JP2000259610A - ベクトルデータ処理装置およびマルチプロセッサ構成におけるベクトルデータ処理装置のメモリクリア方式 - Google Patents

ベクトルデータ処理装置およびマルチプロセッサ構成におけるベクトルデータ処理装置のメモリクリア方式

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JP2000259610A
JP2000259610A JP11056902A JP5690299A JP2000259610A JP 2000259610 A JP2000259610 A JP 2000259610A JP 11056902 A JP11056902 A JP 11056902A JP 5690299 A JP5690299 A JP 5690299A JP 2000259610 A JP2000259610 A JP 2000259610A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ハードウェア量を増加させず既存の回路を用
いメモリクリア機能を実現し、高速に行う。 【解決手段】 レジスタ100に“8”を設定し、レジ
スタ101と102にメモリの先頭アドレス“0”を設
定し、レジスタ105に最終アドレスをセットし、レジ
スタ106にメモリクリア中を示す“1”をセットし、
レジスタ103にベクトルストアコードを設定し、レジ
スタ104にライトデータ“0”を設定し、最初の要素
のアドレス“0”とライトデータ“0”とベクトルスト
アリクエストを示すコードがメモリ装置へ送りこまれ、
所定のアドレスを0クリアする。以降の動作は、レジス
タ106の出力によりレジスタ103,104および1
00は設定値が固定されて継続して行なわれる。動作終
了は比較回路121によりレジスタ102と105の比
較により行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベクトルデータ処
理装置およびマルチプロセッサ構成におけるベクトルデ
ータ処理装置のメモリクリア方式に関し、特に、ハード
ウェア量を増加させないように既存の回路を用いてメモ
リクリア機能を実現し、かつ、高速に行うことを図った
ベクトルデータ処理装置およびマルチプロセッサ構成に
おけるベクトルデータ処理装置のメモリクリア方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】システム立ち上げ時のハードウェアの初
期化の際に、メモリを初期化する場合、メモリクリアは
一般的にCPUが逐次的にメモリに“0”を書き込むこ
とにより実現されていたが、近年メモリ容量の急増とと
もにメモリをより高速に初期化する技術が求められてい
る。
【0003】この要請に応えるために、例えば、特開平
8−161216号公報「メモリ高速クリア機能を持つ
情報処理装置」に開示されているように、CPUの負担
を軽減し高速化するために、CPUはメモリ制御部にメ
モリクリア指示を出すのみで、後はメモリ制御部にて自
動的にクリア動作を行う回路が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
8−161216号公報に開示された手法によれば、メ
モリ制御部にメモリクリア専用の回路を設けるようにし
ているため、メモリクリアのためのハードウェア量が大
きく、LSIの収容性を悪化させるという問題があっ
た。即ち、近年、LSIは高度な機能を実現するために
膨大なハードウェアを必要としているため、メモリの初
期化のように直接性能に関係しない部分の回路を最小限
に押さえることが要求されている。ところが、特開平8
−161216号公報に開示された手法では、メモリク
リアのためだけに大きなハードウェアを設けており、こ
のため、LSIの収容性を悪化させてしまう。
【0005】また、マルチプロセッサ構成の場合には、
メモリ容量もプロセッサ台数と共に増加するため、1台
のプロセッサでメモリクリアを行う場合、メモリ容量が
増加すればするほど、クリア時間も増加するという問題
がある。
【0006】従って、本発明の目的は、ハードウェア量
を増加させないように既存の回路を用いてメモリクリア
機能を実現し、かつ、高速に行うことができるベクトル
データ処理装置およびマルチプロセッサ構成におけるベ
クトルデータ処理装置のメモリクリア方式を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、ベクトルデータの各要素間の距離データ
を保持するベクトル要素間距離データ保持手段と、アク
セスするメモリ装置のスタートアドレスを保持するスタ
ートアドレス保持手段と、スタートアドレスとベクトル
要素間の距離データを加算する加算手段と、加算により
生成された次のベクトル要素のアドレスを保持する生成
アドレス保持手段と、メモリ装置へ書き込むためのライ
トデータを保持するライトデータ保持手段と、メモリ装
置へのベクトルストア命令のリクエストコードを保持す
るリクエストコード保持手段と、所定の情報あるいはデ
ータを保持するか否かを選択するための選択手段と、所
定の情報あるいはデータを保持させるためのフラグを保
持するフラグ保持手段と、メモリ装置のメモリクリアの
ための制御を行なうメモリクリア制御手段と、メモリク
リアの終了を検出するメモリクリア終了検出手段と、を
備えたことを特徴とするベクトルデータ処理装置を提供
するものである。
【0008】以上の構成において、メモリクリア終了検
出手段は、全てのメモリ装置の容量値を保持するための
メモリ容量値保持手段と、生成アドレス保持手段が保持
する次のベクトル要素のアドレスとを比較する比較手段
とを有することが望ましい。この場合、メモリ容量値保
持手段は、メモリクリアの対象となるメモリ装置の最終
アドレスを保持していることが望ましい。
【0009】また、メモリクリア終了検出手段は、次の
ベクトル要素のアドレスと最終アドレスとが一致したと
き、メモリクリアが終了したことを検出することが望ま
しい。
【0010】また、メモリクリア終了検出手段は、メモ
リクリア制御手段が算出するメモリクリアリクエストの
回数を設定するメモリクリアリクエスト回数設定手段
と、メモリクリアリクエストにより設定された回数を減
算する減算手段とを有し、減算結果が0になったときメ
モリクリアが終了したことを検出することが望ましい。
【0011】更に、フラグ保持手段は、保持するフラグ
の出力によりベクトル要素間距離,リクエストコードお
よびライトデータをメモリクリア中に保持させることが
望ましい。
【0012】また、本発明は、上記の目的を達成するた
め、ベクトルデータ処理装置を複数備え、それぞれがメ
モリ装置を共有可能に構成されるマルチプロセッサ構成
におけるベクトルデータ処理装置のメモリクリア方式で
あって、ベクトル要素間距離データ保持手段が保持する
ベクトルデータの各要素間の距離データとスタートアド
レス保持手段が保持するスタートアドレスとを、ベクト
ルデータ処理装置毎に変更することを特徴とするマルチ
プロセッサ構成におけるベクトルデータ処理装置のメモ
リクリア方式を提供するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の実施の形態によるベクト
ルデータ処理装置の回路構成を示す図である。図に示す
ように、この回路は、ベクトル要素間の距離を保持する
レジスタ100と、ベクトルストア命令がアクセスする
メモリのスタートアドレスを保持するレジスタ101
と、生成されたアドレスを保持するレジスタ102と、
メモリへのリクエストコードを保持するレジスタ103
と、メモリへ書き込むためのライトデータを保持するレ
ジスタ104と、全メモリ容量値を保持するためのレジ
スタ105と、メモリクリア中であることを示すための
フラグを保持するレジスタ106と、リクエスト制御部
(図示せず)から送られてくる情報かあるいは自分自身
のデータをホールドするかを選択するためのセレクタ1
07,108,109,110と、レジスタ100が保
持するベクトル要素間の距離とレジスタ101が保持す
るスタートアドレスとを加算するアドレス加算器120
と、メモリクリアが終了したことを検出し、診断制御部
(図示せず)に報告するための比較回路121と、から
構成されている。
【0015】以上の構成において、レジスタ100,レ
ジスタ101,レジスタ102およびアドレス加算器1
20は、ベクトルストア時のアドレス生成を行う。レジ
スタ103とレジスタ104は、ベクトルストア命令の
制御を行う。レジスタ106は、保持するフラグの出力
によりレジスタ100,103,104をホールドす
る。また、セレクタ107,108,109,110
は、メモリクリア中はレジスタ106の出力により自分
自身のデータをホールドするように制御される。
【0016】これらの回路によって、診断制御部(図示
せず)から各レジスタに初期値を設定したら、後は自動
的にメモリクリアを実行し、メモリクリアが終了したら
診断制御部(図示せず)に報告する。
【0017】図2は、図1の回路を組み込む前のベクト
ルストア命令を実行するための回路を示す図である。図
1と比較すると、図1の点線で囲ったレジスタ105と
106および比較回路の121がないことがわかる。こ
れらの回路は、ベクトル型コンピュータであればベクト
ルストア命令を実現するために通常備えている回路であ
る。
【0018】以下、図2を用いてベクトルストア命令の
処理について説明する。レジスタ200は要素間距離を
保持するレジスタであり、これはベクトルデータの要素
1つ1つが何バイト離れてメモリ上に存在するかを示す
ものである。レジスタ201は先頭要素のアドレスを保
持し、レジスタ201に保持されている先頭要素のアド
レスとレジスタ200に保持されている要素間距離とが
加算器220によって加算され、次の要素のアドレスが
生成される。つまり、先頭要素のアドレスは要素間距離
を加算する必要がないため、レジスタ200には“0”
の値が設定され、次の要素からは要素間距離が設定され
ることになる。これらはセレクタ207により制御され
る。
【0019】レジスタ201は、先頭要素時にはリクエ
スト制御部(図示せず)から送られてきた先頭アドレス
が設定されるが、次の要素からは、加算器220の出力
を取り込むことになる。これはセレクタ208により制
御される。これらレジスタ200と201を制御するこ
とにより、ベクトル要素のアドレスを順次生成すること
が可能となる。
【0020】レジスタ203は、リクエスト制御部(図
示せず)から送られてくるベクトルストアであることを
示すコードを保持し、セレクタ209によりベクトルス
トア命令の間はこのコードを保持し続ける。レジスタ2
04はリクエスト制御部(図示せず)より送られてくる
ライトデータを保持するレジスタで、同じデータを書き
込む場合にはセレクタ210を用いてデータを保持し続
けることができる。
【0021】次に、図1を参照しながら、本発明による
メモリクリアの動作について説明する。レジスタ100
は、この回路で処理する要素番号間の距離を保持し、本
実施の形態では、要素1つの幅を8B(バイト)とする
と、次の要素までの距離は8Bとなるため、“8”がレ
ジスタ100に設定される。レジスタ101と102に
はメモリの先頭アドレス“0”が設定される。
【0022】また、同時にレジスタ105にはクリア対
象の最終アドレスがセットされ、レジスタ106にはメ
モリクリア中であることを示す“1”がセットされ、レ
ジスタ103にはベクトルストアを示すコードが設定さ
れ、レジスタ104にはライトデータである“0”が設
定される。これらの初期設定は診断制御部(図示せず)
から設定される。
【0023】その後、クロックが印可されると、最初の
要素のアドレスである“0”とライトデータ“0”とベ
クトルストアリクエストを示すコードがメモリ装置へ送
りこまれ、所定のアドレスを0クリアする。次のタイミ
ングでは、レジスタ100と101の出力から加算器1
20によって生成された次の要素のアドレスがレジスタ
102にセットされ、レジスタ103と104はレジス
タ106の出力によりホールドされているため、次の要
素のアドレスに先頭アドレス時と同じコードとデータが
メモリ装置に出力される。
【0024】レジスタ100は、レジスタ106の出力
によりホールドされているため8Bという値をいつまで
も保持し続けることになる。この動作を繰り返し行うこ
とによりメモリを順次初期化していく。メモリクリアの
終了は比較回路121により102の出力とレジスタ1
05の終了アドレスが一致したことで行い、その旨を診
断制御部(図示せず)に報告する。診断制御部(図示せ
ず)はこれを受け取ると、メモリクリアが終了したこと
を判断し、システム立ち上げの次の行程へと処理を進め
ることになる。
【0025】このように、メモリをクリアするために、
アドレスレジスタやアドレス生成回路などの回路を追加
しなくても、既存の回路を使用し、最小限の回路を追加
するだけで、高速なメモリクリアを実現することが可能
となる。
【0026】次に、マルチプロセッサ時のメモリクリア
方法について説明する。なお、その説明の前に、ベクト
ルプロセッサで構成されたマルチプロセッサシステムに
ついて説明する。
【0027】通常、ベクトルプロセッサは複数の要素を
同時に処理できるように構成されている。従って、図2
で示した回路を複数備えていることになる。この時、各
回路に割り当てられる要素番号もインターリーブ方式と
なっており、例えば、ベクトルストア制御回路(以下、
VSTという)が0〜3の4つ存在する時には、VST
0には要素番号0,4,8,12・・・と4n(nは0
以上の整数)として表され、VST1は1,5,9,1
3・・・と4n+1、VST2は2,6,10,14・
・・と4n+2、VST3は3,7,11,15・・・
と4n+3として表すことができる。
【0028】同様にしてメモリ装置の中で分割されたバ
ンク構成もこれと同じ考え方でインターリーブされる。
従って、1つのベクトルストア命令では各プロセッサは
ある特定の互いに競合しないバンクしかアクセスしない
ことになる。
【0029】図3は本実施の形態で用いるシステム構成
を示し、ベクトル型プロセッサ4台とインターリーブさ
れたバンク構成を持つ4台のメモリ装置とをインターコ
ネクションネットワークで接続したシステムである。
【0030】プロセッサ内部には、図1で示した本発明
による回路を付加したVST0〜3が存在し、各プロセ
ッサで同時に4つの要素を同時に処理することができる
構成となっている。メモリ装置の方は、1つのメモリ装
置の内部を4つのバンクに分けて制御を行っている。メ
モリ装置内には、プロセッサ4台から送られてきたリク
エストをメモリ装置内の0〜3のどのバンクにでもアク
セスが可能なようにクロスバを備えている。
【0031】図4は、この各プロセッサのVST0〜3
に割り当てられる要素番号を示す図である。前述したよ
うに、バンク構成を持つ4台のメモリ装置は4つのプロ
セッサでインターリーブされるているので、プロセッサ
0のVST0は、0,16,32,48・・・という要
素番号が割り当てられ、16nという式で表される。同
じように、プロセッサ0のVST1は、1,17,3
3,49・・・というように16n+1の式で表される
ことになる。
【0032】図5は、メモリ装置の各バンクにどの要素
が割り付けられるかを示す図である。要素は0番から2
55番までの要素であり、インターリーブ方式で割り付
けてある。これによると、バンク0は16の倍数の要素
番号しか割り付けられておらず、バンク1は16n+1
(nは0以上の整数)となり、バンク2は16n+2と
なり、バンク15は16n+15となっていることがわ
かる。
【0033】図6は、各プロセッサのVST回路がアク
セスするバンク番号を示す図である。これはプロセッサ
0のVST0はメモリ装置0のバンク0しかアクセスし
ないことを示し、また他のVST回路も特定のバンクし
かアクセスしないことを示している。これを図1を用い
て説明すると、プロセッサ0のVST0はレジスタ10
1と102に設定するスタートアドレスは“0”にし、
レジスタ100に設定する要素間距離は16要素×8B
=128Bを設定すれば、最初のメモリクリアリクエス
トは要素番号0、次のメモリクリアリクエストは128
B離れた要素番号16になり、その次のリクエストは更
に128B離れた要素番号32になる。従って、メモリ
装置0のバンク0のみをアクセスすることになる。
【0034】また、例えば、プロセッサ1のVST0
は、レジスタ101と102に設定するスタートアドレ
スは要素番号1の“8”にし、レジスタ100に設定す
る要素間距離は16要素×8B=128Bを設定すれ
ば、最初のメモリクリアリクエストは要素番号1、次の
メモリクリアリクエストは128B離れた要素番号17
になり、その次のリクエストは更に128B離れた要素
番号33になる。よって、メモリ装置1のバンク1しか
アクセスしないことになる。
【0035】このように、複数のプロセッサでメモリを
共有するような場合でも、VST回路がアクセスするバ
ンクが特定のバンクとなるため、要素間距離を保持する
レジスタ100の値とアドレスを保持するレジスタ10
1,102のスタートアドレスをプロセッサ毎に変える
ことにより、プロセッサ間の競合を発生させずに複数の
プロセッサから同時にメモリクリアを行えるため、メモ
リクリアを高速に実行できる。
【0036】なお、上記の実施の形態において、メモリ
クリアの終了を判定するために、レジスタ105に最終
アドレスを設定し、これとレジスタ102の値とを比較
回路で比較し、レジスタ105の最終アドレスとレジス
タ102の値とが一致したときにメモリクリアの終了を
判定しているが、この判定は最終アドレスによるもので
なくともよい。例えば、メモリはその容量によってメモ
リクリアリクエストの回数が異なるが、このメモリクリ
アリクエストの回数を診断制御部で算出し、その値をレ
ジスタ105に設定し、減算器(図示せず)によりカウ
ントダウンした結果が“0”になった場合に終了を判断
するようにしてもよい。この場合には、比較回路は不要
になる。
【0037】また、本発明による回路をプロセッサ内の
全てのVST回路に付加しているが、これはどれか1つ
に設定するだけでも十分である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明のベクトル
データ処理装置によれば、ベクトルデータの各要素間の
距離データを保持するベクトル要素間距離データ保持手
段と、アクセスするメモリ装置のスタートアドレスを保
持するスタートアドレス保持手段と、スタートアドレス
とベクトル要素間の距離データを加算する加算手段と、
加算により生成された次のベクトル要素のアドレスを保
持する生成アドレス保持手段と、メモリ装置へ書き込む
ためのライトデータを保持するライトデータ保持手段
と、メモリ装置へのベクトルストア命令のリクエストコ
ードを保持するリクエストコード保持手段と、所定の情
報あるいはデータを保持するか否かを選択するための選
択手段と、所定の情報あるいはデータを保持させるため
のフラグを保持するフラグ保持手段と、メモリ装置のメ
モリクリアのための制御を行なうメモリクリア制御手段
と、メモリクリアの終了を検出するメモリクリア終了検
出手段と、を備えるようにしたので、もともと備えられ
ている回路を利用して、最小限の回路を追加するだけ
で、メモリクリア機能が実現できる。
【0039】また、本発明のマルチプロセッサ構成にお
けるベクトルデータ処理装置のメモリクリア方式によれ
ば、ベクトル要素間距離データ保持手段が保持するベク
トルデータの各要素間の距離データとスタートアドレス
保持手段が保持するスタートアドレスとを、ベクトルデ
ータ処理装置毎に変更するようにしたので、マルチプロ
セッサ構成においてメモリ容量が増加しても、あらかじ
め設定しておくスタートアドレスと要素間距離を調整す
るだけで、高速にクリアを実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるベクトルデータ処理
装置の回路構成を示す図である。
【図2】本発明の回路を組み込む前のベクトルストア命
令を実行するための回路を示す図である。
【図3】本実施の形態で用いるシステム構成を示す図で
ある。
【図4】各プロセッサのベクトルストア制御回路に割り
当てられる要素番号を示す図である。
【図5】メモリ装置の各バンクにどの要素が割り付けら
れるかを示す図である。
【図6】各プロセッサのVST回路がアクセスするバン
ク番号を示す図である。
【符号の説明】
100,101,102,103,104,105,1
06 レジスタ 107,108,109,110 セレクタ 120 アドレス加算器 121 比較回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベクトルデータの各要素間の距離データ
    を保持するベクトル要素間距離データ保持手段と、 アクセスするメモリ装置のスタートアドレスを保持する
    スタートアドレス保持手段と、 前記スタートアドレスと前記ベクトル要素間の距離デー
    タを加算する加算手段と、 前記加算により生成された次のベクトル要素のアドレス
    を保持する生成アドレス保持手段と、 前記メモリ装置へ書き込むためのライトデータを保持す
    るライトデータ保持手段と、 前記メモリ装置への前記ベクトルストア命令のリクエス
    トコードを保持するリクエストコード保持手段と、 所定の情報あるいはデータを保持するか否かを選択する
    ための選択手段と、 所定の情報あるいはデータを保持させるためのフラグを
    保持するフラグ保持手段と、 前記メモリ装置のメモリクリアのための制御を行なうメ
    モリクリア制御手段と、 前記メモリクリアの終了を検出するメモリクリア終了検
    出手段と、 を備えたことを特徴とするベクトルデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記メモリクリア終了検出手段は、全て
    のメモリ装置の容量値を保持するためのメモリ容量値保
    持手段と、前記生成アドレス保持手段が保持する次のベ
    クトル要素のアドレスとを比較する比較手段とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のベクトルデータ処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記メモリ容量値保持手段は、前記メモ
    リクリアの対象となる前記メモリ装置の最終アドレスを
    保持していることを特徴とする請求項2に記載のベクト
    ルデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記メモリクリア終了検出手段は、前記
    次のベクトル要素のアドレスと前記最終アドレスとが一
    致したとき、前記メモリクリアが終了したことを検出す
    ることを特徴とする請求項1,2または3に記載のベク
    トルデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記メモリクリア終了検出手段は、前記
    メモリクリア制御手段が算出するメモリクリアリクエス
    トの回数を設定するメモリクリアリクエスト回数設定手
    段と、前記メモリクリアリクエストにより前記設定され
    た回数を減算する減算手段とを有し、前記減算結果が0
    になったとき前記メモリクリアが終了したことを検出す
    ることを特徴とする請求項1に記載のベクトルデータ処
    理装置。
  6. 【請求項6】 前記フラグ保持手段は、前記保持するフ
    ラグの出力により前記ベクトル要素間距離,前記リクエ
    ストコードおよび前記ライトデータを前記メモリクリア
    中に保持させることを特徴とする請求項1に記載のベク
    トルデータ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記ベクトルデータ処理装置を複数備
    え、それぞれが前記メモリ装置を共有可能に構成される
    マルチプロセッサ構成におけるベクトルデータ処理装置
    のメモリクリア方式であって、前記ベクトル要素間距離
    データ保持手段が保持する前記ベクトルデータの各要素
    間の距離データと前記スタートアドレス保持手段が保持
    する前記スタートアドレスとを、前記ベクトルデータ処
    理装置毎に変更することを特徴とするマルチプロセッサ
    構成におけるベクトルデータ処理装置のメモリクリア方
    式。
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