/N=30[sec]とな
っている。ここではかご到着は30秒間隔となっており、
順次No.D,No.A,No.B,No.C,No.Dと30秒間隔で続き、主階
床への到着が等間隔となっている。このときだんご率D1
=0[%]となる。
イムチャートである。この図に従いだんご率の意味を考
えてみると、各機の一周時間が120秒であるとしてCASE1
では各機が30秒間隔で主階床へ到着(予定)するかたち
となっており、理想的な到着間隔RTT/N=30[sec]とな
っている。ここではかご到着は30秒間隔となっており、
順次No.D,No.A,No.B,No.C,No.Dと30秒間隔で続き、主階
床への到着が等間隔となっている。このときだんご率D1
=0[%]となる。
また、CASE2は完全なだんご運転となった例である。こ
こではA1〜D号機4基ともわずかな時間差で主階床に到
着しており、一周時間が120秒であるために主階床には
かごが120秒毎に主階床へ到着するだんご運転となって
いる。このとき、だんご率D2=100[%]となる。CASE3
ではD号機のかごが到着後、60秒でA号機が、その後75
秒でB号機、そして、更にB号機到着後90秒でC号機
が、更にその後120秒が経過するとD号機が主階床に到
着する様子を示している。このときだんご率D3−35
[%]となる。
こではA1〜D号機4基ともわずかな時間差で主階床に到
着しており、一周時間が120秒であるために主階床には
かごが120秒毎に主階床へ到着するだんご運転となって
いる。このとき、だんご率D2=100[%]となる。CASE3
ではD号機のかごが到着後、60秒でA号機が、その後75
秒でB号機、そして、更にB号機到着後90秒でC号機
が、更にその後120秒が経過するとD号機が主階床に到
着する様子を示している。このときだんご率D3−35
[%]となる。
CASE4はCASE3より片寄りが少ない例であり、だんご率D4
=18[%]の例である。CASE5は、D,A号機とB,C号機の
2群に分かれた場合で、だんご率D5=42[%]となる。
以上より本発明のだんご率は各号機間の時間的距離のば
らつきを示す指標として好ましい傾向を示している。
=18[%]の例である。CASE5は、D,A号機とB,C号機の
2群に分かれた場合で、だんご率D5=42[%]となる。
以上より本発明のだんご率は各号機間の時間的距離のば
らつきを示す指標として好ましい傾向を示している。
また、時間的距離が等間隔にある場合にはだんご率は零
となり、時間的距離が零、すなわち、だんご運転してい
る場合はだんご率は1(100%)となっている。そして
(9)式より単位は無次元であるのでだんご運転防止た
めの尺度として好しい傾向を示している。
となり、時間的距離が零、すなわち、だんご運転してい
る場合はだんご率は1(100%)となっている。そして
(9)式より単位は無次元であるのでだんご運転防止た
めの尺度として好しい傾向を示している。
以上説明した様にホール呼び発生時、ホール呼びを各機
に割当てた時のだんご率の予測値を計算し、その増加関
数を総合評価式に加えることにより、だんご運転を積極
的に防止する割当制御を行なうことができる。
に割当てた時のだんご率の予測値を計算し、その増加関
数を総合評価式に加えることにより、だんご運転を積極
的に防止する割当制御を行なうことができる。
尚、本発明は上記し、且つ図面に示す実施例に限定する
ことなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して
実施し得るものであり、例えばだんご率は各機間のばら
つきを与える式であるならば実施例によるものでなくて
も良く、まただんご率の1次式である必要もない。ま
た、本実施例では主階床到着時間でだんご運転を検出し
たが他の主要な階床でのかご到着間隔により検出する方
式でもよい。
ことなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して
実施し得るものであり、例えばだんご率は各機間のばら
つきを与える式であるならば実施例によるものでなくて
も良く、まただんご率の1次式である必要もない。ま
た、本実施例では主階床到着時間でだんご運転を検出し
たが他の主要な階床でのかご到着間隔により検出する方
式でもよい。
尚、第4図は1階から10階までのフロアを有する建物に
A〜D号機の4基のエレベータがある場合において、各
階のかご呼び割当呼び(割当呼びに応答した時生ずるか
ご呼び)登録されているホール呼びなどが図の様に分布
しているものとし、その時に9階で下降のホール呼びが
生じた状態を示している。本発明はこの様な時の割当制
御に関している。
A〜D号機の4基のエレベータがある場合において、各
階のかご呼び割当呼び(割当呼びに応答した時生ずるか
ご呼び)登録されているホール呼びなどが図の様に分布
しているものとし、その時に9階で下降のホール呼びが
生じた状態を示している。本発明はこの様な時の割当制
御に関している。
そして、このような場合には3階から6階に4基のエレ
ベータが集中してだんご運転になる危険性があり、他階
床の待ち時間増大,輸送効率低下などと云ったサービス
上の問題が生じる心配があるが、これを各機の特定階床
への予測到着時刻が現在の時間帯での平均運転間隔に応
じた均等な時間間隔で分散するようにホール呼びに対す
るかごの割当制御を行なうようにしたものである。
ベータが集中してだんご運転になる危険性があり、他階
床の待ち時間増大,輸送効率低下などと云ったサービス
上の問題が生じる心配があるが、これを各機の特定階床
への予測到着時刻が現在の時間帯での平均運転間隔に応
じた均等な時間間隔で分散するようにホール呼びに対す
るかごの割当制御を行なうようにしたものである。
すなわち、ホール呼び発生時に通常の評価式に基づく評
価値を求め、また、前記呼びを各号機に仮割当して、そ
の時の各号機の特定階床への予測到着時間間隔と平均運
転間隔との偏差の増加関数であるだんご率の評価式に基
づく評価値を求め両者を加したその結果である評価値が
最小となる号機を優先して上記ホール呼びを割当てるよ
うにするものである。従って、各号機の特定階到着が平
均化され、均等に近い時間間隔で到着するようになる。
価値を求め、また、前記呼びを各号機に仮割当して、そ
の時の各号機の特定階床への予測到着時間間隔と平均運
転間隔との偏差の増加関数であるだんご率の評価式に基
づく評価値を求め両者を加したその結果である評価値が
最小となる号機を優先して上記ホール呼びを割当てるよ
うにするものである。従って、各号機の特定階到着が平
均化され、均等に近い時間間隔で到着するようになる。
従ってだんご運転が解消されるので以後発生したホール
呼びにも比較的短時間で応答できるかごを選択すること
が出来るようになり、待ち時間の短縮に役立つ。
呼びにも比較的短時間で応答できるかごを選択すること
が出来るようになり、待ち時間の短縮に役立つ。
またホール呼びが発生した時、ホールランタンが即時に
点灯するような予報付群管理エレベータに於てはかごの
到着が競い合うかたちとなることが少なくなるので、予
報適中率が向上し、乗客の心理的いらいらが減少する。
点灯するような予報付群管理エレベータに於てはかごの
到着が競い合うかたちとなることが少なくなるので、予
報適中率が向上し、乗客の心理的いらいらが減少する。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、群管理制御におい
てホール呼びが多発してもだんご運転を防止することが
でき、乗客のフロアでの待ち時間が短縮でき、且つこれ
により輸送力向上を図ることができると共にだんご運転
とならないことにより予報灯を点灯した号機より先に他
の号機がその予報灯点灯フロアに到着すると云ったこと
もなくなり、従って予報精度も向上するなど、サービス
の飛躍的な向上を図ることのできるエレベータの群管理
制御方法を提供することができる。
てホール呼びが多発してもだんご運転を防止することが
でき、乗客のフロアでの待ち時間が短縮でき、且つこれ
により輸送力向上を図ることができると共にだんご運転
とならないことにより予報灯を点灯した号機より先に他
の号機がその予報灯点灯フロアに到着すると云ったこと
もなくなり、従って予報精度も向上するなど、サービス
の飛躍的な向上を図ることのできるエレベータの群管理
制御方法を提供することができる。
第1図は本発明のシステム構成図、第2図は本発明によ
る群管理制御のフローチャート、第3図(a)は1周時
間及び主階床到着間隔の説明図、第3図(b)は主階床
出発後の経過時間を格納するレジスタを示す図、第3図
(c)は本発明のだんご率の傾向を示す説明図、第4図
は本発明の実施例を説明するための図である。 2……乗場呼び登録回路、5A〜5D……エレベータ単体制
御装置、1U〜9U,2D〜10D……乗場呼び登録リレー、11A
〜11D……かご呼び登録回路、12A〜12D……かご状態バ
ッファ、13A〜13D……準かご呼び登録回路、14A〜14D…
…セレクタ、15A〜15D……かご呼び登録ボタンスイッ
チ、16A〜16D……ドア開閉時に閉じるリレー接点、17A
〜17D……無方向時に閉じるリレー接点、18A〜18D……
走行時に閉じるリレー接点、19A〜19D……昇方向時閉じ
るリレー接点、20A〜20D……降方向時閉じるリレー接
点、21A〜21D……群管理制御可能時閉じるリレー接点、
22……かご状態情報テーブル「CCT」、23……かご呼び
状態情報テーブル「KCT」、24……ホール呼び状態情報
テーブル「HCT」、26……演算装置、30……群管理装
置。
る群管理制御のフローチャート、第3図(a)は1周時
間及び主階床到着間隔の説明図、第3図(b)は主階床
出発後の経過時間を格納するレジスタを示す図、第3図
(c)は本発明のだんご率の傾向を示す説明図、第4図
は本発明の実施例を説明するための図である。 2……乗場呼び登録回路、5A〜5D……エレベータ単体制
御装置、1U〜9U,2D〜10D……乗場呼び登録リレー、11A
〜11D……かご呼び登録回路、12A〜12D……かご状態バ
ッファ、13A〜13D……準かご呼び登録回路、14A〜14D…
…セレクタ、15A〜15D……かご呼び登録ボタンスイッ
チ、16A〜16D……ドア開閉時に閉じるリレー接点、17A
〜17D……無方向時に閉じるリレー接点、18A〜18D……
走行時に閉じるリレー接点、19A〜19D……昇方向時閉じ
るリレー接点、20A〜20D……降方向時閉じるリレー接
点、21A〜21D……群管理制御可能時閉じるリレー接点、
22……かご状態情報テーブル「CCT」、23……かご呼び
状態情報テーブル「KCT」、24……ホール呼び状態情報
テーブル「HCT」、26……演算装置、30……群管理装
置。
Claims (1)
- 【請求項1】複数の階床に対し複数台のエレベータを就
役させ、発生した乗場呼びに対して各々のエレベータに
おけるその乗場呼びの応答に要する待ち時間等に関連し
た所定の評価演算を行ない、これにより得た評価値を比
較して上記乗場呼びに応答させるに最適なエレベータを
決定し、乗場呼びの発生した乗場に割付けるようにした
エレベータの群管理制御において、最適なエレベータを
決定する際、発生した乗場呼びを各エレベータに仮割当
てし、この仮割当て時の各エレベータの特定階での予測
到着時間間隔と平均運転間隔との偏差を示す指標を各エ
レベータ毎に求め、対応するエレベータにおける上記評
価値に加え総合評価値とすると共にこの総合評価値が良
好な値を示すエレベータを優先して前記発生した乗場呼
びに割付けることを特徴とするエレベータの群管理制御
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60259440A JPH0774070B2 (ja) | 1985-11-19 | 1985-11-19 | エレベ−タの群管理制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60259440A JPH0774070B2 (ja) | 1985-11-19 | 1985-11-19 | エレベ−タの群管理制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62121186A JPS62121186A (ja) | 1987-06-02 |
JPH0774070B2 true JPH0774070B2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=17334116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60259440A Expired - Lifetime JPH0774070B2 (ja) | 1985-11-19 | 1985-11-19 | エレベ−タの群管理制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0774070B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2573726B2 (ja) * | 1990-06-19 | 1997-01-22 | 三菱電機株式会社 | エレベータ制御装置 |
US7014015B2 (en) * | 2003-06-24 | 2006-03-21 | Mitsubishi Electric Research Laboratories, Inc. | Method and system for scheduling cars in elevator systems considering existing and future passengers |
JP4567553B2 (ja) * | 2005-08-31 | 2010-10-20 | 株式会社日立製作所 | エレベータの群管理システム及びその制御方法 |
JP4782519B2 (ja) * | 2005-09-20 | 2011-09-28 | 株式会社日立製作所 | エレベータの群管理システム |
JP4573741B2 (ja) * | 2005-09-27 | 2010-11-04 | 株式会社日立製作所 | エレベータの群管理システム及びその制御方法 |
JP4763403B2 (ja) * | 2005-09-27 | 2011-08-31 | 株式会社日立製作所 | エレベータの群管理システム及びその制御方法 |
JP2011144025A (ja) * | 2010-01-15 | 2011-07-28 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータの群管理装置 |
JP6430587B1 (ja) * | 2017-06-02 | 2018-11-28 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータシステム |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5939669A (ja) * | 1982-08-25 | 1984-03-05 | 株式会社日立製作所 | エレベ−タ−の交通情報収集装置 |
-
1985
- 1985-11-19 JP JP60259440A patent/JPH0774070B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62121186A (ja) | 1987-06-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR920011080B1 (ko) | 엘리베이터의 군(群)관리장치 | |
KR920001299B1 (ko) | 엘리베이터의 군관리장치 | |
JPH0248470B2 (ja) | ||
JPH0725491B2 (ja) | エレベータの群管理装置 | |
JPH0158111B2 (ja) | ||
KR900006397B1 (ko) | 엘리베이터의 군관리(群管理) 제어장치 | |
JPH0774070B2 (ja) | エレベ−タの群管理制御方法 | |
CN101356106A (zh) | 电梯控制方法及其装置 | |
WO2020261361A1 (ja) | エレベーター群管理システム | |
EP0688734B1 (en) | Elevator dispatching employing hall call assignments based on fuzzy response time logic | |
JPS6131706B2 (ja) | ||
JPH064475B2 (ja) | エレベ−タの群管理装置 | |
Gamse et al. | An analysis of elevator operation in moderate height buildings—I: A single elevator | |
JPS6142714B2 (ja) | ||
WO2023132075A1 (ja) | エレベーターシステム及びエレベーターのかご割り当て方法 | |
JPS6334111B2 (ja) | ||
JPS6124295B2 (ja) | ||
JPS59177271A (ja) | エレベ−タの群管理制御方法 | |
JPS61130188A (ja) | エレベ−タの乗場呼び発生頻度予測方法 | |
JPS598619B2 (ja) | エレベ−タの運転装置 | |
JPS638180A (ja) | エレベ−タ−の制御装置 | |
JPS623074B2 (ja) | ||
JPS6256074B2 (ja) | ||
JPH01192681A (ja) | エレベータの群管理装置 | |
CN116081414A (zh) | 针对乘客乘梯时间的电梯控制方法 |