JPH0771920B2 - 支持高さ可変式ウエビング支持装置 - Google Patents

支持高さ可変式ウエビング支持装置

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JPH0771920B2
JPH0771920B2 JP63101539A JP10153988A JPH0771920B2 JP H0771920 B2 JPH0771920 B2 JP H0771920B2 JP 63101539 A JP63101539 A JP 63101539A JP 10153988 A JP10153988 A JP 10153988A JP H0771920 B2 JPH0771920 B2 JP H0771920B2
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webbing
hole
slider
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敏男 行田
光明 勝野
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Tokai Rika Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Tokai Rika Co Ltd
Toyota Motor Corp
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/18Anchoring devices
    • B60R22/20Anchoring devices adjustable in position, e.g. in height
    • B60R22/201Anchoring devices adjustable in position, e.g. in height with the belt anchor connected to a slider movable in a vehicle-mounted track
    • B60R22/202Anchoring devices adjustable in position, e.g. in height with the belt anchor connected to a slider movable in a vehicle-mounted track the slider comprising spring-actuated locking means
    • B60R22/203Anchoring devices adjustable in position, e.g. in height with the belt anchor connected to a slider movable in a vehicle-mounted track the slider comprising spring-actuated locking means the locking means being movably mounted on the slider

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両に装備されるシートベルト装置に用いら
れ、乗員の体格等に応じて支持高さを変化させることが
できる支持高さ可変式ウエビング支持装置に関する。
〔従来の技術〕
この種のウエビング支持装置は、ウエビングが連続式と
された三点式シートベルト装置に用いられており、シヨ
ルダウエビング部分の上端となるウエビング長手方向中
間部分が折返し支持されるスリツプジヨイントを上下方
向へ移動可能な構成としている。
このようなウエビング支持装置として、車体へ取り付け
られたガイドレールに案内されて上下方向へ移動可能に
移動部材を設け、この移動部材に上記スリツプジヨイン
トを取り付ける構成が考えられている。そして、前記移
動部材は前記ガイドレールの上下方向複数位置の夫々
で、拘束手段を介して下方への移動を阻止された状態に
ガイドレールに拘束されるようになっている。この拘束
状態は移動部材に設けられた操作手段を操作することで
解除されて移動部材の高さ位置を変化させることができ
る(例えば、実公昭60−40370号、公表特許昭58−50158
6号)。
しかしながら、移動部材にはウエビング巻取装置の巻取
荷重や自身及びスリツプジヨイント等の重量が作用して
いるので、拘束状態が解除されると同時にガイドレール
に沿って下方へ移動しようとする性質を有している。
このため、特にウエビング支持高さを低くしようとする
場合に、移動部材に所定の位置で停止させることができ
ず、移動部材が操作者の意に反して下方への移動限まで
移動してしまうことがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記に鑑み、ウエビングを支持しガイドレール
に案内されて上下方向へ移動可能な移動部材が、ガイド
レールの上下方向複数位置の夫々で下方への移動を阻止
されるように拘束手段を介してガイドレールに拘束され
る支持高さ可変式ウエビング支持装置において、ウエビ
ングの支持高さを低くするために移動部材を下方へ移動
させる際に、移動部材を移動前の拘束位置の下方に隣り
合う拘束位置で確実に停止させることができるようにす
ることを課題としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る支持高さ可変式ウエビング支持装置では、
車体に支持されるガイドレールと、ウエビングを支持し
ガイドレールに案内されて上下方向へ移動可能な移動部
材と、移動部材に変位可能に設けられガイドレールの上
下方向複数位置の夫々でガイドレールと係合して下方へ
の移動を阻止するように移動部材をガイドレールに拘束
する拘束手段と、移動部材に変位可能に設けられ変位操
作されて拘束手段による移動部材の拘束状態を解除する
操作手段と、移動部材に変位可能に設けられ操作手段の
前記変位操作で変位して下方へ移動する移動部材を前記
複数の拘束位置のうち隣接する次の拘束位置との間の中
間位置で停止させるようにガイドレールと係合する係止
手段と、を備えた構成としている。
〔作用〕
上記構成になる本発明では、移動部材の拘束状態を解除
するために操作手段を操作することで停止手段が変位
し、停止手段はガイドレールと係合して、下方へ移動す
る移動部材を移動前の拘束位置の下方に隣り合う拘束位
置との間の中間位置で停止させる。停止手段は操作手段
が変位操作されている限りはこの状態を維持する。操作
手段の変位操作が終了すると移動部材は下方へ移動可能
となり、下方へ移動して今度は拘束手段により下方への
移動を拘束される。
〔実施例〕
第1図及び第2図には本発明になる支持高さ可変式ウエ
ビング支持装置の第1実施例が示されている。
このウエビング支持装置は、ガイドレール10が長手方向
を上下方向として、上端部及び下端部がボルト12を介し
て車室内においてセンタピラー等に締結されることで、
車体へ支持されるようになっている。ガイドレール10は
鋼板からなり、センタピラー等の車体パネル面に当接す
る基部14と、基部14の両端部から直角に屈曲されて延出
して互いに対向する1対の脚部16と、脚部16の両端部か
ら互いに他方の脚部16の端部へ向けて直角に屈曲されて
延出する一対のフランジ部18とを備えた断面略コ字形に
形成されている。
基部14には長手方向へ延びる凹部15が形成されており、
凹部15には長手方向に沿って複数の貫通孔20が穿設され
ている。最上部の貫通孔20は円形断面とされ、それ以外
の貫通孔20は下半分が最上部の貫通孔20の径寸法と等し
い半円断面で上半分が矩形断面とされている。この貫通
孔20の矩形断面部の上縁は凹部15の他の面から陥凹して
おり、これにより傾斜面22が形成されている。
このガイドレール10には樹脂製のカバー24が取り付けら
れている。カバー24は上端部に形成されたフツク部26が
凹部15の上端部に穿設された矩形状の貫通孔28に嵌入封
止され、下端部に形成されたピン部27が凹部15の下端部
に穿設された貫通孔30に嵌着されることで、凹部15に嵌
合した状態で基部14に固定されている。カバー24には前
記貫通孔20及び傾斜面22に対応する内面形状を有する有
底の位置決め孔32が形成されている。
移動部材としてのスライダ34は、メインブロツク36と、
シユー38と、サドル40とが面接状態で皿小ねじ42を介し
て締結されて構成されている。皿小ねじ42はカバープレ
ート44も面接状態で共に締結している。シユー38は樹脂
製で、幅方向の両端部には長手方向へ延びる溝部46が形
成されている。この溝部46には前記ガイドレール10のフ
ランジ部18が相対摺動可能に嵌合している。メインブロ
ツク36は鋼製で、ガイドレール10の内方空間に位置し、
幅方向端部がシユー38を間に介在させてフランジ部18に
対向している。これにより、メインブロツク36は第1図
矢印A方向に作用する荷重をフランジ部18を介してガイ
ドレール10に支持させることができる。サドル40は鋼板
からなり、ガイドレール10の外方に位置し、幅方向両端
部に形成されたフランジ部48がガイドレール10の脚部16
に僅かに離間した状態で対向している。
なお、サドル40とシユー38とは打出突起50が位置決め孔
52に嵌合することで位置決めされている。また、カバー
プレート44とサドル40とはピン部51が位置決め孔53に嵌
合されるとともに、舌片部55が溝部57に嵌入することで
位置決めされている。サドル40に形成された膨出部59は
カバープレート44に形成された貫通孔61内に進入してい
る。
この構成により、スライダ34はシユー38がフランジ部18
に対して摺動することで、ガイドレール10に案内されて
上下方向へ移動可能となっている。
拘束手段としてのロツクピン54はスライダ34に支持さ
れ、ロツクピン54には小径軸部56と、大径軸部58と、フ
ランジ部60とが軸線を一致させて形成されている。大径
軸部58はメインブロツク36に形成された貫通孔62に僅か
な離間を有して嵌合し、シユー38に形成された貫通孔49
内に位置するフランジ部60が貫通孔62の周囲でメインブ
ロツク36に当接した第1図の状態では貫通孔62を貫通し
てスライダ34の外方へ突出し、前記位置決め孔32内に進
入するようになっている。
小径軸部56には圧縮コイルばねからなるリターンスプリ
ング64が巻装されている。リターンスプリング64は一端
がフランジ部60に支持され、他端がサドル40に形成され
た前記膨出部59の裏側に形成される凹部66の底部に支持
されて、ロツクピン54を第1図矢印B方向へ付勢してい
る。小径軸部56はフランジ部60の近傍を除いては、円の
一部を直線的に切り欠いた如きの一様の断面形状とされ
ている。サドル40に形成された前記膨出部59の中央部に
は、小径軸部56の断面形状に対応した貫通孔68が穿設さ
れており、小径軸部56はこの貫通孔68を貫通してスライ
ダ34の外方へ突出している。これにより、小径軸部56は
回転が阻止されることになる。小径軸部56の先端部には
スライダ34の軸方向に沿って延びる貫通孔71が穿設され
ている。
停止手段としてのストツパピン72はロツクピン54の上方
でスライダ34に支持され、ストツパピン72には円断面軸
部74と矩形断面軸部76とフランジ部78とが軸線を一致さ
せて形成されている。矩形断面軸部76は円の両端を直線
的に切り欠いて形成された如きの略矩形断面とされてい
る。シユー38には突部80が形成されており、突部80はメ
インブロツク36に穿設された貫通孔81内に位置してい
る。この突部80の中央部には矩形断面軸部76の断面形状
に対応した形状の貫通孔82が形成されている。シユー38
には突部80が形成された面の反対側の面に突部80と軸線
を一致させて突部80よりも大径の凹部84が形成されてお
り、貫通孔82はこの凹部84の底部に開口している。矩形
断面軸部76は貫通孔82に僅かな隙間を有して嵌合してい
る。
サドル40には凹部84に対向して略同径の貫通孔86が穿設
され、カバープレート44には貫通孔86に対向して円断面
軸部74よりは大径でフランジ部78よりは小径の貫通孔88
が形成されている。ストツパピン72はフランジ部78が貫
通孔88の周囲でカバープレート44に当接している第1図
の状態では、矩形断面軸部76の先端部がスライダ34から
僅かに突出しているがカバー24とは上下方向に重なり合
わないので、スライダ34の上下方向移動を妨げることは
ないが、この状態から第1図矢印B方向へさらに突出す
ると、カバー24と重なり合う状態となってスライダ34の
上下方向移動を妨げることができるようになる。また、
この第1図の状態では円断面軸部74は貫通孔88を貫通し
て突出している。矩形断面軸部76には圧縮コイルばねか
らなるリターンスプリング90が巻装されており、一端が
凹部84の底部に支持され、他端がフランジ部78に支持さ
れて、ストツパピン72を第1図矢印A方向へ付勢してい
る。
なお、矩形断面軸部76先端部は先端面がカバー24の位置
決め孔32の傾斜面と平行する形状とされ、円断面軸部74
の先端部は球面形状とされている。
操作手段としての操作ボタン94は、カバープレート44の
表面に突設されて互に平行して上下方向へ延びる一対の
案内突起92に案内されて上下方向へ移動可能となってい
る。この操作ボタン94には、前記ロツクピン54及びスト
ツパピン72が連係されている。
即ち、操作ボタン94にはロツクピン54に対応する部位に
中空部96が形成されており、この中空部96の両側に位置
する一対の側壁98の夫々に互いに対向して直角三角形状
の貫通孔100が形成されている。一方、ロツクピン54に
は小径軸部56に穿設された貫通孔71にピン102の中間部
が嵌着されており、このピン102の両端部が貫通孔100の
周囲縁部の斜辺面104に対向している。第1図の状態で
は、ピン102の両端部は短辺面106側の斜辺面104端部に
位置している。
従って、この第1図の状態から操作ボタン94を下方へ移
動させれば、ピン102は相対的に斜辺面104を昇り上がる
ことになるので、ピン102は第1図矢印A方向へ移動す
ることになり、ロツクピン54はリターンスプリング64の
付勢力に抗して第1図矢印A方向へ移動する。ピン102
の両端部が長辺面108側の斜辺面104端部に位置した状態
では、ロツクピン54は大径軸部58がカバー24の位置決め
孔32から完全に抜け出しており、ロツクピン54がスライ
ダ34の上下方向移動を妨げることはない。
操作ボタン94は下端部に形成された突起部110には圧縮
コイルばねからなるリターンスプリング112の上端部が
巻装され、このリターンスプリング112の上端が突起部1
10の基部の周囲面に支持されている。このリターンスプ
リング112の下端部は、カバープレート44の表面に突設
された舌片部114にさらに突設された突起部116に巻装さ
れ、下端が舌片部114に支持されている。これにより、
操作ボタン94はリターンスプリング112により上方に向
けて付勢されているので、下方への移動操作はリターン
スプリング112の付勢力に抗してなされ、上方へはリタ
ーンスプリング112の付勢力で移動されることになる。
操作ボタン94の上昇限及び下降限は短辺面106及び長辺
面108が夫々ピン102の両端部に当接した時の位置とな
る。
また、操作ボタン94にはストツパピン72に対応する部位
に円断面軸部74との当接面118が形成されている。この
当接面118はカバープレート44の表面と平行な平行面120
と、カバープレート44の表面に対して傾斜する傾斜面12
2とからなり、第1図の状態では円断面軸部74の先端部
は平行面120に当接している。この第1図の状態から操
作ボタン94が下方へ移動されると、円断面軸部74の先端
部が傾斜面122に押圧されて第1図矢印B方向へ移動す
る。これにより、ストツパピン72はリターンスプリング
90の付勢力に抗して第1図矢印B方向へ移動する。
ストツパピン72は前述のようにロツクピン54がスライダ
34の上下方向移動を妨げない位置まで第1図矢印A方向
へ移動した状態では、矩形断面軸部76が位置決め孔32内
においてカバー24と上下方向に重なり合う位置まで第1
図矢印B方向へ突出してきている。
なお、操作ボタン94には図示しないキヤツプカパーが冠
着され、このキヤツプカバーは操作ボタン94の全体を覆
うとともにリターンスプリング112をも覆って隠蔽する
ようになっている。
スライダ34には段付ボルト124を介してスリツプジヨイ
ント126が取り付けられている。段付ボルト124はカバー
プレート44に形成された貫通孔128及びサドル40に形成
されたバーリング孔130を通って、メインブロツク36に
突設される凸部132の中央部に形成された螺子孔134に螺
着されている。前記バーリング孔130のフランジ部及び
凸部132は、シユー38に形成された貫通孔136の内方へ位
置している。スリツプジヨイント126は段付ボルト124の
筒部に回動可能に軸支されている。また、段付ボルト12
4の筒部にはスリツプジヨイント126とサドル40との間に
平ワツシヤからなるスペーサ138が支持されていて、ス
リツプジヨイント126をカバープレート44の表面から離
隔させている。
スリツプジヨイント126には長孔140にウエビング142が
挿通されて、ウエビング142の長手方向中間部を折返し
状態で摺動可能に支持するようになっている。ウエビン
グ142はスリツプジヨイント126での折返し部がシヨルダ
ウエビング部144の上端となり、ウエビング142には図示
しないウエビング巻取装置により第1図矢印C方向に巻
取荷重が作用している。
次に本実施例の作用を説明する。
第1図の状態からウエビング142の支持高さを低くする
ためには、操作ボタン94がリターンスプリング112の付
勢力に抗して下方へ移動される。操作ボタン94が操作さ
れて下方へ移動されると、ロツクピン54は矢印A方向へ
移動して位置決め孔32から抜き出される。ロツクピン54
が位置決め孔32から抜き出されると同時に、スライダ34
は自身やスリツプジヨイント126等の重量や図示しない
ウエビング巻取装置の巻取荷重により下方へ向けて移動
を開始する。
一方、操作ボタン94が上記のように移動されると、スト
ツパピン72はロツクピン54とは逆に矢印B方向へ移動
し、ロツクピン54が位置決め孔32から抜き出された時点
では、位置決め孔32の内方へ進入している。従って、下
方へ移動を開始したスライダ34は、第3図に示されるよ
うに、ストツパピン72が位置決め孔32の下部壁に当接す
ることで、それ以上の下方への移動が阻止される。
ここで、操作ボタン94の操作を終了すると、操作ボタン
94はリターンスプリング112に付勢されて上方へ移動す
る。操作ボタン94が上方へ移動すると、ストツパピン72
はリターンスプリング94に付勢されて矢印A方向へ移動
して位置決め孔32から抜け出される。ストツパピン72が
位置決め孔32から抜け出されると同時に、スライダ34は
前記同様に巻取荷重等の作用で下方へ向けて移動を開始
する。
一方、操作ボタン94が上記のように移動すると、ロツク
ピン54はストツパピン72とは逆にリターンスプリング64
に付勢されて矢印B方向へ移動し、ストツパピン72が位
置決め孔32から抜け出された時点では、位置決め孔32の
内方へ進入している。従って、下方へ移動を開始したス
ライダ34は第1図の状態と同様に、ロツクピン54が位置
決め孔32の下部壁に当接することで、それ以上の下方へ
の移動が阻止される。この状態が、ウエビング142の支
持高さが一段低くされた状態である。さらに支持高さを
低くする場合には上記同様の操作を必要なだけ繰り返せ
ば良い。
このように、ウエビング142の支持高さを低くする場合
には、スライダ34は必ず下方に隣り合う次の段で停止す
るので、操作者の意に反して下方へ移動し過ぎてしまう
ことはない。
ウエビング142の支持高さを高くする場合には、操作ボ
タン94が上方へ移動される。この場合、操作ボタン94は
カバープレート44に対して上昇限に位置しているので、
カバープレート44に対して相対移動することはなく、ス
ライダ34はピン102及びロツクピン54を介して操作ボタ
ン94とともに上方へ移動する。この際、ロツクピン54は
大径軸部58の先端部が位置決め孔32の傾斜面に押圧され
ることで、リターンスプリング64の付勢力に抗して矢印
A方向へ移動し、上方の位置決め孔32に対応した位置で
リターンスプリング64に付勢されて矢印B方向へ移動し
て位置決め孔32の内方へ進入する。
ウエビング142の支持高さが最も高くなっている状態で
は、ロツクピン54は最上段の位置決め孔32内に進入して
いる。最上段の位置決め孔32には傾斜面が設けられてい
ないので、通常はこれより上方へスライダ34を移動する
ことはできない。
なお、上記実施例ではスライダ34を上方へ移動する場合
には、ピン102を介して操作ボタン94の短辺面106でスラ
イダ34に作用している荷重を支持する構造としたが、カ
バープレート44に操作ボタン94の上昇限を規制するスト
ツパ手段を設け、このストツパ手段との当接部で前記荷
重を支持する構造とすることができる。
第4図には本発明の第2実施例が示されている。
この実施例が前記第1実施例と相異するのは、ストツパ
ピン72がロツクピン54の下方に設けられており、ストツ
パピン72の当接面118が操作ボタン94の下端部側に設け
られていることであり、他の構造は基本的に同一であ
る。
この実施例では作用も基本的に前記第1実施例と同様で
ある。しかしながら、前記第1実施例ではストツパピン
72はそれまでロツクピン54が位置していた位置決め孔32
に進入してスライダ34の下方への移動を阻止するように
なっているのに対し、本実施例では第5図に示されるよ
うにストツパピン72はロツクピン54が移動しようとする
位置の位置決め孔32に進入してスライダ34の下方への移
動を阻止するようになっている。
第6図及び第7図には本発明の第3実施例が示されてい
る。
この実施例では停止手段が前記第1及び第2実施例と基
本的に相異しており、前記実施例のストツパピン72に代
えて、ストツパプレート150が用いられている。ストツ
パプレート150は門形形状とされ、スライダ34に矢印
A、B方向へ移動可能に取り付けられるとともに、板ば
ねからなるリターンスプリング152により矢印A方向へ
付勢されている。
一方、ガイドレール10にはフランジ部18に切欠154が形
成されている。この切欠154は各位置決め孔32に対応し
た位置関係に設定されている。ストツパプレート150は
両脚部156が、互いに対向する一対の切欠154へ進入可能
となっている。ストツパプレート150は基部158に突設さ
れた突部160が操作ボタン94に形成された当接面118と押
圧当接して矢印A方向への移動が制限されている。
ストツパプレート150は操作ボタン94が操作されていな
い第6図の状態では、矢印A方向への移動限に位置して
おり、この状態では脚部156は切欠154内に進入していな
い。この状態からウエビング支持高さを低くするため
に、操作ボタン94が下方へ移動されると、当接面118が
リターンスプリング152の付勢力に抗してストツパプレ
ート150を押圧し矢印B方向へ移動させる。ロツクピン5
4が位置決め孔32から抜け出した状態では、脚部156は切
欠154内に進入しており、脚部156が切欠154の側端縁に
当接するとスライダ34の下方への移動が阻止される。
操作ボタン94の操作を終了すると、ストツパプレート15
0はリターンスプリング152に付勢されて矢印A方向へ移
動し、脚部156が切欠154内から退出するが、この時点で
はロツクピン54は位置決め孔32の内方へ進入しているの
で、前記実施例と同様にスライダ34は必ず下方に隣り合
う次の段で停止することになる。
第8図及び第9図には本発明の第4実施例が示されてい
る。
この実施例では停止手段が前記第3実施例のストツパプ
レート150に代えて、一対のL形のストツパ金具162によ
って構成されている。ストツパ金具162はスライダ34に
第9図矢印方向へ移動可能に取り付けられている。ま
た、操作ボタン94には前記第1乃至第3実施例の当接面
118に代えて、テーパ状の舌片164が形成されている。前
記ストツパ金具162は舌片164の両端部に夫々位置し、リ
ターンスプリング166に付勢されて舌片164を押圧挟持し
ている。
一対のストツパ金具162は操作ボタン94が操作されてい
ない状態では、隔離距離が最小となっているが、操作ボ
タン94が操作されると舌片164によってリターンスプリ
ングの付勢力に抗して移動されて離隔距離を増大してゆ
く。そして、ガイドレール10のフランジ部18に形成され
た切欠154に進入してスライダ34の下方への移動を阻止
するようになっている。ストツパ金具162の切欠154への
進入・退出の時期は前記第3実施例と同様である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明になる支持高さ可変式ウエビ
ング支持装置では、ウエビングの支持高さを低くするた
めに移動部材を下方へ移動させる際に、移動部材を移動
前の拘束位置の下方に隣り合う拘束位置で確実に停止さ
せることができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明になる支持高さ可変式ウエビング支持装
置の第1実施例を示す断面図、第2図は第1図の分解斜
視図、第3図は第1実施例の作動を第1図に対応して示
す断面図、第4図は本発明の第2実施例を第1図に対応
して示す断面図、第5図は第2実施例の作動を第4図に
対応して示す断面図、第6図は本発明の第3実施例を第
1図に対応して示す断面図、第7図は第3実施例の要部
を示す分概略視図、第8図は本発明の第4実施例を第1
図に対応して示す断面図、第9図は第4実施例の要部を
示す概略斜視図である。 10……ガイドレール、 32……位置決め孔、 34……スライダ、 54……ロツクピン、 72……ストツパピン、 94……操作ボタン、 126……スリツプジヨイント、 142……ウエビング、 150……ストツパプレート、 162……ストツパ金具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉浦 元信 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−121149(JP,A) 実開 昭61−25258(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に支持されるガイドレールと、ウエビ
    ングを支持しガイドレールに案内されて上下方向へ移動
    可能な移動部材と、移動部材に変位可能に設けられガイ
    ドレールの上下方向複数位置の夫々でガイドレールと係
    合して下方への移動を阻止するように移動部材をガイド
    レールに拘束する拘束手段と、移動部材に変位可能に設
    けられ変位操作されて拘束手段による移動部材の拘束状
    態を解除する操作手段と、移動部材に変位可能に設けら
    れ操作手段の前記変位操作で変位して下方へ移動する移
    動部材を前記複数の拘束位置のうち隣接する次の拘束位
    置との間の中間位置で停止させるようにガイドレールと
    係合する係止手段と、を備えたことを特徴とする支持高
    さ可変式ウエビング支持装置。
JP63101539A 1988-04-25 1988-04-25 支持高さ可変式ウエビング支持装置 Expired - Lifetime JPH0771920B2 (ja)

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