JPH0773507B2 - 低分子量ペプチド組成物およびその製造方法 - Google Patents
低分子量ペプチド組成物およびその製造方法Info
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- JPH0773507B2 JPH0773507B2 JP63291090A JP29109088A JPH0773507B2 JP H0773507 B2 JPH0773507 B2 JP H0773507B2 JP 63291090 A JP63291090 A JP 63291090A JP 29109088 A JP29109088 A JP 29109088A JP H0773507 B2 JPH0773507 B2 JP H0773507B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、蛋白質を酸素加水分解し、分解生成物の分子
量分画により、原料蛋白質の抗原制を認めない、含有さ
れるペプチドの分子量が1000以下、遊離アミノ酸含有量
が20wt%以下、芳香族アミノ酸含有量が全アミノ酸量の
1.0wt%以下のペプチド組成物及びその製造方法に関す
る。
量分画により、原料蛋白質の抗原制を認めない、含有さ
れるペプチドの分子量が1000以下、遊離アミノ酸含有量
が20wt%以下、芳香族アミノ酸含有量が全アミノ酸量の
1.0wt%以下のペプチド組成物及びその製造方法に関す
る。
[技術の背景及び従来技術] 従来から、蛋白質の可溶化、消化吸収の有効性、食餌ア
レルギーの予防および治療、芳香族アミノ酸代謝異常の
治療及び栄養補給の目的で、ペプチド混合物あるいは、
アミノ酸混合物を製造することが行なわれてきた。しか
しながら、これら混合物は、各々の目的を満たすもの
の、すべての目的を満たすものではなく、病気の合併等
により上記すべての目的を満たすペプチド組成物が求め
られてきた。
レルギーの予防および治療、芳香族アミノ酸代謝異常の
治療及び栄養補給の目的で、ペプチド混合物あるいは、
アミノ酸混合物を製造することが行なわれてきた。しか
しながら、これら混合物は、各々の目的を満たすもの
の、すべての目的を満たすものではなく、病気の合併等
により上記すべての目的を満たすペプチド組成物が求め
られてきた。
最近では、腸管吸収の面から、低分子量ペプチドが、蛋
白質栄養源として極めて有効であることが研究者等によ
り明らかにされてきた。又、遊離アミノ酸が腸管におけ
る浸透圧を高め、輸送系の負担を引き起こし、栄養効率
を低下させることも明らかにされてきている(栄養と食
糧,31;247(1978)。特公昭57−45560,特公昭62−58713
等では、一定の大きさ(分子量500〜1500程度)のペプ
チド混合物の製造法が示され、又その栄養効率の面で有
用であることが示されている。従って消化吸収及び栄養
生理の面から、遊離アミノ酸含有量が少なく、分子量を
規定したペプチド組成物が求められている。
白質栄養源として極めて有効であることが研究者等によ
り明らかにされてきた。又、遊離アミノ酸が腸管におけ
る浸透圧を高め、輸送系の負担を引き起こし、栄養効率
を低下させることも明らかにされてきている(栄養と食
糧,31;247(1978)。特公昭57−45560,特公昭62−58713
等では、一定の大きさ(分子量500〜1500程度)のペプ
チド混合物の製造法が示され、又その栄養効率の面で有
用であることが示されている。従って消化吸収及び栄養
生理の面から、遊離アミノ酸含有量が少なく、分子量を
規定したペプチド組成物が求められている。
又、先天的あるいは肝臓疾患により、芳香族アミノ酸の
代謝能力が低下あるいは停止し、脳内に芳香族アミノ酸
が蓄積することで生じる脳疾患に対しては従来、蓄積し
てしまうアミノ酸を除いたアミノ酸混合物あるいは、ペ
プチド混合物が供されてきた(JJPEN,9;343(1987)、
化学と生物,25;332(1984))。しかしながらこれら
は、高い遊離アミノ酸含有率を示したり、抗原性が減少
していない等の問題点を有していた。
代謝能力が低下あるいは停止し、脳内に芳香族アミノ酸
が蓄積することで生じる脳疾患に対しては従来、蓄積し
てしまうアミノ酸を除いたアミノ酸混合物あるいは、ペ
プチド混合物が供されてきた(JJPEN,9;343(1987)、
化学と生物,25;332(1984))。しかしながらこれら
は、高い遊離アミノ酸含有率を示したり、抗原性が減少
していない等の問題点を有していた。
又、最近、食餌蛋白質由来のアレルギー患者数が急増
し、全国社会福祉協議会全国保母会の調査(1988)によ
れば、乳児の8%程度が食餌蛋白質由来のアレルギーを
もつ報告としている。これら患者に対しては、特公昭54
−36235で示されるような、抗原性のない蛋白質分解物
が供されている。しかしながらこれらは、遊離アミノ酸
含有率が高く、浸透圧,風味,消化吸収あるいは、栄養
生理面から問題点を有していた。
し、全国社会福祉協議会全国保母会の調査(1988)によ
れば、乳児の8%程度が食餌蛋白質由来のアレルギーを
もつ報告としている。これら患者に対しては、特公昭54
−36235で示されるような、抗原性のない蛋白質分解物
が供されている。しかしながらこれらは、遊離アミノ酸
含有率が高く、浸透圧,風味,消化吸収あるいは、栄養
生理面から問題点を有していた。
又、フェニルアラニン,チロシン欠乏食が、腫瘍細胞の
増殖を著しく抑制し、特にフェニルアラニン,チロシン
欠乏食が、白血病患者治療食餌として著効のあることが
報告されている(栄養学雑誌,26;39(1968))。又、こ
れらは病態栄養の特殊性から、抗原性がなく吸収性のよ
いものが好ましくこれらの目的を満たす組成物が求めら
れていた。
増殖を著しく抑制し、特にフェニルアラニン,チロシン
欠乏食が、白血病患者治療食餌として著効のあることが
報告されている(栄養学雑誌,26;39(1968))。又、こ
れらは病態栄養の特殊性から、抗原性がなく吸収性のよ
いものが好ましくこれらの目的を満たす組成物が求めら
れていた。
[発明が解決しようとする問題点] このように、従来作られてきた蛋白質分解物、あるいは
アミノ酸混合物は、さまざまな状況に応じて利用できる
ものの、その利用範囲は制限されており、全ての状況に
対応しうる低分子量ペプチド組成物の製造方法は今だ確
立されていない。
アミノ酸混合物は、さまざまな状況に応じて利用できる
ものの、その利用範囲は制限されており、全ての状況に
対応しうる低分子量ペプチド組成物の製造方法は今だ確
立されていない。
[発明の目的及び発明の要約] 従って本発明の目的は、前記従来技術の欠点を改善し、
含まれるペプチドの分子量が、1000以下で、抗原性を認
めず、遊離アミノ酸含有量が、20wt%以下で、芳香族ア
ミノ酸含有量が、全アミノ酸の1.0wt%以下である低分
子量ペプチド組成物及びその製造方法を提供することに
ある。
含まれるペプチドの分子量が、1000以下で、抗原性を認
めず、遊離アミノ酸含有量が、20wt%以下で、芳香族ア
ミノ酸含有量が、全アミノ酸の1.0wt%以下である低分
子量ペプチド組成物及びその製造方法を提供することに
ある。
本発明者等は、蛋白質原料の芳香族アミノ酸の90%以上
を遊離アミノ酸状態にすることで、原料蛋白質の抗原性
をかなり低減させることができることを見出し、パンク
レアチンとエキソペプチダーゼあるいは、パンクレアチ
ンと他のプロテアーゼとエキソペプチダーゼの複合酵素
系を用いることにより、原料蛋白質から90%以上の芳香
族アミノ酸を遊離アミノ酸にまで分解し、抗原性を著し
く低減できることを見出した。この酵素分解物を排除限
界分子量10000以下、好ましくは、1000以下のゲル過
剤を使用し、さらに好ましくは、芳香族アミノ酸に吸着
性を示す疎水性側鎖たとえばカルボキシル基やブチル
基、フェニル基あるいは、疎水的部位をもつゲル担体を
使用し、溶出液に水あるいは、芳香族アミノ酸の吸着性
を高める目的で2〜15%エタノール溶液を用い、カラム
高10〜30cmのカラムで分画することにより、目的とする
低分子量ペプチド組成物を得る方法を完成した。
を遊離アミノ酸状態にすることで、原料蛋白質の抗原性
をかなり低減させることができることを見出し、パンク
レアチンとエキソペプチダーゼあるいは、パンクレアチ
ンと他のプロテアーゼとエキソペプチダーゼの複合酵素
系を用いることにより、原料蛋白質から90%以上の芳香
族アミノ酸を遊離アミノ酸にまで分解し、抗原性を著し
く低減できることを見出した。この酵素分解物を排除限
界分子量10000以下、好ましくは、1000以下のゲル過
剤を使用し、さらに好ましくは、芳香族アミノ酸に吸着
性を示す疎水性側鎖たとえばカルボキシル基やブチル
基、フェニル基あるいは、疎水的部位をもつゲル担体を
使用し、溶出液に水あるいは、芳香族アミノ酸の吸着性
を高める目的で2〜15%エタノール溶液を用い、カラム
高10〜30cmのカラムで分画することにより、目的とする
低分子量ペプチド組成物を得る方法を完成した。
即ち、本発明は、原料蛋白質をパンクレアチンを主体と
する複合酵素系を用いて分解し、不溶性成分を除いた
後、ゲル過により、ペプチド部分を回収することで、
遊離アミノ酸含有量及び芳香族アミノ酸含有量を減少さ
せ、含まれるペプチドの分子量が、1000以下で、抗原性
を認めず、遊離アミノ酸含有量が20wt%以下で、芳香族
アミノ酸含有量が20wt%以下である低分子量ペプチド組
成物及びその製造方法である。
する複合酵素系を用いて分解し、不溶性成分を除いた
後、ゲル過により、ペプチド部分を回収することで、
遊離アミノ酸含有量及び芳香族アミノ酸含有量を減少さ
せ、含まれるペプチドの分子量が、1000以下で、抗原性
を認めず、遊離アミノ酸含有量が20wt%以下で、芳香族
アミノ酸含有量が20wt%以下である低分子量ペプチド組
成物及びその製造方法である。
[本発明の具体的な説明] 以下、本発明の技術構成について詳述する。
(1)酵素分解物の調製 1)10wt%カゼイン溶液(ph8.0)に、乳酸菌抽出物、
アスペルギルス属由来プロテアーゼ,パンクレアチンを
それぞれ1000活性単位ずつ混合した酵素溶液を蛋白質1g
当り3種の活性単位の和が3000単位となるように添加し
50℃で分解し、経時的に分解度を測定し、ホルモール態
窒素/全窒素(%)が20,30,42(%)になった時点で90
℃5分間加熱失活する。失活後、沈殿物がなくなるまで
過し、凍結乾燥する。この凍結乾燥品を以下、サンプ
ルA,B,Cとする。
アスペルギルス属由来プロテアーゼ,パンクレアチンを
それぞれ1000活性単位ずつ混合した酵素溶液を蛋白質1g
当り3種の活性単位の和が3000単位となるように添加し
50℃で分解し、経時的に分解度を測定し、ホルモール態
窒素/全窒素(%)が20,30,42(%)になった時点で90
℃5分間加熱失活する。失活後、沈殿物がなくなるまで
過し、凍結乾燥する。この凍結乾燥品を以下、サンプ
ルA,B,Cとする。
2)10wt%乳清蛋白質溶液(pH7.0)に上記方法の酵素
を添加し、上記方法と同様にして分解度、32%,42%の
分解物を調製する。この凍結乾燥品を以下、サンプルE,
Fとする。
を添加し、上記方法と同様にして分解度、32%,42%の
分解物を調製する。この凍結乾燥品を以下、サンプルE,
Fとする。
3)10wt%カゼイン溶液(pH8.0)に蛋白質1g当り1500
活性単位のパンクレアチンを連続的あるいは、段階的に
3〜5時間に分割して添加し、2〜5wt%水酸化ナトリ
ウムでpH8.0に維持し、15時間分解後乳酸菌抽出物を蛋
白質1g当り1500活性単位添加し、さらに分解を継続し全
体で20〜24時間分解し、90℃5分間加熱失活する。失活
後、沈殿物がなくなるまで過し、凍結乾燥する。この
凍結乾燥品を以下、サンプルDとする。
活性単位のパンクレアチンを連続的あるいは、段階的に
3〜5時間に分割して添加し、2〜5wt%水酸化ナトリ
ウムでpH8.0に維持し、15時間分解後乳酸菌抽出物を蛋
白質1g当り1500活性単位添加し、さらに分解を継続し全
体で20〜24時間分解し、90℃5分間加熱失活する。失活
後、沈殿物がなくなるまで過し、凍結乾燥する。この
凍結乾燥品を以下、サンプルDとする。
分解物の調製に用いた酵素は、特に限定したものではな
く、トリプシン,キモトリプシン,ズブチリシン,エラ
スターゼ,プロリン特異性プロテアーゼ,Staphylococcu
sプロテアーゼ,パパイン,ペプシン,サーモリシン等
が利用できる。又、エキソペプチダーゼとして、カルボ
キシペプチダーゼY,Ashergillusプロテアーゼ,Sterptom
ycesプロテアーゼ,Rhizopusプロテアーゼ,乳酸菌プロ
テアーゼが利用できる。本実験に使用した乳酸菌抽出物
は、ラクトバチルス・ヘルベティカスを培養し、特公昭
48−43878の方法により1g当り20000活性単位を有する乳
酸菌抽出物を得た。
く、トリプシン,キモトリプシン,ズブチリシン,エラ
スターゼ,プロリン特異性プロテアーゼ,Staphylococcu
sプロテアーゼ,パパイン,ペプシン,サーモリシン等
が利用できる。又、エキソペプチダーゼとして、カルボ
キシペプチダーゼY,Ashergillusプロテアーゼ,Sterptom
ycesプロテアーゼ,Rhizopusプロテアーゼ,乳酸菌プロ
テアーゼが利用できる。本実験に使用した乳酸菌抽出物
は、ラクトバチルス・ヘルベティカスを培養し、特公昭
48−43878の方法により1g当り20000活性単位を有する乳
酸菌抽出物を得た。
又、分解に使用する酵素量は、蛋白質原料1g当り3000〜
5000活性単位となるように、パンクレアチンとエキソペ
プチダーゼあるいは、パンクレアチンと他のプロテアー
ゼとエキソペプチダーゼを混合あるいは、分けて添加す
る。
5000活性単位となるように、パンクレアチンとエキソペ
プチダーゼあるいは、パンクレアチンと他のプロテアー
ゼとエキソペプチダーゼを混合あるいは、分けて添加す
る。
温度条件は、40〜55℃、又pH条件は、酵素添加前に原料
蛋白質が変性しない範囲で、最適pHに調整し、好ましく
は少なくとも1時間そのpHを維持する。
蛋白質が変性しない範囲で、最適pHに調整し、好ましく
は少なくとも1時間そのpHを維持する。
(2)芳香族アミノ酸遊離率の測定 自動アミノ酸分析計により、全アミノ酸及び遊離アミノ
酸を分析した。
酸を分析した。
前期(1)において作成した、サンプルA〜Fのアミノ
酸分析の結果を表1に示した。
酸分析の結果を表1に示した。
表1に示されるように分解度の上昇に伴って芳香族アミ
ノ酸遊離率が上昇していることが分る。
ノ酸遊離率が上昇していることが分る。
(3)抗原性試験 前記(1)において作成したサンプルA〜Fの抗原性
は、ELISA抑制試験により測定した。
は、ELISA抑制試験により測定した。
Nunc社製96穴プレートを用い、原料蛋白質をコーティン
グし、洗浄後、ウサギ抗カゼイン血清と各種分解調製物
との混合液を反応させ、洗浄後Zymed Laboratories製ア
ルカリフォスターゼ標識抗体ウサギIgGを反応させ、洗
浄後、酵素基質であるp−ニトロフェニルリン酸ナトリ
ウムを加え、30分後に5N水酸化ナトリウムで反応を停止
させ、反応産物をマイクロプレートリーダーで測定した
(日本小児アレルギー学会誌,1;36(1987))。
グし、洗浄後、ウサギ抗カゼイン血清と各種分解調製物
との混合液を反応させ、洗浄後Zymed Laboratories製ア
ルカリフォスターゼ標識抗体ウサギIgGを反応させ、洗
浄後、酵素基質であるp−ニトロフェニルリン酸ナトリ
ウムを加え、30分後に5N水酸化ナトリウムで反応を停止
させ、反応産物をマイクロプレートリーダーで測定した
(日本小児アレルギー学会誌,1;36(1987))。
その結果を図1,2に示した。
図1は、原料蛋白質をカゼインとした時の芳香族アミノ
酸の遊離率と抗原性との関係を示している。○は原料蛋
白質であるカゼイン,▲は芳香族アミノ酸の遊離率が3
0.2%(サンプルA),△は55.1%(サンプルB),▼
は90.8%(サンプルC),□は91.7%(サンプルD)を
示している。
酸の遊離率と抗原性との関係を示している。○は原料蛋
白質であるカゼイン,▲は芳香族アミノ酸の遊離率が3
0.2%(サンプルA),△は55.1%(サンプルB),▼
は90.8%(サンプルC),□は91.7%(サンプルD)を
示している。
この図によれば、50%の抑制のかかる調製物濃度は、カ
ゼインで100.6(μg/ml)、サンプルAで103(μg/m
l)、サンプルBで105(μg/ml)、サンプルC,Dでは、
最高濃度でも50%の抑制がかからなかった。つまり芳香
族アミノ酸が30%遊離したものはカゼインの約1/400
に、55%のものが、約1/30000には抗原性が低減し、90
%以上では、抗原性が消失していた。
ゼインで100.6(μg/ml)、サンプルAで103(μg/m
l)、サンプルBで105(μg/ml)、サンプルC,Dでは、
最高濃度でも50%の抑制がかからなかった。つまり芳香
族アミノ酸が30%遊離したものはカゼインの約1/400
に、55%のものが、約1/30000には抗原性が低減し、90
%以上では、抗原性が消失していた。
図2は、乳清蛋白質を原料蛋白質とした時の芳香族アミ
ノ酸の遊離率と抗原性との関係を示している。○は原料
蛋白質である乳清蛋白質を、△は芳香族アミノ酸の遊離
率が56.1%(サンプルE)、▼は90.7%(サンプルF)
を示している。
ノ酸の遊離率と抗原性との関係を示している。○は原料
蛋白質である乳清蛋白質を、△は芳香族アミノ酸の遊離
率が56.1%(サンプルE)、▼は90.7%(サンプルF)
を示している。
この図によれば、原料蛋白質がカゼインの場合と同様に
乳清蛋白質内の芳香族アミノ酸の遊離率が高まるにつれ
て抗原性が低下し、90%以上の遊離率で抗原性が認めら
れなくなることが明らかとなった。
乳清蛋白質内の芳香族アミノ酸の遊離率が高まるにつれ
て抗原性が低下し、90%以上の遊離率で抗原性が認めら
れなくなることが明らかとなった。
(4)分画方法 前記(1)で得られた抗原性を認めず、芳香族アミノ酸
が90%以上遊離したサンプルC及びサンプルFを使用し
下記方法によりペプチド組成物を分画した。この時の溶
出グラフを図3と図4に示した。
が90%以上遊離したサンプルC及びサンプルFを使用し
下記方法によりペプチド組成物を分画した。この時の溶
出グラフを図3と図4に示した。
図3は、Sephadex G−15(ファルマシア製)2×11cmカ
ラムを使用し、前記(1)で得られたカゼイン酵素分解
物(サンプルC)を20wt%に溶解し、1mlをアプライ
後、0.71ml/分の流速で水溶出させた時のグラフを示し
ている。実線はペプチド結合の吸収を示す220nmにおけ
る吸光度、点線は芳香族環の吸収を示す280nmにおける
吸光度を示している。溶出量10〜20mlまでをペプチド分
画としてアミノ酸分析と抗原性試験を実施した。
ラムを使用し、前記(1)で得られたカゼイン酵素分解
物(サンプルC)を20wt%に溶解し、1mlをアプライ
後、0.71ml/分の流速で水溶出させた時のグラフを示し
ている。実線はペプチド結合の吸収を示す220nmにおけ
る吸光度、点線は芳香族環の吸収を示す280nmにおける
吸光度を示している。溶出量10〜20mlまでをペプチド分
画としてアミノ酸分析と抗原性試験を実施した。
芳香族アミノ酸含有量は全アミノ酸量の0.4wt%であっ
た。又、遊離アミノ酸含有量は17wt%であった。抗原性
試験では、使用したサンプルC同様認められなかった。
溶出量20ml以降の分画は、芳香族アミノ酸含有量、遊離
アミノ酸含有量が顕著に増加し、本発明組成物は、溶出
量20mlまでに溶出されていることがわかった。
た。又、遊離アミノ酸含有量は17wt%であった。抗原性
試験では、使用したサンプルC同様認められなかった。
溶出量20ml以降の分画は、芳香族アミノ酸含有量、遊離
アミノ酸含有量が顕著に増加し、本発明組成物は、溶出
量20mlまでに溶出されていることがわかった。
図4は、Sephadex G−10(ファルマシア製)2×11cmカ
ラムを使用し、前記(1)で得られた乳清蛋白質酵素分
解物(サンプルF)を20wt%に溶解し、1mlをアプライ
後、0.7ml/分の流速で12%エタノール溶液で溶出させた
た時のグラフを示している。前記同様、実線は220nm、
点線は280nmの吸光度を示している。溶出量10〜20mlま
でをペプチド分画としてアミノ酸分析と抗原性試験を実
施した。
ラムを使用し、前記(1)で得られた乳清蛋白質酵素分
解物(サンプルF)を20wt%に溶解し、1mlをアプライ
後、0.7ml/分の流速で12%エタノール溶液で溶出させた
た時のグラフを示している。前記同様、実線は220nm、
点線は280nmの吸光度を示している。溶出量10〜20mlま
でをペプチド分画としてアミノ酸分析と抗原性試験を実
施した。
その結果、芳香族アミノ酸含有量は全アミノ酸量の0.5w
t%であった。又遊離アミノ酸含有量は18wt%であっ
た。抗原性試験では、使用したサンプルF同様認められ
なかった。溶出量20ml以降の分画は芳香族アミノ酸含有
量、遊離アミノ酸含有量が顕著に増加し、本発明組成物
は、溶出量20mlまでに溶出されていることがわかった。
t%であった。又遊離アミノ酸含有量は18wt%であっ
た。抗原性試験では、使用したサンプルF同様認められ
なかった。溶出量20ml以降の分画は芳香族アミノ酸含有
量、遊離アミノ酸含有量が顕著に増加し、本発明組成物
は、溶出量20mlまでに溶出されていることがわかった。
又、この他のゲル過剤として、 Sephacryl S−100(ファルマシア製)。TSK−GEL TOYOP
EARK HW−40(東ソー製)等が使用でき、溶出液として
塩を含む水溶液も使用できる。
EARK HW−40(東ソー製)等が使用でき、溶出液として
塩を含む水溶液も使用できる。
(5)分子量測定 前記(4)でサンプルCを分画した。抗原性がなく芳香
族アミノ酸含有量が全アミノ酸量の1.0wt%以下で、遊
離アミノ酸含有量が20wt%以下であるペプチド組成物の
分子量を測定した。
族アミノ酸含有量が全アミノ酸量の1.0wt%以下で、遊
離アミノ酸含有量が20wt%以下であるペプチド組成物の
分子量を測定した。
図5は、上記組成物をSephadex G−25を使用し水溶出に
より分子量を測定したグラフである。この結果により、
本発明のペプチド組成物に含まれるペプチドは、分子量
1000以下であることがわかった。同様にサンプルFの分
画物も含まれるペプチドの分子量は、1000以下であるこ
とがわかった。
より分子量を測定したグラフである。この結果により、
本発明のペプチド組成物に含まれるペプチドは、分子量
1000以下であることがわかった。同様にサンプルFの分
画物も含まれるペプチドの分子量は、1000以下であるこ
とがわかった。
以下に実施例を用いて本発明を説明する。
[実施例1] 市販カゼイン200gを10%水酸化ナトリウムを使用し、pH
8.0に調整し10wt%となるように溶解した。90℃10分間
加熱殺菌後、45℃に調整し、パンクレアチンF(天野製
薬)10g、プロテアーゼN「アマノ」(天野製薬)2g、
乳酸菌抽出物((1)酵素分解物の調整項記載)4gを加
え45℃で24時間酵素加水分解した。90℃5分間加熱失活
後、過により沈殿物を除去した。これを凍結乾燥し凍
結乾燥品170gを得た。アミノ酸分析の結果、芳香族アミ
ノ酸の遊離率は90.7%であった。この凍結乾燥品18gを2
0wt%水溶液とし、不溶解物を除去した後、Sephadex G
−10 10×20cmカラムで溶出した。溶出液には、イオン
交換水を使用し、流速は10ml/分とした。溶出量200〜50
0mlを分画し凍結乾燥し、乾燥物6gを得た。アミノ酸分
析の結果、芳香族アミノ酸含有量は全アミノ酸量の0.5w
t%であり、遊離アミノ酸含有量は、18.5%であった。
又、ELISA抑制試験では、原料カゼインの抗原性は認め
られず、又G−25による分子量測定では含まれるペプチ
ドの分子量は100以下であった。
8.0に調整し10wt%となるように溶解した。90℃10分間
加熱殺菌後、45℃に調整し、パンクレアチンF(天野製
薬)10g、プロテアーゼN「アマノ」(天野製薬)2g、
乳酸菌抽出物((1)酵素分解物の調整項記載)4gを加
え45℃で24時間酵素加水分解した。90℃5分間加熱失活
後、過により沈殿物を除去した。これを凍結乾燥し凍
結乾燥品170gを得た。アミノ酸分析の結果、芳香族アミ
ノ酸の遊離率は90.7%であった。この凍結乾燥品18gを2
0wt%水溶液とし、不溶解物を除去した後、Sephadex G
−10 10×20cmカラムで溶出した。溶出液には、イオン
交換水を使用し、流速は10ml/分とした。溶出量200〜50
0mlを分画し凍結乾燥し、乾燥物6gを得た。アミノ酸分
析の結果、芳香族アミノ酸含有量は全アミノ酸量の0.5w
t%であり、遊離アミノ酸含有量は、18.5%であった。
又、ELISA抑制試験では、原料カゼインの抗原性は認め
られず、又G−25による分子量測定では含まれるペプチ
ドの分子量は100以下であった。
[実施例2] 市販乳清蛋白質粉末200gを脱イオン水に溶解し8wt%水
溶液とした。フィルター過による除菌後、45℃に調整
し又、5%水酸化ナトリウムでpH7.3にコントロールし
たまま、パンクレアチンF(天野製薬)2gずつ30分おき
に6回添加し、15時間後アクチナーゼAS(科研製薬)1.
5gを加え全体で120時間分解した。90g5分間加熱失活後
過により沈殿物を除去した。これを凍結乾燥し凍結乾
燥品165gを得た。アミノ酸分析の結果、芳香族アミノ酸
の遊離率は90.3%であった。この凍結乾燥品5gを20wt%
水溶液とし、不溶解物を除去した後、Sephadex G−25 5
×15cmカラムで溶出した。溶出液には、12%エタノール
を使用し、流速は10ml/分とした。溶出量200〜500mlを
分画し、凍結乾燥し、乾燥物1.5gを得た。アミノ酸分析
の結果、芳香族アミノ酸含有量は全アミノ酸量の0.5wt
%であり、遊離アミノ酸含有量は、19.3%であった。
又、ELISA抑制試験の結果、原料乳清蛋白質の抗原性は
認められず、又G−25による分子量測定では含まれるペ
プチドの分子量は、1000以下であった。
溶液とした。フィルター過による除菌後、45℃に調整
し又、5%水酸化ナトリウムでpH7.3にコントロールし
たまま、パンクレアチンF(天野製薬)2gずつ30分おき
に6回添加し、15時間後アクチナーゼAS(科研製薬)1.
5gを加え全体で120時間分解した。90g5分間加熱失活後
過により沈殿物を除去した。これを凍結乾燥し凍結乾
燥品165gを得た。アミノ酸分析の結果、芳香族アミノ酸
の遊離率は90.3%であった。この凍結乾燥品5gを20wt%
水溶液とし、不溶解物を除去した後、Sephadex G−25 5
×15cmカラムで溶出した。溶出液には、12%エタノール
を使用し、流速は10ml/分とした。溶出量200〜500mlを
分画し、凍結乾燥し、乾燥物1.5gを得た。アミノ酸分析
の結果、芳香族アミノ酸含有量は全アミノ酸量の0.5wt
%であり、遊離アミノ酸含有量は、19.3%であった。
又、ELISA抑制試験の結果、原料乳清蛋白質の抗原性は
認められず、又G−25による分子量測定では含まれるペ
プチドの分子量は、1000以下であった。
本発明は、含まれるペプチドの分子量が、1000以下であ
り、抗原性を呈さず、遊離アミノ酸含有量が20wt%以下
で、組成物中の芳香族アミノ酸含有量が、全アミノ酸量
の1.0wt%以下であることを特徴とする、蛋白質原料全
体を窒素源として得られる低分子量ペプチド組成物及び
その製造方法である。以下に本発明における効果を説明
する。
り、抗原性を呈さず、遊離アミノ酸含有量が20wt%以下
で、組成物中の芳香族アミノ酸含有量が、全アミノ酸量
の1.0wt%以下であることを特徴とする、蛋白質原料全
体を窒素源として得られる低分子量ペプチド組成物及び
その製造方法である。以下に本発明における効果を説明
する。
[本発明の効果] 本発明による低分子量ペプチド組成物には、種々の用途
が考えられる。
が考えられる。
本発明の組成物は、非抗原性,吸収良好性という特徴が
あり、アレルギー患者,体力減少,疾病等による腸管免
疫機構異常患者,アレルギー性下痢症患者,乳幼児,術
前術後患者等に、経口的あるいは胃,腸に直接投与する
蛋白質栄養源として利用できる。
あり、アレルギー患者,体力減少,疾病等による腸管免
疫機構異常患者,アレルギー性下痢症患者,乳幼児,術
前術後患者等に、経口的あるいは胃,腸に直接投与する
蛋白質栄養源として利用できる。
又、本発明の組成物は、芳香族アミノ酸含有量が低減化
されているため、先天的芳香族アミノ酸代謝異常患者,
肝疾患による芳香族アミノ酸代謝異常患者,癌患者の食
餌療法剤として利用できる。
されているため、先天的芳香族アミノ酸代謝異常患者,
肝疾患による芳香族アミノ酸代謝異常患者,癌患者の食
餌療法剤として利用できる。
又、本発明の製造方法により、上記用途に使用しうる低
分子量ペプチド組成物を製造することができる。
分子量ペプチド組成物を製造することができる。
図1は、カゼイン酵素分解物の芳香族アミノ酸の遊離率
と抗原性の関係を示したグラフである。 図2は、乳清蛋白質酵素分解物の芳香族アミノ酸の遊離
率と抗原性の関係を示したグラフである。 図3は、カゼイン酵素分解物(サンプルC)のSephadex
G−15による溶出グラフである。 図4は、乳清蛋白質酵素分解物(サンプルF)のSephad
ex G−10による溶出グラフである。 図5は、低分子量ペプチド組成物のSephadex G−25によ
る溶出グラフである。
と抗原性の関係を示したグラフである。 図2は、乳清蛋白質酵素分解物の芳香族アミノ酸の遊離
率と抗原性の関係を示したグラフである。 図3は、カゼイン酵素分解物(サンプルC)のSephadex
G−15による溶出グラフである。 図4は、乳清蛋白質酵素分解物(サンプルF)のSephad
ex G−10による溶出グラフである。 図5は、低分子量ペプチド組成物のSephadex G−25によ
る溶出グラフである。
Claims (2)
- 【請求項1】含まれるペプチドの分子量が、1000以下で
あり、抗原性を呈さず、遊離アミノ酸含有量が、20wt%
以下で、組成物中の芳香族アミノ酸含有量が、全アミノ
酸量の1.0wt%以下であることを特徴とする、蛋白質原
料全体を窒素源として得られる低分子量ペプチド組成
物。 - 【請求項2】蛋白質原料全体を蛋白質分解酵素により、
原料蛋白質の抗原性を認めなくなるまで、かつ、原料蛋
白質に含まれる芳香族アミノ酸が、90wt%以上遊離アミ
ノ酸になるまで分解し、分解後、ゲル過法により、ペ
プチド部分を回収することで、特許請求の範囲第1項記
載の低分子量ペプチド組成物を製造する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63291090A JPH0773507B2 (ja) | 1988-11-19 | 1988-11-19 | 低分子量ペプチド組成物およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63291090A JPH0773507B2 (ja) | 1988-11-19 | 1988-11-19 | 低分子量ペプチド組成物およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02138991A JPH02138991A (ja) | 1990-05-28 |
JPH0773507B2 true JPH0773507B2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=17764316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63291090A Expired - Fee Related JPH0773507B2 (ja) | 1988-11-19 | 1988-11-19 | 低分子量ペプチド組成物およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0773507B2 (ja) |
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NZ258207A (en) | 1992-11-30 | 1996-02-27 | Morinaga Milk Industry Co Ltd | Whey protein with low phosphorus content |
FI94089C (fi) * | 1992-12-10 | 1995-07-25 | Valio Oy | Menetelmä allergiaa aiheuttavien yhdisteiden poistamiseksi proteiinipitoisista koostumuksista |
AU692612B2 (en) * | 1994-10-14 | 1998-06-11 | Morinaga Milk Industry Company Limited | Peptide mixture and products thereof |
JP3542093B2 (ja) * | 1995-06-01 | 2004-07-14 | オーム乳業株式会社 | 苦味が少なく且つ低アレルゲン性の乳組成物とその製造方法 |
JP5274814B2 (ja) * | 2007-03-13 | 2013-08-28 | 雪印メグミルク株式会社 | 美白剤 |
JP5749419B2 (ja) | 2008-12-24 | 2015-07-15 | 雪印メグミルク株式会社 | 筋肉増強剤 |
JP5695326B2 (ja) | 2010-02-12 | 2015-04-01 | 雪印メグミルク株式会社 | タンパク質合成促進剤 |
JP2011184314A (ja) | 2010-03-04 | 2011-09-22 | Snow Brand Milk Products Co Ltd | 筋肉萎縮防止剤 |
JP2012188384A (ja) | 2011-03-10 | 2012-10-04 | Snow Brand Milk Products Co Ltd | 美肌剤 |
JP6243777B2 (ja) * | 2014-03-28 | 2017-12-06 | 森永乳業株式会社 | ヒアルロン酸合成促進剤 |
EP3740087B1 (en) | 2018-01-16 | 2022-05-18 | FrieslandCampina Nederland B.V. | Hypoallergenic infant formula and methods for preparing the same |
CN113115821A (zh) * | 2019-12-30 | 2021-07-16 | 丰益(上海)生物技术研发中心有限公司 | 含多肽的结构化乳液 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5436235A (en) * | 1977-08-24 | 1979-03-16 | Dainippon Ink & Chem Inc | 4-n-alkyl-delta'-cyclohexene-1-carboxylic acids |
JPS5632488A (en) * | 1979-06-26 | 1981-04-01 | Agronomique Inst Nat Rech | Enzyme hydrolyzate obtained from milk serum protein and its manufacture |
JPS5718623A (en) * | 1980-07-10 | 1982-01-30 | Terumo Corp | Nutrition supplement containing peptide oligomer |
JPS60164496A (ja) * | 1984-02-07 | 1985-08-27 | Ajinomoto Co Inc | 低分子ペプチドの製造方法 |
JPS62171644A (ja) * | 1986-01-22 | 1987-07-28 | Snow Brand Milk Prod Co Ltd | 乳蛋白加水分解物を有効成分とする栄養剤 |
-
1988
- 1988-11-19 JP JP63291090A patent/JPH0773507B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5436235A (en) * | 1977-08-24 | 1979-03-16 | Dainippon Ink & Chem Inc | 4-n-alkyl-delta'-cyclohexene-1-carboxylic acids |
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JPS62171644A (ja) * | 1986-01-22 | 1987-07-28 | Snow Brand Milk Prod Co Ltd | 乳蛋白加水分解物を有効成分とする栄養剤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02138991A (ja) | 1990-05-28 |
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