JPH0769831A - 液状化粧料 - Google Patents
液状化粧料Info
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- JPH0769831A JPH0769831A JP23742193A JP23742193A JPH0769831A JP H0769831 A JPH0769831 A JP H0769831A JP 23742193 A JP23742193 A JP 23742193A JP 23742193 A JP23742193 A JP 23742193A JP H0769831 A JPH0769831 A JP H0769831A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 鉄黒と、尿素および/またはアルキルアミン
と、さらにアスコルビン酸、アスコルビン酸塩、エリソ
ルビン酸、エリソルビン酸塩とのいずれかもしくは複数
とを含有する液状化粧料。 【効果】 経時変色防止効果が長期に渡って持続し、本
来の黒色を維持する優れた液状化粧料。
と、さらにアスコルビン酸、アスコルビン酸塩、エリソ
ルビン酸、エリソルビン酸塩とのいずれかもしくは複数
とを含有する液状化粧料。 【効果】 経時変色防止効果が長期に渡って持続し、本
来の黒色を維持する優れた液状化粧料。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アイライナ−、ネイル
カラ−、マスカラ、ファンデ−ションなどの液状化粧料
に関し、更に詳しくは鉄黒の経時的な酸化による変色の
少ない液状化粧料に関するものである。
カラ−、マスカラ、ファンデ−ションなどの液状化粧料
に関し、更に詳しくは鉄黒の経時的な酸化による変色の
少ない液状化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来黒色の液状化粧料には一般的にカ−
ボンブラックが着色材として使用されているが、カ−ボ
ンブラックは発ガン性の物質であるベンツピレンが含ま
れる可能性があるためその安全性が疑問視されている。
ボンブラックが着色材として使用されているが、カ−ボ
ンブラックは発ガン性の物質であるベンツピレンが含ま
れる可能性があるためその安全性が疑問視されている。
【0003】また、鉄黒を着色材に用いた場合、その粒
子径が大きいと鉄黒の沈降が起こりやすい。特に化粧料
内蔵タイプの塗布具に使用する様な比較的低粘度の液状
の化粧料に用いた場合は更に鉄黒の沈降が起こり易い。
これを防止するため鉄黒を微粒子にして用いると経時的
に酸化され易くなり、黒から茶色に変色する問題があっ
た。
子径が大きいと鉄黒の沈降が起こりやすい。特に化粧料
内蔵タイプの塗布具に使用する様な比較的低粘度の液状
の化粧料に用いた場合は更に鉄黒の沈降が起こり易い。
これを防止するため鉄黒を微粒子にして用いると経時的
に酸化され易くなり、黒から茶色に変色する問題があっ
た。
【0004】鉄黒の酸化防止剤として還元力を有する物
質を添加することは知られており、中でも還元作用の強
いアスコルビン酸やエリソルビン酸がよく使用されてい
るが、これらは酸の状態では水に溶解せず、各種アルカ
リ化剤、例えば、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属、
トリエタノ−ルアミン等のアルカノ−ルアミンを用いて
溶解して使用するのが一般的である。
質を添加することは知られており、中でも還元作用の強
いアスコルビン酸やエリソルビン酸がよく使用されてい
るが、これらは酸の状態では水に溶解せず、各種アルカ
リ化剤、例えば、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属、
トリエタノ−ルアミン等のアルカノ−ルアミンを用いて
溶解して使用するのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】鉄黒を色材として使用
する液状化粧料は、黒味を強調するために粒子径の大き
な鉄黒を使用すると鉄黒の沈降が発生し、比較的分散安
定な粒子径の小さい鉄黒を使用すると経時的な変色が発
生し易い。よって、この変色を抑制するために上述した
ような通常一般的なアルカリ化剤を添加してアスコルビ
ン酸および/またはエリソルビン酸を溶解させて使用す
ると短期間にアスコルビン酸および/またはエリソルビ
ン酸が酸化され、還元作用の持続性に劣る欠点があり、
なかなか満足のいくものが得られていなかった。
する液状化粧料は、黒味を強調するために粒子径の大き
な鉄黒を使用すると鉄黒の沈降が発生し、比較的分散安
定な粒子径の小さい鉄黒を使用すると経時的な変色が発
生し易い。よって、この変色を抑制するために上述した
ような通常一般的なアルカリ化剤を添加してアスコルビ
ン酸および/またはエリソルビン酸を溶解させて使用す
ると短期間にアスコルビン酸および/またはエリソルビ
ン酸が酸化され、還元作用の持続性に劣る欠点があり、
なかなか満足のいくものが得られていなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、鉄黒と、水溶
性有機溶剤と、水と、尿素および/またはアルキルアミ
ンと、さらにアスコルビン酸、アスコルビン酸塩、エリ
ソルビン酸、エリソルビン酸塩とのいずれかもしくは複
数とから少なくともなることを特徴とする液状化粧料を
要旨とするものである。
性有機溶剤と、水と、尿素および/またはアルキルアミ
ンと、さらにアスコルビン酸、アスコルビン酸塩、エリ
ソルビン酸、エリソルビン酸塩とのいずれかもしくは複
数とから少なくともなることを特徴とする液状化粧料を
要旨とするものである。
【0007】以下に本発明を詳細に説明する。鉄黒は着
色材として用いるものであり、一般的に化粧品に使用出
来るものであれば良い。尚、鉄黒の分散安定性を考慮す
ると、その粒子径は小さい法が好ましく、微粒子に分散
された市販のものや、大きな粒子径のものを従来公知の
分散機、例えばボ−ルミル、サンドミル、三本ロ−ルミ
ル等で分散したものなど、粒子径としてはおおよそ1.
2μm以下のものを使用した場合、特に有効である。
色材として用いるものであり、一般的に化粧品に使用出
来るものであれば良い。尚、鉄黒の分散安定性を考慮す
ると、その粒子径は小さい法が好ましく、微粒子に分散
された市販のものや、大きな粒子径のものを従来公知の
分散機、例えばボ−ルミル、サンドミル、三本ロ−ルミ
ル等で分散したものなど、粒子径としてはおおよそ1.
2μm以下のものを使用した場合、特に有効である。
【0009】水は主溶剤として用いるものである。水溶
性有機溶剤は、塗布部での乾燥、および液状化粧料の低
温での凍結を防ぐために使用するものであって、プロピ
レングリコ−ル、グリセリン、ポリエチレングリコ−
ル、1,3−ブチレングリコ−ル等が好適に使用され、
その使用量は液状化粧料全体の2〜30重量%が好まし
い。
性有機溶剤は、塗布部での乾燥、および液状化粧料の低
温での凍結を防ぐために使用するものであって、プロピ
レングリコ−ル、グリセリン、ポリエチレングリコ−
ル、1,3−ブチレングリコ−ル等が好適に使用され、
その使用量は液状化粧料全体の2〜30重量%が好まし
い。
【0010】アスコルビン酸、アスコルビン酸塩、エリ
ソルビン酸、エリソルビン酸塩は鉄黒が酸化され褐色に
変色するのを防止するために添加するものであり、その
使用量は液状化粧料全体の0.05%〜10重量%が好
ましい。この範囲未満では顕著な効果が見られず、この
範囲を越えて加えても効果に著しい変化は見られない。
ソルビン酸、エリソルビン酸塩は鉄黒が酸化され褐色に
変色するのを防止するために添加するものであり、その
使用量は液状化粧料全体の0.05%〜10重量%が好
ましい。この範囲未満では顕著な効果が見られず、この
範囲を越えて加えても効果に著しい変化は見られない。
【0011】尿素およびアルキルアミンは、上述せるア
スコルビン酸、アスコルビン酸塩、エリソルビン酸、エ
リソルビン酸塩が鉄黒または空気中の酸素と反応して短
期間のうちにその還元作用を失うのを抑制するために使
用するものである。アルキルアミンは、一般的に使用さ
れるものなら何でもよく、一例を挙げると、ブチルアミ
ン、イソブチルアミン、オレイルアミン、ステアリルア
ミン、ジメチルステアリルアミン、ジプロピルアミン、
トリエチルアミン、ジメチルミリスチルアミン、トリラ
ウリルアミン、トリペンチルアミンなどが例示できる。
特に、化粧料として使用するにその安全性を考慮する
と、望ましくは化粧品原料基準に記載されるもの、例え
ばジエチルアミン、ジオクチルアミン、イソプロピルア
ミン、3−ジメチルアミノプロピルアミンなどがよい。
その使用量は液状化粧料全体の0.05〜15重量%が
好ましい。この範囲未満では顕著な効果が見られず、こ
の範囲を越えて加えても効果に著しい変化は見られな
い。
スコルビン酸、アスコルビン酸塩、エリソルビン酸、エ
リソルビン酸塩が鉄黒または空気中の酸素と反応して短
期間のうちにその還元作用を失うのを抑制するために使
用するものである。アルキルアミンは、一般的に使用さ
れるものなら何でもよく、一例を挙げると、ブチルアミ
ン、イソブチルアミン、オレイルアミン、ステアリルア
ミン、ジメチルステアリルアミン、ジプロピルアミン、
トリエチルアミン、ジメチルミリスチルアミン、トリラ
ウリルアミン、トリペンチルアミンなどが例示できる。
特に、化粧料として使用するにその安全性を考慮する
と、望ましくは化粧品原料基準に記載されるもの、例え
ばジエチルアミン、ジオクチルアミン、イソプロピルア
ミン、3−ジメチルアミノプロピルアミンなどがよい。
その使用量は液状化粧料全体の0.05〜15重量%が
好ましい。この範囲未満では顕著な効果が見られず、こ
の範囲を越えて加えても効果に著しい変化は見られな
い。
【0012】以上の必須成分の他に、必要に応じて補色
用の従来用いている各種着色材や、分散剤または分散助
剤として各種高分子、界面活性剤、浸透剤として界面活
性剤、各種防腐防黴剤、粘度調節剤としての高分子、耐
水性を付与するための樹脂、pH調整剤としての各種ア
ルカリ化剤等を適宜添加することが出来る。
用の従来用いている各種着色材や、分散剤または分散助
剤として各種高分子、界面活性剤、浸透剤として界面活
性剤、各種防腐防黴剤、粘度調節剤としての高分子、耐
水性を付与するための樹脂、pH調整剤としての各種ア
ルカリ化剤等を適宜添加することが出来る。
【0013】
【作用】本発明においては、アスコルビン酸、アスコル
ビン酸塩、エリソルビン酸、エリソルビン酸塩が、尿素
およびアルキルアミンのアミノ基に作用して造塩し、結
果的に必要な酸化防止力を残しながら、過度の分解反応
が抑制されて、より長期の持続的な酸化防止力が得られ
ているものと推測される。
ビン酸塩、エリソルビン酸、エリソルビン酸塩が、尿素
およびアルキルアミンのアミノ基に作用して造塩し、結
果的に必要な酸化防止力を残しながら、過度の分解反応
が抑制されて、より長期の持続的な酸化防止力が得られ
ているものと推測される。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
する。実施例、比較例中単に「部」とあるのは「重量
部」を示す。
する。実施例、比較例中単に「部」とあるのは「重量
部」を示す。
【0015】実施例1 透明黒酸化鉄(鉄黒、東色ピグメント製(株)) 15.0部 ジョンクリル62(スチレン−メチルスチレン−アクリル酸共重合体、分散剤、 ジョンソンポリマ−(株)製) 5.0部 プロピレングリコ−ル 7.0部 ニッコ−ルNP−10(ポリオキシエチレン(10)ノニルフェニルエ−テル、 界面活性剤、日光ケミカルズ(株)製) 0.1部 ニュ−サイドSC(デヒドロ酢酸ナトリウム、防腐防黴剤、日本合成化学(株) 製) 0.2部 アスコルビン酸ナトリウム 4.0部 尿素 2.0部 精製水 66.7部 上記成分中、まず、透明黒酸化鉄およびジョンクリル6
2の全量と精製水30部を磁製ボ−ル200mlを入れ
た容量400mlの磁製ボ−ルミルに入れ、5日間混合
摩砕する。これに、アスコルビン酸ナトリウムと尿素の
全量および精製水10部を混合撹拌した液を加えた後、
残りの成分を混合溶解した液を加えて4日間混合して黒
色の液状化粧料を得た。
2の全量と精製水30部を磁製ボ−ル200mlを入れ
た容量400mlの磁製ボ−ルミルに入れ、5日間混合
摩砕する。これに、アスコルビン酸ナトリウムと尿素の
全量および精製水10部を混合撹拌した液を加えた後、
残りの成分を混合溶解した液を加えて4日間混合して黒
色の液状化粧料を得た。
【0016】実施例2 テツグロNo.702(鉄黒、大東化成工業(株)製) 10.0部 グリセリン 3.0部 ニッコ−ルPBC−34(ポリオキシエチレン(20)ポリオキシプロピレン( 4)セチルエ−テル、分散剤、日光ケミカルズ(株)製) 3.0部 メッキンスM(パラオキシ安息香酸メチル、防腐防黴剤、上野製薬(株)製) 0.1部 エリソルビン酸 3.0部 ジエチルアミン 2.5部 精製水 78.4部 上記成分中精製水50部にテツグロNo.702とニッ
コ−ルPBC−34とを加え、良くかき混ぜたものをサ
ンドミルにて2時間分散させた。これにエリソルビン酸
とジエチルアミンの全量と精製水15部を混合撹拌して
溶解した液を添加し、10分間撹拌した後、残りの成分
を溶解させた液を加え30分撹拌して黒色の液状化粧料
を得た。
コ−ルPBC−34とを加え、良くかき混ぜたものをサ
ンドミルにて2時間分散させた。これにエリソルビン酸
とジエチルアミンの全量と精製水15部を混合撹拌して
溶解した液を添加し、10分間撹拌した後、残りの成分
を溶解させた液を加え30分撹拌して黒色の液状化粧料
を得た。
【0017】実施例3 超微粒子マグネタイト(水分散タイプ、鉄黒、岡村製油(株)製) 35.0部 ポリエチレングリコール(分子量200) 5.0部 フェノキシエタノ−ル(防腐防黴剤、東邦化学工業(株)製) 1.0部 アスコルビン酸 5.0部 尿素 0.2部 イソプロピルアミン 2.5部 精製水 51.3部 上記成分中、ポリエチレングリコールとフェノキシエタ
ノ−ルと精製水35部を混合撹拌、溶解したものを超微
粒子マグネタイトに添加し30分間混合撹拌し均一な溶
液とした後、アスコルビン酸と尿素とイソプロピルアミ
ンを残りの精製水に添加し、溶解させたものを加え、更
に30分間撹拌して黒色の液状化粧料を得た。
ノ−ルと精製水35部を混合撹拌、溶解したものを超微
粒子マグネタイトに添加し30分間混合撹拌し均一な溶
液とした後、アスコルビン酸と尿素とイソプロピルアミ
ンを残りの精製水に添加し、溶解させたものを加え、更
に30分間撹拌して黒色の液状化粧料を得た。
【0018】実施例4 テツグロNo.702(鉄黒、大東化成工業(株)製) 10.0部 グリセリン 3.0部 ニッコ−ルPBC−34(ポリオキシエチレン(20)ポリオキシプロピレン( 4)セチルエ−テル、分散剤、日光ケミカルズ(株)製) 3.0部 メッキンスM(パラオキシ安息香酸メチル、防腐防黴剤、上野製薬(株)製) 0.1部 エリソルビン酸 3.0部 ジオクチルアミン 2.5部 精製水 78.4部 上記成分中精製水50部にテツグロNo.702とニッ
コ−ルPBC−34とを加え、良くかき混ぜたものをサ
ンドミルにて2時間分散させた。これにエリソルビン酸
とジオクチルアミンの全量と精製水15部を混合撹拌し
て溶解した液を添加し、10分間撹拌した後、残りの成
分を溶解させた液を加え30分撹拌して黒色の液状化粧
料を得た。
コ−ルPBC−34とを加え、良くかき混ぜたものをサ
ンドミルにて2時間分散させた。これにエリソルビン酸
とジオクチルアミンの全量と精製水15部を混合撹拌し
て溶解した液を添加し、10分間撹拌した後、残りの成
分を溶解させた液を加え30分撹拌して黒色の液状化粧
料を得た。
【0019】実施例5 超微粒子マグネタイト(水分散タイプ、鉄黒、岡村製油(株)製) 35.0部 ポリエチレングリコール(分子量200) 5.0部 フェノキシエタノ−ル(防腐防黴剤、東邦化学工業(株)製) 1.0部 アスコルビン酸 5.0部 尿素 0.2部 3−ジメチルアミノプロピルアミン 2.5部 精製水 51.3部 上記成分中、ポリエチレングリコールとフェノキシエタ
ノ−ルと精製水35部を混合撹拌、溶解したものを超微
粒子マグネタイト(水分散タイプ)に添加し30分間混
合撹拌し均一な溶液とした後、アスコルビン酸と尿素と
3−ジメチルアミノプロピルアミンを残りの精製水に添
加し、溶解させたものを加え、更に30分間撹拌して黒
色の液状化粧料を得た。
ノ−ルと精製水35部を混合撹拌、溶解したものを超微
粒子マグネタイト(水分散タイプ)に添加し30分間混
合撹拌し均一な溶液とした後、アスコルビン酸と尿素と
3−ジメチルアミノプロピルアミンを残りの精製水に添
加し、溶解させたものを加え、更に30分間撹拌して黒
色の液状化粧料を得た。
【0020】比較例1 実施例1において、尿素の代わりに精製水を加えた以外
は同様になして黒色液状化粧料を得た。
は同様になして黒色液状化粧料を得た。
【0021】比較例2 実施例2において、ジエチルアミンの代わりに炭酸ナト
リウムを加えた以外は同様になして黒色の液状化粧料を
得た。
リウムを加えた以外は同様になして黒色の液状化粧料を
得た。
【0022】比較例3 実施例3において、尿素とイソプロピルアミンの代わり
に水酸化ナトリウム1.5部と精製水1.2部を加えた
以外は同様になして黒色の液状化粧料を得た。
に水酸化ナトリウム1.5部と精製水1.2部を加えた
以外は同様になして黒色の液状化粧料を得た。
【0023】
【発明の効果】以上実施例、比較例で得られた黒色の液
状化粧料を、ナイロンフィラメントを束ねたペン先を塗
布部として取付けた塗布具(STYLINER ACC
ENTCristian Dior)に充填して試験用
サンプルとし、以下に示す塗布跡の変色試験を行なっ
た。 塗布跡変色試験 実施例、比較例より得られた試験用サンプルに対して 変色試験1:50℃の恒温室に2日、5日、10日、
15日間放置した後、ケント紙に塗布し、目視で変色の
有無を判定した。 変色試験2:70℃の恒温室に2日、5日、10日間
放置した後、ケント紙に塗布し、目視で変色の有無を判
定した。 評価:○:変色無しまたは初期より黒い。 △:初期よりやや茶色がかっている。 ×:初期より明らかに茶色に変色している。 表1に結果を示す。
状化粧料を、ナイロンフィラメントを束ねたペン先を塗
布部として取付けた塗布具(STYLINER ACC
ENTCristian Dior)に充填して試験用
サンプルとし、以下に示す塗布跡の変色試験を行なっ
た。 塗布跡変色試験 実施例、比較例より得られた試験用サンプルに対して 変色試験1:50℃の恒温室に2日、5日、10日、
15日間放置した後、ケント紙に塗布し、目視で変色の
有無を判定した。 変色試験2:70℃の恒温室に2日、5日、10日間
放置した後、ケント紙に塗布し、目視で変色の有無を判
定した。 評価:○:変色無しまたは初期より黒い。 △:初期よりやや茶色がかっている。 ×:初期より明らかに茶色に変色している。 表1に結果を示す。
【0024】
【表1】
【0025】以上詳細に説明したように、本発明に係る
液状化粧料は、鉄黒と、水溶性有機溶剤と、水と、尿素
および/またはアルキルアミンと、さらにアスコルビン
酸、アスコルビン酸塩、エリソルビン酸、エリソルビン
酸塩とのいずれかもしくは複数とから少なくともなるの
で、経時変色防止効果が長期に渡って持続し、本来の黒
色を維持する優れたものである。
液状化粧料は、鉄黒と、水溶性有機溶剤と、水と、尿素
および/またはアルキルアミンと、さらにアスコルビン
酸、アスコルビン酸塩、エリソルビン酸、エリソルビン
酸塩とのいずれかもしくは複数とから少なくともなるの
で、経時変色防止効果が長期に渡って持続し、本来の黒
色を維持する優れたものである。
Claims (1)
- 【請求項1】 鉄黒と、水溶性有機溶剤と、水と、尿素
および/またはアルキルアミンと、さらにアスコルビン
酸、アスコルビン酸塩、エリソルビン酸、エリソルビン
酸塩とのいずれかもしくは複数とから少なくともなるこ
とを特徴とする液状化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23742193A JP3314478B2 (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | アイライナー液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23742193A JP3314478B2 (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | アイライナー液 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0769831A true JPH0769831A (ja) | 1995-03-14 |
JP3314478B2 JP3314478B2 (ja) | 2002-08-12 |
Family
ID=17015113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23742193A Expired - Fee Related JP3314478B2 (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | アイライナー液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3314478B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007123115A1 (ja) * | 2006-04-17 | 2007-11-01 | Mitsubishi Pencil Company, Limited | 水系液体メイクアップ化粧料 |
JPWO2005067867A1 (ja) * | 2004-01-20 | 2007-12-27 | 株式会社コーセー | 化粧料 |
-
1993
- 1993-08-30 JP JP23742193A patent/JP3314478B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2005067867A1 (ja) * | 2004-01-20 | 2007-12-27 | 株式会社コーセー | 化粧料 |
JP4589236B2 (ja) * | 2004-01-20 | 2010-12-01 | 株式会社コーセー | 化粧料 |
WO2007123115A1 (ja) * | 2006-04-17 | 2007-11-01 | Mitsubishi Pencil Company, Limited | 水系液体メイクアップ化粧料 |
JP5430149B2 (ja) * | 2006-04-17 | 2014-02-26 | 三菱鉛筆株式会社 | 水系液体メイクアップ化粧料 |
US8663666B2 (en) | 2006-04-17 | 2014-03-04 | Mitsubishi Pencil Company, Limited | Water based liquid makeup cosmetic |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3314478B2 (ja) | 2002-08-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |