JP6430587B1 - エレベータシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】利用者が乗りかごに乗ってから行先階へ到着するまでの時間を短縮できるエレベータシステムを提供する。
【解決手段】エレベータシステム10は、複数の登録装置18と、複数の制御装置22とを備える。登録装置18は、複数の乗りかご30が設けられた建物の各階の乗場に設けられ、前記乗りかご30の行先階を利用者から受け付けて登録する。制御装置22は、前記行先階を受け付けた階である呼び階に前記乗りかご30が到着する到着時間、及び、前記乗りかご30が最上階から最下階までの往復に要する時間と前記複数の乗りかご30の個数とによって設定される基準時間に基づいて、前記乗りかご30が同じ時間間隔で前記各階の前記乗場に停止するように、前記複数の乗りかご30のうち、前記呼び階に停止させる前記乗りかご30を選択して停止させる。
【選択図】図1
【解決手段】エレベータシステム10は、複数の登録装置18と、複数の制御装置22とを備える。登録装置18は、複数の乗りかご30が設けられた建物の各階の乗場に設けられ、前記乗りかご30の行先階を利用者から受け付けて登録する。制御装置22は、前記行先階を受け付けた階である呼び階に前記乗りかご30が到着する到着時間、及び、前記乗りかご30が最上階から最下階までの往復に要する時間と前記複数の乗りかご30の個数とによって設定される基準時間に基づいて、前記乗りかご30が同じ時間間隔で前記各階の前記乗場に停止するように、前記複数の乗りかご30のうち、前記呼び階に停止させる前記乗りかご30を選択して停止させる。
【選択図】図1
Description
実施形態は、エレベータシステムに関する。
複数のエレベータを管理する群管理のエレベータシステムが開示されている。このようなエレベータシステムは、例えば、利用者に呼ばれた階に乗りかごを停止させ、乗りかごに乗った利用者から行先階の登録を受け付ける。エレベータシステムは、利用者から受け付けた行先階へと乗りかごを移動させる。
しかしながら、上述のエレベータシステムでは、利用者が乗りかごに乗った後も、他の利用者が乗りかごで行先階を選択するまで、乗りかごがいずれの階に停止するか認識できないので、利用者が乗りかごに乗ってから行先階へ到着するまでの時間が長くなる場合が多いといった課題がある。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、実施形態のエレベータシステムは、複数の登録装置と、制御装置とを備える。複数の登録装置は、複数の乗りかごが設けられた建物の各階の乗場に設けられ、前記乗りかごの行先階を利用者から受け付けて登録する。制御装置は、前記行先階を受け付けた階である呼び階に前記乗りかごが到着する到着時間、及び、前記乗りかごが最上階から最下階までの往復に要する時間と前記複数の乗りかごの個数とによって設定される基準時間に基づいて、前記乗りかごが同じ時間間隔で前記各階の前記乗場に停止するように、前記複数の乗りかごのうち、前記呼び階に停止させる前記乗りかごを選択して停止させる。前記制御装置は、前記各階の前記乗場に設けられ画像を表示する乗場表示装置と、を備える。前記制御装置は、前記乗りかごが前記呼び階に停止したか否かを判定し、前記乗りかごが前記呼び階にまだ停止しておらず、且つ、前記複数の登録装置から受け付けた複数の前記行先階の個数が予め設定された閾値より大きい場合、前記到着時間を再計算して前記呼び階の前記乗場表示装置に表示させ、再計算した前記到着時間を前記利用者の端末に送信し、前記乗りかごが前記呼び階にまだ停止しておらず、且つ、前記複数の登録装置から受け付けた複数の前記行先階の個数が予め設定された閾値未満の場合、前記到着時間の再計算を行わず、前記乗りかごが前記呼び階に停止したか否かを判定する。
以下の例示的な実施形態や変形例には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、同様の構成要素には共通の符号が付されるとともに、重複する説明が部分的に省略される。実施形態や変形例に含まれる部分は、他の実施形態や変形例の対応する部分と置き換えて構成されることができる。また、実施形態や変形例に含まれる部分の構成や位置等は、特に言及しない限りは、他の実施形態や変形例と同様である。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態のエレベータシステム10の概略構成を示す図である。エレベータシステム10は、建物内に設置された複数(例えば、4基)のエレベータ12a、12b、12c、12dの各乗りかご30を同じ時間間隔で各階に停止させるように制御する。図1に示すように、エレベータシステム10は、複数のエレベータ12a、12b、12c、12dを含むエレベータ群14と、複数の識別標識16と、複数の登録装置18と、複数の乗場表示装置20と、制御装置22とを備える。エレベータ12a、12b、12c、12dを区別する必要がない場合、エレベータ12と記載する。
図1は、第1実施形態のエレベータシステム10の概略構成を示す図である。エレベータシステム10は、建物内に設置された複数(例えば、4基)のエレベータ12a、12b、12c、12dの各乗りかご30を同じ時間間隔で各階に停止させるように制御する。図1に示すように、エレベータシステム10は、複数のエレベータ12a、12b、12c、12dを含むエレベータ群14と、複数の識別標識16と、複数の登録装置18と、複数の乗場表示装置20と、制御装置22とを備える。エレベータ12a、12b、12c、12dを区別する必要がない場合、エレベータ12と記載する。
各エレベータ12は、乗りかご30と、カウントウェイト32と、メインロープ34と、巻上機36と、かご内表示装置38とを有する。
乗りかご30は、昇降可能に昇降路に設置されている。乗りかご30は、中空形状であって利用者を乗せる。
巻上機36は、メインシーブ40と、電動機42とを有する。電動機42は、例えば、電動モータであって、メインシーブ40を回転させる。
メインロープ34の一端は、乗りかご30に連結されている。メインロープ34の他端は、カウントウェイト32に連結されている。メインロープ34は、メインシーブ40にかけられている。
かご内表示装置38は、例えば、文字及び図形等の画像を表示する表示装置である。かご内表示装置38は、乗りかご30の扉の脇の上部に設置されている。かご内表示装置38は、情報を送受信可能に電気的に制御装置22と接続されている。かご内表示装置38は、制御装置22からの情報に基づいて、行先階を表示する。
各エレベータ12では、電動機42が回転駆動すると、メインシーブ40が回転する。これにより、メインシーブ40は、摩擦によりメインロープ34を巻き上げて、利用者が登録した行先階へと乗りかご30を昇降させる。
識別標識16は、エレベータ12の乗りかご30を識別するための標識である。識別標識16は、各階の乗場において各乗りかご30に対応付けて設置されている扉の上方の壁等に設けられている。識別標識16は、各階において、それぞれ異なる標識となっている。例えば、識別標識16は、エレベータ12a、12b、12c、12dを識別するための「A」、「B」、「C」、「D」と記載されている。
複数の登録装置18は、複数の乗りかご30が設けられた建物の各階の乗場に設けられている。登録装置18は、制御装置22と情報を送受信可能に電気的に接続されている。登録装置18は、テンキー等によって利用者から乗りかご30の行先階を受け付けて登録する。登録装置18は、行先階を受け付けると、設置されている階に乗りかご30を呼んで行先階まで利用者を運ぶために、受け付けた行先階を示す乗場呼び登録を制御装置22へ送信する。登録装置18は、制御装置22から停止する乗りかご30の情報を取得すると、当該乗りかご30を示す識別標識16等を表示する。
乗場表示装置20は、文字及び図形等の画像を表示する表示装置である。乗場表示装置20は、各階の乗場に設けられている。乗場表示装置20は、例えば、各階の乗場の各乗りかご30に対応付けて設置されていてもよい。乗場表示装置20は、乗りかご30が利用者から行先階を受け付けた階(以下、呼び階)に到着する時間(以下、到着時間)、各乗場の利用者の行先階等を表示する。
制御装置22は、群管理制御装置44と、複数の単体制御装置46とを有する。
群管理制御装置44は、CPU(Central Processing Unit)等のハードウェアプロセッサと、ROM(Read Only Memory)、及び、RAM(Random Access Memory)等の記憶装置を含むコンピュータである。群管理制御装置44は、単体制御装置46を介して、エレベータ群14を群管理して、効率的なエレベータ12の運行サービスを行う。
単体制御装置46は、CPU(Central Processing Unit)等のハードウェアプロセッサと、ROM(Read Only Memory)、及び、RAM(Random Access Memory)等の記憶装置を含むコンピュータである。単体制御装置46は、情報を送受信可能に群管理制御装置44と電気的に接続されている。複数の単体制御装置46は、いずれかのエレベータ12に関連付けられている。各単体制御装置46は、群管理制御装置44からの情報に基づいて、関連付けられたエレベータ12を制御する。例えば、単体制御装置46は、電動機42を制御して、乗りかご30を昇降させる。これにより、単体制御装置46は、行先階を登録した利用者が待機している階の乗場に乗りかご30を停止させて利用者を乗せた後、当該利用者とともに乗りかご30を登録した行先階まで昇降させる。
図2は、制御装置22の機能を示すブロック図である。図2に示すように、制御装置22は、選択部50と、表示制御部52と、運転制御部54とを有する。例えば、群管理制御装置44が、選択部50及び表示制御部52を有し、各単体制御装置46が、運転制御部54を有していてもよい。群管理制御装置44または単体制御装置46のCPUは、例えば、エレベータ制御プログラムを読み込むことによって、選択部50、表示制御部52、及び、運転制御部54の機能を有する。尚、選択部50、表示制御部52、及び、運転制御部54は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)を含む回路等のハードウェアによって構成してもよい。
選択部50は、乗りかご30が呼び階に到着する到着時間を計算する。選択部50は、登録装置18が既に登録済みの行先階及び呼び階の個数に応じて、到着時間を算出する。選択部50は、到着時間及び基準時間に基づいて、乗りかご30が同じ時間間隔で各階の乗場に停止するように、複数の乗りかご30から、呼び階に停止させる乗りかご30を選択する。例えば、選択部50は、予め設定された演算式に基づいて、呼び階に確実に停止させることが可能な乗りかご30を選択してよい。予め設定された演算式は、例えば、ニューロ・ファジー等の手法を利用した評価演算式であってよい。選択部50は、演算式に基づいて算出した評価値が最も高い乗りかご30を、利用者の呼び階に停止させる乗りかご30として選択してよい。基準時間は、乗りかご30が昇降する最上階から最下階までの往復に要する時間と複数の乗りかご30の個数とによって設定される時間のことである。例えば、基準時間は、往復に要する時間を乗りかご30の個数で割った値である。選択部50は、予め設定されて記憶装置に格納された基準時間を採用してもよく、予め定められた条件(例えば、一定の周期)を満たした場合に基準時間を計算してもよい。
選択部50は、乗りかご30を選択すると、到着時間、呼び階、及び、行先階の情報を含む運転制御情報を生成する。選択部50は、表示制御部52及び選択した乗りかご30を制御する運転制御部54に運転制御情報または運転制御情報の一部を出力する。また、選択部50は、無線通信等によって利用者の端末90と情報を送受信可能に構成してもよい。
表示制御部52は、乗場表示装置20の画像表示を制御する。例えば、表示制御部52は、選択部50から運転制御情報を取得すると、運転制御情報が示す呼び階の乗場表示装置20に、運転制御情報が示す到着時間を表示させる。
運転制御部54は、乗りかご30の運転を制御する。具体的には、運転制御部54は、選択部50から運転制御情報を取得すると、巻上機36の電動機42を制御して乗りかご30を呼び階に停止させる。運転制御部54は、利用者が乗りかご30に乗ると、当該乗りかご30を行先階まで昇降させて停止させる。運転制御部54は、かご内表示装置38に運転制御情報が示す行先階等の情報を表示させる。
図3は、制御装置22が実行する第1実施形態のエレベータ制御処理のフローチャートである。
図3に示すように、エレベータ制御処理において、制御装置22の選択部50は、登録装置18が利用者から行先階を受け付けたか否かを判定する(S102)。ここで、いずれかの階の乗場に設置された登録装置18は、利用者から行先階の入力を受け付けると、呼び階、及び、行先階の情報を含む呼び登録情報を生成して、選択部50へ送信する。選択部50は、当該呼び登録情報を登録装置18から取得したか否かに基づいて、利用者から行先階を受け付けたか否かを判定してよい。選択部50は、登録装置18から呼び登録情報を取得しないかぎり、利用者から行先階を受け付けていないと判定して、待機状態となる(S102:No)。
選択部50は、登録装置18から呼び登録情報を取得して、利用者から行先階を受け付けたと判定すると(S102:Yes)、各乗りかご30が呼び階に達するまでに要する時間である到着時間を計算する(S104)。選択部50は、計算した到着時間及び基準時間に基づいて、呼び階に停止させる乗りかご30を選択する(S106)。選択部50は、乗りかご30を選択すると、到着時間、呼び階、及び、行先階を含む運転制御情報を生成する(S108)。選択部50は、表示制御部52及び選択した乗りかご30を制御する運転制御部54に運転制御情報を出力する。
表示制御部52は、運転制御情報を取得すると、呼び階に設置されている乗場表示装置20に到着時間及び乗りかご30の号機名(例えば、「A」)を表示させる(S110)。運転制御部54は、運転制御情報を取得すると、選択部50が選択した乗りかご30の巻上機36を制御して、乗りかご30を呼び階に停止させる(S112)。運転制御部54は、呼び階に停止している乗りかご30に利用者が乗ると、運転制御情報に基づいて、かご内表示装置38に行先階を表示させるとともに、当該乗りかご30の昇降を開始する(S114)。運転制御部54は、運転制御情報が示す行先階に乗りかご30を停止させる(S116)。
上述したように、エレベータシステム10では、登録装置18が、行先階を乗場で受け付けて、制御装置22が、呼び階への到着時間及び基準時間に基づいて、呼び階に停止させる乗りかご30を選択している。これにより、エレベータシステム10は、乗りかご30で行先階を登録させるシステムに比べて、呼び階及び行先階の登録の個数等を早く認識することができるので、乗りかご30を同じ時間間隔で各乗場に停止させるように正確に制御できる。この結果、エレベータシステム10は、利用者を長時間待たせる等の不都合を低減することができるとともに、利用者が乗りかご30に乗ってから行先階に到着するまでのサービス時間を短縮できる。特に、エレベータシステム10は、呼び階までの途中階における多人数乗車による想定外の満員通過及び多くの階でのかご呼び等による行先階に到着する時間の遅延を抑制できる。
エレベータシステム10では、制御装置22が、乗場表示装置20に到着時間を表示させるので、利用者に長待ちという感覚を低減させることができる。
<第2実施形態>
第2実施形態の制御装置22は、第1実施形態と同様に、選択部50と、表示制御部52と、運転制御部54とを有する。
第2実施形態の制御装置22は、第1実施形態と同様に、選択部50と、表示制御部52と、運転制御部54とを有する。
選択部50は、第1実施形態の選択部50と同様の構成を有する。更に、第2実施形態の選択部50は、複数の階に設けられた複数の登録装置18から受け付けた複数の行先階の個数が予め設定された閾値よりも大きい場合、到着時間を再計算する。受け付けた複数の行先階の個数は、乗りかご30が呼び階に到着済みの行先階の個数を含まない。具体的には、選択部50は、行先階及び呼び階に停止する時間等に基づいて、到着時間を再計算する。選択部50は、再計算した到着時間を含む運転制御情報を表示制御部52及び運転制御部54へ出力する。
選択部50は、再計算した到着時間を含む運転制御情報を利用者の端末90へ無線通信等によって送信してもよい。これにより、利用者の端末90は、受信した到着時間等を表示して、利用者に通知することができる。利用者の端末90は、例えば、スマートフォン及び携帯電話等であってよい。
選択部50は、利用者の端末90から行先階の変更を無線通信等によって受け付けてもよい。尚、行先階の変更は、行先階を別の階に変更することのみならず、行先階の削除(即ち、キャンセル)も含む。選択部50は、行先階の変更を受け付けると、到着時間を再計算してもよい。選択部50は、行先階の変更によって再計算した到着時間を含む運転制御情報を表示制御部52及び運転制御部54へ出力する。
選択部50は、利用者の端末90へ、各階の乗場の乗りかご30のそれぞれの到着時間の一覧情報を送信してもよい。利用者の端末90は、乗りかご30に関連付けられた到着時間の一覧をテーブル形式等によって表示することにより、利用者へいずれの乗りかご30が乗場へ停止するか等の情報を通知することができる。更に、端末90は、乗りかご30及び到着時間の一覧を表示している状態で、利用者から乗りかご30または行先階の選択を受け付けて、当該選択された乗りかご30または行先階の情報を選択部50に送信してもよい。選択部50は、当該選択された乗りかご30または行先階に基づいて、乗りかご30の到着時間を計算して、端末90へ送信してもよい。
表示制御部52は、運転制御情報を取得すると、呼び階の乗場表示装置20に到着時間を表示させる。更に、表示制御部52は、再計算した到着時間を含む運転制御情報を取得すると、当該再計算した到着時間を呼び階の乗場表示装置20に表示させる。表示制御部52は、到着時間とともに、停止する乗りかご30を示す情報を乗場表示装置20に表示させてもよい。
運転制御部54は、再計算によって停止させる乗りかご30が変更された場合、当該変更を示す運転制御情報に基づいて、乗りかご30を制御する。
図4は、制御装置22が実行する第2実施形態のエレベータ制御処理のフローチャートである。第1実施形態と同様の第2実施形態の処理は、同じ符号を付与して説明を簡略化する。
図4に示すように、制御装置22は、ステップS102からステップS110の処理を実行する。選択部50は、生成した運転制御情報を利用者の端末90へ送信する(S202)。利用者の端末90は、選択部50から取得した運転制御情報が示す到着時間及び停止する乗りかご30の情報等を表示する。
選択部50は、複数の乗りかご30の到着時間の一覧を利用者の端末90に送信する(S204)。利用者の端末90は、到着時間の一覧を受信すると、到着時間の一覧をテーブル形式等の画像で表示する。
選択部50は、乗りかご30が呼び階に停止したか否かを判定する(S206)。選択部50は、例えば、運転制御部54から乗りかご30の位置情報を取得して、乗りかご30が呼び階に停止したか否かを判定してよい。選択部50が、呼び階に乗りかご30が停止したと判定すると(S206:Yes)、運転制御部54は、当該乗りかご30を昇降させて行先階に停止させる(S114、S116)。
一方、選択部50は、呼び階に乗りかご30がまだ停止していないと判定すると(S206:No)、新たな行先階を受け付けたか否かを判定する(S208)。選択部50は、例えば、到着時間の一覧を参照して利用者が選択した新たな行先階を受け付けたか否か、他の利用者から新たな行先階を受け付けたか否か、及び、一度行先階を入力した利用者から行先階の変更を受け付けたか否か等に基づいて、当該判定を実行してよい。選択部50は、新たな行先階を受け付けていないと判定すると(S208:No)、ステップS206以降を繰り返す。
選択部50は、新たな行先階を受け付けたと判定すると(S208:Yes)、受け付けた行先階の個数が閾値より大きいか否かを判定する(S210)。選択部50は、受け付けた行先階の個数が閾値未満と判定すると(S210:No)、ステップS206以降を繰り返す。
選択部50は、受け付けた行先階の個数が閾値より大きいと判定すると(S210:Yes)、各乗りかご30の到着時間を再計算する(S212)。この後、選択部50は、再計算した各乗りかご30の到着時間に基づいて、利用者の呼び階に停止させる乗りかご30を再選択して(S106)、ステップS108以降を実行する。尚、表示制御部52は、再計算した到着時間が再計算前の到着時間よりも遅い場合、遅延する旨を乗場表示装置20に到着時間とともに表示させてもよい。この後、運転制御部54が、乗りかご30を行先階に停止させた後(S116)、ステップS102以降を繰り返す。
上述したように第2実施形態のエレベータシステム10では、制御装置22が、受け付けた複数の行先階の個数が予め設定された閾値よりも大きい場合、到着時間を再計算するので、行先階の個数が多い場合でも、乗りかご30をほぼ同じ時間間隔で乗場に停止させることができる。
第2実施形態のエレベータシステム10では、制御装置22が、再計算した到着時間を利用者の端末90に送信するので、利用者に到着時間を変更したことを知らせることができる。
第2実施形態のエレベータシステム10では、制御装置22が、行先階が変更されて、到着時間を再計算すると、当該到着時間を乗場表示装置20に表示させるので、行先階の変更によって到着時間を変更したことを知らせることができる。
第2実施形態のエレベータシステム10では、制御装置22が、乗りかご30の到着時間の一覧を利用者の端末90に送信するので、利用者に乗りかご30の到着時間を知らせることができるとともに、利用者に乗りかご30を容易に選択させることができる。
上述の各構成の機能、接続関係、個数等は適宜変更してよい。上述のフローチャートのステップの順番は適宜変更してよい。
例えば、エレベータシステム10は、乗場に設けられたデジタルカメラ等の撮像装置を有してもよい。この場合、選択部50は、乗場で待機している利用者の人数をカウントして、当該人数から算出した乗り降りに要する時間に基づいて、乗りかご30の呼び階までの到着時間を算出してもよい。
エレベータシステム10は、複数の乗りかご30のうち、いずれかを停止または待機させてもよい。例えば、エレベータシステム10は、利用者が少ない場合、いずれかの乗りかご30を停止または待機させてもよい。この場合、選択部50は、基準時間を駆動中の乗りかご30の個数に応じて再計算することが好ましい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…エレベータシステム、18…登録装置、20…乗場表示装置、22…制御装置、30…乗りかご、90…端末。
Claims (3)
- 複数の乗りかごが設けられた建物の各階の乗場に設けられ、前記乗りかごの行先階を利用者から受け付けて登録する複数の登録装置と、前記行先階を受け付けた階である呼び階に前記乗りかごが到着する到着時間、及び、前記乗りかごが最上階から最下階までの往復に要する時間と前記複数の乗りかごの個数とによって設定される基準時間に基づいて、前記乗りかごが同じ時間間隔で前記各階の前記乗場に停止するように、前記複数の乗りかごのうち、前記呼び階に停止させる前記乗りかごを選択して停止させる制御装置と、前記各階の前記乗場に設けられ画像を表示する乗場表示装置と、を備え、前記制御装置は、前記乗りかごが前記呼び階に停止したか否かを判定し、前記乗りかごが前記呼び階にまだ停止しておらず、且つ、前記複数の登録装置から受け付けた複数の前記行先階の個数が予め設定された閾値より大きい場合、前記到着時間を再計算して前記呼び階の前記乗場表示装置に表示させ、再計算した前記到着時間を前記利用者の端末に送信し、前記乗りかごが前記呼び階にまだ停止しておらず、且つ、前記複数の登録装置から受け付けた複数の前記行先階の個数が予め設定された閾値未満の場合、前記到着時間の再計算を行わず、前記乗りかごが前記呼び階に停止したか否かを判定する、エレベータシステム。
- 前記制御装置は、前記利用者の前記端末から前記行先階の変更を受け付けると、前記到着時間を再計算して前記乗場表示装置に表示させる、請求項1に記載のエレベータシステム。
- 前記制御装置は、前記利用者の前記端末に、前記各階の前記乗場の前記乗りかごのそれぞれの前記到着時間の一覧情報を送信する、請求項2に記載のエレベータシステム。
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