JPH0769720B2 - 音声録音再生装置 - Google Patents

音声録音再生装置

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JPH0769720B2
JPH0769720B2 JP63294967A JP29496788A JPH0769720B2 JP H0769720 B2 JPH0769720 B2 JP H0769720B2 JP 63294967 A JP63294967 A JP 63294967A JP 29496788 A JP29496788 A JP 29496788A JP H0769720 B2 JPH0769720 B2 JP H0769720B2
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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は半導体メモリ素子に音声信号をディジタル信号
処理した符号化データを記録し、そのデータを読み出し
て復号化して音声信号を再生する音声録音再生装置に関
するものである。
<従来の技術> 従来、メモリ装置のデータ語長(1つのアドレスに割り
当てられたデータのビット数)と音声の符号化データ語
長(符号化復号化データのビット数)が異なる場合、第
5図(b)に示すように1符号化データをメモリ装置の
1語に割り当てて読み書きするか、あるいは、メモリ装
置のデータ語長が符号化データ語長の整数倍になるよう
に符号化データ語長が選ばれていた。たとえば、第5図
(c)に示すようにメモリ装置のデータ語長が符号化デ
ータ語長の2倍の場合は、符号化データを2データまと
めてメモリ装置に対して読み書きを行なっていた。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、上記第5図(b)の方法では、図中斜線
の部分のデータ領域が使用されず無駄となってしまう。
また、第5図(c)の方法では、符号化データ長が制限
を受けてしまう。すなわち、メモリ装置の語長が8ビッ
トのばあい、符号化データとしては4ビット,2ビット,1
ビットの語長しか適さないという問題があった。
本発明は上記の問題点を解決するために発明されたもの
であり、新規の音声録音再生装置を提供することを目的
にしている。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成するための本発明の音声録音再生装置
は、音声信号を符号化データに符号化し、符号化データ
を音声信号に復号化する符号化復号化手段と、符号化デ
ータを第1のデータ語長で保持する第1保持手段と、符
号化データを第1のデータ語長より長い第2のデータ語
長で保持する第2保持手段と、符号化データを第2のデ
ータ語長単位で記憶する記憶手段と、記憶手段に対して
書き込み及び読み出しのアドレスを発生するアドレス発
生手段と、音声信号からの符号化データを第1保持手段
に保持させ、第1のデータ語長を単位として第2保持手
段に逐次転送し、第2保持手段のデータ語長に合致した
時に、書き込みアドレスに応じて第2のデータ語長単位
で符号化データを記憶手段に記憶し、読み出しアドレス
に応じて第2のデータ語長単位で符号化データを記憶手
段から第2保持手段に読み出し、第1のデータ語長を単
位として第1保持手段に逐次転送して符号化データを読
み出すように制御する制御手段と、を備えたことを特徴
とする。
また、上記音声録音再生装置において、第1のデータ語
長を可変に制御する手段を備えたことを特徴とする。
<作用> 本発明の音声録音再生装置は、音声信号が符号化復号化
手段により符号化され、第1保持手段に保持され、その
符号化データを第1のデータ語長を単位として第2保持
手段に逐次転送し、第2保持手段のデータ語長に合致し
た時に、書き込みアドレスに応じて第2のデータ語長単
位で符号化データを記憶手段に記憶する。一方、読み出
し時には、読み出しアドレスに応じて第2のデータ語長
単位で符号化データを記憶手段から第2保持手段に読み
出し、第1のデータ語長単位で第1保持手段に逐次転送
し符号化データを読み出し、符号化復号化手段により復
号化され音声信号になる。
また、第1のデータ語長を可変に制御するので、第1の
データ語長が転送されても第2のデータ語長に対し余り
が生じないようにすることができる。
<実施例> 以下、本発明の一実施例を添付図面を参照して詳細に説
明する。
第1図は本発明に係る3ビットの符号長でADPCM符号化
方式を用いた音声ディジタル録音再生装置のブロック図
であり、図中、符号1で示されるものは符号化復号化回
路であり、A/D変換器よりA/D変換された音声信号11を入
力し、3ビットの符号化データ41を出力する。また逆
に、3ビットの符号化データ41を入力し、復号化された
音声信号12をD/A変換器に出力する。2は符号化データ
を8ビット単位で格納する読み出し、書き込みが可能な
メモリである。4は上記符号化データ41と同じビット長
(語長)を有するシフトレジスタであり、符号化復号化
回路1に対して並列にデータ41の書き込み、および読み
出しが可能である。5はメモリ2と同じデータ語長を有
するシフトレジスタであり、メモリ2の指定されたアド
レスに対して並列にデータ51の書き込み、および読み出
しが可能である。レジスタ4とレジスタ5は環状のシフ
トレジスタを構成し、1回のシフト動作でレジスタ4の
最下位ビットがレジスタ5の最上位ビットへ、また、レ
ジスタ5の最下位ビットがレジスタ4の最上位ビットへ
移動するように接続されている。6はメモリ2に対して
メモリアドレスを供給するメモリアドレス発生回路であ
る。3は制御回路であり、符号化復号化回路1からの入
力信号31を受けて、レジスタ4および5,メモリ2,メモリ
アドレス発生回路に制御信号を送出するべく、それぞれ
制御線32,33,34で接続されている。
本発明の音声録音再生装置は上述のように構成されてお
り、以下、その動作について説明する。
音声信号は一定のサンプリング周期ごとにA/D変換され
たデータ11として符号化復号化回路1に入力される。符
号化復号化回路1はデータ11が入力されるごとに符号化
を行ない、3ビットの符号化データ41をレジスタ4に出
力する。このとき同時に符号化復号化回路1は制御回路
3にデータ41を出力したことを示す信号31を出力する。
信号31により制御回路3は、レジスタ4およびレジスタ
5に対し、3回右シフトするためのクロック32を出力す
る。このクロック32によりレジスタ4およびレジスタ5
は1つの11ビットの環状なシフトレジスタとして動作
し、全体が3ビット右シフトする。この結果、レジスタ
4の内容は、第2図(a)の521のようにレジスタ5に
左詰めの状態で移動し、レジスタ4は空になる。(実際
には、レジスタ5の右端の不要な3ビットのデータが移
動している。) 次の周期にデータ11が入力されると、符号化復号化回路
1は2回目の符号化を行ない、前記と同じように動作し
て、レジスタ4とレジスタ5は3回右へシフトされ、第
2図(b)の531のようにデータはレジスタ5に左づめ
の状態で蓄えられる。前回符号化されたデータ521は3
ビット右に移動している。
さらに次の周期にデータ11が入力されると、符号化復号
化回路1は3回目の符号化を行ない、前記と同じように
レジスタ4とレジスタ5は3回右へシフトされるが、2
回目のシフトが終了した時点で8ビットのレジスタ5は
符号データで満たされ、制御回路3は制御信号33により
レジスタ5の8ビットデータをメモリ2に書き込む。こ
のとき、メモリアドレス61は、データを書き込むべきア
ドレス、たとえば、0番地にメモリアドレス発生回路6
によって設定されている。このデータの書き込みが終了
すると、メモリアドレス発生回路6はメモリアドレス61
の値を1つ進めて次の書き込みに備える。また、レジス
タ4とレジスタ5は残りの1回の右シフト動作を行な
い、レジスタ4は空になり、レジスタ5には第2図
(c)のようにメモリ2に書き込まれなかった3ビット
のうちの1ビットのデータ541が蓄えらえる。
以後、同じようにして符号化が行なわれるたびにレジス
タ5には左づめでデータがシフト動作により蓄えられて
いき、3ビットのシフト途中でもレジスタ5が8ビット
で満たされた時点でデータがメモリ2に書き込まれ、メ
モリ2のアドレス61が更新される。制御信号33,34は、
レジスタ4およびレジスタ5に制御回路3から出力され
るシフト用のクロック32が8回出力される毎に1回出力
するようにすることで実現できる。
以上の動作により、メモリ2には第5図(a)のように
3ビットの符号化データがすき間なく書き込まれる。
復号化時には、まず制御回路3よりメモリ2に対して制
御信号33が出力され、これによって8ビットのメモリデ
ータがレジスタ5に読み出される。このときメモリアド
レス61はデータを読み出すべきアドレス、たとえば、0
番地に設定されている。制御信号33が出力されてメモリ
読み出しが行なわれると、制御回路3は次のメモリデー
タの読み出しのためにメモリアドレス発生回路6に制御
信号34を出力し、メモリアドレス61を1つ進める。引き
続き、制御回路3は、レジスタ4,レジスタ5に対して3
回シフトするためのクロック32を出力し、符号化時と同
様にレジスタ4とレジスタ5は1つの環状のシフトレジ
スタとして動作し、3回右シフトを行なう。すなわち、
復号時には3回のシフトにより、レジスタ5の右端の3
ビットがレジスタ4に移動し、レジスタ5の左端3ビッ
トは第3図(a)のように空になる。(実際にはレジス
タ4の不要な3ビットのデータが移動してくることにな
る。)つまり、レジスタ4には、符号化時に最初に符号
化してメモリ2に書き込まれた符号データが以上の動作
によりメモリ2から読み出され、再びセットされている
ことになる。以上は再生のための準備動作となる。
符号化復号化回路1は、一定のサンプリング周期ごとに
以下に示すような動作で次々にセットされるレジスタ4
の符号データ41を読み出し、復号化した音声合成データ
12としてD/A変換器へ出力することでもとの音声波形が
得られる。
まず、符号化復号化回路1はレジスタ4の符号データ41
を読み出した後、復号化を行なうとともに制御回路3へ
データ41を入力したことを示す信号31を出力する。これ
にしたがって制御回路3はレジスタ4,レジスタ5に3回
シフトするためのクロック32を出力する。第3図(a)
に示すように、3回のシフト動作によりレジスタ5の右
端の3ビットのデータ532がレジスタ4に移動し、レジ
スタ5は第3図(b)のように、メモリ2より読み出し
たデータ542が残っている。このデータ542は2ビットで
あり、残り1ビットはまだメモリ2から読み出されてい
ない。
さらに次の復号化時、レジスタ4にセットされている符
号データ41が読み出された後、レジスタ4とレジスタ5
は3回のシフト動作を行なうが、2回目のシフト動作が
終了した時点でレジスタ5が空になり、制御回路3から
メモリ2に制御信号33が出力され、新たな8ビットのデ
ータがメモリ2からレジスタ5に読み込まれる。このデ
ータの右端にはデータ542の残りの1ビットが含まれて
いる。この時点でメモリアドレス発生回路6は制御信号
34により次回のメモリデータの読み出しのためにメモリ
アドレス61を1つ進める。これに続いて3回のシフトの
うちの残り1回のシフト動作が行なわれる。この動作に
よってデータ542の残りの1ビットはレジスタ5の右端
よりレジスタ4に送られ、レジスタ4にはデータ542が
3ビット揃った状態になり、符号化復号化回路1により
符号化データ41として読み出すことができる。また、レ
ジスタ5は第3図(c)のようになっている。
以後、同じようにレジスタ4より符号化復号化回路1が
符号データ41を読み出すサンプリング周期ごとに、レジ
スタ5からレジスタ4への3回のデータシフトが行なわ
れ、レジスタ5が空になるたびにメモリ2からのデータ
読み出しが行なわれ、常に符号化復号化回路1がデータ
41を読み出せるように設定される。3回のシフト途中に
レジスタ5が空になった場合は、その時点でメモリ2よ
り新しい8ビットのデータが読み出され、残りの回数だ
けシフト動作が行なわれる。このように、符号化した時
の3ビット1組の符号データが、メモリ2中では第5図
(a)のように異なるアドレス間に分割されて存在して
いても、上述のようなシフト動作によって、レジスタ4
へ送られてきた時には、符号化時の3ビットのデータと
して揃うことになる。
レジスタ5は8回のシフトごとに空になるので、メモリ
2からメモリデータ51を読み出すための制御信号33とメ
モリアドレス61を1つ進める制御信号34は、クロック32
を8回出力するごとに1回出力するようにすることで実
現できる。
なお、符号データ長は3ビットとして述べているが、レ
ジスタ4のビット長とサンプリング周期の間のシフト回
数を符号データ長と同じにすることにより任意の符号デ
ータ長で符号化および復号化を行なうことができる。
また、メモリ2のデータ語長に関しても、8ビットとし
て述べているが、レジスタ5とデータ語長を同じにする
ことにより、任意の語長のメモリが使用できる。この場
合、メモリのデータ語長をNとすると、レジスタ5とメ
モリ2との間の読み出しおよび書き込みは、レジスタ4
とレジスタ5をN回シフトするごとに1回行なうように
する。
次に本発明に係る別の実施例を第4図に示す。
第1図の実施例との違いは、レジスタ4が制御回路3か
らの制御信号35により有効なデータ長を可変にすること
ができる。本実施例は、符号化データ41が5ビットの場
合と3ビットの場合とを切替回路7で切り替えるもので
ある。
それぞれの動作については第1図の実施例と同様であ
る。
一般に符号化および復号化により合成される音声の音質
と符号化データ長との関係は、符号化データ長が長いと
情報量が多いため音質は良いが、一定容量のメモリに記
憶できる符号データ数が少ないため、録音再生できる時
間が短くなる。逆に符号データ長が短いと情報量が少な
いため音質は悪くなるが、一定容量のメモリに記憶でき
る符号データ数が多いため、録音再生できる時間が長く
なる。したがって、符号化データ長が使用者によって指
定できる第4図の実施例では音質を優先するが、録音時
間を優先するかを選択できることになる。また、この実
施例では5ビットと3ビットの切り替えの例を示した
が、その他のデータ長を持つ符号間でも切り替えられ、
さらに、切替回路7を多入力のものにすることにより、
3通り以上の切り替えも可能である。
<効果> 本発明は以上のように構成されているので、データを記
憶するメモリのデータ語長に制約を受けずに任意の語長
を有する符号化データをメモリに無駄なく格納でき、ま
た、元通りの符号として読み出すことができる。たのた
め、圧縮効率の高いビット長の符号データでメモリを有
効に利用し、音質の良い録音再生を行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る音声ディジタル録音再生装置の一
実施例を示すブロック図、第2図および第3図はレジス
タ内のデータがシフトされる状態を示す図、第4図は本
発明に係る音声ディジタル録音再生装置の別の実施例を
示すブロック図、第5図はメモリの中にデータが格納さ
れる状態を示す図である。 1:符号化復号化回路、2:メモリ、3:制御信号、4,5:レジ
スタ、6:メモリアドレス発生回路、7:切替回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−75397(JP,A) 特開 昭63−259899(JP,A) 特開 昭59−4255(JP,A) 特開 昭59−3548(JP,A) 特開 昭60−195595(JP,A) 特開 昭62−232695(JP,A) 特公 昭43−15108(JP,B1)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声信号を符号化データに符号化し、符号
    化データを音声信号に復号化する符号化復号化手段と、 符号化データを第1のデータ語長で保持する第1保持手
    段と、 符号化データを第1のデータ語長より長い第2のデータ
    語長で保持する第2保持手段と、 符号化データを第2のデータ語長単位で記憶する記憶手
    段と、 記憶手段に対して書き込み及び読み出しのアドレスを発
    生するアドレス発生手段と、 音声信号からの符号化データを第1保持手段に保持さ
    せ、第1のデータ語長を単位として第2保持手段に逐次
    転送し、第2保持手段のデータ語長に合致した時に、書
    き込みアドレスに応じて第2のデータ語長単位で符号化
    データを記憶手段に記憶し、読み出しアドレスに応じて
    第2のデータ語長単位で符号化データを記憶手段から第
    2保持手段に読み出し、第1のデータ語長を単位として
    第1保持手段に逐次転送して符号化データを読み出すよ
    うに制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする音
    声録音再生装置。
  2. 【請求項2】第1のデータ語長を可変に制御する手段を
    備えたことを特徴とする請求項1に記載の音声録音再生
    装置。
JP63294967A 1988-11-22 1988-11-22 音声録音再生装置 Expired - Fee Related JPH0769720B2 (ja)

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US07/438,869 US5119092A (en) 1988-11-22 1989-11-20 Apparatus for encoding, decoding, and storing waveforms

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6175397A (ja) * 1984-09-21 1986-04-17 株式会社日立製作所 音声デ−タメモリ制御方式
JPS63259899A (ja) * 1987-04-17 1988-10-26 Sanyo Electric Co Ltd 音声録音再生装置の表示回路

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JPH02140800A (ja) 1990-05-30

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