JPH0921030A - 織機における開口装置 - Google Patents

織機における開口装置

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Publication number
JPH0921030A
JPH0921030A JP19128695A JP19128695A JPH0921030A JP H0921030 A JPH0921030 A JP H0921030A JP 19128695 A JP19128695 A JP 19128695A JP 19128695 A JP19128695 A JP 19128695A JP H0921030 A JPH0921030 A JP H0921030A
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JP
Japan
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drive rod
loom
fixed
swing
damper
Prior art date
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Application number
JP19128695A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Iwasaki
充博 岩崎
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動ロッドの下部の変形に伴う固定ガイドと
の摺動抵抗の増加を防止するとともに、長期の使用に伴
うスキマの増加による高速時の耐久性の低下を防止する
こと。 【構成】 織機における消極式開口装置において,綜絖
枠1の両側上端に配設した係止部材11によって上端に
固着された駆動ロッド2と、該駆動ロッド2を直線的に
ガイドし上下動を可能にする固定ガイド3と、前記駆動
ロッド2を上下動させる揺動レバー4と、前記駆動ロッ
ド2と前記揺動レバー4との間に介挿され、該揺動レバ
ー4の揺動に応じた変形を許容するとともに前記駆動ロ
ッド2の上下動を可能にするダンパー5とから成る織機
における開口装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、綜絖枠の両側に一端が
固定された駆動ロッドと揺動レバーとの間に介挿された
ダンパーによって、該揺動レバーの揺動に応じた変形を
許容するとともに前記駆動ロッドの上下動を可能にする
織機における開口装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の第1の織機における開口装置は、
図7に示すように綜絖枠Fの両側上端の凹部Vに上端凸
部Pが係合され、固定ガイドGによって直線的にガイド
される駆動ロッドRを直接揺動レバーLに連結して、該
揺動レバーLの揺動運動により前記駆動ロッドRを上下
動させるものであった。
【0003】従来の第2の織機における開口装置は、図
8に示すように綜絖枠Fの両側に一端が固定され、固定
ガイドGによって直線的にガイドされる駆動ロッドRを
両端にピンPを備えたリンクKを介して揺動レバーLに
連結して、該揺動レバーLの揺動運動により前記駆動ロ
ッドRを上下動させるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の第1の織機
における開口装置は、図7に示すように固定ガイドGに
よって直線的にガイドされる前記駆動ロッドRを直接前
記揺動レバーLに連結して、該揺動レバーLの揺動運動
により前記駆動ロッドRを上下動させるものであるた
め、前記揺動レバーLの揺動運動により前記駆動ロッド
Rの下端が半径方向に変位するので、該駆動ロッドRの
下部が変形し、前記固定ガイドGとの摺動抵抗が大き
く、大きな駆動力が必要であるという問題があった。
【0005】また、前記綜絖枠Fの両側上端の前記凹部
Vに前記駆動ロッドRの上端凸部Pが係合されるもので
あるため、長期の使用によりスキマが生じ、高速時の耐
久性が低いとともに、前記綜絖枠Fを外す時に前記綜絖
枠Fの両側上端の凹部Vから前記駆動ロッドRの上端凸
部Pを外すために該駆動ロッドRを外側に逃がす必要が
あるという問題があった。
【0006】上記従来の第2の織機における開口装置
は、図8に示すように前記揺動レバーLの揺動運動によ
り前記リンクKを介して前記駆動ロッドRを上下動させ
るので、前記揺動レバーLの揺動運動に伴う前記駆動ロ
ッドRの下部の変形が無く、前記固定ガイドGとの摺動
抵抗も小さいが、長期の使用により前記駆動ロッドRと
前記揺動レバーLとの間を連結する前記リンクKの両端
のピンPと孔とのスキマが生じ、高速時の耐久性が低い
という問題があった。。
【0007】そこで本発明者は、綜絖枠の両側に一端が
固定された駆動ロッドと揺動レバーとの間に介挿された
ダンパーによって、該揺動レバーの揺動に応じた変形を
許容するとともに前記駆動ロッドの上下動を可能にする
という本発明の技術的思想に着眼し、更に研究開発を重
ねて、駆動ロッドの下部の変形に伴う固定ガイドとの摺
動抵抗の増加を防止するとともに、長期の使用に伴うス
キマの増加による高速時の耐久性の低下を防止するとい
う目的を達成する本発明に到達した。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)の織機における開口装置は、織機における
消極式開口装置において,綜絖枠の両側に一端が固定さ
れた駆動ロッドと、該駆動ロッドを直線的にガイドし上
下動を可能にする固定ガイドと、前記駆動ロッドを上下
動させる揺動レバーと、前記駆動ロッドと揺動レバーと
の間に介挿され、該揺動レバーの揺動に応じた変形を許
容するとともに前記駆動ロッドの上下動を可能にするダ
ンパーとから成るものである。
【0009】本発明(請求項2に記載の第2発明)の織
機における開口装置は、第1発明において、前記綜絖枠
の両側上端に配設した係止部材によって、前記駆動ロッ
ドの上端に固着されるものである。
【0010】本発明(請求項3に記載の第3発明)の織
機における開口装置は、第2発明において、前記係止部
材が、前記綜絖枠の両側上端に植設したピンによって係
止されるとともに、前記駆動ロッドの上端に固着された
エリメントによって構成されるものである。
【0011】本発明(請求項4に記載の第4発明)の織
機における開口装置は、第3発明において、前記係止部
材が、前記エリメントが介挿され固着具によって固着さ
れるとともに、前記駆動ロッドの上端に固着されたクラ
ンパーによって構成されるものである。
【0012】本発明(請求項5に記載の第5発明)の織
機における開口装置は、第4発明において、前記ダンパ
ーが、前記駆動ロッドに連結した第1部材と、前記揺動
レバーに連結した第2部材と、該第1部材および第2部
材との間に介挿された弾性部材とから成るものである。
【0013】本発明(請求項6に記載の第6発明)の織
機における開口装置は、第5発明において、前記第1部
材がケース部材によって構成され、前記第2部材が該ケ
ース部材内に介挿された矩形部材によって構成され、前
記弾性部材が前記ケース部材と前記矩形部材との間に介
挿された複数のゴム部材によって構成されるものであ
る。
【0014】
【作用】上記構成より成る第1発明の織機における開口
装置は、前記揺動レバーが揺動すると、前記綜絖枠の両
側に一端が固定された前記駆動ロッドと揺動レバーとの
間に介挿された前記ダンパーによって、前記揺動レバー
の揺動に応じた変形を許容するとともに、前記固定ガイ
ドによって直線的にガイドされる前記駆動ロッドを上下
動させるものである。
【0015】上記構成より成る第2発明の織機における
開口装置は、前記揺動レバーが揺動すると、前記綜絖枠
の両側上端に配設した係止部材によって上端が固着され
た前記駆動ロッドと揺動レバーとの間に介挿された前記
ダンパーによって、前記揺動レバーの揺動に応じた変形
を許容するとともに、前記固定ガイドによって直線的に
ガイドされる前記駆動ロッドを上下動させるものであ
る。
【0016】上記構成より成る第3発明の織機における
開口装置は、前記揺動レバーが揺動すると、前記綜絖枠
の両側上端にに植設したピンによって係止されるととも
に、前記駆動ロッドの上端に固着されたエリメントによ
って構成される前記係止部材によって固着された前記駆
動ロッドと揺動レバーとの間に介挿された前記ダンパー
によって、前記揺動レバーの揺動に応じた変形を許容す
るとともに、前記固定ガイドによって直線的にガイドさ
れる前記駆動ロッドを上下動させるものである。
【0017】上記構成より成る第4発明の織機における
開口装置は、前記揺動レバーが揺動すると、前記綜絖枠
の両側上端にに植設したピンによって係止されるととも
に、前記駆動ロッドの上端に固着されたエリメントが介
挿され固着具によって固着されるとともに、前記駆動ロ
ッドの上端に固着されたクランパーによって構成される
前記係止部材によって固着された前記駆動ロッドと揺動
レバーとの間に介挿された前記ダンパーによって、前記
揺動レバーの揺動に応じた変形を許容するとともに、前
記固定ガイドによって直線的にガイドされる前記駆動ロ
ッドを上下動させるものである。
【0018】上記構成より成る第5発明の織機における
開口装置は、前記揺動レバーが揺動すると、前記綜絖枠
の両側上端にに植設したピンによって係止されるととも
に、前記駆動ロッドの上端に固着されたエリメントが介
挿され固着具によって固着されるとともに、前記駆動ロ
ッドの上端が固着されたクランパーによって構成される
前記係止部材によって固着された前記駆動ロッドと揺動
レバーとの間に介挿され、前記駆動ロッドに連結した第
1部材と、前記揺動レバーに連結した第2部材と、該第
1部材および第2部材との間に介挿された弾性部材とか
ら成る前記ダンパーによって、前記揺動レバーの揺動に
応じた変形を許容するとともに、前記固定ガイドによっ
て直線的にガイドされる前記駆動ロッドを上下動させる
ものである。
【0019】上記構成より成る第6発明の織機における
開口装置は、前記揺動レバーが揺動すると、前記綜絖枠
の両側上端にに植設したピンによって係止されるととも
に、前記駆動ロッドの上端に固着されたエリメントが介
挿され固着具によって固着されるとともに、前記駆動ロ
ッドの上端が固着されたクランパーによって構成される
前記係止部材によって固着された前記駆動ロッドと揺動
レバーとの間に介挿され、前記駆動ロッドに連結したケ
ース部材によって構成される第1部材と、前記揺動レバ
ーに連結した該ケース部材内に介挿された矩形部材によ
って構成される第2部材と、前記ケース部材と前記矩形
部材との間に介挿された複数のゴム部材によって構成さ
れる前記弾性部材とから成る前記ダンパーによって、前
記揺動レバーの揺動に応じた変形を許容するとともに、
前記固定ガイドによって直線的にガイドされる前記駆動
ロッドを上下動させるものである。
【0020】
【発明の効果】上記作用を奏する第1発明の織機におけ
る開口装置は、前記揺動レバーが揺動すると、前記綜絖
枠を駆動する前記駆動ロッドと揺動レバーとの間に介挿
された前記ダンパーによって、前記駆動ロッドを上下動
させるとともに、前記揺動レバーの揺動に応じた変形を
許容するので、駆動ロッドの下部の変形に伴う固定ガイ
ドとの摺動抵抗の増加を防止するとともに、長期の使用
に伴うスキマの増加による高速時の耐久性の低下を防止
するという効果を奏する。
【0021】上記作用を奏する第2発明の織機における
開口装置は、前記第1発明の効果に加え、前記綜絖枠の
両側上端に配設した係止部材によって、前記駆動ロッド
の上端に固着されるので、前記第1の従来装置のように
前記綜絖枠の両側上端の凹部に前記駆動ロッドの上端凸
部が係合されるものでないため、長期の使用によりスキ
マが生ずることが無く、高速時の耐久性が低下すること
が無いという効果を奏する。
【0022】上記作用を奏する第3発明の織機における
開口装置は、前記第2発明の効果に加え、前記係止部材
が、前記綜絖枠の両側上端に植設したピンによって係止
されるとともに、前記駆動ロッドの上端に固着されたエ
リメントによって構成されるので、前記第1の従来装置
のように前記綜絖枠の両側上端の凹部に前記駆動ロッド
の上端凸部が係合されるものでないため、長期の使用に
よりスキマが生ずることが無く、高速時の耐久性が低下
することが無いという効果を奏する。
【0023】上記作用を奏する第4発明の織機における
開口装置は、前記第3発明の効果に加え、前記係止部材
が、前記エリメントが介挿された前記クランパーが固着
具によって前記駆動ロッドの上端に固着されるので、前
記第1の従来装置のように前記綜絖枠の両側上端の凹部
に前記駆動ロッドの上端凸部が係合されるものでないた
め、長期の使用によりスキマが生ずることが無く、高速
時の耐久性が低下することが無いという効果を奏する。
【0024】上記作用を奏する第5発明の織機における
開口装置は、前記第4発明の効果に加え、前記綜絖枠を
駆動する前記駆動ロッドと揺動レバーとの間に介挿され
た前記駆動ロッドに連結した第1部材と、前記揺動レバ
ーに連結した第2部材と、該第1部材および第2部材と
の間に介挿された弾性部材とから成る前記ダンパーによ
って、前記駆動ロッドを上下動させるとともに、前記揺
動レバーの揺動に応じた前記弾性部材が変形するので、
従来における駆動ロッドの下部の変形に伴う固定ガイド
との摺動抵抗の増加が無く、前記綜絖枠の上下動の駆動
力を一層低減するという効果を奏する。
【0025】上記作用を奏する第6発明の織機における
開口装置は、前記第5発明の効果に加え、前記綜絖枠を
駆動する前記駆動ロッドと揺動レバーとの間に介挿され
た前記駆動ロッドに連結した前記ケース部材と、前記揺
動レバーに連結し該ケース部材内に介挿された矩形部材
と、該ケース部材および矩形部材との間に介挿された複
数のゴム部材とから成る前記ダンパーによって、前記駆
動ロッドを上下動させるとともに、前記揺動レバーの揺
動に応じた前記複数のゴム部材が変形するので、従来に
おける駆動ロッドの下部の変形に伴う固定ガイドとの摺
動抵抗の増加が無く、前記綜絖枠の上下動の駆動力を一
層有効に低減するという効果を奏する。
【0026】
【実施例】以下本発明の実施例につき、図面を用いて説
明する。
【0027】(第1実施例)第1実施例の織機における
開口装置は、図1ないし図3に示すように織機における
消極式開口装置において,綜絖枠1の両側上端に配設し
た係止部材11によって上端に固着された駆動ロッド2
と、該駆動ロッド2を直線的にガイドし上下動を可能に
する固定ガイド3と、前記駆動ロッド2を上下動させる
揺動レバー4と、前記駆動ロッド2と前記揺動レバー4
との間に介挿され、該揺動レバー4の揺動に応じた変形
を許容するとともに前記駆動ロッド2の上下動を可能に
するダンパー5とから成るものである。
【0028】前記綜絖枠1は、図1に示すようにそれぞ
れ直交する4個の矩形部材より成るロの字状の枠体10
によって構成され、該枠体10の両外側の上下に垂直ガ
イド面を備えたガイド12に沿って上下動し得る構成よ
り成り、前記枠体10の上端両外側に位置決め用のピン
111が水平に植設されている。
【0029】前記係止部材11は、図1および図2に示
すように一面に前記位置決め用のピン111を係止する
スロット112と後述するクランパーを固定するための
クランパー固定ピン113および前記駆動ロッド2が介
挿される長手方向の孔114を備えたエリメント115
と、該エリメント115と前記枠体の両側上端を介挿し
ボルトによって前記エリメント115の側壁に固定され
るクランパー116とから成る。
【0030】前記駆動ロッド2は、図1および図2に示
すようにロッド部材20によって構成され、前記綜絖枠
1の両側に配設された上下に垂直内周ガイド面31、3
2を備えた固定ガイド3に沿って上下動し得る構成より
成る。
【0031】前記駆動ロッド2は、図1および図2に示
すようにその上端を前記エリメント115の長手方向の
孔114内に介挿し、前記エリメント115の上下にナ
ットを締着して、該駆動ロッド2を前記綜絖枠1の両側
上端に係止された前記係止部材11に固着される。
【0032】前記ダンパー5は、図1および図3に示す
ように前記駆動ロッド2の下端に連結したケース部材に
よって構成され第1部材51と、前記揺動レバー4の一
端に後述するコネクティングロッド6を介して連結した
該ケース部材内に介挿された矩形部材によって構成され
に第2部材52と、前記第1部材51と前記第2部材5
2との間に介挿された複数のゴム部材によって構成され
る弾性部材53とから成るものである。
【0033】前記コネクティングロッド6は、図1およ
び図3に示すように上端を前記矩形部材52に一体的に
連結され、下端に前記揺動レバー4の一端に配設された
ピンが介挿係合されるメガネ部を形成したロッド部材に
よって構成され、前記揺動レバーの揺動に応じて揺動す
るとともに上下動し得る構成より成る。
【0034】前記揺動レバー4は、図1に示すように一
端が前記コネクティングロッド6のメガネ部に係合する
水平アーム41と、他端がカムおよびカムレバー(図示
せず)に連結したリンク43および反対側の揺動レバー
に連結するリンク44が係止されている垂直アーム42
とから成り、揺動軸40の廻りに揺動するL字状のトレ
ードルレバーによって構成されている。
【0035】上記構成より成る第1実施例の織機におけ
る開口装置は、前記織機の主軸の回転に応じて前記カム
が回転し、前記カムレバーが揺動すると、前記リンク4
3が長手方向に往復動するので、前記揺動レバー4が揺
動する。
【0036】該揺動レバー4が揺動すると、前記水平ア
ーム41が時計方向および反時計方向に揺動するため、
前記コネクティングロッド6が揺動するとともに上下動
するので、前記ダンパー5を介して前記駆動ロッド2を
上下動させる。
【0037】該駆動ロッド2が前記固定ガイド3に沿っ
て上下動するので、前記係止部材11を介して前記綜絖
枠1が両側の上下に垂直ガイド面を備えた前記ガイド1
2に沿って上下動するものである。
【0038】前記綜絖枠1の上下動において、前記揺動
レバー4の前記揺動軸40廻りの揺動に応じて前記コネ
クティングロッド6が揺動するが、前記ダンパー5にお
いて、前記ケース部材と前記矩形部材との間に介挿され
た複数のゴム部材によって構成される前記弾性部材が前
記コネクティングロッド6の揺動に応じて変形するた
め、前記駆動ロッド2に曲げ応力が作用しないので、該
駆動ロッドの撓みも生じないため、前記固定ガイドに対
する摺動抵抗も増加しないものである。
【0039】上記作用を奏する第1実施例の織機におけ
る開口装置は、前記揺動レバー4が揺動すると、前記綜
絖枠1を駆動する前記駆動ロッド2と前記揺動レバー4
との間に介挿された前記ダンパー5を介して、前記駆動
ロッド2および綜絖枠1の上下動を可能にするという効
果を奏する。
【0040】また第1実施例の織機における開口装置
は、前記揺動レバー4の揺動により、前記コネクティン
グロッド6が揺動するが、前記ダンパー5において、前
記ケース部材と前記矩形部材との間に介挿された複数の
ゴム部材によって構成される前記弾性部材が前記コネク
ティングロッド6の揺動に応じて変形するため、前記駆
動ロッド2に曲げ応力が作用しないので、該駆動ロッド
2の撓みも生じないため、前記固定ガイド3に対する摺
動抵抗の増加を防止するという効果を奏する。
【0041】さらに第1実施例の織機における開口装置
は、前記係止部材が、前記綜絖枠の両側上端に植設した
ピン111によって係止され、前記駆動ロッド2の上端
に固着された前記エリメント115によって構成され、
該エリメント115が介挿された前記クランパー116
がボルトによって前記駆動ロッドの上端に固着されると
ともに、上端を前記エリメント115の長手方向の孔1
14内に介挿した前記駆動ロッド2を前記エリメント1
15の上下にナットによって挾着したので、前記第1の
従来装置のように前記綜絖枠の両側上端の凹部に前記駆
動ロッドの上端凸部が係合されるものでないため、長期
の使用によりスキマが生ずることが無く、高速時の耐久
性が低下することが無いという効果を奏する。
【0042】また第1実施例の織機における開口装置
は、前記綜絖枠1を駆動する前記駆動ロッド2と前記揺
動レバー4との間に介挿された前記駆動ロッド2に連結
した前記ケース部材と、前記揺動レバー4に連結し該ケ
ース部材51内に介挿された前記矩形部材52と、該ケ
ース部材51および52矩形部材との間に介挿された複
数のゴム部材53とから成る前記ダンパー5によって、
前記駆動ロッド2を上下動させるとともに、前記揺動レ
バー4の揺動に応じた前記複数のゴム部材53が変形す
るので、従来における駆動ロッド2の下部の変形に伴う
前記固定ガイド3との摺動抵抗の増加が無く、前記綜絖
枠1の上下動の駆動力を一層有効に低減するという効果
を奏する。
【0043】さらに第1実施例の織機における開口装置
は、前記駆動ロッド2が、図1および図2に示すように
その上端を前記エリメント115の長手方向の孔114
内に介挿され、前記エリメント115の上下にナットを
締着して、前記綜絖枠1の枠体10の上端両外側に水平
に植設された位置決め用のピン111に係止されるスロ
ット112を有するエリメント115に対してボルトに
よって固定された前記クランパー116を備えた前記係
止部材11に固着されるので、前記綜絖枠1と前記駆動
ロッド2との固着を容易かつ確実に行うことが出来ると
いう効果を奏する。
【0044】(第2実施例)第2実施例の織機における
開口装置は、前記第1実施例の前記ダンパー5の前記ケ
ース部材51内に介挿される矩形部材52の代わりに板
状部材54とし、該板状部材を挟むようにして該ケース
部材51内にゴム部材55を介挿する点が相違点であ
る。
【0045】上記構成より成る第2実施例の織機におけ
る開口装置は、該揺動レバー4が揺動すると、前記水平
アーム41が時計方向および反時計方向に揺動するた
め、前記コネクティングロッド6が揺動するとともに上
下動するので、前記ダンパー5を介して前記駆動ロッド
2および綜絖枠1を上下動させる。
【0046】前記揺動レバー4の前記揺動軸40廻りの
揺動に応じて前記コネクティングロッド6が揺動する
が、前記ダンパー5において、前記ケース部材51と前
記板状部材54を挟むように該ケース部材51内に介挿
されたゴム部材55によって構成される前記弾性部材が
前記コネクティングロッド6の揺動に応じて変形するた
め、前記駆動ロッド2に曲げ応力が作用しないので、該
駆動ロッドの撓みも生じないため、前記固定ガイドに対
する摺動抵抗も増加しないものである。
【0047】上記作用を奏する第2実施例の織機におけ
る開口装置は、前記揺動レバー4の揺動により、前記コ
ネクティングロッド6が揺動するが、前記ダンパー5に
おいて、前記ケース部材51内で前記板状部材54を挟
むように介挿されたゴム部材55によって構成される前
記弾性部材が、前記コネクティングロッド6の揺動に応
じて変形するため、前記駆動ロッド2に曲げ応力が作用
しないので、該駆動ロッド2の撓みも生じないため、前
記固定ガイド3に対する摺動抵抗の増加を防止するとい
う効果を奏する。
【0048】また第2実施例の織機における開口装置
は、前記ケース部材51内で前記板状部材54を挟むよ
うに介挿された大容量のゴム部材55によって前記弾性
部材を構成するので、前記コネクティングロッド6の揺
動に応じた変形容量が大きいという効果を奏する。
【0049】また第2実施例の織機における開口装置
は、前記ダンパー5が、前記ケース部材51内に配設さ
れた前記板状部材54を挟むように前記ゴム部材55を
介挿する構成より成り、前記第1実施例に比べてダンパ
ーの構成がシンプルであり、コストが低いという効果を
奏する。
【0050】上述の実施例は、説明のために例示したも
ので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0051】上述の実施例においては、一例としてダン
パーの弾性部材を構成するゴム部材を圧縮応力が作用す
る状態で用いる例について説明したが、本発明としては
それらに限定されるものでは無く、図5に示すように駆
動ロッドに連結する板状の第1部材56とコネクティン
グロッドに連結する板状の第2部材57との間に挾着さ
れたゴム部材58に引張応力が作用する状態で用いる態
様を採用することが出来るものである。
【0052】上述の第2実施例においては、一例として
前記ダンパー5が、前記ケース部材51内に配設された
前記板状部材54を挟むように前記ゴム部材55を介挿
する例について説明したが、本発明としてはそれらに限
定されるものでは無く、図6に示すようにケース部材5
1の対向内壁にゴム部材55の位置決め用の突起56を
形成するとともに、前記板状部材の面積を小さくする態
様を採用することが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例開口装置を示す正面図であ
る。
【図2】本第1実施例の係止部材を示す部分拡大図であ
る。
【図3】本第1実施例のダンパーを示す斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例開口装置のダンパーを示す
断面図である。
【図5】本発明の第1の変形例のダンパーを示す断面図
である。
【図6】本発明の第2の変形例のダンパーを示す断面図
である。
【図7】従来の第1開口装置を示す正面図である。
【図8】従来の第2開口装置を示す正面図である。
【符号の説明】
1 綜絖枠 2 駆動ロッド 3 固定ガイド 4 揺動レバー 5 ダンパー 11 係止部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 織機における消極式開口装置において,
    綜絖枠の両側に一端が固定された駆動ロッドと、 該駆動ロッドを直線的にガイドし上下動を可能にする固
    定ガイドと、 前記駆動ロッドを上下動させる揺動レバーと、 前記駆動ロッドと揺動レバーとの間に介挿され、該揺動
    レバーの揺動に応じた変形を許容するとともに前記駆動
    ロッドの上下動を可能にするダンパーとから成ることを
    特徴とする織機における開口装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記綜絖枠の両側上端に配設した係止部材によって、前
    記駆動ロッドの上端に固着されることを特徴とする織機
    における開口装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記係止部材が、前記綜絖枠の両側上端に植設したピン
    によって係止されるとともに、前記駆動ロッドの上端に
    固着されたエリメントによって構成されることを特徴と
    する織機における開口装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記係止部材が、前記エリメントが介挿され固着具によ
    って固着されるとともに、前記駆動ロッドの上端に固着
    されたクランパーによって構成されることを特徴とする
    織機における開口装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記ダンパーが、前記駆動ロッドに連結した第1部材
    と、前記揺動レバーに連結した第2部材と、該第1部材
    および第2部材との間に介挿された弾性部材とから成る
    ことを特徴とする織機における開口装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記第1部材がケース部材によって構成され、前記第2
    部材が該ケース部材内に介挿された矩形部材によって構
    成され、前記弾性部材が前記ケース部材と前記矩形部材
    との間に介挿された複数のゴム部材によって構成される
    ことを特徴とする織機における開口装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006523782A (ja) * 2003-04-17 2006-10-19 ピカノール エヌ. ヴィ. 織機を運転する方法
EP2009157A1 (de) 2007-06-26 2008-12-31 Groz-Beckert KG Schaftanschlusseinrichtung für einen Webschaft
CN102704139A (zh) * 2012-05-21 2012-10-03 广东丰凯机械股份有限公司 一种织机的开口连杆与综框连接结构

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