JP2797412B2 - 液状化粧料 - Google Patents

液状化粧料

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、化粧料内蔵タイプの塗布具に充填して、塗
布部への化粧料の浸透や塗布時の化粧料の続きがスムー
ズで、経時的に目づまりが発生せず、好適に使用できる
液状化粧料に関するものであって、詳細には、着色剤と
して黒酸化鉄を用い、経時的に変色の起きない液状化粧
料に関するものである。
(従来の技術) 近年化粧料において黒色着色剤として黒酸化鉄の使用
が増大してきている。ところが、着色剤として黒酸化鉄
を用いた液状化粧料は、該黒酸化鉄の粒子径が大きく、
更に、黒酸化鉄の比重が大きく、沈降し易いという欠点
を有しているため、高粘度分散液にして沈降を抑制する
必要が有り、これを化粧料内蔵タイプの塗布具を用いた
化粧品に使用した場合、高粘度であることと、黒酸化鉄
の粒子径が大きいことから、塗布部への化粧料の浸透、
塗布時の化粧料の続き、経時的な目づまり等に問題が有
った。
そこで、出願人は、粒子径が70重量%が0.3〜1.2μm
の黒酸化鉄を用い、粘度を200cps以下とすることによ
り、塗布部への化粧料の浸透、塗布時の化粧料の続き、
経時的な目づまり等の問題を解決することを提案した。
(特願昭62−298676号) (発明が解決しようとする課題) しかしながら、一般に黒酸化鉄は、酸素の影響で酸化
され赤酸化鉄に変わる性質を持っており、経時的に色が
赤茶色系統に変色する傾向がある。更に、黒酸化鉄の粒
子径が小さいほど比表面積が増え、反応しやすくなり変
色が速く進む。従って、上記のように着色剤として粒子
径の小さい黒酸化鉄を使用した液状化粧料は、変色が発
生しやすくなるという不具合を内在していた。
本発明は、着色剤として黒酸化鉄を用い、且つ、塗布
部への化粧料の浸透、塗布時の化粧料の続き、経時的な
目詰まり等に優れる特長点を維持した液状化粧料であっ
て、経時的に変色の起きない液状化粧料を提供すること
を目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、着色剤として75重量%以上が粒子径1.2μ
m以下の黒酸化鉄と、還元性を有する物質と、溶剤とよ
り少なくともなることを特徴とする液状化粧料を要旨と
するものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
着色剤である黒酸化鉄は、その75重量%以上が1.2μ
m以下の粒子径であることが必要である。これは、黒酸
化鉄の粒子径が上記条件より大きいものを化粧料内蔵タ
イプの塗布具に充填した場合、塗布部への化粧料の浸透
や塗布時の化粧料の続きがスムーズでなく、経時的に目
づまりが発生しやすくなるためである。この黒酸化鉄
は、市販の分散タイプ超微粒子黒酸化鉄が好ましく用い
られるが、通常用いられている黒酸化鉄を、従来公知の
分散機、例えば、サンドミル、ダイノーミル等の連続媒
体分散機や、ボールミル、三本ロールミル等で分散して
用いてもよい。また、この黒酸化鉄の使用量は液状化粧
料全量に対して2〜40重量%が好ましい。
本発明の骨子である還元性を有する物質は、直接皮膚
に塗布する液状化粧料に用いても皮膚に悪影響を及ぼさ
ず、黒酸化鉄の酸化を防止し変色を起こさないようにす
るために用いるものである。具体例としては、 亜硫酸、チオ硫酸、重亜硫酸、ピロ亜硫酸、亜二チオ
ン酸、次亜リン酸などの無機酸のリチウム、ナトリウ
ム、カリウム等のアルカリ金属塩、 バニリン、オイゲノール、イソオイゲノール、没食子
酸、没食子酸のプロピル、ブチル、オクチル、ドデシル
の各エステル、ブチル化ヒドロキシアニソール、ハイド
ロキノン、カテコール、レゾルシン、酢酸レゾルシン等
の分子内に少なくとも1個のフェノール性水酸基を有す
る芳香族化合物、 ピリドキシン、ピリドキサール、リン酸ピリドキサー
ル等の分子内に複素環に直接結合する水酸基を少なくと
も1個有する芳香族性複素環化合物、 乳糖、ぶどう糖、果糖などの分子内に少なくとも1つ
の結合していないヘミアセタール性水酸基を有する糖
類、 アスコルビン酸、クエン酸、コウジ酸、エリソルビン
酸及びこれらの誘導体や、これらの酸及びその誘導体の
リチウム、ナトリウム、カリウム等の金属塩などの還元
性を有する有機酸系化合物が挙げられる。
上記還元性を有する物質は1種若しくは2種以上の混
合物として用いることができる。
その使用量は液状化粧料全量に対して、無機酸のアル
カリ金属塩・分子内に少なくとも1個のフェノール性水
酸基を有する芳香族化合物・分子内に複素環に直接結合
する水酸基を少なくとも1個有する芳香族性複素環化合
物・分子内に少なくとも1つの結合していないヘミアセ
タール性水酸基を有する糖類の場合0.1〜10重量%、還
元性を有する有機酸系化合物の場合0.05〜10重量%が好
ましい。
本化粧料を液状とするためには、溶剤が必須である
が、この溶剤としては、従来化粧料に用いられるもので
あれば、特に限定なく用いられ、具体的には、精製水、
エタノール、ブタノール、イソプロパノール、ラノリン
アルコール、アセトン、エチレングリコールモノブチル
エーテル、キシレン、トルエン、グリセリン、シクロヘ
キサン、スクワラン、流動パラフィン、ヒマシ油、プロ
ピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、メチルエチルケトン、
メチルポリシロキサン、綿実油、液状ラノリン等が単独
又は混合して使用され、その使用量は液状化粧料全量に
対して50〜98重量%が好ましい。
以上の必須成分の他に、必要に応じて、補色用の従来
化粧料に用いている各種着色剤や、塗布部での乾燥防止
又は保湿剤として尿素、チオ尿素、エチレン尿素及び各
誘導体、分散剤又は分散助剤としての各種高分子や界面
活性剤、浸透剤として界面活性剤、各種防腐・防黴剤、
粘度調節剤・耐水性付与剤としての高分子物質、pH調整
剤としての各種アルカリ化剤等を適宜添加することがで
きる。
又、本発明の液状化粧料は、粘度が200cps(25℃、以
下同じ)以下であることが好ましい。これは粘度が200c
ps以上では、塗布部が特に繊維収束体やスポンジ等の連
通多孔質体である場合、液状化粧料の塗布部への浸透が
悪く、塗布時の液の続きが悪くなり、所謂カスレが発生
しやすくなるためである。
(作用) 本発明の液状化粧料は、その75重量%以上が1.2μm
以下の粒子径である黒酸化鉄を含んでいるが、還元性を
有する物質を併用しているため、その還元力により、黒
酸化鉄の酸化が抑制され変色が防止されると推察され
る。
(実施例) 以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、
実施例、比較例中単に「部」とあるのは「重量部」を示
す。
実施例1 透明黒酸化鉄 10.0部 (黒酸化鉄,東色ペグメント(株)製) ジョンクリル62 4.8部 (スチレン−メチルスチレン−アクリル酸共重合体ア
ンモニウム塩水溶液、分散剤、米国ジョンソン(株)
製) プロピレングリコール 5.0部 尿素 3.0部 ニッコールNP−10 0.1部 (ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、浸透
剤、日光ケミカルズ(株)製) ニューサイドSC 0.3部 (デヒドロ酢酸ナトリウム、防腐・防黴剤、日本合成
化学(株)製) ペプタイドPA−100 5.0部 (ポリペプタイド、分散助剤、(株)ニッピ製) チオ硫酸ナトリウム 1.5部 精製水 70.3部 上記成分中、まず、透明黒酸化鉄及びジョンクリル62
の全量と精製水30部を磁製ボール200mlを入れた容量400
mlの磁製ボールミルに入れ、5日間混合摩砕した。これ
に、残りの成分を混合溶解した液を加えた後4日間混合
して褐色の液状化粧料を得た。
このものは、粘度5.2cpsで、黒酸化鉄の粒子径は95重
量%以上が1.2μm以下であった。
実施例2 シコメットブラック85 8.0部 (黒酸化鉄、BASFジャパン(株)製) ニッコールPBC−34 1.0部 (ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエ
ーテル、分散剤、日光ケミカルズ(株)製) セラックGBN−D局方品 1.3部 (セラック、耐水性付与剤、(株)岐阜セラック製造
所製) プロピレングリコール 8.5部 メッキンスM 0.5部 (パラオキシ安息香酸メチル、防腐・防黴剤、上野製
薬(株)製) HPC−H 0.4部 (ヒドロキシプロピルセルロース、粘度調整剤、日本
曹達(株)製) 水酸化ナトリウム(pH調整剤) 0.1部 次亜リン酸ナトリウム 2.0部 精製水 75.8部 上記成分中精製水50部にセラックと水酸化ナトリウム
の全量を加え、加熱しながらかき混ぜ溶解する。これ
に、シコメットブラック85とニッコールPBC−34とを加
え、良くかき混ぜたものをダイノーミルにて10分間分散
させた。これに残りの成分を溶解させた液を加え良くか
き混ぜて黒色の液状化粧料を得た。
このものは、粘度53cpsで、黒酸化鉄の粒子径は90重
量%以上が1.2μm以下であった。
実施例3 超微粒子マグネタイト 30.0部 (水分散タイプ) (黒酸化鉄、岡村製油(株)製) グリセリン 7.5部 フェノキシエタノール 0.2部 (防腐防黴剤、東邦化学工業(株)製) ケルギンLV 1.0部 (アルギン酸ソーダ、粘度調整剤、三晶(株)製) 亜硫酸カリウム 2.0部 精製水 59.3部 上記成分中、超微粒子マグネタイト(水分散タイプ)
を除く各成分を30分間混合撹拌し均一な溶液とした後、
超微粒子マグネタイト(水分散タイプ)を加え、更に30
分間撹拌し、黒色の液状化粧料を得た。
このものは、粘度90cpsで、黒酸化鉄の粒子径は99重
量%以上が1.2μm以下であった。
実施例4 透明黒酸化鉄 10.0部 ジョンクリル62 6.0部 プロピレングリコール 6.5部 尿素 2.8部 ニッコールNP−10 0.1部 ニューサイドSC 0.3部 ペプタイドPA−100 5.0部 亜硫酸ナトリウム 2.0部 精製水 67.3部 上記成分を実施例1と同様になして、褐色の液状化粧
料を得た。
このものは、粘度4.8cpsで、黒酸化鉄の粒子径は95重
量%以上が1.2μm以下であった。
実施例5 超微粒子マグネタイト 30.0部 (水分散タイプ) グリセリン 8.0部 フェノキシエタノール 0.2部 ケルギンLV 1.0部 ピロ亜硫酸ナトリウム 2.0部 精製水 58.8部 上記成分を実施例3と同様になして、黒色の液状化粧
料を得た。
このものは、粘度88cpsで、黒酸化鉄の粒子径は99重
量%以上が1.2μm以下であった。
実施例6 超微粒子マグネタイト 30.0部 (水分散タイプ) グリセリン 8.0部 フェノキシエタノール 0.2部 ケルギンLV 1.0部 チオ硫酸ナトリウム 0.8部 亜硫酸カリウム 1.0部 精製水 59.0部 上記成分を実施例5と同様になして黒色の液状化粧料
を得た。
このものは、粘度87cpsで、黒酸化鉄の粒子径は99重
量%以上が1.2μm以下であった。
実施例7 透明黒酸化鉄 10.0部 ジョンクリル62 4.5部 プロピレングリコール 5.0部 尿素 3.0部 ニッコールNP−10 0.1部 ニューサイドSC 0.3部 ペプタイドPA−100 5.0部 レゾルシン 0.5部 精製水 71.6部 上記成分を実施例1と同様になして褐色の液状化粧料
を得た。
このものは、粘度5.0cpsで、黒酸化鉄の粒子径は95重
量%以上が1.2μm以下であった。
実施例8 シコメットブラック85 8.0部 ニッコールPBC−34 1.0部 セラックGBN−D局方品 1.3部 プロピレングリコール 8.5部 メッキンスM 0.5部 HPC−H 0.4部 水酸化ナトリウム(pH調整剤) 0.1部 イソオイゲノール 0.8部 精製水 79.4部 上記成分を実施例2と同様になして黒色の液状化粧料
を得た。
このものは、粘度51cpsで、黒酸化鉄の粒子径は90重
量%以上が1.2μm以下であった。
実施例9 超微粒子マグネタイト 25.0部 (油分散タイプ) (黒酸化鉄、岡村製油(株)製) トルエン 72.0部 没食子酸ドデシル 2.6部 上記成分を30分間混合することにより、黒色の液状化
粧料を得た。
このものは、粘度6.7cpsで、黒酸化鉄の粒子径は99重
量%以上が1.2μm以下であった。
実施例10 透明黒酸化鉄 10.0部 ジョンクリル62 6.0部 プロピレングリコール 6.5部 尿素 2.8部 ニッコールNP−10 0.1部 ニューサイドSC 0.3部 ペプタイドPA−100 5.0部 酢酸レゾルシン 0.3部 ブチル化ヒドロキシアニソール 0.4部 精製水 73.3部 上記成分を実施例1と同様になして、黒色の液状化粧
料を得た。
このものは、粘度4.8cpsで、黒酸化鉄の粒子径は95重
量%以上が1.2μm以下であった。
実施例11 超微粒子マグネタイト 30.0部 (水分散タイプ) グリセリン 8.0部 フェノキシエタノール 0.2部 ケルギンLV 1.0部 ブチル化ヒドロキシアニソール 0.6部 精製水 60.2部 上記成分を実施例3と同様になして黒色の液状化粧料
を得た。
このものは、粘度90cpsで、黒酸化鉄の粒子径は99重
量%以上が1.2μm以下であった。
実施例12 超微粒子マグネタイト 30.0部 (水分散タイプ) グリセリン 8.0部 フェノキシエタノール 0.2部 ケルギンLV 1.0部 リン酸ピリドキサール 0.6部 精製水 60.2部 上記成分を実施例3と同様になして黒色の液状化粧料
を得た。
このものは、粘度90cpsで、黒酸化鉄の粒子径は99重
量%以上が1.2μm以下であった。
実施例13 透明黒酸化鉄 10.0部 ジョンクリル62 4.8部 プロピレングリコール 5.0部 尿素 3.0部 ニッコールNP−10 0.1部 ニューサイドSC 0.3部 ペプタイドPA−100 5.0部 ぶどう糖 2.5部 精製水 69.3部 上記成分を実施例1と同様になして褐色の液状化粧料
を得た。
このものは、粘度5.2cpsで、黒酸化鉄の粒子径は95重
量%以上が1.2μm以下であった。
実施例14 シコメットブラック85 8.0部 ニッコールPBC−34 1.0部 セラックGBN−D局方品 1.3部 プロピレングリコール 8.5部 メッキンスM 0.5部 HPC−H 0.4部 水酸化ナトリウム(pH調整剤) 0.1部 果糖 1.5部 乳糖 1.5部 精製水 80.2部 上記成分を実施例2と同様になして黒色の液状化粧料
を得た。
このものは、粘度53cpsで、黒酸化鉄の粒子径は90重
量%以上が1.2μm以下であった。
実施例15 超微粒子マグネタイト 30.0部 (水分散タイプ) グリセリン 7.5部 フェノキシエタノール 0.2部 ケルギンLV 1.0部 乳糖 3.0部 精製水 59.3部 上記成分を実施例3と同様になして黒色の液状化粧料
を得た。
このものは、粘度90cpsで、黒酸化鉄の粒子径は95重
量%以上が1.2μm以下であった。
実施例16 透明黒酸化鉄 10.0部 ジョンクリル62 4.8部 プロピレングリコール 5.0部 尿素 3.0部 ニッコールNP−10 0.1部 ニューサイドSC 0.3部 ペプタイドPA−100 5.0部 アスコルビン酸 1.5部 精製水 70.3部 上記成分を実施例1と同様にして褐色の液状化粧料を
得た。
このものは、粘度5.2cpsで、黒酸化鉄の粒子径は95重
量%以上が1.2μm以下であった。
実施例17 シコメットブラック85 8.0部 ニッコールPBC−34 1.0部 セラックGBN−D局方品 1.3部 プロピレングリコール 8.5部 メッキンスM 0.5部 HPC−H 0.4部 水酸化ナトリウム(pH調整剤) 0.1部 アスコルビン酸ナトリウム 2.0部 クエン酸ナトリウム 1.0部 精製水 74.8部 上記成分を実施例2と同様になして黒色の液状化粧料
を得た。
このものは、粘度53cpsで、黒酸化鉄の粒子径は90重
量%以上が1.2μm以下であった。
実施例18 超微粒子マグネタイト 30.0部 (水分散タイプ) グリセリン 7.5部 フェノキシエタノール 0.2部 ケルギンLV 1.0部 コウジ酸 2.0部 精製水 59.3部 上記成分を実施例3と同様になして黒色の液状化粧料
を得た。
このものは、粘度90cpsで、黒酸化鉄の粒子径は95重
量%以上が1.2μm以下であった。
実施例19 超微粒子マグネタイト 25.0部 (油分散タイプ) スクアラン 72.0部 ジパルミチン酸アスコルビル 3.0部 上記成分を30分間混合撹拌することにより、黒色液状
化粧料を得た。
このものは、粘度3cpsで、黒酸化鉄の粒子径は95重量
%以上が1.2μm以下であった。
比較例1 実施例1においてチオ硫酸ナトリウムを除きその分精
製水を加えた以外は実施例1と同様になして褐色の液状
化粧料を得た。
比較例2 実施例2において次亜リン酸ナトリウムを除きその分
精製水を加えた以外は実施例2と同様になして黒色の液
状化粧料を得た。
比較例3 実施例12においてリン酸ピリドキサールを除きその分
精製水を加えた以外は実施例12と同様になして黒色の液
状化粧料を得た。
(発明の効果) 以上実施例、比較例で得られた液状化粧料を、試作の
連通多孔を有するウレタンペン先又はナイロンフィラメ
ントを束ねたペン先を塗布部として取付けた塗布具に充
填して試験用サンプルとし、各種品質試験及び変色試験
を行なった。
(但し、実施例1,4,7,9,10,13,16,19及び比較例1はウ
レタンペン先を取付けた塗布具に、その他はナイロンフ
ィラメントを束ねたペン先を取付けた塗布具に各々充填
した。) 「各種品質試験の結果」 実施例、比較例より得られた試験用サンプルに対して 液の続き:皮膚に塗布したときの液の続き状態を目視
で判定。
液の浸透:化粧料を充填後塗布部に化粧料が浸透する
までの時間を測定。
目づまり:化粧料を充填後、室温に3ケ月間塗布部を
下向きにして放置した後、皮膚に塗布したときの塗布面
の状態を目視で判定。
以上の品質試験を行なったが、いずれも良好な結果を
得た。
「変色試験の結果」 変色試験*1:50℃の恒温室に10日間放置した後、ケン
ト紙に塗布し目視で変色の有無を判定した。
変色試験*2:70℃の恒温室に10日間放置した後、ケン
ト紙に塗布し目視で変色の有無を判定した。
評価:◎;変色無し ○;ほとんど変色無し △;変色有り ×;変色著しい 以上詳細に説明したように、本発明に係る液状化粧料
は、化粧料内蔵タイプの塗布具に充填して、塗布部への
化粧料の浸透や、塗布時の化粧料の続きがスムーズで、
経時的に目づまりの発生しない優れた性能を有してお
り、更に、経時的に変色の発生しないものである。
尚、本発明に係る液状化粧料は、化粧料内蔵タイプの
塗布具に好適に用いられるものであるが、瓶等の容器に
充填し、刷毛を用いて塗布する、所謂付け筆タイプとし
て用いてもよく、この場合、粘度は200cpsを超えても良
いこと勿論である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平1−71359 (32)優先日 平1(1989)3月23日 (33)優先権主張国 日本(JP) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 7/00 - 7/50

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】着色剤として75重量%以上が粒子径1.2μ
    m以下の黒酸化鉄と、還元性を有する物質と、溶剤とよ
    り少なくともなることを特徴とする液状化粧料。
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