JP2996601B2 - エラスティックストア回路とタイムスイッチ回路の共有回路 - Google Patents
エラスティックストア回路とタイムスイッチ回路の共有回路Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル処理装置等に
用いられ、データ信号の処理を行うエラステティックス
トア回路(以下、ES回路という)及びタイムスイッチ
(以下、TSW回路という)に関するものである。
用いられ、データ信号の処理を行うエラステティックス
トア回路(以下、ES回路という)及びタイムスイッチ
(以下、TSW回路という)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ES回路は、デジタルデータ間の遅延変
動の吸収及び位相同期、つまり位相調整を行うものであ
り、入力データを保持するバッファメモリ(以下、BM
という)を備えている。このBMの書込み側では、書込
みクロックに同期してデータを該BMに書込み、読出し
側では、その書込まれたデータを読出しクロックに応じ
て順に読み出す。即ち、書込み側と読出し側とで動作が
分離されており、書込みクロックと読出しクロックによ
ってデータ間の位相差を吸収する。一方、TSW回路
は、データメモリ(以下、DMとう)とアドレスコント
ロールメモリ(以下、ACMという)とアドレスカウン
タ(以下、ACという)とを、備えている。DMはデー
タを格納するメモリであり、ランダムアクセス可能な構
成である。ACMはDMに対する読出しアドレスを制御
するメモリであり、ACはDMに対する書込みアドレス
及びACMに対する読出しアドレスを発生するものであ
る。TSW回路は以下の(a)〜(c)の手順により、
タイムスロット(チャネル)の入れ替え(変換)を実現
する。
動の吸収及び位相同期、つまり位相調整を行うものであ
り、入力データを保持するバッファメモリ(以下、BM
という)を備えている。このBMの書込み側では、書込
みクロックに同期してデータを該BMに書込み、読出し
側では、その書込まれたデータを読出しクロックに応じ
て順に読み出す。即ち、書込み側と読出し側とで動作が
分離されており、書込みクロックと読出しクロックによ
ってデータ間の位相差を吸収する。一方、TSW回路
は、データメモリ(以下、DMとう)とアドレスコント
ロールメモリ(以下、ACMという)とアドレスカウン
タ(以下、ACという)とを、備えている。DMはデー
タを格納するメモリであり、ランダムアクセス可能な構
成である。ACMはDMに対する読出しアドレスを制御
するメモリであり、ACはDMに対する書込みアドレス
及びACMに対する読出しアドレスを発生するものであ
る。TSW回路は以下の(a)〜(c)の手順により、
タイムスロット(チャネル)の入れ替え(変換)を実現
する。
【0003】(a) 複数のデータが多重された入力デ
ータを順番(シーケンシャル)にDMに書き込む。 (b) ACMにデータを読み出す順番を設定する。 (c) ACMの内容に基づき、DMに書込まれたデー
タを読み出す。TSW回路は、以上の(a)〜(c)に
よって、時間軸上のタイムスロットの入替えを行うスイ
ッチである。
ータを順番(シーケンシャル)にDMに書き込む。 (b) ACMにデータを読み出す順番を設定する。 (c) ACMの内容に基づき、DMに書込まれたデー
タを読み出す。TSW回路は、以上の(a)〜(c)に
よって、時間軸上のタイムスロットの入替えを行うスイ
ッチである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
デジタル装置等においては、次のような課題があった。
ES回路の動作(以下、ES動作という)とTSW回路
の動作(以下、TSW動作という)ではメモリからのデ
ータの読出し順序が異なるため、TSW回路とES回路
とは共有されていない。そのため、デジタル装置の回路
を作成する場合、TSW回路とES回路を別々に作成す
るので、回路規模が増大する。また、回路を構成するL
SIの作成も2コード分作成しなければならなかった。
本発明は前記従来技術が持っていた課題として、回路規
模が増大する点と、2コード分の回路作成をする必要が
ある点について解決をしたES回路とTSW回路の共有
回路を提供するものである。
デジタル装置等においては、次のような課題があった。
ES回路の動作(以下、ES動作という)とTSW回路
の動作(以下、TSW動作という)ではメモリからのデ
ータの読出し順序が異なるため、TSW回路とES回路
とは共有されていない。そのため、デジタル装置の回路
を作成する場合、TSW回路とES回路を別々に作成す
るので、回路規模が増大する。また、回路を構成するL
SIの作成も2コード分作成しなければならなかった。
本発明は前記従来技術が持っていた課題として、回路規
模が増大する点と、2コード分の回路作成をする必要が
ある点について解決をしたES回路とTSW回路の共有
回路を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、ES回路とTSW回路の共有回路におい
て、次のような構成にしている。 データを格納するメモ
リと、書込みクロックをカウントする書込み用ビットカ
ウンタを有し、該書込み用ビットカウンタのカウント値
に対するデコードを行い前記メモリの書込み場所を示す
書込みデコード値を順次生成して該メモリに与え、該メ
モリに前記データを書込ませる書込みカウンタ回路と、
前記書込みクロックとは分離独立した読出しクロックを
カウントする読出し用ビットカウンタを有し、該読出し
用ビットカウンタのカウント値に対するデコードを行い
前記メモリの読出し場所を示す読出しデコード値を順次
生成して前記メモリに与え、該メモリから前記データを
読出させる読出しカウンタ回路とを備えている。 そし
て、前記読出しカウンタ回路は、前記メモリから読出す
データの位相調整を行うES動作を実施する場合には、
前記読出し用ビットカウンタのカウント値をデコード
し、該メモリにおける前記各データの書込み場所を前記
書込み順序と同じ順序で指示する前記読出しデコード値
を順次生成し、該メモリに多重化データが格納されて該
多重化データのタイムスロット変換を行うTSW動作を
実施する場合には、前記書込み用ビットカウンタのカウ
ント値のうちで該メモリを複数に分割する面を指示する
上位ビットを参照して該読出し用ビットカウンタのカウ
ント値をデコードし、該多重化データが書込まれた各面
を該書込み順序とは異なる順序で指定すると共に該指定
した面では該多重化データが書込まれた場所を該書込み
順序と同じ順序で指定する前記読出しデコード値を順次
生成する構成にし ている。
決するために、ES回路とTSW回路の共有回路におい
て、次のような構成にしている。 データを格納するメモ
リと、書込みクロックをカウントする書込み用ビットカ
ウンタを有し、該書込み用ビットカウンタのカウント値
に対するデコードを行い前記メモリの書込み場所を示す
書込みデコード値を順次生成して該メモリに与え、該メ
モリに前記データを書込ませる書込みカウンタ回路と、
前記書込みクロックとは分離独立した読出しクロックを
カウントする読出し用ビットカウンタを有し、該読出し
用ビットカウンタのカウント値に対するデコードを行い
前記メモリの読出し場所を示す読出しデコード値を順次
生成して前記メモリに与え、該メモリから前記データを
読出させる読出しカウンタ回路とを備えている。 そし
て、前記読出しカウンタ回路は、前記メモリから読出す
データの位相調整を行うES動作を実施する場合には、
前記読出し用ビットカウンタのカウント値をデコード
し、該メモリにおける前記各データの書込み場所を前記
書込み順序と同じ順序で指示する前記読出しデコード値
を順次生成し、該メモリに多重化データが格納されて該
多重化データのタイムスロット変換を行うTSW動作を
実施する場合には、前記書込み用ビットカウンタのカウ
ント値のうちで該メモリを複数に分割する面を指示する
上位ビットを参照して該読出し用ビットカウンタのカウ
ント値をデコードし、該多重化データが書込まれた各面
を該書込み順序とは異なる順序で指定すると共に該指定
した面では該多重化データが書込まれた場所を該書込み
順序と同じ順序で指定する前記読出しデコード値を順次
生成する構成にし ている。
【0006】
【作用】本発明によれば、以上のようにES回路とTS
W回路の共有回路を構成したので、書込み用ビットカウ
ンタが書込みクロックをカウントし、書込みカウンタ回
路は、書き込み用ビットカウンタのカウント値をデコー
ドする。このときのデコード値は、データの書込み場所
を示すものであり、メモリにデータがデコード値に基づ
き順次書込まれる。一方、読出し用ビットカウンタが読
出しクロックをカウントし、読出しカウンタ回路は、読
出し用ビットカウンタのカウント値をデコードする。こ
のときのデコード値は、データの読出し場所を示すもの
であり、メモリからデータが順次読出される。 ここで、
読出しカウンタ回路が行うデコードは、ES動作を実施
する場合とTSW動作を実施する場合とで異なる。ES
動作を実施する場合には、読出し用ビットカウンタのカ
ウント値をデコードし、メモリにおける各データの書込
み場所を書込み順序と同じ順序で指示する読出しデコー
ド値を順次生成する。TSW動作を実施する場合には、
書込み用ビットカウンタのカウント値のうちでメモリを
複数に分割する面を指示する上位ビットを参照して読出
し用ビットカウンタのカウント値をデコードし、多重化
データが書込まれた各面を書込み順序とは異なる順序で
指定すると共にその指定した面では多重化データが書込
まれた場所を書込み順序と同じ順序で指定する読出しデ
コード値を順次生成する。よって、ES動作のときに
は、メモリからデータが、読出しクロックに同期して書
込み順に読出される。TSW動作のときには、書込みの
ときとは面単位で異なる順で、多重化データがメモリか
ら読出される。つまり、多重化データのタイムスロット
変換が行われる。従って、前記課題を解決できるのであ
る。
W回路の共有回路を構成したので、書込み用ビットカウ
ンタが書込みクロックをカウントし、書込みカウンタ回
路は、書き込み用ビットカウンタのカウント値をデコー
ドする。このときのデコード値は、データの書込み場所
を示すものであり、メモリにデータがデコード値に基づ
き順次書込まれる。一方、読出し用ビットカウンタが読
出しクロックをカウントし、読出しカウンタ回路は、読
出し用ビットカウンタのカウント値をデコードする。こ
のときのデコード値は、データの読出し場所を示すもの
であり、メモリからデータが順次読出される。 ここで、
読出しカウンタ回路が行うデコードは、ES動作を実施
する場合とTSW動作を実施する場合とで異なる。ES
動作を実施する場合には、読出し用ビットカウンタのカ
ウント値をデコードし、メモリにおける各データの書込
み場所を書込み順序と同じ順序で指示する読出しデコー
ド値を順次生成する。TSW動作を実施する場合には、
書込み用ビットカウンタのカウント値のうちでメモリを
複数に分割する面を指示する上位ビットを参照して読出
し用ビットカウンタのカウント値をデコードし、多重化
データが書込まれた各面を書込み順序とは異なる順序で
指定すると共にその指定した面では多重化データが書込
まれた場所を書込み順序と同じ順序で指定する読出しデ
コード値を順次生成する。よって、ES動作のときに
は、メモリからデータが、読出しクロックに同期して書
込み順に読出される。TSW動作のときには、書込みの
ときとは面単位で異なる順で、多重化データがメモリか
ら読出される。つまり、多重化データのタイムスロット
変換が行われる。従って、前記課題を解決できるのであ
る。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の実施例を示すES回路とT
SW回路の共有回路の構成ブロック図である。この回路
は、ES動作とTSW動作を共に実施することのできる
共有回路であり、入力端子DATAINと出力端子DATAOUT 間
に備えられ、データを格納するDM10を有している。
DM10には書込みカウンタ回路(以下、WCNTとい
う)20とACM30とが、接続されている。ACM3
0には、読出しカウンタ回路(以下、RCNTという)
40が接続されている。本実施例では、TSW回路とし
てTSW動作する場合、DM10は256WORD×9BIT
×3面の面構成となり、ES回路としてES動作を行う
場合には768WORD×9BIT の構成を採る。WCNT2
0には書込みクロックWCLKと信号WFP が入力されてい
る。このWCNT20はクロックWCLKに同期したカウン
トを行い、DM10に対するデータの書込み場所を示す
書込みデコード値を出力する機能を有している。このデ
コード値はDM10に対する書込みアドレスでA20で
ある。ACM30はDM10に対する読出しアドレスを
発生するメモリである。RCNT40には書込みクロッ
クWCLKに対して独立した読出しクロックRCLKと信号RFP
とが入力されている。このクロックRCLKに同期して、R
CNT40はACM30に対する読出しアドレスである
読出しデコード値S40を出力する機能を有している。
このデコード値は、DM10に対する読出し場所を示す
ものであり、ACM30に対する読出しアドレスとな
る。ACM30が読出しデコード値S40に対応するア
ドレスをDM10に与える構成になっている。書込みク
ロックWCLKと読出しクロックRCLKとは、分離独立してい
るので、WCNT20とRCNT40とは、独立に動作
する構成となっている。図2は、図1中のWCNTを示
す構成ブロック図である。
SW回路の共有回路の構成ブロック図である。この回路
は、ES動作とTSW動作を共に実施することのできる
共有回路であり、入力端子DATAINと出力端子DATAOUT 間
に備えられ、データを格納するDM10を有している。
DM10には書込みカウンタ回路(以下、WCNTとい
う)20とACM30とが、接続されている。ACM3
0には、読出しカウンタ回路(以下、RCNTという)
40が接続されている。本実施例では、TSW回路とし
てTSW動作する場合、DM10は256WORD×9BIT
×3面の面構成となり、ES回路としてES動作を行う
場合には768WORD×9BIT の構成を採る。WCNT2
0には書込みクロックWCLKと信号WFP が入力されてい
る。このWCNT20はクロックWCLKに同期したカウン
トを行い、DM10に対するデータの書込み場所を示す
書込みデコード値を出力する機能を有している。このデ
コード値はDM10に対する書込みアドレスでA20で
ある。ACM30はDM10に対する読出しアドレスを
発生するメモリである。RCNT40には書込みクロッ
クWCLKに対して独立した読出しクロックRCLKと信号RFP
とが入力されている。このクロックRCLKに同期して、R
CNT40はACM30に対する読出しアドレスである
読出しデコード値S40を出力する機能を有している。
このデコード値は、DM10に対する読出し場所を示す
ものであり、ACM30に対する読出しアドレスとな
る。ACM30が読出しデコード値S40に対応するア
ドレスをDM10に与える構成になっている。書込みク
ロックWCLKと読出しクロックRCLKとは、分離独立してい
るので、WCNT20とRCNT40とは、独立に動作
する構成となっている。図2は、図1中のWCNTを示
す構成ブロック図である。
【0008】WCNT20は、クロックWCLKに同期して
カウント動作をする書込み用ビットカウンタである25
6ビットカウンタ(256CNT)21及び該256ビ
ットカウンタ21からのカウント終了信号S21をカウ
ントする3ビットカウンタ(3CNT)22と、各カウ
ンタ21,22の出力側に接続されたデコーダ(DE
C)23とを、備えている。デコーダ23は、カウンタ
21,22のカウント値C21,C22をデコードして
DM10の書込み位置を示すアドレスA20を生成する
ものであり、出力側がDM10に接続されている。な
お、カウンタ21,22におけるカウント値C21,C
22は、書込みデータの先頭を示すための信号WFP によ
ってリセットされる構成となっている。図3は、図1中
のRCNTを示す構成ブロック図である。RCNT40
は、クロックRCLKに同期してカウント動作をする読出し
用ビットカウンタである256ビットカウンタ(256
CNT)41を有し、その256ビットカウンタ41の
出力側には、メモリを有した読出し制御回路(DMR
D)42と、デコーダ(DEC)43とが接続されてい
る。読出し制御回路42の出力側も、デコーダ43に接
続されている。図4は、図3中の読出し制御回路の機能
を示すブロック図である。
カウント動作をする書込み用ビットカウンタである25
6ビットカウンタ(256CNT)21及び該256ビ
ットカウンタ21からのカウント終了信号S21をカウ
ントする3ビットカウンタ(3CNT)22と、各カウ
ンタ21,22の出力側に接続されたデコーダ(DE
C)23とを、備えている。デコーダ23は、カウンタ
21,22のカウント値C21,C22をデコードして
DM10の書込み位置を示すアドレスA20を生成する
ものであり、出力側がDM10に接続されている。な
お、カウンタ21,22におけるカウント値C21,C
22は、書込みデータの先頭を示すための信号WFP によ
ってリセットされる構成となっている。図3は、図1中
のRCNTを示す構成ブロック図である。RCNT40
は、クロックRCLKに同期してカウント動作をする読出し
用ビットカウンタである256ビットカウンタ(256
CNT)41を有し、その256ビットカウンタ41の
出力側には、メモリを有した読出し制御回路(DMR
D)42と、デコーダ(DEC)43とが接続されてい
る。読出し制御回路42の出力側も、デコーダ43に接
続されている。図4は、図3中の読出し制御回路の機能
を示すブロック図である。
【0009】図1の回路をES回路として用いる時、読
出し制御回路42は、カウンタ41からのカウント終了
信号S41をカウントする3ビットカウンタ(3CN
T)として動作する。TSW回路として用いる時には、
WCNT20中の3ビットカウンタ22の出力値C22
をデコードする構成(RDEC)になっている。ACM
30は使用方法によってビット数が変化するが、本実施
では256WORD×10BIT としている。図1の回路をT
SW回路として使用する場合、ACM30はアドレスコ
ントロールメモリとなるものである。図5は図1中のW
CNTの動作を示すタイムチャートであり、図6は図1
中のRCNTの動作を示すタイムチャートである。これ
らの図5,6を参照しつつ、図1のES回路とTSW回
路の共有回路の動作(1),(2)を説明する。
出し制御回路42は、カウンタ41からのカウント終了
信号S41をカウントする3ビットカウンタ(3CN
T)として動作する。TSW回路として用いる時には、
WCNT20中の3ビットカウンタ22の出力値C22
をデコードする構成(RDEC)になっている。ACM
30は使用方法によってビット数が変化するが、本実施
では256WORD×10BIT としている。図1の回路をT
SW回路として使用する場合、ACM30はアドレスコ
ントロールメモリとなるものである。図5は図1中のW
CNTの動作を示すタイムチャートであり、図6は図1
中のRCNTの動作を示すタイムチャートである。これ
らの図5,6を参照しつつ、図1のES回路とTSW回
路の共有回路の動作(1),(2)を説明する。
【0010】(1)TSW動作を行う場合 図5のように、WCNT20において、カウンタ21が
クロックWCLKに同期した256ビットのカウントを行
い、カウンタ22が3ビットのカウントを行う。ここ
で、デコーダ23は、各カウンタ21,22のカウント
値C21,C22をデコードすることによって、データ
の書込み場所を示すアドレスA20を作成してDM10
に送る。入力端子DATAINから入力された9ビットのデー
タD1は、WCNT20のカウント動作で生成されたア
ドレスA20に基づき、順にDM10に書込まれる。こ
こで、WCNT20におけるカウント値のうちで、上位
ビットを担当するカウント値C22によって指示される
DM10内の面に、入力データが書込まれることにな
る。即ち、TSW回路の動作を行う場合には、DM10
は256WORD×9BIT ×3面構成となる。ACM30に
は、予めDM10からデータを読出すためのアドレスA
30が書込まれており、RCNT40からの読出しデコ
ード値S40に基づいてそのアドレスA30がDM10
に供給される。ACM30からのアドレスA30に基づ
き、DM10に書込まれたデータは、出力端子DATAOUT
から読出される。このとき、RCNT40中のカウンタ
41は、図6のように、読出しクロックRCLKに同期して
カウントを行い、読出し制御回路42は、読出しカウン
トの先頭を示す信号RFP がオンの時のWNCNT20中
のカウンタ22のカウント値C22を参照したデコード
値を出力する。例えば図6のように、WCNT20にお
けるカウント値C22が“0”の場合、RCNT40中
の読出し制御回路42からの出力C42は“2”とされ
る。同様に、“1”の場合は“0”、“2”の場合は
“1”とされる。よって、DM10に対する書込み面と
読出し面が異なり、DM10における読出しセルと書込
みセルの一致が避けられると共に、読出し順序が面単位
で変換される。即ち、読出し制御回路42の出力C42
は、読出しの面切り替えに用いられる。デコーダ43
は、読出し制御回路42の出力C42で指定した面と、
カウンタ41のカウント値C41で指定された面内のア
ドレスとに基づく読出しデコード値S40を生成してA
CM30に送る。ACM30は、読出しデコード値S4
0に基づくアドレスA30をDM10送り、読出し順序
が設定される。
クロックWCLKに同期した256ビットのカウントを行
い、カウンタ22が3ビットのカウントを行う。ここ
で、デコーダ23は、各カウンタ21,22のカウント
値C21,C22をデコードすることによって、データ
の書込み場所を示すアドレスA20を作成してDM10
に送る。入力端子DATAINから入力された9ビットのデー
タD1は、WCNT20のカウント動作で生成されたア
ドレスA20に基づき、順にDM10に書込まれる。こ
こで、WCNT20におけるカウント値のうちで、上位
ビットを担当するカウント値C22によって指示される
DM10内の面に、入力データが書込まれることにな
る。即ち、TSW回路の動作を行う場合には、DM10
は256WORD×9BIT ×3面構成となる。ACM30に
は、予めDM10からデータを読出すためのアドレスA
30が書込まれており、RCNT40からの読出しデコ
ード値S40に基づいてそのアドレスA30がDM10
に供給される。ACM30からのアドレスA30に基づ
き、DM10に書込まれたデータは、出力端子DATAOUT
から読出される。このとき、RCNT40中のカウンタ
41は、図6のように、読出しクロックRCLKに同期して
カウントを行い、読出し制御回路42は、読出しカウン
トの先頭を示す信号RFP がオンの時のWNCNT20中
のカウンタ22のカウント値C22を参照したデコード
値を出力する。例えば図6のように、WCNT20にお
けるカウント値C22が“0”の場合、RCNT40中
の読出し制御回路42からの出力C42は“2”とされ
る。同様に、“1”の場合は“0”、“2”の場合は
“1”とされる。よって、DM10に対する書込み面と
読出し面が異なり、DM10における読出しセルと書込
みセルの一致が避けられると共に、読出し順序が面単位
で変換される。即ち、読出し制御回路42の出力C42
は、読出しの面切り替えに用いられる。デコーダ43
は、読出し制御回路42の出力C42で指定した面と、
カウンタ41のカウント値C41で指定された面内のア
ドレスとに基づく読出しデコード値S40を生成してA
CM30に送る。ACM30は、読出しデコード値S4
0に基づくアドレスA30をDM10送り、読出し順序
が設定される。
【0011】(2)ES動作を行う場合 WCNT20において、信号WFP によって書込みデータ
の先頭が設定され、カウンタ21はクロックWCLKに同期
した256ビットのカウントを行う。256ビットのカ
ウント結果S21に基づいて、さらにカウンタ22がカ
ウントを行う。ここで、デコーダ23は、各カウンタ2
1,22のカウント値C21,C22をデコードするこ
とによってアドレスA20を作成してDM10に送る。
ES動作を行う場合には、DM10では、アドレスA2
0によって示される場所に入力データを9ビットのデー
タを順に書き込む。ES回路の動作の場合、DM10は
768WORD×9BIT の構成として用いられる。RCNT
40において、カウンタ41は読出しクロックRCLKに同
期した256ビットのカウントを行う。このとき、読出
し制御回路42はカウンタ41のカウント終了信号S4
1をカウントする3ビットカウンタとして動作する。デ
コーダ43は各カウンタ41と読出し制御回路42の出
力であるカウント値C41,C42を合成したカウント
値をデコードする。デコーダ43のデコード結果の読出
しデコード値S40がACM30に与えられ、ACM3
0は、読出しデコード値S40に基づくアドレスA30
をDM10へ送る。アドレスA30によって示される位
置に格納しているデータが、DM10から読み出され
る。この場合、順次DM10に与えられるアドレスA3
0の順序は、DM10に入力データが書き込まれた順序
と同じである。
の先頭が設定され、カウンタ21はクロックWCLKに同期
した256ビットのカウントを行う。256ビットのカ
ウント結果S21に基づいて、さらにカウンタ22がカ
ウントを行う。ここで、デコーダ23は、各カウンタ2
1,22のカウント値C21,C22をデコードするこ
とによってアドレスA20を作成してDM10に送る。
ES動作を行う場合には、DM10では、アドレスA2
0によって示される場所に入力データを9ビットのデー
タを順に書き込む。ES回路の動作の場合、DM10は
768WORD×9BIT の構成として用いられる。RCNT
40において、カウンタ41は読出しクロックRCLKに同
期した256ビットのカウントを行う。このとき、読出
し制御回路42はカウンタ41のカウント終了信号S4
1をカウントする3ビットカウンタとして動作する。デ
コーダ43は各カウンタ41と読出し制御回路42の出
力であるカウント値C41,C42を合成したカウント
値をデコードする。デコーダ43のデコード結果の読出
しデコード値S40がACM30に与えられ、ACM3
0は、読出しデコード値S40に基づくアドレスA30
をDM10へ送る。アドレスA30によって示される位
置に格納しているデータが、DM10から読み出され
る。この場合、順次DM10に与えられるアドレスA3
0の順序は、DM10に入力データが書き込まれた順序
と同じである。
【0012】以上のように、本実施例では、互いに分離
独立した書込みクロックWCLKと読出しクロックRCLKと
に、それぞれ同期した動作を行うWCNT20とRCN
T40とを設け、そのWCNT20がDM10に対する
データの書込み位置を指示し、RCNT40がACM3
0を介して読出し位置を指示する。そのため、ES動作
が可能になっている。さらに、RCNT40は、カウン
ト値C22を参照し、書込み面と読出し面を異ならせ、
読出し順次と書込み順序とが面単位で異なるデコード値
を生成するようにしたので、1個のLSIで、ES動作
とタイムスロット変換を行うTSW動作とを実施するE
S回路とTSW回路の共有回路を構成することができ
る。また、TSW動作を行う場合、書込み面と読出し面
の一致が避られる構成となっているので、DM10中の
メモリセルで、読出しと書込みが同時に行われることが
ないので、TSW回路の確実性が保証される。なお、本
発明は、上記実施例に限定されず種々の変形が可能であ
る。上記実施例では、ES回路としての動作とTSW回
路としての動作とを両方実施しているが、どちらの機能
も有しているので、いずれか一方のみを行う回路として
もよい。また、DM10の面の構成は、3面に限定され
ることがなく、使用目的に応じて面数を変更できる。
独立した書込みクロックWCLKと読出しクロックRCLKと
に、それぞれ同期した動作を行うWCNT20とRCN
T40とを設け、そのWCNT20がDM10に対する
データの書込み位置を指示し、RCNT40がACM3
0を介して読出し位置を指示する。そのため、ES動作
が可能になっている。さらに、RCNT40は、カウン
ト値C22を参照し、書込み面と読出し面を異ならせ、
読出し順次と書込み順序とが面単位で異なるデコード値
を生成するようにしたので、1個のLSIで、ES動作
とタイムスロット変換を行うTSW動作とを実施するE
S回路とTSW回路の共有回路を構成することができ
る。また、TSW動作を行う場合、書込み面と読出し面
の一致が避られる構成となっているので、DM10中の
メモリセルで、読出しと書込みが同時に行われることが
ないので、TSW回路の確実性が保証される。なお、本
発明は、上記実施例に限定されず種々の変形が可能であ
る。上記実施例では、ES回路としての動作とTSW回
路としての動作とを両方実施しているが、どちらの機能
も有しているので、いずれか一方のみを行う回路として
もよい。また、DM10の面の構成は、3面に限定され
ることがなく、使用目的に応じて面数を変更できる。
【0013】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、書込みクロックをカウントする 書込み用ビットカ
ウンタのカウント値のデコードを行い、書込みデコード
値を順次生成するWCNTと、読出しクロックをカウン
トする読出し用ビットカウンタのカウント値のデコード
を行い、読出しデコード値を順次生成するRCNTとを
備えている。そして、RCNTは、ES動作を実施する
場合には、読出し用ビットカウンタのカウント値をデコ
ードし、メモリにおける各データの書込み場所を書込み
順序と同じ順字で指示する読出しデコード値を順次生成
し、TSW動作を実施する場合には、書込み用ビットカ
ウンタのカウント値の上位ビットを参照して読出し用ビ
ットカウンタのカウント値をデコードし、多重化データ
が書込まれた各面を書込み順序とは異なる順序で指定す
ると共に、その指定した面では多重化データが書込まれ
た場所を書込み順序と同じ順序で指定する読出しデコー
ド値を順次生成するようにしている。そのため、書込み
データを読出すときの位相調整と、多重化データのタイ
ムスロット変換の両方が可能なES回路とTSW回路の
共有回路が実現できる。よって、デジタル装置等の構成
を簡素にできると共に、回路規模を小さくできる。
れば、書込みクロックをカウントする 書込み用ビットカ
ウンタのカウント値のデコードを行い、書込みデコード
値を順次生成するWCNTと、読出しクロックをカウン
トする読出し用ビットカウンタのカウント値のデコード
を行い、読出しデコード値を順次生成するRCNTとを
備えている。そして、RCNTは、ES動作を実施する
場合には、読出し用ビットカウンタのカウント値をデコ
ードし、メモリにおける各データの書込み場所を書込み
順序と同じ順字で指示する読出しデコード値を順次生成
し、TSW動作を実施する場合には、書込み用ビットカ
ウンタのカウント値の上位ビットを参照して読出し用ビ
ットカウンタのカウント値をデコードし、多重化データ
が書込まれた各面を書込み順序とは異なる順序で指定す
ると共に、その指定した面では多重化データが書込まれ
た場所を書込み順序と同じ順序で指定する読出しデコー
ド値を順次生成するようにしている。そのため、書込み
データを読出すときの位相調整と、多重化データのタイ
ムスロット変換の両方が可能なES回路とTSW回路の
共有回路が実現できる。よって、デジタル装置等の構成
を簡素にできると共に、回路規模を小さくできる。
【図1】本発明の実施例を示すES回路とTSW回路の
共有回路の構成ブロック図である。
共有回路の構成ブロック図である。
【図2】図1中のWCNTを示す構成ブロック図であ
る。
る。
【図3】図1中のRCNTを示す構成ブロック図であ
る。
る。
【図4】図3中の読出し制御回路の機能を示すブロック
図である。
図である。
【図5】図1中のWCNTの動作を示すタイムチャート
である。
である。
【図6】図1中のRCNTの動作を示すタイムチャート
である。
である。
【符号の説明】 10 DM 20 WCNT 30 ACM 40 RCNT A20 書き込みアドレス(書込みデコー
ド値) A30 読出しアドレス S40 読出しデコード値 C21,C22 カウント値
ド値) A30 読出しアドレス S40 読出しデコード値 C21,C22 カウント値
Claims (1)
- 【請求項1】 データを格納するメモリと、 書込みクロックをカウントする書込み用ビットカウンタ
を有し、該書込み用ビットカウンタのカウント値に対す
るデコードを行い前記メモリの書込み場所を示す書込み
デコード値を順次生成して該メモリに与え、該メモリに
前記データを書込ませる書込みカウンタ回路と、 前記書込みクロックとは分離独立した読出しクロックを
カウントする読出し用ビットカウンタを有し、該読出し
用ビットカウンタのカウント値に対するデコードを行い
前記メモリの読出し場所を示す読出しデコード値を順次
生成して前記メモリに与え、該メモリから前記データを
読出させる読出しカウンタ回路とを備え、 前記読出しカウンタ回路は、前記メモリから読出すデー
タの位相調整を行うエラスティックストア動作を実施す
る場合には、前記読出し用ビットカウンタのカウント値
をデコードし、該メモリにおける前記各データの書込み
場所を前記書込み順序と同じ順次で指示する前記読出し
デコード値を順次生成し、該メモリに多重化データが格
納されて該多重化データのタイムスロット変換を行うタ
イムスイッチ動作を実施する場合には、前記書込み用ビ
ットカウンタのカウント値のうちで該メモリを複数に分
割する面を指示する上位ビットを参照して該読出し用ビ
ットカウンタのカウント値をデコードし、該多重化デー
タが書込まれた各面を該書込み順序とは異なる順序で指
定すると共に該指定した面では該多重化データが書込ま
れた場所を該書込み順序と同じ順序で指定する前記読出
しデコード値を順次生成する構成にしたことを特徴とす
るエラスティックストア回路とタイムスイッチ回路の共
有回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6283883A JP2996601B2 (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | エラスティックストア回路とタイムスイッチ回路の共有回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6283883A JP2996601B2 (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | エラスティックストア回路とタイムスイッチ回路の共有回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08149527A JPH08149527A (ja) | 1996-06-07 |
JP2996601B2 true JP2996601B2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=17671417
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6283883A Expired - Fee Related JP2996601B2 (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | エラスティックストア回路とタイムスイッチ回路の共有回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2996601B2 (ja) |
-
1994
- 1994-11-18 JP JP6283883A patent/JP2996601B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08149527A (ja) | 1996-06-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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