JPH077005A - 一様かつ反復可能な高速熱処理用の半導体ウエーハの調節 - Google Patents

一様かつ反復可能な高速熱処理用の半導体ウエーハの調節

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JPH077005A
JPH077005A JP5029570A JP2957093A JPH077005A JP H077005 A JPH077005 A JP H077005A JP 5029570 A JP5029570 A JP 5029570A JP 2957093 A JP2957093 A JP 2957093A JP H077005 A JPH077005 A JP H077005A
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backside
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oxide
nitride
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小工場開始材料の一様かつ反復可能な高速熱
処理用の半導体ウエーハの後面を作成する方法を提供す
る。 【構成】 勝れたRTPの一様性およびウエーハ対ウエ
ーハの反復性を得るために、後面酸化物が一様であり、
さらに窒化物層の厚さはできるだけ厚くなければならな
い。総合された流れを経て一定の後面の層が得られつま
り不変の放射率を生じる。また後面窒化物の酸化抵抗
(例えば電界酸化中の)は、ウエーハ処理の間に後面の
上に酸化物が成長するのを防ぐ。窒化物/酸化物の積重
ねは、ドープ材拡散よりもはるかに良好な拡散バリヤで
ある。酸化物腐食段階中に少量の窒化物腐食が生じるた
めに、後面窒化物が総合された流れを通して完全に保た
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】単一ウエーハ高速熱処理(RT
P)法は、熱酸化、エピタキシャル成長、接合焼なまし
ケイ化物形成/焼なまし、CMOS(相補型金属酸化膜
半導体)タンク形成などのようないろいろな応用にとっ
て重要な工程となっている。
【0002】
【従来の技術】小工場および従来の工場環境のような完
全流の単一ウエーハ集積処理に大きな努力が集中された
きた。RTPの1つの重要な要求事項は、反復可能で精
密な温度測定および制御を行うことである。温度に及ぼ
すパターン及びプロセスの影響を除くために、1つの方
法がランプ組立体に挿入された光パイプを介して多点ウ
エーハ温度測定を実行してウエーハ後面で見ることによ
って果たされた。したがって、ウエーハ後面の条件及び
RTPの間の後面の条件のどうのような変化でも温度測
定の精度および反復性に強い影響を及ぼすことがある。
さらに、後面の放射率の一様性および一様な表面の条件
は光パイプ温度測定に強い衝撃を持つことがあり、した
がってRTPの強い衝撃は一様性およびウエーハ対ウエ
ーハの反復性を処理する。その結果、RTP工程の段階
中の無視できるドリフトで反復可能かつ一様な後面の放
射率を保証する半導体ウエーハ後面の事前調節が必要と
される。ウエーハ後面の上に単一酸化物層を持つウエー
ハは、売主から購入することができる。しかし、単一酸
化物層は外拡散(したがって炉汚染)を防止する働きを
するだけであり、一様な後面の放射率および表面条件を
作る他の上記必要性は考慮していない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】下記は、エピタキシャ
ル型およびバルク型の両ウエーハ用の半導体ウエーハ後
面を事前処理する工程の流れを表わす。
【0004】エピタキシャル・ウエーハ用の後面作成
は、バルク・ウエーハ用の後面ウエーハ作成に似てお
り、最も顕著な特質はバルク作成と比較してエピタキシ
ャル作成中に後面ドーピングが欠けていることである
(イオン注入またはソリッド源/BSGにより)。
【0005】エピタキシャル・ウエーハの後面を調節す
る好適な工程の流れは次の通りである。
【0006】
【課題を解決するための手段】1) 図1の横断面に示
される通り、強くドープされた領域4の上の軽くドープ
された領域2を含むエピタキシャル・ウエーハで始まっ
て、保護酸化物の層6がウエーハの上に付着される。こ
の付着は、単一ウエーハ・プラズマ強化式の化学蒸着
(PECVD)法によって達成することができ、その結
果500Å〜1000Åの間の保護酸化物の層の厚さを
生じる。
【0007】2) 合成構造物の横断面図を詳細に示す
図2を見ると、ウエーハをフリップして、単一ウエーハ
PECVD工程により、ウエーハの後側の上にシール酸
化物8を析出する。合成酸化物シールは、例えば、厚さ
約1000Åである。
【0008】3) 合成構造物の横断面図を詳しく示す
図3を参照すると、低圧化学蒸着LPCVDを用いてウ
エーハの前面および後面の上に窒化シリコン層10を形
成している。
【0009】4) 下記工程段階からの合成構造物の横
断面を示す図4に詳しく示される通り、保護ホトレジス
ト層12でウエーハの後面を被覆して、選択性腐食を用
いて前面および後面の窒化物層を剥離する。
【0010】5) ホトレジストを剥離する。 6) HF腐食のような湿式腐食を用いて前側酸化物を
剥離する。合成構造物は図5において横断面図で詳しく
示されている。
【0011】
【実施例】下記は、例えば軽くドープされたp(p−)
またはn(n−)型であるバルク半導体ウエーハ用に適
用し得る後側調節方法の第1の好適な方法を開示する。
この説明は、下記工程段階から生じる横断面図を詳しく
示す図6〜図10に関して行われている。
【0012】1) TEOS(ケイ酸テトラ・エチル・
オルト)のような周知のLPCVD工程を用いてウエー
ハの頂部および底部の両方の上に酸化シリコン6の層を
析出する段階と、さらに酸化物の層は高圧酸化(HIP
OX)を用いて達成することができる。 2) ウエーハの前面と後面の上にLPCVDにより窒
化シリコンの層10を析出する段階であり、たとえば層
は厚さ1300Åであることができる、前記析出する段
階と、
【0013】3) p−基板用のp型材料の後面イオン
注入を実行する段階、または別法としてn−基板用のn
−型材料の後面イオン注入を実行する段階とを有する工
程段階からの合成構造物の横断面図を詳しく示す図6〜
図10に関してこの説明が行われている。例えば軽くド
ープされたp−基板では、注入はcm当たり1−2
1016原子で200−400KeVで駆動されるホウ
素を含む。つまり強くドープされた層14は、上記手順
によって形成される。
【0014】4) ホトレジスト12でウエーハの後面
を被覆する段階と、 5) 前側窒化物の層10を腐食して取り除く段階。こ
れは周知のプラズマ腐食法によって達成される。 6) 前側酸化物の層6を剥離し、次にホトレジスト1
2を剥離する段階。 7) 注入焼なましによって生じるウエーハの炉入れ前
洗浄を実行する段階とを含む上記段階により形成され
る。
【0015】8) ウエーハはいま、総合高速熱処理用
に整えられる後面P+/酸化物/窒化物の層は、ウエー
ハを通る赤外線エネルギーの伝達を防止するのに用いら
れる。高温測定は放射率に敏感である。したがって、ウ
エーハはそのうしろ付近のp+またはN+層によって一
段と透明である。その結果、ウエーハ後面は透明である
ことが望ましい。p+/酸化物はさらに、p+外拡散お
よび熱処理中のホウ素の混汚染影響を防止する。さら
に、これらの層はウエーハ後面の上の電界酸化物成長を
防止する。後面p+/酸化物/窒化物の層は後端処理の
工程の間、損傷なしに保持されるのに注目されたい。後
面の上の酸化物/窒化物の層は、後側金属化の前に除去
することができる。これらの条件は、RTP段階を用い
る総合単一ウエーハ処理の間の温度測定および較正を簡
潔化する。強く濃縮されたドープ材(すなわちホウ素)
をウエーハ後面に導くために(または後面付近の強くド
ープされた層(すなわち後面付近のp+層)を導くため
に必要な高温焼なましは、固有のゲッター熱サイクルと
組合わされる。これは、別々な熱焼なまし段階を必要と
しない。
【0016】下記は、バルク半導体ウエーハに適応し得
る第2の好適な後面調節の方法を開示する。この説明
は、下記工程段階から生じる構造物の横断面図を詳しく
示す図7〜図14に関して行われる。
【0017】1) ウエーハを事前洗浄してウエーハ
(単一ウエーハ)の前面のみの上にある酸化物6の形成
による事前洗浄を行う。例えば約1000Åの厚さの酸
化物は、LPCVDまたはPECVDを用いて得ること
ができる。
【0018】2) ウエーハ後面(単一ウエーハ)の上
の4−10%のホウ素である約0.5−1μのケイ酸ボ
スホ・ガラス(BSG)16を付着する段階。別法とし
てBSGはウエーハの両側で炉を用いて付着することが
できる。BSGは基板ドープ剤の外拡散を防止する働き
をする。
【0019】3) ウエーハの両側のLPCVDの方法
によって窒化シリコン10の約1300Åを析出する段
階。 4) ホトレジスト12でウエーハ後面を被覆する段
階。 5) 前面窒化物層をエッチングする段階。これは周知
のプラズマエッチング法により達成することができる。
【0020】6) 前面酸化物層6を剥離して、次にレ
ジスト12を剥離する。 7) ウエーハ後面の上にブランケットP+層を形成す
るために、例えば1000℃−1100℃で焼なましを
伴う炉の使用のためにウエーハを事前洗浄する段階。
8) ウエーハはいま総合式RTPの用意を整えている
段階とを含む。
【0021】エピタキシャル層の後面を処理する別の方
法は、図15−図18に詳しく示される処理段階から生
じる構造物の横断面図に関して下記に提供される。
【0022】1) ウエーハ後面および前面の上にLP
CVDによって、または別法として熱酸化による酸化物
から、酸化物6の約1000Åの厚い層を蒸着する。 2) LPCVDの方法によってウエーハの前面および
後面の上に窒化シリコン10の約1000Å−1300
Åの厚い層を蒸着する。
【0023】3) ホトレジスト12でウエーハの後面
を被覆する。 4) ウエーハの前面から窒化物10をエッチングす
る。例えば、周知のプラズマエッチング法を使用するこ
とができる。
【0024】5) 前面の酸化物6を剥離する。 6) レジスト12を剥離する。 7) ウエーハ炉内で使用するためにウエーハを事前洗
浄する。 8) いま、ウエーハは総合RTP用に整えられる。
【0025】勝れたRTPの一様性およびウエーハ対ウ
エーハの反復性を得るために、後面酸化物の一様性、な
らびに窒化物層の厚さはできるだけ厚くなければならな
い。これは、正確なウエーハ温度測定を達成するよう
に、ウエーハからの一様かつ反復可能な放射率条件を保
証する。
【0026】
【発明の効果】本発明は下記を含む利点を提供する。す
なわち、 1. 一様な後面の放射率が提供される。 2. 総合された流れを経て一定の後面の層が得られ、
つまり不変の放射率を生じる。
【0027】3. 基板ドープ剤の外拡散に対する拡散
バリヤが提供される。 4. 後面窒化物の酸化抵抗(例えば電界酸化中の)
は、ウエーハ処理の間に後面の上に酸化物が成長するの
を防止する。
【0028】5. 窒化物/酸化物の積重ねは、ドープ
材拡散よりもはるかに良好な拡散バリヤである。 6. 後面窒化物が総合された流れを通して完全に保た
れるのは、少量の窒化物腐食が酸化物腐食段階中に生じ
るからである。
【0029】本発明は、その好適実施例および一定の説
明された代替に関して詳しく説明されたが、言うまでも
なく、この説明は例に過ぎず、またそれは制限の意味に
解釈すべきではない。さらに言うまでもなく、本発明の
実施例の細部における多くの変更、および本発明の追加
の実施例は明らかであると思うし、またこの説明に関心
を持つ普通の当業者によって作られると思う。すべての
そのような変更および追加の実施例は以下の特許請求の
範囲として本発明の真の範囲および主旨内にあるように
意図されている。
【0030】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 (1) ウエーハの前面の上に保護酸化物の層を形成す
る段階と、ウエーハの後面にシール酸化物の層を形成す
る段階と、ウエーハの前面および後面の上に窒化物の層
を形成する段階と、ウエーハの後面をホトレジスト層で
被覆する段階と、ウエーハの前面から窒化物の層を剥離
する段階と、ホトレジストの層をウエーハから剥離する
段階と、ウエーハの前面から酸化物の層を剥離する段階
とを含む、ことを特徴とする高速熱処理のために半導体
ウエーハの後面を作成する方法。
【0031】(2) 前記ウエーハがエピタキシャル・
ウエーハである、ことを特徴とする第(1)項記載の方
法。
【0032】(3) 酸化シリコンの層を前記ウエーハ
の前面および後面の上に置く段階と、窒化物の層を前記
ウエーハの後面および前面の上に形成する段階と、前記
ウエーハの濃度より濃いドープ剤の原子を前記ウエーハ
内に所定の距離に注入する段階と、前記ウエーハの後面
をホトレジストで被覆する段階と、前記前面窒化物の層
を除去する段階と、前記ウエーハから前記前面酸化物を
剥離する段階と、前記ウエーハから前記ホトレジストを
剥離する段階と、前記ウエーハを焼なます段階と、を含
む、ことを特徴とする高速熱処理のための半導体ウエー
ハ後面作成の方法。
【0033】(4) 前記ウエーハの前面の上に酸化物
を形成する段階と、前記ウエーハの後面の上にケイ酸ボ
スホを形成する段階と、前記ウエーハの後面および前面
の上に窒化物を形成する段階と、前記ウエーハの後面を
ホトレジストで被覆する段階と、前記窒化物を前記前面
からエッチングする段階と、前記ウエーハの前面の上に
ある前記酸化物を剥離する段階と、前記ホトレジストを
前記ウエーハの後面から剥離する段階とを含む、ことを
特徴とする高速熱処理のための半導体バルク・ウエーハ
の後面を作成する方法。
【0034】(5) 前記ウエーハの前面および後面の
上に酸化物の層を形成する段階と、前記ウエーハの後面
および前面の上に窒化物を付着する段階と、前記後面を
ホトレジストで被覆する段階と、前記前面窒化物を前記
ウエーハからエッチングして除く段階と、前記前側酸化
物を前記ウエーハからエッチングして除く段階と、前記
ホトレジストを前記ウエーハの後面から剥離する段階と
を含む、ことを特徴とする高速熱処理用の半導体エピタ
キシャル・ウエーハの後面を作成する方法。
【0035】(6) 小工場開始材料用の適当なウエー
ハの後面条件を達成するいくつかの工程が提案されてい
る。ここで提案された後面条件は、多重集積高速熱処理
(RTP)サイクルに基づく小工場CMOS工程の流れ
に適応される。これらの後面条件は、反復可能RTPの
一様性および容易な高温較正を保証する。ウエーハの後
面付近の強くドープされた層14の使用は、特に低圧化
学蒸着シリコンのようなより低温のRTPに基づく工程
についてゼロ赤外線伝送および反復可能なRTPに基づ
く工程の一様性を保証する。2つの後面の層は、p+外
拡散および後面酸化物電界またはゲート成長を防止する
ために使用される(酸化物(6)ならびに窒化物(1
0))。開示された後面の条件は、RTPの間に放射率
の変化/ドリフトを防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の処理段階から作られた構造物の横断面
図である。
【図2】本発明の処理段階から作られた構造物の横断面
図である。
【図3】本発明の処理段階から作られた構造物の横断面
図である。
【図4】本発明の処理段階から作られた構造物の横断面
図である。
【図5】本発明の処理段階から作られた構造物の横断面
図である。
【図6】本発明の処理段階から作られた構造物の横断面
図である。
【図7】木発明の処理段階から作られた構造物の横断面
図である。
【図8】本発明の処理段階から作られた構造物の横断面
図である。
【図9】本発明の処理段階から作られた構造物の横断面
図である。
【図10】本発明の処理段階から作られた構造物の横断
面図である。
【図11】本発明の処理段階から作られた構造物の横断
面図である。
【図12】本発明の処理段階から作られた構造物の横断
面図である。
【図13】本発明の処理段階から作られた構造物の横断
面図である。
【図14】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエーハの前面の上に保護酸化物の層を
    形成する段階と、ウエーハの後面にシール酸化物の層を
    形成する段階と、ウエーハの前面および後面の上に窒化
    物の層を形成する段階と、ウエーハの後面をホトレジス
    ト層で被覆する段階と、ウエーハの前面から前記窒化物
    の層を剥離する段階と、前記ホトレジストの層をウエー
    ハから剥離する段階と、ウエーハの前面から前記酸化物
    の層を剥離する段階とを含む、ことを特徴とする高速熱
    処理のための半導体ウエーハの後面処理の方法。
JP5029570A 1991-12-31 1993-01-04 一様かつ反復可能な高速熱処理用の半導体ウエーハの調節 Pending JPH077005A (ja)

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