JP6370013B1 - エレベータセキュリティシステム - Google Patents

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【課題】利用者の行先階が第三者に知られることを抑制できるエレベータセキュリティシステムを提供する。【解決手段】エレベータセキュリティシステムは表示装置、制御部、表示切替命令部及び停止階決定部を備える。表示装置は乗りかごに関する情報を表示する。制御部は利用者の行先階に着床させた後、予め定められた基準階に乗りかごを帰着させる帰着運転を実行するとともに、表示装置の表示を制御する。表示切替命令部は、行先階を受け付けると、表示装置の表示モードを乗りかごの実際の位置を表示する通常モードから乗りかごの実際の位置を表示しない非表示モードへと切り替えさせる切替命令を出力する。停止階決定部は基準階に着床させる前に乗りかごを停止させる停止階としてのダミー階を決定する。制御部は切替命令を取得すると表示モードを非表示モードに切り替え、行先階への着床後にダミー階に乗りかごを停止させた後、基準階へ帰着させる。【選択図】図1

Description

実施形態は、エレベータセキュリティシステムに関する。
利用者が乗った乗りかごの位置を表示する表示装置を備え、利用者が登録した行先階まで乗りかごを運転した後、1階等の基準階へと自動で帰着させる帰着運転機能を有するシステムが知られている。
特開2006−264819号公報
このようなシステムでは、表示装置に表示されている乗りかごの位置を見ることによって、利用者の行先階(例えば、住居階)が第三者に知られてしまうといった課題がある。また、乗りかごの基準階と行先階との間の運転時間から利用者の行先階が第三者に推測されてしまうといった課題がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、利用者の行先階が第三者に知られることを抑制できるエレベータセキュリティシステムを提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、実施形態のエレベータセキュリティシステムは、表示装置と、制御部と、表示切替命令部と、停止階決定部と、第三者検知部と、を備える。表示装置は、乗りかごに関する情報を表示する。制御部は、利用者の行先階に着床させた後、予め定められた基準階に前記乗りかごを帰着させる帰着運転を実行するとともに、前記表示装置の表示を制御する。表示切替命令部は、前記行先階を受け付けると、前記表示装置の表示モードを、前記乗りかごの実際の位置を表示する通常モードから前記乗りかごの実際の位置を表示しない非表示モードへと切り替えさせる切替命令を前記制御部に出力する。停止階決定部は、前記基準階に着床させる前に前記乗りかごを停止させる停止階としてのダミー階を決定して前記制御部に出力する。第三者検知部は、予め定められた特定利用者以外の第三者を検知する。前記制御部は、前記切替命令を取得すると前記表示装置の表示モードを非表示モードに切り替え、前記行先階への着床後に前記ダミー階に前記乗りかごを停止させた後、前記基準階へ帰着させる。前記表示切替命令部は、前記行先階を受け付けた状態で、前記第三者検知部が前記第三者を検知すると、前記表示モードを前記非表示モードに切り替えさせる前記切替命令を出力する。
図1は、第1実施形態のエレベータセキュリティシステムの全体構成図である。 図2は、特定利用者データーベースの一例を示すテーブルである。 図3は、エレベータセキュリティ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図4は、第1実施形態のエレベータセキュリティシステムが実行するセキュリティ処理のフローチャートである。 図5は、第2実施形態のエレベータセキュリティシステムの全体構成図である。 図6は、第2実施形態のエレベータセキュリティシステムが実行するセキュリティ処理のフローチャートである。 図7は、第3実施形態のエレベータセキュリティシステムの全体構成図である。 図8は、第3実施形態のエレベータセキュリティシステムが実行するセキュリティ処理のフローチャートである。 図9は、第4実施形態のエレベータセキュリティシステムの全体構成図である。 図10は、第4実施形態のエレベータセキュリティシステムが実行するセキュリティ処理のフローチャートである。 図11は、第5実施形態のエレベータセキュリティシステムの全体構成図である。 図12は、第5実施形態のエレベータセキュリティシステムが実行するセキュリティ処理のフローチャートである。 図13は、第6実施形態のエレベータセキュリティシステムの全体構成図である。 図14は、第6実施形態のエレベータセキュリティシステムが実行するセキュリティ処理のフローチャートである。 図15は、第7実施形態のエレベータセキュリティシステムが実行するセキュリティ処理のフローチャートである。
以下の例示的な実施形態や変形例には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、同様の構成要素には共通の符号が付されるとともに、重複する説明が部分的に省略される。実施形態や変形例に含まれる部分は、他の実施形態や変形例の対応する部分と置き換えて構成されることができる。また、実施形態や変形例に含まれる部分の構成や位置等は、特に言及しない限りは、他の実施形態や変形例と同様である。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態のエレベータセキュリティシステム10の全体構成図である。エレベータセキュリティシステム10は、乗りかご20の実際の位置を非表示としつつ、停止階として決定されたダミー階に停止させた後、基準階へ着床することによって、第三者に利用者の行先階が知られることを抑制する。
図1に示すように、エレベータセキュリティシステム10は、エレベータ装置12と、利用者情報取得部14と、エレベータセキュリティ装置16とを備える。
エレベータ装置12は、乗りかご20と、行先階登録部22と、行先階取得部24と、内部情報取得部25と、ホール呼び登録部26と、ホール呼び取得部28と、表示装置30と、乗りかご位置検出部32と、制御盤34とを有する。
乗りかご20は、利用者を乗せ、昇降路内を昇降する。
行先階登録部22は、乗りかご20に設けられている。行先階登録部22は、利用者が選択した行先階を目的階として受け付けて登録する。
行先階取得部24は、乗りかご20に設けられている。行先階取得部24は、登録された行先階を取得する。
内部情報取得部25は、乗りかご20の内部に設けられたカメラである。内部情報取得部25は、乗りかご20の出入り口付近または内部を撮影し、乗りかご20に乗車した利用者の顔または行先階登録部22を操作する際の利用者の顔の静止画または動画等の画像を生成して出力する。
ホール呼び登録部26は、各階のホールに設けられている。ホール呼び登録部26は、利用者から目的とする昇降の方向を受け付けてホール呼びとして登録する。ホール呼び登録部26は、利用者が呼んだ階に乗りかご20が到着すると、登録したホール呼びを消去する。
ホール呼び取得部28は、各階のホールに設けられている。ホール呼び取得部28は、ホール呼び登録部26を介して利用者が呼んだ階床及び昇降の方向の情報を取得する。
乗りかご20の行先階及びホール呼びの登録、消去、登録情報の取得を、制御盤34が行ってもよい。
表示装置30は、基準階等のエレベータホール(以下、ホール)に設けられている。表示装置30は、静止画及び動画等の画像によって乗りかご20に関する情報を表示する装置である。表示装置30は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)及びドットマトリックスディスプレイであってよいが、これらに限定されない。表示装置30は、例えば、制御盤34からの情報に基づいて、乗りかご20に関する情報である乗りかご20の位置(例えば、階床)及び運転方向(即ち、昇降方向)を表示してよいが、表示する内容はこれらに限定されない。
乗りかご位置検出部32は、制御盤34からの指示に基づいて、乗りかご20の位置を検出して、当該位置を示す位置情報として出力する。乗りかご位置検出部32は、例えば、昇降路等に固定された光電式の装置の光線が乗りかご20の昇降により遮光されることによって、乗りかご20の位置を検出する装置であってよいが、これに限定されない。
制御盤34は、例えば、CPU等のハードウェアプロセッサ及び記憶装置等を有するコンピュータ、または、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の回路であってよい。制御盤34は、例えば、乗りかご20が設置されている建物に設置されていてよい。制御盤34は、乗りかご位置検出部32の制御とともに、乗りかご20の昇降運転の制御全般を司る。具体的には、制御盤34は、ホール呼びが登録されると、ホール呼びがされた階床へと乗りかご20を昇降させる。制御盤34は、ホール呼びの階に到着後、利用者が行先階を登録すると、当該行先階へと乗りかご20を昇降させる。制御盤34は、乗りかご20を全ての行先階に着床させた後、乗りかご20を予め定められた基準階まで自動的に帰着させる帰着運転を実行する。基準階は、例えば、1階である。更に、制御盤34は、基準階への帰着運転の前に、後述する停止階決定部44が決定したダミー階に乗りかご20を停止させる。
制御盤34は、表示装置30の画像の表示を制御する。制御盤34は、表示装置30に乗りかご20に関する情報である乗りかご情報を表示させる。具体的には、制御盤34は、乗りかご情報として、乗りかご20の位置に関する情報、乗りかご20の運転方向(即ち、昇降方向)等を表示装置30に表示させる。ここで、制御盤34は、乗りかご20の実際の位置を含む乗りかご情報を表示する通常モードと、乗りかご20の実際の位置を表示しない非表示モードとで、表示装置30の表示モードを切り替える。尚、制御盤34は、非表示モードにおいて、表示装置30に乗りかご20の位置を表示させなくてもよく、また、乗りかご20の実際の位置とは異なる偽装した位置等を表示装置30に表示させてもよい。これにより、制御盤34は、非表示モードにおいて、乗りかご20の実際の位置を第三者に知られないようにすることができる。
利用者情報取得部14は、エレベータ装置12を利用可能な特定利用者を個々に識別するための識別情報(=ID)である利用者情報を取得する。特定利用者は、エレベータ装置12が設置されているマンションの住人等を含むエレベータ装置12の利用を認められている人物のことである。例えば、利用者情報取得部14は、利用者情報が記憶された利用者識別部材90から利用者情報を取得してよい。利用者識別部材90は、特定利用者が保持可能なIC(Integrated Circuit)チップまたはICタグ等であってよい。利用者情報取得部14は、エレベータセキュリティ装置16と有線または無線によって情報を通信可能に接続されている。利用者情報取得部14は、利用者識別部材90から取得した利用者情報をエレベータセキュリティ装置16に送信する。尚、利用者情報取得部14は、カメラ等の撮影装置であってもよい。
エレベータセキュリティ装置16は、利用者判定部40と、乗車判定部42と、停止階決定部44と、表示切替命令部46と、特定利用者データーベース48とを備える。
利用者判定部40は、利用者情報取得部14から取得した利用者情報、及び、特定利用者データーベース48に予め登録された複数の特定利用者の利用者情報に基づいて、当該利用者がエレベータ装置12を利用可能な特定利用者か否かを判定する。例えば、利用者判定部40は、特定利用者データーベース48に予め登録された複数の特定利用者の利用者情報のそれぞれと取得した利用者情報とを比較し、利用者情報がいずれかの特定利用者の利用者情報と一致すると、当該利用者が特定利用者であると判定してよい。尚、利用者情報取得部14がカメラ等の場合、利用者判定部40は、撮影された利用者の顔の画像または動画等を取得して、当該画像等を解析することによって特定利用者か否かを判定してよい。
乗車判定部42は、特定利用者と判定された利用者が乗りかご20に乗車したか否かを判定する。例えば、乗車判定部42は、内部情報取得部25により撮影された利用者の顔または行先階登録部22を操作する際の利用者の顔の静止画または動画等の画像を取得する。乗車判定部42は、当該画像を解析することによって特定利用者が乗りかご20に乗車したか否かを判定してよい。尚、乗車判定部42は、他の方法によって特定利用者が乗りかご20に乗車したか否かを判定してもよい。
停止階決定部44は、行先階に着床させた後、基準階に着床させる前に乗りかご20を停止させる停止階としてのダミー階を決定して制御盤34に出力する。具体的には、停止階決定部44は、特定利用者が乗りかご20に乗車してから全ての行先階及びホール呼びに応答した後、乗りかご位置検出部32から乗りかご20の位置情報を取得する。停止階決定部44は、位置情報が示す乗りかご20の位置と基準階までの間で停止する停止階及び停止回数とを無作為に決定する。例えば、特定利用者が乗車してから全ての行先階及びホール呼びに応答した後、乗りかご20が8階に停止し、基準階が1階である場合、停止階決定部44は、2階から7階の間で1または複数のダミー階を無作為に決定する。停止階決定部44は、線形合同法及びカオス乱数等の疑似乱数列生成アルゴリズムによって無作為にダミー階を決定してよいが、これらに限定されない。制御盤34は、停止階決定部44が決定したダミー階の情報を取得すると、行先階の着床後に、乗りかご20をダミー階に停止させた後、基準階へ帰着させる。尚、制御盤34は、複数のダミー階の情報を取得すると、基準階から遠いダミー階から順に停止させてよい。
表示切替命令部46は、利用者から行先階を受け付けると、表示装置30の表示モードを通常モードから非表示モードへと切り替えさせる切替命令を制御盤34へ出力する。具体的には、表示切替命令部46は、行先階取得部24が特定利用者から受け付けた乗りかご20の行先階を取得する。表示切替命令部46は、指定した時間または指定した区間を運転する間、表示装置30の表示モードを通常モードから非表示モードに切り替える命令を制御盤34へ出力する。例えば、表示切替命令部46は、基準階から行先階、及び、行先階から基準階までの運転で非表示モードに切り替える切替命令を出力してよい。尚、表示切替命令部46は、基準階からホール呼び、及び、ホール呼びから基準階までの運転で非表示モードに切り替える切替命令を出力してもよい。制御盤34は、行先階を受け付けた状態で、表示切替命令部46から切替命令を取得すると、表示装置30の表示モードを通常モードから非表示モードへと切り替える。
図2は、特定利用者データーベース48の一例を示すテーブルである。図2に示すように、特定利用者データーベース48は、特定利用者の利用者情報である利用者情報と、特定利用者の名前とを関連付けている。利用者判定部40は、利用者情報取得部14を介して利用者の利用者識別部材90から取得した利用者情報と、特定利用者データーベース48とが一致すれば、当該利用者を特定利用者と判定するとともに、特定利用者の名前を取得する。一方、利用者判定部40は、取得した利用者情報が特定利用者データーベース48になければ、当該利用者が特定利用者ではないと判定する。
図3は、エレベータセキュリティ装置16のハードウェア構成を示すブロック図である。エレベータセキュリティ装置16は、例えば、エレベータ装置12を管理する管理センターに設けられたサーバ等のコンピュータである。図3に示すように、エレベータセキュリティ装置16は、CPU(Central Processing Unit)50と、入力部52と、表示部54と、通信部56と、記憶部58と、バス59とを有する。
CPU50は、ハードウェアプロセッサ等の各種の演算処理を実行する演算装置であって、エレベータセキュリティ装置16の制御全般を司る。例えば、CPU50は、バス59を介して接続された入力部52、通信部56及び記憶部58から取得した情報及びプログラムに基づいて、演算処理を実行する。CPU50は、演算処理の演算結果または演算結果を反映させた制御信号を、バス59を介して接続された表示部54、通信部56及び記憶部58に出力する。具体的には、CPU50は、OS(Operating System:オペレーティングシステム)及びエレベータのセキュリティプログラムを実行し、エレベータセキュリティ装置16を制御する。セキュリティプログラムは、上述したエレベータセキュリティ装置16の各機能を実現するプログラムである。CPU50が、セキュリティプログラムを実行することにより、利用者判定部40、乗車判定部42、停止階決定部44、及び、表示切替命令部46として機能する。これにより、コンピュータが、エレベータセキュリティ装置16として機能する。
入力部52は、エレベータセキュリティ装置16の管理者等からエレベータセキュリティ装置16に入力される情報を受け付ける。入力部52は、タッチパネル、キーボード、及び、マウス等の入力装置であってよいが、これらに限定されない。
表示部54は、CPU50から取得した画像情報に基づいて、画像を表示する。表示部54は、LCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)、CRT(Cathode-Ray Tube:ブラウン管)及びPDP(Plasma Display Panel:プラズマディスプレイ)等の表示装置であってよいが、これらに限定されない。表示部54は、例えば、利用者情報、特定利用者の判定結果、及び、行先階等の情報を表示してもよい。
通信部56は、エレベータセキュリティ装置16がエレベータ装置12等の外部装置と有線または無線によって通信するための装置である。通信部56は、例えば、モデム、ルータ及びハブ等であってよいが、これらに限定されない。例えば、エレベータセキュリティ装置16の通信部56は、利用者情報取得部14及びエレベータ装置12との間で、利用者の利用者情報及び乗りかご20の呼び登録情報等の情報を送受信する。
記憶部58は、OS及びセキュリティプログラム等のプログラムの実行に必要なデータ、及び、セキュリティプログラムの実行によって生成されたデータ等を記憶する記憶媒体である。例えば、記憶部58は、予めセキュリティプログラムを記憶してよい。また、記憶部58は、特定利用者データーベース48を記憶してよい。記憶部58は、主記憶装置と、外部記憶装置とを含む。主記憶装置は、例えば、RAM(Random Access Memory)、DRAM(Dynamic RAM)、及び、SRAM(Static RAM)等であってよいが、これらに限定されない。外部記憶装置は、ハードディスク、光ディスク、フラッシュメモリ、SSD(Solid State Drive)及びHDD(Hard Disk Drive)であってよいが、これらに限定されない。外部記憶装置は、予めセキュリティプログラムを記憶していてもよい。尚、セキュリティプログラムは、Web上の記憶装置(例えば、クラウド)等にアップロードされていてもよい。CPU50は、記憶部58等のいずれかの記憶装置に記憶されたセキュリティプログラムを読み込むことによって、エレベータセキュリティ装置16として機能する。
バス59は、CPU50、入力部52、表示部54、通信部56、及び、記憶部58を互いに情報を送受信可能に接続する。
コンピュータであるエレベータセキュリティ装置16は、CPU50、入力部52、表示部54、通信部56、及び、記憶部58を1つまたは複数有してもよい。
次に、エレベータセキュリティシステム10の動作について説明する。図4は、第1実施形態のエレベータセキュリティシステム10が実行するセキュリティ処理のフローチャートである。
図4に示すように、セキュリティ処理では、利用者判定部40が、利用者情報取得部14を介して、エレベータ装置12の利用者の利用者情報を取得する(S102)。利用者判定部40は、特定利用者データーベース48及び利用者情報に基づいて、当該利用者がエレベータ装置12を利用可能な特定利用者か否かを判定する(S104)。利用者判定部40は、利用者が特定利用者でないと判定すると(S104:No)、セキュリティ処理を終了する。
利用者判定部40が、利用者を特定利用者であると判定すると(S104:Yes)、乗車判定部42は、乗りかご20の近傍のカメラの撮影画像等に基づいて、特定利用者が乗りかご20に乗車したか否かを判定する(S106)。乗車判定部42は、特定利用者が乗りかご20に乗車していないと判定すると(S106:No)、セキュリティ処理を終了する。
乗車判定部42が、特定利用者が乗りかご20に乗車したと判定すると(S106:Yes)、その旨を停止階決定部44及び表示切替命令部46に出力する。これにより、停止階決定部44及び表示切替命令部46は、特定利用者が登録した行先階の登録情報を行先階取得部24から取得するとともに、制御盤34は行先階へと乗りかご20を発車させる(S108)。
表示切替命令部46は、特定利用者が乗りかご20に乗車した旨を取得すると、表示切替の命令を制御盤34に出力することによって、表示装置30の表示モードを通常モードから非表示モードに切り替えさせる(S110)。
制御盤34は、行先階取得部24が登録した全ての行先階に応答したか否かを判定する(S112)。制御盤34は、全ての行先階に応答していないと判定すると(S112:No)、ステップS112を繰り返す。
制御盤34は、乗りかご20を全ての行先階へ着床させて、全ての行先階に応答させたと判定すると(S112:Yes)、ホール呼び取得部28が取得した全てのホール呼びに応答したか否かを判定する(S114)。制御盤34は、全てのホール呼びに応答していないと判定すると(S114:No)、ステップS112以降を繰り返す。
制御盤34は、乗りかご20を全てのホール呼びの階に着床させて、全てのホール呼びに応答したと判定すると(S114:Yes)、ダミー階決定指示を停止階決定部44へ出力する。停止階決定部44は、ダミー階決定指示を取得すると、現在乗りかご20が停止中の行先階と基準階との間でダミー階を決定して、ダミー階の情報を制御盤34へ出力する(S116)。制御盤34は、ダミー階の情報を取得すると、行先階に停止中の乗りかご20をダミー階へと発車させて停止させる(S118)。制御盤34は、乗りかご20をダミー階へ停止させた後、帰着運転を開始する(S120)。制御盤34は、帰着運転を開始すると、表示装置30の表示モードを非表示モードから通常モードに切り替えさせる(S122)。これにより、エレベータセキュリティシステム10は、セキュリティ処理を終了する。
上述したように、第1実施形態のエレベータセキュリティシステム10は、特定利用者が乗りかご20に乗車した場合、表示装置30を乗りかご20の実際の位置を表示しない非表示モードに切り替えさせるとともに、行先階に着床させた乗りかご20をダミー階に停止させた後、基準階へと帰着させている。これにより、エレベータセキュリティシステム10は、表示装置30の表示及び運転時間のいずれからも、特定利用者の行先階を、ホールに居る第三者に知られることを抑制できる。この結果、エレベータセキュリティシステム10は、エレベータ装置12を利用する特定利用者の安全性をより向上させることができる。
<第2実施形態>
図5は、第2実施形態のエレベータセキュリティシステム10Aの全体構成図である。第2実施形態のエレベータセキュリティシステム10Aは、特定利用者が乗りかご20に乗車した後、全ての行先階に応答するまでに、基準階に着床すると、表示装置30を通常モードに切り替えるとともに、ダミー階への停止を行わない。図5に示すように、エレベータセキュリティシステム10Aのエレベータセキュリティ装置16Aは、更に、基準階着床判定部60を備える。
基準階着床判定部60は、特定利用者が乗車を開始してから全ての行先階に応答した後、乗りかご位置検出部32から乗りかご20の位置の情報を取得して、乗りかご20が基準階に着床したか否かを判定する。基準階着床判定部60は、乗りかご20が基準階に着床したと判定すると、当該着床判定結果を制御盤34へ出力する。
制御盤34は、全ての行先階に着床するまでに、基準階着床判定部60が乗りかご20が基準階に着床したと判定し、基準階着床判定部60から基準階に着床した旨の着床判定結果を取得すると、表示装置30の表示モードを通常モードに切り替える。
図6は、第2実施形態のエレベータセキュリティシステム10Aが実行するセキュリティ処理のフローチャートである。
図6に示すように、エレベータセキュリティシステム10Aは、ステップS102〜ステップS110までを実行する。
制御盤34が、全ての行先階に着床して応答したと判定すると(S112:Yes)、基準階着床判定部60は、乗りかご位置検出部32から取得した乗りかご20の位置情報に基づいて、乗りかご20が基準階に着床したか否かを判定する(S202)。即ち、基準階着床判定部60は、全ての行先階に着床するまでに、基準階に着床したか否かを判定する。
基準階着床判定部60が、乗りかご20が基準階に着床していないと判定すると(S202:No)、エレベータセキュリティシステム10はステップS114以降を実行する。
一方、基準階着床判定部60が、乗りかご20が基準階に着床したと判定すると(S202:Yes)、その旨の着床判定結果を制御盤34に出力する。制御盤34は、着床判定結果を取得すると、表示装置30の表示モードを非表示モードから通常モードに切り替える(S122)。これにより、第2実施形態のセキュリティ処理が終了する。
上述したように第2実施形態のエレベータセキュリティシステム10Aは、全ての行先階に応答するまでに基準階に着床すると、ダミー階に停止させることなく、表示装置30を通常モードに切り替えて、セキュリティ処理を終了する。これにより、エレベータセキュリティシステム10Aは、ホールに居る第三者に特定利用者の行先階が知られることを抑制しつつ、ダミー階へ停止することによる待ち時間の増加を抑制できるとともに、表示装置30の非表示モードによる不便さを低減できる。この結果、エレベータセキュリティシステム10Aは、他の利用者の利便性を損なうことなく、特定利用者の安全性を向上させることができる。
<第3実施形態>
図7は、第3実施形態のエレベータセキュリティシステム10Bの全体構成図である。第3実施形態のエレベータセキュリティシステム10Bは、ホールを含む予め定められた特定エリアに、特定利用者以外の第三者を検知した場合、表示装置30の表示モードを通常モードから非表示モードに切り替えるとともに、ダミー階への停止を行う。図7に示すように、エレベータセキュリティシステム10Bのエレベータセキュリティ装置16Bは、更に、第三者検知部62を備える。
第三者検知部62は、予め定められた特定利用者以外の第三者を検知する。例えば、第三者検知部62は、ホールを含む予め定められた特定エリアに居る第三者を検知する。第三者検知部62は、例えば、ホールの前、及び、エレベータ装置12が設置されたマンション等の建物のエントランス等に設置されたカメラが撮影した特定エリアの撮影画像に基づいて、特定エリアに居る人物の顔の静止画または動画等の画像を取得する。第三者検知部62は、当該人物の画像を解析して、特定利用者データーベース48に含まれる特定利用者か、特定利用者以外の第三者かを判定してよい。従って、本実施形態の特定利用者データーベース48は、特定利用者の顔の画像を含んでよい。第三者検知部62は、特定エリアの第三者を検知すると、検知した旨の検知結果を表示切替命令部46へ出力する。
第3実施形態の表示切替命令部46は、上述の各実施形態とは、表示モードを切り替える命令条件が異なる。具体的には、表示切替命令部46は、行先階を受け付けた状態で、第三者検知部62が第三者を検知して、第三者を検知した旨の検知結果を第三者検知部62から取得した場合、表示装置30の表示モードを通常モードから非表示モードに切り替えさせる切替命令を制御盤34へ出力する。
図8は、第3実施形態のエレベータセキュリティシステム10Bが実行するセキュリティ処理のフローチャートである。
図8に示すように、エレベータセキュリティシステム10Bは、ステップS102〜ステップS106までを実行する。乗車判定部42が、特定利用者が乗りかご20に乗車していると判定すると(S106:Yes)、第三者検知部62は、特定エリアに第三者が居るか否かを判定する(S302)。第三者検知部62が、特定エリアに第三者が居ないと判定すると(S302:No)、エレベータセキュリティシステム10Bは、セキュリティ処理を終了する。
第三者検知部62が、特定エリアに第三者が居ると判定すると(S302:Yes)、当該検知結果を表示切替命令部46へ出力する。制御盤34は、行先階の登録情報を取得して、行先階へと発車する(S108)。表示切替命令部46は、第三者検知部62から第三者を検知した旨の検知結果を取得しているので、表示装置30を非表示モードに切り替える切替命令を制御盤34に出力して、表示装置30の表示モードを通常モードから非表示モードに切り替えさせる(S110)。この後、エレベータセキュリティシステム10Bは、ステップS112以降を実行して、行先階への応答後、条件に応じてダミー階に停止させた後、基準階へ帰着運転を実行する。
上述したように第3実施形態のエレベータセキュリティシステム10Bは、第三者を検出した場合、表示装置30の表示モードを非表示モードに切り替えるとともに、ダミー階への停止を行う。換言すれば、エレベータセキュリティシステム10Bは、特定利用者のみが特定エリアに居る場合、表示装置30を非表示モードに切り替えないので、ホールに居る特定利用者に不便をかけることなく、第三者に特定利用者の行先階を知られることを抑制できる。従って、エレベータセキュリティシステム10Bは、他の利用者の利便性を損なうことなく、特定利用者の安全性を向上させることができる。
<第4実施形態>
図9は、第4実施形態のエレベータセキュリティシステム10Cの全体構成図である。第4実施形態のエレベータセキュリティシステム10Cは、特定利用者が乗車した乗りかご20に登録されている行先階の数(以下、行先階数)が、予め定められた閾値階数未満の場合、表示装置30の表示モードを通常モードから非表示モードに切り替えるとともに、ダミー階への停止を行う。図9に示すように、エレベータセキュリティシステム10Cのエレベータセキュリティ装置16Cは、更に、行先階数取得部64を備える。
行先階数取得部64は、行先階の数である行先階数を取得する。具体的には、行先階数取得部64は、行先階取得部24が取得した行先階の登録情報を取得して、行先階数をカウントして取得する。例えば、行先階が2階、3階及び8階の場合、行先階数取得部64は、行先階数を3とカウントする。行先階数取得部64は、カウントした行先階数を表示切替命令部46へ出力する。
第4実施形態の表示切替命令部46は、上述の各実施形態とは、表示モードを切り替える命令条件が異なる。具体的には、表示切替命令部46は、行先階数が予め定められた閾値階数未満の場合、表示装置30の表示モードを非表示モードに切り替えさせる切替命令を出力する。
図10は、第4実施形態のエレベータセキュリティシステム10Cが実行するセキュリティ処理のフローチャートである。
図10に示すように、エレベータセキュリティシステム10Cは、ステップS102〜ステップS108までを実行する。表示切替命令部46は、行先階数取得部64が行先階取得部24から取得した行先階の登録情報に基づいてカウントした行先階数が閾値階数未満か否かを判定する(S402)。表示切替命令部46は、行先階数が閾値階数以上であると判定すると(S402:No)、セキュリティ処理を終了する。一方、表示切替命令部46は、行先階数が閾値階数未満であると判定すると(S402:Yes)、表示装置30の表示モードを通常モードから非表示モードに切り替える命令を出力して、制御盤34に表示装置30の表示モードを通常モードから非表示モードに切り替えさせる(S110)。この後、エレベータセキュリティシステム10Cは、ステップS112以降を実行する。
上述したように第4実施形態のエレベータセキュリティシステム10Cは、特定利用者が乗車した乗りかご20に登録された行先階の行先階数が閾値階数未満の場合、表示装置30の表示モードを非表示モードに切り替えるとともに、ダミー階への停止を行う。これにより、エレベータセキュリティシステム10Cは、行先階数が多く、乗りかご20が多くの階床に着床して特定利用者が降車する階床が第三者に知られにくい場合、表示装置30を非表示モードに切り替えないので、ホールに居る特定利用者に不便をかけることなく、第三者に特定利用者の行先階を知られることを抑制できる。従って、エレベータセキュリティシステム10Cは、他の利用者の利便性を損なうことなく、特定利用者の安全性を向上させることができる。
<第5実施形態>
図11は、第5実施形態のエレベータセキュリティシステム10Dの全体構成図である。第5実施形態のエレベータセキュリティシステム10Dは、特定利用者が乗車した乗りかご20に同乗している他の利用者の数(以下、同乗者数)が、予め定められた閾値人数未満の場合、表示装置30の表示モードを通常モードから非表示モードに切り替えるとともに、ダミー階への停止を行う。図11に示すように、エレベータセキュリティシステム10Dのエレベータ装置12Dは、更に、同乗者数算出部66を備えるとともに、エレベータセキュリティ装置16Dは、更に、同乗者数取得部68を備える。
同乗者数算出部66は、例えば、乗りかご20に設置されたカメラ等の内部情報取得部25によって撮影された乗りかご20の内部の静止画または動画を含む画像等の内部情報を取得し、当該内部情報の画像を解析することによって、特定利用者が乗車する乗りかご20内の同乗者数をカウントしてよい。
同乗者数取得部68は、同乗者数算出部66がカウントした乗りかご20内の同乗者数を取得して、表示切替命令部46へ出力する。
第5実施形態の表示切替命令部46は、上述の各実施形態とは、表示モードを切り替える命令条件が異なる。具体的には、表示切替命令部46は、同乗者数が予め定められた閾値人数未満の場合、表示装置30の表示モードを非表示モードに切り替えさせる切替命令を出力する。
図12は、第5実施形態のエレベータセキュリティシステム10Dが実行するセキュリティ処理のフローチャートである。
図12に示すように、エレベータセキュリティシステム10Dは、ステップS102〜ステップS108までを実行する。表示切替命令部46は、行先階数取得部64が行先階取得部24から取得した行先階の登録情報に基づいてカウントした行先階数が閾値階数未満か否かを判定する(S402)。表示切替命令部46は、行先階数が閾値階数以上であると判定すると(S402:No)、内部情報取得部25からの乗りかご20の内部情報に基づいて同乗者数算出部66がカウントした同乗者数を同乗者数取得部68から取得し、同乗者数が閾値人数未満か否かを判定する(S502)。表示切替命令部46は、同乗者数が閾値人数以上であると判定すると(S502:No)、セキュリティ処理を終了する。一方、表示切替命令部46は、同乗者数が閾値人数未満であると判定すると(S502:Yes)、表示装置30の表示モードを通常モードから非表示モードに切り替える命令を出力して、制御盤34に表示装置30の表示モードを通常モードから非表示モードに切り替えさせる(S110)。この後、エレベータセキュリティシステム10Dは、ステップS112以降を実行する。
上述したように第5実施形態のエレベータセキュリティシステム10Dは、特定利用者が乗車した乗りかご20の同乗者数が閾値人数未満の場合、表示装置30の表示モードを非表示モードに切り替えるとともに、ダミー階への停止を行う。これにより、エレベータセキュリティシステム10Dは、同乗者数が多く、乗りかご20が多くの階床に着床して特定利用者が降車する階床が第三者に知られにくい場合、表示装置30を非表示モードに切り替えないので、ホールに居る特定利用者に不便をかけることなく、第三者に特定利用者の行先階を知られることを抑制できる。従って、エレベータセキュリティシステム10Dは、他の利用者の利便性を損なうことなく、特定利用者の安全性を向上させることができる。
<第6実施形態>
図13は、第6実施形態のエレベータセキュリティシステム10Eの全体構成図である。第6実施形態のエレベータセキュリティシステム10Eは、乗りかご20が全ての行先階及びホール呼びに応答した後、行先階から基準階までに停止可能なダミー階がない場合、乗りかご20の停止時間を変更する。図13に示すように、エレベータセキュリティシステム10Eのエレベータセキュリティ装置16Eは、更に、階間停止可否判定部72と、停止時間決定部74とを備える。
階間停止可否判定部72は、乗りかご位置検出部32からの位置情報に基づいて検出した乗りかご20が停止している行先階と基準階との間にダミー階として停止可能な階床があるか否かを判定する。例えば、基準階が1階で乗りかご20が2階に停止している場合、及び、基準階が1階で2階が急行ゾーン(通常停止しない階床)で乗りかご20が3階に停止している場合、階間停止可否判定部72は、停止可能な階床なしと判定する。一方、乗りかご20が5階に停止していて、2階から4階が停止可能な階床である場合、階間停止可否判定部72は、停止可能な階床があると判定する。階間停止可否判定部72は、判定結果を停止時間決定部74へ出力する。
停止時間決定部74は、ダミー階として停止可能な階床がなく、その旨の判定結果を階間停止可否判定部72から取得すると、行先階等の階床で停止している乗りかご20が帰着運転を開始するまでの乗りかご20の停止時間を決定する。例えば、停止時間決定部74は、予め設定された複数の停止時間から無作為に選択して、停止時間を決定してよい。具体的には、停止時間決定部74は、予め設定された複数の停止時間に含まれる3秒、5秒、7秒及び9秒から無作為に選択して、停止時間を決定する。停止時間決定部74は、例えば、線形合同法及びカオス乱数等の疑似乱数生成アルゴリズムによって、複数の停止時間から無作為に停止時間を選択してよい。尚、停止時間決定部74は、他の方法によって無作為に停止時間を選択してもよい。停止時間決定部74は、決定した停止時間を制御盤34へ出力する。
制御盤34は、乗りかご20の停止時間(例えば、初期設定の停止時間)を、停止時間決定部74が決定した停止時間に変更し、変更した停止時間の間、乗りかご20を行先階等の階床に停止させた後、基準階への帰着運転を開始する。
図14は、第6実施形態のエレベータセキュリティシステム10Eが実行するセキュリティ処理のフローチャートである。
図14に示すように、エレベータセキュリティシステム10Eは、ステップS102〜ステップS114までを実行する。制御盤34が全てのホール呼びに応答したと判定すると(S114:Yes)、階間停止可否判定部72は、乗りかご20が停止している階床と基準階との間に停止可能なダミー階があるか否かを判定する(S602)。階間停止可否判定部72が、停止可能なダミー階があると判定すると(S602:Yes)、ステップS116以降を実行する。
階間停止可否判定部72が、停止可能なダミー階がないと判定すると(S602:No)、その旨の判定結果を停止時間決定部74へ出力する。停止時間決定部74は、ダミー階がない旨の判定結果を取得すると、予め設定された複数の停止時間から停止時間を選択して決定し、停止時間の情報を制御盤34へ出力する(S604)。制御盤34は、停止時間の情報を取得すると、乗りかご20の停止時間を、取得した停止時間に変更する。制御盤34は、変更した停止時間の間、乗りかご20を行先階等の階床に停止させた後(S606)、基準階への帰着運転を開始する(S120)。制御盤34は、表示装置30の表示モードを通常モードに切り替えて(S122)、セキュリティ処理を終了する。
上述したように第6実施形態のエレベータセキュリティシステム10Eは、ダミー階がなく、乗りかご20をダミー階へ停止させることができない場合、乗りかご20の停止時間を変更して、変更した停止時間の間、乗りかご20を行先階等の階床に停止させる。これにより、エレベータセキュリティシステム10Eは、ダミー階に停止させることができない場合でも、第三者に特定利用者の行先階を知られることを抑制できる。従って、エレベータセキュリティシステム10Eは、他の利用者の利便性を損なうことなく、特定利用者の安全性を向上させることができる。
<第7実施形態>
第7実施形態のエレベータセキュリティシステム10Eは、第6実施形態と同様の構成を有するので全体構成図を省略する。第7実施形態のエレベータセキュリティシステム10Eの制御盤34は、全てのダミー階に乗りかご20を停止させる前に、利用者のホール呼びが登録されると、次のダミー階(例えば、最寄りのダミー階)へ停止させた後、当該ホール呼びの階床に着床して、ホール呼びに応答する。
図15は、第7実施形態のエレベータセキュリティシステム10Eが実行するセキュリティ処理のフローチャートである。
図15に示すように、エレベータセキュリティシステム10Eは、ステップS102〜ステップS116までを実行する。制御盤34は、停止階決定部44が決定したダミー階へと乗りかご20を発車させる(S702)。制御盤34は、ホール呼び取得部28が取得したホール呼びの登録情報を確認して、ダミー階への運転中にホール呼びが登録されているか否かを判定する(S704)。制御盤34は、ホール呼びがないと判定すると(S704:No)、停止階決定部44が決定した全てのダミー階に停止したか否かを判定する(S706)。制御盤34は、全てのダミー階には停止していないと判定すると(S706:No)、ステップS704以降を繰り返す。制御盤34は、全てのダミー階に停止したと判定すると(S706:Yes)、ステップS120以降を実行して、セキュリティ処理を終了する。
制御盤34は、ダミー階への運転中にホール呼びが登録されていると判定すると(S704:Yes)、次のダミー階へ停止させた後(S708)、ステップS122を実行して、セキュリティ処理を終了する。
第7実施形態のエレベータセキュリティシステム10Eは、ダミー階への運転中にホール呼びが登録された場合、次の最寄りのダミー階へ停止後、ホール呼びに応答する。これにより、エレベータセキュリティシステム10Eは、ダミー階への運転中にホール呼びが登録された場合でも、全てのダミー階へ停止して基準階へ戻るまでの時間を待つ等の不便をかけることなく、第三者に特定利用者の行先階を知られることを抑制できる。従って、エレベータセキュリティシステム10Eは、他の利用者の利便性を損なうことなく、特定利用者の安全性を向上させることができる。
<第8実施形態>
第8実施形態のエレベータセキュリティシステムは、エレベータ装置12と、利用者情報取得部14と、利用者判定部40、乗車判定部42、停止階決定部44、表示切替命令部46、特定利用者データーベース48及び停止時間決定部74を含むエレベータセキュリティ装置とを備える。換言すれば、第8実施形態のエレベータセキュリティシステムは、第6実施形態のエレベータセキュリティシステム10Eから基準階着床判定部60と、第三者検知部62と、行先階数取得部64と、同乗者数算出部66と、同乗者数取得部68と、階間停止可否判定部72とを省略した構成を備える。尚、本実施形態では、停止時間決定部74は、ダミー階の設定の可否に関わらず、行先階と基準階と間における乗りかご20の停止時間を設定する。
上述の実施形態の各構成の機能、個数、接続関係等は適宜変更してよい。また、実施形態のフローチャートのステップの順序は適宜変更してよい。各実施形態の一部を変更して、他の実施形態と組み合わせてもよい。
例えば、制御盤34は、表示装置30が非表示モードである場合、ホール呼び取得部28から利用者のホール呼びの登録情報を取得して、利用者のホール呼びの数である呼び数をカウントする。制御盤34は、当該呼び数が予め定められた閾値呼び数以上であると、表示装置30の表示モードを非表示モードから通常モードに切り替えてもよい。
上述の実施形態では、停止階決定部44が、行先階と基準階との間にダミー階を設定する例を挙げたが、これに限定されない。例えば、停止階決定部44は、行先階と基準階との間以外の階床をダミー階として設定してもよい。
上述の実施形態では、乗りかご20に乗った利用者が特定利用者の場合に、各処理を実行する例を挙げて説明したが、乗りかご20に乗った利用者が特定利用者か否かに関わらず、各処理を実行するようにしてもよい。
上述のエレベータ装置12、12Dの構成または機能の一部をエレベータセキュリティ装置16、16A、16B、16C、16D、16Eに設けてもよい。エレベータセキュリティ装置16、16A、16B、16C、16D、16Eの構成または機能の一部をエレベータ装置12、12Dに設けてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10、10A、10B、10C、10D、10E…エレベータセキュリティシステム、20…乗りかご、30…表示装置、34…制御盤(制御部)、44…停止階決定部、46…表示切替命令部、60…基準階着床判定部、62…第三者検知部、64…行先階数取得部、66…同乗者数算出部、68…同乗者数取得部、72…階間停止可否判定部、74…停止時間決定部。

Claims (8)

  1. 乗りかごに関する情報を表示する表示装置と、利用者の行先階に着床させた後、予め定められた基準階に前記乗りかごを帰着させる帰着運転を実行するとともに、前記表示装置の表示を制御する制御部と、前記行先階を受け付けると、前記表示装置の表示モードを、前記乗りかごの実際の位置を表示する通常モードから前記乗りかごの実際の位置を表示しない非表示モードへと切り替えさせる切替命令を前記制御部に出力する表示切替命令部と、前記基準階に着床させる前に前記乗りかごを停止させる停止階としてのダミー階を決定して前記制御部に出力する停止階決定部と、予め定められた特定利用者以外の第三者を検知する第三者検知部と、を備え、前記制御部は、前記切替命令を取得すると前記表示装置の表示モードを非表示モードに切り替え、前記行先階への着床後に前記ダミー階に前記乗りかごを停止させた後、前記基準階へ帰着させ、前記表示切替命令部は、前記行先階を受け付けた状態で、前記第三者検知部が前記第三者を検知すると、前記表示モードを前記非表示モードに切り替えさせる前記切替命令を出力するエレベータセキュリティシステム。
  2. 乗りかごに関する情報を表示する表示装置と、利用者の行先階に着床させた後、予め定められた基準階に前記乗りかごを帰着させる帰着運転を実行するとともに、前記表示装置の表示を制御する制御部と、前記行先階を受け付けると、前記表示装置の表示モードを、前記乗りかごの実際の位置を表示する通常モードから前記乗りかごの実際の位置を表示しない非表示モードへと切り替えさせる切替命令を前記制御部に出力する表示切替命令部と、前記基準階に着床させる前に前記乗りかごを停止させる停止階としてのダミー階を決定して前記制御部に出力する停止階決定部と、前記行先階の数である行先階数を取得する行先階数取得部と、を備え、前記制御部は、前記切替命令を取得すると前記表示装置の表示モードを非表示モードに切り替え、前記行先階への着床後に前記ダミー階に前記乗りかごを停止させた後、前記基準階へ帰着させ、前記表示切替命令部は、前記行先階数が予め定められた閾値階数未満の場合、前記表示モードを前記非表示モードに切り替えさせる前記切替命令を出力するエレベータセキュリティシステム。
  3. 乗りかごに関する情報を表示する表示装置と、利用者の行先階に着床させた後、予め定められた基準階に前記乗りかごを帰着させる帰着運転を実行するとともに、前記表示装置の表示を制御する制御部と、前記行先階を受け付けると、前記表示装置の表示モードを、前記乗りかごの実際の位置を表示する通常モードから前記乗りかごの実際の位置を表示しない非表示モードへと切り替えさせる切替命令を前記制御部に出力する表示切替命令部と、前記基準階に着床させる前に前記乗りかごを停止させる停止階としてのダミー階を決定して前記制御部に出力する停止階決定部と、前記乗りかご内の同乗者数を取得する同乗者数取得部と、を備え、前記制御部は、前記切替命令を取得すると前記表示装置の表示モードを非表示モードに切り替え、前記行先階への着床後に前記ダミー階に前記乗りかごを停止させた後、前記基準階へ帰着させ、前記表示切替命令部は、前記同乗者数が予め定められた閾値人数未満の場合、前記表示モードを前記非表示モードに切り替えさせる前記切替命令を出力するエレベータセキュリティシステム。
  4. 乗りかごに関する情報を表示する表示装置と、利用者の行先階に着床させた後、予め定められた基準階に前記乗りかごを帰着させる帰着運転を実行するとともに、前記表示装置の表示を制御する制御部と、前記行先階を受け付けると、前記表示装置の表示モードを、前記乗りかごの実際の位置を表示する通常モードから前記乗りかごの実際の位置を表示しない非表示モードへと切り替えさせる切替命令を前記制御部に出力する表示切替命令部と、前記基準階に着床させる前に前記乗りかごを停止させる停止階としてのダミー階を決定して前記制御部に出力する停止階決定部と、前記行先階と前記基準階との間に前記ダミー階として停止可能な階床があるか否かを判定する階間停止可否判定部と、停止可能な前記階床がない場合、前記乗りかごの停止時間を決定する停止時間決定部と、を備え、前記制御部は、前記切替命令を取得すると前記表示装置の表示モードを非表示モードに切り替え、前記行先階への着床後に前記ダミー階に前記乗りかごを停止させた後、前記基準階へ帰着させ、前記制御部は、前記乗りかごの前記停止時間を、前記停止時間決定部が決定した前記停止時間に変更し、変更した前記停止時間の間、前記乗りかごを停止させた後、前記基準階への前記帰着運転を開始するエレベータセキュリティシステム。
  5. 乗りかごに関する情報を表示する表示装置と、利用者の行先階に着床させた後、予め定められた基準階に前記乗りかごを帰着させる帰着運転を実行するとともに、前記表示装置の表示を制御する制御部と、前記行先階を受け付けると、前記表示装置の表示モードを、前記乗りかごの実際の位置を表示する通常モードから前記乗りかごの実際の位置を表示しない非表示モードへと切り替えさせる切替命令を前記制御部に出力する表示切替命令部と、前記基準階に着床させる前に前記乗りかごを停止させる停止階としてのダミー階を決定して前記制御部に出力する停止階決定部と、を備え、前記制御部は、前記切替命令を取得すると前記表示装置の表示モードを非表示モードに切り替え、前記行先階への着床後に前記ダミー階に前記乗りかごを停止させた後、前記基準階へ帰着させ、前記利用者のホール呼びの数である呼び数が予め定められた閾値呼び数以上であると、前記表示モードを前記非表示モードから前記通常モードに切り替えるエレベータセキュリティシステム。
  6. 前記乗りかごが前記基準階に着床したか否かを判定する基準階着床判定部を更に備え、前記制御部は、全ての前記行先階に着床するまでに、前記基準階着床判定部が前記基準階に着床したと判定すると、前記表示モードを前記通常モードに切り替える請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のエレベータセキュリティシステム。
  7. 前記制御部は、全ての前記ダミー階に停止させる前に前記利用者のホール呼びが登録されると、次の前記ダミー階へ停止させた後、前記ホール呼びに応答する請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のエレベータセキュリティシステム。
  8. 乗りかごに関する情報を表示する表示装置と、利用者の行先階に着床させた後、予め定められた基準階に前記乗りかごを帰着させる帰着運転を実行するとともに、前記表示装置の表示を制御する制御部と、前記行先階を受け付けると、前記表示装置の表示モードを、前記乗りかごの実際の位置を表示する通常モードから前記乗りかごの実際の位置を表示しない非表示モードへと切り替えさせる切替命令を前記制御部に出力する表示切替命令部と、前記行先階と前記基準階との間における前記乗りかごの停止時間を決定する停止時間決定部と、を備え、前記制御部は、前記切替命令を取得すると前記表示装置の表示モードを非表示モードに切り替え、前記停止時間の間、前記乗りかごを停止させた後、前記基準階への前記帰着運転を開始する、エレベータセキュリティシステム。
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