JPH0773095A - リストベクトル処理装置 - Google Patents
リストベクトル処理装置Info
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- JPH0773095A JPH0773095A JP21717293A JP21717293A JPH0773095A JP H0773095 A JPH0773095 A JP H0773095A JP 21717293 A JP21717293 A JP 21717293A JP 21717293 A JP21717293 A JP 21717293A JP H0773095 A JPH0773095 A JP H0773095A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 同時処理要素検出回路にアドレスチェック回
路を設け、このアドレスチェック回路において同時処理
を行なう複数の要素のメモリストアアドレスをチェック
し、メモリストアアドレスが一致するものが存在すると
き、それらのすべてに処理済みフラグを付与し、かつリ
ストベクトルの順序が最後の要素に対してのみメモリア
クセス有効フラグを付与する。 【効果】 同じメモリストアアドレスを有する要素のう
ちのリストベクトルの順序が最後の要素のみをメモリに
ストアする処理を行い、他の要素のメモリストア処理を
行わないようにすることにより、メモリアクセスの回数
を削減することが可能になるという効果があり、従って
処理性能を向上させることが可能になる。
路を設け、このアドレスチェック回路において同時処理
を行なう複数の要素のメモリストアアドレスをチェック
し、メモリストアアドレスが一致するものが存在すると
き、それらのすべてに処理済みフラグを付与し、かつリ
ストベクトルの順序が最後の要素に対してのみメモリア
クセス有効フラグを付与する。 【効果】 同じメモリストアアドレスを有する要素のう
ちのリストベクトルの順序が最後の要素のみをメモリに
ストアする処理を行い、他の要素のメモリストア処理を
行わないようにすることにより、メモリアクセスの回数
を削減することが可能になるという効果があり、従って
処理性能を向上させることが可能になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報処理装置のリストベ
クトル処理装置に関し、特にそのリストベクトルのスト
ア動作に関する。
クトル処理装置に関し、特にそのリストベクトルのスト
ア動作に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のリストベクトル処理装置の
一例を示すブロック図である。
一例を示すブロック図である。
【0003】情報処理装置のリストベクトル処理装置に
おける従来のリストベクトルのストア手段は、各要素の
並列処理を実現するため、図3に示すように、リストベ
クトルの供給源のバッフア20a〜20dから一定数
(図3の例では4個)の要素をそれぞれ対応するレジス
タ21a〜21dに各要素の順番に従って格納する。レ
ジスタ21a〜21dに格納された要素は、同時処理要
素検出回路23によって同時処理が可能な要素が検出さ
れる。同時処理可能な要素は、メモリポートの競合がな
く一度にページ変換が可能である等の条件によって決定
される。同時処理要素検出回路23において検出された
同時処理可能な要素は、各要素毎に対応して設けられて
いるメモリアクセス有効フラグ保持部24a〜24dに
メモリアクセス有効フラグがセットされる。メモリアク
セス有効フラグがセットされた要素は、同じタイミング
でそれぞれ対応するレジスタ22a〜22dに格納され
てメモリにアクセスされる。
おける従来のリストベクトルのストア手段は、各要素の
並列処理を実現するため、図3に示すように、リストベ
クトルの供給源のバッフア20a〜20dから一定数
(図3の例では4個)の要素をそれぞれ対応するレジス
タ21a〜21dに各要素の順番に従って格納する。レ
ジスタ21a〜21dに格納された要素は、同時処理要
素検出回路23によって同時処理が可能な要素が検出さ
れる。同時処理可能な要素は、メモリポートの競合がな
く一度にページ変換が可能である等の条件によって決定
される。同時処理要素検出回路23において検出された
同時処理可能な要素は、各要素毎に対応して設けられて
いるメモリアクセス有効フラグ保持部24a〜24dに
メモリアクセス有効フラグがセットされる。メモリアク
セス有効フラグがセットされた要素は、同じタイミング
でそれぞれ対応するレジスタ22a〜22dに格納され
てメモリにアクセスされる。
【0004】レジスタ21a〜21dに格納された4個
の要素のすべてが同時処理要素検出回路23によって同
時処理ができないと検出されたときは、同時処理要素検
出回路23は、信号線26によってレジスタ21a〜2
1dをホールドし、次のタイミングにおいて、同時処理
要素検出回路23によって再度同時に処理可能な要素を
検出する。このようにして、レジスタ21a〜21dに
格納したすべての要素がメモリにアクセスされるまでレ
ジスタ21a〜21dをホールドし、すべての要素がメ
モリにアクセスされたとき、バッフア20a〜20dか
ら次の一定数の要素を格納し、新たに同時に処理可能な
要素の検出を行って同様な処理を行っている。
の要素のすべてが同時処理要素検出回路23によって同
時処理ができないと検出されたときは、同時処理要素検
出回路23は、信号線26によってレジスタ21a〜2
1dをホールドし、次のタイミングにおいて、同時処理
要素検出回路23によって再度同時に処理可能な要素を
検出する。このようにして、レジスタ21a〜21dに
格納したすべての要素がメモリにアクセスされるまでレ
ジスタ21a〜21dをホールドし、すべての要素がメ
モリにアクセスされたとき、バッフア20a〜20dか
ら次の一定数の要素を格納し、新たに同時に処理可能な
要素の検出を行って同様な処理を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
リストベクトル処理装置は、リストベクトルの要素のな
かに、同一アドレスにストアする要素が複数個存在する
とき、同時処理要素検出回路は、同一アドレスの要素は
メモリポートが競合するために同時処理ができないと判
断し、別々のタイミングで処理する。このため並列処理
ができないという問題点を有している。また別々のタイ
ミングで処理するとき、メモリバンクが同一であるため
にメモリバンクの競合が発生し、前の要素の処理が終る
までメモリアクセスが中断されるため、処理性能が低下
するという問題点も有している。
リストベクトル処理装置は、リストベクトルの要素のな
かに、同一アドレスにストアする要素が複数個存在する
とき、同時処理要素検出回路は、同一アドレスの要素は
メモリポートが競合するために同時処理ができないと判
断し、別々のタイミングで処理する。このため並列処理
ができないという問題点を有している。また別々のタイ
ミングで処理するとき、メモリバンクが同一であるため
にメモリバンクの競合が発生し、前の要素の処理が終る
までメモリアクセスが中断されるため、処理性能が低下
するという問題点も有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のリストベクトル
処理装置は、複数のリストベクトルの要素をリストベク
トルの順番に従って格納し同時に読出すことが可能なバ
ッフアと、前記バッフアから読出した前記複数のリスト
ベクトルの要素を格納する第一のレジスタ群と、前記第
一のレジスタ群に格納した前記複数のリストベクトルの
要素を次のタイミングで格納する第二のレジスタ群と、
前記第一のレジスタ群に格納した前記複数のリストベク
トルの要素のうちの同時処理が可能な要素を検出する同
時処理要素検出回路と、前記第一のレジスタ群に格納し
た前記複数のリストベクトルの要素の中の同じメモリス
トアアドレスを有する要素を検出するアドレスチェック
回路と、前記第一のレジスタ群に格納した前記複数のリ
ストベクトルの要素のそれぞれに対して与えられるメモ
リアクセス有効フラグを保持するメモリアクセス有効フ
ラグ保持部と、前記第一のレジスタ群に格納した前記複
数のリストベクトルの要素のそれぞれに対して与えられ
る処理済みフラグを保持する処理済みフラグ保持部とを
備え、前記アドレスチェック回路によって前記第一のレ
ジスタ群に格納した前記複数のリストベクトルの要素の
中に同じメモリストアアドレスを有する要素が存在する
ことを検出したとき、それらのすべてに対して処理済み
フラグを与え、それらの中のリストベクトルの順番が最
終の要素に対してのみメモリアクセス有効フラグを与え
ることを含むものであり、更に、第一のレジスタ群に格
納した複数のリストベクトルの要素の中に第二のレジス
タ群に格納した複数のリストベクトルの要素のメモリス
トアアドレスと同じメモリストアアドレスを有するもの
が存在するか否かを検出する第二のアドレスチェック回
路と、前記第二のアドレスチェック回路によって検出し
た前記第一のレジスタ群の要素に対するメモリリクエス
ト有効フラグを生成してメモリリクエスト有効フラグ保
持部にセットするメモリリクエスト生成回路とを備え、
メモリアクセス有効フラグ保持部にセットされているメ
モリアクセス有効フラグと前記メモリリクエスト有効フ
ラグとの一致を調べてそれらが一致するとき前記メモリ
アクセス有効フラグをリセットすることを含むものであ
る。
処理装置は、複数のリストベクトルの要素をリストベク
トルの順番に従って格納し同時に読出すことが可能なバ
ッフアと、前記バッフアから読出した前記複数のリスト
ベクトルの要素を格納する第一のレジスタ群と、前記第
一のレジスタ群に格納した前記複数のリストベクトルの
要素を次のタイミングで格納する第二のレジスタ群と、
前記第一のレジスタ群に格納した前記複数のリストベク
トルの要素のうちの同時処理が可能な要素を検出する同
時処理要素検出回路と、前記第一のレジスタ群に格納し
た前記複数のリストベクトルの要素の中の同じメモリス
トアアドレスを有する要素を検出するアドレスチェック
回路と、前記第一のレジスタ群に格納した前記複数のリ
ストベクトルの要素のそれぞれに対して与えられるメモ
リアクセス有効フラグを保持するメモリアクセス有効フ
ラグ保持部と、前記第一のレジスタ群に格納した前記複
数のリストベクトルの要素のそれぞれに対して与えられ
る処理済みフラグを保持する処理済みフラグ保持部とを
備え、前記アドレスチェック回路によって前記第一のレ
ジスタ群に格納した前記複数のリストベクトルの要素の
中に同じメモリストアアドレスを有する要素が存在する
ことを検出したとき、それらのすべてに対して処理済み
フラグを与え、それらの中のリストベクトルの順番が最
終の要素に対してのみメモリアクセス有効フラグを与え
ることを含むものであり、更に、第一のレジスタ群に格
納した複数のリストベクトルの要素の中に第二のレジス
タ群に格納した複数のリストベクトルの要素のメモリス
トアアドレスと同じメモリストアアドレスを有するもの
が存在するか否かを検出する第二のアドレスチェック回
路と、前記第二のアドレスチェック回路によって検出し
た前記第一のレジスタ群の要素に対するメモリリクエス
ト有効フラグを生成してメモリリクエスト有効フラグ保
持部にセットするメモリリクエスト生成回路とを備え、
メモリアクセス有効フラグ保持部にセットされているメ
モリアクセス有効フラグと前記メモリリクエスト有効フ
ラグとの一致を調べてそれらが一致するとき前記メモリ
アクセス有効フラグをリセットすることを含むものであ
る。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0008】図1は本発明の第一の実施例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【0009】図1において、バッフア10a〜10d
は、リストベクトルをストアするとき、リストベクトル
の各要素をリストベクトルの順番に従って格納するバッ
フアであり、同時に4個の要素を読出すことが可能な構
成となっている。レジスタ11a〜11dは、バッフア
10a〜10dから読出された4個のリストベクトルの
要素を格納するレジスタ群である。同時処理要素検出回
路13は、レジスタ11a〜11dに格納されている各
要素のうち、同じタイミングでメモリにアクセスするこ
とができる(同時処理が可能な)要素を検出する。同時
処理が可能であるか否かは、メモリポートの競合がなく
一度にページ変換が可能である等の条件によって決定さ
れる。アドレスチェック回路13aは、レジスタ11a
〜11dに格納されている4個のリストベクトルの要素
のうちの同じメモリストアアドレスを有する要素を検出
する。レジスタ12a〜12dは、レジスタ11a〜1
1dに格納されている各要素を次のタイミングにおいて
格納するレジスタである。メモリアクセス有効フラグ保
持部14a〜14dは、同時処理要素検出回路13によ
って検出された各要素に対するメモリアクセス有効フラ
グを格納する。例えば、メモリアクセス有効フラグ保持
部14aにメモリアクセス有効フラグがセットされてい
れば、レジスタ12aのリストベクトルの要素がメモリ
のアクセスが有効となり、その要素のストアデータがメ
モリに格納される。処理済みフラグ保持部15a〜15
dは、同時処理要素検出回路13によって各要素が処理
済みであるか未処理であるかを検出されたときの処理済
みフラグを格納する。同時処理要素検出回路13は、レ
ジスタ11a〜11dに格納されている4個のリストベ
クトルの要素の中に1個でも未処理の要素があるとき
は、信号線16によってレジスタ11a〜11dに対し
てホールド指示を出してそれをホールドさせ、次のタイ
ミングにおいて、同時処理要素検出回路13は、未処理
の要素を対象として同時処理要素の検出を行う。上記の
処理は、パイプラインで処理される。
は、リストベクトルをストアするとき、リストベクトル
の各要素をリストベクトルの順番に従って格納するバッ
フアであり、同時に4個の要素を読出すことが可能な構
成となっている。レジスタ11a〜11dは、バッフア
10a〜10dから読出された4個のリストベクトルの
要素を格納するレジスタ群である。同時処理要素検出回
路13は、レジスタ11a〜11dに格納されている各
要素のうち、同じタイミングでメモリにアクセスするこ
とができる(同時処理が可能な)要素を検出する。同時
処理が可能であるか否かは、メモリポートの競合がなく
一度にページ変換が可能である等の条件によって決定さ
れる。アドレスチェック回路13aは、レジスタ11a
〜11dに格納されている4個のリストベクトルの要素
のうちの同じメモリストアアドレスを有する要素を検出
する。レジスタ12a〜12dは、レジスタ11a〜1
1dに格納されている各要素を次のタイミングにおいて
格納するレジスタである。メモリアクセス有効フラグ保
持部14a〜14dは、同時処理要素検出回路13によ
って検出された各要素に対するメモリアクセス有効フラ
グを格納する。例えば、メモリアクセス有効フラグ保持
部14aにメモリアクセス有効フラグがセットされてい
れば、レジスタ12aのリストベクトルの要素がメモリ
のアクセスが有効となり、その要素のストアデータがメ
モリに格納される。処理済みフラグ保持部15a〜15
dは、同時処理要素検出回路13によって各要素が処理
済みであるか未処理であるかを検出されたときの処理済
みフラグを格納する。同時処理要素検出回路13は、レ
ジスタ11a〜11dに格納されている4個のリストベ
クトルの要素の中に1個でも未処理の要素があるとき
は、信号線16によってレジスタ11a〜11dに対し
てホールド指示を出してそれをホールドさせ、次のタイ
ミングにおいて、同時処理要素検出回路13は、未処理
の要素を対象として同時処理要素の検出を行う。上記の
処理は、パイプラインで処理される。
【0010】リストベクトルのストア処理において、複
数の要素が同じメモリアドレスにストアデータを格納し
た場合は、最後にアクセスした要素のストアデータのみ
がそのメモリアドレスに残る。本実施例は、このことに
着目し、同じメモリアドレスの要素の中のリストベクト
ルの順序が最後の要素のみをメモリアクセスし、それ以
外の要素はメモリアクセスを縮退することによってリス
トベクトルのストア処理の高速化を図ったものである。
数の要素が同じメモリアドレスにストアデータを格納し
た場合は、最後にアクセスした要素のストアデータのみ
がそのメモリアドレスに残る。本実施例は、このことに
着目し、同じメモリアドレスの要素の中のリストベクト
ルの順序が最後の要素のみをメモリアクセスし、それ以
外の要素はメモリアクセスを縮退することによってリス
トベクトルのストア処理の高速化を図ったものである。
【0011】すなわち、従来のリストベクトル処理装置
においては、レジスタ11a〜11dに格納されている
4個のリストベクトルの要素が全て同じメモリアドレス
を有する要素である場合は、メモリポートの競合のチェ
ックによってメモリポートが同じであることが判明する
ために同時処理が不可能であり、1個ずつ4回の処理を
行う4サイクルの処理となるが、図1の実施例において
は、アドレスチェック回路13aによってレジスタ11
a〜11dに格納されている4個のリストベクトルの要
素がすべて同じメモリストアアドレスを有することが検
出されると、この4個の要素はすべてを同時処理するこ
とが可能であると判断され、1サイクルの処理となる。
においては、レジスタ11a〜11dに格納されている
4個のリストベクトルの要素が全て同じメモリアドレス
を有する要素である場合は、メモリポートの競合のチェ
ックによってメモリポートが同じであることが判明する
ために同時処理が不可能であり、1個ずつ4回の処理を
行う4サイクルの処理となるが、図1の実施例において
は、アドレスチェック回路13aによってレジスタ11
a〜11dに格納されている4個のリストベクトルの要
素がすべて同じメモリストアアドレスを有することが検
出されると、この4個の要素はすべてを同時処理するこ
とが可能であると判断され、1サイクルの処理となる。
【0012】アドレスチェック回路13aによって検出
された同じメモリストアアドレスを有する4個のリスト
ベクトルの要素は、各要素のそれぞれに対応した処理済
みフラグ保持部15a〜15dに処理済みフラグが格納
される。一方同時処理要素検出回路13は、アドレスチ
ェック回路13aによって同じメモリストアアドレスを
有する4個のリストベクトルの要素の中のリストベクト
ルの順序が最後の要素を検出し、その要素に対応するモ
リアクセス有効フラグ保持部14dにメモリアクセス有
効フラグをセットする。これにより、レジスタ11dに
格納されているの要素のストアデータがメモリにストア
される。レジスタ11a〜11cに格納されている3個
の要素は、モリアクセス有効フラグ保持部14a〜14
cにメモリアクセス有効フラグがセットされないが、対
応する処理済みフラグ保持部15a〜15cに処理済み
フラグがセットされるため、ストアデータがメモリにス
トアされないで処理が終了することになる。そしてレジ
スタ11a〜11dには次の4個のリストベクトルの要
素が格納されて次の処理が行われる。このようにして、
同じメモリストアアドレスを有する要素が複数個存在す
るとき、メモリにストアする処理を高速に行うことがで
きる。
された同じメモリストアアドレスを有する4個のリスト
ベクトルの要素は、各要素のそれぞれに対応した処理済
みフラグ保持部15a〜15dに処理済みフラグが格納
される。一方同時処理要素検出回路13は、アドレスチ
ェック回路13aによって同じメモリストアアドレスを
有する4個のリストベクトルの要素の中のリストベクト
ルの順序が最後の要素を検出し、その要素に対応するモ
リアクセス有効フラグ保持部14dにメモリアクセス有
効フラグをセットする。これにより、レジスタ11dに
格納されているの要素のストアデータがメモリにストア
される。レジスタ11a〜11cに格納されている3個
の要素は、モリアクセス有効フラグ保持部14a〜14
cにメモリアクセス有効フラグがセットされないが、対
応する処理済みフラグ保持部15a〜15cに処理済み
フラグがセットされるため、ストアデータがメモリにス
トアされないで処理が終了することになる。そしてレジ
スタ11a〜11dには次の4個のリストベクトルの要
素が格納されて次の処理が行われる。このようにして、
同じメモリストアアドレスを有する要素が複数個存在す
るとき、メモリにストアする処理を高速に行うことがで
きる。
【0013】図2は本発明の第二の実施例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【0014】図2において、バッフア30a〜30d
は、リストベクトルをストアするとき、リストベクトル
の各要素をリストベクトルの順番に従って格納するバッ
フアであり、同時に4個の要素を読出すことが可能な構
成となっている。レジスタ31a〜31dは、バッフア
30a〜30dから読出された4個のリストベクトルの
要素を格納するレジスタ群である。同時処理要素検出回
路34は、レジスタ31a〜31dに格納されている各
要素のうち、同時に処理可能な要素を検出する。アドレ
スチェック回路34aは、レジスタ31a〜31dに格
納されている4個のリストベクトルの要素のうちの同じ
メモリストアアドレスを有する要素を検出する。レジス
タ32a〜32dは、レジスタ31a〜31dに格納さ
れている各要素を次のタイミングにおいて格納するレジ
スタである。メモリアクセス有効フラグ保持部35a〜
35dは、同時処理要素検出回路34によって検出され
た各要素に対するメモリアクセス有効フラグを格納す
る。例えば、メモリアクセス有効フラグ保持部35aに
メモリアクセス有効フラグがセットされていれば、レジ
スタ32aのリストベクトルの要素がメモリのアクセス
が有効となり、その要素のストアデータがメモリに格納
される。処理済みフラグ保持部36a〜36dは、同時
処理要素検出回路34によって各要素が処理済みである
か未処理であるかを検出されたときの処理済みフラグを
格納する。同時処理要素検出回路34は、レジスタ31
a〜31dに格納されている4個のリストベクトルの要
素の中に1個でも未処理の要素があるときは、信号線4
0によってレジスタ31a〜31dに対してホールド指
示を出してそれをホールドさせ、次のタイミングにおい
て、同時処理要素検出回路34は、未処理の要素を対象
として同時処理要素の検出を行う。アドレスチェック回
路37は、レジスタ32a〜32dに格納されているリ
ストベクトルの要素とレジスタ31a〜31dに格納さ
れている後続の要素とが同じメモリストアアドレスを有
しているか否かをチェックする。メモリリクエスト生成
回路38は、同時処理要素検出回路34によってメモリ
アクセス有効フラグ保持部35a〜35dにセットされ
たメモリアクセス有効フラグと、アドレスチェック回路
37によってチェックされた同じメモリストアアドレス
を有する後続の要素との一致を調べ、それらが一致して
いるときにメモリリクエスト有効フラグを生成してメモ
リリクエスト有効フラグ保持部39a〜39dにセット
する。このメモリリクエスト有効フラグは、図1の例の
メモリアクセス有効フラグの同じ機能を有しており、メ
モリリクエスト有効フラグがセットされているメモリア
クセス有効フラグ保持部35a〜35dに対応するレジ
スタ33a〜33dに格納されている要素のストアデー
タがメモリにストアされる。
は、リストベクトルをストアするとき、リストベクトル
の各要素をリストベクトルの順番に従って格納するバッ
フアであり、同時に4個の要素を読出すことが可能な構
成となっている。レジスタ31a〜31dは、バッフア
30a〜30dから読出された4個のリストベクトルの
要素を格納するレジスタ群である。同時処理要素検出回
路34は、レジスタ31a〜31dに格納されている各
要素のうち、同時に処理可能な要素を検出する。アドレ
スチェック回路34aは、レジスタ31a〜31dに格
納されている4個のリストベクトルの要素のうちの同じ
メモリストアアドレスを有する要素を検出する。レジス
タ32a〜32dは、レジスタ31a〜31dに格納さ
れている各要素を次のタイミングにおいて格納するレジ
スタである。メモリアクセス有効フラグ保持部35a〜
35dは、同時処理要素検出回路34によって検出され
た各要素に対するメモリアクセス有効フラグを格納す
る。例えば、メモリアクセス有効フラグ保持部35aに
メモリアクセス有効フラグがセットされていれば、レジ
スタ32aのリストベクトルの要素がメモリのアクセス
が有効となり、その要素のストアデータがメモリに格納
される。処理済みフラグ保持部36a〜36dは、同時
処理要素検出回路34によって各要素が処理済みである
か未処理であるかを検出されたときの処理済みフラグを
格納する。同時処理要素検出回路34は、レジスタ31
a〜31dに格納されている4個のリストベクトルの要
素の中に1個でも未処理の要素があるときは、信号線4
0によってレジスタ31a〜31dに対してホールド指
示を出してそれをホールドさせ、次のタイミングにおい
て、同時処理要素検出回路34は、未処理の要素を対象
として同時処理要素の検出を行う。アドレスチェック回
路37は、レジスタ32a〜32dに格納されているリ
ストベクトルの要素とレジスタ31a〜31dに格納さ
れている後続の要素とが同じメモリストアアドレスを有
しているか否かをチェックする。メモリリクエスト生成
回路38は、同時処理要素検出回路34によってメモリ
アクセス有効フラグ保持部35a〜35dにセットされ
たメモリアクセス有効フラグと、アドレスチェック回路
37によってチェックされた同じメモリストアアドレス
を有する後続の要素との一致を調べ、それらが一致して
いるときにメモリリクエスト有効フラグを生成してメモ
リリクエスト有効フラグ保持部39a〜39dにセット
する。このメモリリクエスト有効フラグは、図1の例の
メモリアクセス有効フラグの同じ機能を有しており、メ
モリリクエスト有効フラグがセットされているメモリア
クセス有効フラグ保持部35a〜35dに対応するレジ
スタ33a〜33dに格納されている要素のストアデー
タがメモリにストアされる。
【0015】アドレスチェック回路34aは、レジスタ
31a〜31dに格納されている4個のリストベクトル
の要素のメモリストアアドレスが同じであるか否かを検
出する回路であり、一方、アドレスチェック回路37
は、レジスタ32a〜32dに格納されている先行の要
素とレジスタ31a〜31dに格納されている後続の要
素とのメモリストアアドレスが同じであるか否かを検出
する回路である。先行の要素のなかに後続の要素とメモ
リストアアドレスが一致するものがあったときは、後続
の要素のみをメモリアクセスすればよいため、後続の要
素の一つのメモリストアアドレスが一致する先行の要素
のメモリアクセスを抑止する。このため、同時処理要素
検出回路34によって、メモリアクセス有効フラグを生
成してメモリアクセス有効フラグ保持部35a〜35d
にセットし、メモリリクエスト生成回路38によって、
アドレスチェック回路37によって検出した後続の要素
のメモリストアアドレスと一致するメモリストアアドレ
スを有する先行の要素のメモリリクエスト有効フラグを
生成してメモリリクエスト有効フラグ保持部39a〜3
9dにセットし、メモリアクセス有効フラグとメモリリ
クエスト有効フラグとが一致するとき後続の要素のみを
メモリアクセスして先行の要素のメモリアクセスを抑止
する。このよう構成することにより、図1の実施例より
もメモリアクセスの回数を更に削減することが可能にな
る。
31a〜31dに格納されている4個のリストベクトル
の要素のメモリストアアドレスが同じであるか否かを検
出する回路であり、一方、アドレスチェック回路37
は、レジスタ32a〜32dに格納されている先行の要
素とレジスタ31a〜31dに格納されている後続の要
素とのメモリストアアドレスが同じであるか否かを検出
する回路である。先行の要素のなかに後続の要素とメモ
リストアアドレスが一致するものがあったときは、後続
の要素のみをメモリアクセスすればよいため、後続の要
素の一つのメモリストアアドレスが一致する先行の要素
のメモリアクセスを抑止する。このため、同時処理要素
検出回路34によって、メモリアクセス有効フラグを生
成してメモリアクセス有効フラグ保持部35a〜35d
にセットし、メモリリクエスト生成回路38によって、
アドレスチェック回路37によって検出した後続の要素
のメモリストアアドレスと一致するメモリストアアドレ
スを有する先行の要素のメモリリクエスト有効フラグを
生成してメモリリクエスト有効フラグ保持部39a〜3
9dにセットし、メモリアクセス有効フラグとメモリリ
クエスト有効フラグとが一致するとき後続の要素のみを
メモリアクセスして先行の要素のメモリアクセスを抑止
する。このよう構成することにより、図1の実施例より
もメモリアクセスの回数を更に削減することが可能にな
る。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のリストベ
クトル処理装置は、同時処理要素検出回路にアドレスチ
ェック回路を設け、このアドレスチェック回路において
同時処理を行なう複数の要素のメモリストアアドレスを
チェックし、メモリストアアドレスが一致するものが存
在するとき、それらのすべてに処理済みフラグを付与
し、かつリストベクトルの順序が最後の要素に対しての
みメモリアクセス有効フラグを付与することにより、同
じメモリストアアドレスを有する要素のうちのリストベ
クトルの順序が最後の要素のみをメモリにストアする処
理を行い、他の要素のメモリストア処理を行わないよう
にすることにより、メモリアクセスの回数を削減するこ
とが可能になるという効果があり、従って処理性能を向
上させることが可能になるという効果がある。
クトル処理装置は、同時処理要素検出回路にアドレスチ
ェック回路を設け、このアドレスチェック回路において
同時処理を行なう複数の要素のメモリストアアドレスを
チェックし、メモリストアアドレスが一致するものが存
在するとき、それらのすべてに処理済みフラグを付与
し、かつリストベクトルの順序が最後の要素に対しての
みメモリアクセス有効フラグを付与することにより、同
じメモリストアアドレスを有する要素のうちのリストベ
クトルの順序が最後の要素のみをメモリにストアする処
理を行い、他の要素のメモリストア処理を行わないよう
にすることにより、メモリアクセスの回数を削減するこ
とが可能になるという効果があり、従って処理性能を向
上させることが可能になるという効果がある。
【図1】本発明の第一の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】本発明の第二の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図3】従来のリストベクトル処理装置の一例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
10a〜10d バッフア 11a〜11d レジスタ 12a〜12d レジスタ 13 同時処理要素検出回路 13a アドレスチェック回路 14a〜14d メモリアクセス有効フラグ保持部 15a〜15d 処理済みフラグ保持部 16 信号線 20a〜20d バッフア 21a〜21d レジスタ 22a〜22d レジスタ 23 同時処理要素検出回路 24a〜24d メモリアクセス有効フラグ保持部 26 信号線 30a〜30d バッフア 31a〜31d レジスタ 32a〜32d レジスタ 33a〜33d レジスタ 34 同時処理要素検出回路 34a アドレスチェック回路 35a〜35d メモリアクセス有効フラグ保持部 36a〜36d 処理済みフラグ保持部 37 アドレスチェック回路 38 メモリリクエスト生成回路 39a〜39d メモリリクエスト有効フラグ保持部 40 信号線
Claims (2)
- 【請求項1】 複数のリストベクトルの要素をリストベ
クトルの順番に従って格納し同時に読出すことが可能な
バッフアと、前記バッフアから読出した前記複数のリス
トベクトルの要素を格納する第一のレジスタ群と、前記
第一のレジスタ群に格納した前記複数のリストベクトル
の要素を次のタイミングで格納する第二のレジスタ群
と、前記第一のレジスタ群に格納した前記複数のリスト
ベクトルの要素のうちの同時処理が可能な要素を検出す
る同時処理要素検出回路と、前記第一のレジスタ群に格
納した前記複数のリストベクトルの要素の中の同じメモ
リストアアドレスを有する要素を検出するアドレスチェ
ック回路と、前記第一のレジスタ群に格納した前記複数
のリストベクトルの要素のそれぞれに対して与えられる
メモリアクセス有効フラグを保持するメモリアクセス有
効フラグ保持部と、前記第一のレジスタ群に格納した前
記複数のリストベクトルの要素のそれぞれに対して与え
られる処理済みフラグを保持する処理済みフラグ保持部
とを備え、前記アドレスチェック回路によって前記第一
のレジスタ群に格納した前記複数のリストベクトルの要
素の中に同じメモリストアアドレスを有する要素が存在
することを検出したとき、それらのすべてに対して処理
済みフラグを与え、それらの中のリストベクトルの順番
が最終の要素に対してのみメモリアクセス有効フラグを
与えることを含むことを特徴とするリストベクトル処理
装置。 - 【請求項2】 第一のレジスタ群に格納した複数のリス
トベクトルの要素の中に第二のレジスタ群に格納した複
数のリストベクトルの要素のメモリストアアドレスと同
じメモリストアアドレスを有するものが存在するか否か
を検出する第二のアドレスチェック回路と、前記第二の
アドレスチェック回路によって検出した前記第一のレジ
スタ群の要素に対するメモリリクエスト有効フラグを生
成してメモリリクエスト有効フラグ保持部にセットする
メモリリクエスト生成回路とを備え、メモリアクセス有
効フラグ保持部にセットされているメモリアクセス有効
フラグと前記メモリリクエスト有効フラグとの一致を調
べてそれらが一致するとき前記メモリアクセス有効フラ
グをリセットすることを含むことを特徴とする請求項1
記載のリストベクトル処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21717293A JPH0773095A (ja) | 1993-09-01 | 1993-09-01 | リストベクトル処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21717293A JPH0773095A (ja) | 1993-09-01 | 1993-09-01 | リストベクトル処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0773095A true JPH0773095A (ja) | 1995-03-17 |
Family
ID=16699991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21717293A Pending JPH0773095A (ja) | 1993-09-01 | 1993-09-01 | リストベクトル処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0773095A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7155580B2 (en) | 2002-07-25 | 2006-12-26 | Nec Corporation | Information processing apparatus and method of controlling memory thereof |
-
1993
- 1993-09-01 JP JP21717293A patent/JPH0773095A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7155580B2 (en) | 2002-07-25 | 2006-12-26 | Nec Corporation | Information processing apparatus and method of controlling memory thereof |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010213 |