JPH0771416B2 - 田植機の車高検出装置 - Google Patents

田植機の車高検出装置

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JPH0771416B2
JPH0771416B2 JP61291122A JP29112286A JPH0771416B2 JP H0771416 B2 JPH0771416 B2 JP H0771416B2 JP 61291122 A JP61291122 A JP 61291122A JP 29112286 A JP29112286 A JP 29112286A JP H0771416 B2 JPH0771416 B2 JP H0771416B2
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JP
Japan
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clutch
lever
operating
main clutch
sliding
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JP61291122A
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JPS63141510A (ja
Inventor
秀樹 松岡
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Original Assignee
Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、田植機の車高検出装置に関する。
(ロ)従来の技術 従来、歩行型田植機は、耕盤の変化に応じて車輪を油圧
等により昇降させて機体が安定して走行するように構成
されている。しかしながら歩行型田植機は前バランスに
構成されているため、圃場において苗補給等に際し、作
業者がハンドルから手を離すとセンサーフロートが泥中
に沈下し、車輪が降下して機体がさらに前傾するため、
植付面をフロートの沈み込みによって荒らしてしまうと
いう欠点があり、この欠点を解決するために実公昭60−
36009号公報に示されているように、主クラッチの切り
操作に連係して車輪降下側への切換弁の切換えだけを阻
止する牽制機構を設けたものが考案されている。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記の牽制機構では、車輪の降下作動時
しか作用しないので機体の降下作動時には無効であり、
また主クラッチが操作された時、油圧弁等が車輪降下作
動側に切換えられていると、これを中立位置に戻す必要
があるが、この油圧弁はセンサーロッドと連結されてお
り、同弁を中立位置に戻すには、大きな力を要し、この
力が主クラッチの操作力に加わるため、主クラッチの操
作に大きな力を要するという欠点があり、また、上記油
圧弁をセンサーフロートと関係なく作動させるには、油
圧弁と同フロートとの間に緩衝機構を介設する必要が生
じ構造が複雑になるという欠点があった。
そこで、特公昭60−2109号公報に見られるように、動力
伝達用クラッチの断接とローリング制御の断接を連動さ
せた田植機があるが、これは、センサーフロートからの
作動伝達を断接するものではなく、動力伝達用クラッチ
と連動した抑制ワイヤーの緊張によって、センサーフロ
ートの自由な上下動を抑制するようにしたもので、これ
には極めて大きな操作力を要するので、動力伝達用クラ
ッチの操作が重くなるという難点がある。
また、実開昭61−105417号公報に見られるものも、セン
サーフロートからの作動伝達を断接するものではなく、
植付クラッチ操作部材に、水平用油圧シリンダのローリ
ング制御動作を阻止するロック部材(ローリング規制ピ
ン)の抜き差しを連動させたものであり、油圧シリンダ
が一定位置にないときは、ロック部材(ローリング規制
ピン)が挿入不能になり、また、同シリンダが付勢され
ているときには、ロック部材(ローリング規制ピン)を
引抜くのに極めて大きな操作力を要するという難点があ
る。
(ニ)問題点を解決するための手段 この発明では、機体と、圃場の植付面を滑動するセンサ
ーフロートとの間に介設した機体の高さ検出作動伝達経
路中に、同作動伝達を断接するように構成したクラッチ
を介設し、同クラッチを、エンジンから機体各部に伝達
される動力の断接を行う主クラッチを操作する主クラッ
チ操作レバーと連結して、同レバーの操作によりクラッ
チを作動せしめるべく構成し、クラッチは、高さ検出作
動を伝達する枢軸を左右枢軸に分割し、一方の枢軸に、
同枢軸を挿通した略ピン形状の固定爪体を設け、他方の
枢軸に、固定爪体方向に開口した略V字形状の係合開口
部を形成した略筒状の摺動爪体を摺動自在に外嵌して固
定爪体方向にバネ付勢すると共に、主クラッチ操作レバ
ーと連動連結したワイヤーによって摺動爪体を固定爪体
から離隔可能としたことを特徴とする田植機の車高検出
装置を提供せんとするものである。
(ホ)作用・効果 この発明によれば、主クラッチを切換操作すると同時
に、センサーフロートと走行機体間の検出作動伝達経路
中のクラッチが切れて、同フロートを遊動状態にして、
同フロートからの油圧弁等への作動が伝達されなくなる
ため、同油圧弁等がフリーとなり、車輪降下作動側又
は、上昇側に切換えられていても、自動的に同弁が中立
位置に戻り、機体の上動のみならず下動も停止して機体
が安定し、主クラッチの操作が容易になると共に、前記
の緩衝機構を必要とせず構造が簡単になるという効果が
ある。
また、固定爪体と摺動爪体とが、相対的係合位置からず
れていても、バネの付勢によって、略ピン形状の固定爪
体が、略V字形状の係合開口部最奥部の係止位置に誘導
されて、遊びがなく、かつ、安定して係止されることに
なり、センサーフロートの上下動を正確に油圧弁に伝達
することができる。
また、主クラッチ操作レバーの操作には、検出作動伝達
経路中のクラッチの操作力も加わるが、同クラッチ切断
のための操作力だけであるため小さな力が加わるだけで
あり、同レバー操作を容易に行うことができる。
また、センサーフロートから過大な力が作用した場合に
は、固定爪体が略V字形状の係合開口部の傾斜面(31
c)上を滑り、摺動爪体が摺動して作動伝達が断たれる
ので、左枢軸に連動連結したや油圧弁等の損傷を防止す
ることができる。
(ヘ)実施例 本発明の実施例を図面にもとづき詳説すれば、第1図は
走行型の田植機(A)を示す側面図であり、第2図は同
平面図を示す。
機体(1)の前部には原動機部(2)を搭載し、その後
方にミッション部(3)を設けており、ミッション部
(3)からは真後にシャフトケース(4)を突設すると
共に、同ミッション部(3)の左右側からは別途略L字
状の左右伝動軸ケース(5)(5′)を伸延している。
シャフトケース(4)の後端には、植付ミツシヨンケー
ス(6)が連設されており、同植付ミツシヨンケース
(6)には、植付フレーム(7)基端が連設され、同植
付フレーム(7)は後上方へ伸延形成されて、上端にハ
ンドル(8)を取付け、中途部に苗載台支持フレーム
(9)を介して四条分の苗マットが載置可能な前低後高
の苗載台(10)を連設している。
植付ミツシヨンケース(6)には、四条分の植付爪のう
ち、内側二条分の内側左右植付爪(11)(11′)が回動
自在に設けられている。
更には、ミッション部(3)の左右側に連設した左右伝
動軸ケース(5)(5′)は、ミッション部(3)から
左右外側へ水平に突出した左右水平張出しケース(12)
(12′)と、各水平張出しケース(12)(12′)の先端
より後方向に連設した左右長手ケース(13)(13′)と
より構成されており、左右長手ケース(13)(13′)の
後端には、左右植付ギヤケース(14)(14′)を連設
し、同ギヤケース(14)(14′)には、四条分の植付爪
のうち最外側の二条分の外側左右植付爪(15)(15′)
が連設されている。
(16)(16′)は、ミッション部(3)の左右に連動連
設したスイングケースであり、(17)(17′)は、スイ
ングケース(16)(16′)に連設した左右車輪であり、
(18)(18′)はサイドフロート、(19)はセンサーフ
ロートを示す。
特に、本発明では、センサーフロート(19)と、油圧シ
リンダー(20)を制御するための油圧弁との間に第3図
にて示すように、枢軸(23)及び同軸(23)に一端を固
着し、他端を同フロート(19)の前部に枢着した揺動棹
(24)よりなる検出作動伝達経路(R)を介設して、同
経路(R)を介しセンサーフロート(19)の上下動を同
枢軸(23)で検知し、同枢軸(23)の一端に連設した伝
達レバー(28)及びワイヤー(22)を介し油圧弁に伝達
して、同油圧弁と連通した油圧シリンダー(20)を作動
させ左右車輪(17)(17′)を上下動させるように構成
しており、枢軸(23)に検出作動の伝達を断接するため
のクラッチ(25)を介設して同クラッチ(25)をワイヤ
ー(26)を介してハンドル(8)に連設した主クラッチ
操作レバー(27)と連動させている。
上記クラッチ(25)は、第4図で示すように、枢軸(2
3)を略中央で左右枢軸(29)(29′)に分割して、こ
の分割部分に固体爪体(30)及び摺動爪体(31)を配設
して、摺動爪体(31)を固体爪体(30)方向にバネ(3
2)付勢しており、ワイヤー(26)を介して伝達された
主クラッチ操作レバー(27)からの操作力により、同ク
ラッチ(25)の検出作動伝達を切断するように構成して
いる。
特に、固体爪体(30)を、前記分割部分に近接して右枢
軸(29′)を挿通した略ピン形状に形成し、摺動爪体
(31)を略筒状に形成して左枢軸(29)に摺動自在に外
嵌させ、右側端に固体爪体(30)方向に開口した略V字
形状の係合開口部(31a)を形成している。
かかる構成によって、固体爪体(30)と摺動爪体(31)
とが、相対的係合位置からずれていても、バネ(32)の
付勢によって、略ピン形状の固体爪体(30)が、略V字
形状の係合開口部(31a)最奥部の係止位置(31b)に誘
導されて、遊びがなく、かつ、安定して係止されること
になり、センサーフロート(19)の上下動を正確に油圧
弁に伝達することができる。
そして、主クラッチ操作レバー(27)を切操作すると、
エンジンから機体各部の動力伝達が切断されると同時
に、検出作動伝達経路(R)中のクラッチ(25)が切断
されてセンサーフロート(19)と油圧弁の両方がフリー
となり、油圧弁は中立位置に戻って左右車輪(17)(1
7′)の上下作動を停止させて機体(1)の上下動を停
止させるので、前記したフロートの沈み込みに伴う植付
面の荒れが防止される。
特に、主クラッチ操作レバー(27)の操作には、検出作
動伝達経路(R)中のクラッチ(25)の操作力も加わる
が、同クラッチ(25)切断のための操作力だけであるた
め小さな力が加わるだけであり、同レバー操作を容易に
行うことができる。
また、センサーフロート(19)から過大な力が作用した
場合には、固体爪体(30)が略V字形状の係合開口部
(31a)の傾斜面(31c)上を滑り、摺動爪体(31)が摺
動して作動伝達が断たれるので、左枢軸(29)に連動連
結した(22)や油圧弁等の損傷を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による車高検出装置を有する田植機の
全体側面図。 第2図は、同平面図。 第3図は、検出作動伝達経路の説明図。 第4図は、同経路中のクラッチの説明図。 (A):田植機 (R):検出作動伝達経路 (1):機体 (19):センサーフロート (23):枢軸 (25):クラッチ (26):ワイヤー (27):主クラッチ操作レバー (29):左枢軸 (29′):右枢軸 (30):固体爪体 (31a):係合開口部 (31):摺動爪体 (32):バネ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体(1)と、圃場の植付面(21)を滑動
    するセンサーフロート(19)との間に介設した機体
    (1)の高さ検出作動伝達経路(R)中に、同作動伝達
    を断接するように構成したクラッチ(25)を介設し、同
    クラッチ(25)を、エンジンから機体各部に伝達される
    動力の断接を行う主クラッチを操作する主クラッチ操作
    レバー(27)と連結して、同レバー(27)の操作により
    クラッチ(25)を作動せしめるべく構成し、クラッチ
    (25)は、高さ検出作動を伝達する枢軸(23)を左右枢
    軸(29)(29′)に分割し、一方の枢軸(29′)に、同
    枢軸(29′)を挿通した略ピン形状の固定爪体(30)を
    設け、他方の枢軸(29)に、固定爪体(30)方向に開口
    した略V字形状の係合開口部(31a)を形成した略筒状
    の摺動爪体(31)を摺動自在に外嵌して固定爪体(30)
    方向にバネ(32)付勢すると共に、主クラッチ操作レバ
    ー(27)と連動連結したワイヤー(26)によって摺動爪
    体(31)を固定爪体(30)から離隔可能としたことを特
    徴とする田植機の車高検出装置。
JP61291122A 1986-12-05 1986-12-05 田植機の車高検出装置 Expired - Lifetime JPH0771416B2 (ja)

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JPS63141510A JPS63141510A (ja) 1988-06-14
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011087536A (ja) * 2009-10-23 2011-05-06 Yanmar Co Ltd 歩行型田植機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS602109A (ja) * 1983-06-19 1985-01-08 井関農機株式会社 田植機の傾斜制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0323044Y2 (ja) * 1984-12-19 1991-05-20

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