JP2015117088A - エレベーターの防犯運転システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 エレベーターの利用者が降車した階床を不審者に察知されず、また、利用者が降車後から部屋等に入るまでの間、不審者によるエレベーターの利用を抑止可能とする。【解決手段】 乗りかご1が登録した行先階へ走行して停止するときに前記行先階と異なる他の行先階の登録が無い場合、無作為に他の行先階を登録し、この登録した行先階に乗りかご1が走行して停止したときに、防犯運転を解除する。【選択図】 図1
Description
本発明は、エレベーターの防犯運転システムに関する。
エレベーターの防犯運転システムとしては、情報を記憶したカードの情報を読み取る読取装置と、前記カードが前記読取装置に挿入されると所望の行先階まで専用運転に切替える運転手段と、前記カードが前記読取装置に挿入されたときに作動して専用運転の解除が行われてから前記かごが他階に到着するまで乗場でかご位置を表示する表示装置の表示動作を阻止する阻止手段を設けたエレベーター防犯装置が知られている(特許文献1参照)。
また、エレベーターの乗り場に設けた乗り場呼び釦の特殊操作で、かごの呼び寄せを可能としたエレベーターの防犯運転装置において、乗り場呼び釦に特殊な操作を検出すると、エレベーター乗り場に設置したかご位置表示灯に、かご位置と異なる階床の表示灯を点灯、乗り場呼び、かご呼びが共にリセットされると再び正常な階床情報を表示する表示手段を備えたエレベーター防犯運転装置が知られている(特許文献2参照)。
従来技術の特許文献1においては、情報を記憶したカードの情報を読み取る読取装置を新たに追加しなければならないという問題がある。さらに、表示装置の表示動作を阻止する阻止手段の作動中は、かご位置表示がすべて消灯となるため、利用者が故障と勘違いするという問題がある。
また、特許文献2においては、特殊操作により表示灯を点灯、乗り場呼び、かご呼びがともに無くなった場合に、再び正常な階床情報を表示する仕組みとなっているが、乗り場呼び、かご呼びが無くなったと同時にエレベーター防犯運転が解除されるため、例えば、特殊操作を実施してから、利用者が乗りかごに乗り込み、目的の階床のかご呼びを登録してから目的階に到着するまで、一度も乗り場呼びがなく、かご呼びがリセットされた場合、正常な階床表示に戻った瞬間に、利用者の到着階が不審者に知られるという問題がある。また、目的階でエレベーターを降車した利用者が部屋に入るまでの間に、不審者がエレベーターを使用して利用者を追跡できてしまうという問題がある。
本発明の目的は、新たに付加装置を追加することなく、利用者が不審者に到着階を知られないようにすること、および、エレベーター降車した利用者が部屋に入るまでの間に、不審者がエレベーターを使用して利用者を追跡できないようにすることにより、不審者による利用者の追跡を抑止し、利用者の安全を確保することができるエレベータ一防犯運転システムを簡便な方法で提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、エレベーター停止時に乗りかご内運転盤の行先階釦を特殊操作することにより、乗り場に設置したかご位置表示装置に、前記停止時の停止階床を表示させる防犯運転を実施するエレベーターの防犯運転システムにおいて、前記乗りかごが登録した行先階へ走行し停止するときに前記行先階と異なる他の行先階の登録が無い場合、無作為に他の行先階を登録し、この登録した行先階に前記乗りかごが走行して停止したときに、前記防犯運転を解除することを特徴とする。
本発明によれば、行先階釦にて指定した目的階に到着後、かご内の行先階釦が登録されていない場合、無作為に他の階床を登録するようにしたので、目的階でエレベーターを降車した利用者が部屋に入るまでの間に、不審者がエレベーターを使用して利用者を追跡することを防止することができ、また、無作為に、エレベーターを別の階床に運転した後にエレベーター防犯運転を解除することで、利用者が不審者に到着階を知られないようにすることができるため、不審者による利用者の追跡を抑止し、利用者の安全を確保することができるエレベーター防犯運転システムを提供することができる。
以下、本発明に係るエレベーター防犯運転システムの一実施形態を図1に基づいて説明する。
図1において、乗りかご1と釣り合い重り2は主ロープ3を介して接続され、乗りかご1を昇降させるため主ロープ3を駆動する巻上機4は、エレベーター制御装置5により回転制御され、乗りかご1は1階から4階へ昇降することができる。
乗りかご1には、かご内かご位置表示装置6と行先階釦7とドア開閉釦8が備えられ、エレベーター制御装置5と図示しない通信ケーブルにより接続されている。また、エレベーター制御装置5には、各階に設置した乗り場がご位置表示装置9と乗り場呼び釦10が接続されている。
行先階釦7、乗り場呼び釦10の信号は、エレベーター制御装置5に入力される。また、エレベーター制御装置5は、かご内かご位置表示装置6および乗り場かご位置表示装置9へ乗りかご1の位置表示信号を出力している。
今、エレベーターの利用者(図示せず)は、乗りかご1にて1階から2階へ移動するため、1階の乗場釦を押圧し、乗りかご1を1階へ呼び寄せて乗りかご1に乗り込む。
利用者は乗りかご1に乗り込むと、乗りかご1が1階停止中に利用者が1階の行先階釦7を押し続けると、エレベーター制御装置5は乗りかご1の現停止階床の1階の行先階釦7の長押しを検出し、エレベーター防犯運転開始と判断し、エレベーター制御装置5は、乗り場かご位置表示装置9に対して、現停止階床の1階を表示させ続ける制御を行う。
次に、利用者は2階へ移動するため、2階の行先階釦7を押圧し、行先階2階を登録しする。これにより2階の行先階釦7の応答灯(図示せず)が点灯し、乗りかご1が2階へ走行する。
乗りかご1が2階に到着し、このとき、乗り場かご位置表示装置9はエレベータ一防犯運転設定階床の1階を表示し、かご内かご位置表示装置6は到着階床の2階を表示している。先ほど利用者が登録した行先階2階の登録は解消され、2階の行先階釦7の応答灯が消灯し、停止した乗りかご1の扉(図示せず)が開閉し利用者が乗降する。
行先階2階の登録が解消されたときに、同乗者が無く他の階の行先階の登録が無い場合、エレベーター制御装置5は、無作為に2階を除く他の階を行先階として1つだけ登録する。これにより乗りかご1が、無作為に登録された行先階に到着後、エレベーター防犯運転は解除となり、エレベーター制御装置5は、乗り場かご位置表示装置9に乗りかご1の現停止階を表示させ、乗りかご1の正常な階床位置を表示させる。
以下、本発明に係るエレベーター防犯運転システムの処理内容を、図2のフローチャートを使用し説明する。
手順S1で、エレベーター制御装置5は、乗りかご1の停止階の行先階釦7の長押しの有無を確認する。長押しがなかった場合(手順S1でNO)、エレベーター防犯運転は実施されず、手順S1を繰返し実施する。
乗りかご1の停止階の行先階釦7の長押しがあった場合(手順S1でYES)、手順S2において、防犯運転を開始し乗り場かご位置表示装置9の階床表示を、手順S1において停止していた階の階床表示とする。本実施例では1階となる。
次に、手順S3において、利用者は行先階釦7を押圧し行先階を登録する。次に、手順S4において乗りかご1は直近の登録された行先階へ走行し停止する。このとき、手順S5において、停止した行先階の登録を解消し、行先階釦7の応答灯を消灯する。
次に、手順S6において、他の行先階登録の有無を確認する。他の行先階の登録がある場合(手順S6でYES)、手順S4を繰返し実施する。他の行先階の登録が無い場合(手順S6でNO)、手順S7において、乗りかご1の停止している階床以外の階床の行先階を無作為に1つ登録する。
手順S8において、手順S7で作成した行先階登録に応答した運転を行い、停止する。
次に、手順S9において、手順S7で登録した行先階の登録を解消し、行先階釦7の応答灯を消灯し、防犯運転を終了する。
以上のようにしたので、目的階でエレベーター降車した利用者が部屋に入るまでの間に、不審者がエレベーターを使用して利用者を追跡することを防止することができ、また、利用者が不審者に到着階を知られないようにすることができるため、不審者による利用者の追跡を抑止し、利用者の安全を確保することができるエレベーター防犯運転システムを簡便な方法で提供することができる。
1 乗りかご
2 釣り合い重り
3 主ロープ
4 巻上機
5 エレベーター制御装置
6 かご内かご位置表示装置
7 行先階釦
8 ドア開閉釦
9 乗り場かご位置表示装置
10 乗り場呼び釦
2 釣り合い重り
3 主ロープ
4 巻上機
5 エレベーター制御装置
6 かご内かご位置表示装置
7 行先階釦
8 ドア開閉釦
9 乗り場かご位置表示装置
10 乗り場呼び釦
Claims (2)
- エレベーター停止時に乗りかご内運転盤の行先階釦を特殊操作することにより、乗り場に設置したかご位置表示装置に、前記停止時の停止階床を表示させる防犯運転を実施するエレベーターの防犯運転システムにおいて、前記乗りかごが登録した行先階へ走行して停止するときに前記行先階と異なる他の行先階の登録が無い場合、無作為に他の行先階を登録し、この登録した行先階に前記乗りかごが走行し停止したときに、前記防犯運転を解除することを特徴とするエレベーターの防犯運転システム。
- 請求項1記載のエレベーターの防犯運転システムにおいて、前記行先階釦の特殊操作とは前記乗りかご停止階の前記行き先釦を所定の時間以上押圧する操作とすることを特徴とするエレベーターの防犯運転システム。
Priority Applications (1)
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JP2013260255A JP2015117088A (ja) | 2013-12-17 | 2013-12-17 | エレベーターの防犯運転システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013260255A JP2015117088A (ja) | 2013-12-17 | 2013-12-17 | エレベーターの防犯運転システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015117088A true JP2015117088A (ja) | 2015-06-25 |
Family
ID=53530178
Family Applications (1)
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JP2013260255A Pending JP2015117088A (ja) | 2013-12-17 | 2013-12-17 | エレベーターの防犯運転システム |
Country Status (1)
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2013
- 2013-12-17 JP JP2013260255A patent/JP2015117088A/ja active Pending
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