JPH0770520A - 粘着性発泡組成物、それを用いた感圧粘着体及びその製造方法 - Google Patents
粘着性発泡組成物、それを用いた感圧粘着体及びその製造方法Info
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- JPH0770520A JPH0770520A JP21885193A JP21885193A JPH0770520A JP H0770520 A JPH0770520 A JP H0770520A JP 21885193 A JP21885193 A JP 21885193A JP 21885193 A JP21885193 A JP 21885193A JP H0770520 A JPH0770520 A JP H0770520A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 平均粒子径が1μm未満の粘着性粒子と、発
泡剤と、バインダー及び/又は充填剤とを含有する粘着
性発泡組成物。これをシート状、テープ状又は塊状に発
泡成形した感圧粘着体及びその製造方法に関する。 【効果】 本発明の粘着性発泡体は、有機溶剤を用いず
に製造でき、シート状、テープ状又は塊状に発泡成形し
て感圧粘着体を作製することができ、得られた粘着体
は、柔軟性、クッション性、緩衝性に優れ、布面等の粗
面に対する接着性に優れ、かつバランスがとれた凝集力
と接着力を有する。
泡剤と、バインダー及び/又は充填剤とを含有する粘着
性発泡組成物。これをシート状、テープ状又は塊状に発
泡成形した感圧粘着体及びその製造方法に関する。 【効果】 本発明の粘着性発泡体は、有機溶剤を用いず
に製造でき、シート状、テープ状又は塊状に発泡成形し
て感圧粘着体を作製することができ、得られた粘着体
は、柔軟性、クッション性、緩衝性に優れ、布面等の粗
面に対する接着性に優れ、かつバランスがとれた凝集力
と接着力を有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粘着性発泡組成物、そ
れを用いた感圧粘着体及びその製造方法に関する。
れを用いた感圧粘着体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、紙、木、プラスチック等を固
定するのに、簡便に使用でき、初期接着力が大きいとい
う理由から、感圧接着テープが汎用されている。このよ
うな感圧接着テープの製法としては、通常、下塗り処理
を施した基材フィルム上に、粘着剤組成物を有機溶剤に
溶解したものを塗布し、ついでそれを乾燥する方法が採
用されている。しかしながら、このような溶剤塗工法
は、乾燥工程で多量の溶剤を除去しなければならないの
で、長い乾燥ゾーン及び溶剤の回収設備を設けなければ
ならないという欠点があり、火災防止及び生産コストの
低減を図るためには望ましい方法とはいえず、さらに作
業者が溶剤中毒になる恐れがあるという欠点があった。
定するのに、簡便に使用でき、初期接着力が大きいとい
う理由から、感圧接着テープが汎用されている。このよ
うな感圧接着テープの製法としては、通常、下塗り処理
を施した基材フィルム上に、粘着剤組成物を有機溶剤に
溶解したものを塗布し、ついでそれを乾燥する方法が採
用されている。しかしながら、このような溶剤塗工法
は、乾燥工程で多量の溶剤を除去しなければならないの
で、長い乾燥ゾーン及び溶剤の回収設備を設けなければ
ならないという欠点があり、火災防止及び生産コストの
低減を図るためには望ましい方法とはいえず、さらに作
業者が溶剤中毒になる恐れがあるという欠点があった。
【0003】そこで、有機溶媒を用いなくとも塗工でき
るものとして、水分散型感圧接着剤が注目されている
が、この感圧接着剤は、水を媒体とするために、ベース
ポリマーと架橋剤が均一になりにくく、安定した凝集力
と粘着力を得ることができないという欠点があった。ま
た、有機溶媒を用いない塗工法として、いわゆる熱溶融
塗工法が知られている。しかしながら、この方法では、
溶融粘度が高い高粘度粘着剤を用いるので、塗工が困難
になるので好ましくなく、したがって、この方法により
得られた感圧接着剤は凝集力が不十分であるとともに、
基材と粘着剤との接着力が弱く、基材に下塗り処理を施
さなければならないという欠点があった。
るものとして、水分散型感圧接着剤が注目されている
が、この感圧接着剤は、水を媒体とするために、ベース
ポリマーと架橋剤が均一になりにくく、安定した凝集力
と粘着力を得ることができないという欠点があった。ま
た、有機溶媒を用いない塗工法として、いわゆる熱溶融
塗工法が知られている。しかしながら、この方法では、
溶融粘度が高い高粘度粘着剤を用いるので、塗工が困難
になるので好ましくなく、したがって、この方法により
得られた感圧接着剤は凝集力が不十分であるとともに、
基材と粘着剤との接着力が弱く、基材に下塗り処理を施
さなければならないという欠点があった。
【0004】本出願人は、先にこのような欠点を解決す
る手段として、有機溶剤を用いずに、平均粒子径が1μ
m未満の粘着性粒子とバインダー及び/または充填剤を
含有し、安定した凝集力と接着力を有する粘着性組成物
を開発した(特開平4−110377号公報)。しかし
ながら、この粘着性組成物は、布面等の粗面に感圧接着
する粘着体として使用する場合には、クッション性や緩
衝性に乏しく、また接着性が劣るなどの欠点があった。
る手段として、有機溶剤を用いずに、平均粒子径が1μ
m未満の粘着性粒子とバインダー及び/または充填剤を
含有し、安定した凝集力と接着力を有する粘着性組成物
を開発した(特開平4−110377号公報)。しかし
ながら、この粘着性組成物は、布面等の粗面に感圧接着
する粘着体として使用する場合には、クッション性や緩
衝性に乏しく、また接着性が劣るなどの欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、有機
溶剤を用いずに、柔軟性、クッション性、緩衝性に優
れ、布面等の粗面に対する接着性に優れ、かつ安定した
凝集力と接着力を有する粘着性発泡組成物、それを用い
た粘着体及びその粘着体の製造方法を提供することにあ
る。
溶剤を用いずに、柔軟性、クッション性、緩衝性に優
れ、布面等の粗面に対する接着性に優れ、かつ安定した
凝集力と接着力を有する粘着性発泡組成物、それを用い
た粘着体及びその粘着体の製造方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1は、平均粒
子径が1μm未満の粘着性粒子と、発泡剤と、バインダ
ー及び/又は充填剤とを含有する粘着性発泡組成物であ
る。本発明の第2は、前記粘着性発泡組成物をシート
状、テープ状又は塊状に発泡成形した感圧粘着体であ
る。本発明の第3は、平均粒子径が1μm未満の粘着性
粒子を含有するラテックスから分散媒を除いて得た該粘
着性粒子と、発泡剤と、バインダー及び/又は充填剤と
を実質的に無溶剤下で混練して粘着性発泡組成物を調製
し、該粘着性発泡組成物をシート状、テープ状又は塊状
に押し出して発泡成形する感圧粘着体の製造方法であ
る。
子径が1μm未満の粘着性粒子と、発泡剤と、バインダ
ー及び/又は充填剤とを含有する粘着性発泡組成物であ
る。本発明の第2は、前記粘着性発泡組成物をシート
状、テープ状又は塊状に発泡成形した感圧粘着体であ
る。本発明の第3は、平均粒子径が1μm未満の粘着性
粒子を含有するラテックスから分散媒を除いて得た該粘
着性粒子と、発泡剤と、バインダー及び/又は充填剤と
を実質的に無溶剤下で混練して粘着性発泡組成物を調製
し、該粘着性発泡組成物をシート状、テープ状又は塊状
に押し出して発泡成形する感圧粘着体の製造方法であ
る。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
粘着性発泡組成物に含有する粘着性粒子の平均粒子径は
1μm未満である。粘着性粒子の平均粒子径が1μm以
上のときには、被着体との密着力が不十分となる。本発
明の粘着性発泡組成物に用いる粘着性粒子は、粘着性粒
子を含有するラテックスから分散媒を除去して得ること
ができる。前記ラテックスは、例えば、ビニルモノマー
を重合開始剤、溶媒、乳化剤及び連鎖移動剤とともに、
撹拌機付きの反応容器に投入し、無酸素下で乳化重合し
て得ることができる。
粘着性発泡組成物に含有する粘着性粒子の平均粒子径は
1μm未満である。粘着性粒子の平均粒子径が1μm以
上のときには、被着体との密着力が不十分となる。本発
明の粘着性発泡組成物に用いる粘着性粒子は、粘着性粒
子を含有するラテックスから分散媒を除去して得ること
ができる。前記ラテックスは、例えば、ビニルモノマー
を重合開始剤、溶媒、乳化剤及び連鎖移動剤とともに、
撹拌機付きの反応容器に投入し、無酸素下で乳化重合し
て得ることができる。
【0008】モノマーとしては、各種(メタ)アクリル
酸エステル及びこれと共重合が可能なモノマーを用いる
ことができ、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、
(メタ)アクリル酸ヘプチル、(メタ)アクリル酸2−
エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、
(メタ)アクリル酸イソノニル、(メタ)アクリル酸デ
シル、(メタ)アクリル酸テトラデシル、(メタ)アク
リル酸ヘキサデシル、(メタ)アクリル酸オクタデシ
ル、(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル
酸2−ヒドロキシエチル、酢酸ビニル、スチレン等を挙
げることができる。これらのモノマ−は、単独で用いて
もよいし、2種以上のものを組合わせて用いてもよい。
また、前記ラテックスは、このような乳化重合で得られ
たラテックスのほか、溶液重合で得られたものを乳化さ
せたもの、塊状物を粉砕したもの、天然ゴムなどの天然
ラテックスでもよい。さらに、これらラテックスに油溶
性架橋剤の一種であるイソシアナート化合物あるいはエ
ポキシ化合物等を添加し、改質したものを使用してもよ
い。
酸エステル及びこれと共重合が可能なモノマーを用いる
ことができ、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、
(メタ)アクリル酸ヘプチル、(メタ)アクリル酸2−
エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、
(メタ)アクリル酸イソノニル、(メタ)アクリル酸デ
シル、(メタ)アクリル酸テトラデシル、(メタ)アク
リル酸ヘキサデシル、(メタ)アクリル酸オクタデシ
ル、(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル
酸2−ヒドロキシエチル、酢酸ビニル、スチレン等を挙
げることができる。これらのモノマ−は、単独で用いて
もよいし、2種以上のものを組合わせて用いてもよい。
また、前記ラテックスは、このような乳化重合で得られ
たラテックスのほか、溶液重合で得られたものを乳化さ
せたもの、塊状物を粉砕したもの、天然ゴムなどの天然
ラテックスでもよい。さらに、これらラテックスに油溶
性架橋剤の一種であるイソシアナート化合物あるいはエ
ポキシ化合物等を添加し、改質したものを使用してもよ
い。
【0009】このようなラテックスから分散媒を除く方
法としては、電解質や有機溶媒を用いた塩析法、凍結−
乾燥法、機械的破壊法等を挙げることができる。塩析法
で用いる電解質としては、塩化カルシウム、塩化ナトリ
ウム、塩化アルミニウム、硫酸ナトリウム、塩酸、酢
酸、ギ酸、硫酸銅 (II) 、硫酸亜鉛、硫酸マグネシウム
等を挙げることができる。中でも好ましいのは、酢酸、
ギ酸、塩化カルシウム、塩化ナトリウム、塩化アルミニ
ウム、硫酸亜鉛である。電解質の添加量は、ラテックス
1Lに対して、1〜500mmol、好ましくは100
〜200mmolである。塩析法で用いる有機溶媒とし
ては、アセトン、2−ブタノール、メチルアルコール、
エチルアルコール、イソプロピルアルコール等を挙げる
ことができる。中でも好ましいのは、アセトン、メチル
アルコール、イソプロピルアルコールである。有機溶媒
の添加量は、ラテックス100重量部に対して20〜2
00重量部、好ましくは50〜100重量部である。
法としては、電解質や有機溶媒を用いた塩析法、凍結−
乾燥法、機械的破壊法等を挙げることができる。塩析法
で用いる電解質としては、塩化カルシウム、塩化ナトリ
ウム、塩化アルミニウム、硫酸ナトリウム、塩酸、酢
酸、ギ酸、硫酸銅 (II) 、硫酸亜鉛、硫酸マグネシウム
等を挙げることができる。中でも好ましいのは、酢酸、
ギ酸、塩化カルシウム、塩化ナトリウム、塩化アルミニ
ウム、硫酸亜鉛である。電解質の添加量は、ラテックス
1Lに対して、1〜500mmol、好ましくは100
〜200mmolである。塩析法で用いる有機溶媒とし
ては、アセトン、2−ブタノール、メチルアルコール、
エチルアルコール、イソプロピルアルコール等を挙げる
ことができる。中でも好ましいのは、アセトン、メチル
アルコール、イソプロピルアルコールである。有機溶媒
の添加量は、ラテックス100重量部に対して20〜2
00重量部、好ましくは50〜100重量部である。
【0010】本発明に用いる発泡剤としては、物理的発
泡剤と化学的発泡剤が挙げられる。物理的発泡剤として
は、熱膨張性マイクロカプセル等が挙げられる。好まし
いのは化学発泡剤で、アゾジカーボンアミド(ADC
A)、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)、N,
N´−ジニトロソペンタメチレンテトラミン(DP
T)、p−トルエンスルホニルヒドラジド(TSH)、
p,p´−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジ
ド)(OBSH)等が挙げられる。必要に応じて、発泡
助剤等を併用してもよい。発泡剤の配合量は、上記粘着
性粒子及び後述するバインダー100重量部に対して1
〜20重量部、好ましくは2〜10重量部である。
泡剤と化学的発泡剤が挙げられる。物理的発泡剤として
は、熱膨張性マイクロカプセル等が挙げられる。好まし
いのは化学発泡剤で、アゾジカーボンアミド(ADC
A)、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)、N,
N´−ジニトロソペンタメチレンテトラミン(DP
T)、p−トルエンスルホニルヒドラジド(TSH)、
p,p´−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジ
ド)(OBSH)等が挙げられる。必要に応じて、発泡
助剤等を併用してもよい。発泡剤の配合量は、上記粘着
性粒子及び後述するバインダー100重量部に対して1
〜20重量部、好ましくは2〜10重量部である。
【0011】本発明に用いるバインダ−としては、例え
ばポリエチレン、飽和ポリエステル、ポリブチレン、ポ
リイソブチレン、ポリブテン、ポリイソプレンビニルブ
チラール、ポリフェニレンオキシド、ポリウレタン、ポ
リ−p−キシレン、ポリ酢酸ビニル、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩
素化ポリエチレン、ポリクロルトリフルオロエチレン、
メタクリル樹脂、ポリメチルペンテン、ポリアクリロニ
トリル、ポリエ−テル類、熱可塑性ポリエステル類、ポ
リアミド類、ポリアミド誘導体、ポリケトン、ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルエーテル、ポリビニルブチラ
ール、シリコーン類及びこれら樹脂モノマーの共重合
体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体
(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック
共重合体(SIS)、スチレン−エチレン・ブチレン−
スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン−エ
チレン・プロピレン−スチレンブロック共重合体(SE
PS)等を挙げることができる。中でも好ましいのは、
飽和ポリエステル、ポリウレタン、エチレン・酢酸ビニ
ル共重合体、イソブチレン共重合体、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリビニルアルコール、ポリビニルエーテルであ
る。これらのバインダーは単独で用いてもよいし、2種
以上のものを組合わせて用いてもよい。バインダーの配
合量は、粘着性粒子100重量部(ラテックス換算)に
対して20〜500重量部、好ましくは100〜200
重量部である。
ばポリエチレン、飽和ポリエステル、ポリブチレン、ポ
リイソブチレン、ポリブテン、ポリイソプレンビニルブ
チラール、ポリフェニレンオキシド、ポリウレタン、ポ
リ−p−キシレン、ポリ酢酸ビニル、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩
素化ポリエチレン、ポリクロルトリフルオロエチレン、
メタクリル樹脂、ポリメチルペンテン、ポリアクリロニ
トリル、ポリエ−テル類、熱可塑性ポリエステル類、ポ
リアミド類、ポリアミド誘導体、ポリケトン、ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルエーテル、ポリビニルブチラ
ール、シリコーン類及びこれら樹脂モノマーの共重合
体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体
(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック
共重合体(SIS)、スチレン−エチレン・ブチレン−
スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン−エ
チレン・プロピレン−スチレンブロック共重合体(SE
PS)等を挙げることができる。中でも好ましいのは、
飽和ポリエステル、ポリウレタン、エチレン・酢酸ビニ
ル共重合体、イソブチレン共重合体、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリビニルアルコール、ポリビニルエーテルであ
る。これらのバインダーは単独で用いてもよいし、2種
以上のものを組合わせて用いてもよい。バインダーの配
合量は、粘着性粒子100重量部(ラテックス換算)に
対して20〜500重量部、好ましくは100〜200
重量部である。
【0012】本発明に用いる充填材としては、例えば炭
酸カルシウム、炭酸バリウム、硫酸アルミニウム、二硫
化モリブデン、酸化チタン、アルミナ、シリカ、酸化マ
グネシウム、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、酸化
第一鉄、酸化第二鉄、ガラスビーズ等の無機質固体粒
子;硬化ゴム、エボナイト、リグニン/フェノール樹
脂、スチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、(メタ)アクリル
樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、メラミ
ン樹脂、尿素樹脂、その他樹脂類等の有機質固体粒子を
挙げることができる。中でも好ましいのは炭酸カルシウ
ム、硫酸アルミニウム、酸化チタン、アルミナ、硬化ゴ
ム、ポリプロピレン樹脂、メラミン樹脂である。これら
の充填材は単独で用いてもよいし、2種以上のものを組
合わせて用いてもよい。充填材の配合量は、粘着性粒子
100重量部(ラテックス換算)に対して1〜100重
量部、好ましくは10〜40重量部である。
酸カルシウム、炭酸バリウム、硫酸アルミニウム、二硫
化モリブデン、酸化チタン、アルミナ、シリカ、酸化マ
グネシウム、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、酸化
第一鉄、酸化第二鉄、ガラスビーズ等の無機質固体粒
子;硬化ゴム、エボナイト、リグニン/フェノール樹
脂、スチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、(メタ)アクリル
樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、メラミ
ン樹脂、尿素樹脂、その他樹脂類等の有機質固体粒子を
挙げることができる。中でも好ましいのは炭酸カルシウ
ム、硫酸アルミニウム、酸化チタン、アルミナ、硬化ゴ
ム、ポリプロピレン樹脂、メラミン樹脂である。これら
の充填材は単独で用いてもよいし、2種以上のものを組
合わせて用いてもよい。充填材の配合量は、粘着性粒子
100重量部(ラテックス換算)に対して1〜100重
量部、好ましくは10〜40重量部である。
【0013】本発明の粘着性発泡組成物には、前記粘着
性粒子、発泡剤、バインダー及び充填材のほか、熱硬化
性樹脂及び/又は電離放射線硬化性樹脂を含有させるこ
とができる。本発明に用いる熱硬化性樹脂としては、例
えばエポキシ樹脂、アルキッド樹脂、不飽和ポリエステ
ル樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂等を挙げることが
できる。中でも好ましいのはエポキシ樹脂、アルキッド
樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂である。熱硬化性樹
脂の配合量は、粘着性粒子100重量部(ラテックス換
算)に対して10〜90重量部、好ましくは30〜70
重量部である。本発明に用いる電離放射線硬化性樹脂と
しては、例えば両末端アクリロイルポリブタジエンオリ
ゴマー、エポキシアクリルオリゴマー、ウレタンアクリ
ルオリゴマー、ウレタン(メタ)アクリロイルオリゴマ
ー、ポリエステルアクリルオリゴマー、シリコーンアク
リルオリゴマー、(メタ)アクリルモノマートリメチロ
ールプロパントリ(メタ)アクリレート、ポリエチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、エチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオール
ジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ
(メタ)アクリレート、ジアクリロキシエチルホスフェ
ート等を挙げることができる。電離放射線硬化性樹脂の
配合量は、粘着性粒子100重量部(ラテックス換算)
に対して10〜90重量部、好ましくは30〜70重量
部である。
性粒子、発泡剤、バインダー及び充填材のほか、熱硬化
性樹脂及び/又は電離放射線硬化性樹脂を含有させるこ
とができる。本発明に用いる熱硬化性樹脂としては、例
えばエポキシ樹脂、アルキッド樹脂、不飽和ポリエステ
ル樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂等を挙げることが
できる。中でも好ましいのはエポキシ樹脂、アルキッド
樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂である。熱硬化性樹
脂の配合量は、粘着性粒子100重量部(ラテックス換
算)に対して10〜90重量部、好ましくは30〜70
重量部である。本発明に用いる電離放射線硬化性樹脂と
しては、例えば両末端アクリロイルポリブタジエンオリ
ゴマー、エポキシアクリルオリゴマー、ウレタンアクリ
ルオリゴマー、ウレタン(メタ)アクリロイルオリゴマ
ー、ポリエステルアクリルオリゴマー、シリコーンアク
リルオリゴマー、(メタ)アクリルモノマートリメチロ
ールプロパントリ(メタ)アクリレート、ポリエチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、エチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオール
ジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ
(メタ)アクリレート、ジアクリロキシエチルホスフェ
ート等を挙げることができる。電離放射線硬化性樹脂の
配合量は、粘着性粒子100重量部(ラテックス換算)
に対して10〜90重量部、好ましくは30〜70重量
部である。
【0014】本発明の粘着性発泡組成物に熱硬化性樹脂
を含有する場合には、熱反応開始剤をともに含有するの
が好ましい。そのような熱反応開始剤としては、例え
ば、ベンゾイルパーオキシド、ジ−2−エチルヘキシル
パーオキシジカーボネート、ジ−3−メトキシブチルパ
ーオキシジカーボネート、シクロヘキサンパーオキシド
等を挙げることができる。熱反応開始剤の配合量は、前
記電離放射線硬化性樹脂と前記熱硬化性樹脂との合計量
100重量部に対して0.1〜10重量部、好ましくは
0.5〜5重量部である。また、本発明の粘着性発泡組
成物には、その他光反応開始剤、熱可塑性樹脂、増量
剤、消泡剤その他の配合剤を含有していてもよい。本発
明の粘着性発泡組成物は、ラテックスからその分散媒を
除去した前記粘着性粒子と発泡剤、バインダー及び/又
は充填剤を前記の配合量で、実質的に無溶剤下で混練し
て得ることができる。本発明にいう「実質的に無溶剤」
とは、粒子中の残留溶剤が1%未満であることをいう。
を含有する場合には、熱反応開始剤をともに含有するの
が好ましい。そのような熱反応開始剤としては、例え
ば、ベンゾイルパーオキシド、ジ−2−エチルヘキシル
パーオキシジカーボネート、ジ−3−メトキシブチルパ
ーオキシジカーボネート、シクロヘキサンパーオキシド
等を挙げることができる。熱反応開始剤の配合量は、前
記電離放射線硬化性樹脂と前記熱硬化性樹脂との合計量
100重量部に対して0.1〜10重量部、好ましくは
0.5〜5重量部である。また、本発明の粘着性発泡組
成物には、その他光反応開始剤、熱可塑性樹脂、増量
剤、消泡剤その他の配合剤を含有していてもよい。本発
明の粘着性発泡組成物は、ラテックスからその分散媒を
除去した前記粘着性粒子と発泡剤、バインダー及び/又
は充填剤を前記の配合量で、実質的に無溶剤下で混練し
て得ることができる。本発明にいう「実質的に無溶剤」
とは、粒子中の残留溶剤が1%未満であることをいう。
【0015】本発明の感圧粘着体は、前記粘着性発泡組
成物をシート状、テープ状又は塊状に押し出して発泡成
形して作製することができる。この感圧粘着体は、基材
シート又は剥離ライナー上に設けることができる。シー
ト状又はテープ状に成形したものを基材シート上に設け
る場合には、その粘着性発泡組成物の厚さは0.1〜5
mm、好ましくは0.1〜2mmである。また、塊状に
成形したものを剥離ライナー上に設ける場合には、1c
m2 当たり粘着性発泡組成物を0.01〜1g設けたも
のが好ましい。基材シートとしては、例えばポリエチレ
ンテレフタレートフィルム、ポリプロピレンフィルム、
ポリエチレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリ
ウレタンフィルム、ポリカ−ボネートフィルム、紙等を
挙げることができる。基材シートの厚さは、1〜100
μmである。剥離ライナーとしては、例えばフッ素処理
又はシリコーン処理したポリエステルフィルム、ポリプ
ロピレンフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリ塩化ビ
ニルフィルム、ポリウレタンフィルム、ポリカーボネー
トフィルム、紙等を挙げることができる。剥離ライナー
の厚さは、10〜500μmである。
成物をシート状、テープ状又は塊状に押し出して発泡成
形して作製することができる。この感圧粘着体は、基材
シート又は剥離ライナー上に設けることができる。シー
ト状又はテープ状に成形したものを基材シート上に設け
る場合には、その粘着性発泡組成物の厚さは0.1〜5
mm、好ましくは0.1〜2mmである。また、塊状に
成形したものを剥離ライナー上に設ける場合には、1c
m2 当たり粘着性発泡組成物を0.01〜1g設けたも
のが好ましい。基材シートとしては、例えばポリエチレ
ンテレフタレートフィルム、ポリプロピレンフィルム、
ポリエチレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリ
ウレタンフィルム、ポリカ−ボネートフィルム、紙等を
挙げることができる。基材シートの厚さは、1〜100
μmである。剥離ライナーとしては、例えばフッ素処理
又はシリコーン処理したポリエステルフィルム、ポリプ
ロピレンフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリ塩化ビ
ニルフィルム、ポリウレタンフィルム、ポリカーボネー
トフィルム、紙等を挙げることができる。剥離ライナー
の厚さは、10〜500μmである。
【0016】
【実施例】次に、実施例及び比較例を示し、本発明をさ
らに具体的に説明する。 実施例1 撹拌機、温度計、還流冷却器及び窒素導入管を備えた反
応容器内に、アクリル酸2−エチルヘキシル70重量
部、アクリル酸エチル25重量部、アクリル酸5重量
部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム3重量部及
び脱イオン水100重量部を仕込み、窒素気流下にて撹
拌しながら加熱し、反応系が約70℃に達した時点で重
合開始剤として過硫酸アンモニウム0.2重量部を加え
て重合を開始させ、約2時間反応させた。反応終了後、
約80℃まで反応系を昇温して約2時間熟成させて、平
均粒子径が0.3μmの粘着性粒子を含有するラテック
スを得た。得られたラテックス1Lに塩化カルシウム1
00mmolを添加した後に、水分を除去して粘着性粒
子を得た。次に、この粒子100重量部にポリイソブチ
レン樹脂(ビスネックスLMMH、エクソン化学(株)
製)40重量部、タルク(シムゴン、日本タルク(株)
製)10重量部及び発泡剤(セルマイクCAP、三協化
成(株)製)2重量部を加えて均一に混練し、粘着性発
泡組成物を調製した。次に、得られた粘着性発泡組成物
を押出し機で、厚さ1mm、幅2cmのテープ状に押し
出して発泡成形し、感圧粘着体を作製した。
らに具体的に説明する。 実施例1 撹拌機、温度計、還流冷却器及び窒素導入管を備えた反
応容器内に、アクリル酸2−エチルヘキシル70重量
部、アクリル酸エチル25重量部、アクリル酸5重量
部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム3重量部及
び脱イオン水100重量部を仕込み、窒素気流下にて撹
拌しながら加熱し、反応系が約70℃に達した時点で重
合開始剤として過硫酸アンモニウム0.2重量部を加え
て重合を開始させ、約2時間反応させた。反応終了後、
約80℃まで反応系を昇温して約2時間熟成させて、平
均粒子径が0.3μmの粘着性粒子を含有するラテック
スを得た。得られたラテックス1Lに塩化カルシウム1
00mmolを添加した後に、水分を除去して粘着性粒
子を得た。次に、この粒子100重量部にポリイソブチ
レン樹脂(ビスネックスLMMH、エクソン化学(株)
製)40重量部、タルク(シムゴン、日本タルク(株)
製)10重量部及び発泡剤(セルマイクCAP、三協化
成(株)製)2重量部を加えて均一に混練し、粘着性発
泡組成物を調製した。次に、得られた粘着性発泡組成物
を押出し機で、厚さ1mm、幅2cmのテープ状に押し
出して発泡成形し、感圧粘着体を作製した。
【0017】実施例2 実施例1で得た粘着性粒子100重量部に、ポリイソブ
チレン(ビスタネックスLMMH、エクソン化学(株)
製)50重量部、炭酸カルシウム10重量部、ネオペン
チルグリコ−ルジメタクリレート(共栄社油脂(株)
製)20重量部、ジ・ターシャルブチル・ジパーオキシ
イソフタレート(パーブチルO、日本油脂(株)製)1
重量部及び発泡剤(セルマイクCAP、三協化成(株)
製)2重量部を加えて均一に混練し、これを押出し機で
幅2cm、厚さ1mmのテープ状に押出して発泡成形
し、感圧粘着体を作製した。
チレン(ビスタネックスLMMH、エクソン化学(株)
製)50重量部、炭酸カルシウム10重量部、ネオペン
チルグリコ−ルジメタクリレート(共栄社油脂(株)
製)20重量部、ジ・ターシャルブチル・ジパーオキシ
イソフタレート(パーブチルO、日本油脂(株)製)1
重量部及び発泡剤(セルマイクCAP、三協化成(株)
製)2重量部を加えて均一に混練し、これを押出し機で
幅2cm、厚さ1mmのテープ状に押出して発泡成形
し、感圧粘着体を作製した。
【0018】実施例3 実施例1で得た粘着性粒子100重量部に、エチレン・
酢酸ビニル樹脂(エバフレックス40Y、三井・デュポ
ンケミカル(株)製)50重量部、タルク(シムゴン、
日本タルク(株)製)10重量部及び発泡剤(セルマイ
クCAP、三協化成(株)製)2重量部を加えて均一に
混練し、これを押出し機で幅2cm、熱さ1mmのテー
プ状に押出して発泡成形し、感圧粘着体を作製した。
酢酸ビニル樹脂(エバフレックス40Y、三井・デュポ
ンケミカル(株)製)50重量部、タルク(シムゴン、
日本タルク(株)製)10重量部及び発泡剤(セルマイ
クCAP、三協化成(株)製)2重量部を加えて均一に
混練し、これを押出し機で幅2cm、熱さ1mmのテー
プ状に押出して発泡成形し、感圧粘着体を作製した。
【0019】実施例4 実施例1で得た粘着性粒子100重量部に、ポリイソブ
チレン(ビスタネックスLMMH、エクソン化学(株)
製)50重量部、炭酸カルシウム10重量部、アクリル
ウレタン樹脂(アロニックスM−1000、東亜合成化
学工業(株)製)20重量部、光反応開始剤(イルガキ
ュア651、チバガイギー社製)2重量部及び発泡剤
(セルマイクCAP、三協化成(株)製)2重量部を加
えて均一に混練し、これを押出し機で幅2cm、厚さ1
mmのテープ状に押出して発泡成形し、この粘着性発泡
組成物を厚さが30μmのPETフィルムにラミネート
し、さらに1kw高圧水銀ランプ(80w/cm)を用
いて、10〜15cmの距離から紫外線を照射して粘着
シートを作製した。
チレン(ビスタネックスLMMH、エクソン化学(株)
製)50重量部、炭酸カルシウム10重量部、アクリル
ウレタン樹脂(アロニックスM−1000、東亜合成化
学工業(株)製)20重量部、光反応開始剤(イルガキ
ュア651、チバガイギー社製)2重量部及び発泡剤
(セルマイクCAP、三協化成(株)製)2重量部を加
えて均一に混練し、これを押出し機で幅2cm、厚さ1
mmのテープ状に押出して発泡成形し、この粘着性発泡
組成物を厚さが30μmのPETフィルムにラミネート
し、さらに1kw高圧水銀ランプ(80w/cm)を用
いて、10〜15cmの距離から紫外線を照射して粘着
シートを作製した。
【0020】実施例5 発泡剤として、熱膨張性マイクロカプセル(エクスバン
セル461DU、ノーベルインダストリー社製)2重量
部を使用した以外は、実施例2と同様にして、幅2c
m、厚さ1mmのテープ状に押出して発泡成形し、感圧
粘着体を作製した。
セル461DU、ノーベルインダストリー社製)2重量
部を使用した以外は、実施例2と同様にして、幅2c
m、厚さ1mmのテープ状に押出して発泡成形し、感圧
粘着体を作製した。
【0021】比較例1 実施例1で得た粘着性粒子100重量部に、ポリイソブ
チレン(ビスタネックスLMMH、エクソン化学(株)
製)50重量部、炭酸カルシウム10重量部、ネオペン
チルグリコールジメタクリレート(共栄社油脂(株)
製)20重量部、ジ・ターシャルブチル・ジパーオキシ
イソフタレート(パーブチルO、日本油脂(株)製)1
重量部を加えて均一に混練し、これを押出し機で幅2c
m、厚さ1mmのテープ状に押出して成形し、感圧粘着
体を作製した。
チレン(ビスタネックスLMMH、エクソン化学(株)
製)50重量部、炭酸カルシウム10重量部、ネオペン
チルグリコールジメタクリレート(共栄社油脂(株)
製)20重量部、ジ・ターシャルブチル・ジパーオキシ
イソフタレート(パーブチルO、日本油脂(株)製)1
重量部を加えて均一に混練し、これを押出し機で幅2c
m、厚さ1mmのテープ状に押出して成形し、感圧粘着
体を作製した。
【0022】試験例1 実施例1〜5及び比較例1で得られた感圧粘着体を評価
したところ、実施例1〜5の感圧粘着体は、いずれも柔
軟性、クッション性、緩衝性があった。比較例1の粘着
体は、クッション性、緩衝性に乏しかった。また実施例
1〜5及び比較例1で得られた感圧粘着体の粗面での保
持性を下記の方法で評価した。直立した粗面(凸凹の深
さ:0.5〜1mm)に、幅2cm、長さ2cm、厚さ
1mmの感圧粘着体を貼りつけ、他の粘着面に500g
の荷重を吊り下げて、荷重が落下するまでの時間を測定
した(測定雰囲気:40℃)。その結果を表1に示す。
したところ、実施例1〜5の感圧粘着体は、いずれも柔
軟性、クッション性、緩衝性があった。比較例1の粘着
体は、クッション性、緩衝性に乏しかった。また実施例
1〜5及び比較例1で得られた感圧粘着体の粗面での保
持性を下記の方法で評価した。直立した粗面(凸凹の深
さ:0.5〜1mm)に、幅2cm、長さ2cm、厚さ
1mmの感圧粘着体を貼りつけ、他の粘着面に500g
の荷重を吊り下げて、荷重が落下するまでの時間を測定
した(測定雰囲気:40℃)。その結果を表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】本発明の粘着性発泡組成物は、有機溶剤
を用いずに製造でき、テープ状、シート状又は塊状に発
泡成形して感圧粘着体を作製することができ、得られた
感圧粘着体は、柔軟性、クッション性、緩衝性に優れ、
布面等の粗面に対する接着性に優れ、かつバランスがと
れた凝集力と接着力を有する。
を用いずに製造でき、テープ状、シート状又は塊状に発
泡成形して感圧粘着体を作製することができ、得られた
感圧粘着体は、柔軟性、クッション性、緩衝性に優れ、
布面等の粗面に対する接着性に優れ、かつバランスがと
れた凝集力と接着力を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C09J 7/02 JKL
Claims (3)
- 【請求項1】 平均粒子径が1μm未満の粘着性粒子
と、発泡剤と、バインダー及び/又は充填剤とを含有す
ることを特徴とする粘着性発泡組成物。 - 【請求項2】 請求項1に記載の粘着性発泡組成物を、
シート状、テープ状又は塊状に発泡成形したことを特徴
とする感圧粘着体。 - 【請求項3】 平均粒子径が1μm未満の粘着性粒子を
含有するラテックスから分散媒を除いて得た該粘着性粒
子と、発泡剤と、バインダー及び/又は充填剤とを、実
質的に無溶剤下で混練して粘着性発泡組成物を調製し、
該粘着性発泡組成物をシート状、テープ状又は塊状に押
し出して発泡成形することを特徴とする感圧粘着体の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21885193A JPH0770520A (ja) | 1993-09-02 | 1993-09-02 | 粘着性発泡組成物、それを用いた感圧粘着体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21885193A JPH0770520A (ja) | 1993-09-02 | 1993-09-02 | 粘着性発泡組成物、それを用いた感圧粘着体及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0770520A true JPH0770520A (ja) | 1995-03-14 |
Family
ID=16726330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21885193A Pending JPH0770520A (ja) | 1993-09-02 | 1993-09-02 | 粘着性発泡組成物、それを用いた感圧粘着体及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0770520A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5780523A (en) * | 1994-12-15 | 1998-07-14 | Norton Performance Plastics Corporation | Foamed pressure sensitive tapes |
US6169138B1 (en) | 1994-12-15 | 2001-01-02 | Saint-Gobain Performance Plastics Corporation | Foamed pressure sensitive tapes |
WO2001023462A1 (en) * | 1999-09-24 | 2001-04-05 | 3M Innovative Properties Company | Thermoplastic/thermoset hybrid foams and methods for making same |
JP2002521544A (ja) * | 1998-07-31 | 2002-07-16 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | ポリマーフォームを含む物品およびその製造方法 |
JP2010070655A (ja) * | 2008-09-18 | 2010-04-02 | Ikko-Zu:Kk | 発泡粘着シートおよびその製造方法 |
JP2011500897A (ja) * | 2007-10-09 | 2011-01-06 | アドヒーシブズ・リサーチ・インコーポレーテッド | 多孔質圧力感知接着剤及びテープ |
CN109337597A (zh) * | 2018-08-31 | 2019-02-15 | 深圳昌茂粘胶新材料有限公司 | 一种防震发泡型的双面胶材料及其制备方法 |
-
1993
- 1993-09-02 JP JP21885193A patent/JPH0770520A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997047681A3 (en) * | 1994-12-15 | 1998-08-06 | Norton Performance Plastics Co | Pressure sensitive foam adhesives |
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USRE45747E1 (en) | 1998-07-31 | 2015-10-13 | 3M Innovative Properties Company | Articles that include a polymer foam and method for preparing same |
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JP2011500897A (ja) * | 2007-10-09 | 2011-01-06 | アドヒーシブズ・リサーチ・インコーポレーテッド | 多孔質圧力感知接着剤及びテープ |
JP2010070655A (ja) * | 2008-09-18 | 2010-04-02 | Ikko-Zu:Kk | 発泡粘着シートおよびその製造方法 |
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