JPH077339Y2 - 織機の消極開口装置 - Google Patents
織機の消極開口装置Info
- Publication number
- JPH077339Y2 JPH077339Y2 JP1988080619U JP8061988U JPH077339Y2 JP H077339 Y2 JPH077339 Y2 JP H077339Y2 JP 1988080619 U JP1988080619 U JP 1988080619U JP 8061988 U JP8061988 U JP 8061988U JP H077339 Y2 JPH077339 Y2 JP H077339Y2
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- JP
- Japan
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- connecting member
- heddle
- wire rope
- opening lever
- opening
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、織機の消極開口装置に関し、特に、綜絖の側
方に配置され、往復駆動される開口レバーと、この開口
レバーと前記綜絖の開口レバー側の第1連結部とを連結
するワイヤロープからなる第1連結部材と、前記綜絖の
開口レバーとは反対側の第2連結部に連結するワイヤロ
ープからなる第2連結部材と、これらの第1および第2
連結部材に方向変換部を形成させる回動可能な案内部材
とからなる織機の消極開口装置に関するものである。
方に配置され、往復駆動される開口レバーと、この開口
レバーと前記綜絖の開口レバー側の第1連結部とを連結
するワイヤロープからなる第1連結部材と、前記綜絖の
開口レバーとは反対側の第2連結部に連結するワイヤロ
ープからなる第2連結部材と、これらの第1および第2
連結部材に方向変換部を形成させる回動可能な案内部材
とからなる織機の消極開口装置に関するものである。
[従来の技術] 一般的に、織機における、消極カム開口装置、ドビー開
口装置などの消極開口装置においては、織機の側方、す
なわち綜絖の側方に設けられた開口駆動装置の開口レバ
ーの運動を綜絖に伝達するために、ワイヤロープ、角材
や丸棒およびこれらの管材などからなる連結部材によっ
て両者を連結している。開口レバーの運動が軸の周りの
揺動運動であるのに対し、綜絖の運動は上下方向の直線
運動であるために、運動を伝達する連結部材には多数の
方向変換部が形成されている。
口装置などの消極開口装置においては、織機の側方、す
なわち綜絖の側方に設けられた開口駆動装置の開口レバ
ーの運動を綜絖に伝達するために、ワイヤロープ、角材
や丸棒およびこれらの管材などからなる連結部材によっ
て両者を連結している。開口レバーの運動が軸の周りの
揺動運動であるのに対し、綜絖の運動は上下方向の直線
運動であるために、運動を伝達する連結部材には多数の
方向変換部が形成されている。
第3図には、従来の織機の消極開口装置の代表的な例が
示されている。綜絖1には、駆動装置24に近い側の側部
の上下に連結部1bと1aが設けられ、反対側の側部の上下
に連結部1b′と1a′が設けられている。第1連結部材3
は、その接合ピン2が連結部1aと係合し、第2連結部材
6は、その接合ピン2′が連結部1a′と係合することに
より、それぞれ綜絖と連結されている。第1連結部材3
は、可撓性部材であるワイヤロープからなり、案内部材
であるガイドローラ4および5で方向を変換されて(方
向変換部7,7を形成して)開口レバー19に設けられた接
合体18に接続されている。第2連結部材6は、第1連結
部材と同様に、基本的にはワイヤロープからなっている
が、その長い直線部分において、その一部が角パイプ材
11に代えられている。第2連結部材6は、案内部材であ
るガイドローラ8,9および10で方向を変換されて(方向
変換部7,7,7を形成して)開口レバー19に設けられた接
合体18に接続されている。なお、6aは角パイプ材11と接
合体18間を接続するワイヤロープである。
示されている。綜絖1には、駆動装置24に近い側の側部
の上下に連結部1bと1aが設けられ、反対側の側部の上下
に連結部1b′と1a′が設けられている。第1連結部材3
は、その接合ピン2が連結部1aと係合し、第2連結部材
6は、その接合ピン2′が連結部1a′と係合することに
より、それぞれ綜絖と連結されている。第1連結部材3
は、可撓性部材であるワイヤロープからなり、案内部材
であるガイドローラ4および5で方向を変換されて(方
向変換部7,7を形成して)開口レバー19に設けられた接
合体18に接続されている。第2連結部材6は、第1連結
部材と同様に、基本的にはワイヤロープからなっている
が、その長い直線部分において、その一部が角パイプ材
11に代えられている。第2連結部材6は、案内部材であ
るガイドローラ8,9および10で方向を変換されて(方向
変換部7,7,7を形成して)開口レバー19に設けられた接
合体18に接続されている。なお、6aは角パイプ材11と接
合体18間を接続するワイヤロープである。
開口レバー19は、L字形レバーで、その後端にはローラ
20を有し、織機の主駆動部によって駆動される開口カム
21によって揺動させられる。
20を有し、織機の主駆動部によって駆動される開口カム
21によって揺動させられる。
綜絖1の上部の連結部1bおよび1b′には、ワイヤロープ
16,16の接合ピン13,13が係合し、これらのワイヤロープ
16、16の他端はスプリングレバー14,14に止着されてい
る。スプリングレバー14,14は支軸15,15に支えられて回
動可能であり、引張ばね12,12によって綜絖1を上方に
引き上げるように付勢されている。
16,16の接合ピン13,13が係合し、これらのワイヤロープ
16、16の他端はスプリングレバー14,14に止着されてい
る。スプリングレバー14,14は支軸15,15に支えられて回
動可能であり、引張ばね12,12によって綜絖1を上方に
引き上げるように付勢されている。
したがって、綜絖1は、開口カム21の回転によって開口
レバー19が揺動し、その揺動運動が第1および第2連結
部材によって綜絖に伝えられ、綜絖1を下降させる。こ
の下降した綜絖1の上昇は前述の引張ばね12,12の作用
によって行われるものである。
レバー19が揺動し、その揺動運動が第1および第2連結
部材によって綜絖に伝えられ、綜絖1を下降させる。こ
の下降した綜絖1の上昇は前述の引張ばね12,12の作用
によって行われるものである。
このように、開口レバーの運動を綜絖に伝達するため
に、連結部材には多数の方向変換部が形成されているの
であるが、実開昭57−69875号公報には、第1および第
2連結部材をワイヤロープとするとともに、方向変換部
を極力減らした消極開口装置が示されている。しかしな
がら、この消極開口装置においては、第1および第2連
結部材を構成するワイヤロープの長さが大幅に相違し、
第1連結部材と第2連結部材の伸びの差が綜絖の円滑な
上下運動を妨げている。なお、この種の連結部材の伸び
を小さくするために、水平部や垂直部をワイヤロープに
代えて円管材とすることも知られている(実公昭63−95
97号公報参照)が前記実開昭57−69875号公報には、ワ
イヤロープの伸びの相違を少なくするためにそれらの長
さを短くすることについての開示はなされていない。そ
して、第1,第2連結部材の案内部材すなわちガイドロー
ラの配置にも考慮が払われておらず、方向変換部間の間
隔も狭く、ワイヤロープに代えて剛性のある円管材を利
用することは困難であった。
に、連結部材には多数の方向変換部が形成されているの
であるが、実開昭57−69875号公報には、第1および第
2連結部材をワイヤロープとするとともに、方向変換部
を極力減らした消極開口装置が示されている。しかしな
がら、この消極開口装置においては、第1および第2連
結部材を構成するワイヤロープの長さが大幅に相違し、
第1連結部材と第2連結部材の伸びの差が綜絖の円滑な
上下運動を妨げている。なお、この種の連結部材の伸び
を小さくするために、水平部や垂直部をワイヤロープに
代えて円管材とすることも知られている(実公昭63−95
97号公報参照)が前記実開昭57−69875号公報には、ワ
イヤロープの伸びの相違を少なくするためにそれらの長
さを短くすることについての開示はなされていない。そ
して、第1,第2連結部材の案内部材すなわちガイドロー
ラの配置にも考慮が払われておらず、方向変換部間の間
隔も狭く、ワイヤロープに代えて剛性のある円管材を利
用することは困難であった。
[考案が解決しようとする課題] 従来の織機の消極開口装置にあっては、第1連結部材お
よび第2連結部材の作用の均衡を図るために多数の案内
部材を設けたり、また、多くなった案内部材を減らして
構造の簡単化を図るために長いワイヤロープを使用した
りしているが、案内部材を多くすればその構造が複雑と
なり、その製造、管理に労力を要し、案内部材を減らし
て長いワイヤロープを使用すれば、その伸びにより綜絖
の両側に対する作用の均衡を得るのが困難であった。
よび第2連結部材の作用の均衡を図るために多数の案内
部材を設けたり、また、多くなった案内部材を減らして
構造の簡単化を図るために長いワイヤロープを使用した
りしているが、案内部材を多くすればその構造が複雑と
なり、その製造、管理に労力を要し、案内部材を減らし
て長いワイヤロープを使用すれば、その伸びにより綜絖
の両側に対する作用の均衡を得るのが困難であった。
本考案は、このような従来の織機の消極開口装置の問題
点を解消し、その構造が簡単、かつ製造、管理が容易
で、綜絖の両側に対して均一な作用を与えることのでき
る織機の消極開口装置を提供することを目的としてい
る。
点を解消し、その構造が簡単、かつ製造、管理が容易
で、綜絖の両側に対して均一な作用を与えることのでき
る織機の消極開口装置を提供することを目的としてい
る。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案は、綜絖の側方に配
置され、往復駆動される開口レバーと、この開口レバー
と前記綜絖の開口レバー側の第1連結部とを連結するワ
イヤロープからなる第1連結部材と、綜絖の開口レバー
とは反対側の第2連結部に連結するワイヤロープからな
る第2連結部材と、これらの第1および第2連結部材に
方向変換部を形成させる回動可能な案内部材とからなる
織機の消極開口装置において、第1連結部材が開口レバ
ー側に配設された1個の案内部材によって方向変換部を
形成し、綜絖の第1連結部に垂直に連結され、第2連結
部材が、開口レバー側と開口レバーと反対側に大きな間
隔を置いて配設された2個の案内部材によって方向変換
部を形成し、第2連結部に垂直に連結されるとともに、
この第2連結部材には、前記2個の案内部材間に剛体の
パイプが介在しているものである。
置され、往復駆動される開口レバーと、この開口レバー
と前記綜絖の開口レバー側の第1連結部とを連結するワ
イヤロープからなる第1連結部材と、綜絖の開口レバー
とは反対側の第2連結部に連結するワイヤロープからな
る第2連結部材と、これらの第1および第2連結部材に
方向変換部を形成させる回動可能な案内部材とからなる
織機の消極開口装置において、第1連結部材が開口レバ
ー側に配設された1個の案内部材によって方向変換部を
形成し、綜絖の第1連結部に垂直に連結され、第2連結
部材が、開口レバー側と開口レバーと反対側に大きな間
隔を置いて配設された2個の案内部材によって方向変換
部を形成し、第2連結部に垂直に連結されるとともに、
この第2連結部材には、前記2個の案内部材間に剛体の
パイプが介在しているものである。
[作用] 第1連結部材が開口レバー側に配設した1個の案内部材
によって方向変換部を形成し、綜絖の第1連結部に垂直
に連結され、第2連結部材が、開口レバー側と開口レバ
ーと反対側に大きな間隔を置いて配設された2個の案内
部材によって方向変換部を形成し、第2連結部に垂直に
連結されるとともに、この第2連結部材には、前記2個
の案内部材間に剛体のパイプが介在しているので、連結
部材の方向変換部は僅か3個の案内部材によって形成さ
れ、極めて構造が簡単で、その製造、管理が容易である
とともに、開口レバー側とその反対側に大きな間隔を置
いて配設した、第2連結部材に対する2個の案内部材間
では、ワイヤロープに代えて剛体のパイプを介在させた
ので、第1連結部材と第2連結部材とのワイヤロープ部
分の長さがほぼ均等し、ワイヤロープの伸びによって生
ずる綜絖の両側に作用する力の不均衡も少なくなった。
によって方向変換部を形成し、綜絖の第1連結部に垂直
に連結され、第2連結部材が、開口レバー側と開口レバ
ーと反対側に大きな間隔を置いて配設された2個の案内
部材によって方向変換部を形成し、第2連結部に垂直に
連結されるとともに、この第2連結部材には、前記2個
の案内部材間に剛体のパイプが介在しているので、連結
部材の方向変換部は僅か3個の案内部材によって形成さ
れ、極めて構造が簡単で、その製造、管理が容易である
とともに、開口レバー側とその反対側に大きな間隔を置
いて配設した、第2連結部材に対する2個の案内部材間
では、ワイヤロープに代えて剛体のパイプを介在させた
ので、第1連結部材と第2連結部材とのワイヤロープ部
分の長さがほぼ均等し、ワイヤロープの伸びによって生
ずる綜絖の両側に作用する力の不均衡も少なくなった。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図に示された織機の消極開口装
置について説明する。
置について説明する。
なお、従来の織機の消極開口装置と同一または類似の部
分には同一の符号を付してその説明を省略する。
分には同一の符号を付してその説明を省略する。
ワイヤロープからなる第1連結部材3は、その接合ピン
2を綜絖1の第1連結部1aに係合することによって綜絖
1と連結され、第1連結部1aからの垂直線が内側接線と
一致するように設けられた案内部材であるガイドローラ
4の内側を周回して方向変換部7を形成し、開口レバー
19の接合体18に接続される。
2を綜絖1の第1連結部1aに係合することによって綜絖
1と連結され、第1連結部1aからの垂直線が内側接線と
一致するように設けられた案内部材であるガイドローラ
4の内側を周回して方向変換部7を形成し、開口レバー
19の接合体18に接続される。
なお、第2図はガイドローラ4と第1連結部材3の断面
を示し、第1連結部材であるワイヤロープの直径をでき
るだけ大きくしたところを表している。綜絖枠の間隔に
よってガイドローラの厚さは限定されるけれども、ワイ
ヤロープはその直径が大きければ大きい程、伸びが少な
く、風綿をかみ込んだ時の抵抗が少ない。これはガイド
ローラ8および10についても同様である。
を示し、第1連結部材であるワイヤロープの直径をでき
るだけ大きくしたところを表している。綜絖枠の間隔に
よってガイドローラの厚さは限定されるけれども、ワイ
ヤロープはその直径が大きければ大きい程、伸びが少な
く、風綿をかみ込んだ時の抵抗が少ない。これはガイド
ローラ8および10についても同様である。
第2連結部材6は、その接合ピン2′を綜絖1の第2連
結部1a′に係合することによって綜絖1と連結され、第
2連結部1a′からの垂直線が外側接線と一致するように
設けられた案内部材であるガイドローラ8の外側を周回
して方向変換部7を形成し、案内板25で滑動できるよう
に支持される角パイプ11に接続される。角パイプ11には
ガイドローラ10に案内されるワイヤロープ6bが接続さ
れ、ワイヤロープ6bは角パイプ材11を介して開口レバー
19の接合体18に接続されるワイヤロープ6aに接続されて
いる。ガイドローラ10は、同じ接合体18に接続されてい
る第1連結部材3と第2連結部材6とが接触しないよう
に第2連結部材6を案内するために、開口レバー側でガ
イドローラ8とは大きな間隔を置いて配設され、ガイド
ローラ4に対してはできるだけ近接しかつ水平な位置に
あるのが好ましく、ガイドローラ10によって形成される
第2連結部材における方向変換部7の変換角度はできる
だけ少なく、すなわち直線に近い方が好ましい。また、
第1連結部材3のワイヤロープ部分と第2連結部材6の
ワイヤロープ部分の全長をほぼ同一長さとするものであ
る。すなわち、第1図の実施例においては、全長がワイ
ヤロープからなる第1連結部材3の長さと、第2連結部
材6の各ワイヤロープ部分6a,6bおよび6cの長さの総和
とほぼ等しいように構成されている。したがって、第1
および第2連結部材であるワイヤロープの伸びの差によ
る綜絖に対する作用の不均衡が生じることがない。
結部1a′に係合することによって綜絖1と連結され、第
2連結部1a′からの垂直線が外側接線と一致するように
設けられた案内部材であるガイドローラ8の外側を周回
して方向変換部7を形成し、案内板25で滑動できるよう
に支持される角パイプ11に接続される。角パイプ11には
ガイドローラ10に案内されるワイヤロープ6bが接続さ
れ、ワイヤロープ6bは角パイプ材11を介して開口レバー
19の接合体18に接続されるワイヤロープ6aに接続されて
いる。ガイドローラ10は、同じ接合体18に接続されてい
る第1連結部材3と第2連結部材6とが接触しないよう
に第2連結部材6を案内するために、開口レバー側でガ
イドローラ8とは大きな間隔を置いて配設され、ガイド
ローラ4に対してはできるだけ近接しかつ水平な位置に
あるのが好ましく、ガイドローラ10によって形成される
第2連結部材における方向変換部7の変換角度はできる
だけ少なく、すなわち直線に近い方が好ましい。また、
第1連結部材3のワイヤロープ部分と第2連結部材6の
ワイヤロープ部分の全長をほぼ同一長さとするものであ
る。すなわち、第1図の実施例においては、全長がワイ
ヤロープからなる第1連結部材3の長さと、第2連結部
材6の各ワイヤロープ部分6a,6bおよび6cの長さの総和
とほぼ等しいように構成されている。したがって、第1
および第2連結部材であるワイヤロープの伸びの差によ
る綜絖に対する作用の不均衡が生じることがない。
この例における開口作用は従来のものと同様であるが、
構造が簡単であるために、製作、組立てが容易であるば
かりでなく、掃除、修理等の管理も容易となった。特
に、連結部材3,6と案内部材4,8,10との間にかみ込んだ
風綿を放置した場合には、綜絖の開口運動に支障を来し
たり、連結部材3,6の早期摩耗の原因となっていたが、
案内部材の数が必要最小限となり、個数が少なくなった
ので、空間が広くなり、清掃、修理などが容易となり、
従来の管理不十分による欠陥を生じさせることがなくな
った。
構造が簡単であるために、製作、組立てが容易であるば
かりでなく、掃除、修理等の管理も容易となった。特
に、連結部材3,6と案内部材4,8,10との間にかみ込んだ
風綿を放置した場合には、綜絖の開口運動に支障を来し
たり、連結部材3,6の早期摩耗の原因となっていたが、
案内部材の数が必要最小限となり、個数が少なくなった
ので、空間が広くなり、清掃、修理などが容易となり、
従来の管理不十分による欠陥を生じさせることがなくな
った。
[考案の効果] 本考案の消極開口装置によれば、第1連結部材が1個の
案内部材によって方向変換部を形成し、第2連結部材が
大きな間隔を置いた2個の案内部材によって方向変換部
を形成し、その2個の案内部材間に剛体のパイプを介在
させて、それぞれ綜絖に連結されているので、構造が簡
単で、製作、管理が容易であるばかりでなく、第1およ
び第2連結部材のワイヤロープ部分の長さを同じにする
ことができ、ワイヤロープの伸びによる作用の不均衡が
生じないものである。
案内部材によって方向変換部を形成し、第2連結部材が
大きな間隔を置いた2個の案内部材によって方向変換部
を形成し、その2個の案内部材間に剛体のパイプを介在
させて、それぞれ綜絖に連結されているので、構造が簡
単で、製作、管理が容易であるばかりでなく、第1およ
び第2連結部材のワイヤロープ部分の長さを同じにする
ことができ、ワイヤロープの伸びによる作用の不均衡が
生じないものである。
第1図は本考案の実施例を示す織機の消極開口装置の概
略図、第2図は第1図C−C線に沿う断面図、すなわち
案内部材4の断面図、第3図は従来の織機の消極開口装
置の概略図である。 1……綜絖、1a……第1連結部、1a′……第2連結部、
2,2′……接合ピン、3……第1連結部材、4……案内
部材、6……第2連結部材、7……方向変換部、8,10…
…案内部材、18……接合体、19……開口レバー、20……
ローラ、21……開口カム。
略図、第2図は第1図C−C線に沿う断面図、すなわち
案内部材4の断面図、第3図は従来の織機の消極開口装
置の概略図である。 1……綜絖、1a……第1連結部、1a′……第2連結部、
2,2′……接合ピン、3……第1連結部材、4……案内
部材、6……第2連結部材、7……方向変換部、8,10…
…案内部材、18……接合体、19……開口レバー、20……
ローラ、21……開口カム。
Claims (1)
- 【請求項1】綜絖の側方に配置され、往復駆動される開
口レバーと、この開口レバーと前記綜絖の開口レバー側
の第1連結部とを連結するワイヤロープからなる第1連
結部材と、前記綜絖の開口レバーとは反対側の第2連結
部に連結するワイヤロープからなる第2連結部材と、こ
れらの第1および第2連結部材に方向変換部を形成させ
る回動可能な案内部材とからなる織機の消極開口装置に
おいて、上記第1連結部材が開口レバー側に配設された
1個の案内部材によって方向変換部を形成し、上記綜絖
の第1連結部に垂直に連結され、上記第2連結部材が、
開口レバー側と開口レバーと反対側に大きな間隔を置い
て配設された2個の案内部材によって方向変換部を形成
し、上記第2連結部に垂直に連結されるとともに、この
第2連結部材には、前記2個の案内部材間に剛体のパイ
プが介在していることを特徴とする織機の消極開口装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988080619U JPH077339Y2 (ja) | 1988-06-20 | 1988-06-20 | 織機の消極開口装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988080619U JPH077339Y2 (ja) | 1988-06-20 | 1988-06-20 | 織機の消極開口装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH023487U JPH023487U (ja) | 1990-01-10 |
JPH077339Y2 true JPH077339Y2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=31305440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988080619U Expired - Lifetime JPH077339Y2 (ja) | 1988-06-20 | 1988-06-20 | 織機の消極開口装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH077339Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5769875U (ja) * | 1980-10-16 | 1982-04-27 |
-
1988
- 1988-06-20 JP JP1988080619U patent/JPH077339Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH023487U (ja) | 1990-01-10 |
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