JPH0771357B2 - コンデンサマイクロホン出力回路 - Google Patents

コンデンサマイクロホン出力回路

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JPH0771357B2
JPH0771357B2 JP16760786A JP16760786A JPH0771357B2 JP H0771357 B2 JPH0771357 B2 JP H0771357B2 JP 16760786 A JP16760786 A JP 16760786A JP 16760786 A JP16760786 A JP 16760786A JP H0771357 B2 JPH0771357 B2 JP H0771357B2
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JP
Japan
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circuit
fet
condenser microphone
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constant voltage
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治 遠藤
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株式会社オ−デイオテクニカ
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、コンデンサマイクロホン出力回路に係り、
特に雑音の発生を抑え安定に動作するコンデンサマイク
ロホン出力回路に関するものである。
[発明の技術的背景] 従来、コンデンサマイクロホン・ユニット(以下、CMU
と記す。)を用いて音波を電気信号として得る回路とし
ては以下に示すものがある。
(1)その一例として第5図に示すように、CMU1の成極
電圧をDC−DCコンバータ2で供給する方法がある。この
回路の場合、CMU1の一端とDC−DCコンバータ2の出力と
の間に高抵抗3が接続されており、この接続点よりCMU1
の信号がカップリングコンデンサ4を介してFET5に入力
するようになっている。このFET5には通常J−FETが用
いられており、J−FETの入力インピーダンスを高くす
るため、バイアス回路に高抵抗6が入れてある。
(2)また、第6図に示すように、CMU1の成極電圧をFE
T5のソース電位により供給するものがある。この回路の
場合、高抵抗6が成極電圧供給用およびFET5の入力イン
ピーダンスを高くするために共用されている。
しかしながら、上記(1)の回路にあっては、2個の高
抵抗を使用している点で問題がある。即ち、高抵抗の数
量が多いほど雑音が大きくなるからである。更に、この
回路では高抵抗の表面リークによる不安定要素、DC−DC
コンバータの不安定性等によっても雑音を生じ、低雑
音、高安定度のマイクロホン出力回路を得ることが困難
であった。
上記(2)の回路にあっては、一般的なバイアス回路で
は電源電圧、抵抗値、FETのバラツキにより安定したソ
ース電位が得られない。そこで、FETのソース回路に定
電圧ダイオードを用いることが考えられるが、定電圧ダ
イオードの雑音が大きく、逆にデメリットになってしま
うと言う問題点があった。また、この回路は高抵抗の数
量を減らし、カップリング・コンデンサを除いたが、一
定した成極電圧を得ることができず、低雑音化が困難で
あった。更に、この回路はソース電位を電源電圧に対し
てあまり低く設定すると、感度不足になってしまうとい
う問題点も含んでいる。
[発明の目的] この発明は上記問題点に鑑みなされたもであり、その目
的は低雑音、高安定度のコンデンサマイクロホン出力回
路を提供することにある。
[発明の構成] 上記目的を達成するために、この発明はコンデンサマイ
クロホン・ユニットから出力される信号をFETによって
インピーダンス変換して出力するコンデンサマイクロホ
ン出力回路において、定電圧を出力する定電圧回路と、
この定電圧を動作電圧としてコンデサマイクロホン・ユ
ニットに供給すると共にバイアス電圧としてFETに印加
する高抵抗とを具備し、上記信号をFETのゲートに入力
するようにしたものである。
[実 施 例] 以下、この発明の実施例を図面にもとづいて説明する。
第1図はこの発明のコンデンサマイクロホン出力回路の
一実施例を示す回路図である。
図において、10は定電圧回路であり、この定電圧回路10
から出力される定電圧は高抵抗11を介してCMU12の一端
及びFET13(例えば、J−FET)のゲート端子に印加され
ている。CMU12の他端は共通線L1(接地)に接続されて
いる。FET13のソース端子はソース抵抗14を介して共通
線L1に接続され、ドレイン端子は共通線L2(ドレイン電
源線)に接続されている。これにより、FET13にはバイ
アス電圧が印加されることになり、FET13はCMU12の容量
変化にもとずいてインピーダンス変換した信号を出力す
る。即ち、この回路はソース接地回路を構成している。
このFET13のソース端子から出力される信号はコンデン
サ15を介して変成器16に出力され、次段機器にマッチン
グした信号に変換され、出力端子17より出力される。な
お、FET13は増幅型等であってもよい。
次に、上記コンデンサマイクロホン出力回路の動作を説
明する。先ず、定電圧回路10から出力される定電圧がCM
U12に供給され、更にFET13のバイアス電圧として印加さ
れた状態において、CMU12は入力する音波に対応して静
電容量変化の信号をFET13のゲート端子に出力する。す
ると、FET13のソース端子にはインピーダンス変換され
た電気信号が出力される。なお、FET13が増幅型である
場合には、その電気信号が更に増幅されて出力されるこ
とになる。この電気信号は変成器16により他の機器とマ
ッチングする信号に変換され、出力端子17から出力され
る。ここで、上記実施例の回路による雑音レベルと第5
図の従来の回路による雑音レベルとを第3図および第4
図に示す。これらのグラフは、1/3オクターブ・バンド
・レベルの実測データを表している。この図の比較によ
り明らかなように、本考案の回路は雑音が低減されてい
る。特に、これは100から2000Hz間で顕著である。
このように、このコンデンサマイクロホン出力回路は、
カップリング・コンデンサを必要とせず、しかも高抵抗
が一個で済むので、雑音をおさえることができ、安定し
た出力を得ることができる。
第2図はこの発明の他の実施例を示すコンデンサマイク
ロホン出力回路である。なお、図中第1図と同一部分に
は同一符号を付し、重複説明を省略する。図において、
20は定電圧回路であるが上記実施例と異なり、この定電
圧回路20は高・低2種類の定電圧を出力する。この低定
電圧は高抵抗11を介してCMU12の一端及びFET13のゲート
端子に入力し、高定電圧はCMU12の他端に入力してい
る。FET13のドレイン端子は抵抗21を介して共通線L3
(ドレイン電源線)に接続し、ソース端子は抵抗22を介
して共通線L4(接地)に接続されている。これにより、
FET13にはバイアス電圧が印加され、FET13はCMU12の容
量変化にもとずいてインピーダンス変換した信号を出力
する。即ち、この実施例の回路は前実施例の変形であ
り、変形ソース接地回路を構成している。このFET13の
ドレイン端子から出力される信号はコンデンサ15を介し
て変成器16に出力され、出力端子17より他の機器に出力
されるようになっている。
従って、この実施例の場合、FET13のソース電位を低く
設定することができ、インピーダンス変換回路(FET1
3)を増幅型あるいは平衡出力型としても電圧に余裕が
得られ、しかもダイナミック・レンジの大きい信号がFE
T13のドレイン端子から得られる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明をコンデンサマイクロホ
ン出力回路によれば、定電圧回路の定電圧が高抵抗を介
してCMUに動作電圧として供給されると共にFETにバイア
ス電圧として印加されるようにしたので、カップリング
・コンデンサを必要とせず、しかも一個の高抵抗で済
み、雑音を低減させることができ、かつ回路を高安定に
保持することができると言う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すコンデンサマイクロ
ホン出力回路の回路図、第2図はこの発明の他の実施例
を示す回路図、第3図は第1図に示した回路の雑音レベ
ルを示すグラフ、第4図は従来回路の雑音レベルを示す
図、第5図および第6図は従来のコンデンサマイクロホ
ン出力回路の回路図である。 図中、10,20は定電圧回路、11は高抵抗、12はCMU(コン
デンサマイクロホン・ユニット)、13はFETである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンデンサマイクロホン・ユニットから出
    力される信号をFETによってインピーダンス変換して出
    力するコンデンサマイクロホン出力回路において、 定電圧を出力する定電圧回路と、 該定電圧を動作電圧として前記コンデサマイクロホン・
    ユニットに供給すると共にバイアス電圧として前記FET
    に印加する高抵抗とを具備し、 前記信号をFETのゲートに入力するようにしたことを特
    徴とするコンデンサマイクロホン出力回路。
JP16760786A 1986-07-16 1986-07-16 コンデンサマイクロホン出力回路 Expired - Lifetime JPH0771357B2 (ja)

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CN100581032C (zh) * 2003-12-01 2010-01-13 音频专用集成电路公司 具有电压泵的麦克风
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